世界中を熱狂させた大人気海外ドラマ「プリズン・ブレイク」。シーズン5の衝撃的なラストから、多くのファンがシーズン6の制作を待ち望んでいました。しかし、「シーズン6は打ち切りになった」という噂が飛び交い、不安に思っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、プリズ-ン・ブレイク シーズン6が事実上打ち切りとなった理由、そして新たに制作が発表されたリブート版の最新情報まで、気になる情報を徹底的に解説します。
プリズン・ブレイク シーズン6は事実上の「打ち切り」状態
結論からお伝えすると、ファンが待ち望んでいた形での「プリズン・ブレイク シーズン6」の制作は、残念ながら事実上の「打ち切り」状態となっています。長年、続編に関する様々な情報が錯綜していましたが、現時点で制作が進んでいるという公式な情報はありません。多くのファンがマイケルとリンカーンたちの新たな物語を心待ちにしていただけに、非常に残念なお知らせです。しかし、なぜこのような状況になってしまったのでしょうか。その背景には、いくつかの大きな理由が存在します。
本章では、シーズン6が幻となってしまった経緯を詳しく見ていきます。
- シーズン6が打ち切りとなった3つの大きな理由
- 【朗報】プリズン・ブレイクがリブート版として復活！
- これまでのプリズン・ブレイクシリーズをおさらい
- プリズン・ブレイクを視聴できる動画配信サービス
シーズン6が打ち切りとなった3つの大きな理由
ファンにとって悲しい結果となったシーズン6の制作中止。そこには、キャストの意向や制作側の事情など、複数の要因が複雑に絡み合っていました。ここでは、シーズン6が「打ち切り」に至った主な3つの理由を、時系列と共に詳しく掘り下げていきます。一体、あの傑作シリーズの裏側で何が起こっていたのでしょうか。
理由1：主演ウェントワース・ミラー（マイケル役）の降板宣言
シーズン6の制作が絶望的となった最大の理由は、主人公マイケル・スコフィールドを演じたウェントワース・ミラーの明確な降板宣言です。彼は2020年11月、自身のInstagramで「プリズン・ブレイクから正式に降板する」と発表しました。
その理由として、自身がゲイであることを公表している彼は、「ストレートのキャラクターをこれ以上演じたくない」という強い思いを語っています。彼の物語は語り尽くされたと感じており、同じ役柄に戻るつもりはないと断言したのです。この投稿は世界中のファンに衝撃を与え、多くの悲しみの声が寄せられました。しかし同時に、彼の勇気ある決定を尊重し、支持する声も多数上がりました。
プリズン・ブレイクはマイケル・スコフィールドというキャラクターなくしては成立しない物語です。彼のこの決定が、シーズン6の制作に事実上の終止符を打つことになったのは間違いありません。
理由2：ドミニク・パーセル（リンカーン役）との意見の相違？
兄リンカーン・バローズを演じたドミニク・パーセルは、当初シーズン6の制作に非常に意欲的でした。彼は何度も自身のSNSで「シーズン6は実現する」といった趣旨の投稿を行い、ファンの期待を煽っていました。一時期は、彼が制作の主導権を握っているかのような発言も見られました。
しかし、ウェントワース・ミラーの降板宣言を受けて、彼のスタンスも変化します。ミラーのいないプリズン・ブレイクは考えられないとし、「彼なしではやらない」とコメント。兄弟の絆が物語の核であっただけに、相棒の降板は彼にとっても大きな決断のきっかけとなったようです。
その後、制作会社との意見の相違なども示唆する投稿もあり、プロジェクトが順調に進んでいないことが伺えました。最終的に、彼もまたシーズン6への情熱を失ってしまったように見受けられます。
理由3：制作側からの正式なGOサインが出なかった
キャストの意向と並行して、制作会社であるFOX（現在はディズニー傘下の20th Television）側も、シーズン6の制作には慎重な姿勢でした。シーズン5は、かつての人気を取り戻すほどの成功を収めたとは言い難い面もあり、多額の制作費を投じて続編を作ることへのリスクを懸念していた可能性があります。
実際に、2019年にはFOXエンターテインメントのCEOが「現時点で『プリズン・ブレイク』を復活させる計画はない」と公式に発言しています。キャストの熱意だけでは、巨大なテレビシリーズを動かすことはできません。主演俳優の降板という決定的な出来事以前から、制作会社側が続編に積極的ではなかったことも、シーズン6が実現しなかった大きな要因と言えるでしょう。
【朗報】プリズン・ブレイクがリブート版として復活！
マイケルとリンカーンの物語は幕を閉じてしまいましたが、プリズン・ブレイクの世界が完全に終わったわけではありません。なんと、全く新しい物語としてシリーズが復活するという、ファンにとって嬉しいニュースが飛び込んできました。ここでは、謎に包まれたリブート版の最新情報について、現在分かっていることをお伝えします。
Huluで新たな物語が始動
2023年11月、アメリカの動画配信サービスHuluが、「プリズン・ブレイク」の新たなリブート版の制作を進めていることが報じられました。これは、シーズン6とは全く異なる、新しいプロジェクトです。脚本・製作総指揮を務めるのは、人気ドラマ「Mayans M.C.」を手掛けたエルギン・ジェイムズ。彼の参加により、骨太でスリリングな新しい脱獄劇が期待されています。
このリブート版は、オリジナルシリーズの世界観は引き継ぎつつも、全く新しいキャラクターたちによる、新たな物語が描かれるとのこと。まだ制作は初期段階であり、具体的な配信時期などは発表されていませんが、プリズン・ブレイクの魂を受け継ぐ新作が動き出していることは間違いありません。
オリジナルキャストは出演する？
ファンが最も気になるのは、マイケルやリンカーンといったオリジナルキャストが出演するのかという点でしょう。残念ながら、現時点での情報では、ウェントワース・ミラーやドミニク・パーセルをはじめとするオリジナルキャストは、このリブート版には出演しない見込みです。
脚本家のエルギン・ジェイムズは、オリジナルシリーズへのリスペクトを示しつつも、新たなキャラクターで新しい物語を紡ぐことに意欲を見せています。そのため、本作は過去のキャラクターに頼るのではなく、全く新しい視点から「脱獄」というテーマに挑む作品になる可能性が高いです。もしかしたら、カメオ出演のような形で誰かが登場する可能性もゼロではありませんが、基本的には新キャストによる物語だと考えておくのが良さそうです。
リブート版のストーリーはどうなる？
リブート版の具体的なストーリーについては、まだほとんど情報が公開されていません。しかし、「プリズン・ブレイク」というタイトルを冠する以上、刑務所からの脱獄が物語の中心になることは確実です。
オリジナルシリーズが、天才的な頭脳を持つ主人公による緻密な計画と、兄弟の絆を軸に描かれたのに対し、リブート版ではまた違ったアプローチが取られるかもしれません。例えば、集団での脱獄劇や、これまでとは異なる目的を持った主人公像などが考えられます。脚本家エルギン・ジェイムズの手腕によって、現代社会を反映した、より複雑で深みのある物語が展開されることに期待が高まります。続報が入り次第、またお伝えしていきます。
これまでのプリズン・ブレイクシリーズをおさらい
リブート版のニュースに触れ、改めてオリジナルシリーズを見返したくなった方も多いのではないでしょうか。ここで、伝説の脱獄劇の軌跡をシーズンごとに簡単におさらいしてみましょう。あのハラハラドキドキをもう一度！
シーズン1：フォックスリバー刑務所からの脱獄
副大統領の兄弟殺しの濡れ衣を着せられ、死刑囚となった兄リンカーン・バローズ。天才的な頭脳を持つ弟マイケル・スコフィールドは、兄を救うため、自ら罪を犯し同じフォックスリバー刑務所へ収監されます。彼は、刑務所の設計図を全身にタトゥーとして彫り込み、前代未聞の脱獄計画を実行に移します。個性的な囚人たちとの出会い、裏切り、そして刑務官との攻防。全てはここから始まりました。
シーズン2：逃亡者としての戦い
フォックスリバー刑務所からの脱獄に成功したマイケルたち、通称「フォックスリバー8」。しかし、それは安息の始まりではありませんでした。執拗に彼らを追うFBI捜査官マホーン、そして兄弟を陥れた巨大な陰謀「組織」の影。自由を手に入れるため、そして隠された500万ドルを巡って、アメリカ全土を舞台にした壮大な逃亡劇が繰り広げられます。
シーズン3：パナマのSONA刑務所
逃亡の末、パナマで捕らえられたマイケル。彼が送り込まれたのは、政府も見放した最悪の刑務所「SONA」でした。そこは囚人たちが独自のルールで支配する、まさにこの世の地獄。マイケルは「組織」に囚われた恋人サラと甥のLJを救うため、再び不可能とも思える脱獄計画に挑むことになります。
シーズン4：組織との最終決戦
SONAからの脱獄後、マイケルは「組織」の持つ機密データ「スキュラ」を巡る戦いに身を投じます。国土安全保障省の捜査官セルフに協力し、かつての仲間や敵と共に「スキュラ」の奪取を目指します。しかし、そこには幾重にも張り巡らされた罠が。兄弟の、そして仲間たちの運命を賭けた「組織」との最終決戦が描かれます。
ファイナル・ブレイク：サラの脱獄
シーズン4の後の物語を描く特別編。幸せな生活を手に入れたかに見えたマイケルとサラでしたが、サラが殺人の容疑で逮捕されてしまいます。身重のサラを救うため、マイケルは最後の脱獄計画を立てます。彼の究極の自己犠牲が描かれる、涙なしでは見られないエピソードです。
シーズン5：生きていたマイケル
死んだはずのマイケルが、イエメンの刑務所に収監されているという情報がもたらされます。リンカーンは、かつての仲間であるスクレやシーノートと共に、マイケルを救出するため中東へ。なぜマイケルは生きていたのか？そして再び、兄弟は自由を手にすることができるのか？シリーズの新たな謎と、変わらぬ兄弟の絆が描かれた復活シーズンです。
プリズン・ブレイクを視聴できる動画配信サービス
「プリズン・ブレイク」のシーズン1から5、そしてファイナル・ブレイクまで、全ての物語をもう一度楽しみたい方へ。現在、シリーズ全話を視聴できる主な動画配信サービスは「ディズニープラス」です。
ディズニープラスでは、見放題で「プリズン・ブレイク」の全シーズンを配信しています。リブート版の制作が発表された今、改めてオリジナルシリーズの魅力を再確認してみてはいかがでしょうか。あの緻密なストーリーと手に汗握る展開は、何度見ても色褪せることがありません。週末や休日に、一気見するのもおすすめです。
※配信状況は変更される可能性があります。視聴前には必ず公式サイトでご確認ください。
よくある質問
プリズンブレイク シーズン6はいつ放送されますか？
残念ながら、ウェントワース・ミラー主演の「プリズン・ブレイク シーズン6」が放送される可能性は、現時点では極めて低いです。主演俳優の降板により、制作は事実上打ち切りとなっています。ただし、全く新しいキャストとストーリーによるリブート版の制作がHuluで進められています。こちらの放送時期はまだ未定です。
ウェントワース・ミラーがプリズン・ブレイクを降板した理由は？
ウェントワース・ミラーは、自身がゲイであることを公表しており、「ストレート（異性愛者）のキャラクターをこれ以上演じたくない」という思いから降板を決意しました。彼は自身のInstagramで、LGBTQ+のキャラクターを演じることに専念したいという考えを明らかにしています。
プリズン・ブレイクのリブート版はいつから見られますか？
リブート版の制作は2023年11月に発表されたばかりで、まだ制作の初期段階にあります。そのため、具体的な配信開始日やキャスト、ストーリーなどの詳細はまだ発表されていません。続報が待たれる状況です。
プリズン・ブレイクは完結していますか？
マイケル・スコフィールドとリンカーン・バローズの物語としては、シーズン5で一応の完結を迎えたと考えることができます。シーズン6の制作が打ち切りとなったため、オリジナルキャストによる続編は期待できません。しかし、リブート版としてシリーズの世界観は続いていくことになります。
マイケルはシーズン5で本当に死んだのですか？
いいえ、シーズン5のラストでマイケルは死んでいません。彼は再び自由の身となり、サラと息子のマイクと共に暮らすというハッピーエンドを迎えました。ファイナル・ブレイクで一度は死亡したとされましたが、シーズン5で生きていたことが判明し、物語の最後では無事に家族のもとへ帰ることができました。
まとめ
- プリズン・ブレイク シーズン6は事実上の打ち切り状態。
- 最大の理由は主演ウェントワース・ミラーの降板宣言。
- ミラーはストレートの役を演じたくないとの意向を示した。
- 兄役ドミニク・パーセルもミラーなしでの続編を望まなかった。
- 制作会社FOXもシーズン6の制作には消極的だった。
- ファンが望む形での続編の可能性は極めて低い。
- 【朗報】Huluでリブート版の制作が進行中。
- リブート版は全く新しいキャストとストーリーになる予定。
- オリジナルキャストはリブート版に出演しない見込み。
- リブート版の脚本はエルギン・ジェイムズが担当。
- リブート版の配信時期や詳細はまだ未定。
- オリジナルシリーズはシーズン5で完結と見なせる。
- マイケルはシーズン5のラストで生存し、幸せに暮らしている。
- シリーズ全話は「ディズニープラス」で視聴可能。
- プリズン・ブレイクの世界は新たな形で続いていく。
