夢の国、フロリダ ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート!広大な敷地に4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、そして数多くのリゾートホテルが点在し、大人も子供も楽しめる究極のエンターテイメント空間です。しかし、気になるのはやはり「予算」。特に2人での旅行となると、どれくらいの費用がかかるのか、計画を立てる上で非常に重要なポイントですよね。本記事では、フロリダディズニーへ2人で旅行する際の予算について、航空券、ホテル、パークチケット、食事代などを徹底解説します。節約術やおすすめの時期もご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
フロリダディズニー2人旅の総予算目安は?
フロリダディズニーへ2人で旅行する場合の総予算は、旅行日数や時期、ホテルのランク、パークチケットの種類、そして現地での過ごし方によって大きく変動します。一般的に、5泊7日~7泊9日程度の滞在で、2人合わせて80万円~150万円程度が目安と言えるでしょう。もちろん、これはあくまで目安であり、工夫次第でこれよりも安く抑えることも、逆に贅沢なプランにすることも可能です。大切なのは、自分たちの希望や優先順位を明確にし、計画的に予算を組むことです。
この章では、まず大まかな総予算のイメージを掴んでいただくために、以下の項目について解説していきます。
- 旅行日数別の予算感
- 旅行時期による予算の変動
- 予算を左右する大きな要素
これらの情報を元に、ご自身の旅行スタイルに合った予算計画の第一歩を踏み出しましょう。
旅行日数別の予算感:5泊7日と7泊9日ではどう違う?
フロリダディズニーを満喫するためには、ある程度の滞在日数が必要です。ここでは、比較的ポピュラーな5泊7日と7泊9日のケースで、2人分の予算感を見ていきましょう。
5泊7日の場合:2人で約80万円~120万円が目安となります。この日数だと、4つのメインパークを駆け足で巡るか、いくつかのパークに絞ってじっくり楽しむスタイルになるでしょう。移動日を除くと実質パークで遊べるのは4日間程度です。効率よくパークを回る計画が重要になります。
7泊9日の場合:2人で約100万円~150万円が目安です。この日数があれば、4つのメインパークを余裕を持って楽しむことができ、ウォーターパークやディズニー・スプリングス(ショッピング&ダイニングエリア)などにも足を延ばせます。また、ホテルのプールでゆっくり過ごす日を設けたり、キャラクターダイニングを予約したりと、より充実した滞在が可能です。体力的な負担も軽減できるため、じっくりとディズニーの世界観に浸りたい方におすすめです。
これらの金額には、往復航空券、ホテル宿泊費、パークチケット代、基本的な食費、海外旅行保険などが含まれるイメージです。お土産代や特別なレストランでの食事、オプショナルツアーなどは別途考慮する必要があります。
旅行時期による予算の変動:安い時期と高い時期
フロリダディズニーの旅行費用は、旅行時期によって大きく変動することを覚えておきましょう。一般的に、航空券やホテルの料金は需要と供給のバランスで決まるため、混雑期は高くなり、閑散期は安くなる傾向があります。
比較的料金が安い時期(オフシーズン)としては、以下の期間が挙げられます。
- 1月中旬~2月上旬(旧正月を除く)
- 8月下旬~9月(ハリケーンシーズンに注意が必要な年も)
- 11月上旬~11月中旬(感謝祭前)
- 12月上旬~12月中旬(クリスマス休暇前)
これらの時期は、気候も比較的過ごしやすく、パーク内の混雑も緩和される傾向にあるため、予算を抑えたい方やゆっくりとパークを楽しみたい方におすすめです。ただし、イベントの開催状況によっては料金が変動することもあるため、事前に確認が必要です。
一方、料金が高い時期(ピークシーズン)は以下の通りです。
- 年末年始
- 春休み(3月下旬~4月上旬、特にイースター周辺)
- ゴールデンウィーク
- 夏休み(6月~8月中旬)
- サンクスギビングウィーク(11月下旬)
- クリスマスシーズン(12月中旬~年末)
これらの時期は、世界中から多くの観光客が訪れるため、航空券やホテルの予約が取りにくくなるだけでなく、料金も高騰します。また、パーク内も大変混雑するため、アトラクションの待ち時間が長くなることも覚悟しておきましょう。予算を重視する場合は、これらの時期を避けるのが賢明です。
予算を左右する大きな要素:何にどれくらいかかる?
フロリダディズニー2人旅の予算を考える上で、特に大きな割合を占めるのは、航空券、ホテル代、パークチケット代の3つです。これらの費用をどのようにコントロールするかが、総予算を大きく左右します。
航空券:日本からフロリダ(オーランド国際空港)までの往復航空券は、利用する航空会社、経由地の有無、予約時期、そして前述の旅行時期によって価格が大きく変動します。エコノミークラスでも、1人あたり15万円~30万円程度、場合によってはそれ以上かかることもあります。早期予約やLCC(格安航空会社)の利用、乗り継ぎ便の選択などで費用を抑えることが可能です。
ホテル代:ディズニーワールドには、直営ホテルからオフィシャルホテル、近隣の提携外ホテルまで、様々な選択肢があります。直営ホテルは、パークへのアクセスや特典が魅力ですが、料金は比較的高めです。バリュー、モデレート、デラックスといったランクがあり、1泊1室あたり2万円台~10万円以上と幅広いです。一方、パーク外のホテルであれば、よりリーズナブルな価格で見つかることもあります。どこに泊まるかで、快適性や利便性、そして予算が大きく変わってきます。
パークチケット代:ディズニーワールドのパークチケットは、滞在日数や訪問するパークの数によって料金が異なります。基本となる「ベースチケット(1日1パーク)」の他に、1日に複数のパークを行き来できる「パークホッパー・オプション」や、ウォーターパークなども楽しめる「ウォーターパーク&スポーツ・オプション」などがあります。例えば、4日間のベースチケットで1人あたり約6万円~8万円程度が目安となります。滞在日数が増えるほど1日あたりの単価は割安になります。
これらの主要な費用に加えて、食費、お土産代、現地での交通費、海外旅行保険、ESTA申請費用なども考慮に入れる必要があります。次の章では、これらの費用の内訳について、さらに詳しく見ていきましょう。
フロリダディズニー2人旅の予算内訳を徹底解剖!
フロリダディズニー2人旅の総予算を把握したところで、次に気になるのはその内訳ですよね。具体的に何にどれくらいの費用がかかるのかを理解することで、より現実的な予算計画を立てることができます。ここでは、主要な費用項目である航空券、ホテル代、パークチケット代、食費、お土産代、そしてその他の諸費用について、2人分を想定して詳しく解説していきます。
この章で解説する主な項目は以下の通りです。
- 航空券代(往復)
- ホテル代(宿泊日数とランク別)
- パークチケット代(種類と日数別)
- 食費(レストラン、軽食、飲み物)
- お土産代
- その他諸費用(海外旅行保険、ESTA、Wi-Fiなど)
これらの情報を参考に、ご自身の希望に合わせて各項目の予算を割り振ってみましょう。
航空券代:日本からフロリダ(オーランド)までの往復費用
日本からフロリダのオーランド国際空港(MCO)までの往復航空券は、2人旅の予算において非常に大きなウェイトを占めます。前述の通り、利用する航空会社(日系、米系、その他アジア系など)、経由地の有無や回数、予約するタイミング、そして出発時期によって価格は大きく変動します。
一般的に、エコノミークラスを利用する場合、1人あたり15万円~30万円程度を見込んでおくと良いでしょう。つまり、2人分で30万円~60万円程度となります。燃油サーチャージや空港税なども含まれるため、総額をしっかりと確認することが大切です。
費用を抑えるポイントとしては、以下の点が挙げられます。
- 早期予約:出発日の数ヶ月前、場合によっては半年前から予約することで、比較的安い航空券が見つかることがあります。
- オフシーズンの利用:年末年始や夏休みなどの繁忙期を避けるだけで、大幅に費用を抑えられる可能性があります。
- LCC(格安航空会社)の検討:サービスは簡素化されますが、価格重視であれば選択肢の一つです。ただし、乗り継ぎが多くなったり、荷物の制限が厳しかったりする場合があるので注意が必要です。
- 乗り継ぎ便の利用:直行便は便利ですが、価格が高めになる傾向があります。アメリカ国内の主要都市(ニューヨーク、シカゴ、ロサンゼルスなど)やアジアの都市を経由する便を選ぶと、安くなることがあります。ただし、乗り継ぎ時間が長すぎたり、逆に短すぎて乗り遅れたりするリスクも考慮しましょう。
- 比較サイトの活用:複数の航空会社や旅行代理店の価格を一度に比較できるウェブサイトを利用すると、お得な航空券を見つけやすくなります。
航空券は、旅の始まりと終わりを左右する重要な要素です。価格だけでなく、フライト時間や乗り継ぎの利便性なども考慮して、最適なものを選びましょう。
ホテル代:ディズニー直営?それともパーク外?宿泊費の目安
フロリダディズニーワールドには、テーマ性の高い直営ホテルが25以上あり、それぞれにランクと価格帯が設定されています。また、パーク外にも多くのオフィシャルホテルや提携ホテル、一般のホテルが存在します。どこに宿泊するかで、予算だけでなく、パークへのアクセスや受けられるサービスも大きく変わってきます。
ディズニー直営ホテルのランクと2人分の宿泊費目安(1泊あたり):
- バリュー・リゾート:最もリーズナブルなランク。ポップなデザインが特徴で、若い世代や家族連れに人気です。1泊2人で約2万円~4万円程度。
- 例:オールスター・ムービー・リゾート、オールスター・ミュージック・リゾート、オールスター・スポーツ・リゾート、ポップ・センチュリー・リゾート、アート・オブ・アニメーション・リゾート(ファミリースイートを除く)
- モデレート・リゾート:バリューよりも少し広めの客室と、充実した施設が魅力。テーマ性も豊かです。1泊2人で約3万円~6万円程度。
- 例:カリビアン・ビーチ・リゾート、コロナド・スプリングス・リゾート、ポートオーリンズ・リゾート(フレンチクォーター、リバーサイド)、フォートウィルダネス・リゾート&キャンプグラウンド(キャビン)
- デラックス・リゾート:最高級ランクのホテル。豪華な内装、充実したアメニティ、レストラン、そしてパークへのアクセスの良さが特徴です。1泊2人で約6万円~10万円以上。
- 例:グランド・フロリディアン・リゾート&スパ、ポリネシアン・ビレッジ・リゾート、コンテンポラリー・リゾート、アニマルキングダム・ロッジ、ヨット・クラブ・リゾート、ビーチ・クラブ・リゾートなど
- デラックス・ヴィラ:キッチンやリビングスペースを備えた、コンドミニアムタイプのお部屋。長期滞在やグループ旅行に適しています。価格帯はデラックス・リゾートに準じますが、部屋の広さやタイプによって大きく異なります。
パーク外ホテルの場合:
ディズニー・スプリングス周辺や、インターナショナルドライブ沿いなどには、多くのホテルがあります。これらのホテルは、ディズニー直営ホテルに比べて比較的安価な場合が多く、1泊2人で1万円台から見つけることも可能です。ただし、パークへの移動はシャトルバス(有料または本数が少ない場合あり)やタクシー、レンタカーなどが必要になるため、その費用と手間も考慮に入れる必要があります。
ホテル選びのポイント:
- 予算:まず、ホテルにかけられる予算の上限を決めましょう。
- パークへのアクセス:直営ホテルなら無料のバスやモノレール、ボートなどが利用でき便利です。
- ホテルの特典:直営ホテル宿泊者には、一般ゲストより早くパークに入園できる「アーリー・テーマパーク・エントリー」などの特典があります(内容は変更される場合があります)。
- ホテルのテーマや雰囲気:ディズニーならではのテーマ性を楽しみたいか、シンプルで機能的なホテルが良いかなど、好みに合わせて選びましょう。
- 部屋の設備:キッチン付きが良い、バスタブが必須など、必要な設備を確認しましょう。
例えば、5泊する場合、バリュー・リゾートなら10万円~20万円、モデレート・リゾートなら15万円~30万円、デラックス・リゾートなら30万円~50万円以上がホテル代の目安となります(2人分)。どこに重点を置くかで、最適なホテルは変わってきます。
パークチケット代:何日券が必要?オプションはつけるべき?
フロリダディズニーワールドには4つの主要なテーマパーク(マジックキングダム・パーク、エプコット、ハリウッド・スタジオ、アニマルキングダム・パーク)があり、それぞれに魅力的なアトラクションやショーが満載です。これらのパークに入園するためには、パークチケットが必要です。
パークチケットの種類と2人分の料金目安:
チケットの料金は、購入する日数や時期、オプションの有無によって変動します。ここでは、一般的なベースチケット(1日1パーク限定)と、便利なオプションについて解説します。
- ベースチケット(Standard Theme Park Ticket):1日に1つのテーマパークのみに入園できるチケットです。滞在日数が長くなるほど、1日あたりの料金は割安になります。
- 4日間ベースチケット:1人あたり約6万円~8万円程度。2人で約12万円~16万円程度。
- 5日間ベースチケット:1人あたり約7万円~9万円程度。2人で約14万円~18万円程度。
- 7日間ベースチケット:1人あたり約8万円~10万円程度。2人で約16万円~20万円程度。
※上記はあくまで目安であり、日付指定制のため、訪問日によって料金が異なります。公式サイトや正規販売代理店で最新の料金を確認してください。
- パークホッパー・オプション(Park Hopper Option):1日に複数のテーマパークを行き来できるようになるオプションです。例えば、午前中はマジックキングダム、午後はエプコットへ、といった移動が可能になります。効率よくパークを巡りたい方や、特定のショーやレストランのためにパークを移動したい方におすすめです。ベースチケットに追加料金(1日あたり数千円~)がかかります。
- ウォーターパーク&スポーツ・オプション(Water Park and Sports Option):ベースチケットに加えて、ディズニー直営のウォーターパーク(ブリザード・ビーチ、タイフーン・ラグーン)や一部のゴルフコース、ミニチュアゴルフなどを楽しめる回数券が付いてくるオプションです。ウォーターパークも満喫したい方におすすめです。
- パークホッパー・プラス・オプション(Park Hopper Plus Option):パークホッパー・オプションとウォーターパーク&スポーツ・オプションの両方の特典が付いた、最も自由度の高いオプションです。
何日券を選ぶべきか?
4つの主要パークを全てじっくり楽しみたいのであれば、最低でも4日間のチケットが必要です。時間に余裕があれば、5日間以上のチケットで、気に入ったパークを再訪したり、ゆっくりと過ごしたりするのも良いでしょう。移動日や休息日も考慮して、無理のない日数を選びましょう。
オプションはつけるべきか?
パークホッパー・オプションは、特に滞在日数が限られている場合に有効です。ただし、パーク間の移動には時間がかかるため、計画的に利用する必要があります。初めてフロリダディズニーに行く場合は、まずはベースチケットで各パークをじっくり楽しむのも良いかもしれません。ウォーターパークに興味があるなら、ウォーターパーク&スポーツ・オプションも検討の価値ありです。
チケットは、ディズニーワールドの公式サイトや公式アプリ、またはJTBやHISなどの正規販売代理店で購入できます。事前にオンラインで購入しておくと、入園がスムーズです。
食費:レストランからスナックまで、1日どれくらい?
旅行中の楽しみの一つでもある食事。フロリダディズニーワールドには、高級レストランからカジュアルなクイックサービスレストラン、キャラクターと触れ合えるキャラクターダイニング、そして手軽に楽しめるスナックスタンドまで、多種多様な食の選択肢があります。食費は、どのような食事スタイルを選ぶかによって大きく変わってきます。
1日あたりの食費目安(1人あたり):
- 節約派:クイックサービスレストランを中心に、持参した軽食やスーパーで購入した食材なども活用する場合。1日50ドル~80ドル程度(約7,500円~12,000円)。
- バランス派:クイックサービスとテーブルサービスレストランをバランスよく利用し、キャラクターダイニングも1~2回楽しむ場合。1日80ドル~150ドル程度(約12,000円~22,500円)。
- グルメ派:テーブルサービスレストランやキャラクターダイニング、高級レストランを中心に、食事も存分に楽しみたい場合。1日150ドル以上(約22,500円以上)。
上記はあくまで目安です。2人分で考えると、節約派なら1日15,000円~24,000円、バランス派なら24,000円~45,000円、グルメ派なら45,000円以上となります。これにチップ(テーブルサービスレストランでは18%~20%が目安)が加算されることも考慮しておきましょう。
食事の種類と特徴:
- クイックサービスレストラン:カウンターで注文し、自分で席まで運ぶセルフサービス形式のレストラン。ハンバーガー、ピザ、サンドイッチなど、手軽なメニューが多いです。予約は不要な場合がほとんどです。
- テーブルサービスレストラン:ウェイターやウェイトレスが席まで案内し、注文を取ってくれるレストラン。予約が推奨され、特に人気のレストランは数ヶ月前から予約が埋まることもあります。
- キャラクターダイニング:ミッキーマウスやプリンセスなど、ディズニーキャラクターたちがテーブルまで挨拶に来てくれるレストラン。食事をしながらキャラクターとの触れ合いや写真撮影が楽しめます。非常に人気が高いため、早期の予約が必須です。
- スナック・カート:ポップコーン、アイスクリーム、チュロス、プレッツェルなど、パーク内で手軽に楽しめるスナックを販売しています。小腹が空いた時や、食べ歩きに最適です。
- ドリンク:パーク内ではペットボトルの水やソフトドリンクなどが販売されていますが、やや割高です。ウォーターサーバーが設置されている場所もあるので、空のボトルを持参して給水するのも節約になります。
食費を抑えるコツ:
- 朝食はホテルの部屋で簡単に済ませる(シリアルやパンなどを持参・購入)。
- クイックサービスレストランを積極的に利用する。
- キャラクターダイニングは回数を絞るか、朝食やランチなど比較的安価な時間帯を利用する。
- リフィルマグ(滞在中、指定の場所でソフトドリンクがおかわり自由になるマグカップ)を購入する(主に直営ホテル宿泊者向け)。
- 日本からお菓子や軽食を持参する。
食事は旅の満足度を大きく左右する要素の一つです。予算と相談しながら、思い出に残る食事体験も計画に取り入れてみましょう。特にキャラクターダイニングは予約が必須なので、早めに計画を立てることをお勧めします。
お土産代:ついつい買っちゃう!予算はどれくらい見ておく?
フロリダディズニーワールドには、ここでしか手に入らない限定グッズや、可愛らしいキャラクターグッズが溢れています。ついつい財布の紐が緩んでしまうお土産選びですが、あらかじめ予算を決めておくことが大切です。
お土産代は個人差が非常に大きい項目ですが、一般的に2人で3万円~10万円程度を見込んでおく人が多いようです。もちろん、もっとたくさん買う人もいれば、ほとんど買わないという人もいます。
人気のお土産の種類:
- カチューシャやイヤーハット:パーク内で身につけて楽しむ定番アイテム。種類も豊富です。
- Tシャツやパーカー:ディズニーキャラクターがデザインされたアパレルグッズ。
- ぬいぐるみやフィギュア:お気に入りのキャラクターのぬいぐるみは記念になります。
- ピンバッジ:コレクション性が高く、トレーディングも楽しめます。
- マグカップやお皿などのテーブルウェア:日常使いできるアイテムも人気です。
- お菓子:個包装されたクッキーやチョコレートは、職場や友人へのお土産に最適です。
- 限定グッズ:特定のイベントやアニバーサリー期間中に販売される限定品は、特に人気が高いです。
お土産代をコントロールするコツ:
- 事前に欲しいものをリストアップしておく:衝動買いを防ぎ、本当に欲しいものだけを選べます。
- 予算の上限を決めておく:「お土産は〇万円まで」と決めておけば、使いすぎを防げます。
- 最終日にまとめて買う:滞在中に欲しいものを見つけておき、最終日にまとめて購入すると、荷物が増えるのを抑えられます。ただし、人気商品は売り切れる可能性もあるので注意が必要です。
- パーク外のショップもチェック:ディズニー・スプリングスには巨大なディズニーストア「ワールド・オブ・ディズニー」があり、品揃えも豊富です。また、オーランド国際空港内にもディズニーストアがあります。
- 自分へのお土産は厳選する:思い出に残る特別なものを1~2点選ぶのも良いでしょう。
お土産選びも旅の醍醐味の一つです。予算内で賢くショッピングを楽しみましょう。クレジットカードが使えるお店がほとんどですが、念のため少額の現金も持っておくと安心です。
その他諸費用:保険、ESTA、Wi-Fiなど見落としがちな費用
航空券、ホテル、パークチケット、食費、お土産代以外にも、フロリダディズニー旅行にはいくつか必要な諸費用があります。これらも見落とさずに予算に組み込んでおきましょう。
主な諸費用(2人分目安):
- 海外旅行保険:アメリカの医療費は非常に高額です。万が一の病気やケガ、盗難などに備えて、必ず加入しましょう。補償内容や期間によって異なりますが、2人で1万円~3万円程度が目安です。クレジットカード付帯の保険もありますが、補償内容をよく確認し、必要であれば別途加入を検討しましょう。
- ESTA(エスタ)申請費用:アメリカに観光目的で90日以内の短期滞在をする場合、電子渡航認証システム(ESTA)の申請が必要です。申請料金は1人あたり21ドル(2024年5月現在)です。2人で約6,000円~7,000円程度(為替レートにより変動)。渡航前にオンラインで申請します。
- Wi-Fi・通信費:現地での情報収集や連絡手段として、インターネット環境は必須です。海外用Wi-Fiルーターのレンタル、SIMカードの購入、スマートフォンの海外ローミングサービス利用などの選択肢があります。滞在日数やデータ容量によって異なりますが、2人で5,000円~15,000円程度が目安です。ディズニーワールド内では無料Wi-Fiが利用できる場所も多いですが、常に安定して接続できるとは限りません。
- 現地での交通費(パーク外ホテル宿泊の場合):ディズニー直営ホテル以外に宿泊する場合、パークへの移動手段として、タクシー、Uber/Lyftなどの配車サービス、レンタカー、公共バスなどを利用する際の費用がかかります。利用頻度や距離によって大きく異なります。
- チップ:アメリカはチップの習慣がある国です。レストランのウェイター/ウェイトレス(飲食代の18~20%)、ホテルのベルマン(荷物1個につき1~2ドル)、ベッドメイキング(1泊1~2ドル程度)などに渡すのが一般的です。総額で数千円~数万円程度になることもあります。クレジットカードで支払う際にチップの金額を記入できる場合が多いです。
- 空港までの交通費(日本国内):自宅から出発空港までの往復交通費も忘れずに計上しましょう。
- その他雑費:飲み物代、コインランドリー代、急な出費などに備えて、多少の予備費を見込んでおくと安心です。
これらの諸費用は、見落としがちですが、合計すると意外と大きな金額になることもあります。事前にしっかりとリストアップし、予算に組み込んでおくことで、現地で慌てることなく旅行を楽しめます。
フロリダディズニー2人旅の予算を賢く抑える7つの秘訣
夢のフロリダディズニー旅行、できることなら少しでも費用を抑えて、その分お土産を増やしたり、特別な体験に使いたいですよね。ここでは、2人旅の予算を賢く抑えるための具体的な7つの秘訣をご紹介します。これらのポイントを押さえて、お得に、そして満足度の高い旅行を実現しましょう!
この章でご紹介する節約術は以下の通りです。
- 旅行時期をオフシーズンに設定する
- 航空券は早期予約やLCC、乗り継ぎ便を検討する
- ホテルは直営バリュークラスやパーク外も視野に入れる
- パークチケットは必要な日数とオプションを厳選する
- 食事はクイックサービスや持参品を上手に活用する
- お土産は事前にリストアップし、買いすぎを防ぐ
- 無料のエンターテイメントやアクティビティを楽しむ
これらの秘訣を参考に、無理なく予算をコントロールしていきましょう。
秘訣1:旅行時期をオフシーズンに設定する
最も効果的な節約術の一つが、旅行時期をオフシーズンに設定することです。前述の通り、航空券やホテルの料金は、年末年始、春休み、夏休みなどの繁忙期には高騰し、逆に1月中旬~2月上旬、8月下旬~9月、11月上旬~中旬、12月上旬~中旬といったオフシーズンには比較的安くなります。
オフシーズンを選ぶメリットは、費用面だけではありません。パーク内の混雑が緩和されるため、人気アトラクションの待ち時間が短縮されたり、レストランの予約が取りやすくなったりと、より快適に過ごせる可能性が高まります。また、気候的にも過ごしやすい時期が多いのも魅力です。
ただし、オフシーズンはイベントが少なかったり、一部アトラクションがメンテナンスで休止していたりする場合もあるため、事前にディズニーワールドの公式サイトでイベントスケジュールや運営状況を確認しておくことが大切です。費用と体験のバランスを考えて、最適な時期を選びましょう。
秘訣2:航空券は早期予約やLCC、乗り継ぎ便を検討する
航空券は旅行費用の中でも大きな割合を占めるため、ここをいかに抑えるかが重要です。いくつかの方法を検討してみましょう。
まず、早期予約を心がけること。一般的に、出発日が近づくにつれて航空券の価格は上昇する傾向にあります。数ヶ月前、場合によっては半年前から予約することで、比較的安価なチケットを確保できる可能性が高まります。特に人気の時期や路線では、早めの行動が肝心です。
次に、LCC(格安航空会社)の利用も選択肢の一つです。フルサービスキャリアに比べてサービスは簡素化されますが、その分価格を抑えることができます。ただし、預け荷物が有料であったり、機内食やドリンクが別料金であったり、遅延や欠航時のサポートが手薄であったりする場合もあるため、メリットとデメリットをよく比較検討する必要があります。
また、乗り継ぎ便の利用も費用を抑える有効な手段です。日本からオーランドへの直行便は限られており、高価になりがちです。アメリカ国内の主要都市(ニューヨーク、シカゴ、アトランタ、ダラスなど)や、アジアのハブ空港を経由する便を選ぶことで、航空券代を大幅に節約できることがあります。ただし、乗り継ぎ時間が長すぎると体力を消耗したり、逆に短すぎると乗り遅れるリスクもあるため、旅程全体とのバランスを考慮して選びましょう。複数の航空券比較サイトを利用して、最適なフライトを探すのがおすすめです。
秘訣3:ホテルは直営バリュークラスやパーク外も視野に入れる
ホテル代も予算を大きく左右するポイントです。ディズニー直営ホテルに泊まりたいけれど予算が気になるという場合は、直営ホテルのバリュークラスを検討してみましょう。オールスター・リゾートやポップ・センチュリー・リゾートなどは、比較的リーズナブルな価格で宿泊でき、無料のパーク送迎バスやアーリー・テーマパーク・エントリーといった直営ホテルならではの特典も受けられます。部屋はシンプルですが、ディズニーの雰囲気を存分に楽しめます。
さらに費用を抑えたい場合は、パーク外のホテルも有力な選択肢です。ディズニー・スプリングス周辺やインターナショナルドライブ沿いには、様々な価格帯のホテルが数多くあります。中には、ディズニー公認の「グッドネイバーホテル」もあり、こちらもある程度の特典が付いている場合があります。ただし、パークへの移動手段(シャトルバスの有無や料金、運行頻度など)や、移動にかかる時間を事前に確認しておくことが重要です。レンタカーを借りる予定であれば、パーク外のホテルでも不便を感じにくいかもしれません。
ホテル選びでは、価格だけでなく、立地、設備、口コミなどを総合的に比較検討し、自分たちの旅行スタイルに合った宿泊先を見つけることが大切です。宿泊予約サイトのセールやキャンペーンをチェックするのも良いでしょう。
秘訣4:パークチケットは必要な日数とオプションを厳選する
パークチケットは、滞在日数や楽しみ方によって最適なものが異なります。無駄な出費を抑えるためには、自分たちのプランに本当に必要な日数とオプションを見極めることが重要です。
まず、滞在日数と体力、そして「絶対に外せないパークやアトラクション」を考慮して、必要なチケット日数を決めましょう。4つのメインパークを全て巡りたいなら最低4日間は必要ですが、特定のパークに集中したい場合や、パーク以外のアクティビティも楽しみたい場合は、日数を調整できます。一般的に、チケットは日数が長くなるほど1日あたりの単価は安くなりますが、使わない日数分まで購入してしまうのは無駄です。
次に、オプションについてです。「パークホッパー・オプション」は1日に複数のパークを移動できる便利な機能ですが、追加料金がかかります。滞在日数が短い場合や、特定のショーやレストランのためにパークを移動したい場合には有効ですが、1つのパークをじっくり楽しみたい場合は不要かもしれません。同様に、「ウォーターパーク&スポーツ・オプション」も、ウォーターパークやゴルフに興味がない場合は必要ありません。
チケットは事前にオンラインで購入するのがおすすめです。現地のチケットブースで購入するよりも安くなる場合があるほか、入園予約が必要な場合もスムーズに対応できます。ディズニーワールドの公式サイトや、JTB、HISなどの正規販売代理店で購入しましょう。購入前に、キャンセルポリシーや変更条件なども確認しておくと安心です。
秘訣5:食事はクイックサービスや持参品を上手に活用する
旅行中の食費は、工夫次第で大きく節約できるポイントです。フロリダディズニーワールドには高級レストランも多いですが、クイックサービスレストランを積極的に利用することで、食費を抑えることができます。クイックサービスレストランは、比較的リーズナブルな価格で、ハンバーガーやピザ、サンドイッチといった手軽なメニューを楽しめます。予約も不要な場合がほとんどなので、時間を有効に使いたい場合にも便利です。
また、朝食はホテルの部屋で簡単に済ませるのも効果的です。日本からインスタント食品やシリアル、パンなどを持参したり、現地のスーパーマーケットでヨーグルトやフルーツなどを購入したりすれば、毎朝レストランで食べるよりも大幅に費用を抑えられます。多くのホテルには湯沸かしポットやコーヒーメーカーが付いていますし、電子レンジが共用スペースにある場合もあります。
さらに、パーク内に水筒や空のペットボトルを持参し、無料の給水スポットを利用するのもおすすめです。パーク内で飲み物を買うと割高になるため、こまめに水分補給をするためにも活用しましょう。お菓子や軽食も、日本から少量持参したり、現地のスーパーで購入したりしておくと、小腹が空いた時に役立ち、無駄な出費を防げます。ただし、持ち込み可能なものにはルールがあるため、事前に確認しておきましょう。
秘訣6:お土産は事前にリストアップし、買いすぎを防ぐ
魅力的なグッズが溢れるディズニーワールドでは、ついついお土産を買いすぎてしまいがちです。予算オーバーを防ぐためには、事前にある程度欲しいものをリストアップしておくこと、そしてお土産にかける予算の上限を決めておくことが大切です。
誰に何を買うのか、自分用に欲しいものは何かを具体的に考えておくと、現地で目移りして衝動買いしてしまうのを防げます。また、「お土産代は〇〇ドルまで」と決めておけば、その範囲内でやりくりしようという意識が働きます。
パーク内だけでなく、ディズニー・スプリングスにある「ワールド・オブ・ディズニー」のような大型店舗や、ホテルのショップ、さらにはオーランド国際空港内のディズニーストアなど、様々な場所でお土産を購入できます。品揃えや価格を比較してみるのも良いでしょう。ただし、限定品などは特定の場所でしか手に入らない場合もあるので注意が必要です。
全てを現地で調達しようとせず、日本でも購入できるものは日本で買う、あるいはオンラインストアを利用するなど、賢く使い分けるのも一つの方法です。思い出に残る大切なお土産を、予算内で上手に選びましょう。
秘訣7:無料のエンターテイメントやアクティビティを楽しむ
フロリダディズニーワールドでは、パークチケット代や食事代以外にも、無料で楽しめるエンターテイメントやアクティビティがたくさんあります。これらを上手に活用することで、予算を抑えつつも充実した時間を過ごすことができます。
例えば、各パークで行われるパレードやショーの多くは、追加料金なしで鑑賞できます。特に夜のキャッスルプロジェクションや花火は必見です。また、ディズニー・スプリングスでは、屋外ステージでのライブ演奏やストリートパフォーマンスなどが頻繁に行われており、無料で楽しむことができます。ウィンドウショッピングをしたり、雰囲気を楽しんだりするだけでも十分に楽しめます。
直営ホテルに宿泊している場合は、ホテルのプールを利用したり、ホテル内で行われる無料のアクティビティ(映画上映会や工作など、ホテルによって内容は異なります)に参加したりするのも良いでしょう。また、ディズニー・ボードウォークを散策したり、リゾート間を結ぶ無料のボートやモノレール、バスに乗って景色を楽しんだりするのも、お金をかけずにディズニーの世界観を満喫できる方法です。
有料のアクティビティだけでなく、こうした無料の楽しみ方を知っておくことで、よりバラエティ豊かで、かつ経済的な旅行プランを立てることができます。
フロリダディズニー2人旅のモデルプランと予算例
これまでの情報を踏まえて、具体的なフロリダディズニー2人旅のモデルプランと、それぞれの予算例をご紹介します。ここでは、比較的オーソドックスな「5泊7日 バランス重視プラン」と、少し贅沢な「7泊9日 満喫プラン」の2つのケースを想定してみました。あくまで一例として、ご自身の希望や予算に合わせてアレンジする際の参考にしてください。
この章でご紹介するモデルプランは以下の通りです。
- 5泊7日 バランス重視プラン(2人分予算目安:約90万円~)
- 7泊9日 満喫プラン(2人分予算目安:約130万円~)
これらのプランを参考に、自分たちだけの特別な旅行計画を立ててみましょう。
モデルプラン1:5泊7日 バランス重視プラン(2人分予算目安:約90万円~)
このプランは、初めてフロリダディズニーを訪れる方や、主要なパークを効率よく楽しみたい方向けの、費用と満足度のバランスを重視したプランです。直営ホテルのモデレートクラスに宿泊し、4日間のベースチケットで4つのメインパークを巡ります。
【旅行日程(例)】
- 1日目:日本出発 → オーランド到着、ホテルチェックイン
- 2日目:マジックキングダム・パーク
- 3日目:エプコット
- 4日目:ハリウッド・スタジオ
- 5日目:アニマルキングダム・パーク
- 6日目:ホテルチェックアウト、オーランド出発
- 7日目:日本到着
【2人分の予算内訳目安】
- 航空券(往復エコノミークラス):約400,000円~(1人20万円~)
- ホテル代(直営モデレートクラス5泊):約200,000円~(1泊4万円~)
- パークチケット代(4日間ベースチケット):約140,000円~(1人7万円~)
- 食費(クイックサービス中心、テーブルサービス数回):約100,000円~(1日2万円~×5日間)
- お土産代:約50,000円~
- その他諸費用(海外旅行保険、ESTA、Wi-Fi、チップなど):約50,000円~
- 合計目安:約940,000円~
【ポイント】
- 航空券は早めの予約や乗り継ぎ便の検討で費用を抑える。
- ホテルはモデレートクラスで快適性とディズニー感を両立。
- 食事はクイックサービスを基本としつつ、キャラクターダイニングや人気のテーブルサービスレストランを1~2回予約して楽しむ。
- パークホッパー・オプションは付けず、1日1パークをじっくり楽しむ。
- お土産は事前にリストアップし、予算内で計画的に購入する。
このプランでも、工夫次第でさらに予算を抑えることが可能です。例えば、ホテルをバリュークラスに変更したり、食費をさらに切り詰めたりすることで、80万円台を目指すこともできるでしょう。逆に、少し予算を足してパークホッパー・オプションを追加したり、キャラクターダイニングの回数を増やしたりすることもできます。
モデルプラン2:7泊9日 満喫プラン(2人分予算目安:約130万円~)
このプランは、時間に余裕を持ってフロリダディズニーの世界を隅々まで満喫したい方向けの、少し贅沢なプランです。直営ホテルのデラックスクラスまたはモデレートクラスに宿泊し、6~7日間のパークホッパー付きチケットで、4つのメインパークに加えてウォーターパークやディズニー・スプリングスも楽しみます。キャラクターダイニングや人気のショーレストランも複数回組み込みます。
【旅行日程(例)】
- 1日目:日本出発
- 2日目:オーランド到着、ホテルチェックイン、ディズニー・スプリングス散策
- 3日目:マジックキングダム・パーク
- 4日目:エプコット
- 5日目:ハリウッド・スタジオ
- 6日目:アニマルキングダム・パーク
- 7日目:ウォーターパーク または ホテルで休憩・プール、キャラクターダイニング
- 8日目:気に入ったパークを再訪 または ショッピング、オーランド出発
- 9日目:日本到着
【2人分の予算内訳目安】
- 航空券(往復エコノミークラス、少し良い時間帯や航空会社を選択):約500,000円~(1人25万円~)
- ホテル代(直営デラックスまたはモデレートクラス7泊):約350,000円~(1泊5万円~)
- パークチケット代(6日間パークホッパー・オプション付き):約240,000円~(1人12万円~)
- 食費(テーブルサービスやキャラクターダイニングも複数回利用):約210,000円~(1日3万円~×7日間)
- お土産代:約80,000円~
- その他諸費用(海外旅行保険、ESTA、Wi-Fi、チップ、オプショナルツアーなど):約80,000円~
- 合計目安:約1,460,000円~
【ポイント】
- 航空券は快適性を考慮しつつ、比較検討を怠らない。
- ホテルはデラックスクラスで特別な滞在を楽しむか、モデレートクラスで費用を抑えつつ立地の良いホテルを選ぶ。
- パークホッパー・オプションを活用し、効率よく、そして柔軟にパークを巡る。ウォーターパークも楽しむ。
- 食事はキャラクターダイニングや人気のテーブルサービスレストランを複数予約し、食の体験も重視する。
- お土産選びも時間をかけてじっくりと楽しむ。
- 時間に余裕があるので、ホテルのプールでゆっくり過ごす日や、ディズニー・スプリングスでのショッピングに時間を割くなど、ゆとりのあるスケジュールを組む。
このプランはあくまで一例であり、ホテルのランクをさらに上げたり、ビジネスクラスを利用したりすれば、予算はさらに上がります。逆に、ホテルをバリュークラスにしたり、食事をクイックサービス中心にしたりすれば、100万円程度に抑えることも可能です。自分たちの希望と予算に合わせて、最適なプランを組み立ててみてください。
よくある質問(FAQ)
フロリダディズニー2人旅の予算に関して、多くの方が疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。計画を立てる際の参考にしてください。
Q1: フロリダディズニー旅行のベストシーズンはいつですか?予算を抑えたい場合、いつがおすすめですか?
A1: フロリダディズニーのベストシーズンは、気候が比較的穏やかで、パークの混雑もそれほど激しくない10月~11月(感謝祭前まで)や、4月下旬~5月と言われています。ただし、ハリケーンシーズン(6月~11月)と重なる時期もあるため、天気予報には注意が必要です。
予算を抑えたい場合におすすめなのは、一般的にオフシーズンと呼ばれる以下の時期です。
- 1月中旬~2月上旬(旧正月やプレジデントデーウィークエンドを除く)
- 8月下旬~9月(ハリケーンのリスクはありますが、航空券やホテルが安くなる傾向)
- 11月上旬~11月中旬(感謝祭前)
- 12月上旬~12月中旬(クリスマス休暇前)
これらの時期は、航空券やホテルの料金が比較的安くなる傾向にあります。ただし、イベントの開催状況やメンテナンススケジュールなども考慮して、総合的に判断することをおすすめします。
Q2: 2人でフロリダディズニーに行く場合、何日間の滞在がおすすめですか?
A2: 2人でフロリダディズニーを満喫するためには、最低でも5泊7日、できれば7泊9日の滞在をおすすめします。4つの主要なテーマパークをそれぞれ1日かけて楽しむとすると、それだけで4日間必要です。移動日や休息日、ウォーターパークやディズニー・スプリングスなども楽しみたい場合は、さらに日数が必要になります。
5泊7日の場合は、4つのパークを駆け足で巡るか、いくつかのパークに絞って楽しむ形になるでしょう。7泊9日あれば、各パークをじっくり楽しむ時間に加え、ホテルのプールでゆっくりしたり、キャラクターダイニングを予約したりと、より余裕のあるスケジュールを組むことができます。予算と体力、そしてどれだけ深くディズニーの世界に浸りたいかを考慮して、最適な滞在日数を決めましょう。
Q3: フロリダディズニーのホテルは直営とパーク外、どちらが良いですか?2人旅におすすめのホテルは?
A3: ディズニー直営ホテルとパーク外ホテルには、それぞれメリットとデメリットがあります。
ディズニー直営ホテル:
- メリット:パークへの無料交通アクセス(バス、モノレール、ボートなど)、アーリー・テーマパーク・エントリー(一般ゲストより早く入園できる特典)、ディズニーの世界観に浸れるテーマ性、便利なロケーション。
- デメリット:パーク外ホテルに比べて料金が高め。
パーク外ホテル:
- メリット:比較的リーズナブルな価格帯のホテルが多い、選択肢が豊富。
- デメリット:パークへの移動に手間や費用がかかる場合がある(シャトルバスが有料、本数が少ないなど)、直営ホテルのような特典は少ない。
2人旅におすすめのホテルは、予算や重視するポイントによって異なります。
- 予算を抑えつつディズニー感を満喫したい:直営ホテルの「ポップ・センチュリー・リゾート」や「オールスター・ムービー・リゾート」などのバリュークラス。スカイライナー(ゴンドラ)へのアクセスが良いホテルも便利です。
- 少し贅沢に、特別な滞在をしたい:直営ホテルの「ポリネシアン・ビレッジ・リゾート」(ハネムーンに人気)や「グランド・フロリディアン・リゾート&スパ」などのデラックスクラス。
- 利便性とコストのバランスを取りたい:直営ホテルの「カリビアン・ビーチ・リゾート」や「コロナド・スプリングス・リゾート」などのモデレートクラス。または、ディズニー・スプリングス周辺のオフィシャルホテル。
何を優先するか(価格、利便性、ホテルの雰囲気、特典など)を話し合って決めると良いでしょう。
Q4: フロリダディズニーのパークチケットはどこで買うのがお得ですか?種類が多くてよく分かりません。
A4: フロリダディズニーのパークチケットは、ウォルト・ディズニー・ワールドの公式サイトや公式アプリ「My Disney Experience」、またはJTB、HIS、ミッキーネットなどの正規販売代理店で購入するのが一般的です。事前にオンラインで購入しておくと、入園予約もスムーズに行え、当日の時間を有効に使えます。時々、正規代理店が独自のキャンペーンを行っている場合もありますが、大幅な割引は期待できないことが多いです。非正規の格安チケットには注意が必要です。
チケットの種類は主に以下の通りです。
- ベースチケット(Standard Theme Park Ticket):1日に1つのテーマパークのみに入園可能。
- パークホッパー・オプション(Park Hopper Option):1日に複数のテーマパークを行き来可能になる追加オプション。
- ウォーターパーク&スポーツ・オプション(Water Park and Sports Option):ベースチケットに加え、ウォーターパークや一部スポーツ施設を利用できる回数券が付くオプション。
- パークホッパー・プラス・オプション(Park Hopper Plus Option):上記2つのオプションが両方付いたもの。
2人旅で初めて行く場合は、まずはベースチケットで滞在日数分(最低4日間)を購入し、各パークをじっくり楽しむのがおすすめです。もし滞在日数が限られていて効率よく回りたい、あるいは特定のショーのためにパークを移動したいという希望があれば、パークホッパー・オプションを検討すると良いでしょう。ウォーターパークにも興味があれば、関連オプションを検討します。自分たちの旅行スタイルに合わせて選びましょう。
Q5: フロリダディズニーでの食事代は2人で1日どれくらいかかりますか?節約するコツはありますか?
A5: フロリダディズニーでの2人分の1日の食費は、食事スタイルによって大きく変わりますが、クイックサービス中心なら15,000円~25,000円程度、テーブルサービスやキャラクターダイニングも楽しむなら30,000円~50,000円以上が目安です(チップ込み)。
食費を節約するコツは以下の通りです。
- クイックサービスレストランを積極的に利用する。
- 朝食はホテルの部屋で簡単に済ませる(日本から持参、または現地のスーパーで購入)。
- キャラクターダイニングは回数を絞るか、比較的安価な朝食・ランチを利用する。
- リフィルマグを購入する(主に直営ホテル宿泊者向け。指定場所でソフトドリンクがおかわり自由)。
- 水筒や空のペットボトルを持参し、無料の給水スポットを利用する。
- お菓子や軽食を日本から持参、または現地のスーパーで購入する。
- レストランの予約は早めに行い、キャンセルポリシーも確認しておく。
全てを節約するのではなく、特別な食事(キャラクターダイニングなど)は計画的に楽しみ、普段の食事はクイックサービスや持参品で調整するなど、メリハリをつけるのがおすすめです。
Q6: フロリダディズニーのお土産はどんなものが人気ですか?予算はどれくらい見ておけば良いですか?
A6: フロリダディズニーで人気のお土産は多岐にわたりますが、代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- カチューシャ、イヤーハット
- キャラクターTシャツ、パーカー
- ぬいぐるみ、フィギュア
- ピンバッジ(トレーディングも人気)
- マグカップ、タンブラー、プレートなどの食器類
- スターバックスとのコラボグッズ(各パーク限定デザインあり)
- お菓子(クッキー、チョコレート、プレッツェルなど)
- 50周年などのアニバーサリー限定グッズ(時期による)
- スピリットジャージー(Spirit Jersey)
お土産の予算は個人差が非常に大きいですが、2人で3万円~10万円程度を見込んでいる方が多いようです。事前に欲しいものをリストアップしたり、お土産にかける上限金額を決めておいたりすると、買いすぎを防げます。パーク内だけでなく、ディズニー・スプリングスの「ワールド・オブ・ディズニー」やホテルのショップもチェックしてみましょう。
Q7: フロリダディズニー旅行でクレジットカードは使えますか?現金はどれくらい必要ですか?
A7: フロリダディズニーワールド内では、ほとんどの場所でクレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、JCBなど)が利用可能です。レストラン、ショップ、ホテルの支払いなど、多くの場面でクレジットカードが使えます。むしろ、アメリカは日本以上にキャッシュレス化が進んでいるため、クレジットカードがメインの支払い手段となります。
現金が必要になる場面としては、以下のようなものが考えられます。
- チップ(ベッドメイキング、ベルマンなど一部手渡しの場合)
- 自動販売機や一部の小さな屋台
- 万が一クレジットカードが使えない場合の備え
2人であれば、数万円程度(200~300ドル程度)を日本で両替して持参し、あとはクレジットカードで支払うのが一般的です。多額の現金を持ち歩くのは防犯上もおすすめできません。クレジットカードは複数枚持っていくと、万が一使えない場合や紛失した場合にも対応できて安心です。また、海外キャッシング機能付きのクレジットカードがあれば、現地のATMで現金を引き出すことも可能です。
Q8: フロリダディズニー旅行の準備で気をつけることは何ですか?持ち物リストはありますか?
A8: フロリダディズニー旅行の準備で気をつけることは多岐にわたりますが、特に重要なのは以下の点です。
- パスポートとESTAの確認:パスポートの有効期限が十分にあるか、ESTAの申請は済んでいるか(渡航の72時間前までに推奨)。
- 航空券とホテルの予約:早めの予約がお得で確実です。
- パークチケットの購入とパーク予約:事前にオンラインで購入し、必要であればパーク入園予約も済ませておきましょう。
- 海外旅行保険の加入:万が一の病気やケガに備えて必ず加入しましょう。
- My Disney Experienceアプリのダウンロードと設定:パークのマップ、待ち時間確認、モバイルオーダー、レストラン予約、ジーニー・プラス(有料の優先搭乗システム)の利用などに必須です。事前に使い方に慣れておくと良いでしょう。
- クレジットカードの準備:利用可能な国際ブランドを確認し、複数枚持っていくと安心です。
- 常備薬や日焼け止めなどの準備:現地調達も可能ですが、使い慣れたものがあると安心です。フロリダの日差しは強いので日焼け止めは必須です。
基本的な持ち物リスト(2人分を考慮):
- パスポート、ESTA(コピーも)、航空券(eチケット控え)、海外旅行保険証
- 現金(米ドル)、クレジットカード(複数枚)
- スマートフォン、充電器、モバイルバッテリー、変換プラグ(Aタイプ)
- 着替え(季節に合わせた服装、下着、靴下など。重ね着できるものが便利)
- 歩きやすい靴(複数あると良い)、サンダル
- 雨具(折り畳み傘やレインコート。急な雨が多い)
- 日焼け止め、帽子、サングラス
- 常備薬、絆創膏、虫除けスプレー
- カメラ、メモリーカード、予備バッテリー
- 水筒または空のペットボトル
- ジップロックなどのビニール袋(濡れたものや小物の整理に便利)
- (必要であれば)日本食(インスタント味噌汁、お菓子など)
- (冬場)薄手のダウンやフリースなどの防寒着
- (夏場)冷却グッズ
- エコバッグ(お土産が増えた時などに)
季節や個人の必要に応じて調整してください。荷物はできるだけコンパクトにまとめ、パッキングの際は重量制限にも注意しましょう。
まとめ
- フロリダディズニー2人旅の予算目安は5泊7日で80万~120万円程度。
- 7泊9日なら100万~150万円程度が目安となる。
- 予算の大きな内訳は航空券、ホテル代、パークチケット代。
- 航空券は2人で30万~60万円程度が相場。
- ホテル代はランクにより異なり、1泊2万~10万円以上と幅広い。
- パークチケットは4日間ベースで2人約12万~16万円程度。
- 食費は1日2人で1.5万~4.5万円以上、スタイルによる。
- お土産代は2人で3万~10万円程度が一般的。
- 海外旅行保険、ESTA、Wi-Fiなどの諸費用も忘れずに。
- 予算を抑えるにはオフシーズンの旅行が効果的。
- 航空券は早期予約、LCC、乗り継ぎ便を検討する。
- ホテルは直営バリューやパーク外も選択肢に入れる。
- 食事はクイックサービスや持参品を活用する。
- 無料のエンターテイメントも楽しむと節約になる。
- クレジットカードは必須、現金はチップ用に少額で十分。