梅雨の時期や秋雨の季節になると、どこからともなく現れるヤスデの大群…。あの独特の見た目と、うねうねと動く姿に、思わず鳥肌が立ってしまう方も多いのではないでしょうか。「家にだけは入ってきてほしくない!」と切に願いますよね。殺虫剤は使いたいけれど、小さなお子さんやペットがいるご家庭では、成分が気になって躊躇してしまうこともあるでしょう。そんな時に頼りになるのが、自然由来の「ハーブ」を使った対策です。本記事では、ヤスデ対策におけるハーブの効果や具体的な使い方、そしてヤスデを根本から寄せ付けないための予防策まで、詳しく解説していきます。
ヤスデ対策にハーブは効果があるの?

「本当にハーブでヤスデを撃退できるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。結論から言うと、ハーブにはヤスデを寄せ付けにくくする「忌避効果」が期待できます。しかし、殺虫剤のように完全に駆除する力はないため、あくまで予防策の一つとして捉えることが大切です。ハーブを上手に活用し、ヤスデが住みにくい環境を作ることを目指しましょう。
この章では、ヤスデがハーブの香りを嫌う理由や、特におすすめのハーブの種類、そして使用する上での注意点について掘り下げていきます。
- ヤスデが嫌うハーブの匂いとその理由
- ヤスデ対策におすすめのハーブ5選
- ハーブを使う際の注意点
ヤスデが嫌うハーブの匂いとその理由
ヤスデは、ムカデなどと同様に、特定の香りを嫌う性質があります。特に、ミントやハッカに含まれる「メントール」や、ヒノキに含まれる「樟脳(しょうのう)」のような、清涼感のある刺激的な香りが苦手です。 これらの成分がヤスデの触角を刺激し、不快に感じさせることで、その場所から遠ざける効果があると考えられています。
ヤスデは主に湿った土壌や腐葉土の中に生息し、嗅覚を頼りに行動しています。 そのため、彼らが嫌う香りを家の周りや侵入経路に漂わせておくことで、「ここは危険な場所だ」と認識させ、侵入を防ぐバリアのような役割を果たしてくれるのです。ただし、香りの効果は永続的ではないため、定期的なメンテナンスが必要になります。
ヤスデ対策におすすめのハーブ5選
ヤスデ対策として、特に効果が期待できるハーブを5つご紹介します。これらのハーブは、庭に植えたり、精油(エッセンシャルオイル)を活用したりと、様々な方法で取り入れることができます。
- ミント(ハッカ)
ヤスデ対策のハーブとして最も有名です。スーッとする強い香りの元である「メントール」をヤスデが非常に嫌います。繁殖力が旺盛なので、地植えする際は広がりすぎないように注意が必要です。鉢植えでの管理がおすすめです。 - ローズマリー
すっきりとした強い香りが特徴のハーブで、料理にもよく使われます。この香りもヤスデを遠ざける効果が期待できます。 日当たりと風通しの良い場所を好むため、庭やベランダでの栽培に向いています。 - ヒノキ(檜)
日本人にとって馴染み深いヒノキの香りも、ヤスデ対策に有効です。ヒノキに含まれる成分には防虫効果があるとされ、ヒノキチップや精油(エッセンシャルオイル)が活用できます。 リラックス効果もあるので、一石二鳥ですね。 - ドクダミ
独特の強い香りを持つドクダミも、古くから虫除けとして利用されてきました。湿った場所を好み、非常に繁殖力が強いのが特徴です。ヤスデが好む環境と生育場所が似ているため、ヤスデの発生源となりやすい場所に植えておくのも一つの手です。 - ラベンダー
心地よい香りで人気のラベンダーですが、この香りも多くの虫が嫌います。ヤスデに対しても一定の忌避効果が期待できます。乾燥させても香りが長持ちするため、ポプリやサシェにして室内に置くのも良いでしょう。
ハーブを使う際の注意点
自然由来で安心なイメージのハーブですが、使用する際にはいくつか注意点があります。まず、香りの効果は永久ではありません。特に屋外では雨や風で香りが薄れやすいため、定期的にハーブを植え替えたり、精油スプレーを散布したりする必要があります。効果の持続期間は天候や場所によって異なりますが、1週間から10日程度を目安にメンテナンスすると良いでしょう。
また、ペット、特に猫を飼っているご家庭では、精油の使用に注意が必要です。猫は精油の成分をうまく分解できず、体調不良の原因となることがあります。ミントやティーツリーなどは特に注意が必要とされるため、ペットがいる空間での使用は避けるか、獣医師に相談することをおすすめします。
さらに、ハーブを植えることで、逆に他の虫の隠れ家になってしまう可能性もゼロではありません。風通しを良くするために、定期的な剪定や手入れを怠らないようにしましょう。
【場所別】ハーブを使った具体的なヤスデ対策

ハーブの力を最大限に引き出すには、場所に応じた適切な使い方をすることが重要です。庭、室内、玄関など、ヤスデが出没しやすいポイントに絞って、具体的な対策方法をご紹介します。どれも手軽に始められるものばかりなので、ぜひ試してみてください。
この章では、以下の具体的な方法を解説します。
- 庭での対策:地植えや鉢植えのポイント
- 室内・玄関での対策:ハッカ油スプレーや乾燥ハーブの活用法
庭での対策:地植えや鉢植えのポイント
庭はヤスデの主な発生源となりやすい場所です。 ここでの対策が、家への侵入を防ぐ第一歩となります。ハーブを植える際は、ヤスデが好みそうな湿った場所や、家の基礎周り、窓の下などに配置するのが効果的です。
ミントのように繁殖力が非常に強いハーブは、地植えにすると庭中に広がってしまう可能性があります。そのため、大きめのプランターや鉢で育てる「鉢植え」が管理しやすくおすすめです。鉢植えであれば、ヤスデの発生状況に合わせて移動させることもできます。ローズマリーやラベンダーなど、乾燥を好むハーブは、日当たりの良い水はけの良い場所に植えてあげましょう。これにより、植物が元気に育ち、忌避効果のある香りを強く放ってくれます。
植えるだけでなく、刈り取ったハーブの枝をヤスデの通り道になりそうな場所に撒いておくのも良い方法です。香りが弱くなったら新しいものと交換しましょう。
室内・玄関での対策:ハッカ油スプレーや乾燥ハーブの活用法
家の中への侵入を防ぐためには、玄関や窓、換気口といった侵入経路となりうる場所への対策が欠かせません。 ここでは、手軽に作れて効果的な「ハッカ油スプレー」と、インテリアにもなる「乾燥ハーブ」の活用法をご紹介します。
簡単!ハッカ油スプレーの作り方
ハッカ油スプレーは、ヤスデが嫌う香りをピンポイントで吹きかけることができる便利なアイテムです。作り方はとても簡単です。
- スプレーボトルに無水エタノールを10ml入れます。
- ハッカ油を20滴~40滴ほど加え、よく振り混ぜます。(濃度はお好みで調整してください)
- 精製水を90ml加え、さらによく振り混ぜたら完成です。
このスプレーを、玄関のドア枠、窓のサッシ、網戸、換気口の周り、エアコンの配管周りなど、ヤスデが侵入しそうな場所に吹きかけておきましょう。香りが消えやすいので、1日に1~2回、または雨が降った後など、こまめにスプレーすると効果が持続します。フローリングや家具などに使用する際は、シミにならないか目立たない場所で試してから使うようにしてください。
サシェ(匂い袋)の作り方と置き場所
乾燥させたラベンダーやミント、ローズマリーなどを布袋に入れたサシェ(匂い袋)も、室内でのヤスデ対策に役立ちます。香りが穏やかなので、強い匂いが苦手な方にもおすすめです。
作り方は、乾燥ハーブをお茶パックや出汁パックに入れ、それを好きな柄の布袋やオーガンジーの袋に入れるだけ。リボンで口を縛れば、見た目もおしゃれな虫除けアイテムになります。これを窓際や玄関、クローゼットの中、ベッドサイドなどに置いておきましょう。香りが弱くなってきたら、袋を揉むと再び香りが立ちます。
ハーブだけじゃない!体にも環境にも優しいヤスデ対策

ハーブによる対策は有効ですが、それだけでは心もとない場合もあります。幸いなことに、ハーブ以外にも化学殺虫剤に頼らない自然派のヤスデ対策は存在します。身近なもので手軽に試せる方法も多いので、ハーブと組み合わせて対策を強化しましょう。
この章では、以下の自然派対策について詳しく解説します。
- 木酢液の効果と使い方
- 消石灰や重曹の活用法
- 熱湯を使った駆除方法
木酢液の効果と使い方
木酢液(もくさくえき)とは、炭を焼くときに出る煙を冷やして液体にしたもので、独特の燻製のような香りがします。 この香りを多くの害虫が「火事の煙」と勘違いして避けるため、ヤスデに対しても高い忌避効果が期待できます。
使い方は、木酢液を水で50~100倍程度に薄め、ジョウロやスプレーボトルに入れて家の周りや庭、ヤスデが発生している場所に散布します。天然成分なので、植物への影響も少なく、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも比較的安心して使用できるのが嬉しいポイントです。 ただし、製品によって濃度や使用方法が異なるため、必ず説明書を確認してから使用してください。匂いが強いので、ご近所への配慮も忘れないようにしましょう。
消石灰や重曹の活用法
ホームセンターなどで手軽に購入できる消石灰(しょうせっかい)も、ヤスデ対策に利用できます。消石灰は湿気に触れると強いアルカリ性になる性質があり、この性質を利用してヤスデを遠ざけます。 家の基礎に沿って帯状に撒くことで、ヤスデの侵入を防ぐバリアになります。 ただし、雨が降ると効果が薄れて流れてしまうため、定期的に撒き直す必要があります。 また、目や皮膚に触れると刺激があるため、取り扱う際はマスクや手袋を着用しましょう。
より手軽な方法としては、重曹も挙げられます。ヤスデに直接振りかけることで、体の気門を塞ぎ、窒息させる効果があると言われています。即効性は殺虫剤に劣りますが、食品にも使われる成分なので、室内でも安心して使いやすいのがメリットです。
熱湯を使った駆除方法
もし目の前にヤスデが大量に発生してしまった場合、最も手軽で確実な駆除方法の一つが熱湯をかけることです。 60度以上のお湯であれば、ヤスデを即座に駆除することができます。薬剤を使わないため、環境への負荷もありません。
ただし、この方法は庭やコンクリートの上など、熱湯をかけても問題ない場所でのみ使用してください。植物に直接かかると枯れてしまう原因になりますし、家の中では床材を傷めたり、火傷の危険があったりするため避けるべきです。駆除した後は、ヤスデの死骸をほうきとちりとりで集めて処分しましょう。
そもそもヤスデを寄せ付けない!根本的な発生予防策

これまで紹介してきた対策は、いわば「対症療法」です。ヤスデとの戦いに終止符を打つためには、ヤスデが「住みたい」と思わない環境を作ることが最も重要です。ヤスデの生態を理解し、彼らが好む条件を一つずつ取り除いていきましょう。
この章では、ヤスデを根本から断つための予防策を詳しく解説します。
- ヤスデはどこから来る?主な発生源と侵入経路
- 庭の環境改善が重要!落ち葉掃除と水はけ対策
- 家への侵入をシャットアウト!隙間を徹底的に塞ぐ方法
ヤスデはどこから来る?主な発生源と侵入経路
ヤスデ対策の基本は、敵を知ることから。ヤスデは、湿気が多く、日光の当たらないジメジメした場所を好みます。 彼らの主なエサは、腐った落ち葉や枯れ草、朽ち木などです。 そのため、庭の以下のような場所が発生源となっている可能性が高いです。
- 落ち葉や刈り草が溜まっている場所
- 植木鉢やプランターの下
- 大きな石やウッドデッキの下
- 雑草が生い茂っている場所
そして、雨が降って住処が水浸しになると、溺れるのを避けるために一斉に地上へ這い出し、安全な場所を求めて移動を開始します。 この時に家の壁を登り、わずかな隙間から室内へ侵入してくるのです。主な侵入経路としては、窓や網戸の隙間、玄関ドアの下、エアコンのドレンホース、換気扇、壁のひび割れなどが挙げられます。
庭の環境改善が重要!落ち葉掃除と水はけ対策
ヤスデの発生源をなくすためには、庭の環境改善が不可欠です。まずは、ヤスデのエサであり隠れ家でもある、落ち葉や枯れ草、雑草をこまめに掃除しましょう。 これだけでも、ヤスデが住み着く場所を大幅に減らすことができます。特に、家の周りに落ち葉が溜まらないように気をつけることが大切です。
次に、水はけを良くして、ジメジメした環境をなくすことです。 庭に水たまりができやすい場所があれば、砂利を敷いたり、土壌改良を行ったりして水はけを改善しましょう。植木鉢やプランターは、台やラックの上に置いて地面から離し、風通しを良くすることも効果的です。 日当たりと風通しを良くすることで、ヤスデだけでなく、他の多くの害虫の発生も抑制できます。
家への侵入をシャットアウト!隙間を徹底的に塞ぐ方法
庭の環境を整えても、家の中に隙間があればヤスデは侵入してきます。物理的に侵入経路を塞いでしまうのが、最も確実な対策です。
- 隙間テープ: 窓のサッシや玄関ドアの下など、隙間が気になる場所に貼り付けます。 ホームセンターで手軽に購入できます。
- パテ: エアコンの配管を通す穴の周りや、壁のひび割れなど、固定された隙間を埋めるのに便利です。
- 防虫キャップ・ネット: エアコンのドレンホースの先端や、換気口、床下の通風孔などには、専用の防虫キャップやネットを取り付けましょう。
家全体をチェックし、ヤスデが入れそうな小さな隙間も見逃さずに塞いでいくことが、安心して過ごすための鍵となります。
もしヤスデが大量発生してしまったら?

予防策を講じていても、天候などの条件によってはヤスデが大量発生してしまうこともあります。そんな時でも、慌てず冷静に対処することが大切です。ここでは、万が一の事態に備えた駆除方法と、専門業者に頼るという選択肢について解説します。
この章では、以下の緊急時の対処法を解説します。
- 殺虫剤を使いたくない場合の駆除方法
- やむを得ず殺虫剤を使う場合の選び方と注意点
- 業者に依頼するという選択肢
殺虫剤を使いたくない場合の駆除方法
小さなお子さんやペットがいて殺虫成分が気になる場合でも、効果的な駆除方法はあります。一つは、凍結タイプの殺虫スプレーです。 これは、マイナスの冷気で害虫を瞬間的に凍らせて動きを止めるもので、殺虫成分は含まれていません。室内でも安心して使用でき、後処理も簡単です。
もう一つは、原始的ですがほうきとちりとりで集めて袋に入れる方法です。 ヤスデは刺激を与えると丸くなる習性があるので、ほうきで掃き集めるのは比較的簡単です。集めたヤスデは、ビニール袋に入れて口をしっかり縛り、燃えるゴミとして処分しましょう。刺激すると臭い体液を出すことがあるので、直接触ったり、潰したりしないように注意が必要です。
やむを得ず殺虫剤を使う場合の選び方と注意点
大量発生して手に負えない場合は、やむを得ず殺虫剤を使用することも検討しましょう。ヤスデは殺虫剤への抵抗性が比較的低いため、市販の多くの殺虫剤が有効です。
- スプレータイプ: 目の前のヤスデを直接駆除するのに適しています。即効性の高いものを選びましょう。
- 粉剤タイプ: 家の周りを囲むように撒くことで、ヤスデの侵入を防ぐバリア効果が期待できます。雨に強いタイプを選ぶと効果が長持ちします。
- 毒餌(ベイト)タイプ: 設置しておくと、ヤスデが食べて巣に持ち帰り、他の個体も駆除できる効果が期待できるものもあります。
いずれの殺虫剤も、使用する際は必ず製品の注意書きをよく読み、用法・用量を守って正しく使用してください。特に、小さなお子さんやペットが誤って触れたり口にしたりしないよう、散布する場所や時間帯には十分な配慮が必要です。
業者に依頼するという選択肢
「自分であれこれ試したけれど、一向に減らない…」「大量発生していて、もう自分ではどうしようもない!」という場合は、害虫駆除の専門業者に相談するのも賢明な選択です。
プロはヤスデの生態や建物の構造を熟知しており、発生源の特定から効果的な薬剤の選定、徹底的な駆除、そして再発防止策まで、総合的に対応してくれます。費用はかかりますが、根本的な解決と安心感を得られるという大きなメリットがあります。多くの業者では無料で見積もりを行っているので、まずは気軽に相談してみるのも良いでしょう。
よくある質問

ヤスデとムカデ、ゲジゲジの違いは何ですか?
これらは見た目が似ていますが、全く異なる生き物です。ヤスデは動きが遅く、刺激を受けると丸くなるのが特徴で、人を咬むことはありません。 一方のムカデは動きが素早く攻撃性があり、毒のある顎で咬みます。 ゲジゲジは非常に長い脚が特徴で、ゴキブリなどを捕食する益虫ですが、その見た目から不快害虫とされることもあります。
ヤスデに毒はありますか?触っても大丈夫?
ヤスデはムカデのような強い毒は持っておらず、人を咬んだり刺したりすることはありません。 しかし、危険を感じると体から刺激臭のある体液を分泌します。 この体液が皮膚に付着すると、ヒリヒリとした痛みやかぶれ、水ぶくれなどを引き起こす可能性があるため、素手で触るのは避けるべきです。 もし触ってしまった場合は、すぐに石鹸でよく洗い流してください。
ヤスデはなぜ大量発生するのですか?
ヤスデが大量発生する主な理由は、彼らの繁殖生態と習性にあります。ヤスデは一度に150~300個もの卵を土の中に産み付けます。 これらの卵が同じ時期に孵化し、梅雨の長雨などで住処である土の中が水浸しになると、溺れるのを避けるために一斉に地上へ避難してきます。 この集団での大移動が、私たちの目には「大量発生」として映るのです。
新築の家なのにヤスデが出るのはなぜですか?
新築の家でヤスデが発生する原因として、いくつかの可能性が考えられます。一つは、住宅が建てられる前からその土地にヤスデが生息していたケースです。また、新築工事で使われた木材や、庭に新しく入れた土、植木などに卵や幼虫が付着していた可能性もあります。 さらに、コンクリートは乾燥する過程でアルカリ性となり、ヤスデが寄り付きにくいとされますが、時間が経つと中性化し、また湿気を保ちやすいため、ヤスデの隠れ家になることがあります。
ヤスデはコンクリートを食べますか?
いいえ、ヤスデがコンクリートを食べることはありません。 ヤスデの主なエサは、腐った植物や落ち葉などの有機物です。 コンクリートの周りで見かけることが多いのは、コンクリートの基礎部分やブロックの隙間が、彼らにとって適度な湿気と暗さを提供する快適な隠れ家になるためです。
まとめ

- ヤスデ対策にハーブの香りは忌避効果が期待できる。
- ミントやローズマリー、ヒノキなどが特におすすめ。
- ハーブの効果は永続的ではないため、こまめな手入れが必要。
- ハッカ油スプレーは手軽で効果的な室内対策。
- 木酢液や消石灰も自然派の忌避剤として有効。
- ヤスデの発生源は湿った落ち葉や土の中。
- 根本対策は、庭の掃除と水はけの改善が重要。
- 家の隙間をテープやパテで塞ぎ、侵入経路を断つ。
- 大量発生時は熱湯や凍結スプレーでの駆除が安全。
- ヤスデは刺激すると臭い体液を出すので触らない。
- ヤスデは人を咬まず、ムカデとは異なる生き物。
- 新築でも、もともとの土地や資材から発生することがある。
- コンクリートは食べないが、隠れ家として利用する。
- 手に負えない場合は、無理せず専門業者に相談する。
- ハーブと予防策を組み合わせて、ヤスデのいない快適な環境を目指そう。