「PRS SEシリーズって、プロのアーティストも使っているの?」そんな疑問をお持ちではありませんか?PRS SEシリーズは、その価格からは想像できないほどの高いクオリティで、世界中のギタリストから注目を集めています。本記事では、PRS SEを愛用する有名アーティストたちの実情から、なぜ彼らがこのギターを選ぶのか、その魅力と強みを徹底的に解説します。さらに、あなたにぴったりの一本を見つけるためのモデル選びのコツまで、詳しくご紹介します。
PRSSEシリーズとは?プロも納得のコストパフォーマンスモデル

PRS SEシリーズは、アメリカのギターメーカーであるPaul Reed Smith(PRS)が手掛ける、高いコストパフォーマンスを誇るギターラインナップです。本家USA製のCoreモデルの遺伝子を受け継ぎながらも、より多くのギタリストにPRSの魅力を体験してもらうために開発されました。その品質は、プロの現場でも十分に通用すると評価されています。
PRSSEはどこの国で製造されていますか?
PRS SEシリーズは、主にアジアの工場で製造されています。歴史的には韓国のWorld Musical Instruments社で製造されていましたが、2019年からはインドネシアの専用工場へと生産拠点が移行しています。PRS本社が定期的に視察や指導を行うことで、品質管理が徹底されており、手頃な価格ながらもPRSらしい高いクオリティが維持されているのです。
PRSSEとCoreモデル、S2モデルの違いは何ですか?
PRSギターには大きく分けて「Core(コア)」「S2(エスツー)」「SE(エスイー)」の3つのラインナップがあります。Coreモデルはアメリカ本社工場で製造される最高峰のラインで、厳選された木材と熟練の職人技が惜しみなく投入されています。S2モデルもアメリカ製ですが、製造工程の効率化や素材の選択に工夫を凝らし、Coreモデルよりも手頃な価格で高い品質を実現した実用的なモデルです。
一方、SEシリーズは、Coreモデルの基本的な設計思想を踏襲しつつ、アジアでの製造によりコストを抑えたラインです。例えば、Coreモデルでは無垢のメイプル材がボディトップに使用されるのに対し、SEモデルではメイプル材の上に美しい杢目のフレイムメイプル化粧板を貼り付けるといった工夫がされています。 しかし、サウンドの中核を担うピックアップにはPRSが責任を持てるしっかりとしたものが使われており、価格以上の価値を提供しています。
驚きの事実!PRSSEを使用する有名アーティストたち

「PRS SEは廉価版だから、プロは使わないのでは?」そう思われがちですが、実は多くの有名アーティストがPRS SEを愛用しています。彼らがSEを選ぶ理由は、単に価格が手頃だからというだけでなく、プロの現場で求められる高い演奏性と信頼性を兼ね備えているからです。ライブやレコーディング、ツアーなど、様々なシチュエーションでPRS SEが活躍しています。
PRSSEを使っているプロはいますか?
はい、PRS SEを使用しているプロのアーティストは数多く存在します。彼らはPRS SEの優れたコストパフォーマンスと高い実用性を評価し、メインギターとして、あるいはツアー用のサブギターとして活用しています。ここでは、PRS SEを愛用する国内外のアーティストの一部をご紹介します。
日本人アーティスト
- Ishiguri(終活クラブ)
- Jien Takahashi(MAJUSTICE / VIOLET ETERNAL)
- Nozoki “CANDY” Taira(Tha pino noir)
- Ao Hoshii
- masato(リールー)
- Min(amagoi)
- wata harikemu
- KAHO(Faulieu.)
- KANAMI(BAND-MAID)
- Toru(ONE OK ROCK)
- 新藤晴一(ポルノグラフィティ)
- 中川翔子
海外アーティスト
- Carlos Santana(カルロス・サンタナ)
- Orianthi(オリアンティ)
- John Mayer(ジョン・メイヤー)
- Mark Tremonti(マーク・トレモンティ)
- Al Di Meola(アル・ディ・メオラ)
- Zach Myers(Shinedown)
PRSSEシグネチャーモデルを持つアーティスト
PRS SEシリーズには、有名アーティストのシグネチャーモデルも多数ラインナップされています。これは、アーティスト自身がSEシリーズの品質を認め、自身の名を冠するに値すると判断した証拠と言えるでしょう。
- SE Santana: カルロス・サンタナのシグネチャーモデルは、SEシリーズの登場以来、世界中のプレイヤーに愛用されています。
- SE Silver Sky: ジョン・メイヤーのシグネチャーモデル「Silver Sky」のSE版もリリースされ、大きな話題となりました。
- SE Zach Myers: ロックバンドShinedownのリードギタリスト、ザック・マイヤーズのシグネチャーモデルも人気です。
なぜプロはPRSSEを選ぶのか?その魅力と強み

プロのアーティストがPRS SEを選ぶ理由は多岐にわたりますが、その根底にはPRSが長年培ってきたギター製作の哲学と技術がSEシリーズにもしっかりと息づいていることがあります。単なる廉価版ではない、プロが信頼を寄せるに足る魅力と強みを見ていきましょう。
PRSSEはなぜ人気ですか?
PRS SEシリーズが幅広い層から支持され、プロにも愛用される理由は、その卓越したコストパフォーマンスと実用性の高さにあります。Coreモデルに迫る品質を手頃な価格で手に入れられる点は、多くのギタリストにとって大きな魅力です。
価格以上の品質とコストパフォーマンス
PRS SEシリーズの最大の強みは、何と言ってもそのコストパフォーマンスの高さです。10万円前後の価格帯でありながら、見た目の美しさ、サウンドの良さ、演奏性の高さにおいて「価格以上の価値がある」と絶大な支持を集めています。 製造工程の効率化や素材の選択に工夫を凝らすことで、この驚異的な低価格化を実現しているのです。
優れた演奏性と快適なプレイアビリティ
PRS SEは、多くのギタリストにとって非常に弾きやすいと感じられるギターです。長年の研究に基づいて設計されたネック形状(Wide ThinやWide Fatなど)は、握りやすく、長時間の演奏でも疲れにくいと評価されています。 また、25インチという独自のスケール長は、フェンダーとギブソンの中間に位置し、どちらのギターからの持ち替えでも違和感が少なく、手の小さな日本人にもフィットしやすいと言われています。
幅広いジャンルに対応する多彩なサウンド
PRS SEシリーズに搭載されている「85/15 “S”」ピックアップは、1985年製のヴィンテージPRSピックアップを基に設計されており、クリアで力強いトーンから、豊かな歪みまで幅広いサウンドを提供します。 クリーントーンの明瞭さ、歪ませた時のパワフルさ、そしてコイルタップ機能によるシングルコイルサウンドの歯切れの良さなど、様々な音楽ジャンルに対応できる汎用性の高さがプロからも評価されています。
美しいルックスと高いデザイン性
PRSギターの代名詞とも言える美しいルックスは、SEシリーズでも健在です。フレイムメイプルトップの美しい木目や、バードインレイが施された指板は、所有する喜びを感じさせてくれます。 この価格帯でこれほどの美しいデザインのギターが手に入ることは、PRS SEの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
プロの現場で通用する高い信頼性
PRS SEシリーズは、プロモデルの高い完成度を踏襲しつつ、必要十分な機能を備えた楽器として、多くのギタリストに支持されています。ボディの形状やネックのフィット感、ピックアップの音質など、プロ仕様に近いクオリティを体験できる点が魅力です。 高い耐久性も兼ね備えており、ライブやツアーといった過酷な環境でも安心して使用できる信頼性も、プロが選ぶ理由となっています。
あなたにぴったりの一本を見つける!PRSSEモデルの種類と選び方

PRS SEシリーズには、様々なモデルがラインナップされており、それぞれに個性があります。自分のプレイスタイルや求めるサウンドに合わせて、最適な一本を選ぶことが重要です。ここでは、代表的なモデルとその特徴、選び方のコツをご紹介します。
定番モデルPRSSECustom24
PRS SE Custom 24は、SEシリーズの顔とも言える存在で、PRSのフラッグシップモデル「Custom 24」のDNAを色濃く受け継いでいます。メイプルトップ、マホガニーバックのボディ、24フレット仕様のネック、そして85/15 “S”ピックアップを搭載し、幅広いジャンルに対応できる汎用性の高さが魅力です。 初心者からプロのサブギターまで、多くのギタリストにおすすめできる万能な一本です。
多様なサウンドを誇るPRSSECustom24-08
SE Custom 24-08は、Custom 24の基本スペックに加え、各ピックアップを独立してシングルコイルサウンドに切り替えられるミニトグルスイッチを搭載しています。 これにより、Custom 24を上回る8種類のサウンドバリエーションを実現し、より多彩なサウンドメイクが可能になりました。 幅広い音作りを求めるギタリストに特におすすめです。
ヴィンテージライクなPRSSESinglecutとMcCarty594
PRS SE SinglecutやSE McCarty 594は、ギブソン系のシングルカッタウェイデザインを好むギタリストにおすすめのモデルです。特にMcCarty 594は、ヴィンテージギター特有のサウンドとフィーリングを追求しており、ブルースやロックなど、クラシックなジャンルで真価を発揮します。
個性的なPRSSESilverSkyとZachMyers
ジョン・メイヤーのシグネチャーモデルであるSE Silver Skyは、フェンダー系のシングルコイルサウンドとPRSのプレイアビリティを融合させたユニークなモデルです。 また、Shinedownのザック・マイヤーズのシグネチャーモデルSE Zach Myersは、チェンバード構造のマホガニーボディとサテンフィニッシュのネックが特徴で、密度の高い中音域と高いプレイヤビリティが魅力です。 個性的なサウンドやルックスを求めるギタリストに最適です。
ジャンル別おすすめPRSSEモデル
- ロック・メタル: SE Custom 24、SE Custom 24-08、SE Mark Tremontiなど、パワフルなハムバッカーサウンドと高い演奏性を持つモデルがおすすめです。
- ブルース・ジャズ: SE HollowbodyシリーズやSE McCarty 594など、暖かく豊かなトーンを持つモデルが適しています。
- ポップス・フュージョン: SE Custom 24やSE Custom 24-08など、クリーンからクランチまで幅広いサウンドに対応できる汎用性の高いモデルが活躍します。
- カントリー・ファンク: SE Silver Skyなど、歯切れの良いシングルコイルサウンドが特徴のモデルがおすすめです。
PRSSEの欠点と解決策

PRS SEシリーズは高い評価を得ていますが、Coreモデルと比較すると、やはりコストを抑えるための違いも存在します。しかし、これらの「欠点」は、適切な知識とカスタマイズで十分に解決できるものがほとんどです。SEをさらに自分好みにするための解決策を見ていきましょう。
Coreモデルとの比較で感じる細部の違い
PRS SEはCoreモデルの設計思想を受け継いでいますが、価格帯の違いから、木材のグレードやパーツの細かな仕上げにおいて差があるのは事実です。例えば、Coreモデルのボディトップは無垢のメイプル材ですが、SEではメイプル材の上に化粧板としてフレイムメイプルを貼り付けています。 また、プロモデルほどの細やかな表現力は求めにくいと感じるギタリストもいるかもしれません。 しかし、これらの違いは、価格を考慮すれば十分納得できる範囲であり、多くのギタリストにとって演奏上の大きな問題となることは少ないでしょう。
ピックアップ交換でさらなる音質向上
PRS SEに搭載されている「85/15 “S”」ピックアップは非常に優秀ですが、より特定のサウンドを追求したい場合や、Coreモデルに近づけたいと考える場合は、ピックアップ交換が有効な解決策となります。PRS純正のUSA製ピックアップや、Seymour Duncan、DiMarzioといった有名ブランドのピックアップに交換することで、音のキャラクターを大きく変え、さらなる音質向上が期待できます。
ペグ交換でチューニングの安定性を高める
PRS SEのチューニングの安定性は良好ですが、より高い安定性を求めるなら、ロック式ペグへの交換がおすすめです。USA Coreモデルの多くに搭載されているPRS純正のロック式ペグは、別売りのアップグレードパーツとしてSEシリーズにも取り付け可能です。 ロック式ペグに交換することで、弦交換が楽になるだけでなく、アーミング時のチューニングの狂いを軽減し、より安心して演奏に集中できるようになります。
よくある質問

PRSSEは初心者にもおすすめですか?
はい、PRS SEシリーズは初心者の方にも非常におすすめできるギターです。 その理由は、まず「弾きやすさ」にあります。薄く握りやすいネック形状と、指の小さな人にもフィットしやすい25インチスケールは、初心者でも快適に演奏を楽しめます。 また、軽量でバランスの良いボディは、長時間の練習でも疲れにくいというメリットもあります。 さらに、価格以上の高品質なサウンドと美しいルックスは、ギターを続けるモチベーションにも繋がるでしょう。
PRSSEのメンテナンス方法は?
PRS SEのメンテナンス方法は、一般的なエレキギターと同様です。演奏後は、乾いたクロスで弦やボディの汗や汚れを拭き取ることが大切です。指板が乾燥してきたら、レモンオイルなどで保湿してあげると良いでしょう。弦は定期的に交換し、ネックの反りがないか、ブリッジの高さやオクターブチューニングが適切かなども、定期的にチェックすることをおすすめします。もし自分で調整が難しい場合は、楽器店に相談しましょう。
PRSSEの音質はCoreモデルと比べてどうですか?
PRS SEの音質は、Coreモデルと比較すると、細部のニュアンスや木材の鳴りの深さにおいて差を感じることがあります。Coreモデルは厳選された木材と最高峰のパーツを使用しているため、より豊かな響きと繊細な表現力を持ちます。 しかし、SEシリーズに搭載されている85/15 “S”ピックアップは、PRSらしい明瞭でパワフルなサウンドをしっかりと出力し、幅広いジャンルに対応できる汎用性の高い音質を持っています。 価格を考慮すれば、SEの音質は非常に優れており、プロの現場でも十分に通用するクオリティです。
PRSSEの限定モデルはありますか?
はい、PRS SEシリーズには限定モデルが定期的にリリースされています。 これらの限定モデルは、通常モデルにはない特別な木材(キルトメイプル、バール材など)やカラーリング、または特定のアーティストのシグネチャーモデルの限定仕様など、ユニークな特徴を持っています。 限定モデルは生産数が限られているため、所有することで特別感を味わうことができ、他のギタリストと差をつけたい人にもぴったりです。
まとめ

- PRS SEシリーズは、高いコストパフォーマンスが魅力のギターです。
- 多くの有名アーティストがPRS SEを愛用しています。
- 日本人アーティストもPRS SEをライブやレコーディングで使用しています。
- 海外の著名ギタリストもPRS SEのシグネチャーモデルを持っています。
- PRS SEは韓国やインドネシアで製造され、厳格な品質管理がされています。
- プロがPRS SEを選ぶ理由は、価格以上の品質と信頼性です。
- 優れた演奏性と快適なプレイアビリティがPRS SEの強みです。
- 幅広いジャンルに対応する多彩なサウンドがPRS SEの魅力です。
- PRS SEは美しいルックスと高いデザイン性を兼ね備えています。
- 定番のCustom24から個性的なSilver Skyまで多様なモデルがあります。
- ピックアップ交換やペグ交換でさらなるカスタマイズが可能です。
- PRS SEは初心者からプロまで幅広い層におすすめできます。
- Coreモデルとの比較では細部の違いがありますが、実用性は高いです。
- 定期的なメンテナンスで長く愛用できるギターです。
- PRS SEには魅力的な限定モデルも多数存在します。
