生理中の不快感を少しでも減らしたいと願う女性にとって、タンポンは心強い味方です。しかし、いざタンポンを選ぼうとすると、その種類の多さに戸惑う方も少なくありません。特に「吸収量」は、快適な生理期間を過ごす上でとても重要な要素です。
「どの吸収量のタンポンを選べばいいの?」「ブランドによって吸収量は違うの?」といった疑問を抱えている方もいるでしょう。本記事では、タンポンの吸収量に関する基本的な知識から、主要ブランドの吸収量比較、そして自分に合ったタンポンを選ぶためのコツまで、詳しく解説します。
この記事を読めば、あなたの経血量にぴったりのタンポンを見つけ、生理期間をより快適に過ごすためのヒントが得られるはずです。
タンポンの吸収量とは?種類と選び方の基本
タンポンを選ぶ上で最も大切なのが「吸収量」です。経血量に合わない吸収量のタンポンを選んでしまうと、漏れの原因になったり、逆に不必要に吸収力が強すぎて膣内が乾燥したりする可能性があります。まずは、タンポンの吸収量に関する基本的な知識を身につけましょう。
タンポン吸収量の国際基準「ライト」「レギュラー」などの意味
タンポンの吸収量は、国際的な基準に基づいて「ライト」「レギュラー」「スーパー」「スーパープラス」の4段階に分けられています。これらの表記は、各タンポンが吸収できる経血量の目安を示しています。例えば、ライトは6ml以下、レギュラーは5~9ml、スーパーは8~12ml、スーパープラスは11~15mlの経血を吸収するとされています。
この数値はあくまで目安であり、個人の経血量や生理周期によって最適な吸収量は異なります。特に、生理の始まりや終わりかけの経血量が少ない日にはライトやレギュラー、経血量が多い日にはスーパーやスーパープラスを選ぶのが一般的です。
経血量に合わせた吸収量の目安
自分の経血量に合ったタンポンを選ぶには、生理周期ごとの経血量の変化を把握することが大切です。生理が始まったばかりの経血量が多い日には、吸収力の高いスーパーやスーパープラスが適しています。
一方、経血量が落ち着いてくる普通の日にはレギュラー、生理の終わりかけの少ない日にはライトを選ぶと良いでしょう。 タンポンを取り出した際に、吸収体の下部分が乾いている場合は吸収量が多すぎる可能性があり、逆に吸収体全体が経血でヒタヒタになっている場合は吸収量が足りていない可能性があります。 自分の体と相談しながら、最適な吸収量を見つけることが、快適なタンポンライフを送るための重要なコツです。
主要ブランド別タンポン吸収量徹底比較
日本で手に入るタンポンは、ユニ・チャームの「ソフィ」、エル・エスコーポレーションの「エルディ」、P&Gの「タンパックス」など、いくつかの主要ブランドから販売されています。各ブランドとも、上記の吸収量基準に沿った製品を展開していますが、それぞれに特徴や使い心地の違いがあります。
ソフィ(ユニ・チャーム)のタンポン吸収量と特徴
ユニ・チャームの「ソフィ」は、日本で最も広く知られているタンポンブランドの一つです。ソフィのタンポンは、ライト、レギュラー、スーパー、スーパープラスの各吸収量に対応した製品が揃っています。
特に「ソフィソフトタンポン」シリーズは、先端が丸くソフトなアプリケーターで挿入しやすく、初心者にもおすすめされています。 また、オーガニックコットンを使用した製品もあり、肌への優しさを重視する方にも選ばれています。
エルディ(エル・エスコーポレーション)のタンポン吸収量と特徴
エル・エスコーポレーションの「エルディ」タンポンは、フィンガータイプが特徴的です。フィンガータイプはアプリケーターがないため、指で直接挿入するタイプで、コンパクトで持ち運びやすいというメリットがあります。
吸収量もライト、レギュラー、スーパー、スーパープラスが展開されており、特に量の多い日用スーパープラスは、たてに伸びた8本の「キャッチライン」が経血をすばやく吸収する構造が特徴です。 使い慣れている方にとっては、コストパフォーマンスも良い選択肢となるでしょう。
タンパックス(P&G)のタンポン吸収量と特徴
P&Gの「タンパックス」も、世界的に有名なタンポンブランドです。日本では「タンパックス コンパクト」などが販売されており、その名の通りコンパクトなアプリケーターが特徴です。ポーチに入れやすく、外出先での使用にも便利です。
タンパックスも、ライト、レギュラー、スーパー、スーパープラスといった吸収量に対応した製品を提供しています。挿入のしやすさや、漏れにくさに定評があり、多くのユーザーに支持されています。
各ブランドの吸収量比較表
主要ブランドのタンポンは、それぞれ独自の工夫を凝らしていますが、吸収量に関しては国際基準に準拠しています。以下に、一般的な吸収量の目安と、各ブランドの対応する製品タイプをまとめました。
| 吸収量タイプ | 吸収量目安(ml) | ソフィ | エルディ | タンパックス |
|---|---|---|---|---|
| ライト | 6ml以下 | ソフトタンポンライト | ライト | ライト |
| レギュラー | 5~9ml | ソフトタンポンレギュラー、コンパクトタンポンレギュラー | レギュラー | レギュラー |
| スーパー | 8~12ml | ソフトタンポンスーパー、コンパクトタンポンスーパー | スーパー | スーパー |
| スーパープラス | 11~15ml | ソフトタンポンスーパープラス | スーパープラス | スーパープラス |
この表は一般的な目安であり、製品によってはさらに細かい吸収量のバリエーションがある場合もあります。購入時には、必ず製品パッケージの表記を確認するようにしましょう。
自分に合ったタンポン吸収量を選ぶコツ

タンポン選びで失敗しないためには、自分の体の状態やライフスタイルに合わせて、最適な吸収量を選ぶことが大切です。ここでは、具体的な選び方のコツをご紹介します。
経血量に合わせた選び方
生理の経血量は、日によって大きく変動します。そのため、生理期間を通して同じ吸収量のタンポンを使い続けるのではなく、経血量に合わせて使い分けるのが賢い方法です。
- 生理の始まり・終わりかけ(経血量が少ない日):ライトタイプやレギュラータイプが適しています。 経血量が少ないのに吸収力の高いタンポンを使うと、取り出す際に膣内が乾燥して痛みを感じる場合があります。
- 生理の普通の日(経血量が中程度の日):レギュラータイプがおすすめです。
- 生理の多い日(経血量が特に多い日):スーパータイプやスーパープラスタイプを選びましょう。 長時間交換できない時や、スポーツをする時、夜間など、漏れが心配なシーンで活躍します。
タンポンを取り出した際に、白い部分が残っている場合は、ワンランク吸収量の少ないタイプに切り替えるのが良いでしょう。 逆に、吸収体全体が経血で飽和している場合は、吸収量が足りていないサインです。
初心者におすすめの選び方
初めてタンポンを使う方は、挿入のしやすさを重視することが大切です。アプリケーター付きのタンポンは、手を汚さずに衛生的に挿入できるため、初心者におすすめです。
また、最初は経血量が中程度の「レギュラー」サイズから試してみるのが良いでしょう。 挿入時に痛みを感じる場合は、無理をせず、リラックスして深呼吸をすることが大切です。 膣の奥には無感覚ゾーンと呼ばれる場所があり、そこに正しく挿入できれば痛みや違和感はほとんどありません。
ソフィのソフトタンポンライトなど、初心者向けの小さめサイズも販売されているので、不安な方はそちらから試してみるのも良い方法です。
漏れを防ぐためのポイント
タンポンを使用していても経血が漏れてしまう原因はいくつかあります。主な原因は、タンポンの吸収量と経血量が合っていないこと、正しい位置に挿入できていないこと、そして長時間使用しすぎていることです。
- 経血量に合ったサイズを選ぶ:前述の通り、経血量が多い日には吸収力の高いタンポンを選びましょう。
- 正しい位置に挿入する:タンポンは膣の奥にある無感覚ゾーンに挿入することで、違和感なく経血を吸収できます。 挿入が浅いと漏れやすくなるだけでなく、違和感や痛みを感じる原因にもなります。
- 交換時間を守る:タンポンの連続使用時間は4~8時間が目安です。 8時間を超える使用は、トキシックショック症候群(TSS)のリスクを高める可能性があります。 経血量が多い日は、目安時間よりもこまめに交換することを心がけましょう。
- ナプキンとの併用:特に経血量が多い日や、長時間交換できない状況では、ナプキンを併用することで漏れの不安を軽減できます。
これらのポイントを押さえることで、タンポン使用時の漏れを効果的に防ぎ、より快適に過ごせるでしょう。
タンポン使用時の注意点とよくある疑問

タンポンは非常に便利な生理用品ですが、正しく使うことが大切です。ここでは、タンポン使用時の注意点と、よくある疑問について解説します。
タンポン交換時間の目安
タンポンの連続使用時間は、一般的に4~8時間が目安とされています。 ただし、これはあくまで目安であり、経血量が多い日はもっと短い時間で交換が必要になることもあります。 8時間を超えて使用すると、ごくまれにトキシックショック症候群(TSS)という重篤な病気を発症するリスクが高まるため、絶対に避けましょう。
就寝時も8時間以内であれば使用可能ですが、それ以上眠る場合はナプキンを使用するなど、他の生理用品と併用することを検討してください。 また、タンポンを連続して使用するのではなく、ナプキンと交互に使用することもTSSのリスク軽減につながります。
タンポンとナプキンの併用について
タンポンとナプキンは、それぞれ異なるメリットを持つ生理用品です。タンポンは体内で経血を吸収するため、蒸れや漏れ、ニオイが気になりにくいという利点があります。 一方、ナプキンは手軽に交換でき、タンポンに抵抗がある方でも使いやすいでしょう。
経血量が多い日や、長時間交換できない状況、スポーツをする際など、漏れが心配な時にはタンポンとナプキンを併用するのがおすすめです。 これにより、吸収力を高め、より安心して過ごすことができます。 シーンに合わせて使い分けることで、生理期間をより快適に過ごせるでしょう。
タンポンが取り出せない時の対処法
タンポンが取り出せなくなることは稀ですが、もしそうなった場合は落ち着いて対処することが大切です。まず、リラックスして深呼吸をし、しゃがむなどして体勢を変えてみましょう。
タンポンの紐が膣の奥に入り込んで見えなくなってしまった場合でも、焦らず、指でゆっくりと探してみてください。膣は袋状になっており、タンポンが体内で迷子になることはありません。もし自分で取り出すのが難しいと感じたら、無理をせず、速やかに産婦人科を受診しましょう。専門医が安全に取り出してくれます。
よくある質問

- タンポンの吸収量はブランドによって違いがありますか?
- 多い日に使うタンポンはどれがおすすめですか?
- 初めてタンポンを使うのですが、どの吸収量を選べばいいですか?
- タンポンは何時間くらい交換しなくても大丈夫ですか?
- タンポンが漏れてしまうのはなぜですか?
タンポンの吸収量はブランドによって違いがありますか?
タンポンの吸収量は、国際的な基準(ライト、レギュラー、スーパー、スーパープラス)に基づいており、各ブランドもこの基準に沿って製品を製造しています。そのため、例えば「スーパー」と表記されていれば、どのブランドでも概ね同じ範囲の吸収量であると認識して問題ありません。 ただし、製品ごとの素材や形状、圧縮技術などにより、実際の使い心地や吸収の速さには多少の違いがある場合があります。
多い日に使うタンポンはどれがおすすめですか?
経血量が多い日には、「スーパー」または「スーパープラス」の吸収量タイプがおすすめです。 特に、ユニ・チャームの「ソフィソフトタンポンスーパープラス」や、エル・エスコーポレーションの「エルディタンポン特に量の多い日用スーパープラス」などは、高い吸収力で漏れの不安を軽減してくれます。 長時間交換できない時や、夜間、スポーツ時など、特に漏れが心配なシーンで活躍します。
初めてタンポンを使うのですが、どの吸収量を選べばいいですか?
初めてタンポンを使う方には、まず「レギュラー」サイズから試すことをおすすめします。 多くの人の経血量に合う標準的な吸収量であり、挿入の練習にも適しています。また、アプリケーター付きのタイプを選ぶと、手を汚さずに衛生的に挿入できるため、初心者でも安心して使いやすいでしょう。
タンポンは何時間くらい交換しなくても大丈夫ですか?
タンポンの連続使用時間は、4~8時間が目安です。 8時間を超える使用は、トキシックショック症候群(TSS)のリスクを高める可能性があるため、絶対に避けてください。 経血量が多い日は、目安時間よりもこまめに交換することを心がけ、夜間など長時間交換できない場合は、ナプキンとの併用や、8時間以内の使用に留めるようにしましょう。
タンポンが漏れてしまうのはなぜですか?
タンポンが漏れてしまう主な原因は、以下の3つが考えられます。
- 経血量と吸収量が合っていない:経血量が多い日に吸収量の少ないタンポンを使用すると、吸収しきれずに漏れてしまいます。
- 正しい位置に挿入できていない:タンポンが膣の奥の無感覚ゾーンに正しく挿入されていないと、経血を効果的に吸収できず、漏れの原因になります。
- 長時間使用しすぎている:タンポンの吸収量には限界があり、長時間使用し続けると吸収しきれずに漏れてしまいます。
これらの原因を解消するために、経血量に合ったタンポンを選び、正しい挿入方法を確認し、交換時間を守ることが大切です。
まとめ
- タンポンの吸収量は「ライト」「レギュラー」「スーパー」「スーパープラス」の4段階に分類される。
- 各吸収量には国際的な基準があり、吸収できる経血量の目安が定められている。
- 生理の経血量は日によって異なるため、吸収量を使い分けるのが快適に過ごすコツ。
- 経血量が少ない日にはライトやレギュラー、多い日にはスーパーやスーパープラスを選ぶ。
- 主要ブランド(ソフィ、エルディ、タンパックスなど)もこの吸収量基準に沿って製品を展開している。
- ソフィはアプリケーター付きで初心者にも挿入しやすい製品が多い。
- エルディはフィンガータイプが特徴で、コンパクトで持ち運びやすい。
- タンパックスはコンパクトなアプリケーターが特徴で、外出時に便利。
- 初めてタンポンを使う場合は、アプリケーター付きのレギュラーサイズから試すのがおすすめ。
- タンポンが漏れる主な原因は、吸収量不足、挿入位置のずれ、長時間使用。
- タンポンの連続使用時間は4~8時間が目安で、8時間を超える使用は避ける。
- トキシックショック症候群(TSS)のリスクを減らすため、交換時間を守り、ナプキンと交互に使用する。
- 経血量が多い日や長時間交換できない場合は、ナプキンとの併用が効果的。
- タンポンが取り出せない場合は、落ち着いて対処し、必要であれば産婦人科を受診する。
- 自分の経血量やライフスタイルに合ったタンポンを選ぶことが、生理期間を快適にする鍵。
- 製品パッケージの表記をよく確認し、正しい使用方法を守ることが大切。
- タンポンは膣の奥の無感覚ゾーンに挿入することで、痛みや違和感なく使用できる。
- 肌への優しさを重視するなら、オーガニックコットン素材のタンポンも選択肢になる。
