ストウブ鍋で炊き込みご飯を作ってみたいけれど、「焦げ付かないか心配」「水加減が難しい」と感じていませんか?炊飯器とは違うお鍋での炊飯は、少しハードルが高く思えるかもしれません。しかし、ストウブ鍋は優れた熱伝導と保温性を持つため、実は炊き込みご飯にぴったりの調理器具です。正しい方法とちょっとしたコツさえ掴めば、誰でも失敗なく、ふっくらと美味しい炊き込みご飯を炊き上げられます。
本記事では、ストウブで2合の炊き込みご飯を美味しく炊くための基本の炊き方から、おすすめの絶品レシピ、そしてよくある疑問への回答まで、詳しく解説します。ぜひこの記事を参考に、ストウブ炊き込みご飯の魅力を存分に味わってみてください。
ストウブで炊く炊き込みご飯が人気の理由

ストウブ鍋で炊く炊き込みご飯は、その美味しさから多くの人に選ばれています。なぜストウブが炊き込みご飯に適しているのか、その理由を詳しく見ていきましょう。
優れた熱伝導と保温性でふっくら仕上がる
ストウブ鍋は鋳物ホーロー製で、熱伝導率が非常に高く、鍋全体に均一に熱が伝わります。この特性により、お米の一粒一粒がムラなく加熱され、ふっくらとした食感に炊き上がります。また、高い保温性も特徴で、火を止めた後も余熱でじっくりと蒸らすことができ、お米の芯までしっかりと火が通り、甘みと旨味を最大限に引き出してくれるのです。
炊飯器では味わえない、お鍋ならではの美味しさが楽しめます。
無水調理に近い効果で素材の旨味を引き出す
ストウブ鍋の蓋は重く、密閉性が高いため、食材から出る水分や旨味を逃がさずに調理できます。この無水調理に近い効果は、炊き込みご飯の具材にも良い影響を与えます。野菜やきのこ、肉などの具材が持つ本来の旨味が凝縮され、お米にしっかりと染み込むため、深みのある味わいに仕上がります。蓋の裏にある「ピコ」と呼ばれる突起が、蒸気となって上がった水分を水滴に戻し、再び食材に降り注ぐことで、食材の旨味を循環させ、より一層美味しくする働きも持っています。
食卓を彩る美しいデザイン
ストウブ鍋は、機能性だけでなく、その美しいデザインも人気の理由です。豊富なカラーバリエーションと洗練されたフォルムは、キッチンに置くだけで絵になり、そのまま食卓に出しても見栄えがします。温かい炊き込みご飯をストウブ鍋ごとテーブルに並べれば、食卓が華やかになり、家族や友人との食事の時間がより一層楽しくなるでしょう。
見た目にも美味しい炊き込みご飯は、おもてなし料理としても喜ばれます。
ストウブ炊き込みご飯2合の基本の炊き方

ストウブで2合の炊き込みご飯を炊くのは、実はとてもシンプルです。ここでは、失敗しないための基本的な炊き方をご紹介します。
必要な材料と道具を揃える
まず、炊き込みご飯を作るために必要な材料と道具を準備しましょう。お米2合に対して、ストウブ鍋は20cm以上のサイズがおすすめです。20cmのピコ・ココット・ラウンドは、白米3合まで炊けますが、具材が入る炊き込みご飯の場合は2合が適量とされています。ワナベM(18cm)でも2合炊けますが、具材が多いと吹きこぼれる可能性もあるため、20cm以上の鍋を選ぶと安心です。
- お米:2合(360g)
- 水またはだし汁:400ml(お米1合につき200mlが目安。調味料の水分量も考慮する)
- お好みの具材(鶏肉、ごぼう、きのこ、油揚げなど)
- 調味料(醤油、酒、みりん、塩など)
- ストウブ鍋:20cm以上のピコ・ココット・ラウンド、またはラ・ココット de GOHAN Mサイズ、Wa-NABE Mサイズなど
- 計量カップ、ザル、ボウル、しゃもじ
失敗しないための下準備
美味しい炊き込みご飯を作るためには、下準備がとても重要です。このひと手間が、仕上がりの美味しさを大きく左右します。
お米の浸水時間はしっかり確保
お米は研いだ後、分量外の水に浸してしっかりと吸水させることが大切です。夏場なら30分以上、冬場なら1時間以上が目安とされています。 浸水が不十分だと、お米の芯が残ったり、炊きムラができたりする原因になります。調味料と混ぜる前に、十分に吸水させておくことで、ふっくらとした炊き上がりが期待できます。
浸水後、ザルにあげて水気をしっかり切っておきましょう。
具材の下処理で美味しさアップ
炊き込みご飯の具材も、それぞれ適切な下処理を行うことで、より美味しく仕上がります。例えば、鶏肉は小さめに切って下味をつけたり、ごぼうはささがきにしてアク抜きをしたり、きのこ類は石づきを取ってほぐしたりします。油揚げは油抜きをして細切りにすると、味が染み込みやすくなります。具材から出る水分量も考慮し、水分の多い野菜をたくさん入れる場合は、少し水を減らすなどの調整も必要です。
火加減と炊飯時間の見極め
ストウブでの炊飯は、火加減と時間の管理が美味しさの鍵を握ります。焦げ付きを防ぎ、ふっくらと炊き上げるための見極め方を知っておきましょう。
最初は強火、沸騰後は弱火でじっくり
お米と具材、調味液をストウブ鍋に入れたら、まずは蓋をせずに強火にかけます。鍋肌から大きな泡がブクブクと立ち、全体がフツフツと沸騰してきたら、すぐに蓋をしてごく弱火にします。 沸騰までは中火で熱し、沸騰したら弱火にするのが成功のコツです。 沸騰の目安は、ガスコンロによって多少差があるため、何度か炊いてみて時間を計っておくと良いでしょう。
火加減の切り替えをスムーズに行うことで、お米に均等に熱が伝わります。
蒸らし時間で完璧な仕上がりに
弱火で10分から12分炊いたら火を止め、そのまま蓋を開けずに10分から12分蒸らします。 この蒸らしの時間が非常に重要で、お米の芯まで熱が通り、ふっくらとした食感になります。また、蒸らすことで鍋底のご飯がこびりつきにくくなる効果も期待できます。 蒸らしが終わったら、しゃもじで底から優しく混ぜて、余分な水分を飛ばし、全体を均一にしましょう。
蓋を開けるタイミングは、蒸らし時間が終わってからが鉄則です。
水加減の黄金比
炊き込みご飯の美味しさを決める重要な要素の一つが水加減です。ストウブで2合の炊き込みご飯を炊く際の黄金比を覚えましょう。
基本は「お米1合に対して水200cc」です。 したがって、2合の場合は水400ccが目安となります。ただし、炊き込みご飯の場合は、醤油や酒、みりんなどの調味料を加えるため、その分の水分量を考慮する必要があります。調味料の合計量を計算し、その分を水(またはだし汁)の総量から差し引いた分量を目安にすると良いでしょう。
例えば、調味料が合計60ccであれば、水は340cc加えることになります。 また、きのこや野菜など、水分を多く含む具材を入れる場合は、少し水を減らして調整するとベチャつきを防げます。 慣れるまでは、基本の分量から始めて、お好みの炊き加減を見つけていくのがおすすめです。
絶品!ストウブ炊き込みご飯2合おすすめレシピ

ストウブ鍋の特性を活かした、2合で楽しめる絶品の炊き込みご飯レシピを2つご紹介します。定番の味から旬の味覚まで、ぜひ試してみてください。
定番!鶏ごぼう炊き込みご飯
鶏肉の旨味とごぼうの香りが食欲をそそる、定番の炊き込みご飯です。ストウブで炊くことで、より一層深い味わいになります。
材料(2合分)
- お米:2合
- 鶏もも肉:150g
- ごぼう:50g
- にんじん:50g
- 油揚げ:1枚
- だし汁:340cc(調味料を引いた分量)
- 醤油:大さじ2
- 酒:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 塩:ひとつまみ
- サラダ油:少量
作り方
- お米は研いで30分以上浸水させ、ザルにあげて水気を切っておきます。
- 鶏もも肉は2cm角に切り、醤油(分量外)少々で下味をつけます。ごぼうはささがきにして水にさらし、アクを抜いて水気を切ります。にんじんは千切り、油揚げは油抜きをして細切りにします。
- ストウブ鍋にサラダ油を熱し、鶏肉を炒めます。鶏肉の色が変わったら、ごぼう、にんじん、油揚げを加えて軽く炒め合わせます。
- 炒めた具材の上に水気を切ったお米を平らになるように入れ、その上からだし汁と調味料(醤油、酒、みりん、塩)を混ぜ合わせたものを回し入れます。具材とお米は混ぜないようにしましょう。
- 蓋をせずに強火にかけ、沸騰したら蓋をしてごく弱火にし、12分炊きます。
- 火を止めて、そのまま蓋を開けずに12分蒸らします。
- 蒸らし終わったら、しゃもじで底から優しく混ぜて完成です。
旬の味覚を楽しむ!鮭といくらの炊き込みご飯
鮭の旨味といくらのプチプチとした食感が楽しめる、見た目も華やかな炊き込みご飯です。おもてなしにもぴったりです。
材料(2合分)
- お米:2合
- 生鮭切り身:2切れ
- いくら醤油漬け:適量
- だし汁:340cc(調味料を引いた分量)
- 醤油:大さじ2
- 酒:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 塩:少々
- 生姜:1かけ(千切り)
- 油揚げ:1/2枚(細切り)
- 万能ねぎ:適量(小口切り)
作り方
- お米は研いで30分以上浸水させ、ザルにあげて水気を切っておきます。
- 生鮭は軽く塩を振り、魚焼きグリルなどで焼いておきます。焼きあがったら皮と骨を取り除き、粗くほぐしておきます。
- ストウブ鍋に水気を切ったお米、だし汁、醤油、酒、みりん、塩、千切り生姜、細切り油揚げを入れ、軽く混ぜます。
- その上に焼いてほぐした鮭を乗せ、蓋をせずに強火にかけ、沸騰したら蓋をしてごく弱火にし、10分炊きます。
- 火を止めて、そのまま蓋を開けずに10分蒸らします。
- 蒸らし終わったら、鮭をほぐしながら全体を混ぜ合わせます。
- 器に盛り付け、いくらと万能ねぎを散らして完成です。
ストウブ炊き込みご飯でよくある質問
ストウブで炊き込みご飯を作る際に、多くの方が抱く疑問とその解決策をご紹介します。
炊き込みご飯が焦げ付いてしまうのはなぜ?
ストウブで炊き込みご飯が焦げ付く主な原因は、火加減の強さや炊飯時間の長さ、そして蒸らし時間の不足が考えられます。特に、沸騰後の弱火が強すぎると焦げ付きやすくなります。 対策としては、沸騰したらすぐに「ごく弱火」にすること、そして火を止めた後の蒸らし時間をしっかり確保することが大切です。 蒸らしによってご飯が鍋肌から離れやすくなり、焦げ付きを軽減できます。
もし焦げ付いてしまった場合は、鍋にぬるま湯を張ってしばらく置いておくと、焦げが取れやすくなります。 重曹を使って煮洗いする方法も効果的です。
2合を炊くのに最適なストウブのサイズは?
2合の炊き込みご飯を炊くのに最適なストウブのサイズは、一般的に「ピコ・ココット・ラウンドの20cm」がおすすめです。 20cmの鍋は、白米なら3合まで炊けますが、具材が入る炊き込みご飯の場合は2合が吹きこぼれにくく、美味しく炊ける適量とされています。 また、「ラ・ココット de GOHAN Mサイズ」や「Wa-NABE Mサイズ(18cm)」も2合炊きに適しています。
鍋が小さすぎると、お米に芯が残ったり、炊きムラができたりする原因になるため、適切なサイズを選ぶことが重要です。
炊き込みご飯の味が薄い時の対処法は?
炊き込みご飯の味が薄いと感じる場合は、調味料の分量を見直すか、だし汁を濃いめに取るなどの方法があります。特に、具材から水分が多く出ることで味が薄まることがあるため、具材の水分量を考慮して調味料を調整することが大切です。また、炊き上がった後に味見をして、もし薄いと感じたら、少量の醤油や塩を加えて混ぜ合わせることで調整できます。
食べる直前に、風味豊かな薬味(刻みネギ、大葉、ごまなど)を添えるのも、味に深みとアクセントを加える良い方法です。
冷凍保存は可能ですか?
ストウブで炊いた炊き込みご飯は、美味しく冷凍保存が可能です。炊き上がったご飯は、粗熱が取れたらすぐに一食分ずつラップに包み、密閉できる保存袋に入れて冷凍庫で保存しましょう。ご飯が熱いうちにラップで包むことで、水分が閉じ込められ、解凍後もふっくらとした食感を保ちやすくなります。食べる際は、電子レンジで温めるか、自然解凍後に蒸し器で温め直すと、炊きたてに近い美味しさが楽しめます。
約1ヶ月を目安に食べきるのがおすすめです。
ストウブのお手入れで気をつけることは?
ストウブ鍋を長く大切に使うためには、適切なお手入れが欠かせません。使用後は、中性洗剤とスポンジで優しく洗い、しっかりと乾燥させましょう。焦げ付いてしまった場合は、鍋に水を入れ、重曹を加えて弱火で沸騰させると、焦げが浮き上がって落としやすくなります。 また、ストウブの表面はホーロー加工されていますが、鍋のフチはサビやすいので、洗った後は必ず水分を拭き取り、食用油を薄く塗ってシーズニングを行うと良いでしょう。
シーズニングは、使い始めだけでなく、定期的に行うことで鍋を長持ちさせ、焦げ付き防止にもつながります。
まとめ
- ストウブ鍋は優れた熱伝導と保温性で炊き込みご飯をふっくら美味しく仕上げます。
- 密閉性の高い蓋が具材の旨味を凝縮し、深い味わいを生み出します。
- 2合の炊き込みご飯には20cm以上のストウブ鍋が最適です。
- お米は30分以上の浸水で芯までふっくら炊き上がります。
- 具材の下処理は美味しさを高める大切な工程です。
- 水加減は米1合に対し水200ccが基本で、調味料分を調整します。
- 炊飯は強火で沸騰後、ごく弱火で10~12分、その後10~12分蒸らします。
- 蒸らし時間をしっかり取ることで、焦げ付きにくく、ふっくら仕上がります。
- 鶏ごぼう炊き込みご飯は定番で、鶏肉の旨味とごぼうの香りが絶妙です。
- 鮭といくらの炊き込みご飯は、見た目も華やかでおもてなしにも向いています。
- 焦げ付きは火加減の調整と、重曹を使ったお手入れで解決できます。
- 炊き込みご飯の味が薄い場合は、調味料や薬味で調整可能です。
- 炊き込みご飯は一食分ずつラップに包んで冷凍保存できます。
- ストウブ鍋は使用後の乾燥とフチのシーズニングで長持ちします。
- 適切な火加減と水加減で、ストウブ炊き込みご飯は失敗なく作れます。
