「プラスメッセージを開いたら、いつの間にか電話帳の連絡先がずらりと表示されている…」「知らない連絡先まで勝手に同期されている気がする…」そんな経験はありませんか?多くの方が、プラスメッセージと電話帳の連携について疑問や不安を抱えています。
本記事では、プラスメッセージが電話帳と「勝手に」連携する仕組みから、その主な原因、そしてあなたのプライバシーを守りながら連絡先表示をコントロールするための具体的な方法まで、詳しく解説します。あなたの疑問を解消し、安心してプラスメッセージを利用するための手助けとなるでしょう。
プラスメッセージが電話帳と「勝手に」連携する仕組みとは?

プラスメッセージは、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの国内主要3キャリアが共同で提供するメッセージアプリです。SMS(ショートメッセージサービス)の進化版として、電話番号だけで写真や動画、スタンプなどを送受信できるリッチなコミュニケーションを可能にしています。
このアプリが電話帳と「勝手に」連携しているように見えるのは、その設計思想と機能に理由があります。利用者の利便性を高めるための重要な仕組みなのです。
プラスメッセージの連絡先表示の基本
プラスメッセージは、スマートフォンの電話帳に登録されている連絡先情報に基づいて、メッセージを送れる相手を自動的に識別し、表示します。
具体的には、あなたの電話帳に登録されている電話番号の中から、プラスメッセージを利用しているユーザーを検出し、アプリ内の連絡先一覧にプラスメッセージのアイコン(吹き出しマークなど)を付けて表示する仕組みです。
これにより、あなたは改めて友達登録をする手間なく、すぐにメッセージのやり取りを始められます。
なぜ電話帳情報が自動で表示されるのか
プラスメッセージが電話帳情報を自動で表示するのは、アプリの基本的な機能として設計されているからです。
アプリを初めて起動する際やインストール時に、連絡先へのアクセス許可を求められます。この許可を与えることで、プラスメッセージはあなたの電話帳に登録されている電話番号を読み取り、どの連絡先がプラスメッセージを利用しているかをサーバーに問い合わせます。
この仕組みは、LINEやWhatsAppといった他のメッセージアプリでも採用されており、電話番号を基盤としたコミュニケーションアプリの共通の動作と言えるでしょう。
キャリアが提供する安心感と利便性
プラスメッセージは、国内主要3キャリアが共同で提供しているため、その信頼性とセキュリティは高いと言えます。
電話番号だけでやり取りができる手軽さに加え、キャリアの審査を通過した企業からの公式アカウントメッセージなど、安心して利用できる環境が整っています。
電話帳との連携も、利用者がスムーズにコミュニケーションを始められるよう、利便性を追求した結果なのです。
「勝手に」表示される連絡先への不安を解消!主な原因と確認点

プラスメッセージで電話帳の連絡先が「勝手に」表示されることに不安を感じる方もいるかもしれません。しかし、その多くはアプリの仕様や設定によるものです。ここでは、主な原因とあなたが確認すべき点を解説します。
アプリの連絡先アクセス権限
プラスメッセージが電話帳の連絡先を表示するためには、スマートフォンの設定で「連絡先」へのアクセス権限が許可されている必要があります。
この権限が許可されていると、アプリは電話帳の情報を読み取り、プラスメッセージを利用している相手を自動で判別して表示します。もし、この権限が許可されていなければ、プラスメッセージは電話帳の情報を利用できません。
多くのアプリは初回起動時に権限の許可を求めますが、意識せずに許可してしまっているケースも少なくありません。まずは、スマートフォンの設定からプラスメッセージの連絡先アクセス権限を確認してみましょう。
同期設定の確認
プラスメッセージは、スマートフォンの電話帳と常に同期するよう設計されています。
そのため、あなたがスマートフォンの電話帳に新しい連絡先を追加したり、既存の連絡先を編集したりすると、その情報が自動的にプラスメッセージにも反映されます。この「同期」の仕組みが、「勝手に連携している」と感じる一因かもしれません。
プラスメッセージ自体に「同期をオフにする」といった直接的な設定項目は基本的にありませんが、後述するアプリの権限設定や、連絡先未登録者をフィルタリングする機能を利用することで、表示をコントロールできます。
知らない連絡先が表示されるケース
「電話帳に登録していないはずの、知らない連絡先がプラスメッセージに表示されている」と感じる場合、いくつかの原因が考えられます。
- 過去に登録していた連絡先が残っている:以前は電話帳に登録していたが、現在は削除している連絡先が、何らかの理由でアプリのキャッシュなどに残っている可能性があります。
- 電話帳以外の連携:ごく稀に、他のアプリやサービスと電話帳が連携しており、そこから情報が流入している可能性もゼロではありません。
- 「連絡先未登録者をフィルタリング」機能がオフになっている:プラスメッセージには、電話帳に登録されていない相手からのメッセージを別タブに振り分ける機能があります。この機能がオフになっていると、登録済みと未登録のメッセージが混在して表示されるため、知らない連絡先が目立つことがあります。
これらの原因を踏まえ、次の章で具体的な対処法を解説していきます。
プラスメッセージの連絡先表示をコントロールする具体的な方法

プラスメッセージの電話帳連携について理解した上で、自分の意思で連絡先の表示をコントロールしたいと考えるのは自然なことです。ここでは、そのための具体的な方法をいくつかご紹介します。
アプリの権限設定を見直す
プラスメッセージが電話帳にアクセスするのを制限したい場合、スマートフォンの設定からアプリの権限を見直すのが最も直接的な方法です。
Androidの場合:
- スマートフォンの「設定」を開きます。
- 「アプリ」または「アプリと通知」をタップします。
- アプリの一覧から「+メッセージ」を探してタップします。
- 「権限」または「アプリの権限」をタップします。
- 「連絡先」の項目をオフ(許可しない)に設定します。
iPhoneの場合:
- スマートフォンの「設定」を開きます。
- 下にスクロールして「+メッセージ」をタップします。
- 「連絡先」の項目をオフ(許可しない)に設定します。
この設定を行うと、プラスメッセージは電話帳の情報を読み取れなくなるため、連絡先一覧に表示される相手が限定される可能性があります。ただし、アプリの機能の一部が制限される場合もあるため、注意が必要です。
連絡先の同期設定を調整する
プラスメッセージには、電話帳に登録されていない相手からのメッセージを自動的に振り分ける「連絡先未登録者をフィルタリング」という便利な機能があります。
この機能を活用することで、知らない連絡先がメッセージ一覧に混在するのを防ぎ、より整理された状態でアプリを利用できます。
設定方法(Androidの場合):
- プラスメッセージアプリを起動します。
- 画面下部の「メッセージ」タブをタップします。
- 右上のメニューアイコン(三本線)をタップし、「設定」を選択します。
- 「メッセージ」をタップします。
- 「連絡先未登録者をフィルタリング」のスイッチをオンにします。
この設定をオンにすると、メッセージ一覧が「連絡先登録済み」と「不明な差出人」のタブに分かれて表示されるようになります。
「不明な差出人」タブには、電話帳に登録されていない相手からのメッセージが表示されるため、迷惑メッセージ対策としても有効です。
特定の連絡先をブロック・非表示にする方法
特定の相手からのメッセージを受け取りたくない場合や、連絡先一覧に表示させたくない場合は、ブロック機能や非表示機能を利用できます。
ブロックする方法:
- プラスメッセージアプリで、ブロックしたい相手とのメッセージ画面を開きます。
- 画面右上のメニューアイコン(Androidの場合は三本線、iPhoneの場合は「i」アイコンなど)をタップします。
- 表示されるメニューの中から「ブロック」を選択します。
ブロックすると、その相手からのメッセージは届かなくなり、メッセージ一覧からも非表示になります。
非表示にする方法:
プラスメッセージには、メッセージ一覧から特定の会話を非表示にする機能もあります。ブロックとは異なり、メッセージの受信自体は継続されますが、一覧には表示されなくなります。設定方法は機種やOSのバージョンによって異なる場合があるため、アプリ内のヘルプやキャリアのサポートページを確認することをおすすめします。
電話帳連携を一時的に解除するコツ
プラスメッセージと電話帳の連携を完全に解除する直接的な設定はアプリ内にありませんが、いくつかの「コツ」で連携の影響を最小限に抑えることができます。
- アプリの連絡先アクセス権限をオフにする:前述の通り、スマートフォンの設定でプラスメッセージの連絡先アクセス権限をオフにすれば、アプリは電話帳の情報を読み取れなくなります。これにより、新たな連絡先の同期は行われなくなります。ただし、既存の連絡先表示に影響が出る場合があるため、注意が必要です。
- アプリの再インストール:最終手段として、プラスメッセージアプリを一度アンインストールし、再度インストールする方法もあります。この際、連絡先へのアクセス許可を求められた際に「許可しない」を選択することで、電話帳との連携を避けることができます。ただし、過去のメッセージ履歴などが消える可能性もあるため、事前にバックアップを取るなどの対策が必要です。
これらの方法を試す際は、ご自身のスマートフォンのOSバージョンやアプリのバージョンによって操作が異なる場合があるため、慎重に進めるようにしてください。
プラスメッセージの連絡先管理で知っておくべきこと

プラスメッセージをより快適に、そして安心して利用するためには、連絡先管理に関するいくつかのポイントを知っておくことが大切です。ここでは、日々の利用で役立つ情報をご紹介します。
連絡先情報の更新と反映
プラスメッセージの連絡先は、スマートフォンの電話帳と同期しています。
そのため、電話帳で連絡先情報を更新すると、プラスメッセージにもその変更が自動的に反映されるのが基本です。例えば、相手の名前を変更したり、新しい電話番号を追加したりした場合、プラスメッセージの連絡先一覧にもその情報が更新されます。
ただし、相手が自身のプロフィール情報を更新した場合、その情報があなたのプラスメッセージに反映されるまでには、相手とのメッセージのやり取りが発生するタイミングなど、若干のタイムラグが生じることがあります。
もし、連絡先情報がなかなか更新されないと感じたら、一度アプリを再起動してみるのも良い方法です。
プライバシーを守るための設定
プラスメッセージでは、あなたのプライバシーを守るための設定がいくつか用意されています。これらを適切に活用することで、より安心してアプリを利用できます。
- パスコード設定:アプリの起動時にパスコードを要求するように設定できます。これにより、第三者による不正なアクセスを防ぎ、メッセージ内容を保護できます。
- メッセージ内容の通知表示設定:ロック画面や通知バーにメッセージ内容が表示されないように設定できます。これにより、周囲の人にメッセージ内容を見られる心配がなくなります。
- ブロックメッセージの自動削除:ブロックした相手からのメッセージを自動的に削除する設定も可能です。これにより、不要なメッセージが残ることを防げます。
これらの設定は、プラスメッセージアプリ内の「マイページ」や「設定」メニューからアクセスできます。
ご自身の利用状況に合わせて、最適なプライバシー設定を行いましょう。
機種変更時の注意点
スマートフォンを機種変更する際、プラスメッセージのデータ移行には注意が必要です。
プラスメッセージのメッセージ履歴は、アプリ内に保存されています。そのため、機種変更前に適切なバックアップと復元を行わないと、大切なメッセージ履歴が失われる可能性があります。
多くのキャリアでは、プラスメッセージのデータ移行に関する詳細な手順を公式サイトで案内しています。機種変更を検討している場合は、事前に利用しているキャリアのウェブサイトを確認し、指示に従ってバックアップと復元を行うようにしてください。
特に、AndroidからiPhone、またはiPhoneからAndroidへの異なるOS間での機種変更の場合、データ移行の方法が複雑になることがあるため、注意が必要です。
プラスメッセージの連絡先に関するよくある質問

プラスメッセージの連絡先に関する疑問は尽きません。ここでは、多くの方が抱える質問とその回答をまとめました。
- プラスメッセージで知らない人が表示されるのはなぜ?
- プラスメッセージの連絡先を非表示にするには?
- プラスメッセージの電話帳連携を解除する方法は?
- プラスメッセージの連絡先が更新されない場合は?
- プラスメッセージのブロック機能について詳しく教えて
- プラスメッセージの連絡先を削除したい
- プラスメッセージの連絡先表示がおかしい時の対処法
- プラスメッセージの電話帳アクセス許可は必要?
プラスメッセージで知らない人が表示されるのはなぜ?
プラスメッセージで知らない人が表示される主な理由は、あなたの電話帳にその人の電話番号が登録されており、かつその人もプラスメッセージを利用しているためです。プラスメッセージは電話帳と連携し、アプリ利用者を自動で識別して表示する仕組みだからです。
また、過去に登録していた連絡先がアプリのキャッシュに残っている、または「連絡先未登録者をフィルタリング」機能がオフになっている可能性も考えられます。
プラスメッセージの連絡先を非表示にするには?
特定の連絡先をメッセージ一覧から非表示にしたい場合は、その相手をブロックする方法が最も確実です。ブロックすると、その相手からのメッセージは届かなくなり、メッセージ一覧からも表示されなくなります。
また、「連絡先未登録者をフィルタリング」機能をオンにすることで、電話帳に登録していない相手からのメッセージを別タブに振り分け、メインのメッセージ一覧から見えにくくすることも可能です。
プラスメッセージの電話帳連携を解除する方法は?
プラスメッセージと電話帳の連携を完全に解除する直接的な設定はアプリ内にありません。しかし、スマートフォンの設定でプラスメッセージの「連絡先」へのアクセス権限をオフにすることで、アプリが電話帳の情報を読み取らないようにできます。
これにより、新たな連絡先の同期は行われなくなりますが、アプリの機能の一部が制限される可能性があるため、注意が必要です。
プラスメッセージの連絡先が更新されない場合は?
プラスメッセージの連絡先が更新されない場合、まずはスマートフォンの電話帳が正しく更新されているかを確認してください。その後、プラスメッセージアプリを一度終了し、再起動してみましょう。
それでも解決しない場合は、スマートフォンの再起動や、アプリのキャッシュクリアを試すことも有効です。
また、相手が自身のプロフィール情報を更新した場合、その情報が反映されるまでに時間がかかることもあります。
プラスメッセージのブロック機能について詳しく教えて
プラスメッセージのブロック機能は、特定の相手からのメッセージ受信を拒否し、メッセージ一覧からその相手の表示を消す機能です。
ブロックした相手からのメッセージはあなたには届かなくなり、相手がメッセージを送っても「未読」のままになります。
ブロックは、アプリ内のメッセージ画面から簡単に行うことができます。
また、ブロックしたメッセージを自動で削除する設定も可能です。
プラスメッセージの連絡先を削除したい
プラスメッセージの連絡先を削除したい場合、スマートフォンの電話帳からその連絡先を削除するのが最も一般的な方法です。プラスメッセージは電話帳と同期しているため、電話帳から削除すれば、プラスメッセージの連絡先一覧からも消えます。
ただし、アプリのキャッシュなどに情報が残る場合もあるため、完全に削除したい場合は、アプリの再起動やキャッシュクリアも検討しましょう。
プラスメッセージの連絡先表示がおかしい時の対処法
プラスメッセージの連絡先表示がおかしいと感じる場合、以下の対処法を試してみてください。
- アプリの再起動:一度アプリを完全に終了し、再度起動してみます。
- スマートフォンの再起動:スマートフォン自体を再起動することで、一時的な不具合が解消されることがあります。
- アプリのキャッシュクリア:スマートフォンの設定からプラスメッセージのキャッシュをクリアしてみます。
- アプリのアップデート:アプリが最新バージョンに更新されているか確認し、必要であればアップデートします。
- アプリの再インストール:最終手段として、アプリを一度アンインストールし、再度インストールします(メッセージ履歴のバックアップを忘れずに)。
プラスメッセージの電話帳アクセス許可は必要?
プラスメッセージの基本的な機能(電話帳に登録されている相手とのスムーズなメッセージのやり取り)を利用するためには、電話帳へのアクセス許可が必要です。
この許可がないと、プラスメッセージは電話帳の情報を読み取れず、誰がプラスメッセージを利用しているかを判別できません。
ただし、プライバシーの観点からアクセスを制限したい場合は、スマートフォンの設定で権限をオフにすることも可能です。その場合、一部機能が制限されることを理解しておく必要があります。
まとめ

- プラスメッセージは主要3キャリア提供のメッセージアプリです。
- 電話番号で写真や動画を送れるSMSの進化版です。
- 電話帳との連携は利便性向上のための基本機能です。
- アプリの連絡先アクセス権限が連携の鍵です。
- 同期設定により電話帳情報が自動で反映されます。
- 「連絡先未登録者をフィルタリング」で表示を整理できます。
- 知らない連絡先は電話帳登録済みの場合が多いです。
- アプリの権限設定で電話帳アクセスを制限できます。
- 特定の相手はブロック機能で非表示にできます。
- 電話帳連携の解除は権限オフが有効なコツです。
- 連絡先情報は電話帳の更新と同期します。
- パスコード設定でプライバシーを守れます。
- 機種変更時はメッセージ履歴のバックアップが重要です。
- 連絡先表示がおかしい場合は再起動やキャッシュクリアを試しましょう。
- 電話帳アクセス許可はアプリの基本機能に必要です。
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