海外への送金は、留学費用や海外在住の家族への仕送り、ビジネス取引など、さまざまな場面で必要になります。しかし、送金手数料に関する英語表現が分からず、困った経験はありませんか?本記事では、送金手数料を英語で伝えるための基本的な表現から、具体的な質問フレーズ、さらには海外送金にかかる費用を抑えるためのコツまで、詳しく解説します。
この記事を読めば、海外送金に関する英語でのコミュニケーションがスムーズになり、無駄な出費を減らすことにもつながるでしょう。
送金手数料に関する英語表現の基本

海外送金を行う際、まず知っておきたいのが「送金手数料」を意味する英語表現です。状況に応じて使い分けることで、より正確なコミュニケーションが可能になります。ここでは、主要な表現とそのニュアンスの違い、さらに手数料の種類に応じた英語表現をご紹介します。
「送金手数料」を表す主要な英語
「送金手数料」を表す英語はいくつかありますが、主に「remittance fee」「money transfer fee」「wire transfer fee」が使われます。これらの表現は類義語としてほぼ同じように使えますが、それぞれにわずかなニュアンスの違いがあります。例えば、「remittance fee」は口座の向こうにいる人に対する送金、つまり仕送りや個人間の送金といった文脈でよく用いられます。
一方、「money transfer fee」は銀行への送金全般を指すことが多く、より広範な状況で利用可能です。 また、「wire transfer fee」は電信送金、つまり銀行間の電子的な資金移動にかかる手数料を指す際に使われます。これらの表現を適切に使い分けることで、より正確な情報を伝えられるでしょう。
手数料の種類と関連する英語表現
送金手数料と一口に言っても、実際にはさまざまな種類の費用が含まれています。それぞれの種類に対応する英語表現を知っておくことは、費用の内訳を理解し、問い合わせる上で非常に重要です。例えば、一般的な「手数料」は「fee」や「charge」で表現されますが、これらには微妙な違いがあります。 「fee」は特定のサービスに対して支払われる専門的な料金や会費などを指すことが多く、一方「charge」はサービス利用にかかる一般的な料金や追加料金を指す傾向があります。
海外送金においては、以下のような手数料が考えられます。
- 送金手数料 (Sending fee / Outgoing transfer fee):送金を行う銀行やサービスが徴収する基本的な料金です。
- 受取手数料 (Receiving fee / Incoming transfer fee):受取側の銀行が徴収する手数料で、送金人がコントロールしにくい費用の一つです。
- 中継銀行手数料 (Intermediary bank fee / Correspondent bank fee):送金銀行と受取銀行の間で資金を中継する銀行が徴収する手数料です。 この手数料は事前に正確な金額が分かりにくいことが多く、受取額が減る原因となることがあります。
- 為替手数料 (Exchange rate margin / Currency exchange fee):市場レートと銀行が提示する為替レートの差額として隠れている実質的な手数料です。 送金額が大きくなるほど、この差額が総コストに与える影響は大きくなります。
- リフティングチャージ (Lifting charge):円のまま海外送金する場合や、外貨預金口座から送金する場合に発生する円貨取扱手数料です。
これらの手数料は、利用するサービスや送金方法によって発生の有無や金額が異なります。特に、為替手数料は表面上の送金手数料とは別に考慮すべき重要な要素です。
銀行やサービスに手数料を尋ねる英語フレーズ
実際に銀行や海外送金サービスに手数料について問い合わせる際には、具体的な英語フレーズを知っているとスムーズです。以下に、役立つ質問フレーズをいくつかご紹介します。
- How much is the remittance fee for international transfers?(国際送金の手数料はいくらですか?)
- What are the fees for sending money overseas?(海外送金にかかる費用は何ですか?)
- Are there any hidden fees for this transaction?(この取引に隠れた手数料はありますか?)
- Does the recipient have to pay any receiving fees?(受取人は受取手数料を支払う必要がありますか?)
- What is the exchange rate margin applied to this transfer?(この送金に適用される為替レートのマージンはどのくらいですか?)
- Could you tell me the total cost, including all fees and exchange rates?(全ての手数料と為替レートを含めた総費用を教えていただけますか?)
- Is there a fee for canceling a transfer?(送金をキャンセルする場合、手数料はかかりますか?)
これらのフレーズを使って、不明な点を明確にすることで、後々のトラブルを避けることにもつながります。特に、総費用や隠れた手数料について尋ねることは、賢い送金を行う上で非常に重要なポイントです。
海外送金サービスごとの手数料表記と確認方法

海外送金サービスは多種多様であり、それぞれ手数料の表示方法や料金体系が異なります。そのため、利用するサービスの手数料を正確に理解し、比較することが大切です。ここでは、主要な海外送金サービスでの手数料表示例と、隠れた手数料に注意するコツ、そして手数料を比較する際のポイントを解説します。
主要な海外送金サービスでの手数料表示例
海外送金サービスには、Wise(ワイズ)、Revolut(レボリュート)、PayPal(ペイパル)などのフィンテック企業や、各銀行が提供するサービスがあります。 これらのサービスは、それぞれ異なる手数料体系を持っています。
- Wise(ワイズ):Wiseは、リアルタイムの為替レート(仲値)を使用し、為替手数料の上乗せがないことが特徴です。 送金手数料は比較的低く抑えられており、少額から中額の送金で最安になるケースが多いとされています。 手数料は送金前に明確に表示されるため、総コストを把握しやすいのが利点です。
- Revolut(レボリュート):Revolutは、アプリで両替や送金が完結する金融アプリです。 平日であれば仲値で両替が可能ですが、週末は1%の為替手数料がかかることがあります。 ユーザー間の送金は無料ですが、送金限度額に注意が必要です。
- PayPal(ペイパル):PayPalは、メールアドレスだけで送金できる手軽さが魅力です。 送金手数料は一律499円ですが、為替レートに約4%の手数料が含まれるため、高額送金では割高になる傾向があります。
- 銀行(例:楽天銀行、三菱UFJ銀行など):多くの銀行では、送金手数料、中継銀行手数料、受取手数料、為替手数料など、複数の手数料が発生します。 楽天銀行のように1回750円という送金手数料が魅力のサービスもありますが、為替レートにマージンが上乗せされるため、総コストではWiseに劣る場合がある点に注意が必要です。 また、銀行送金は中継銀行を複数経由するため、着金に時間がかかり、事前に正確な手数料が分かりにくいという側面もあります。
これらのサービスは、それぞれメリットとデメリットがあるため、送金目的や金額、頻度に合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
隠れた手数料に注意!為替レートと手数料の関係
海外送金において、表面上の「送金手数料」だけを見てサービスを選ぶのは危険です。なぜなら、為替レートに隠れた手数料が含まれている場合があるからです。 多くの銀行や一部の送金サービスでは、市場の為替レートに独自のマージンを上乗せした「銀行所定のレート」を適用しています。 このマージンが実質的な為替手数料となり、送金額が大きくなるほど、その影響は無視できないものとなります。
例えば、送金手数料が「無料」と謳われていても、為替レートに3%のマージンが含まれていれば、100万円の送金では実質3万円のコストが発生することになります。
そのため、海外送金の総コストを比較する際は、送金手数料だけでなく、「適用される為替レートと市場レートの差」を必ず確認することが重要です。 リアルタイムの為替レート(仲値)に近いレートを提供しているサービスを選ぶことで、為替手数料を抑え、結果的に総コストを削減できる可能性があります。
手数料を比較する際のポイント
海外送金の手数料を比較する際には、以下のポイントに注目しましょう。
- 送金手数料(Transfer Fee):サービスごとに異なる基本的な料金です。固定額の場合と、送金額のパーセンテージで決まる場合があります。
- 為替レート(Exchange Rate):市場レート(仲値)と、サービスが提示するレートの差を確認します。この差が大きいほど、実質的な手数料が高くなります。
- 中継銀行手数料(Intermediary Bank Fee):銀行送金の場合に発生することが多く、事前に正確な金額が分かりにくい費用です。 フィンテック系のサービスでは、この手数料がかからないことが多いです。
- 受取手数料(Receiving Fee):受取側の銀行が徴収する手数料です。送金人が負担するか、受取人が負担するか、サービスによって異なります。
- 総コスト(Total Cost):送金手数料、為替手数料、その他発生しうる全ての手数料を含めた最終的な費用を比較することが最も重要です。 多くのサービスでは、送金シミュレーターを提供しているので、実際に送金したい金額でシミュレーションを行い、総コストを比較することをおすすめします。
これらのポイントを総合的に考慮することで、自分にとって最もお得な海外送金サービスを見つけることができるでしょう。複数のサービスを比較検討することが、費用を抑えるための第一歩です。
海外送金の手数料を抑えるコツ

海外送金にかかる手数料は、工夫次第で大きく抑えることが可能です。ここでは、サービス選びの重要性から送金方法による手数料の違い、そして為替レートの良いタイミングを見極める方法まで、費用を節約するための具体的なコツをご紹介します。
サービス選びの重要性
海外送金の手数料を抑える上で、最も重要なのが利用するサービスを慎重に選ぶことです。銀行と海外送金サービス(資金移動業者)では、手数料体系や送金スピード、利便性が大きく異なります。
- 銀行:長年の実績による信頼感や窓口での対面サポートがメリットですが、複数の銀行を経由するため、着金に時間がかかり、手数料も割高になる傾向があります。 送金手数料に加え、為替手数料、中継銀行手数料、受取手数料など、複数の費用が発生することが一般的です。
- 海外送金サービス(フィンテック企業):WiseやRevolut、PayPalなどのサービスは、自社で世界各国に銀行口座を保有し、独自ネットワーク内で資金をやり取りすることで、中継銀行コストを大幅に削減しています。 そのため、銀行に比べて手数料が安く、送金スピードも速い傾向があります。
特に、少額から中額の送金であれば、Wiseのようなフィンテック系のサービスが総コストを低く抑えられるケースが多いです。 サービスによっては、送金手数料が無料と謳っていても、為替レートに高いマージンが含まれている場合があるため、必ず総コストで比較することが大切です。
送金方法による手数料の違い
海外送金には、主に以下の方法があり、それぞれ手数料が異なります。
- オンライン送金:WiseやRevolutなどのオンラインサービスを利用する方法です。手続きが簡単で、手数料も比較的安価なことが多いです。
- 銀行窓口での送金:銀行の窓口で手続きを行う方法です。対面で相談できる安心感がありますが、オンライン送金に比べて手数料が高くなる傾向があります。
- ATMからの送金:一部の銀行ではATMからの海外送金も可能ですが、利用できるサービスや金額に制限がある場合があります。
- 国際郵便為替:郵便局を通じて送金する方法ですが、送金限度額や対応国が限られることがあります。
送金方法を選ぶ際には、手数料だけでなく、送金スピード、利便性、送金限度額なども考慮に入れると良いでしょう。例えば、緊急性の高い送金であれば、送金スピードの速いオンラインサービスが適しています。 一方、高額な送金や複雑な手続きが必要な場合は、銀行の窓口で相談する方が安心できるかもしれません。
為替レートの良いタイミングを見極める
海外送金において、為替レートは手数料と同様に総コストに大きな影響を与えます。 特に、為替手数料が上乗せされるサービスを利用する場合、為替レートの変動によって受取額が大きく変わることがあります。
為替レートの良いタイミングを見極めるコツとしては、以下の点が挙げられます。
- 市場レートの確認:常に市場の為替レート(仲値)をチェックし、変動の傾向を把握することが大切です。多くの金融情報サイトやアプリでリアルタイムのレートを確認できます。
- 為替レート通知サービス:Wiseなどの一部のサービスでは、目標の為替レートを設定しておくと、そのレートに達した際に通知してくれるサービスを提供しています。これを利用することで、有利なレートで送金できるタイミングを逃しにくくなります。
- 週末や祝日の送金を避ける:多くの金融機関では、市場が閉まっている週末や祝日に為替レートに高いマージンを上乗せする傾向があります。 そのため、可能であれば平日の市場が開いている時間帯に送金手続きを行うのがおすすめです。
為替レートは常に変動しているため、完璧なタイミングを見極めるのは難しいですが、これらのコツを活用することで、より有利な条件で送金できる可能性が高まります。
よくある質問

海外送金の手数料に関する疑問は尽きません。ここでは、読者からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
- 海外送金の手数料は誰が負担しますか?
- SWIFTコードとは何ですか?英語でどう説明しますか?
- 送金がキャンセルされた場合、手数料は返金されますか?
- 少額の送金でも手数料はかかりますか?
- 手数料が安い海外送金サービスはどれですか?
海外送金の手数料は誰が負担しますか?
海外送金の手数料負担には、主に3つのパターンがあります。
- SHA (Shared):送金銀行でかかる送金手数料は送金人が、それ以外の手数料(中継銀行・受取銀行でかかる手数料)は受取人が負担します。これが最も一般的な負担区分です。
- OUR (Sender pays all):全ての手数料(送金銀行・中継銀行・受取銀行でかかる手数料)を送金人が負担します。受取人が満額を受け取れるようにしたい場合に選択されますが、送金人の負担額は大きくなります。 ただし、送金人がOURを指定しても、中継銀行が独自に手数料を差し引くケースがあり、結果として受取人が満額を受け取れないこともあります。
- BEN (Beneficiary pays all):すべての手数料を受取人が負担する形式です。送金人にとってはコストが見えやすいですが、受取人の受取額が大幅に減る可能性があります。
どの負担区分を選択するかは、送金サービスや銀行によって異なります。送金手続きの際に、必ず確認するようにしましょう。
SWIFTコードとは何ですか?英語でどう説明しますか?
SWIFTコード(スイフトコード)は、国際銀行間金融通信協会(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)が定めた金融機関識別コードのことです。 別名「BICコード(Business Identifier CodeまたはBank Identifier Code)」とも呼ばれます。
海外送金において、送金側の銀行が受取側の銀行を特定するために使用される、8桁または11桁のアルファベットと数字で構成されたコードです。
英語で説明する際は、以下のように伝えることができます。
A SWIFT code, also known as a BIC (Bank Identifier Code), is a standard international code used to identify banks worldwide. It consists of 8 or 11 alphanumeric characters and is essential for international money transfers to ensure the funds reach the correct recipient bank.
(SWIFTコードは、BIC(銀行識別コード)とも呼ばれ、世界中の銀行を識別するために使用される国際的な標準コードです。8桁または11桁の英数字で構成されており、資金が正しい受取銀行に届くようにするために国際送金で不可欠です。)
SWIFTコードは、銀行コード、国コード、所在地コード、そして任意の支店コードで構成されています。 正しいSWIFTコードを使用しない場合、送金手数料を請求されたり、取引が処理されなかったりする可能性があるため、注意が必要です。
送金がキャンセルされた場合、手数料は返金されますか?
送金がキャンセルされた場合の手数料の返金については、利用する銀行や送金サービス、およびキャンセルのタイミングによって対応が異なります。一般的に、送金手続きが完了する前であれば手数料が返金される可能性が高いですが、すでに送金が実行されてしまっている場合は、手数料が返金されないこともあります。また、キャンセル手数料が発生する場合もあります。
キャンセルに関する規定は、各サービスの利用規約に記載されているため、事前に確認しておくことが大切です。不明な場合は、直接サービスプロバイダーのカスタマーサポートに問い合わせるのが最も確実な方法です。
少額の送金でも手数料はかかりますか?
はい、少額の送金でも手数料はかかることがほとんどです。多くの銀行や送金サービスでは、送金額にかかわらず一定の送金手数料が設定されています。ただし、サービスによっては、少額送金に特化した低手数料プランを提供している場合や、一定額以下の送金であれば手数料が無料になるキャンペーンを実施していることもあります。
少額の送金を頻繁に行う場合は、Wiseのように少額送金で総コストを抑えられるサービスを検討するのがおすすめです。 また、PayPalのように一律の送金手数料が設定されているサービスもありますが、為替手数料を含めると割高になる可能性もあるため、注意が必要です。
手数料が安い海外送金サービスはどれですか?
手数料が最も安い海外送金サービスは、送金金額、送金通貨、送金頻度など、個々の状況によって異なります。しかし、一般的に少額から中額(数万円〜50万円程度)の送金では、Wise(ワイズ)が最安になるケースが多いとされています。 Wiseはリアルタイムの為替レートを使用し、為替手数料の上乗せがないため、総コストを低く抑えることができます。
その他、楽天銀行は1回750円という送金手数料が魅力ですが、為替レートにマージンが上乗せされる点に注意が必要です。 PayPalは手軽さが魅力ですが、高額送金では為替手数料が割高になる傾向があります。 大口送金や法人利用では、SBI新生銀行なども選択肢になります。
最もお得なサービスを見つけるためには、実際に送金したい金額で複数のサービスのシミュレーターを利用し、総コストを比較検討することが重要です。
まとめ
- 「送金手数料」は英語で「remittance fee」「money transfer fee」「wire transfer fee」と表現する。
- 手数料には送金手数料、受取手数料、中継銀行手数料、為替手数料、リフティングチャージなどがある。
- 為替レートに隠れた手数料が含まれる場合があるため、表面上の送金手数料だけでなく総コストで比較する。
- 銀行とフィンテック系の海外送金サービスでは手数料体系が大きく異なる。
- Wiseはリアルタイムの為替レートを使用し、少額〜中額の送金で総コストを抑えやすい。
- Revolutは平日仲値での両替が可能だが、週末は為替手数料がかかる場合がある。
- PayPalは手軽だが、高額送金では為替手数料が割高になる傾向がある。
- 手数料を抑えるには、複数のサービスを比較検討し、送金目的や金額に合ったサービスを選ぶことが大切。
- 為替レートの良いタイミングを見極めるために、市場レートの確認や為替レート通知サービスを活用する。
- 週末や祝日の送金は、為替レートに高いマージンが上乗せされる可能性があるため避けるのがおすすめ。
- 海外送金の手数料負担にはSHA、OUR、BENの3パターンがある。
- SWIFTコードは銀行を特定する8桁または11桁の国際コードで、海外送金に不可欠。
- 送金キャンセル時の手数料返金は、サービスやタイミングによって異なるため、事前に規約を確認する。
- 少額送金でも手数料はかかるが、低手数料のサービスを選ぶことで費用を抑えられる。
- 最も手数料が安いサービスは、送金条件によって異なるため、シミュレーターで比較検討する。
