「小説家になろう」発の大人気SFファンタジー『航宙軍士官、冒険者になる』。面白い!と評判ですが、「原作の更新が止まってるけど、打ち切りなの?」「理由は?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
本記事では、そんな疑問にお答えすべく、「航宙軍士官、冒険者になる」の原作更新停止(打ち切り)の真相と理由、そしてコミカライズ版の現状について、最新情報を交えながら徹底解説します!作品の魅力やよくある質問にも触れていくので、ぜひ最後までご覧ください。
【結論】「航宙軍士官、冒険者になる」原作小説は更新停止中!打ち切りなの?
まず結論から。「航宙軍士官、冒険者になる」の原作小説(小説家になろう掲載版)は、2020年2月16日の更新を最後に、残念ながら長期にわたって更新が停止しています。
公式に「打ち切り」と発表されたわけではありません。しかし、すでに4年以上(※2025年4月現在)新しいエピソードが公開されておらず、作者である伊藤暖彦氏のSNSアカウントも更新が停止したままです。「小説家になろう」の作品ページにも「今後、次話投稿されない可能性が極めて高いです」という注意書きが表示されている状況。これらの状況から、多くの読者の間では事実上の打ち切り(更新停止、いわゆる「エタる」状態)と受け止められています。非常に残念ですが、現時点で原作小説の続きが公開される可能性は低いと言わざるを得ません。
なぜ?「航宙軍士官、冒険者になる」原作が更新停止(打ち切り)した理由
では、なぜこれほど人気のある作品の更新が止まってしまったのでしょうか? ファンならずとも気になるところです。しかし、更新が停止した明確な理由は、現在に至るまで公式には発表されていません。
考えられる理由や状況について、以下で詳しく見ていきましょう。
- 理由1:作者・伊藤暖彦氏の状況が不明
- 理由2:公式からのアナウンスがない
- 理由3:【憶測】他に考えられる要因は?
理由1:作者・伊藤暖彦氏の状況が不明
最も大きな要因として考えられるのが、作者である伊藤暖彦氏の現在の状況が全く分からないという点です。「小説家になろう」のマイページは最終更新が2020年2月ですし、活動報告などもありません。また、以前は活動されていたX(旧Twitter)のアカウントも、2020年以降は更新が停止したままとなっています。
読者としては、ご本人の健康状態や執筆環境、あるいは何か別の事情があったのではないかと心配になりますが、情報がないため全ては推測の域を出ません。作者からの発信がない限り、更新停止の直接的な理由を知ることは難しい状況です。ファンとしては、ただただ無事を祈り、いつかまた活動が再開されることを願うばかりです。
理由2:公式からのアナウンスがない
通常、連載作品が長期休載や打ち切りとなる場合、掲載プラットフォーム(この場合は「小説家になろう」運営)や、書籍化している場合は出版社(KADOKAWA)から何らかのアナウンスがあることが多いです。しかし、「航宙軍士官、冒険者になる」に関しては、作者だけでなく、運営や出版社からも更新停止の理由に関する公式な発表は一切ありません。
書籍版(ライトノベル)も2019年12月発売の4巻を最後に新刊が出ていない状況ですが、こちらも打ち切りや続刊に関する公式コメントは見当たりません。書籍版は売上も好調だったと言われており、「ラノベ好き書店員大賞2019」で単行本部門1位を獲得するなど評価も高かっただけに、この状況は不可解とも言えます。公式な情報がないため、読者は「なぜ?」という疑問を抱えたままになってしまっています。
理由3:【憶測】他に考えられる要因は?(※断定は避ける)
公式な理由が不明である以上、ここからはあくまで憶測の範囲になりますが、一般的にWeb小説の更新が停止する要因として考えられることを挙げてみます。ただし、これらが本作に当てはまるという証拠は一切ありません。
- 執筆モチベーションの低下: 作品の人気や評価とは別に、作者自身の創作意欲が何らかの理由で低下してしまうケース。
- プライベートな事情: 健康上の問題、仕事や学業との両立困難、家庭の事情など、執筆以外の個人的な理由で時間が取れなくなるケース。
- 書籍化・コミカライズ化に伴う問題: 出版社との意見の相違や、多忙による執筆スケジュールの破綻など。ただし、本作の場合は書籍化・コミカライズは順調に進んでいたように見えます。
- プロットや展開に行き詰まる: 物語を書き進める中で、今後の展開を考えられなくなってしまうケース。
繰り返しになりますが、これらはあくまで一般的な可能性であり、「航宙軍士官、冒険者になる」の更新停止の直接的な理由ではありません。安易な憶測は避け、公式な情報や作者からの発信を待つのが賢明でしょう。
原作の代わりに続きは読める?コミカライズ版の現状
原作小説の更新が止まってしまい、ガッカリしている方も多いでしょう。しかし、希望もあります! それがたくま朋正氏によるコミカライズ版の存在です。原作ファンにとっても、これから作品に触れる方にとっても、コミック版は非常に重要な存在となっています。
ここでは、コミカライズ版の現状について詳しくご紹介します。
- コミカライズ版は連載継続中!
- 原作を追い越しオリジナル展開へ?
- 作画・たくま朋正氏のコメント
- コミック版はどこで読める?最新刊情報も
コミカライズ版は連載継続中!
なんと、「航宙軍士官、冒険者になる」のコミカライズ版は、原作小説の更新が停止した後も、現在(2025年4月時点)も連載が継続されています! これはファンにとって非常に嬉しいニュースですよね 🎉
連載はKADOKAWAのウェブコミックサイト「カドコミ(旧・コミックウォーカー)」内の「電撃コミック レグルス」にて行われています。原作の魅力的な世界観やキャラクター、ストーリー展開を、実力派漫画家であるたくま朋正氏が美麗な作画で描き出しており、非常に高い評価を得ています。原作が止まってしまった今、物語の続きを知ることができる唯一の方法となっています。
原作を追い越しオリジナル展開へ?
コミカライズ版は、原作小説のストックを消化した後も連載が続いています。つまり、すでに原作小説で描かれていた範囲を超え、物語はコミック版独自の展開へと進んでいます。
これは「原作が更新停止した作品のコミカライズ」としては非常に珍しいケースです。通常、原作がない状態でのコミカライズ継続は難しいことが多いのですが、本作の場合は作画担当のたくま朋正氏や編集部が、原作の伊藤暖彦氏が構想していたであろう展開や、残されたプロットなどを元に、物語を再構成して描き続けている可能性があります(※公式な言及はありません)。原作ファンにとっては、幻となったはずの続きの物語を、コミックという形で楽しめる貴重な機会となっています。
作画・たくま朋正氏のコメント
コミカライズ版の作画を担当しているたくま朋正氏(代表作:『ロードス島戦記 ファリスの聖女』、『コードギアス 漆黒の蓮夜』など)は、原作更新停止後も連載を続けることについて、自身のSNSなどで前向きな発言をされています。
以前、SNS上で「状況が許す限り完結まで描く予定です」といった趣旨のコメントをされており、ファンを安心させました。原作へのリスペクトを持ちつつ、責任感を持って作品を最後まで描き届けようという強い意志が感じられますね。たくま氏の熱意と筆力によって、アランたちの物語がどのような結末を迎えるのか、最後まで見届けたいところです。
コミック版はどこで読める?最新刊情報も
コミカライズ版「航宙軍士官、冒険者になる」は、以下の方法で読むことができます。
- Web連載: KADOKAWAの「カドコミ」にて最新話が定期的に更新・公開されています。(一部無料公開あり)
- 単行本: 「電撃コミックスNEXT」レーベルから刊行されています。最新刊は第8巻で、2024年2月27日に発売されました。続きが気になる方は、単行本でまとめて読むのがおすすめです。
原作の更新は止まっていますが、コミック版で物語は続いています。まだ読んだことがない方は、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか?
「航宙軍士官、冒険者になる」とは?作品概要と魅力
ここまで更新停止やコミック版について触れてきましたが、「そもそもどんな話なの?」という方のために、作品の概要と魅力をご紹介します。「航宙軍士官、冒険者になる」は、SFとファンタジーが見事に融合した、読み応え抜群の物語です!
この章では、以下の点について解説します。
- あらすじ紹介:SF軍人がファンタジー世界へ
- 作品の魅力1:科学技術 VS 魔法の融合
- 作品の魅力2:主人公アランの無双と成長
- 作品の魅力3:個性的なキャラクターたち
あらすじ紹介:SF軍人がファンタジー世界へ
舞台は遥か未来。人類の天敵である宇宙生命体「バグス」と戦う帝国航宙軍の兵士アラン・コリントは、超空間航行中に所属艦が謎の攻撃を受け、航行不能に陥ります。唯一の生存者となったアランは、脱出ポッドで目前の未知の惑星に不時着。
しかし、降り立ったその惑星は、驚くべきことに剣と魔法が存在し、亜人や魔物が闊歩するファンタジー世界だったのです! しかも、その惑星に住む人類は、アラン自身の遺伝子の系譜に連なる人々でした。
故郷の宇宙(そら)への帰還が絶望的となったアランは、自身と共生する高性能ナノマシン[ナノム]のサポートを受けながら、その圧倒的な科学技術力と、軍人として鍛え上げられた戦闘技術、そして持ち前のサバイバル能力を駆使して、異世界で「冒険者」として生きていくことを決意します。果たしてアランは、この未知なる世界で何を見つけ、どのように生き抜いていくのでしょうか?
作品の魅力1:科学技術 VS 魔法の融合
本作最大の魅力は、高度なSF的科学技術と、剣と魔法のファンタジー要素が見事に融合・対立している点です。
主人公アランが持ち込むのは、エネルギー兵器、強化スーツ、自己修復機能、情報解析能力など、ファンタジー世界の住人から見ればまさに「魔法」としか思えない超テクノロジー。これらを駆使して、魔物や悪党を圧倒する様は爽快感抜群です!
一方で、アラン自身もこの世界の「魔法」という未知の技術体系に興味を持ち、学ぼうとします。科学と魔法、異なる理(ことわり)を持つ力がどのように交差し、影響し合っていくのか。この異文化・異技術間の交流と衝突が、物語に深みと面白さを与えています。「もし現代兵器がファンタジー世界にあったら?」といった想像を、より高度なレベルで実現している点が độc đáo です。
作品の魅力2:主人公アランの無双と成長
主人公のアランは、元々優秀な軍人であり、さらにナノムという万能サポートAIが付いているため、異世界に降り立った当初から非常に高い能力を持っています。科学技術や戦闘術を駆使して困難な状況を切り抜ける「無双」展開は、読んでいて非常に気持ちが良いです💪
しかし、彼が単なるチートキャラで終わらない点も魅力。未知の環境や文化、そして「魔法」という新たな概念に戸惑いながらも、真摯に学び、適応していきます。また、元の世界では軍人として組織の一部でしたが、異世界では一個の「冒険者」として、自ら考え、判断し、人々と関係を築きながら成長していく姿が描かれます。強さだけでなく、人間的な成長や変化も、読者を惹きつける要素となっています。
作品の魅力3:個性的なキャラクターたち
アランを取り巻くキャラクターたちも個性的で魅力的です。
アランが最初に出会い、助けることになる貴族の少女クレリアとその護衛エルナ。彼女たちはアランにとって異世界での最初の理解者であり、物語の重要な軸となっていきます。特にクレリアは、没落した自国の再興を目指しており、アランの知識や力を借りながら困難に立ち向かっていきます。
他にも、アランが冒険者として関わるギルドのマスターや同業者、行く先々で出会う様々な種族の人々など、多くのキャラクターが登場し、物語を彩ります。彼らとの交流の中で、アランの人間性や異世界の常識が少しずつ明らかになっていく過程も面白いポイントです。コミカライズ版では、たくま朋正氏の美麗な筆致で、これらのキャラクターが一層魅力的に描かれています✨
よくある質問
ここでは、「航宙軍士官、冒険者になる」に関して、読者が疑問に思いやすい点をQ&A形式でまとめました。
Q1. 「航宙軍士官、冒険者になる」の原作(なろう版)は完結していますか?
A1. いいえ、完結していません。
前述の通り、原作小説(「小説家になろう」掲載版)は2020年2月16日の更新を最後に長期にわたって更新が停止しており、未完結の状態です。「小説家になろう」の作品ページにも未完結であり、更新されない可能性が高い旨の注意書きがあります。
Q2. 作者の伊藤暖彦さんは現在どうしていますか?
A2. 残念ながら、現在の状況は不明です。
「小説家になろう」のマイページやX(旧Twitter)アカウントの更新も2020年から停止しており、公の場での活動や発信が見られないため、現在の詳しい状況を知ることはできません。ファンとしては無事を祈りつつ、いつかの活動再開を待つしかありません。
Q3. コミック版の最新刊は何巻ですか?発売日は?
A3. コミック版の最新刊は第8巻です。発売日は2024年2月27日でした。
作画・たくま朋正氏によるコミカライズ版は、KADOKAWAの「電撃コミックスNEXT」レーベルより刊行されています。2025年4月現在、第9巻以降の発売予定に関する公式情報はまだ発表されていませんが、Web連載は「カドコミ」で継続中です。
Q4. アニメ化の可能性はありますか?
A4. 現時点(2025年4月)で、アニメ化に関する公式発表はありません。
原作の人気やコミカライズ版の成功からアニメ化を期待する声もありますが、具体的な情報や噂は出ていないようです。原作の更新が停止している状況も、アニメ化企画にとってはハードルになる可能性があります。ただし、今後のコミカライズ版の展開次第では可能性もゼロではないかもしれません。期待しすぎず、続報を待ちましょう。
Q5. 似たような設定の作品はありますか?
A5. はい、SF要素(特に高度な科学技術)とファンタジー世界が融合した作品はいくつかあります。
例えば、以下のような作品が挙げられます(ライトノベル中心)。
- 『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』: 現代日本の自衛隊が異世界(ファンタジー世界)に派遣される物語。現代兵器と魔法・ドラゴンなどが対峙します。(※厳密にはライトノベルではありませんが)
- 『ナイツ&マジック』: ロボットオタクのプログラマーが、巨大ロボット「シルエットナイト」が存在する異世界に転生する物語。魔法とロボット工学が融合します。
- 『魔法科高校の劣等生』: 魔法が技術として体系化された世界の物語。SF的な設定や理論が豊富です。
- 『剣と魔法とナノマシン 最強SFチート娘のファンタジー漫遊譚』: 超科学世界の少女がナノマシンと共にファンタジー世界を旅する物語。
興味があれば、これらの作品もチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
本記事では、「航宙軍士官、冒険者になる」の原作更新停止(打ち切り)の真相と理由、そしてコミカライズ版の現状について解説しました。最後に、記事の重要なポイントをまとめます。
- 原作小説(なろう版)は2020年2月以降、更新が停止中。
- 公式な「打ち切り」発表はないが、事実上の更新停止状態。
- 更新停止の明確な理由は公式・作者ともに不明。
- 作者・伊藤暖彦氏の現在の状況も不明。
- 書籍版(ライトノベル)も4巻(2019年)で刊行が止まっている。
- たくま朋正氏によるコミカライズ版は現在も連載継続中!
- コミック版は「カドコミ」でWeb連載されている。
- コミック版は原作の範囲を超え、物語が続いている。
- 作画のたくま氏は完結まで描く意向を示している。
- コミック単行本の最新刊は8巻(2024年2月発売)。
- 原作の続きはコミック版で読むことができる。
- 作品はSF(科学技術)とファンタジー(剣と魔法)の融合が魅力。
- 主人公アランの無双と成長、異文化交流が面白い。
- 個性的なキャラクターたちも作品の魅力の一つ。
- 現時点でアニメ化の公式発表はない。
原作の更新停止は非常に残念ですが、コミカライズ版で物語の続きが描かれているのは幸いです。未読の方はコミック版から入るのも良いでしょうし、原作ファンの方も改めてコミック版でアランたちの活躍を追ってみてはいかがでしょうか。今後の展開にも注目していきたいですね!