スマートフォンの5G対応プランが続々と登場し、「データくりこし」機能が付いたプランも人気です。しかし、5G対応のくりこしプランにはいくつかの注意点があり、知らずに契約すると後悔することも。本記事では、5G対応くりこしプランの契約前に必ず確認しておきたい注意点やデメリット、賢い選び方をプロの視点から詳しく解説します。この記事を読めば、あなたに最適なプランが見つかるはずです。
【最重要】5G対応くりこしプランの契約前に知るべき注意点・落とし穴
5G対応のくりこしプランは、余ったデータを翌月に持ち越せる便利なサービスですが、契約前に知っておくべきいくつかの重要な注意点があります。これらのポイントを理解しておかないと、「思ったよりお得じゃなかった」「こんなはずではなかった」と後悔する可能性も。ここでは、特に注意すべき点を詳しく解説します。
この章で解説する主な注意点は以下の通りです。
- データくりこしには有効期限と上限がある！無制限ではない点に注意
- 「どこでも5G」はまだ先？5G提供エリアの現状と確認方法
- そのスマホで大丈夫？5G通信に必要な対応機種とは
- 使いすぎるとどうなる？通信速度制限の条件と影響
- 本当にお得？隠れたオプション料金や手数料に注意
- 乗り換え・解約も計画的に！プラン変更・解約時の違約金や手続きの注意点
データくりこしには有効期限と上限がある！無制限ではない点に注意
まず理解しておくべきなのは、データくりこしには有効期限と上限が設定されているという点です。多くのプランでは、くりこせるデータ容量には上限があり、例えば「当月のプラン容量まで」といった制限が設けられています。つまり、大容量プランを契約していても、くりこせるのはそのプランの基本データ容量分までとなるケースが一般的です。際限なくデータが溜まっていくわけではありません。
さらに、くりこしたデータには有効期限があります。一般的には翌月末までとされており、この期限を過ぎるとくりこしたデータは消滅してしまいます。そのため、「大量にデータをくりこして、数ヶ月後にまとめて使う」といった使い方は基本的にできません。毎月コンスタントにデータを消費するユーザーにとってはメリットがありますが、月によってデータ使用量に大きな波があるユーザーは、くりこしデータを失効させてしまう可能性も考慮する必要があります。契約前には、利用するプランのくりこし上限容量と有効期限を必ず確認しましょう。
「どこでも5G」はまだ先？5G提供エリアの現状と確認方法
次に注意したいのが、5Gの提供エリアです。5G通信は高速大容量が魅力ですが、その恩恵を受けられるのは5G提供エリア内に限られます。2025年現在、都市部を中心にエリアは拡大していますが、全国どこでも利用できるわけではありません。特に郊外や山間部、建物内などではまだ5Gが繋がりにくい場所も多く存在します。
契約前に、ご自身の生活圏（自宅、職場、よく訪れる場所など）が5Gエリアに対応しているかを確認することが非常に重要です。各キャリアの公式サイトでは、詳細な5G提供エリアマップが公開されています。このマップで、ピンポイントで住所を入力して確認することをお勧めします。「自分の地域はだいたい5Gだろう」という思い込みは禁物です。せっかく5Gプランを契約しても、ほとんど4Gしか利用できないのでは意味がありません。また、エリア内であっても、電波状況によっては期待した速度が出ない場合もあることも理解しておきましょう。
そのスマホで大丈夫？5G通信に必要な対応機種とは
5G通信を利用するためには、5Gに対応したスマートフォンが必要不可欠です。現在使用しているスマートフォンが4G専用機である場合、5G対応プランを契約しても5G通信は利用できません。プラン変更と同時に、5G対応機種への買い替えも検討する必要があります。
また、5G対応機種であっても、キャリアによっては利用できる周波数帯（バンド）が異なる場合があります。例えば、A社の5Gプランを契約する場合、A社が提供する5Gバンドに対応した機種でなければ、快適な5G通信は期待できません。SIMフリー端末を利用する場合や、中古で端末を購入する際には、契約予定のキャリアの5Gバンドに適合しているかを事前にしっかりと確認しましょう。対応機種のリストは各キャリアの公式サイトで確認できます。機種変更には費用もかかるため、プラン料金だけでなく、端末代金も含めたトータルコストで検討することが大切です。
使いすぎるとどうなる？通信速度制限の条件と影響
くりこしプランであっても、月間のデータ容量を使い切った場合や、短期間に大量のデータ通信を行った場合には、通信速度が制限されることがあります。速度制限がかかると、ウェブサイトの表示が遅くなったり、動画の読み込みに時間がかかったりするなど、インターネットの利用が著しく不便になります。
速度制限の条件はプランによって異なります。例えば、「月間データ容量超過後は最大1Mbps」「3日間で10GB以上利用すると翌日速度制限」といった具体的な条件が定められています。どのような場合に速度制限がかかるのか、制限時の速度はどの程度なのかを事前に把握しておくことが重要です。特に、くりこしたデータを利用している期間も、これらの速度制限の対象となる場合があるので注意が必要です。データチャージオプションの有無や料金も確認しておくと、万が一データが不足した際にも安心です。
本当にお得？隠れたオプション料金や手数料に注意
月額料金が安く見えるプランでも、実際には様々なオプション料金や手数料が発生する場合があります。例えば、5G通信を利用するために別途オプション加入が必要だったり、テザリングの利用が有料だったりするケースです。また、契約事務手数料やSIMカード発行手数料、機種変更時の手数料なども考慮に入れる必要があります。
くりこしプラン自体は魅力的でも、これらの追加費用を含めると、結果的に他のプランの方が安くなることもあり得ます。契約前には、プランの基本料金だけでなく、必要となる可能性のあるオプションの内容と料金、各種手数料についてもしっかりと確認しましょう。特に「〇ヶ月間無料」といったキャンペーンは、無料期間終了後の料金がどうなるのかを把握しておくことが肝心です。細かい文字で書かれている注意書きも見逃さないようにしましょう。
乗り換え・解約も計画的に！プラン変更・解約時の違約金や手続きの注意点
契約したプランが自分に合わなかった場合や、より魅力的なプランが登場した場合に備えて、プラン変更や解約時の条件も確認しておくことが大切です。特に、いわゆる「縛り」のあるプランの場合、契約期間の途中で解約すると高額な違約金が発生することがあります。最近では違約金が廃止されたり、低額になったりする傾向にありますが、全てのプランがそうとは限りません。
また、MNP（ナンバーポータビリティ）を利用して他社に乗り換える際には、MNP転出手数料がかかる場合もあります（現在は無料化が進んでいます）。プラン変更や解約の手続きがオンラインで簡単にできるのか、店舗での手続きが必要なのかといった点も、事前に確認しておくとスムーズです。契約期間、違約金の有無と金額、解約手続きの方法などを把握し、将来的なプラン変更や乗り換えの可能性も考慮してプランを選びましょう。
そもそも5G対応くりこしプランとは？基本をわかりやすく解説
最近よく耳にする「5G対応くりこしプラン」。具体的にどのようなプランなのか、基本からおさらいしておきましょう。このプランのメリットを最大限に活かすためには、その仕組みや5G通信の特徴を理解しておくことが重要です。
この章では、以下の基本的な情報を解説します。
- データくりこしプランの基本的な仕組み
- 5G通信とは？4Gとの違いとメリット・デメリット
- 主な提供キャリアとプラン概要（au、UQ mobile、povoなど）
データくりこしプランの基本的な仕組み
データくりこしプランとは、契約している月間のデータ容量のうち、使い切れずに余ったデータ通信量を翌月に持ち越して利用できるサービスです。例えば、月間10GBのプランを契約していて、ある月に7GBしか使わなかった場合、残りの3GBが翌月にくりこされ、翌月は基本の10GBに加えてくりこした3GBの合計13GBを利用できる、といった仕組みです。
これにより、月によってデータ使用量にばらつきがある人でも、データを無駄なく活用しやすくなります。ただし、前述の通り、くりこせるデータ容量には上限があり、有効期限も設定されているのが一般的です。通常、くりこしたデータから先に消費されるため、効率的にデータを使える点がメリットと言えるでしょう。この仕組みを理解することで、自分に合ったデータ容量のプランを選びやすくなります。
5G通信とは？4Gとの違いとメリット・デメリット
5Gとは「第5世代移動通信システム」の略称で、現在主流の4G（LTE）に続く次世代の通信技術です。5Gの主な特徴として、「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」の3つが挙げられます。
メリットとしては、4Gに比べて通信速度が格段に速いため、高画質な動画のストリーミング再生や大容量ファイルのダウンロードがスムーズに行えます。また、遅延が少ないため、オンラインゲームやリアルタイムでの遠隔操作などがより快適になります。多数のデバイスを同時に接続できるため、IoT化が進む現代社会において重要な役割を担うと期待されています。
一方、デメリットとしては、まだ提供エリアが限定的であること、5G対応の端末が必要であること、そしてプランによっては4Gプランよりも料金が高めになる場合があることなどが挙げられます。また、5Gの電波は4Gに比べて直進性が強く、障害物に弱いという特性もあるため、屋内や地下などでは繋がりにくい場合があります。これらのメリット・デメリットを理解した上で、5Gプランの必要性を検討することが大切です。
主な提供キャリアとプラン概要（au、UQ mobile、povoなど）
日本国内で5G対応のくりこしプランを提供している主なキャリアとしては、大手キャリアのサブブランドやオンライン専用プランが中心となります。代表的なものとして、auの「使い放題MAX 5G」シリーズ（一部データシェアで実質くりこしのような使い方が可能）、UQ mobileの「くりこしプラン +5G」、そしてpovo2.0のデータトッピングなどが挙げられます。
UQ mobileの「くりこしプラン +5G」は、S・M・Lの3つのデータ容量から選べ、余ったデータを翌月にくりこせるシンプルなプランです。auの高品質な5G回線を利用できるのが特徴です。povo2.0は基本料金0円で、必要なデータ容量を「トッピング」として都度購入する形式です。購入したデータトッピングには有効期限がありますが、期限内であれば実質的にくりこしと同じように利用できます。これらのプランは、それぞれ料金体系やサービス内容、くりこしの条件などが異なるため、自分の使い方に合ったプランを比較検討することが重要です。各社の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
主要キャリア別！5G対応くりこしプランの特徴と注意点比較
5G対応のくりこしプランは、複数のキャリアから提供されています。ここでは、代表的なキャリアであるau、UQ mobile、povo2.0のプランに焦点を当て、それぞれの特徴と契約時に特に注意すべき点を比較しながら解説します。ご自身の利用スタイルに最適なプランを見つけるための参考にしてください。
この章で比較する主なキャリアとプランは以下の通りです。
- auの5Gくりこし関連プラン：特徴と注意すべきポイント
- UQ mobile「くりこしプラン +5G」：詳細と契約時の注意点
- povo2.0のデータトッピング：5G利用とくりこしの注意点
auの5Gくりこし関連プラン：特徴と注意すべきポイント
auのメインブランドでは、「使い放題MAX 5G」シリーズなどデータ容量無制限のプランが主力ですが、これらのプランでは基本的にデータのくりこしはありません。しかし、「データシェア」や「テザリングオプション」を組み合わせることで、家族間や複数デバイス間でデータを分け合い、結果的に無駄なく使える場合があります。例えば、家族でデータ容量を共有し、余った分を翌月に他の家族が利用するといった形です。これは厳密な「くりこし」とは異なりますが、データ利用の柔軟性を高める一つの方法と言えるでしょう。
注意点としては、これらのプランは比較的高価格帯であること、そしてデータシェアの利用には別途申し込みや条件が必要な場合があることです。また、auの5Gエリアは広いものの、無制限プランであっても、一定期間内に大量のデータ通信を行うと速度制限がかかる可能性がある点も留意が必要です。純粋な「くりこし」を求める場合は、サブブランドのUQ mobileやpovo2.0を検討する方が直接的かもしれません。auで契約する場合は、サポート体制の充実度や、auスマートバリューなどの割引サービスとの組み合わせも考慮に入れると良いでしょう。
UQ mobile「くりこしプラン +5G」：詳細と契約時の注意点
UQ mobileの「くりこしプラン +5G」は、その名の通りデータくりこしと5G通信に対応したプランで、多くのユーザーにとって有力な選択肢の一つです。プランは「トクトクプラン（1GB/15GB）」「コミコミプラン（20GB）」「ミニミニプラン（4GB）」といった形で提供されており（2025年5月時点、プラン名は変更される可能性あり）、余ったデータ容量を翌月にまるまるくりこせるのが大きな特徴です。くりこし上限は、当月のプランの基本データ容量までとなります。
注意点としては、くりこしたデータの有効期限は翌月末までであること。また、節約モード（データ消費ゼロで低速通信）利用時の通信速度がプランによって異なる点や、一部プランでは国内通話かけ放題がオプションとなっている点などが挙げられます。5Gエリアはauと同じですが、利用する端末がUQ mobileの5Gに対応しているかを確認する必要があります。契約事務手数料やSIMカード発行手数料も事前に確認しておきましょう。比較的シンプルで分かりやすい料金体系ですが、細かい条件は契約前にしっかり目を通すことが大切です。
povo2.0のデータトッピング：5G利用とくりこしの注意点
povo2.0は、基本料金0円で、必要なデータ容量や通話オプションを「トッピング」として都度購入するユニークな料金プランです。購入したデータトッピングには有効期限が設定されており、この期限内であれば使い切れなかったデータは実質的にくりこされる形になります。例えば、「データ追加3GB（30日間有効）」を購入し、30日以内に使い切れなければそのデータは失効しますが、期限内に次のデータトッピングを購入すれば、継続してデータを利用できます。5G通信も追加料金なしで利用可能です。
注意点としては、データトッピングには様々な種類があり、それぞれ有効期限と容量が異なるため、自分の利用ペースに合わせて計画的に購入する必要があることです。うっかり有効期限を切らしてしまうと、データが使えなくなるだけでなく、180日間以上有料トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除となる可能性もあります。また、サポートはオンラインチャットが中心となるため、対面サポートを重視する人には不向きかもしれません。自由度が高い反面、ある程度の自己管理が求められるプランと言えるでしょう。
あなたに合うのはどれ？5G対応くりこしプランがおすすめな人と注意が必要な人
5G対応のくりこしプランは、全ての人にとって最適な選択とは限りません。ご自身のスマートフォンの使い方やライフスタイルによって、そのメリットを最大限に享受できる人もいれば、逆にあまり恩恵を感じられない、あるいは注意が必要な人もいます。ここでは、どのような人に5G対応くりこしプランがおすすめで、どのような人が注意すべきかを具体的に解説します。
5G対応くりこしプランがおすすめなのは、以下のような方々です。
- 月によってデータ使用量に波がある人：仕事やプライベートの状況で、月々のデータ消費量が変わる方には、余ったデータを翌月に持ち越せるくりこしプランは非常に有効です。データが少ない月は節約し、多い月に備えることができます。
- データを無駄にしたくない堅実な人：支払った料金分のデータはきっちり使い切りたいと考える方にとって、くりこし機能は魅力的に映るでしょう。
- 最新の5G通信を試してみたいが、エリアや対応機種に不安がある人：くりこしプランは比較的低容量から始められるものも多いため、まずは試してみたいというニーズにも応えやすいです。ただし、5Gエリアと対応機種の確認は必須です。
- 格安SIMやオンライン専用プランで通信費を抑えたい人：UQ mobileやpovo2.0のようなキャリアでは、比較的安価に5G対応のくりこしプランを利用できます。
一方で、以下のような方は、5G対応くりこしプランの契約に際して注意が必要か、あるいは他のプランの方が適している可能性があります。
- 毎月ほぼ同じ量のデータをコンスタントに消費する人：データが余ることも不足することも少ない場合、くりこしのメリットはあまり感じられないかもしれません。むしろ、自分の平均使用量に合った固定容量のプランの方がシンプルな場合があります。
- 5G提供エリア外に住んでいる、またはほとんどそのエリアで活動しない人：5Gの恩恵を受けられないのであれば、あえて5G対応プランを選ぶ必要性は低いです。4Gプランの方が安価な場合もあります。
- 5G対応機種を持っていない、または購入予定がない人：5G通信を利用するには対応機種が必須です。機種変更のコストも考慮に入れる必要があります。
- 非常に多くのデータ（月50GB以上など）を毎月利用するヘビーユーザー：くりこしプランのデータ容量では不足する場合、大手キャリアのデータ無制限プランの方が結果的にコストパフォーマンスが良いことがあります。くりこし上限にも注意が必要です。
- 複雑な条件や有効期限の管理が苦手な人：くりこしデータの有効期限や、povo2.0のようなトッピング形式のプラン管理が面倒だと感じる方には、よりシンプルなプランが向いているかもしれません。
ご自身の利用状況を客観的に把握し、メリットとデメリット、そして注意点を総合的に比較検討することが、最適なプラン選びの鍵となります。
契約前に最終チェック！5Gくりこしプランで後悔しないための確認リスト
5G対応のくりこしプランは魅力的ですが、契約してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないためには、事前の確認が非常に重要です。ここでは、契約前に必ずチェックしておきたい項目をリスト形式でまとめました。このリストを使って、漏れなく確認しましょう。
以下のチェックリストを活用して、後悔のないプラン選びをしてください。
- 5G提供エリアの確認
- 自宅、職場、学校など、よく利用する場所は5Gエリア内ですか？
- キャリアの公式サイトで最新のエリアマップを確認しましたか？
- 対応機種の確認
- 現在使用している、または購入予定のスマートフォンは5Gに対応していますか？
- 契約予定のキャリアが提供する5Gバンド（周波数帯）に対応していますか？
- データくりこしの条件確認
- くりこせるデータ容量の上限はどれくらいですか？（例：当月の基本データ容量まで、など）
- くりこしたデータの有効期限はいつまでですか？（例：翌月末まで、など）
- くりこしたデータと当月分のデータ、どちらが先に消費されますか？
- 料金プランの詳細確認
- 月額基本料金はいくらですか？
- 通話料は含まれていますか？含まれていない場合、通話オプションの料金は？
- 5G利用に追加料金はかかりますか？
- データ容量超過後の通信速度と、速度制限解除の料金は？
- テザリングは利用できますか？有料ですか、無料ですか？容量制限はありますか？
- 各種手数料の確認
- 契約事務手数料はいくらですか？
- SIMカード発行手数料やeSIM発行手数料はかかりますか？
- MNP転出手数料はかかりますか？（現在は原則無料）
- 機種変更時の手数料は？
- 契約期間と解約条件の確認
- 最低利用期間や契約期間の縛りはありますか？
- 期間内解約の場合、違約金は発生しますか？その金額は？
- 解約やMNP転出の手続きはどのように行いますか？（オンライン、店舗など）
- サポート体制の確認
- 困ったときの問い合わせ方法は？（電話、チャット、店舗など）
- 店舗サポートは受けられますか？その場合、お近くに店舗はありますか？
- キャンペーン・割引の確認
- 適用されるキャンペーンや割引はありますか？
- その適用条件と期間は？（例：「〇ヶ月間割引」終了後の料金は？）
これらの項目を一つ一つ丁寧に確認することで、ご自身の利用スタイルに本当に合ったプランかどうかを見極めることができます。特に赤字で強調したポイントは、見落としがちな部分や後でトラブルになりやすい部分なので、念入りにチェックしましょう。
【疑問解決】5G対応くりこしプランに関するよくある質問
くりこしプランの5Gでデメリットはありますか？
はい、いくつか考えられるデメリットがあります。まず、5Gの提供エリアがまだ限定的であるため、どこでも5Gの恩恵を受けられるわけではありません。また、5G通信を利用するには5G対応のスマートフォンが必要となり、機種変更に伴う費用が発生する場合があります。さらに、プランによっては4Gプランよりも月額料金が高めに設定されていることもあります。くりこし機能自体にも、くりこせるデータ容量の上限や有効期限があるため、無制限にデータが蓄積されるわけではない点も理解しておく必要があります。これらの点を考慮し、ご自身の利用状況と照らし合わせてメリット・デメリットを比較検討することが重要です。
くりこしプランの5Gでの繰り越しデータ容量に上限はありますか？
はい、ほとんどのくりこしプランでは、繰り越せるデータ容量に上限が設定されています。一般的には、契約しているプランの月間基本データ容量がそのまま繰り越し上限となるケースが多いです。例えば、月間15GBのプランを契約していれば、最大15GBまで翌月に繰り越せる、といった具合です。これを超えるデータ量を繰り越すことはできません。また、繰り越したデータには有効期限（通常は翌月末まで）があるため、この期限を過ぎると利用できなくなります。契約するプランの繰り越し上限と有効期限は、必ず事前に確認しましょう。
auのくりこしプランで5Gは利用できますか？
auのメインブランドの料金プラン（例：「使い放題MAX 5G」など）は、基本的にデータ容量無制限または大容量プランが中心で、明確な「くりこし」を謳ったプランは少ないです。ただし、これらのプランは標準で5Gに対応しています。実質的にくりこしのような使い方をするには、家族間でデータ容量を分け合える「データシェア」サービスなどを利用する方法がありますが、これは直接的なくりこしとは異なります。もし、au回線で明確なデータくりこし機能と5Gを利用したい場合は、サブブランドであるUQ mobileの「くりこしプラン +5G」や、オンライン専用プランのpovo2.0を検討するのが一般的です。これらのプランでは、余ったデータを翌月に繰り越して5G通信で利用できます。
UQモバイルのくりこしプランMやLは5Gに対応していますか？
はい、UQ mobileの「くりこしプラン +5G」は、その名の通り5G通信に対応しています。これには、過去に提供されていた「くりこしプランM +5G」や「くりこしプランL +5G」も含まれます（プラン名は時期によって変更されることがありますので、最新情報は公式サイトでご確認ください）。これらのプランを契約し、5G対応のスマートフォンを利用していれば、UQ mobileの5G提供エリア内で5G通信を利用することが可能です。UQ mobileはauのサブブランドであるため、auの高品質な5Gネットワークを利用できるのが特徴です。ただし、5Gエリアの確認と、お使いの端末がUQ mobileの5Gに対応しているかの確認は事前に行いましょう。
くりこしたデータはいつから利用できますか？有効期限は？
くりこしたデータが利用可能になるタイミングは、通常、翌月の初日（1日）からです。例えば、5月に余ったデータは6月1日から利用できるようになります。そして、多くのプランでは、くりこしたデータから優先的に消費される仕組みになっています。これにより、当月分のデータが無駄になるのを防ぎやすくなっています。
くりこしたデータの有効期限は、一般的に「翌月末まで」と設定されています。つまり、5月にくりこしたデータは、6月30日まで利用可能で、7月1日になると失効してしまいます。この有効期限を過ぎるとデータは消滅してしまうため、計画的に利用することが大切です。具体的な利用開始タイミングや有効期限は、契約するプランの提供条件を必ず確認してください。
5Gと4Gの通信は自動で切り替わりますか？手動での設定は必要？
はい、基本的には5Gと4G（LTE）の通信は自動で切り替わります。5G対応のスマートフォンを利用していて、5G提供エリア内にいれば優先的に5Gに接続し、5Gエリア外に出たり、電波状況が悪くなったりすると自動的に4G（LTE）に切り替わります。ユーザーが都度手動で設定を変更する必要はありません。これにより、常に最適な通信環境でスマートフォンを利用できます。
ただし、スマートフォンの設定で意図的に「4Gのみを使用する」といった設定にしている場合は、5Gエリア内でも5Gに接続されません。通常は「5Gオート」や「5G優先」のような設定になっていれば問題ありません。また、バッテリー消費を抑えるために一時的に4Gに固定したい場合などは、手動で設定を変更することも可能です。お使いの機種の設定メニューを確認してみてください。
テザリングで利用する場合もくりこしたデータは使えますか？追加料金は？
はい、多くのくりこしプランでは、テザリングで利用する際もくりこしたデータを含む契約データ容量を使用できます。つまり、スマートフォンをWi-Fiルーター代わりにしてパソコンやタブレットをインターネットに接続する場合も、くりこしたデータが消費の対象となります。
追加料金については、キャリアやプランによって対応が異なります。多くの格安SIMやサブブランドのプランではテザリングが無料で利用できますが、一部の大手キャリアのプランではテザリングが有料オプションであったり、月間の利用可能データ量に上限が設けられていたりする場合があります。5G対応くりこしプランを契約する際には、テザリングの可否、追加料金の有無、利用可能なデータ容量について、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。特に大容量のデータ通信をテザリングで行う予定がある場合は、注意が必要です。
海外ローミング中にくりこしデータは利用できますか？
いいえ、基本的に国内向けのくりこしプランでくりこしたデータは、海外ローミング中には利用できません。データくりこしは、あくまで日本国内での利用を前提としたサービスです。海外でデータ通信を利用する場合は、別途、海外ローミング用のデータプランに申し込むか、渡航先で利用できるSIMカードやWi-Fiルーターを用意する必要があります。
海外ローミングの料金は高額になることが多いため、渡航前に利用予定のキャリアが提供している海外向けプランの内容（料金、利用可能データ量、対象国など）をよく確認し、必要であれば事前に申し込んでおくことを強くおすすめします。くりこしデータがあるからといって、海外でそのまま使えるわけではないという点をしっかり理解しておきましょう。
まとめ
- 5Gくりこしプランはデータ無駄なく使えるが注意点も多い。
- くりこしデータには有効期限と上限がある。
- 5Gエリアは限定的、事前の確認が必須。
- 5G利用には対応機種が必要、購入コストも考慮。
- 速度制限の条件と制限時の速度を把握しておく。
- 隠れたオプション料金や手数料に注意。
- プラン変更・解約時の違約金や手続きも確認。
- auはデータシェアで実質くりこし風に使える場合も。
- UQ mobileはシンプルなくりこしプランが魅力。
- povo2.0はトッピング購入で実質くりこし、自己管理が重要。
- 月々のデータ使用量に波がある人におすすめ。
- 5Gエリア外や対応機種がない場合は恩恵薄い。
- 契約前にチェックリストで詳細確認を徹底。
- くりこしデータは通常翌月末まで有効。
- 海外ローミングではくりこしデータは使えない。
