「Simejiの定型文ってどうやって出すの?」「いつも使う挨拶やハッシュタグを、もっと簡単に入力したい…」そんな風に感じていませんか?キーボードアプリSimejiの定型文機能は、文字入力を劇的に効率化できる便利なツールですが、意外と使い方を知らない方も多いようです。本記事では、Simejiの定型文の基本的な出し方から、自分だけの定型文を登録・編集する方法、さらには「定型文が出てこない!」というトラブルの対処法まで、画像を交えて分かりやすく解説します。
Simejiの定型文機能とは?毎日の入力を劇的に楽にする便利機能

Simejiの定型文機能とは、よく使う文章やメールアドレス、ハッシュタグなどをあらかじめ登録しておくことで、たった数タップで簡単に入力できる機能のことです。毎回同じ文章を手入力する手間が省けるため、文字入力の時間を大幅に短縮し、入力ミスを防ぐことにも繋がります。Simejiには、日常会話で使えるものから、ビジネスメール、SNS投稿用まで、様々なジャンルの定型文が初めから用意されているのも魅力の一つです。
この章では、Simejiの定型文機能がどのようなものか、そのメリットや便利な使い方について詳しくご紹介します。
- 【基本】Simeji定型文の出し方(呼び出し方)を画像付きで解説
- 【完全網羅】Simejiマイ定型文の登録・編集・削除方法
- Simejiで定型文が出てこない・使えない?考えられる原因と対処法
- 【応用編】Simeji定型文をもっと使いこなす!便利な活用術3選
定型文機能を使うメリット
Simejiの定型文機能を利用することには、多くのメリットがあります。最大の利点は、圧倒的な時短効果でしょう。例えば、毎日のように使う「お疲れ様です。」「ありがとうございます。」といった挨拶や、長文になりがちなメールの署名、SNSで頻繁に利用するハッシュタグ群などを登録しておけば、入力の手間が劇的に削減されます。
また、入力ミスを減らせる点も大きなメリットです。特に、メールアドレスや住所、銀行口座といった間違えられない情報を登録しておけば、誤入力の心配なく、正確かつスピーディーに情報を伝えることができます。フリマアプリでの取引メッセージや、オンラインゲームでの定型チャットなど、特定の場面で決まった文章を繰り返し使うシーンでも大活躍すること間違いありません。
デフォルトで用意されている便利な定型文
Simejiの魅力は、自分で定型文を作成できる「マイ定型文」機能だけではありません。 アプリをインストールした時点から、様々なシーンで役立つ豊富な定型文がカテゴリ別に用意されています。
例えば、「一般会話」カテゴリには日常的な挨拶や返事が、「ビジネス」カテゴリには丁寧な言い回しや時候の挨拶が揃っています。さらに、「就活」カテゴリでは面接のお礼メールのテンプレート、「フリマ」カテゴリでは出品者・購入者双方の立場で使える丁寧な取引メッセージが用意されており、非常に実用的です。 これらの定型文を参考にしたり、少し編集してマイ定型文に登録したりすることで、コミュニケーションがより円滑になるでしょう。
【基本】Simeji定型文の出し方(呼び出し方)を画像付きで解説

Simejiの定型文機能を使うための第一歩は、その「出し方」を覚えることです。ここでは、iPhone(iOS)とAndroid、それぞれのデバイスでの基本的な定型文の呼び出し方を、実際のスクリーンショット画像を交えながら分かりやすく解説します。一度覚えてしまえば、いつでも瞬時に定型文を呼び出せるようになりますよ。
この章で解説する内容は以下の通りです。
- iPhoneでの定型文の出し方
- Androidでの定型文の出し方
- 変換候補から呼び出す方法(よみ登録)
iPhoneでの定型文の出し方
iPhoneでSimejiの定型文を呼び出す方法は非常にシンプルです。まず、文字を入力したいアプリ(メモ帳やLINEなど)を開き、Simejiキーボードを表示させます。
キーボードの左下にある吹き出しの形をしたアイコンをタップしてください。 これが定型文機能の入り口です。タップすると、登録されている定型文のカテゴリ一覧が表示されます。あとは、使いたいカテゴリを選び、入力したい定型文をタップするだけで、カーソルのある位置に文章が自動で入力されます。たったこれだけの操作で、面倒な長文入力から解放されるのです。
Androidでの定型文の出し方
Android端末での操作も、iPhoneと同様に簡単です。Simejiキーボードを表示させた状態で、キーボード上部にあるツールバーに注目してください。
ツールバーの中にある絵文字のアイコン(顔のマーク)をタップします。 すると、絵文字や顔文字の選択画面に切り替わりますので、画面の右上にある吹き出しのアイコンをタップしましょう。 これで、iPhoneと同じように定型文のカテゴリ一覧が表示されます。使いたい定型文を選んでタップすれば入力完了です。機種によってアイコンの配置が若干異なる場合がありますが、基本的な流れは同じです。
変換候補から呼び出す方法(よみ登録)
定型文は、アイコンをタップして一覧から選ぶだけでなく、特定の「よみ」を入力して変換候補から呼び出すことも可能です。 この方法を使えば、さらにスピーディーな入力が実現します。
この機能を使うには、あらかじめ定型文に「よみ」を登録しておく必要があります(登録方法は後述します)。例えば、「おつかれさまです」という定型文に「おつ」という「よみ」を登録しておけば、キーボードで「おつ」と入力するだけで、変換候補の中に「おつかれさまです」という定型文が表示されるようになります。メールアドレスなら「めーる」、住所なら「じゅうしょ」など、自分が覚えやすい「よみ」を設定しておくと非常に便利です。
【完全網羅】Simejiマイ定型文の登録・編集・削除方法

Simejiの定型文機能の真価は、自分だけのオリジナル定型文を作成できる「マイ定型文」にあります。自分の名前や住所、よく使う挨拶、SNSのハッシュタグなどを登録しておけば、入力効率は飛躍的に向上します。ここでは、マイ定型文の新規登録から、内容の変更(編集)、不要になったものの削除まで、管理方法を網羅的に解説します。
この章で解説する内容は以下の通りです。
- マイ定型文を新規登録する方法
- 登録した定型文を編集する方法
- 不要になった定型文を削除する方法
マイ定型文を新規登録する方法
マイ定型文の登録は、Simejiアプリ本体から行う方法と、キーボードから直接行う方法の2通りがあります。
アプリから登録する場合:
Simejiアプリを開き、「設定」→「辞書/変換」→「マイ定型文辞書」の順にタップします。 画面右下の「+」ボタンをタップすると、新規登録画面が表示されます。ここで、登録したい文章を入力し、必要であれば変換候補から呼び出すための「よみ」も設定して保存すれば完了です。
キーボードから登録する場合:
前述の方法で定型文一覧画面を表示させ、右下(または右上)にある「+」ボタンや「編集」ボタンをタップします。 すると、新しい定型文を追加する画面に移動するので、あとはアプリから登録する場合と同様に、文章と「よみ」を入力して保存します。思いついた時にすぐ登録できるので、こちらの方法も便利です。
登録した定型文を編集する方法
登録した定型文の内容を後から変更したくなった場合も、簡単な操作で編集が可能です。
まず、Simejiアプリの「設定」→「辞書/変換」→「マイ定型文辞書」を開き、編集したい定型文が保存されているカテゴリを選択します。編集したい定型文をタップすると、内容を修正できる画面に切り替わります。文章を修正したり、「よみ」を変更したりして、最後に保存をタップすれば編集は完了です。
キーボードの定型文一覧画面からも同様に編集が可能です。一覧画面で「編集」ボタンをタップし、修正したい定型文を選択することで、内容を書き換えることができます。
不要になった定型文を削除する方法
使わなくなった定型文は、リストを整理するためにも削除しておきましょう。削除も編集と同様に、Simejiアプリまたはキーボードから行えます。
Simejiアプリの「マイ定型文辞書」から、削除したい定型文のあるカテゴリを開きます。多くのAndroid端末では、削除したい定型文を長押しすると削除メニューが表示されます。iPhoneの場合は、リストを左にスワイプすると削除ボタンが現れることが多いです。
また、定型文一覧の編集画面で、削除したい項目を選択してゴミ箱アイコンなどをタップすることでも削除できます。 複数の定型文をまとめて削除することも可能なので、定期的に整理整頓することをおすすめします。
Simejiで定型文が出てこない・使えない?考えられる原因と対処法

「いつも使えていたのに、急にSimejiの定型文が出てこなくなった!」そんな経験はありませんか?便利な機能だからこそ、使えないと非常に困りますよね。ここでは、Simejiで定型文が表示されない、または使えないといったトラブルが発生した場合に考えられる主な原因と、その具体的な対処法について解説します。
この章で解説する内容は以下の通りです。
- 原因①:Simejiアプリのバージョンが古い
- 原因②:OSのアップデートによる不具合
- 原因③:キーボードの設定がSimejiになっていない
- 原因④:そもそも定型文を登録していない
原因①:Simejiアプリのバージョンが古い
定型文が出てこない原因として、まず考えられるのがSimejiアプリのバージョンが古いケースです。スマートフォンのOSがアップデートされた際に、古いバージョンのアプリが対応しきれず、一部機能に不具合が生じることがあります。
対処法:
App Store(iPhone)またはGoogle Play ストア(Android)を開き、Simejiアプリにアップデートが提供されていないか確認しましょう。もし新しいバージョンがあれば、すぐにアップデートを行ってください。アプリを最新の状態に保つことで、不具合が解消されるだけでなく、新しい機能が使えるようになったり、セキュリティが向上したりするメリットもあります。定期的にアップデートを確認する習慣をつけるのがおすすめです。
原因②:OSのアップデートによる不具合
Simejiアプリが最新でも、iPhoneのiOSやAndroidのOSをアップデートした直後に、定型文機能が使えなくなることがあります。 これは、OSの変更にSimejiアプリが一時的に対応できていない場合に起こる現象です。
対処法:
この場合、まずはSimejiからの修正アップデートを待つのが基本となります。しかし、簡単な操作で改善することもあります。例えば、一度スマートフォンの電源を再起動してみる、Simejiアプリの設定で「フルアクセスを許可」を一度オフにしてから再度オンにしてみる(iPhoneの場合)、といった方法で直るケースが報告されています。 Simejiの公式サイトや公式SNSで不具合に関する情報が発信されていないかも確認してみましょう。
原因③:キーボードの設定がSimejiになっていない
意外と見落としがちなのが、キーボード設定のミスです。何かの拍子に、スマートフォンの標準キーボードや、他のキーボードアプリに切り替わってしまっている可能性があります。当然ですが、Simeji以外のキーボードを使っている状態では、Simejiの定型文機能は使えません。
対処法:
文字入力画面で、キーボードの左下にある地球儀のマーク(またはキーボードのアイコン)を長押ししてみてください。利用可能なキーボードの一覧が表示されるので、その中から「Simeji」を選択します。これでSimejiキーボードに切り替わり、定型文機能が使えるようになるはずです。もし一覧にSimejiがない場合は、スマートフォンの「設定」→「一般」→「キーボード」から、Simejiが有効になっているか確認しましょう。
原因④:そもそも定型文を登録していない
「マイ定型文」を使おうとしているのに、一覧に何も表示されない場合、単純にまだ何も登録していないだけかもしれません。Simejiには便利な定型文がプリセットされていますが、「マイ定型文」のカテゴリは、ユーザー自身が登録しない限り空の状態です。
対処法:
本記事の「【完全網羅】Simejiマイ定型文の登録・編集・削除方法」の章を参考に、まずはご自身のよく使う言葉をマイ定型文に登録してみてください。住所やメールアドレス、お気に入りのハッシュタグなど、一つでも登録しておくと、その便利さをすぐに実感できるはずです。カテゴリを作成して、用途ごとに整理するのもおすすめです。
【応用編】Simeji定型文をもっと使いこなす!便利な活用術3選

Simejiの定型文機能は、基本的な使い方をマスターするだけでも十分便利ですが、少し工夫するだけで、あなたのスマホライフをさらに快適なものに変えてくれます。ここでは、日々の様々なシーンで役立つ、一歩進んだ定型文の活用術を3つご紹介します。
この章で紹介する活用術は以下の通りです。
- 活用術①:SNSのハッシュタグを登録して投稿を効率化
- 活用術②:メールの署名や挨拶文を登録してビジネスを円滑に
- 活用術③:住所やメールアドレスを登録して個人情報の入力を時短
活用術①:SNSのハッシュタグを登録して投稿を効率化
InstagramやX(旧Twitter)などで、いつも同じようなハッシュタグを使っている方は多いのではないでしょうか。毎回手で入力したり、過去の投稿からコピー&ペーストしたりするのは意外と面倒な作業です。
そこで、よく使うハッシュタグの組み合わせを一つの定型文として登録しておくことをおすすめします。例えば、「#今日のコーデ #ootd #ファッション好きと繋がりたい」といったセットを「こーで」などの短い「よみ」で登録しておけば、一瞬で全てのハッシュタグを入力できます。 これで、投稿作成の時間を短縮し、よりコンテンツ作りに集中できるようになります。
活用術②:メールの署名や挨拶文を登録してビジネスを円滑に
ビジネスシーンでは、メールの最後に必ず署名を入れますよね。会社名、部署、氏名、連絡先など、毎回入力するのは非効率です。Simejiの定型文機能は、改行を含む長文も登録できるため、この署名の入力に最適です。
「株式会社〇〇 営業部…」といった署名全体を「しょめい」という「よみ」で登録しておきましょう。また、「いつもお世話になっております。」「何卒よろしくお願い申し上げます。」といった定型的な挨拶文も登録しておくと、メール作成のスピードが格段に上がります。丁寧かつ迅速なコミュニケーションは、ビジネスを円滑に進める上で非常に重要です。
活用術③:住所やメールアドレスを登録して個人情報の入力を時短
ネットショッピングの会員登録や、各種サービスの申し込みなど、住所やメールアドレスを入力する機会は頻繁にあります。特にスマートフォンの小さな画面で、長い住所や複雑なメールアドレスを正確に入力するのは骨が折れる作業です。
自宅の住所、会社の住所、個人のメールアドレス、仕事用のメールアドレスなどを、それぞれ「じゅうしょ」「かいしゃ」「めーる」といった分かりやすい「よみ」で定型文に登録しておきましょう。これにより、入力の手間が省けるだけでなく、打ち間違いによる登録ミスも防ぐことができます。セキュリティが気になるかもしれませんが、Simejiは入力した個人情報を収集しないと明記しており、安心して利用できます。
よくある質問

Simejiの定型文はどこにありますか?
Simejiの定型文機能は、キーボード上から簡単にアクセスできます。
- iPhoneの場合:キーボード左下にある「吹き出しアイコン」をタップします。
- Androidの場合:キーボード上部のツールバーにある「絵文字アイコン」をタップし、次に表示される画面の右上にある「吹き出しアイコン」をタップします。
この操作で、登録済みの定型文一覧が表示されます。
Simejiのマイ定型文は何個まで登録できますか?
Simejiのマイ定型文の登録数に、公式に明記されている明確な上限はありません。しかし、一つの定型文に登録できる文字数には制限があり、最大300文字までとなっています。 日常的に使うほとんどの文章は、この文字数内で十分に登録可能です。登録数が多くなりすぎると管理が大変になるため、カテゴリ分け機能を活用して整理することをおすすめします。
Simejiの定型文とユーザー辞書の違いは何ですか?
「定型文」と「ユーザー辞書」はどちらも文字入力を効率化する機能ですが、主な違いは以下の通りです。
- ユーザー辞書:単語とその「よみ」を登録する機能です。「よみ」を入力すると、変換候補に登録した単語が表示されます。主に短い単語や固有名詞の登録に向いています。
- 定型文:改行を含む長文や、複数の文章を登録できます。 アイコンから一覧を呼び出して入力する方法がメインで、補助的に「よみ」による呼び出しも可能です。挨拶文や署名、ハッシュタグのセットなど、文章単位での登録に適しています。
短い単語はユーザー辞書、長い文章は定型文、と使い分けるのがおすすめです。
Simeji以外におすすめの定型文アプリはありますか?
はい、Simeji以外にも定型文機能が優れたキーボードアプリはいくつかあります。
- Gboard (Google製):Googleが開発したキーボードアプリで、高い変換精度が魅力です。コピーしたテキストを一時的に保存できる「クリップボード」機能があり、よく使う文章をピン留めしておくことで定型文のように利用できます。
- WordBoard:定型文の登録・管理に特化したキーボードアプリです。カテゴリ分けや並べ替えがしやすく、多くの定型文を効率的に管理したい方におすすめです。
- flick (旧みんなの顔文字キーボード):豊富な顔文字が人気のアプリですが、ユーザー辞書機能を使って定型文を登録することも可能です。
それぞれに特徴があるため、ご自身の使い方に合ったアプリを探してみるのも良いでしょう。
まとめ

- Simejiの定型文はキーボードの吹き出しアイコンから呼び出せる。
- iPhoneとAndroidで定型文の出し方は若干異なる。
- 「よみ」を登録すれば変換候補からも定型文を入力可能。
- マイ定型文機能で自分だけの文章を登録できる。
- マイ定型文の登録・編集・削除はアプリやキーボードから行える。
- 定型文が出ない時はアプリやOSのバージョンを確認する。
- キーボード設定がSimejiになっているか見直すことも重要。
- SNSのハッシュタグ登録に定型文は非常に便利。
- メールの署名や挨拶文を登録するとビジネスが効率化する。
- 住所やメアドの登録で個人情報の入力ミスを防げる。
- 定型文は最大300文字まで登録可能。
- 定型文とユーザー辞書は役割が異なり、使い分けがおすすめ。
- Simeji以外にもGboardなど便利な定型文アプリがある。
- 定型文機能を活用すれば入力時間を大幅に短縮できる。
- カテゴリ分けを活用して定型文を整理すると使いやすい。