毎日当たり前のように飲んでいる「おーいお茶」が値上げされると聞いて、驚きや不安を感じている方も多いのではないでしょうか。いつから、どの商品が、なぜ値上げされるのか、そして私たちの家計にはどのような影響があるのか、気になることはたくさんあります。本記事では、伊藤園からの公式発表に基づき、おーいお茶の値上げに関する最新情報を詳しく解説します。
さらに、値上げの波を賢く乗り切るための具体的な方法や節約術もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
おーいお茶値上げはいつから?対象商品と価格改定の背景
株式会社伊藤園は、主力商品である「おーいお茶」を含む多くの製品について、段階的な価格改定を発表しています。値上げは一度だけでなく、複数の時期に分けて実施されるため、それぞれの詳細を把握することが大切です。
値上げの実施時期と具体的な価格
伊藤園は、近年複数回にわたる価格改定を実施しています。まず、2024年10月1日出荷分から、多くの飲料製品とリーフ製品の価格が改定されました。例えば、「おーいお茶 緑茶」の600mlペットボトルは、税抜き価格で160円から180円へと変更されています。また、「おーいお茶 プレミアムティーバッグ」20袋入りも、税抜き400円から420円に値上げされました。
さらに、2025年10月1日出荷分からは、ドリンク製品149品とリーフ製品46品の計195品が対象となり、メーカー希望小売価格が2.4%から22.2%引き上げられます。この改定により、「おーいお茶 緑茶」600mlペットボトルは税込194円から216円に、また「おーいお茶 プレミアムティーバッグ 宇治抹茶入り緑茶」20袋は税込453円から486円へと価格が変更されます。
そして、2026年3月1日出荷分からは、「おーいお茶」600mlボトルなどの希望小売価格が、216円から237円に上がる予定です。
値上げの対象となるおーいお茶商品
今回の価格改定では、「おーいお茶」ブランドの幅広い商品が対象となります。ドリンク製品では、大型ペットボトル(1リットル以上)、小・中型ペットボトル(1リットル未満)、ボトル缶製品(220ml~400ml)、紙製品(100ml~1リットル)が含まれます。具体的には、「おーいお茶 緑茶」や「おーいお茶 濃い茶」、「おーいお茶 ほうじ茶」といった主力商品が影響を受けます。
また、リーフ製品も対象となっており、ティーバッグ茶や顆粒茶、抹茶製品なども値上げの対象です。これにより、日常的にペットボトルのお茶を飲む方だけでなく、自宅で急須を使ってお茶を淹れる方にも影響が及ぶことになります。幅広い商品が値上げの対象となるため、購入する際は価格表示をよく確認することが大切です。
伊藤園が値上げに踏み切った理由
伊藤園が値上げに踏み切った背景には、複数の要因が重なっています。最も大きな理由として挙げられるのは、エネルギー費、物流費、人件費の高騰です。製品の製造から消費者の手元に届くまでのあらゆる段階でコストが増加しており、企業努力だけでは吸収しきれない状況が続いています。
さらに、製品の原料となる茶葉や、ペットボトルなどの包材価格も高騰しています。特に茶農業においては、就農者の高齢化や後継者不足により栽培面積や生産量が減少傾向にあります。その一方で、国内外での緑茶や抹茶の需要は拡大しており、特にインバウンド需要の高まりが国内の需給バランスを乱し、茶葉の価格高騰に拍車をかけている状況です。
これらの複合的な要因が重なり、安定的な製品供給を維持するためには、やむを得ず価格改定を行う必要があったと伊藤園は説明しています。
おーいお茶値上げで家計はどうなる?賢く乗り切るための方法

おーいお茶の値上げは、日々の生活に欠かせない飲料の価格上昇として、家計に少なからず影響を与えることでしょう。しかし、いくつかの工夫をすることで、この値上げの波を賢く乗り切ることが可能です。
値上げによる家計への具体的な影響
おーいお茶は、多くの家庭で日常的に消費される飲料の一つです。特にペットボトル飲料は手軽に購入できるため、コンビニエンスストアや自動販売機で頻繁に利用している方も多いでしょう。今回の値上げにより、1本あたりの価格が数十円上がるだけでも、積み重なると月々の飲料費が大きく増加する可能性があります。
例えば、毎日1本購入していた場合、1ヶ月で約600円、年間では7,000円以上の負担増となる計算です。これは、他の食料品や日用品の値上げと合わせると、家計全体への圧迫は無視できません。特に、家族が多いご家庭や、職場で毎日購入している方にとっては、この値上げは直接的な影響として感じられるでしょう。
おーいお茶を安く買うコツと節約術
値上げは避けられないものの、購入方法を工夫することで、出費を抑えることは可能です。まず、スーパーマーケットやドラッグストアの特売日やセール情報をこまめにチェックしましょう。これらの店舗では、定期的に飲料の割引販売が行われることがあります。
次に、ECサイトでのまとめ買いも有効な手段です。楽天市場やYahoo!ショッピングなどでは、24本入りや48本入りのケース販売がされており、1本あたりの価格が店頭よりも安くなる傾向があります。また、期間限定で値下げされている商品や、訳あり品としてお得に販売されていることもあります。さらに、自宅でティーバッグや茶葉からお茶を淹れる習慣を取り入れることで、ペットボトル飲料の購入頻度を減らせます。
マイボトルを持参すれば、外出先での購入も抑えられ、環境にも優しい節約術となります。
他社のお茶製品との比較と代替案
おーいお茶の値上げを機に、他社のお茶製品や代替飲料を検討するのも一つの方法です。緑茶飲料市場には、サントリーの「伊右衛門」やキリンビバレッジの「生茶」、コカ・コーラの「綾鷹」など、多くの競合商品が存在します。これらの製品も同様に値上げの動きが見られますが、時期や改定率が異なる場合があるため、比較検討する価値はあります。
また、緑茶にこだわらず、麦茶やほうじ茶、ブレンド茶など、他の茶系飲料に目を向けるのも良いでしょう。特に麦茶は、カフェインを含まず、大容量で安価な商品も多いため、日常の水分補給に適しています。さらに、お茶以外の飲料として、水やお湯を飲む習慣を取り入れることで、飲料費全体の削減につながります。自分の好みや家計の状況に合わせて、最適な選択肢を見つけることが大切です。
よくある質問

- おーいお茶の「ステルス値上げ」は本当ですか?
- おーいお茶の茶葉はどこ産ですか?
- おーいお茶の濃い茶はなぜ人気なのですか?
- 伊藤園以外のお茶も値上げしていますか?
- おーいお茶のCMで大谷翔平選手が起用されたのはなぜですか?
おーいお茶の「ステルス値上げ」は本当ですか?
伊藤園は「おーいお茶」の一部商品で内容量を変更しつつ、価格を据え置いた、いわゆる「ステルス値上げ」を行ったという投稿がSNS上で拡散されたことがあります。しかし、伊藤園はこれに対し、内容量が減ったとされる商品は「新製品」として発売したものであり、従来の製品の内容量を変更したわけではないと否定しています。
具体的には、2023年5月に発売された「おーいお茶 〇やか(まろやか)」や、同時期に発売された「おーいお茶 緑茶」および「おーいお茶 濃い茶」の460mlペットボトルなどがこれに該当します。これらは、スタイリッシュな見た目や持ち運びやすさを追求した新容器での展開であり、既存の600ml製品とは異なるラインナップとして位置づけられています。
おーいお茶の茶葉はどこ産ですか?
「おーいお茶」ブランドの製品は、国産茶葉を100%使用しています。伊藤園は、茶葉の安定的な調達と品質維持のため、静岡県、鹿児島県、三重県、宮崎県、大分県など、全国各地の茶産地から茶葉を調達しています。また、農作物の作柄に左右されず、製品の味に差が出ないよう、複数の産地の茶葉をブレンドして使用する工夫も行っています。
さらに、伊藤園は「茶産地育成事業」を通じて、国内の茶産地の育成にも積極的に取り組んでおり、安心・安全な国産茶葉の供給体制を強化しています。
おーいお茶の濃い茶はなぜ人気なのですか?
「おーいお茶 濃い茶」は、その名の通り濃い味わいが特徴ですが、単に濃いだけでなく、機能性表示食品としての健康価値と美味しさのバランスが人気の理由です。ガレート型カテキンを豊富に含み、体脂肪(内臓脂肪と皮下脂肪)を減らす機能が報告されているため、健康意識の高い層から支持されています。また、機能性表示食品のお茶飲料の中には飲みにくいと感じるものもありますが、「濃い茶」は「おいしさ」が支持されており、飲用層が拡大しています。
40~50代男性のリピート購入に加え、20~30代男性や40代以上の女性といった新規購入者も増えており、幅広い世代に受け入れられていることが人気の要因と言えるでしょう。
伊藤園以外のお茶も値上げしていますか?
はい、伊藤園だけでなく、他の飲料メーカーも同様に製品の値上げを発表しています。例えば、キリンビバレッジは「トロピカーナ100%オレンジ」などを、アサヒ飲料は「三ツ矢サイダー」や「カルピス」などを、ネスレ日本は「ネスカフェ エクセラ」などのコーヒー製品を、味の素AGFは「ブレンディ」などのインスタントコーヒー製品を値上げしています。
これらの値上げの背景には、伊藤園と同様に、原材料価格の高騰、エネルギー費、物流費、人件費の上昇といった共通の要因があります。飲料業界全体でコスト上昇が続いているため、今後も価格改定の動きは続く可能性があります。
おーいお茶のCMで大谷翔平選手が起用されたのはなぜですか?
伊藤園は2024年に、メジャーリーガーの大谷翔平選手と「グローバルアンバサダー」契約を結び、「おーいお茶」のCMに起用しました。この起用には、主に二つの理由が考えられます。一つは、大谷選手の持つ「健康的で爽やかなイメージ」が、「おーいお茶」のブランドイメージと合致することです。もう一つは、大谷選手が世界的に活躍するアスリートであることから、「おーいお茶」のグローバル展開を強化する狙いがあると考えられます。
実際に、伊藤園は海外市場での緑茶需要の拡大を見据え、渋みや苦みを抑えた「おーいお茶 PURE GREEN」などの新商品を投入し、英語表記を目立たせるなど、海外でのヒットを期待する戦略を進めています。大谷選手の起用は、国内外でのブランド認知度向上と、新たな顧客層の獲得を目指す伊藤園の戦略の一環と言えるでしょう。
まとめ
- 伊藤園は「おーいお茶」を含む多くの製品を段階的に値上げしている。
- 主な値上げ時期は2024年10月、2025年10月、2026年3月である。
- 「おーいお茶 緑茶」600mlペットボトルは複数回の値上げで価格が上昇する。
- 値上げの対象はドリンク製品とリーフ製品の広範囲に及ぶ。
- 値上げの理由は原材料費、エネルギー費、物流費、人件費の高騰である。
- 茶農業の現状や世界的な需要拡大も値上げの背景にある。
- 値上げは日常的な飲料費の増加として家計に影響を与える。
- スーパーの特売やECサイトでのまとめ買いは節約のコツである。
- 大容量パックやティーバッグの利用、マイボトル持参も有効な節約術だ。
- 他社のお茶製品や代替飲料の検討も賢い選択肢となる。
- 「おーいお茶」の「ステルス値上げ」は伊藤園により否定されている。
- 「おーいお茶」は国産茶葉を100%使用し、茶産地育成にも取り組んでいる。
- 「おーいお茶 濃い茶」は健康機能と美味しさで人気を集めている。
- 伊藤園以外の飲料メーカーも同様に製品の値上げを実施している。
- 大谷翔平選手のCM起用はブランドイメージ向上とグローバル展開が狙いだ。
