【灰と幻想のグリムガル】打ち切りの真相は?アニメ続編がない3つの理由と原作の現状を徹底解説

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「灰と幻想のグリムガル」、通称「グリムガル」。記憶を失い異世界に迷い込んだ少年少女たちのリアルで過酷なサバイバルを描き、多くのファンを獲得した作品です。しかし、アニメが2016年に放送されて以降、続編の情報はなく、「打ち切りになったのでは?」という声も聞かれます。本記事では、その打ち切りの噂の真相、アニメ続編がない理由、そして原作小説の現状について、詳しく解説していきます。グリムガルの今を知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

【結論】「灰と幻想のグリムガル」は打ち切り?噂の真相を解き明かす

まず結論から。「灰と幻想のグリムガル」が完全に打ち切りになったという公式発表はありません。しかし、メディア展開によって状況が異なります。原作小説、アニメ、コミカライズそれぞれの現状を見ていきましょう。

本章では、以下の点を詳しく解説します。

  • 原作小説は打ち切りではない!現在も刊行継続中
  • アニメ版は続編なし=事実上の打ち切り状態?
  • コミカライズ版(漫画)の状況について

原作小説は打ち切りではない!現在も刊行継続中

結論として、原作ライトノベルは打ち切りになっていません。 これはファンにとって最も重要な情報でしょう。作者・十文字青先生による原作小説は、オーバーラップ文庫から現在も刊行が継続されています。

2024年12月25日には最新刊となる 『灰と幻想のグリムガル level.21 光と闇を切り裂いて征け』 が発売されました。物語は佳境に入り、ハルヒロたちの過酷な旅は続いています。

このように、原作は決して打ち切りではなく、物語は着実に進行中です。むしろ、長期シリーズとして安定して刊行されていると言えるでしょう。打ち切りの噂は、主にアニメ版の状況から派生したものと考えられます。原作ファンは安心して最新刊を待ち、物語の続きを追いかけることができますね。📚

アニメ版は続編なし=事実上の打ち切り状態?

原作とは対照的に、アニメ版『灰と幻想のグリムガル』は2016年1月〜3月に放送された全12話(1クール)で終了しており、現在まで続編(2期)は制作されていません。

この続編がない状況が、「アニメは打ち切りになった」と多くのファンに認識されている主な理由です。アニメは、その美しい映像や音楽、原作の雰囲気を忠実に再現した丁寧な作りで高い評価を得ていただけに、続編を望む声は放送終了後から現在に至るまで根強く存在します。

しかし、公式に「2期を制作しない」「打ち切りである」と発表されたわけではありません。様々な要因が重なり、結果的に続編制作に至っていないというのが現状に近いでしょう。次の章では、なぜアニメ続編がないのか、その理由として考えられる点を深掘りしていきます。

コミカライズ版(漫画)の状況について

「灰と幻想のグリムガル」は、小説だけでなくコミカライズ(漫画化)もされています。ただし、コミカライズ版の状況は少し複雑です。

最も知られているのは、奥橋睦先生が作画を担当し、スクウェア・エニックスの『月刊ガンガンJOKER』で連載されていたバージョンでしょう。こちらは全3巻で完結となっています。原作小説の序盤、アニメ化された範囲とほぼ同じ部分を描いています。完結の理由は明確には語られていませんが、アニメ放送時期に合わせて展開されたメディアミックスの一環としての側面が強かったのかもしれません。 (https://magazine.jp.square-enix.com/joker/series/grimgar/ 等で情報確認可能)

その他、外伝的なコミカライズも存在しましたが、いずれも長期連載には至っていません。原作小説が続いているのに対し、コミカライズ版が比較的早期に終了している点も、「打ち切り」のイメージを補強する一因になった可能性がありますね。

なぜ続編が来ない?「灰と幻想のグリムガル」アニメ2期がないとされる3つの理由

アニメ版「灰と幻想のグリムガル」は高い評価を得たにも関わらず、なぜ続編(2期)が制作されないのでしょうか?公式な発表はないため憶測の域を出ませんが、ファンや業界関係者の間で有力視されている理由を3つご紹介します。

本章で考察する理由は以下の通りです。

  • 理由1:円盤(Blu-ray/DVD)の売上が目標に届かなかった?
  • 理由2:原作ストックは十分だが、アニメ1期の終わり方が綺麗すぎた?
  • 理由3:制作会社A-1 Picturesやスタッフのスケジュールの都合?

理由1:円盤(Blu-ray/DVD)の売上が目標に届かなかった?

アニメ続編制作の判断において、Blu-ray(ブルーレイ)/DVD(以下、円盤)の売上は非常に重要な指標の一つです。一般的に、深夜アニメの続編制作ボーダーラインは、平均5,000枚程度と言われることがあります(作品規模や製作委員会の方針により変動します)。

「灰と幻想のグリムガル」の円盤売上は、各種売上情報サイトによると、平均で3,000枚〜4,000枚程度だったと推定されています。これは決して悪い数字ではなく、むしろ健闘した部類に入ります。しかし、続編制作を決定づけるには、あと一歩及ばなかったのではないか、という見方があります。

もちろん、近年は配信人気の比重も高まっていますが、制作当時はまだ円盤売上が重視される傾向が強かった時代です。制作費を回収し、さらに続編への投資を行う判断材料として、売上枚数がやや物足りなかった可能性は否定できません。ファンとしては残念ですが、ビジネス的な判断が影響したのかもしれませんね。😥

理由2:原作ストックは十分だが、アニメ1期の終わり方が綺麗すぎた?

アニメ2期を制作するためには、原作となるストーリーが必要です。これを原作ストックと呼びます。「灰と幻想のグリムガル」の場合、アニメ1期は原作小説の level.1 と level.2 の内容を基に制作されました。

放送終了時点で原作は level.7 まで刊行されており、続編を作るための原作ストックは十分すぎるほど存在していました。最新刊は level.21 ですから、現在でもストックは潤沢です。

ではなぜ、ストックがあるのに続編が作られないのでしょうか?一つの理由として、アニメ1期の終わり方が非常に綺麗にまとまっていた点が挙げられます。アニメ最終話(第12話)は、仲間(マナト)の死という悲劇を乗り越え、新たな仲間メリイと共にデッドスポット(コボルドのボス)を倒し、パーティとして一つの成長を遂げたところで幕を閉じます。この一連の流れが、1クールのアニメとして非常に完成度が高く、一区切りとして綺麗だったのです。

このため、制作側としても「ここで一旦終了」という判断をしやすかった可能性があります。また、続きから始めると、さらにシリアスでヘビーな展開になるため、制作のハードルが上がったという側面も考えられます。🤔

理由3:制作会社A-1 Picturesやスタッフのスケジュールの都合?

アニメ制作は、制作会社や監督、脚本家、声優といった多くのスタッフのスケジュール調整が必要です。特に、「灰と幻想のグリムガル」のアニメを制作した A-1 Pictures は、常に多数の人気作品を抱える大手制作会社です。(https://a1p.jp/)

アニメ1期の監督を務めた中村亮介氏をはじめ、主要スタッフが他の作品に参加するなど、再び同じチームで続編を制作するためのスケジュール確保が難しかった可能性も考えられます。アニメ業界は常に人材不足であり、人気スタッフのスケジュールは数年先まで埋まっていることも珍しくありません。

また、原作の持つ独特の雰囲気や、水彩画のような美しい美術背景を再現するには、高い技術力と手間がかかります。続編制作となると、1期と同等かそれ以上のクオリティが求められるため、制作体制を整えること自体のハードルが高かったのかもしれません。これらの制作側の事情も、続編が実現しない要因の一つとして考えられますね。

「灰と幻想のグリムガル」原作小説の現状とこれから

アニメの続編がないのは残念ですが、原作小説の物語は続いています。ここでは、原作小説の現在の状況や、アニメの続きから読む場合のポイント、そして原作ならではの魅力について解説します。

この章で取り上げる内容は以下の通りです。

  • 原作はどこまで進んでる?最新刊情報まとめ
  • アニメの続きは原作小説の何巻から読めばいい?
  • 原作ならではの魅力:過酷さを増す物語と深い心理描写

原作はどこまで進んでる?最新刊情報まとめ

前述の通り、「灰と幻想のグリムガル」の原作小説は現在もオーバーラップ文庫から刊行中です。

2024年12月25日に発売された level.21『光と闇を切り裂いて征け』 が現時点での最新刊となります。

物語は、ハルヒロたちが当初いたグリムガルの世界を離れ、パラノと呼ばれる別の世界での冒険や、さらに過酷な運命に翻弄される展開となっています。初期の頃とは比べ物にならないほど強くなったハルヒロたちですが、同時に失うものも多く、精神的にも肉体的にも極限状態での戦いが続いています。

作者の十文字青先生は、あとがきやインタビューなどで物語の結末についても言及しており、完結に向けて物語は着実に進んでいるようです。刊行ペースは不定期になることもありますが、ファンは気長に、そして熱い気持ちで新刊を待ち望んでいます。🔥

アニメの続きは原作小説の何巻から読めばいい?

「アニメを見て面白かったから、続きを原作で読みたい!」という方は多いでしょう。

アニメ「灰と幻想のグリムガル」は、原作小説の level.1『ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ』level.2『大切じゃないものなんか、ない。』 の内容を基に構成されています。

したがって、アニメの続きから読みたい場合は、原作小説の level.2 の終盤、もしくは level.3『思い出は、灰の中に』から読み始めるのがおすすめです。

ただし、アニメでは尺の都合でカットされた描写や、キャラクターの心理描写が変更されている部分もあります。より深くグリムガルの世界観やキャラクターたちの心情を理解したいのであれば、level.1 から読み直すことを強く推奨します。原作ならではの緻密な描写や、アニメとはまた違った雰囲気を味わうことができますよ。

原作ならではの魅力:過酷さを増す物語と深い心理描写

アニメ版も素晴らしい出来でしたが、原作小説にはさらに深い魅力があります。その最大の魅力は、より一層過酷さを増す物語と、登場人物たちの生々しいまでの心理描写でしょう。

アニメで描かれたのは、ハルヒロたちが異世界グリムガルで生き抜くための第一歩に過ぎません。原作では、さらに強力な敵、複雑化する人間関係、そして仲間たちのさらなる死や別れが描かれます。ファンタジーでありながら、ご都合主義的な展開は少なく、「生きること」の厳しさや痛みが容赦なく突きつけられます。

特に主人公ハルヒロの内面の葛藤や、リーダーとしての重圧、仲間への想いなどが、非常に丁寧に、時に痛々しいほど克明に描かれています。読者はハルヒロの視点を通して、喜び、悲しみ、怒り、絶望といった感情を共有し、物語に深く没入していくことになります。このリアルで重厚な人間ドラマこそが、原作「灰と幻想のグリムガル」が多くの読者を惹きつけてやまない理由なのです。✨

アニメ「灰と幻想のグリムガル」の魅力と視聴方法を再確認

続編がないとはいえ、アニメ「灰と幻想のグリムガル」が色褪せない魅力を持っていることは間違いありません。ここでは、アニメ版ならではの魅力や視聴者の評価、そして現在視聴可能な方法についてご紹介します。

本章のポイントはこちらです。

  • アニメ版が今も愛される理由:美麗な映像と音楽
  • ファンの声:アニメ版の評価・感想レビュー
  • まだ見れる?アニメ「灰と幻想のグリムガル」配信状況

アニメ版が今も愛される理由:美麗な映像と音楽

アニメ「灰と幻想のグリムガル」が放送から年月が経った今でも多くのファンに愛され、語り継がれる理由の一つが、その圧倒的な映像美と音楽です。

制作を担当したA-1 Picturesは、キャラクターデザインはもちろんのこと、特に背景美術に力を入れており、まるで水彩画のような淡く美しいタッチでグリムガルの世界を描き出しました。ファンタジー世界の壮大さだけでなく、日常の風景や光と影の表現が非常に繊細で、作品全体の儚く切ない雰囲気を高めています。

また、音楽ユニット (K)NoW_NAME(ノウネイム) が担当した劇伴(BGM)と挿入歌も高く評価されています。(https://knowname.jp/) 各シーンの雰囲気に完璧にマッチした楽曲群は、視聴者の感情を揺さぶり、物語への没入感を深めました。特に戦闘シーンや感動的な場面で流れる挿入歌は「神曲」として、今なお人気があります。この映像と音楽の融合が、アニメ版ならではの大きな魅力と言えるでしょう。🎨🎶

ファンの声:アニメ版の評価・感想レビュー

実際にアニメ「灰と幻想のグリムガル」を視聴したファンからは、どのような声が上がっているのでしょうか?様々なレビューサイトやSNSでの感想を見ると、以下のような評価が多く見られます。

肯定的な評価:

  • 「作画、特に背景が本当に綺麗で見入ってしまう」
  • 「挿入歌のタイミングが神がかってる。音楽が良い」
  • 「異世界転生ものだけど、リアルで地道な感じが良い」
  • 「キャラクターの心理描写が丁寧で感情移入できる」
  • 「派手さはないけど、心に残る作品」

否定的な評価(あるいは要望):

  • 「展開がゆっくりすぎる、地味に感じる」
  • 「主人公パーティが弱くてイライラする時がある」(特にランタに対して)
  • 「原作の良さが一部カットされているのが残念」
  • 「良いところで終わってしまった。2期が見たい!」

全体的に見ると、作画や音楽、丁寧な心理描写といったクオリティの高さを評価する声が圧倒的に多い印象です。一方で、そのリアルさやスローペースな展開が、一部の視聴者には物足りなく感じられた側面もあるようです。しかし、何よりも**「続編が見たい」という声が非常に多い**ことが、このアニメがいかに愛されているかの証明と言えるでしょう。

まだ見れる?アニメ「灰と幻想のグリムガル」配信状況

「この記事を読んで、アニメを見返したくなった!」「まだ見たことがないから視聴したい!」という方もいるかもしれません。

幸いなことに、アニメ「灰と幻想のグリムガル」は、放送終了から時間が経っていますが、現在でも多くの動画配信サービスで視聴可能です。(2025年4月時点の情報)

主な配信サービスとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • dアニメストア
  • U-NEXT
  • Amazon Prime Video (レンタル・購入の場合あり)
  • Hulu
  • バンダイチャンネル など

※配信状況は変動する可能性があるため、各サービスの公式サイトで最新情報をご確認ください。

月額料金内で見放題のサービスも多いので、気軽に見返すことができますね。まだ視聴したことがない方はもちろん、久しぶりにハルヒロたちの物語に触れたい方も、ぜひチェックしてみてください。💻

「灰と幻想のグリムガル」打ち切りに関するよくある質問

ここでは、「灰と幻想のグリムガル」の打ち切りや関連情報について、特に多く寄せられる質問とその回答をまとめました。

Q. 灰と幻想のグリムガルの原作は完結していますか?

A. いいえ、完結していません。 原作ライトノベルは、2024年12月25日に level.21 が発売され、現在も刊行継続中です。作者によると物語は終盤に向かっているとのことですが、明確な完結時期は発表されていません。

Q. グリムガルのアニメは全何話ですか?1クール?

A. アニメは全12話です。 2016年1月から3月にかけて、1クールで放送されました。続編(2期)は制作されていません。

Q. アニメの続きは原作小説の何巻から読めますか?

A. 原作小説の level.2 の終盤、もしくは level.3 からがアニメの続きに相当します。ただし、より深く楽しむためには level.1 から読み直すことをおすすめします。

Q. 「灰と幻想のグリムガル」の作者は誰ですか?

A. 作者は十文字青(じゅうもんじ あお)先生です。 代表作には本作のほか、『薔薇のマリア』などがあります。緻密な世界観設定と、登場人物の深い心理描写に定評のある作家です。(https://twitter.com/jyumonji_ao ※X(旧Twitter)アカウントですが、現在は非公開または削除されている可能性があります)

Q. アニメ2期の可能性は本当にゼロなのでしょうか?

A. 「絶対にない」とは断言できませんが、現状では可能性は低いと言わざるを得ません。 放送から年月が経過していること、円盤売上、制作体制の課題などを考慮すると、実現のハードルは高いでしょう。しかし、近年では放送から時間が経って続編が制作される例も稀にあります。根強いファンの声や、何らかの大きなきっかけ(原作の完結記念、新たなメディアミックス展開など)があれば、可能性がゼロではないかもしれません。希望を持ち続けるファンも少なくありません。🙏

まとめ

本記事では、「灰と幻想のグリムガル」の打ち切りの噂の真相、アニメ続編がない理由、原作の現状について詳しく解説してきました。最後に、記事の重要なポイントをまとめます。

  • 原作小説は打ち切りではなく、現在も刊行継続中。
  • 最新刊は level.21(2024年12月発売)。
  • アニメは2016年に1期(全12話)が放送されたのみ。
  • アニメ続編がない理由は公式発表されていない。
  • 理由として円盤売上、構成、制作体制などが推測される。
  • コミカライズ版(奥橋睦作画)は全3巻で完結済み。
  • アニメの続きは原作小説 level.3 から読むのが目安。
  • 原作の魅力は、より過酷な物語と深い心理描写。
  • アニメの魅力は、美麗な映像と音楽。
  • アニメは現在も多くの動画配信サービスで視聴可能。
  • 作者は十文字青先生。
  • 原作は完結に向けて進行中とされている。
  • アニメ2期の可能性は低いが、ゼロとは言い切れない。
  • 作品はリアルな異世界サバイバルを描く。
  • ファンからは今も続編を望む声が多い。

「灰と幻想のグリムガル」は、メディア展開によって状況は異なりますが、原作を中心に物語は続いています。アニメ続編がないのは残念ですが、原作小説や、今でも視聴可能なアニメ版を通して、その魅力に触れてみてはいかがでしょうか。

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