iPadでデジタルイラストを描きたいけれど、Procreateの使い方がわからず困っていませんか?Procreateは直感的な操作でプロ並みのイラストが描ける人気のアプリです。本記事では、Procreateの基本的な使い方から、表現の幅を広げる応用操作、さらに効率よく作業を進めるためのコツまで、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
Procreateとは?その魅力と基本

Procreateは、Savage Interactive Pty Ltdが開発したiPad専用のイラスト・ペイントアプリです。Apple Pencilとの相性が良く、紙に描くような自然な描き心地が特徴です。一度購入すれば追加費用なしで利用でき、豊富なブラシやレイヤー機能、タイムラプス録画、アニメーション機能など、プロから趣味で描く方まで幅広く支持されています。
直感的な操作性と高機能が両立している点が、Procreateの最大の魅力と言えるでしょう。
Procreateが選ばれる理由
Procreateが多くのクリエイターに選ばれる理由はその多機能性と使いやすさにあります。まず、買い切り型のアプリであるため、一度購入すれば追加の月額費用などを気にすることなく、全ての機能を使い続けられる点が大きなメリットです。 また、iPadとApple Pencilに最適化されており、まるで紙に描いているかのような自然な描き心地を実現しています。
さらに、デフォルトで200種類以上のブラシが用意されており、水彩、油彩、鉛筆、インクなど、あらゆる画材の表現が可能です。これらのブラシは自由にカスタマイズしたり、外部からダウンロードして追加したりすることもできます。 タイムラプス機能で制作過程を記録できるのも、SNSでの共有や振り返りに役立つと好評です。
Procreateを始める前に準備すること
Procreateを始めるために必要なものは、iPadとApple Pencil、そしてProcreateアプリ本体の3つです。iPadは、Apple Pencilに対応しているモデルであれば問題ありませんが、最新のモデルほど処理能力が高く、より快適に動作します。特に、Apple Pencil(第2世代)に対応しているiPad ProやiPad Airは、充電やペアリングが簡単で、よりスムーズな制作環境を整えられます。
Apple Pencilは筆圧感知や傾き感知に対応しており、Procreateの表現力を最大限に引き出すために必須のアイテムです。 ProcreateアプリはApp Storeから購入できます。 購入前にiPadOSのバージョンが対応しているか確認することをおすすめします。
Procreateの現在のバージョンはiPadOS 16.3以降が必要です。
Procreateの基本操作をマスターしよう

Procreateを使いこなすための第一歩は、基本的な操作をしっかりと覚えることです。ここでは、キャンバスの作成から、描画ツールの使い方、レイヤーの管理まで、イラスト制作の土台となる操作方法を解説します。これらの基本を身につけることで、あなたのアイデアを形にする準備が整います。
キャンバスの作成と設定
Procreateで新しいイラストを描き始めるには、まずキャンバスを作成します。アプリを開いたら、ギャラリー画面の右上にある「+」アイコンをタップしてください。すると、様々なサイズのキャンバスプリセットが表示されます。A4サイズや画面サイズなど、用途に合わせて選ぶことができますが、自分で幅と高さを指定してカスタムキャンバスを作成することも可能です。
解像度(DPI)は、印刷を考えている場合は300DPI以上を選ぶのが一般的です。Web用途であれば72DPIでも十分ですが、後から拡大する可能性を考慮して高めに設定しておくのも良いでしょう。作成したキャンバスは後からでもサイズ変更が可能ですが、最初から適切な設定をしておくことがスムーズな制作のコツです。
レイヤーの活用方法
レイヤーは、Procreateでイラストを描く上で非常に重要な機能です。透明なシートを重ねるように、線画、色塗り、背景などを別々のレイヤーに分けて描くことで、後から個別に編集したり、修正したりすることが容易になります。レイヤーパネルは画面右上の四角が重なったアイコンをタップすると表示されます。「+」アイコンで新しいレイヤーを追加し、レイヤーをタップして選択、スワイプで削除や複製ができます。
また、レイヤーの不透明度を変更したり、ブレンドモードを適用したりすることで、様々な表現が可能です。レイヤーを効果的に使うことで、複雑なイラストも効率よく制作できるようになります。
ブラシの選び方とカスタマイズ
Procreateには、鉛筆、インク、ペイント、テクスチャなど、多種多様なブラシがデフォルトで用意されています。 ブラシパネルは画面右上の筆のアイコンをタップすると表示され、カテゴリごとに整理されています。描きたい表現に合わせてブラシを選びましょう。ブラシをタップすると、そのブラシの設定を調整できる画面が開きます。
サイズ、不透明度、筆圧感度などを細かくカスタマイズすることで、自分好みの描き心地に調整できます。また、既存のブラシを複製して設定をいじったり、全く新しいブラシを自作したりすることも可能です。 ブラシの特性を理解し、適切に使い分けることが、表現力を高める上で重要です。
色の選び方とパレットの管理
色の選択はイラストの印象を大きく左右します。Procreateでは、画面右上の丸いアイコンをタップするとカラーパネルが表示されます。ディスク、クラシック、ハーモニー、バリュー、パレットの5つのモードがあり、直感的に色を選べます。特に「パレット」モードでは、よく使う色を登録しておくことができます。新しいパレットを作成し、お気に入りの色やイラストのテーマカラーを保存しておくと、色の管理が格段に楽になります。
また、スポイトツール(指でキャンバスを長押し)を使えば、キャンバス上の色を簡単に抽出できます。色の組み合わせを工夫することで、作品に深みと統一感を与えることができます。
描画ツールの基本
Procreateの描画ツールは、ブラシ以外にも様々な機能があります。例えば、消しゴムツールはブラシと同様に種類が豊富で、描画ブラシと同じ設定で消すことも可能です。また、指で描画した部分をぼかしたり、混ぜたりできる「指先ツール」(スマッジツール)も表現の幅を広げます。これらのツールは、ブラシパネルの隣にあるアイコンから選択できます。
描画中に間違えてしまった場合は、2本指でタップすると一つ前の操作に戻る「取り消し」ジェスチャーが便利です。逆に、3本指でタップすると「やり直し」ができます。 これらの基本的な描画ツールとジェスチャーを使いこなすことで、スムーズな制作が可能になります。
Procreateで表現の幅を広げる応用操作

Procreateの基本操作に慣れてきたら、次はさらに表現の幅を広げる応用操作に挑戦してみましょう。選択ツールを使った部分的な編集や、テキストの追加、さらには簡単なアニメーション制作まで、Procreateの持つ多彩な機能を活用することで、あなたの作品はより魅力的になります。
選択ツールと調整機能
選択ツールは、キャンバス上の特定の部分だけを編集したいときに非常に役立ちます。画面上部のS字のようなアイコンをタップすると、自由選択、長方形、楕円形、自動選択などのモードが表示されます。例えば、描いたキャラクターの顔だけを修正したい場合や、背景の一部だけ色を変えたい場合などに使います。選択範囲を作成したら、画面左上の矢印アイコン(移動・変形ツール)を使って、選択範囲を移動させたり、拡大縮小、回転させたりできます。
また、調整アイコン(魔法の杖のようなアイコン)をタップすると、色相・彩度・明るさの調整や、ガウスぼかし、シャープなどのフィルターを適用できます。 選択ツールと調整機能を組み合わせることで、作品のクオリティを格段に高めることができます。
テキストの追加と編集
Procreateはイラストアプリですが、テキストを追加する機能も備わっています。画面左上のスパナアイコン(アクション)をタップし、「追加」から「テキストを追加」を選択すると、キャンバスにテキストボックスが表示されます。キーボードで文字を入力し、フォントの種類、サイズ、色、行間、文字間などを細かく調整できます。
Procreateにデフォルトで入っているフォントだけでなく、外部からフォントをインポートして使うことも可能です。テキストレイヤーは通常の描画レイヤーとは異なり、後からいつでも文字の内容やスタイルを変更できるため、ロゴデザインや漫画の吹き出しなど、様々な用途で活用できます。テキスト機能を使うことで、イラストにメッセージ性や情報を加えることができます。
アニメーションアシストの活用
Procreateには「アニメーションアシスト」という機能があり、簡単なアニメーションを制作できます。 画面左上のスパナアイコン(アクション)から「キャンバス」を選び、「アニメーションアシスト」をオンにすると、画面下部にアニメーションのタイムラインが表示されます。各フレームがレイヤーに対応しており、新しいフレームを追加して少しずつ絵を変化させることで、動きのある作品を作れます。
オニオンスキン機能を使えば、前のフレームと次のフレームを半透明で表示できるため、動きのつながりを確認しながらスムーズに描画を進められます。完成したアニメーションは、GIFやMP4などの形式で書き出すことが可能です。 手軽にアニメーション制作に挑戦できるのが、Procreateの大きな魅力の一つです。
タイムラプス動画の書き出し
Procreateには、イラストの制作過程を自動で記録してくれる「タイムラプス録画」機能が搭載されています。 この機能はデフォルトでオンになっているため、特別な設定をしなくても、描き始めた瞬間から完成までの全ての工程が記録されています。完成した作品をSNSで共有する際や、自分の制作過程を振り返りたいときに非常に便利な機能です。
タイムラプス動画を書き出すには、画面左上のスパナアイコン(アクション)から「ビデオ」を選び、「タイムラプスビデオを書き出す」をタップします。フルHD、ハーフHD、ウェブ品質など、用途に合わせた解像度を選択して書き出すことができます。 自分の作品がどのように生まれていくのかを視覚的に共有できるのは、Procreateならではの楽しみ方です。
Procreateをさらに使いこなすコツ

Procreateの基本と応用をマスターしたら、次はさらに効率よく、そして快適に作業を進めるためのコツを覚えましょう。これらのコツを実践することで、あなたの制作スピードは格段に上がり、より多くのアイデアを形にできるようになります。
ジェスチャーコントロールを覚える
Procreateには、Apple Pencilや指を使った便利なジェスチャーコントロールが多数用意されています。例えば、2本指でタップすると「取り消し」、3本指でタップすると「やり直し」ができます。 3本指で下にスワイプすると、コピー&ペーストのメニューが表示されます。また、指でキャンバスを長押しするとスポイトツールが起動し、簡単に色を抽出できます。
これらのジェスチャーを覚えることで、ツールバーをいちいち開かなくても素早く操作できるようになり、作業の中断が減り、集中力を維持しやすくなります。 よく使うジェスチャーから少しずつ覚えていくことが、Procreateをスムーズに使いこなすための第一歩です。
ショートカットを活用する
Procreateは、キーボードショートカットにも対応しています。BluetoothキーボードをiPadに接続することで、PCの描画ソフトのようにショートカットキーを使って効率的に作業を進められます。例えば、Command+Zで取り消し、Command+Shift+Zでやり直し、Command+Cでコピー、Command+Vでペーストなど、一般的なショートカットが利用可能です。
また、ブラシサイズや不透明度の調整スライダーをキーボードの矢印キーで微調整することもできます。キーボードショートカットを積極的に活用することで、よりプロフェッショナルな作業環境を構築し、制作時間を短縮できます。
素材のインポートとエクスポート
Procreateは、外部の素材をインポートしたり、作成した作品を様々な形式でエクスポートしたりする機能も充実しています。写真アプリから画像をインポートしてイラストの参考にしたり、テクスチャ素材として活用したりできます。また、PSD(Photoshop形式)ファイルをインポートして、Procreateで編集を続けることも可能です。
作品のエクスポートに関しては、JPEG、PNG、TIFFなどの画像形式はもちろん、PSD形式でレイヤー構造を保ったまま書き出すこともできます。 これにより、他の描画ソフトとの連携もスムーズに行えます。 素材のインポートとエクスポートを使いこなすことで、Procreateでの制作の幅が大きく広がります。
よくある質問

- Procreateは初心者でも使えますか?
- ProcreateはどのiPadモデルに対応していますか?
- Procreateは買い切りですか、それとも月額料金がかかりますか?
- Procreateは無料で使えますか?
- Procreateのブラシはどこで手に入りますか?
- Procreateで描いた絵をPCに送る方法は?
- Procreateの代替アプリはありますか?
Procreateは初心者でも使えますか?
はい、Procreateは初心者の方でも十分に使いこなせるアプリです。直感的なインターフェースとApple Pencilによる自然な描き心地が特徴で、デジタルイラストが初めての方でも比較的早く慣れることができます。 多くのオンラインチュートリアルや解説記事も豊富に存在するため、それらを参考にしながら練習を重ねることで、着実にスキルを向上させることが可能です。
まずは基本的な操作から始めて、少しずつ機能を覚えていくことをおすすめします。
ProcreateはどのiPadモデルに対応していますか?
Procreateは、iPadOS 16.3以降を搭載したすべてのiPadモデルに対応しています。 ただし、Apple Pencil(第1世代または第2世代)に対応しているiPadモデルが必要です。 最新のiPad ProやiPad Airであれば、より高性能なチップを搭載しているため、大規模なキャンバスや多数のレイヤーを使用しても快適に動作します。
古いモデルのiPadでも動作はしますが、一部の機能が制限されたり、動作が重くなったりする可能性があります。購入前にご自身のiPadモデルとOSバージョンを確認するようにしましょう。
Procreateは買い切りですか、それとも月額料金がかかりますか?
Procreateは買い切り型のアプリです。一度購入すれば、追加の月額料金やサブスクリプション費用は発生しません。 購入後は、今後のアップデートも無料で利用できます。 これは、他の多くのイラストアプリがサブスクリプションモデルを採用している中で、Procreateの大きなメリットの一つと言えるでしょう。
長期的に見ても費用を抑えて利用できるのが魅力です。
Procreateは無料で使えますか?
Procreateは無料では使えません。App Storeから有料で購入する必要があります。 しかし、一度購入すれば追加料金なしで全ての機能を利用できる買い切り型のアプリです。 無料で使える高機能なイラストアプリとしては「ibisPaint X」などがありますので、まずは無料で試したい場合はそちらを検討するのも良いでしょう。
Procreateは有料ですが、その価格に見合うだけの価値があると多くのユーザーに評価されています。
Procreateのブラシはどこで手に入りますか?
Procreateにはデフォルトで200種類以上のブラシが搭載されていますが、インターネット上には無料または有料で配布されているProcreate用ブラシが多数存在します。 ブラシを配布しているサイトやクリエイターのSNS、Procreateのコミュニティフォーラム、ブラシ販売サイト(例:Gumroad、Creative Marketなど)などで見つけることができます。
ダウンロードしたブラシは、Procreateに簡単にインポートして使用できます。
Procreateで描いた絵をPCに送る方法は?
Procreateで描いた絵をPCに送る方法はいくつかあります。最も一般的なのは、作品を画像ファイル(JPEG、PNGなど)やPSDファイルとしてエクスポートし、AirDrop、メール、クラウドストレージ(iCloud Drive, Google Drive, Dropboxなど)を利用してPCに転送する方法です。
特にPSD形式でエクスポートすれば、レイヤー構造を保ったままPhotoshopやClip Studio PaintなどのPCソフトで編集を続けることができます。 ご自身の環境やファイルのサイズに合わせて最適な方法を選ぶと良いでしょう。
Procreateの代替アプリはありますか?
はい、Procreateの代替となるイラストアプリはいくつか存在します。iPadで利用できるものとしては、多機能でプロ向けの「Clip Studio Paint」、水彩・油彩表現に特化した「Adobe Fresco」、無料で高機能な「ibisPaint X」などがあります。 これらのアプリはそれぞれ特徴や得意な表現が異なるため、ご自身の描きたいものや予算、使用環境に合わせて選ぶと良いでしょう。
各アプリの無料体験版などを試して、自分に合ったものを見つけることをおすすめします。
まとめ
- ProcreateはSavage Interactive Pty Ltdが開発したiPad専用のイラストアプリです。
- 買い切り型で高機能、直感的な操作性が魅力です。
- iPadとApple Pencil、Procreateアプリ本体があればすぐに始められます。
- キャンバス作成では用途に合わせたサイズと解像度を設定しましょう。
- レイヤー機能は線画、色塗り、背景などを分けて管理するのに役立ちます。
- 豊富なブラシはカスタマイズや追加が可能で、表現の幅を広げます。
- カラーパネルやパレット機能で効率的に色を選び管理できます。
- 描画ツールとジェスチャーコントロールでスムーズな制作が可能です。
- 選択ツールと調整機能で作品のクオリティを高められます。
- テキスト機能でイラストにメッセージ性や情報を加えられます。
- アニメーションアシストで手軽に動きのある作品を作れます。
- タイムラプス機能で制作過程を自動記録し共有できます。
- ジェスチャーコントロールを覚えることで作業効率が向上します。
- Bluetoothキーボードのショートカット活用で制作時間を短縮できます。
- 素材のインポート・エクスポートで他のソフトとの連携もスムーズです。
- 初心者でも始めやすく、多くの学習リソースが利用可能です。
