auのショートメール(SMS/Cメール)は、電話番号だけで手軽にメッセージを送れる便利なサービスです。しかし、「どうやって送るの?」「料金はかかるの?」「送れない時はどうすればいいの?」といった疑問を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。本記事では、auショートメールの基本的な使い方から、料金体系、さらには送受信トラブルの解決策まで、皆さんの疑問を解消できるよう徹底的に解説します。これを読めば、auショートメールをより安心して、そして快適に使いこなせるようになるでしょう。
auショートメール(SMS/Cメール)とは?基本を理解しよう

auのショートメールは、正式には「SMS(ショートメッセージサービス)」と呼ばれ、電話番号を宛先にして短いメッセージを送受信できるサービスです。インターネット回線ではなく電話回線を利用するため、メールアドレスが不要で、相手の機種やキャリアを問わずメッセージを届けられるのが大きな特徴です。auでは、このSMSを「Cメール」と呼ぶこともあり、長年親しまれてきました。
SMSとCメールの違い
SMSとCメールは、auにおいては基本的に同じサービスを指します。SMSは「Short Message Service」の略で、携帯電話番号を宛先として短いテキストメッセージを送受信する国際標準のサービスです。一方、Cメールはauが独自に提供していたSMSの名称でした。2019年9月以降、キャリア間のSMS送受信が長文化に対応したことなどもあり、現在では「SMS(Cメール)」と併記されることが多くなっています。つまり、auユーザーが「ショートメール」や「Cメール」と言った場合、それは「SMS」のことだと理解して問題ありません。
かつては、Cメールはau携帯電話同士でのみ利用できるサービスという認識もありましたが、現在は国内の他社携帯電話や海外の携帯電話ともSMSの送受信が可能です。
auショートメールのメリット
auショートメール(SMS/Cメール)には、他のメッセージアプリにはない独自のメリットがいくつかあります。
- 電話番号だけでメッセージを送れる手軽さ
相手のメールアドレスを知らなくても、電話番号さえ分かればメッセージを送ることができます。これは、LINEなどのアプリのように、お互いがアプリをインストールしてアカウントを登録する必要がないため、非常に便利です。 - 高い到達率と確実性
SMSは電話回線を利用してメッセージを送るため、インターネット回線の状況に左右されにくく、高い到達率を誇ります。 災害時など、インターネット回線が混雑している状況でも比較的繋がりやすいとされており、重要な連絡手段として活用されています。 - 本人確認や二段階認証に利用される
多くのオンラインサービスで、本人確認や二段階認証の手段としてSMSが利用されています。これは、SMSの高い到達率と、電話番号と紐づいているという特性から、セキュリティ面で信頼性が高いためです。 - 申し込み不要で利用可能
auのSMSは、特別な申し込みや月額料金は不要で、auの携帯電話を契約していれば誰でも利用できます。
auショートメールの送り方

auのショートメール(SMS/Cメール)は、iPhoneとAndroidで基本的な操作は共通していますが、アプリの名称やアイコンが異なる場合があります。ここでは、それぞれのデバイスでの送信手順を詳しく解説します。
iPhoneでの送信手順
iPhoneでauショートメールを送る際は、標準搭載されている「メッセージ」アプリを使用します。
- ホーム画面から「メッセージ」アプリのアイコンをタップします。
- 画面右上の新規作成アイコン(鉛筆と紙のマーク)をタップします。
- 「宛先」欄に、メッセージを送りたい相手の電話番号を直接入力するか、連絡先から選択します。
- メッセージ入力欄に本文を入力します。
- 入力が終わったら、送信ボタン(上向きの矢印アイコン)をタップしてメッセージを送信します。
相手が「+メッセージ」アプリを利用している場合は、自動的に「+メッセージ」形式で送信されます。それ以外の相手にはSMS(Cメール)形式で送信されます。
Androidでの送信手順
Androidスマートフォンでauショートメールを送る際は、多くの場合「メッセージ」アプリまたは「+メッセージ」アプリを使用します。
- ホーム画面から「メッセージ」アプリまたは「+メッセージ」アプリのアイコンをタップします。
- 新規作成アイコン(多くは右下にある「+」マークや吹き出しマーク)をタップします。
- 「宛先」欄に、メッセージを送りたい相手の電話番号を直接入力するか、連絡先から選択します。
- メッセージ入力欄に本文を入力します。
- 入力が終わったら、送信ボタン(紙飛行機アイコンなど)をタップしてメッセージを送信します。
相手が「+メッセージ」アプリを利用している場合は、写真やスタンプなども送れますが、利用していない場合はSMS形式となり、テキストメッセージのみの送信となります。
SMSの文字数制限と料金
auのSMSには文字数制限があり、送信する文字数に応じて料金が変動します。
- 国内での文字数と料金
- 全角最大670文字(半角最大1,530文字)まで送信可能です。
- 料金は文字数に応じて加算される従量課金制です。例えば、国内宛のSMS送信料は、1~70文字(半角1~160文字)で3.3円(税込)です。 文字数が増えるごとに料金も上がります。
- 2019年9月10日からは、au・ドコモ・ソフトバンクの3社間で、全角670文字までの長文SMSが送受信できるようになりました。
- ただし、古い機種やガラケーでは、全角70文字(半角160文字)に制限される場合や、長文メッセージが分割されて届くことがあります。
- 海外での文字数と料金
- 海外の携帯電話にSMSを送信する場合、料金は国内とは異なります。
- 一般的に、海外宛のSMSは全角70文字(半角160文字)までが1通分の料金(100円/通)となり、それ以上の文字数では複数通として扱われ、料金が加算されます。
- 海外渡航中にSMSを送信する場合も、料金は国内とは異なりますので注意が必要です。
SMSの受信は、国内・海外ともに基本的に無料です。
auショートメールの受け取り方

auショートメール(SMS/Cメール)の受信は、特別な操作を必要とせず、自動的に行われます。メッセージが届くと、スマートフォンの画面に通知が表示されるのが一般的です。
受信通知と確認方法
SMSが届くと、以下のような方法で通知されます。
- プッシュ通知
スマートフォンの画面上部にメッセージの差出人や内容の一部が表示されます。 - 着信音・バイブレーション
設定に応じて、着信音やバイブレーションでメッセージの到着を知らせます。 - メッセージアプリのアイコンバッジ
「メッセージ」アプリのアイコンに未読件数が表示されます。
受信したメッセージを確認するには、通知をタップするか、ホーム画面から「メッセージ」アプリを開きます。アプリ内では、やり取りした相手ごとにメッセージがスレッド形式で表示されるため、過去の履歴も簡単に確認できます。
もしSMSが届かない場合は、後述の「auショートメールが送れない・届かない時の対処法」をご確認ください。
auショートメールが送れない・届かない時の対処法

auショートメール(SMS/Cメール)は便利なサービスですが、時にはメッセージが送れない、あるいは届かないといったトラブルが発生することもあります。そんな時に焦らず対処できるよう、主な原因と解決策をご紹介します。
送信できない場合のチェックポイント
メッセージが送信できない場合、以下の点を確認してみましょう。
- 電波状況の確認
電波が悪い場所や圏外では、SMSを送信できません。電波の良い場所に移動して再度試してみてください。 - 相手の電話番号の確認
入力した電話番号が間違っていると、メッセージは届きません。正確な電話番号か、もう一度確認しましょう。 - 文字数制限の確認
SMSには文字数制限があります。長文のメッセージを送ろうとしていないか確認し、制限を超えている場合はメッセージを分割するか、短くして再送信してみましょう。 - 送信件数の上限
短時間に大量のSMSを送信すると、迷惑メッセージと判断され、一時的に送信が制限されることがあります。 - 端末の再起動
一時的なシステムエラーやアプリの不具合で送信できない場合があります。スマートフォンを再起動することで改善されることがあります。 - SMSアプリのキャッシュ削除
アプリの動作が不安定な場合、キャッシュを削除することで改善されることがあります。ただし、メッセージデータが削除されることはありません。
受信できない場合のチェックポイント
メッセージが受信できない場合、以下の点を確認してみましょう。
- 電波状況の確認
送信時と同様に、電波が悪い場所や圏外、機内モード設定中はメッセージを受信できません。電波の良い場所に移動するか、機内モードを解除しましょう。 - 迷惑メッセージ設定の確認
迷惑SMSブロック機能や受信フィルターが設定されていると、必要なメッセージもブロックされてしまうことがあります。 「My au」アプリや設定画面から、迷惑SMSブロックの無効化や受信フィルターの設定を確認・変更してみてください。 - 「+メッセージ」アプリの迷惑フォルダ
「+メッセージ」アプリを利用している場合、連絡先に登録されていない相手からのメッセージが迷惑フォルダに自動的に振り分けられている可能性があります。アプリ内の迷惑フォルダを確認してみましょう。 - 端末のストレージ容量
スマートフォンのストレージ容量が不足していると、新しいメッセージを受信できないことがあります。不要なデータやアプリを削除して空き容量を確保してみましょう。 - 端末の再起動
受信時も、一時的な不具合でメッセージが届かないことがあります。再起動を試してみてください。 - SMSの利用制限
契約内容によってはSMSの利用が制限されている場合があります。au IDの本人確認SMSが届かない場合などは、auお客さまセンターへの問い合わせも検討しましょう。
迷惑メッセージ対策
auでは、迷惑SMSからユーザーを守るための対策も提供しています。
- 迷惑SMSブロック
迷惑SMSの疑いのあるメッセージを自動で判定し、届かないようにする機能です。これは申し込み不要で自動的に適用されます。 ただし、ごく稀に迷惑SMSではないメッセージがブロックされる可能性もあるため、必要に応じて設定を解除することも可能です。 - 特定の相手からのブロック
特定の電話番号からのSMSを受信拒否する設定も可能です。 - 連絡先登録外からのメッセージフィルタ
「+メッセージ」アプリでは、連絡先に登録されていない相手からのメッセージをフィルタリングし、受信通知をオフにしたり、メッセージ一覧で分けて表示したりする機能があります。
これらの機能を活用することで、安心してauショートメールを利用できるでしょう。
auショートメールの料金体系

auショートメール(SMS/Cメール)の料金は、国内と海外で異なります。基本的な料金体系を理解しておくことで、安心してサービスを利用できます。
国内での料金
国内でauショートメールを送信する場合、送信料は文字数に応じた従量課金制です。
- 送信料
- 1~70文字(半角1~160文字)の場合:3.3円(税込)/通
- 71~134文字(半角161~306文字)の場合:6.6円(税込)/通
- 以降、67文字(半角153文字)ごとに3.3円が加算されます。
- 最大で全角670文字(半角1,530文字)まで送信可能で、その場合の料金は33円(税込)/通となります。
- 受信料
- 国内でのSMS受信は無料です。
なお、auの料金プランによっては、無料通信分をSMS送信料に充当できる場合もあります。また、法人契約で「法人割」に加入している場合、社員間のSMS送受信が無料になることがあります。
海外での料金
海外でauショートメールを利用する場合、国内とは異なる料金が適用されます。
- 送信料
- 海外の携帯電話宛にSMSを送信する場合、1通あたり100円(免税)がかかります。
- この料金は、全角70文字(半角160文字)までの料金であり、それ以上の文字数では複数通として扱われ、料金が加算されます。
- 海外渡航中にSMSを送信する場合も、同様に1通100円(免税)からとなります。
- 受信料
- 海外でのSMS受信は無料です。
海外での利用料金は、渡航先や機種によって異なる場合があるため、渡航前にauの公式サイトで最新の情報を確認することをおすすめします。
auショートメールと他のメッセージアプリとの比較

auショートメール(SMS/Cメール)は便利なサービスですが、LINEなどのメッセージアプリも広く利用されています。それぞれの特徴を比較することで、状況に応じた使い分けができるようになります。
SMSとLINEなどの違い
SMSとLINEなどのメッセージアプリには、主に以下の違いがあります。
| 項目 | SMS(Cメール) | LINEなどのメッセージアプリ |
|---|---|---|
| 宛先 | 電話番号 | ID、QRコード、電話番号(アプリ内で登録) |
| 利用に必要なもの | 携帯電話番号のみ | アプリのインストール、アカウント登録、インターネット接続 |
| 料金 | 送信は文字数に応じた従量課金、受信は無料 | 基本的に無料(データ通信料は発生) |
| 文字数・容量 | 全角最大670文字(半角最大1,530文字) | 制限なし(写真、動画も送れる) |
| 機能 | テキストメッセージのみ(一部機種で絵文字) | テキスト、写真、動画、スタンプ、音声、位置情報など多機能 |
| 到達率 | 電話回線利用のため高い | インターネット回線利用のため、回線状況に左右される |
SMSは、相手がどのキャリアの携帯電話を使っていても、電話番号さえ知っていれば確実にメッセージを届けられるという点で優れています。 特に、本人確認や重要な通知など、確実に相手に届けたい場合に適しています。
一方、LINEなどのメッセージアプリは、インターネット回線を利用するため、データ通信料はかかりますが、メッセージ自体は無料で送れます。また、写真や動画、スタンプなど、表現豊かなコミュニケーションが可能です。 友人や家族との日常的なやり取りには、メッセージアプリが便利でしょう。
auでは、SMSの進化版として「+メッセージ(プラスメッセージ)」も提供しています。これは、SMSとEメールのいいとこどりをしたサービスで、電話番号だけで写真やスタンプを送れるのが特徴です。 相手が「+メッセージ」を利用していれば、よりリッチなコミュニケーションが可能です。
auショートメールに関するよくある質問

- auのショートメールはどこから送る?
- auのSMSの料金は?
- auのCメールとSMSの違いは何ですか?
- auのショートメールはWi-Fiで送れる?
- auのショートメールは誰でも送れる?
- auショートメール送れない時の対処法は?
- auショートメール受信できない時の対処法は?
- auショートメールの文字数制限は?
- auショートメールの設定は必要?
- auショートメールのアドレスはあるの?
auのショートメールはどこから送る?
auのショートメール(SMS/Cメール)は、iPhoneの場合は標準搭載の「メッセージ」アプリから、Androidスマートフォンの場合は「メッセージ」アプリまたは「+メッセージ」アプリから送信できます。
auのSMSの料金は?
auのSMS送信料金は、国内宛の場合、文字数に応じた従量課金制です。1~70文字(半角1~160文字)で3.3円(税込)からで、最大670文字(半角1,530文字)で33円(税込)となります。受信は国内・海外ともに無料です。
auのCメールとSMSの違いは何ですか?
auにおいて、CメールとSMSは基本的に同じサービスを指します。SMSは国際標準のサービス名で、Cメールはauが独自に用いていた名称です。現在では「SMS(Cメール)」と併記されることが多くなっています。
auのショートメールはWi-Fiで送れる?
SMSは電話回線を利用するサービスのため、Wi-Fi環境下では直接送信できません。モバイルデータ通信(4G/5G回線)が有効になっている必要があります。ただし、「+メッセージ」アプリを利用している場合は、Wi-Fi環境下でもメッセージを送受信できます。
auのショートメールは誰でも送れる?
auのショートメール(SMS)は、auの携帯電話を契約していれば、特別な申し込みや月額料金なしで誰でも利用できます。 相手の電話番号さえ知っていれば、キャリアや機種を問わずメッセージを送ることが可能です。
auショートメール送れない時の対処法は?
auショートメールが送れない場合は、まず電波状況、相手の電話番号、文字数制限を確認しましょう。スマートフォンの再起動やSMSアプリのキャッシュ削除も有効な場合があります。
auショートメール受信できない時の対処法は?
auショートメールが受信できない場合は、電波状況、迷惑SMSブロック設定、迷惑フォルダの確認が重要です。端末のストレージ容量不足や再起動も試してみてください。
auショートメールの文字数制限は?
auショートメールの文字数制限は、全角最大670文字(半角最大1,530文字)です。ただし、古い機種やガラケーでは全角70文字(半角160文字)に制限されることがあります。
auショートメールの設定は必要?
auショートメール(SMS)は、auの携帯電話を契約していれば基本的に特別な設定は不要で利用できます。 ただし、迷惑SMS対策のためのブロック機能などは、必要に応じて「My au」アプリから設定を変更できます。
auショートメールのアドレスはあるの?
SMSは電話番号を宛先とするサービスであり、メールアドレスは存在しません。メールアドレスを宛先とするのはEメール(キャリアメールやフリーメール)です。
まとめ

- auショートメールはSMS(ショートメッセージサービス)のことで、Cメールとも呼ばれる。
- 電話番号だけでメッセージを送れる手軽さが大きなメリット。
- 電話回線を利用するため、高い到達率と確実性がある。
- 本人確認や二段階認証に広く利用されている。
- iPhoneでは「メッセージ」アプリ、Androidでは「メッセージ」または「+メッセージ」アプリで送受信する。
- 国内での送信は文字数に応じた従量課金制(3.3円~33円/通)。
- 国内・海外ともにSMSの受信は無料。
- 文字数制限は全角最大670文字(半角最大1,530文字)。
- 海外への送信は1通100円(免税)から。
- 送れない・届かない場合は、電波状況や電話番号、迷惑メッセージ設定を確認する。
- auでは迷惑SMSブロック機能が自動適用される。
- SMSはWi-Fiではなくモバイルデータ通信を利用する。
- SMSにメールアドレスは存在せず、電話番号が宛先となる。
- +メッセージアプリはSMSの進化版で、写真やスタンプも送れる。
- 特別な申し込みや月額料金は不要で利用できる。
- トラブル時は端末の再起動も有効な解決策。
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