お気に入りのスニーカーなのに、歩くたびにかかとがパカパカ脱げてしまう…。そんな経験ありませんか？せっかくのデザインも台無しですし、何より歩きにくくてストレスですよね。実はその悩み、100均グッズで驚くほど簡単に解決できるかもしれません。本記事では、スニーカーのかかとが脱げる原因から、ダイソーやセリアで手に入る優秀な対策グッズ、さらには根本的な解決方法まで、プロの目線で徹底的に解説します。この記事を読めば、あなたも今日から快適なスニーカーライフを送れるはずです！
なぜ？スニーカーのかかとが脱げる4つの主な原因
かかとが脱げる問題を解決するためには、まずその原因を知ることが大切です。主な原因は以下の4つが考えられます。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
サイズが合っていない
スニーカーのかかとが脱げる最も一般的な原因は、靴のサイズが足に合っていないことです。 特に、足長（つま先からかかとまでの長さ）だけでなく、足囲（足の親指と小指の付け根を通る周囲の長さ）が合っていない場合、靴の中で足が前に滑ってしまい、かかとに隙間ができてしまいます。 通販での購入や、試着をせずにデザインだけで選んでしまった場合に起こりがちです。少し大きいかな？と感じる程度でも、歩行時にはそのわずかな隙間が原因でかかとが浮いてしまうのです。 また、年齢と共に足のサイズは変化することもあるため、昔のサイズのまま靴を選んでいると合わなくなっている可能性もあります。
靴の形と足の形が合っていない
人の足の形は、幅広、甲高、ギリシャ型、エジプト型など千差万別です。同様に、スニーカーもブランドやモデルによって木型（ラスト）が異なり、様々な形があります。例えば、海外ブランドのスニーカーは、日本人の足の形に比べて幅が狭く作られている傾向があります。自分の足の形とスニーカーの形が合っていないと、たとえサイズが合っていても、特定の部分に隙間ができてしまい、かかとが脱げる原因になります。 特に、かかと部分のカーブが自分の足のカーブとフィットしていないと、ホールド感が得られず、歩くたびにパカパカと浮いてしまうのです。
歩き方に癖がある
意外と見落としがちなのが、歩き方の癖です。かかとをあまり上げずにすり足気味に歩く癖があると、靴の中で足がしっかりと固定されず、かかとが脱げやすくなります。 本来、歩行はかかとで着地し、足裏全体で体重を支え、つま先で地面を蹴り出すという一連の流れで行われます。この時、足の指がしっかりと使えていないと、靴の中で足が安定せず、かかとが浮く原因となるのです。 特に、大きめのサイズの靴を履いていると、無意識のうちに脱げないようにすり足で歩いてしまう悪循環に陥ることもあります。
スニーカーの紐が緩んでいる
スニーカーのフィット感を調整する上で非常に重要な役割を果たすのが靴紐です。 スニーカーを履くたびに紐を結び直すのが面倒で、緩めたまま履いている方も多いのではないでしょうか。しかし、靴紐が緩んでいると、足首周りがしっかりと固定されず、靴の中で足が前後に動いてしまいます。 その結果、かかと部分に不要な隙間が生まれ、脱げやすくなるのです。特に、新品のスニーカーは履いているうちに素材が馴染んで少し緩むことがあるため、定期的に靴紐を締め直すことが大切です。
【即解決】100均で買える！スニーカーのかかと脱げ防止グッズ5選
かかとが脱げる原因がわかったところで、いよいよ解決策です。高価な専門グッズに頼らなくても、100円ショップには優秀なアイテムがたくさんあります。ここでは、ダイソー、セリア、キャンドゥなどで手軽に購入できる、かかと脱げ防止に効果的なグッズを厳選して5つご紹介します。
- 定番アイテム！かかと用クッションパッド
- サイズ調整に最適！つま先用クッション
- フィット感を高める！インソール（中敷き）
- 意外な伏兵？靴ずれ防止ジェルパッド
- 【比較表】あなたに合うのはどれ？100均かかと脱げ防止グッズ
定番アイテム！かかと用クッションパッド
かかと脱げ対策の王道アイテムといえば、この「かかと用クッションパッド」です。 スニーカーのかかと部分の内側に貼り付けるだけで、隙間を埋めてフィット感を高めてくれます。 ダイソーやセリアでは、厚みや素材（スポンジ、低反発、ジェルなど）の異なる様々な種類が販売されているため、靴の隙間具合に合わせて選べるのが魅力です。 例えば、ダイソーの「低反発かかと靴ずれ予防パッド」は、クッション性が高く、かかとを優しく包み込んでくれます。 また、靴ずれ防止の効果も兼ね備えているので、新しいスニーカーを下ろす際にもおすすめです。
サイズ調整に最適！つま先用クッション
「かかとが脱げるのに、なぜつま先？」と思うかもしれませんが、実はつま先用クッションも非常に効果的です。 靴の中で足が前に滑ってしまうことが、かかとが浮く原因の一つです。そこで、つま先部分にクッションを詰めることで、足が前に行くのを防ぎ、かかとを正しい位置に固定することができます。 ダイソーなどで手に入る「つま先クッション」は、スポンジ素材でできており、靴の形に合わせて調整しやすいのが特徴です。 これにより、縦方向のサイズ調整が可能になり、かかとのパカパカ感を軽減できます。
フィット感を高める！インソール（中敷き）
スニーカー全体のフィット感が緩い場合は、インソール（中敷き）を追加するのがおすすめです。 100均には、衝撃吸収タイプ、スポーツタイプ、低反発タイプなど、機能的なインソールが豊富に揃っています。 元々入っているインソールの下にもう一枚追加したり、元々のものと交換したりすることで、靴の中の空間を埋め、足全体を底上げしてフィット感を向上させることができます。 セリアの「スポーツインソール」は、土踏まずのアーチをサポートする形状になっており、歩行の安定性を高める効果も期待できます。
意外な伏兵？靴ずれ防止ジェルパッド
靴ずれ防止用の小さな「ジェルパッド」も、使い方次第でかかと脱げ対策に役立ちます。 ダイソーなどで売られているピンポイント用のジェルパッドは、透明で目立ちにくく、好きな場所に貼れるのが利点です。 かかとのカーブが合わない部分や、特に隙間が気になる箇所にピンポイントで貼ることで、摩擦を減らし、滑り止めの役割を果たしてくれます。 クッション性はかかとパッドほど高くありませんが、微調整したい場合や、パッドを貼るスペースがあまりないタイトなスニーカーに有効です。
【比較表】あなたに合うのはどれ？100均かかと脱げ防止グッズ
ここまで紹介したグッズを、あなたの悩みに合わせて選べるように表にまとめました。
| グッズ名 | 主な効果 | こんな人におすすめ | 主な販売店 |
|---|---|---|---|
| かかと用クッションパッド | かかとの隙間を埋める、靴ずれ防止 | かかと部分に明確な隙間がある人 | ダイソー, セリア, キャンドゥ |
| つま先用クッション | 足の前滑り防止、縦サイズの調整 | 靴のサイズが少し大きい人 | ダイソー, セリア |
| インソール（中敷き） | 靴全体のフィット感向上、衝撃吸収 | 靴全体が緩く感じる人 | ダイソー, セリア, キャンドゥ |
| 靴ずれ防止ジェルパッド | 滑り止め、ピンポイントの隙間埋め | 細かい調整がしたい人、目立たせたくない人 | ダイソー, セリア |
【写真で解説】100均グッズの正しい使い方と効果を高めるコツ
せっかくの便利グッズも、正しく使わなければ効果は半減してしまいます。ここでは、グッズの効果を最大限に引き出すための使い方と、ちょっとしたコツを解説します。すぐに実践できる簡単なことばかりなので、ぜひ試してみてください。
かかと用クッションパッドの貼り方と注意点
かかと用クッションパッドを貼る際は、貼る位置が非常に重要です。まず、スニーカーに足を入れて、かかとがどの部分で浮くのか、どこに隙間があるのかを確認しましょう。パッドは、かかとの一番カーブしている部分に合わせるのが基本ですが、人によっては少し上や下の方がフィットすることもあります。貼る前に何度か仮止めして、一番しっくりくる位置を見つけるのが成功のコツです。また、貼る前にはスニーカーの内側のホコリや油分をきれいに拭き取っておくと、粘着力が高まり剥がれにくくなります。
インソールを入れる際のポイント
インソールを追加する場合、ただ入れるだけでは中でずれてしまうことがあります。ポイントは、元々入っているインソールの下に敷くことです。 これにより、追加したインソールが固定されやすくなります。もし元々のインソールが取り外せないタイプの場合は、両面テープなどで軽く固定すると良いでしょう。また、インソールを2枚重ねることで、かかと部分が浅くなり、逆に脱げやすくなってしまうこともあります。 その場合は、かかと部分だけをカットしたり、つま先側だけのハーフインソールを使ったりと、工夫が必要です。
効果を長持ちさせるための下準備
パッドやクッションを貼るタイプのグッズは、貼る前の下準備で持ちが大きく変わります。スニーカーの内側は、汗や皮脂で意外と汚れています。ウェットティッシュや、アルコールを含ませた布などで、接着面をきれいに拭き取り、しっかりと乾かしてから貼り付けましょう。 これだけで粘着力が格段にアップし、歩いているうちに剥がれてくるのを防ぐことができます。特にジェルタイプのパッドは、一度剥がれると粘着力が落ちやすいので、この下準備は必須です。
100均グッズだけじゃない！かかと脱げを防ぐ根本的な対策
100均グッズは非常に有効な応急処置ですが、より快適なスニーカーライフを送るためには、根本的な原因にアプローチすることも大切です。ここでは、かかとが脱げにくいスニーカーの選び方から、すぐに実践できる靴紐の結び方まで、長期的な対策をご紹介します。
脱げにくいスニーカーの選び方
今後新しくスニーカーを購入する際は、以下のポイントを意識してみてください。
- かかとのカウンターがしっかりしているものを選ぶ: カウンターとは、かかとを包み込む芯材のことです。この部分が硬く、しっかりしている靴は、かかとを安定させてくれるため脱げにくくなります。
- 履き口が狭く、クッション性があるもの: 履き口周りに厚めのパッドが入っていると、足首を優しくホールドし、フィット感を高めてくれます。
- 必ず試着し、少し歩いてみる: 試着は必須です。座った状態だけでなく、必ず立ち上がって少し歩き、かかとが浮かないかを確認しましょう。 午後になると足がむくみやすいので、夕方以降に試着するのがおすすめです。
「ヒールロック」で解決！解けにくく脱げにくい靴紐の結び方
スニーカーのフィット感を劇的に向上させる靴紐の結び方、それが「ヒールロック」です。 多くのスニーカーには、一番上の靴紐を通す穴の隣にもう一つ予備の穴が開いています。 この穴を使うことで、足首とかかとをしっかりと固定し、靴の中での足のズレを防ぐことができます。 やり方は以下の通りです。
- 靴紐を一番上の穴の一つ手前まで普通に通します。
- 一番上の穴には、紐を外側から内側へ通し、小さな輪っかを作ります。
- 左右の紐の先端を、反対側にできた輪っかに通します。
- 紐をキュッと引き締め、かかとが固定されるのを確認したら、通常通り蝶々結びをします。
この結び方をするだけで、驚くほどスニーカーが足に一体化する感覚が得られます。 ぜひお持ちのスニーカーで試してみてください。
歩き方を見直してみる
正しい歩き方を意識することも、かかと脱げの防止につながります。 背筋を伸ばし、かかとから着地することを意識しましょう。そして、足の指で地面をしっかりと掴むようにして、つま先で蹴り出すのです。 この一連の動作がスムーズに行えるようになると、足が靴の中で安定し、自然とかかとが浮きにくくなります。普段から少し大股で、リズミカルに歩くことを心がけるだけでも、歩き方は改善されます。
よくある質問
100均のかかとパッドはすぐ剥がれませんか？
貼り付ける前にスニーカーの内側のホコリや油分をきれいに拭き取ることで、粘着力はかなり高まります。 しかし、靴の素材や使用頻度によっては剥がれやすくなることもあります。 110円という手軽さなので、消耗品と考えて定期的に新しいものに交換するのがおすすめです。
メンズ用の大きいサイズのスニーカーにも使えますか？
はい、使えます。ダイソーなどでは、男女兼用のパッドや、大きめサイズのインソールも販売されています。 特にインソールは、自分の靴のサイズに合わせてカットできるタイプが多いので、メンズの大きいスニーカーにも問題なく対応できます。
ローファーやパンプスにも使えますか？
はい、もちろん使えます。 特にジェルタイプのパッドやかかとクッションは、パンプスやローファーのかかと脱げ対策として非常に人気があります。 透明で目立ちにくいものや、ベージュや黒など靴の色に合わせやすいカラーも揃っています。
100均以外でおすすめのグッズはありますか？
もし100均グッズで満足できない場合は、靴専門店やスポーツ用品店で販売されている高機能なインソールやパッドを試してみる価値があります。 例えば、ドクター・ショールなどの専門ブランドの製品は、より高いクッション性や耐久性を備えています。 また、オーダーメイドのインソールを作成するという選択肢もあります。
かかとが脱げるのを放置するとどうなりますか？
かかとが脱げる状態で歩き続けると、無意識にすり足になったり、足に変な力が入ったりして、姿勢が悪くなる原因になります。 また、靴の中で足が動くことで靴擦れを起こしたり、足の特定の場所に負担がかかり、外反母趾などの足のトラブルを引き起こす可能性もあります。 さらに、靴のかかと部分が早くすり減ってしまうなど、靴の寿命を縮めることにも繋がります。
まとめ
- スニーカーのかかとが脱げる主な原因はサイズや形の不一致。
- 歩き方や靴紐の緩みもかかと脱げに影響する。
- 100均にはかかと脱げ対策グッズが豊富に揃っている。
- ダイソーやセリアのかかとパッドは定番で効果が高い。
- つま先クッションは前滑りを防ぎ、かかとを固定するのに有効。
- インソールは靴全体のフィット感を高めるのに役立つ。
- ジェルパッドはピンポイントの調整や滑り止めに使える。
- グッズを貼る前には、靴の内側をきれいにすることが重要。
- パッドを貼る位置は、実際に履いて確認するのがベスト。
- 根本対策として、かかとのしっかりした靴を選ぶことが大切。
- 靴紐の結び方「ヒールロック」はフィット感を劇的に向上させる。
- 正しい歩き方を意識することも、かかと脱げ防止につながる。
- 100均グッズは消耗品と考え、定期的な交換がおすすめ。
- メンズサイズやパンプスにも100均グッズは活用できる。
- かかと脱げの放置は、足のトラブルや靴の劣化につながる。
お気に入りのスニーカーを快適に履きこなすためのヒントは見つかりましたか？100均グッズを賢く利用して、ストレスのない快適なウォーキングを楽しんでくださいね！
