デスクワークやスマホの長時間利用で、ガチガチに固まったつらい肩こり…。「今すぐこの痛みをどうにかしたい!」そんな時に頼りになるのが、サッと塗れる肩こりの塗り薬ですよね。でも、液体タイプは垂れやすいし、クリームタイプは手がベタつくのが難点…。
そんなあなたに心からおすすめしたいのが、スティックタイプの塗り薬です!手を汚さずに患部に直接塗れて、持ち運びにも便利。オフィスや外出先でも、気になった時にすぐケアできる優れものです。本記事では、数あるスティックタイプの肩こり塗り薬の中から、本当におすすめできる商品を厳選してご紹介します。選び方のポイントや効果的な使い方も解説するので、ぜひ最後まで読んで、あなたにぴったりの一本を見つけてくださいね。
なぜ肩こりにスティックタイプの塗り薬がおすすめなの?

つらい肩こりを和らげる塗り薬には、液体やクリーム、ゲルなど様々なタイプがありますが、中でもスティックタイプは「手軽さ」と「使いやすさ」で群を抜いています。なぜスティックタイプがこれほどまでにおすすめなのか、その理由を他のタイプと比較しながら詳しく見ていきましょう。
この章では、以下の点からスティックタイプの魅力に迫ります。
- 手が汚れず衛生的
- 持ち運びに便利で場所を選ばない
- 塗りやすく液だれしない
- 他のタイプとの比較
手が汚れず衛生的
スティックタイプの最大のメリットは、なんといっても手を汚さずに直接患部に塗れることでしょう。クリームやゲルタイプの場合、一度手に取ってから塗り広げる必要があり、使用後に手を洗う手間がかかります。特に外出先やオフィスでは、すぐに手を洗えない状況も多いですよね。
その点、スティックタイプならキャップを開けてサッと塗るだけ。薬剤に直接触れることがないため非常に衛生的です。リップクリームのように繰り出して使うので、いつでも清潔な状態で使用できるのも嬉しいポイントです。この手軽さが、こまめなケアを可能にし、つらい肩こりの早期改善に繋がるのです。
持ち運びに便利で場所を選ばない
コンパクトな形状の製品が多いスティックタイプは、ポーチやカバンに入れてもかさばらず、持ち運びに非常に便利です。デスクの引き出しに常備しておけば、仕事の合間に気になったらいつでもケアできます。また、旅行や出張など、長時間の移動で肩がこりやすい場面でも大活躍します。
液体タイプのように液漏れの心配が少ないのも、持ち運びやすさに拍車をかけています。フタさえしっかり閉めておけば、カバンの中で中身がこぼれて大惨事…なんてこともありません。いつでもどこでも、周りを気にせずスマートに使えるのがスティックタイプの強みです。
塗りやすく液だれしない
ローションなどの液体タイプは、塗る際に液が垂れてしまい、衣服を汚してしまうことがあります。特に首筋から肩にかけて塗る場合、襟元についてしまうのは避けたいですよね。スティックタイプは固形の製剤なので、液だれの心配が一切ありません。
また、狙った場所にピンポイントで塗りやすいのも特徴です。「ここが痛い!」というコリの芯に直接アプローチできます。製品によっては塗りやすいようにヘッドの形状が工夫されているものもあり、自分では塗りにくい肩甲骨周りなどにもスムーズに塗布することが可能です。
他のタイプとの比較
ここで、スティックタイプと他の剤形の特徴を比較してみましょう。それぞれのメリット・デメリットを理解することで、より自分に合った塗り薬を選ぶことができます。
| 剤形 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| スティック(チック) | ・手が汚れない ・持ち運びに便利 ・液だれしない ・塗りやすい | ・広範囲に塗るのには不向きな場合がある ・ややベタつきを感じる製品もある |
| ローション(液体) | ・広範囲に塗りやすい ・速乾性が高い ・サラッとした使用感 | ・液だれしやすい ・液漏れの心配がある ・刺激を感じやすいことがある |
| クリーム・軟膏 | ・保湿力がある ・肌への刺激が少ない ・しっとりとした使用感 | ・手が汚れる ・ベタつきやすい ・塗った後、服につきやすい |
| ゲル | ・伸びが良く塗りやすい ・速乾性がありベタつきにくい ・透明で目立たない | ・手が汚れる ・アルコール成分で肌が乾燥しやすいことがある |
このように、それぞれに長所と短所がありますが、「外出先でも手軽に使いたい」「手を汚したくない」というニーズには、スティックタイプが最も適していると言えるでしょう。
【厳選】肩こりにおすすめのスティック塗り薬ランキング8選

ここからは、数あるスティックタイプの肩こり塗り薬の中から、特におすすめの商品をランキング形式で8つご紹介します。有効成分や使い心地、価格などを総合的に評価しました。あなたの症状や好みに合う一本がきっと見つかるはずです。
この章でご紹介する商品は以下の通りです。
- 1位:久光製薬 フェイタスチックEX
- 2位:大鵬薬品 ゼノールジクロダイレクト
- 3位:小林製薬 ニューアンメルツヨコヨコA
- 4位:大鵬薬品 ゼノールエクサムSX
- 5位:大鵬薬品 ゼノールチックE
- 6位:タカミツ ザッパスチックEX
- 7位:第一三共ヘルスケア パテックス 機能性チック
- 8位:祐徳薬品工業 パスタイムFX7チック
1位:久光製薬 フェイタスチックEX
痛みの元に直接効くフェルビナク3.0%配合!でおなじみのフェイタスシリーズのスティックタイプです。フェルビナクは、痛みや炎症の原因となるプロスタグランジンの生成を抑制する非ステロイド性抗炎症成分(NSAIDs)で、つらい肩の痛みに優れた効果を発揮します。 l-メントールも6.0%配合されており、塗った瞬間にスーッとした清涼感が広がり、心地よい使用感が特徴です。
容器の形状が楕円形になっているのもポイント。広い面を使えば肩全体に、細い面を使えば首筋など細かい部分にと、塗りたい場所に合わせて使い分けができます。 53gと大容量なので、頻繁に使う方でも長持ちするのが嬉しいですね。 微香性でにおいが気になりにくいため、オフィスなどでも周囲を気にせず使用できます。 痛みが強い方、しっかりとした効果を求める方にまず試していただきたい一本です。
| 有効成分 | フェルビナク 3.0g、l-メントール 6.0g など |
| 内容量 | 53g |
| 特徴 | ・鎮痛効果の高いフェルビナク配合 ・塗り分けできる楕円形容器 ・大容量でたっぷり使える ・微香性 |
2位:大鵬薬品 ゼノールジクロダイレクト
医療用にも使われる鎮痛成分ジクロフェナクナトリウムを配合した、効果の高さが魅力のスティック薬です。ジクロフェナクは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の中でも特に鎮痛・抗炎症作用が強いとされており、ガチガチに固まったつらい肩こりや、急な寝違えの痛みにもしっかりとアプローチします。
太めのチック剤なので、首筋から肩、背中にかけての広い範囲にも一気に塗ることができます。 手を汚さずに患部に直接塗れるため、いつでもどこでも手軽にケアが可能です。 l-メントール配合で、塗った直後からスーッとした爽快感が得られます。ただし、メントールの匂いがやや強めなので、匂いに敏感な方は注意が必要かもしれません。 とにかく効果を重視したい、強い痛みに悩んでいるという方におすすめです。
| 有効成分 | ジクロフェナクナトリウム 1.0g、l-メントール 3.0g など |
| 内容量 | 42g |
| 特徴 | ・鎮痛効果の強いジクロフェナク配合 ・広い範囲にも塗りやすい太塗りチック ・強い痛みにおすすめ |
3位:小林製薬 ニューアンメルツヨコヨコA
「アンメルツ」といえば、肩こり薬のロングセラーブランド。その中でも「ニューアンメルツヨコヨコA」は、消炎鎮痛剤特有のにおいがほとんどない無臭性タイプです。 有効成分のニコチン酸ベンジルエステルが患部の血行を促進し、サリチル酸グリコールが炎症を抑えて、つらい肩こりや筋肉痛を和らげます。
塗りやすい「ヨコヨコボトル」は、液体タイプのイメージが強いですが、実はこの製品は固形のスティックタイプではありません。しかし、手が汚れず、塗りやすいというスティックの利点を兼ね備えているため、今回ランクインさせました。首の部分が曲がっていて、先端にラバーキャップがついているため、塗りにくい部分にもスムーズに塗布でき、液だれもしにくい構造になっています。においに敏感な方や、オフィスなどで周りに気兼ねなく使いたい方に最適な一本です。
| 有効成分 | サリチル酸グリコール、l-メントール、クロルフェニラミンマレイン酸塩、ニコチン酸ベンジルエステルなど |
| 内容量 | 80ml |
| 特徴 | ・においが気にならない無臭性 ・血行促進成分配合 ・塗りやすいヨコヨコボトル |
4位:大鵬薬品 ゼノールエクサムSX
こちらも鎮痛・抗炎症成分「フェルビナク」を3.0%配合したスティックタイプの塗り薬です。フェルビナクが痛みの原因物質の生成を抑え、l-メントールの清涼感が心地よい使用感をもたらします。スーッとした爽快感とともに、じんわりと痛みが和らいでいくのを実感できるでしょう。
容器は太めのチックタイプで、首筋から肩にかけて広範囲に塗りやすいのが特徴です。ベタつきが少なく、塗った後すぐに服を着ても気になりにくいサラッとした仕上がりも高評価。しっかりとした効果と、塗りやすさ、使用感の良さをバランス良く求める方におすすめです。ドラッグストアなどで手に入りやすいのも嬉しいポイントですね。
| 有効成分 | フェルビナク 3.0g、l-メントール 3.0g など |
| 内容量 | 43g |
| 特徴 | ・鎮痛効果の高いフェルビナク配合 ・ベタつきにくくサラッとした使用感 ・広範囲に塗りやすい太型チック |
5位:大鵬薬品 ゼノールチックE
効き目が穏やかなサリチル酸メチルを主成分とした、肌にやさしいタイプのスティック薬です。 強い薬は刺激が心配という方や、慢性的な軽い肩こりに悩む方に適しています。サリチル酸メチルが患部に浸透し、筋肉の疲労やこりを和らげます。
底部にあるダイヤルを回して薬剤を繰り出すタイプで、手を汚さずに手軽に塗ることができます。 塗った後のベタつきが少なく、すぐに服を着られるのも魅力です。 妊娠中の方やお子様でも使用できる場合があるとされていますが、使用前には必ず医師や薬剤師に相談してください。 日常的なケアとして、家庭に一本常備しておくと安心な商品です。
| 有効成分 | サリチル酸メチル、l-メントール、dl-カンフル |
| 内容量 | 33g |
| 特徴 | ・効き目が穏やかで肌にやさしい ・ベタつきが少なく使いやすい ・日常的なケアにおすすめ |
6位:タカミツ ザッパスチックEX
こちらも鎮痛・抗炎症成分「フェルビナク」を3.0%配合した製品です。痛みの原因に直接アプローチし、つらい肩こりを和らげます。l-メントールも配合されており、スーッとした清涼感が特徴です。
この製品の特筆すべき点は、コストパフォーマンスの高さです。同系統の成分を配合した他の製品と比較して、比較的手に取りやすい価格設定になっていることが多いです。効果はしっかり欲しいけれど、価格も抑えたいという欲張りなあなたにぴったり。毎日気兼ねなく使いたい方や、まずはスティックタイプを試してみたいという方におすすめです。
| 有効成分 | フェルビナク 3.0g、l-メントール 3.0g など |
| 内容量 | 43g |
| 特徴 | ・鎮痛効果の高いフェルビナク配合 ・コストパフォーマンスが高い ・毎日使いたい方におすすめ |
7位:第一三共ヘルスケア パテックス 機能性チック
鎮痛消炎成分「フェルビナク」を3%配合し、肩や腰のつらい痛みに効果を発揮します。さらに、血行促進成分である「ノナン酸ワニリルアミド」を配合しているのが大きな特徴です。この成分が温感刺激を与え、患部の血行を促進することで、こり固まった筋肉を内側からほぐします。
塗った直後はl-メントールの効果でスーッとしますが、その後じんわりとした温かさが広がります。この温感が心地よいと評判です。慢性的な肩こりや、冷えからくるこりに悩んでいる方に特におすすめです。楕円形の容器で、広い面も細かい部分も塗りやすい工夫がされています。
| 有効成分 | フェルビナク 3.0g、l-メントール 3.0g、ノナン酸ワニリルアミド など |
| 内容量 | 53g |
| 特徴 | ・フェルビナクと温感成分をダブル配合 ・慢性的なこりや冷えにおすすめ ・塗りやすい楕円形容器 |
8位:祐徳薬品工業 パスタイムFX7チック
こちらも鎮痛消炎成分「フェルビナク」を3.0%配合したスティックタイプの塗り薬です。痛みの原因物質の生成を抑え、肩や腰、関節などのつらい痛みに優れた効果を発揮します。l-メントールも配合されており、塗った部分に爽やかな清涼感を与えます。
この製品は、ベタつきを抑えたサラッとした使用感が特徴です。塗った後すぐに衣服を着ても気になりにくく、快適に使用できます。微香性なので、外出先やオフィスでも使いやすいでしょう。しっかりとした効果を求めつつ、使用感の良さも重視したい方に適しています。持ち運びやすいコンパクトなサイズ感も魅力の一つです。
| 有効成分 | フェルビナク 3.0g、l-メントール 3.0g など |
| 内容量 | 35g |
| 特徴 | ・鎮痛効果の高いフェルビナク配合 ・サラッとしてベタつかない使用感 ・持ち運びに便利なコンパクトサイズ |
失敗しない!肩こり用スティック塗り薬の選び方

ランキングを見て「どれも良さそうで選べない…」と感じた方もいるかもしれません。そこで、自分にぴったりの一本を見つけるための選び方のポイントを解説します。成分や使用感など、何を重視するかで選ぶべき商品は変わってきます。
この章では、以下の4つのポイントに絞って選び方を詳しくご紹介します。
- 痛みの強さに合わせて「有効成分」で選ぶ
- 症状に合わせて「温感・冷感タイプ」で選ぶ
- 使うシーンを考えて「におい」で選ぶ
- 使いやすさを左右する「容器の形状」で選ぶ
痛みの強さに合わせて「有効成分」で選ぶ
肩こり用塗り薬の最も重要な要素は、もちろん「有効成分」です。痛みの強さや症状によって、適した成分は異なります。主に「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」と、より作用が穏やかな「サリチル酸系」に分けられます。
【痛みが強い、つらい肩こりにはNSAIDs】
非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、痛みや炎症の原因物質であるプロスタグランジンの生成を強力に抑える働きがあります。 代表的な成分には以下のようなものがあります。
- フェルビナク: 痛みの元に直接浸透し、優れた鎮痛・抗炎症効果を発揮します。 「フェイタスチックEX」などに配合。
- ジクロフェナクナトリウム: NSAIDsの中でも特に作用が強いとされ、医療用でも広く使われています。 「ゼノールジクロダイレクト」などに配合。
- インドメタシン: 高い鎮痛効果で、筋肉や関節の深い部分の痛みにも届きます。 バンテリンシリーズなどに配合されています。
【慢性的な軽いこり、肌へのやさしさ重視ならサリチル酸系】
サリチル酸系の成分は、NSAIDsに比べて作用が穏やかで、皮膚への刺激も少ない傾向にあります。 日常的なケアや、肌が弱い方におすすめです。
- サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール: 消炎・鎮痛作用に加え、軽い刺激で血行を促す効果も期待できます。 「ゼノールチックE」や「サロンパスローション」などに配合されています。
症状に合わせて「温感・冷感タイプ」で選ぶ
塗り薬には、塗った時にスーッとする「冷感タイプ」と、ジンジンと温かく感じる「温感タイプ」があります。どちらを選ぶかは、あなたの肩こりの症状によって使い分けるのが効果的です。
【急な痛み、寝違えには「冷感タイプ」】
寝違えや、急に強く痛み出した肩こりなど、炎症を起こして熱を持っているような場合は、冷感タイプがおすすめです。l-メントールなどが配合されており、患部を冷やすことで炎症を鎮め、痛みを和らげます。スーッとした清涼感が、痛みの感覚を紛らわせてくれる効果も期待できます。
【慢性的なこり、血行不良には「温感タイプ」】
長時間同じ姿勢でいることによる血行不良が原因の、ズーンと重い慢性的な肩こりには、温感タイプが適しています。 ノナン酸ワニリルアミドやトウガラシエキスといった成分が、患部の血管を広げて血行を促進し、こり固まった筋肉を内側からほぐしてくれます。 お風呂上がりのように、じんわりと心地よい温かさが広がります。
使うシーンを考えて「におい」で選ぶ
肩こり薬特有のツンとしたにおいが苦手な方や、オフィスや電車など、人がいる場所で使いたい方は「におい」も重要な選択基準になります。
最近では、においを大幅にカットした「微香性」や「無香性」の製品が増えています。 「ニューアンメルツヨコヨコA」や「フェイタスチックEX」などは、においが気になりにくい代表的な製品です。 パッケージに「無臭性」「微香性」といった記載があるかを確認してみましょう。
一方で、l-メントールなどのスーッとしたハーブ系の香りが「効いている感じがして好き」という方もいます。自宅でのリラックスタイムに使うのであれば、あえて香りつきのものを選ぶのも良いでしょう。ご自身の好みと使用シーンに合わせて選んでみてください。
使いやすさを左右する「容器の形状」で選ぶ
スティックタイプと一言で言っても、その容器の形状は様々です。使いやすさに直結する部分なので、しっかりチェックしましょう。
- 太塗りタイプ: 「ゼノールジクロダイレクト」のように、塗り口が広く太いタイプ。 肩や背中など、広い範囲に一気に塗りたい場合に便利です。
- 楕円形タイプ: 「フェイタスチックEX」のように、塗り口が楕円形になっているタイプ。 広い面と細い面を使い分けることで、肩全体から首筋の細かい部分まで、自在に塗ることができます。
- コンパクトタイプ: 全体的に細身で小さいタイプは、化粧ポーチなどにもすっきり収まり、携帯性に優れています。
また、ダイヤルを回して薬剤を繰り出す方式が一般的ですが、その硬さや回しやすさも製品によって微妙に異なります。可能であれば、ドラッグストアのテスターなどで使用感を確認してみるのがおすすめです。
効果を最大化する!スティック塗り薬の正しい使い方

せっかく自分に合った塗り薬を選んでも、使い方が間違っていては効果が半減してしまうかもしれません。ここでは、スティックタイプの塗り薬の効果を最大限に引き出すための、正しい使い方と注意点について解説します。
この章では、以下のポイントに沿って説明していきます。
- 塗る前に肌を清潔に
- 1日数回、適量を塗布する
- 入浴後の使用が効果的
- 使用上の注意点と副作用
塗る前に肌を清潔に
塗り薬を使う前には、まず塗布する部分の肌を清潔にすることが大切です。汗や皮脂、汚れなどが付着していると、有効成分の浸透を妨げてしまう可能性があります。また、不潔な状態で薬を塗ると、肌トラブルの原因になることも。
特に夏場や運動後など、汗をかいた後すぐに使いたい場合は、まずタオルや汗拭きシートなどで汗をしっかりと拭き取ってから使用しましょう。 肌が清潔で乾いた状態にすることで、薬の成分が角質層までしっかりと浸透し、効果を発揮しやすくなります。
1日数回、適量を塗布する
塗り薬は、一度にたくさん塗れば効果が高まるというものではありません。各製品に定められた用法・用量を守ることが重要です。一般的には「1日数回、適量を患部に塗布してください」と記載されていることが多いです。
「適量」とは、患部全体に薄く塗り広げられるくらいの量です。スティックタイプの場合、肌に軽く押し当てて、2〜3回往復させる程度が目安です。強くこすりつけすぎると、肌を傷つけたり、薬がダマになったりすることがあるので注意しましょう。痛みを感じるたびにこまめに塗るよりも、用法を守って1日数回、定期的に使用する方が効果の持続が期待できます。
入浴後の使用が効果的
塗り薬を使うタイミングとして特におすすめなのが、入浴後です。入浴によって体が温まり、血行が良くなっている状態は、薬の成分が浸透しやすいゴールデンタイム。また、毛穴が開いているため、有効成分がより深く届きやすくなります。
ただし、入浴直後の肌は敏感になっているため、少しほてりが冷めてから塗るようにしましょう。 温感タイプの薬は、入浴後に使うと刺激を強く感じることがあるため、最初は少量から試してみるのが安心です。就寝前に塗ることで、寝ている間に成分がじっくりと働き、翌朝の肩のスッキリ感につながります。
使用上の注意点と副作用
市販薬は比較的安全に使用できますが、医薬品であることに変わりはありません。使用前には必ず説明書をよく読み、注意点を守りましょう。
- 傷や湿疹のある部分には使用しない: 目の周囲や粘膜、傷口、湿疹、かぶれなど、正常な皮膚でない部分への使用は避けてください。 症状を悪化させる恐れがあります。
- アレルギー症状に注意: 薬の成分によって、発疹、発赤、かゆみ、かぶれなどのアレルギー症状が出ることがあります。 以前に薬でアレルギーを起こしたことがある人や、アレルギー体質の人は特に注意が必要です。使用後に異常を感じたら、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。
- ぜんそくのある人: インドメタシンやフェルビナクなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、ぜんそく発作を誘発する可能性があります(アスピリンぜんそく)。 ぜんそくの既往がある方は、使用前に必ず医師または薬剤師に相談してください。
- 妊娠中・授乳中の方: 妊娠中や授乳中の方は、使用できない成分が含まれている場合があります。 自己判断で使用せず、必ずかかりつけの医師に相談しましょう。
- 長期連用しない: 5〜6日間使用しても症状が改善しない場合は、単なる肩こりではない他の病気が隠れている可能性も考えられます。漫然と使用を続けず、一度医療機関を受診することをおすすめします。
肩こり塗り薬に関するよくある質問

ここでは、肩こりの塗り薬に関して、多くの方が疑問に思う点についてQ&A形式でお答えします。より安心して、効果的に塗り薬を活用するための参考にしてください。
肩こりの塗り薬で一番効くのはどれですか?
「一番効く薬」は、残念ながら一概には言えません。なぜなら、痛みの原因や強さ、体質によって効果の感じ方が異なるからです。しかし、一般的に強い痛みを抑える効果を期待するなら、ジクロフェナクやインドメタシン、フェルビナクといった「非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)」が配合された製品を選ぶと良いでしょう。 本記事で紹介した中では「フェイタスチックEX」や「ゼノールジクロダイレクト」などがこれにあたります。 ただし、効果が強い分、副作用のリスクも考慮する必要があります。ご自身の症状や肌の状態に合わせて、薬剤師に相談しながら選ぶのが最も確実です。
塗り薬と湿布はどっちが効きますか?
塗り薬と湿布は、有効成分が同じであれば、効果に大きな差はないとされています。 どちらを選ぶかは、使用する部位やシーン、好みの使用感によって決めるのが良いでしょう。
- 湿布のメリット: 患部に密着して成分が持続的に浸透する。衣類に薬剤がつきにくい。
- 湿布のデメリット: 関節など動きの多い部分や、毛深い部分は剥がれやすい。かぶれやすい。見た目が気になる。
- 塗り薬のメリット: 関節など凹凸のある部分にも塗りやすい。目立ちにくい。かぶれにくい。
- 塗り薬のデメリット: 汗や摩擦で落ちやすい。衣類に付着することがある。
例えば、肩や首筋など人目につきやすい場所や、かぶれやすい方には塗り薬が、腰など広くて平らな部分に長時間効果を持続させたい場合は湿布がおすすめです。
アンメルツとバンテリンの違いは何ですか?
「アンメルツ」と「バンテリン」はどちらも有名な鎮痛消炎薬のブランドですが、主成分や特徴に違いがあります。
- アンメルツ: 小林製薬のブランド。製品ラインナップが豊富で、サリチル酸グリコールやフェルビナクを主成分とするものが多いです。 血行促進成分を配合した温感タイプや、においの少ない無臭性タイプなど、様々なニーズに応える製品展開が特徴です。
- バンテリン: 興和のブランド。主成分としてインドメタシンを配合しているのが大きな特徴です。 インドメタシンは高い鎮痛効果で知られ、つらい痛みにしっかり効くというイメージが強いです。 塗り薬のほか、サポーターなども展開しています。
簡単に言うと、多様なニーズに応える「アンメルツ」と、痛みに特化した「バンテリン」というイメージで捉えると分かりやすいかもしれません。
肩こりに温湿布と冷湿布どっちを貼ればいいですか?
これは塗り薬の温感・冷感タイプの選び方と同じ考え方です。
- 冷湿布(冷感タイプ): 急性の痛み、炎症がある場合におすすめです。寝違えやぎっくり腰のように、ズキズキと痛み、熱を持っているような患部を冷やして炎症を鎮めます。
- 温湿布(温感タイプ): 慢性的で鈍い痛み、こりにおすすめです。血行不良が原因の肩こりや腰痛を、温めることで血流を改善し、症状を和らげます。
「気持ちいい」と感じる方を選ぶのも一つの方法ですが、迷った場合は、急な痛みには「冷」、いつものこりには「温」と覚えておくと良いでしょう。
妊娠中や授乳中に使える塗り薬はありますか?
妊娠中や授乳中は、使用できる薬が限られます。特に、フェルビナクやジクロフェナクなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、妊娠後期には使用禁忌となっていることが多く、それ以外の期間でも自己判断での使用は避けるべきです。
比較的安全とされるサリチル酸メチル配合の製品などもありますが、これも安易な使用は推奨されません。 つらい症状がある場合は、我慢せずに必ずかかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談し、使用可能な薬を処方してもらうか、指示された市販薬を使用するようにしてください。
まとめ

- スティックタイプの塗り薬は手が汚れず、持ち運びに便利で衛生的です。
- 液だれの心配がなく、狙った場所にピンポイントで塗ることができます。
- 痛みが強い場合は「フェルビナク」などNSAIDs配合の製品がおすすめです。
- 慢性的なこりには肌に優しい「サリチル酸系」も選択肢になります。
- 急な痛みには「冷感」、慢性的なこりには「温感」タイプを選びましょう。
- オフィスで使うなら「無香性」や「微香性」の製品が周りを気にせず使えます。
- 容器の形状も様々で、塗る範囲に合わせて選ぶとより使いやすくなります。
- 使用前には肌を清潔にし、汗をかいていたら拭き取ってから塗りましょう。
- 用法・用量を守り、1日数回、適量を塗布することが大切です。
- 血行が良くなる入浴後の使用は、成分の浸透を高めるので効果的です。
- 傷や湿疹のある部位への使用は避け、肌に異常が出たらすぐに中止してください。
- ぜんそくやアレルギーのある方、妊娠中の方は使用前に必ず専門家に相談しましょう。
- 5~6日使用しても改善しない場合は、医療機関の受診を検討してください。
- 塗り薬と湿布は成分が同じなら効果は同等で、使いやすさで選ぶのが正解です。
- 自分に「一番効く」薬を見つけるには、症状と体質に合わせることが重要です。
