「いよいよ、お部屋の内見!でも、何を持っていけばいいんだろう…」「スリッパって、やっぱり必要?」初めての内見や、久しぶりのお部屋探しでは、持ち物に悩んでしまいますよね。準備不足で内見当日に後悔しないためにも、何が必要かしっかりと把握しておきたいものです。
本記事では、内見にスリッパは必要なのかという疑問にお答えするとともに、後悔しないお部屋探しのために役立つ持ち物リストを徹底解説します。必須アイテムから、あると便利なグッズまで詳しくご紹介しますので、ぜひ内見前の準備にお役立てください。
結論:内見にスリッパは持参するのがベスト!その理由とは?

まず結論からお伝えすると、内見にはスリッパを持参するのがベストです。不動産会社が用意してくれることもありますが、必ずしもそうとは限りません。自分で用意しておくことで、様々なメリットがあります。ここでは、スリッパを持参すべき理由を詳しく解説します。
- 衛生面での安心感
- 防寒・足元の汚れ防止
- 好印象を与える可能性も
- 不動産会社が用意しているとは限らない
衛生面での安心感
内見する物件は、まだ清掃が終わっていない場合があります。 特に、前の入居者が退去した直後の物件だと、床にホコリや髪の毛が落ちていることも少なくありません。そんな時、自分のスリッパがあれば、衛生面を気にすることなく快適に室内を見て回ることができます。
また、不動産会社が用意しているスリッパは、多くの人が使用したものです。 新型コロナウイルスなどの感染症対策の観点からも、自分専用のスリッパを持参する方が安心感が高いと言えるでしょう。
防寒・足元の汚れ防止
冬場の内見では、スリッパが防寒対策としても役立ちます。特に、長期間空室だった物件は、室温がかなり低くなっていることがあります。フローリングの冷たさが足元から伝わってくると、ゆっくりと部屋を確認するのも億劫になってしまうかもしれません。スリッパがあれば、足元の冷えを気にせず、じっくりと物件をチェックできます。
また、前述の通り、清掃前の物件では床が汚れている可能性があります。 スリッパを履いていれば、靴下やストッキングが汚れるのを防ぐことができます。特に、夏場にサンダルで内見に行く場合は、予備の靴下と合わせてスリッパも持っていくと安心です。
好印象を与える可能性も
スリッパを持参するという行為は、物件を丁寧に見学しようという姿勢の表れと受け取られることがあります。「この人はマナーがしっかりしているな」と、不動産会社の担当者や大家さんに好印象を与える可能性もゼロではありません。必須ではありませんが、細やかな気配りが、その後のコミュニケーションを円滑にするきっかけになるかもしれません。
不動産会社が用意しているとは限らない
多くの不動産会社では内見用のスリッパを用意していますが、必ずしも全ての会社がそうとは限りません。 また、用意はあっても、一人暮らし用の物件では1足しか用意がない場合もあります。 家族や友人と複数人で内見に行く場合は、人数分のスリッパがない可能性も考慮しておく必要があります。
「スリッパがなくて困った…」という事態を避けるためにも、念のため自分で用意していくのが最も確実な方法と言えるでしょう。
【完全網羅】内見の持ち物チェックリスト!必須アイテムから便利グッズまで

スリッパの重要性をご理解いただけたところで、次は内見全体の持ち物について見ていきましょう。内見は、あなたの新生活を左右する大切な機会です。後悔しないために、万全の準備で臨みましょう。ここでは、必須アイテムから、あると便利なグッズまでを網羅したチェックリストをご紹介します。
- 【絶対必要】必須持ち物リスト
- 【あると超便利】快適さがアップする持ち物リスト
- 【季節別】あると助かる持ち物
【絶対必要】必須持ち物リスト
まずは、これだけは絶対に忘れてはいけない必須アイテムです。これらがないと、せっかくの内見が意味のないものになってしまう可能性もあります。必ずカバンに入っているか確認しましょう。
【必須持ち物リスト】
- メジャー: 今使っている家具や家電が収まるかを確認するために不可欠です。 冷蔵庫置き場や洗濯機パン、カーテンレールのサイズは必ず測りましょう。 3m以上の長さがある金属製のものが使いやすいです。
- スマートフォン(カメラ・メモ機能): 部屋の様子を写真や動画で記録しておくと、後から比較検討する際に非常に役立ちます。 気になった点や採寸した数値をメモするのにも使えます。
- 筆記用具: スマートフォンのメモ機能でも代用できますが、紙の資料に直接書き込みたい場合に便利です。
- 物件資料(間取り図): 不動産会社から事前にもらっている場合は持参しましょう。 採寸した寸法やコンセントの位置などを書き込むことで、情報が一元化できます。
- 方位磁石(アプリでも可): 日当たりを確認するために重要です。 スマートフォンのアプリで代用できますが、事前に使い方を確認しておくとスムーズです。
【あると超便利】快適さがアップする持ち物リスト
次に、必須ではないものの、持っていくと内見がより快適で有意義になる便利なアイテムをご紹介します。かさばらないものが多いので、ぜひ準備してみてください。
【あると便利な持ち物リスト】
- スリッパ(携帯用がおすすめ): 衛生面や汚れ防止のために持参するのがおすすめです。 折りたたみ式の携帯用スリッパなら、かさばらず持ち運びに便利です。
- 懐中電灯(スマホのライトでも可): 電気が通っていない物件や、クローゼットの奥などを確認する際に役立ちます。 スマホのライトより広範囲を照らせる懐中電灯の方が便利な場合もあります。
- モバイルバッテリー: スマートフォンで写真撮影やメモを多用すると、意外とバッテリーを消耗します。 1日に何件も内見する場合は、持っていくと安心です。
- ビー玉や水平器アプリ: 床の傾きをチェックするのに使えます。 ビー玉がなければ、リップクリームなど転がりやすいものでも代用可能です。
- ティッシュ・ウェットティッシュ: 窓のサッシや換気扇など、気になるところを少し触って確認したいときに便利です。手が汚れた際にも役立ちます。
【季節別】あると助かる持ち物
最後に、季節ごとにあると快適さが格段にアップする持ち物です。特に夏と冬の内見では、気温対策が重要になります。
【夏にあると助かる持ち物】
- 汗拭きシート: 物件までの移動や、エアコンが効いていない室内で汗をかくことがあります。さっぱりとリフレッシュできるのでおすすめです。
- 飲み物: 熱中症対策として、水分補給は欠かせません。
- うちわ・携帯扇風機: エアコンが設置されていない、または稼働していない物件で非常に役立ちます。
【冬にあると助かる持ち物】
- カイロ: ポケットに入れておくだけで、冷えた手を温めることができます。
- 厚手の靴下: スリッパと合わせれば、底冷えする物件でも足元の寒さをかなり軽減できます。
スリッパはどんなものを選ぶべき?おすすめの種類と選び方

「スリッパを持参するのが良いのは分かったけど、どんなものを選べばいいの?」という方のために、内見におすすめのスリッパの種類と選び方のポイントをご紹介します。持ち運びやすさやコストを考えて、自分に合ったものを選びましょう。
- 持ち運びに便利な「携帯用スリッパ」
- コスパ重視なら「使い捨てスリッパ」
- 100均でも手に入る?
持ち運びに便利な「携帯用スリッパ」
内見の際に最もおすすめなのが、折りたたんでコンパクトに収納できる携帯用スリッパです。専用のポーチが付いているものが多く、カバンに入れてもかさばりません。デザインや素材も豊富で、学校行事など他の場面でも使えるため、一つ持っておくと非常に便利です。
選ぶ際は、底がしっかりしていて歩きやすいもの、そして着脱しやすいものを選ぶのがポイントです。何度も物件を回ることを考えると、履き心地の良さも重要になります。
コスパ重視なら「使い捨てスリッパ」
「内見の時しか使わないし、できるだけコストを抑えたい」という方には、使い捨てタイプのスリッパがおすすめです。 ホテルに置いてあるような不織布のものが一般的で、非常に軽量です。衛生面でも安心でき、使用後はそのまま処分できる手軽さが魅力です。
不動産会社によっては、お客様用にこのタイプのスリッパを用意していることもあります。 履き心地は携帯用スリッパに劣る場合がありますが、数件の内見であれば十分でしょう。
100均でも手に入る?
はい、100円ショップでも内見に使えるスリッパを手に入れることができます。シンプルなデザインの普通のスリッパから、携帯用の折りたたみスリッパ、使い捨てスリッパまで、様々な種類が揃っています。急に内見が決まった場合でも、手軽に購入できるのが嬉しいポイントです。
品質やデザインに強いこだわりがなければ、100円ショップのスリッパでも全く問題ありません。まずは一度、お近くの店舗を覗いてみてはいかがでしょうか。
内見当日の流れと持ち物を活用したチェックポイント

持ち物の準備が整ったら、いよいよ内見当日です。限られた時間の中で効率よく、かつ後悔のないように物件をチェックするためには、どこを重点的に見るべきか事前に把握しておくことが大切です。ここでは、準備した持ち物を活用しながら確認したいチェックポイントを、当日の流れに沿って解説します。
- 部屋全体の確認(広さ、日当たり、コンセント位置など)
- 収納スペースの確認(奥行き、高さ)
- 水回りのチェック(水圧、臭い、収納)
- 周辺環境の確認(騒音、スーパーや駅までの距離)
部屋全体の確認(広さ、日当たり、コンセント位置など)
まず部屋に入ったら、間取り図と実際の部屋を見比べながら全体像を把握しましょう。 メジャーを使って部屋の縦横の高さを測り、持参した家具・家電のメモと照らし合わせて、レイアウトを具体的にイメージします。
日当たりは、方位磁石アプリで方角を確認し、窓からの光の入り具合をチェックします。 時間帯によって日の入り方は変わるため、担当者に「午前中や午後の日当たりはどうですか?」と質問してみるのも良いでしょう。
意外と見落としがちなのが、コンセントやテレビアンテナ端子の位置と数です。 スマートフォンで写真を撮っておくと、後で家具の配置を考える際に役立ちます。 生活動線をイメージしながら、使いやすい位置にあるかを確認することが重要です。
収納スペースの確認(奥行き、高さ)
クローゼットや押し入れなどの収納スペースは、扉を開けて中までしっかり確認しましょう。 メジャーで奥行きと高さを測り、手持ちの収納ケースなどが入るかを確認します。棚板やハンガーパイプの有無、状態もチェックポイントです。
また、扉の開閉スペースも重要です。 特に開き戸の場合は、扉を開けたときに家具とぶつからないか、動線の邪魔にならないかをシミュレーションしてみましょう。
水回りのチェック(水圧、臭い、収納)
キッチン、浴室、トイレ、洗面所といった水回りは、生活の快適さを大きく左右する重要なポイントです。 可能であれば、実際に水を出させてもらい、シャワーの水圧を確認しましょう。
また、排水口からの嫌な臭いがないかも要チェックです。 換気扇が正常に作動するかどうかも確認しておくと安心です。キッチンや洗面台下の収納スペースも忘れずに開けて、広さや配管の状態を見ておきましょう。
周辺環境の確認(騒音、スーパーや駅までの距離)
部屋の中だけでなく、物件の周辺環境のチェックも忘れてはいけません。 窓を開閉して、外からの騒音(車の音、工事の音、近隣の生活音など)がどの程度聞こえるかを確認しましょう。
また、最寄り駅やバス停、スーパー、コンビニまでの道のりを実際に歩いてみることをおすすめします。スマートフォンのストップウォッチ機能を使えば、表示されている徒歩分数が実際の感覚と合っているかを確認できます。 街灯の数や夜道の明るさなど、時間帯を変えて確認できるとさらに安心です。
よくある質問

不動産会社がスリッパを用意してくれるのでは?
多くの不動産会社では内見用にスリッパを用意していますが、必ずしも全ての会社が用意しているわけではありません。 また、用意があっても1足のみの場合や、他人が使ったものに抵抗がある場合も考えられます。 そのため、念のため自分で持参するのが最も確実で安心です。
スリッパを忘れた場合の対処法は?
もしスリッパを忘れてしまった場合は、まず不動産会社の担当者に用意がないか尋ねてみましょう。用意がない場合や、夏場でサンダルを履いていて素足になってしまう場合は、予備の靴下を持っていればそれを履いて内見しましょう。 清掃前の物件で靴下が汚れるのが気になる場合は、コンビニなどで新しい靴下を購入するのも一つの手です。
内見は一人で行っても大丈夫?
はい、一人で内見に行っても全く問題ありません。自分のペースでじっくりと物件を確認できるというメリットがあります。ただし、客観的な意見が欲しい場合や、一人では不安な場合は、友人や家族に付き添ってもらうのも良いでしょう。 その際は、複数人で訪問することを事前に不動産会社に伝えておくと、スリッパの用意などがスムーズです。
内見にかかる時間の目安は?
物件1件あたりの内見にかかる時間は、移動時間を除いておよそ15分から30分程度が一般的です。 メジャーで細かく採寸したり、じっくり考えたい場合は、もう少し時間がかかることもあります。1日に2〜3件の内見が平均的ですが、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。
オンライン内見の持ち物は?
オンライン内見の場合は、物理的な持ち物は特に必要ありません。しかし、パソコンやタブレットなど、大きな画面で映像を確認できるデバイスを用意するのがおすすめです。 また、事前に物件資料(間取り図)を手元に用意しておき、気になった点を書き込めるようにしておくと、より理解が深まります。 質問したいことをリストアップしておくのも良いでしょう。
まとめ

- 内見にスリッパは持参するのがベスト。
- 衛生面や汚れ防止、防寒対策になる。
- 不動産会社が用意していない場合もある。
- 持ち運びには携帯用スリッパが便利。
- コストを抑えるなら使い捨てや100均も活用。
- 必須の持ち物はメジャーとスマホ。
- 物件資料や筆記用具も忘れずに。
- 懐中電灯やビー玉はあると便利。
- 季節に合わせた暑さ・寒さ対策も重要。
- 部屋全体、収納、水回りを重点的にチェック。
- コンセントの位置や数は見落としがち。
- メジャーで家具が入るか必ず採寸する。
- シャワーの水圧や排水口の臭いも確認。
- 周辺環境のチェックも忘れずに行う。
- 後悔のないよう、万全の準備で内見に臨もう。