英語を話す場面で、つい体がこわばったり、言葉が出てこなくなったりして、
「緊張」や「ナーバス」な気持ちに襲われることはありませんか?
「完璧に話さなければ」というプレッシャーや、間違いを恐れる気持ちは、多くの英語学習者が抱える共通の悩みです。
本記事では、そんなあなたの悩みに寄り添い、英語での「緊張」や「ナーバス」を乗り越えるための具体的な方法を徹底的に解説します。
まずは、自分の気持ちを正確に伝えるための英語表現から学び、次に緊張の原因を理解し、そして実践的な対策を身につけていきましょう。
この記事を読み終える頃には、きっと自信を持って英語と向き合えるようになるはずです。
「緊張」や「ナーバス」を英語でどう表現する?ニュアンスの違いと使い分け

日本語の「緊張する」という一言には、様々な状況や感情が含まれています。
英語では、そのニュアンスに応じて異なる表現を使い分けることが大切です。ここでは、代表的な英語表現とその使い分けを詳しく見ていきましょう。
最も一般的な「nervous」:不安や心配を伴う緊張
「nervous」は、日本語の「ナーバスになる」という表現にも通じる、最も一般的で幅広い状況で使われる「緊張」を表す言葉です。試験前や面接、大勢の前での発表など、プレッシャーを感じる場面でよく使われます。不安や心配が根底にある一時的な心理状態を指すことが多いのが特徴です。
例えば、「I’m nervous about my presentation tomorrow.(明日のプレゼンテーションが緊張する。)」のように使えます。また、身体的な反応として「My hands get nervous and shaky when I have to speak in front of a large audience.(大勢の前で話さなくてはいけない時、手が震えて緊張します。
)」という表現も可能です。
「anxious」:より強い不安や心配、切迫感
「anxious」は「nervous」と似ていますが、より強い不安や心配、そして切迫感を伴う「緊張」を表します。漠然とした不安や、先の見えない状況に対する心配など、精神的な負担が大きい場合に用いられることが多いです。
例えば、「I’m feeling anxious about the upcoming surgery.(今度の手術のことで緊張している。)」のように、重大な出来事に対する深い不安を表現する際に適しています。
「tense」:心身が張り詰めた状態の緊張
「tense」は、心や体がピンと張り詰めているような状態、つまり物理的な緊張感やピリピリとした雰囲気を表す際に使われます。
例えば、試合前や緊迫した会議の雰囲気など、「The atmosphere in the room was tense.(部屋の雰囲気は張り詰めていた。)」のように使えます。また、筋肉がこわばっている状態を指すこともあります。
ネイティブが使うユニークな表現
上記以外にも、ネイティブスピーカーは様々な表現で「緊張」の気持ちを表します。これらの表現を知ることで、より豊かな英語表現が可能になります。
Butterflies in one’s stomach:そわそわする期待感や不安
直訳すると「お腹の中に蝶々がいる」という意味で、期待や興奮、または不安からくるそわそわとした落ち着かない気持ちを表します。
例えば、好きな人に会う前や、初めての経験にワクワクするけれど少し不安な時などに「I have butterflies in my stomach.(ドキドキする、そわそわする。)」と使います。
Get the jitters:不安や心配で落ち着かない様子
「Get the jitters」は、不安や心配からくる緊張で、そわそわと落ち着かない様子を表すスラングです。イライラやビクビクするような緊張感にも使われます。
例えば、「I got the jitters before the big exam.(大試験の前に落ち着かなくなった。)」のように使えます。
Get keyed up:興奮を伴う強い緊張
「Get keyed up」は、非常に興奮している、または強い緊張状態にあることを表すスラングです。ポジティブな期待感と、それに伴う高揚した緊張感を表現する際に用いられます。
例えば、「They get keyed up about an exam.(彼らは試験のことでひどく緊張(興奮)している。)」といった使い方があります。
Go blank:緊張で頭が真っ白になる状態
「Go blank」は、緊張のあまり、言いたいことや考えるべきことが全く思い出せなくなる、頭が真っ白になる状態を表します。
プレゼンテーション中に言葉が出てこなくなった時などに「My mind went blank during the speech.(スピーチ中、頭が真っ白になった。)」と表現できます。
なぜ英語だと緊張する?その主な原因と心理的背景

日本語では問題なく話せるのに、英語になると急に緊張してしまうという経験は、多くの人が持っています。
この章では、英語を話す際に緊張してしまう主な原因と、その背景にある心理について深く掘り下げていきます。
完璧な英語を話さなければというプレッシャー
多くの英語学習者は、「完璧な英語を話さなければならない」という強いプレッシャーを感じています。
文法的に正しく、流暢に話すことを目指すあまり、少しでも間違えることを恐れて言葉が出てこなくなってしまうのです。しかし、ネイティブスピーカーでさえ、常に完璧な文法で話しているわけではありません。コミュニケーションの目的は、正確さよりも「伝えること」にあるという認識を持つことが大切です。
間違いを恐れる気持ちと他者の評価への懸念
「間違えたら恥ずかしい」「相手に英語が下手だと思われたくない」という気持ちも、緊張の大きな原因です。
特に、英語が堪能な相手やネイティブスピーカーを前にすると、自分の英語力が試されているように感じ、過度に意識してしまいます。しかし、相手はあなたの完璧な英語力よりも、一生懸命伝えようとする姿勢や誠実さを見ているものです。
経験不足と場慣れの欠如が引き起こす不安
英語を話す機会が少ないと、どうしても場慣れせず、未知の状況に対する不安から緊張しやすくなります。
特に、オンライン英会話や海外でのコミュニケーションなど、実践的な経験が不足していると、自信を持って話すことが難しくなります。経験を積むことで、徐々に緊張は和らぎ、自然に英語が口から出てくるようになるでしょう。
日本の文化的な背景が与える影響
日本の教育では、文法や正確さに重きを置く傾向があり、発言の機会が少ないことも、英語を話すことへの緊張感を高める要因となっています。
「英語=試験」というイメージが強く、ミスが許されないものだと無意識に感じてしまう心理的背景も影響していると考えられます。
英語での緊張やナーバスを乗り越えるための具体的なコツ

英語での緊張やナーバスを乗り越えるためには、心構えを変えるマインドセットのコツと、日々の実践的な準備や練習のコツの両方が重要です。
ここでは、それぞれのコツを具体的にご紹介します。
マインドセットを変えるコツ
まずは、英語を話すことに対する考え方を変えることから始めましょう。心の持ち方一つで、緊張は大きく和らぎます。
完璧を目指さず「伝えること」に焦点を当てる
英語を話す目的は、完璧な文法や発音で話すことではなく、自分の考えや気持ちを相手に「伝えること」です。
多少の間違いがあっても、伝えようとする姿勢があれば、相手は理解しようと努めてくれます。完璧主義を手放し、コミュニケーションを楽しむことに意識を向けましょう。
失敗は成長の機会と前向きに捉える
間違いを恐れる気持ちは、緊張の大きな原因ですが、失敗は英語力向上の貴重な機会です。
間違えることで、どこが理解できていなかったのか、どうすればより正確に伝えられるのかを学ぶことができます。「間違える=成長のチャンス」と前向きに捉えることで、積極的に話す勇気が湧いてくるでしょう。
ポジティブなセルフトークで自信を高める
自分自身に肯定的な言葉をかける「ポジティブなセルフトーク」は、自信を高め、緊張を和らげるのに役立ちます。
「きっとうまくいく」「大丈夫、伝えられる」といった言葉を心の中で繰り返すことで、ネガティブな思考を打ち消し、前向きな気持ちで英語に臨むことができます。
実践的な準備と練習のコツ
マインドセットの変更と並行して、具体的な準備と練習を行うことで、緊張をさらに軽減できます。
深呼吸やストレッチで心身をリラックスさせる
緊張すると呼吸が浅くなり、体がこわばりがちです。
英語を話す前に、ゆっくりと深い深呼吸を数回繰り返したり、肩を回すなどの軽いストレッチをしたりすることで、心拍数が落ち着き、心身がリラックスします。
頻出フレーズや定型文をストックして準備する
会話の出だしや、意見を述べる際によく使うフレーズ、困ったときに時間稼ぎができる表現などを事前にストックしておきましょう。
これらの「型」を身につけておくことで、とっさに言葉が出てこないという不安が減り、スムーズに会話を進められます。
自己紹介や会話の出だしをテンプレート化する
オンライン英会話や初対面の外国人との会話では、自己紹介や会話の出だしで緊張することが多いものです。
これらの部分を事前にテンプレート化し、何度か練習しておくことで、自信を持って会話をスタートさせることができます。
小さなアウトプットを毎日繰り返して慣れる
英語での緊張を乗り越えるには、何よりも「慣れ」が重要です。
毎日少しずつでも英語を話す機会を作り、小さなアウトプットを繰り返しましょう。例えば、独り言で英語を話したり、英語学習アプリを使ったりするのも良い方法です。場数を踏むことで、英語を話すことへの抵抗感が薄れていきます。
英語を話す「キャラクター」を設定してみる
「英語を話す自分」に不自然さを感じる場合、英語を話すための「キャラクター」を設定してみるのも一つの方法です。
例えば、英語名を使ってみたり、好きな俳優やアイドルの話し方を真似てみたりすることで、「別の自分」として英語を話す感覚が生まれ、緊張が和らぐことがあります。
場面別!英語での緊張を和らげる方法

英語での緊張は、その場面によって感じ方が異なります。ここでは、特に緊張しやすい場面に焦点を当て、それぞれの状況で役立つ具体的な方法をご紹介します。
英語プレゼンテーションでの緊張を乗り越える方法
英語でのプレゼンテーションは、多くの人にとって特に緊張を伴う場面です。しかし、適切な準備と心構えで乗り越えることができます。
- 人前で繰り返し練習する:本番と同じ状況を想定し、家族や友人の前で何度も練習しましょう。録画して自分の話し方を確認するのも有効です。
- 簡単な表現を心がける:複雑な言い回しよりも、シンプルで分かりやすい英語を使うことで、話す側も聞く側も負担が減ります。
- 質疑応答の準備を徹底する:想定される質問とその回答を事前に準備しておくことで、不意の質問にも落ち着いて対応できます。
- 深呼吸とストレッチ:発表直前に深呼吸や軽いストレッチを行い、心身をリラックスさせましょう。
- 聴衆は味方だと信じる:「上手に話そう」という気持ちよりも、「伝えたい」という気持ちを大切にし、聴衆はあなたの話を楽しみにしていると信じましょう。
英会話レッスンでの緊張を和らげる方法
オンライン英会話や英会話スクールでのレッスンも、緊張しやすい場面の一つです。リラックスして会話を楽しむためのコツを掴みましょう。
- プライドを捨てて開き直る:間違いを恐れず、「間違っても大丈夫」という気持ちで臨むことが大切です。
- 自己紹介フレーズを準備する:レッスンの冒頭で使う自己紹介のフレーズを覚えておくと、スムーズに会話を始められます。
- レッスンに必要なフレーズを用意する:「もう一度言っていただけますか? (Could you say that again?)」や「チャットボックスに書いていただけますか? (Could you type that in the chat box?)」など、困ったときに使えるフレーズを準備しておきましょう。
- 予習をしっかり行う:教材を使ったレッスンの場合、事前に内容に目を通し、分からない単語やフレーズを調べておくことで、自信を持ってレッスンに臨めます。
- 初心者向けのコースを選ぶ:自分のレベルに合ったコースや、日本人講師、または日本語を話せる講師を選ぶことも、緊張を和らげる有効な方法です。
英語面接での緊張対策と成功するための心構え
英語での面接は、キャリアを左右する重要な場面であり、極度の緊張を伴います。万全の対策で臨みましょう。
- 頻出質問への回答を準備する:自己紹介、志望動機、長所・短所など、面接でよく聞かれる質問に対する回答を英語で準備し、声に出して練習しましょう。
- ロールプレイングで場慣れする:友人や英語の先生に面接官役をお願いし、模擬面接を繰り返すことで、本番での緊張を軽減できます。
- 企業文化や職務内容を深く理解する:応募先の企業や職務について英語で説明できるよう、事前にしっかりとリサーチしておきましょう。
- 落ち着いた話し方を心がける:緊張すると早口になりがちですが、意識的にゆっくりと、はっきりと話すことで、自信がある印象を与えられます。
- 質問を逆にする準備も:面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた際に、いくつか質問を用意しておくことで、積極性をアピールできます。
よくある質問

- 「緊張する」は英語で何と言いますか?
- 「ナーバス」と「nervous」は同じ意味ですか?
- 英語のプレゼンで緊張しない方法はありますか?
- 英会話で緊張する主な原因は何ですか?
- 緊張を和らげる英語のフレーズはありますか?
- ポジティブな緊張感を表す英語表現はありますか?
- 「落ち着く」は英語で何と言いますか?
- 緊張で体が震えることを英語でどう表現しますか?
「緊張する」は英語で何と言いますか?
最も一般的な表現は「nervous」です。その他にも、不安が強い場合は「anxious」、心身が張り詰めている場合は「tense」など、状況やニュアンスによって使い分けます。
「ナーバス」と「nervous」は同じ意味ですか?
日本語の「ナーバス」は英語の「nervous」に由来しており、多くの場合同じような意味で使われます。しかし、英語の「nervous」は、不安や心配を伴う一時的な心理状態を指すことが多く、日本語の「ナーバス」が持つ「神経質」という性格的な意味合いとは少し異なる場合があります。
英語のプレゼンで緊張しない方法はありますか?
人前で繰り返し練習する、簡単な表現を使う、質疑応答の準備を徹底する、深呼吸やストレッチでリラックスする、聴衆は味方だと信じる、といったコツがあります。
英会話で緊張する主な原因は何ですか?
完璧な英語を話さなければというプレッシャー、間違いを恐れる気持ち、経験不足と場慣れの欠如、日本の文化的な背景などが主な原因として挙げられます。
緊張を和らげる英語のフレーズはありますか?
「Take a deep breath.(深呼吸して。)」や「Relax.(リラックスして。)」、「Calm down.(落ち着いて。)」などが挙げられます。また、自分自身に「It’s okay to make mistakes.(間違えても大丈夫。)」と語りかけるのも良いでしょう。
ポジティブな緊張感を表す英語表現はありますか?
「excited(ワクワクする、興奮する)」や「get keyed up(興奮を伴う強い緊張)」などがポジティブな緊張感を表す際に使われます。また、「butterflies in one’s stomach」も、期待感と少しの不安が混じったそわそわした気持ちを表現できます。
「落ち着く」は英語で何と言いますか?
「落ち着く」は英語で「calm down」が一般的です。その他にも、「relax(リラックスする)」、「settle down(落ち着く、定着する)」、「chill out(くつろぐ、落ち着く)」などの表現があります。
緊張で体が震えることを英語でどう表現しますか?
「shake(震える)」や「tremble(震える、身震いする)」、「shiver(寒さや恐怖で震える)」といった言葉が使われます。例えば、「My hands are shaking because I’m nervous.(緊張で手が震えている。)」のように表現できます。
まとめ
- 「nervous」は不安や心配を伴う一般的な緊張を表す。
- 「anxious」はより強い不安や切迫感を伴う緊張を指す。
- 「tense」は心身が張り詰めた状態の緊張を表現する。
- 「butterflies in one’s stomach」はそわそわする期待感や不安。
- 「get the jitters」は不安で落ち着かない様子を表すスラング。
- 「get keyed up」は興奮を伴う強い緊張を意味する。
- 「go blank」は緊張で頭が真っ白になる状態を指す。
- 完璧な英語を話すプレッシャーが緊張の大きな原因。
- 間違いを恐れる気持ちや他者の評価への懸念も影響する。
- 経験不足と場慣れの欠如が不安を引き起こす。
- 日本の文化的な背景も緊張に影響を与える。
- 完璧を目指さず「伝えること」に焦点を当てることが大切。
- 失敗は成長の機会と前向きに捉える。
- ポジティブなセルフトークで自信を高める。
- 深呼吸やストレッチで心身をリラックスさせる。
- 頻出フレーズや定型文をストックして準備する。
- 自己紹介や会話の出だしをテンプレート化する。
- 小さなアウトプットを毎日繰り返して慣れる。
- 英語を話す「キャラクター」を設定してみるのも有効。
