「離乳食に味噌を使いたいけれど、どんな味噌を選べばいいの?」と悩むママやパパは多いのではないでしょうか。日本の食卓に欠かせない味噌は、赤ちゃんにもぜひ取り入れたい発酵食品です。しかし、塩分や添加物が気になり、市販の味噌選びに迷うこともあります。
本記事では、離乳食に味噌を取り入れる時期や選び方のポイント、そして赤ちゃんに安心して与えられる市販のおすすめ味噌をご紹介します。さらに、時期別の簡単レシピや調理のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてください。
離乳食に味噌はいつから?赤ちゃんに与えるメリットと注意点

赤ちゃんに味噌を与え始める時期は、離乳食の進み具合に合わせて慎重に判断することが大切です。味噌は風味豊かな調味料であり、離乳食に彩りを添える一方で、塩分量には十分な配慮が求められます。
離乳食に味噌を取り入れる時期と目安量
味噌は、一般的に離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から少量ずつ取り入れることができます。この時期は、赤ちゃんが様々な食材の味に慣れてくる頃であり、味付けをしないと食べない場合に、風味付けとしてごく少量を使用するのが良いでしょう。最初は、味噌汁や煮物にごく少量、具体的には小さじ1/6以下から始めるのが目安です。
大人の味噌汁を取り分ける場合は、汁の部分を2〜4倍に薄めて与えるようにしましょう。離乳食後期(生後9〜11ヶ月頃)になると、味噌の量を少し増やし、大人の食事に近づけた味付けにできますが、引き続き塩分には注意が必要です。完了期(1歳〜1歳6ヶ月頃)には、大人の味噌汁を2〜3倍に薄めて取り分けることが可能です。
赤ちゃんに味噌を与えるメリットとは
味噌は、大豆を主原料とし、米麹や麦麹、塩を加えて発酵・熟成させた日本の伝統的な調味料です。発酵の過程で大豆のタンパク質が分解され、アミノ酸やビタミンB群、ビタミンE、ミネラル(カルシウム、マグネシウム)などが豊富に生成されます。 これらの栄養素は、赤ちゃんの健やかな成長をサポートする上で役立つでしょう。
また、味噌の持つ独特の旨味と香りは、離乳食のバリエーションを豊かにし、赤ちゃんの食欲を促す効果も期待できます。 発酵食品である味噌は、腸内環境を整える働きも持つと言われており、健康的な体づくりにも貢献すると考えられています。
離乳食で味噌を使う際の注意点
離乳食に味噌を使う際には、いくつかの注意点があります。最も重要なのは、味噌に含まれる塩分量です。赤ちゃんの腎臓機能は未熟なため、塩分の摂りすぎは体に負担をかけてしまいます。そのため、必ずごく少量から始め、薄味を心がけましょう。 また、味噌は大豆を主原料としているため、大豆アレルギーのリスクも考慮する必要があります。
初めて与える際は、他のアレルギー反応が出た場合に備えて、医療機関の受付時間内に少量から試すのが安心です。 さらに、だし入りの味噌は、塩分や添加物が多く含まれている傾向があるため、離乳食にはシンプルな原材料の味噌を選ぶことが推奨されます。
離乳食に最適な市販味噌の選び方

市販の味噌は種類が豊富で、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。赤ちゃんの離乳食に使う味噌を選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。これらのポイントを押さえることで、赤ちゃんに安心して与えられる味噌を見つけることができるでしょう。
塩分控えめ(減塩・低塩)の味噌を選ぶ
赤ちゃんの未熟な腎臓に負担をかけないためにも、離乳食に使う味噌は塩分控えめ(減塩・低塩)のものを選ぶのが最も大切なポイントです。 一般的な味噌に比べて塩分がカットされている商品が多く販売されており、パッケージに「減塩」や「塩分〇〇%カット」と表示されているものを選びましょう。
大人が味見をして「ほんのり味噌の味がする」と感じる程度の薄味に調整することが大切です。 また、栄養成分表示を確認し、食塩相当量が少ないものを選ぶのも良い方法です。
無添加でシンプルな原材料の味噌を選ぶ
赤ちゃんに与えるものは、できるだけ余計なものが入っていないシンプルなものが安心です。そのため、離乳食用の味噌は、保存料や化学調味料、酒精(アルコール)などの添加物が含まれていない「無添加」の味噌を選ぶことをおすすめします。 原材料表示をよく確認し、「大豆・米・塩」など、必要最低限のシンプルな材料で作られているものを選びましょう。
特に、麹がたっぷり入った味噌は、自然な甘みがあり、赤ちゃんの味覚にも優しい味わいなのでおすすめです。
だしなしタイプの味噌を選ぶ
だし入りの味噌は手軽で便利ですが、離乳食に使う場合はだしなしタイプを選ぶのが無難です。だし入りの味噌は、うま味を強く感じさせるために、塩分が多く含まれていたり、添加物が加えられている傾向があるためです。 赤ちゃんには、だしを別途とって味を調整し、味噌は純粋な風味付けとして使う方が、塩分や添加物の量をコントロールしやすくなります。
もしだし入りの味噌を使う場合は、塩分濃度に十分注意し、ごく少量に留めるようにしましょう。
白味噌と赤味噌、離乳食にはどちらがおすすめ?
味噌には、米味噌、麦味噌、豆味噌といった種類があり、色合いも白味噌、淡色味噌、赤味噌と様々です。離乳食には、一般的に白味噌がおすすめです。白味噌は熟成期間が短く、塩分が控えめで、まろやかな甘みと優しい風味が特徴だからです。 赤味噌は熟成期間が長く、色が濃く、コクと塩味が強い傾向にあるため、離乳食には味が濃すぎると感じる場合があります。
初めて味噌を試す赤ちゃんには、白味噌のような優しい味わいから始めるのが良いでしょう。もちろん、赤ちゃんの好みに合わせて、少量ずつ試しながら選ぶことも大切です。
離乳食におすすめの市販味噌を厳選紹介

離乳食に安心して使える市販の味噌は、減塩や無添加にこだわった商品が多くあります。ここでは、特におすすめの市販味噌をいくつかご紹介します。これらの味噌は、赤ちゃんの健康を第一に考え、選び抜かれたものです。
【減塩・無添加】赤ちゃんに安心な市販味噌
- ひかり味噌 無添加円熟こうじみそ 減塩: 有機大豆と国産米、天日塩のみを使用した無添加の減塩味噌です。麹の自然な甘みとしっかりした旨味が特徴で、子供から大人まで安心して使えます。 塩分25%カットで、離乳食にもぴったりです。
- マルコメ プラス糀 無添加 糀美人: 無添加で、甘みが強くまろやかな味わいが特徴です。赤ちゃんも食べやすく、薄味でも喜んで食べてくれると評判です。
- ハナマルキ 無添加田舎みそ: ハナマルキ伝統の「追いこうじ製法」で仕込んだ、麹をたっぷり使った無添加の味噌です。20%減塩でも深い旨みと甘みをしっかり味わえます。
- フンドーキン 無添加あわせ味噌: 九州大分県の老舗メーカーが作る、大豆、米、塩のみのシンプルな原材料でできた無添加の合わせ味噌です。まろやかで赤ちゃんにも使いやすい味です。
これらの味噌は、いずれも原材料がシンプルで、余計な添加物が入っていないため、離乳食に安心して使用できます。
【使いやすさ重視】少量パックやペーストタイプ
離乳食は少量ずつ使うことが多いため、使い切りやすい少量パックや、調理しやすいペースト状の味噌もおすすめです。
- bebeco こどもうまみそ: 鉄分と22種の国産野菜が入った白味噌ベースの味噌パウダーです。お湯で溶かすだけで簡単に味噌汁が作れ、9ヶ月頃から使用できます。
- 和光堂 手作り応援 おみそしるのもと: 7ヶ月頃から使える粉末タイプのおみそしるのもとで、お湯を注ぐだけで簡単に味噌汁が作れます。ほうれん草などの野菜も入っており、アレンジもしやすいでしょう。
- 地球畑 ベビーフード 有機かぼちゃと味噌のおかゆ: レトルトパウチのベビーフードで、有機かぼちゃと味噌のおかゆです。7ヶ月頃から使用でき、忙しい時に手軽に与えられます。
これらの商品は、忙しいママやパパにとって、手軽に離乳食に味噌を取り入れられる便利な選択肢となります。
【オーガニック】こだわり派におすすめの味噌
より安心感を求める方には、有機JAS認証を受けたオーガニック味噌もおすすめです。有機大豆や国産有機米、天日塩など、厳選された有機原材料のみで作られています。
- ひかり味噌 有機JAS認証 無添加 こだわってます減塩: 有機大豆、有機米、天日塩のみを使用した、有機JAS認証の無添加減塩味噌です。素材の良さと丁寧な発酵で、赤ちゃんの成長を身体の内からサポートします。
- マルマン 有機減塩味噌: 安心安全な有機栽培の大豆と米、食塩のみで作られた有機減塩味噌です。塩分も9%ほどと控えめなので、家族みんなで使えます。
- 海の精 麦味噌: 非遺伝子組み換えの丸大豆と大麦を使用し、伝統製法で作られた麦味噌です。味噌そのものの旨みを味わえ、安心して使えるオーガニック味噌です。
オーガニック味噌は、原材料の品質にこだわりたい方に特におすすめです。
市販味噌を使った離乳食レシピと調理のコツ

市販の味噌を離乳食に使う際は、赤ちゃんの月齢に合わせた調理法と、塩分に配慮した味付けが重要です。ここでは、離乳食中期と後期におすすめの味噌レシピと、調理のコツをご紹介します。
離乳食中期(7〜8ヶ月頃)におすすめの味噌レシピ
離乳食中期は、食材の味に慣れる時期なので、味噌は風味付け程度に少量使うのがポイントです。 具材は柔らかく煮て、細かく刻むか、すりつぶして与えましょう。
豆腐と野菜のほんのり味噌汁
材料:
- だし汁:50ml
- 豆腐:15g(1cm角程度)
- 人参:5g(みじん切り)
- 玉ねぎ:5g(みじん切り)
- 味噌:ごく少量(小指の第一関節の1/3程度、約0.5g)
作り方:
- 人参と玉ねぎは柔らかくなるまで茹で、細かく刻みます。豆腐も食べやすい大きさに切ります。
- 鍋にだし汁と1の野菜、豆腐を入れ、温めます。
- 火を止めてから、ごく少量の味噌を溶かし入れます。
- 大人が味見をして、ほんのり味噌の風味を感じる程度の薄味に調整したら完成です。
このレシピでは、味噌は風味付けとして最後に加えることで、香りを活かしつつ塩分を抑えることができます。
離乳食後期(9〜11ヶ月頃)におすすめの味噌レシピ
離乳食後期になると、具材を少し大きめに切り、食感を楽しめるようにします。味噌の量も中期よりは少し増やせますが、引き続き薄味を心がけましょう。
たっぷり野菜と鶏ひき肉の味噌煮込み
材料:
- だし汁:80ml
- 鶏ひき肉:15g
- 大根:10g(5mm角)
- 人参:10g(5mm角)
- 玉ねぎ:10g(5mm角)
- ほうれん草:5g(細かく刻む)
- 味噌:小さじ1/3程度(約2g)
作り方:
- 大根、人参、玉ねぎは5mm角に切り、柔らかくなるまで茹でます。ほうれん草も茹でて細かく刻みます。
- 鍋にだし汁と鶏ひき肉、1の野菜を入れ、鶏ひき肉に火が通るまで煮ます。
- 火を止めてから味噌を溶かし入れ、弱火で2分ほど煮て完成です。
この時期は、様々な野菜を取り入れることで、栄養バランスを整え、食感のバリエーションも楽しめます。
離乳食に味噌を使う際の調理のコツ
離乳食に味噌を使う際には、いくつかの調理のコツがあります。
- 少量のだしで溶かす: 味噌は直接料理に入れるのではなく、少量のだし汁や湯で溶いてから加えると、ムラなく混ざり、味の調整もしやすくなります。
- 加熱しすぎない: 味噌は加熱しすぎると風味が飛んでしまうため、火を止める直前や、具材に火が通ってから加えるのがおすすめです。
- すり味噌を使う: 粒味噌を使う場合は、赤ちゃんが喉に詰まらせないよう、すり鉢でなめらかにするか、粒のないすり味噌を選ぶと安心です。
- 冷凍保存の工夫: 味噌汁を冷凍保存する際は、味噌を入れる前のだし汁と具材の状態で冷凍すると、風味が落ちにくくなります。
これらのコツを実践することで、赤ちゃんにとって美味しく、安全な味噌料理を提供できるでしょう。
離乳食の味噌に関するよくある質問

離乳食に味噌を取り入れるにあたり、多くのママやパパが抱える疑問にお答えします。
- Q1. 離乳食に味噌はいつから与えられますか?
- Q2. 離乳食に味噌を与える際の適量はどのくらいですか?
- Q3. だし入りの市販味噌は離乳食に使っても大丈夫ですか?
- Q4. 離乳食に味噌を毎日与えても問題ありませんか?
- Q5. 白味噌と赤味噌、離乳食にはどちらが適していますか?
- Q6. 市販の味噌の塩分が心配です。どうすれば良いですか?
- Q7. 手作り味噌は離乳食に使えますか?
Q1. 離乳食に味噌はいつから与えられますか?
A1. 味噌は、一般的に離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から少量ずつ与えられます。 最初は、だしで薄めた味噌汁の上澄みや、ごく少量を風味付けとして使うのが良いでしょう。 赤ちゃんの消化機能や離乳食の進み具合に合わせて、慎重に始めることが大切です。
Q2. 離乳食に味噌を与える際の適量はどのくらいですか?
A2. 離乳食中期では、味噌汁や煮物にごく少量(小さじ1/6以下)から始めます。 離乳食後期では、小豆1/2粒分くらい(約0.5g)、完了期では小豆1粒分くらい(約0.8g)が目安です。 大人の味噌汁を取り分ける場合は、2〜4倍に薄めて与えるようにしましょう。 大人が味見をして、ほんのり味噌の風味を感じる程度の薄味を心がけてください。
Q3. だし入りの市販味噌は離乳食に使っても大丈夫ですか?
A3. だし入りの味噌は、塩分や添加物が多く含まれている傾向があるため、離乳食にはシンプルな原材料のだしなし味噌を選ぶことが推奨されます。 ただし、添加物や化学調味料を使わないだし入りの味噌で、塩分濃度に注意して薄味にすれば使用は可能です。 パッケージの成分表示をよく確認し、ごく少量に留めるようにしましょう。
Q4. 離乳食に味噌を毎日与えても問題ありませんか?
A4. 味噌は栄養豊富な調味料ですが、塩分が含まれているため、毎日与える場合は量に注意が必要です。ごく少量であれば問題ありませんが、他の調味料との兼ね合いも考慮し、バランスの取れた食事を心がけましょう。 味噌だけでなく、様々な食材や調味料を使い、味覚の幅を広げてあげることも大切です。
Q5. 白味噌と赤味噌、離乳食にはどちらが適していますか?
A5. 離乳食には、一般的に白味噌が適しています。白味噌は熟成期間が短く、塩分が控えめで、まろやかな甘みと優しい風味が特徴だからです。 赤味噌はコクと塩味が強い傾向にあるため、赤ちゃんの離乳食には味が濃すぎると感じる場合があります。 初めて味噌を試す赤ちゃんには、白味噌のような優しい味わいから始めるのが良いでしょう。
Q6. 市販の味噌の塩分が心配です。どうすれば良いですか?
A6. 市販の味噌の塩分が心配な場合は、まず「減塩」や「低塩」と表示された商品を選びましょう。 また、使用する際は、少量のだし汁や湯でしっかりと薄めてから料理に加えることが重要です。 大人が味見をして、ほんのり風味を感じる程度の薄味に調整し、他の食材と組み合わせて塩分量を全体でコントロールするように心がけてください。
Q7. 手作り味噌は離乳食に使えますか?
A7. 手作り味噌も離乳食に使用することは可能ですが、いくつか注意点があります。手作り味噌は市販品に比べて塩分濃度が高い場合があるため、使用する際はさらに少量に留め、十分に薄めてから与えるようにしましょう。また、発酵状態や衛生管理にも注意が必要です。初めて与える際は、少量から試して赤ちゃんの様子をよく観察してください。
まとめ
- 味噌は離乳食中期(生後7〜8ヶ月頃)から少量ずつ与えられます。
- 味噌はアミノ酸、ビタミンB群、ミネラルなど栄養豊富です。
- 離乳食に味噌を使う際は塩分量に注意し、ごく少量から始めましょう。
- 大豆アレルギーのリスクがあるため、少量から試すのが安心です。
- 離乳食用の味噌は塩分控えめ(減塩・低塩)を選ぶのが重要です。
- 保存料や化学調味料、酒精不使用の「無添加」味噌がおすすめです。
- 原材料が「大豆・米・塩」などシンプルなものを選びましょう。
- だし入りの味噌は塩分や添加物が多い傾向があるため、だしなしタイプが推奨されます。
- 離乳食には塩分控えめでまろやかな甘みの白味噌が適しています。
- ひかり味噌「無添加円熟こうじみそ 減塩」は赤ちゃんに安心です。
- マルコメ「プラス糀 無添加 糀美人」も離乳食におすすめです。
- ハナマルキ「無添加田舎みそ」も減塩で使いやすいでしょう。
- 少量パックやペースト状の味噌は調理が手軽で便利です。
- オーガニック味噌は原材料の品質にこだわりたい方におすすめです。
- 味噌は少量のだしで溶き、加熱しすぎないのが調理のコツです。
