「大好きな『魔法使いの嫁』が打ち切りって本当…？」そんな噂を耳にして、不安に思っているファンの方も多いのではないでしょうか。美しい世界観と心温まるストーリーで多くの読者を魅了してきた作品だけに、突然の打ち切り説はショックですよね。しかし、安心してください。結論から言うと、『魔法使いの嫁』が打ち切りになったという事実はありません。これは全くのデマです。本記事では、なぜ打ち切りの噂が広まってしまったのか、その理由を5つのポイントから徹底的に解説し、現在の連載状況やアニメの続編の可能性まで、あなたの全ての疑問にお答えします。
『魔法使いの嫁』が打ち切りというのは本当？結論から言うとデマ！
多くのファンを心配させた『魔法使いの嫁』の打ち切り説ですが、これは完全に事実無根のデマです。作者であるヤマザキコレ先生のX（旧Twitter）や、連載媒体からの公式発表でも、打ち切りに関する情報は一切出ていません。それどころか、物語は新章に突入し、今もなお多くのファンを魅了し続けています。 不安に思っていた方は、どうぞご安心ください。『魔法使いの嫁』の世界は、まだまだ続いていきます。
では、なぜこれほどまでに「打ち切り」という噂が広まってしまったのでしょうか。次章では、その原因として考えられるいくつかの要因を詳しく掘り下げていきます。噂の出どころを知ることで、より安心して作品を応援できるはずです。
なぜ『魔法使いの嫁』に打ち切りの噂が出たのか？考えられる5つの理由
『魔法使いの嫁』が打ち切りではないと分かって一安心ですが、ではなぜこのような噂が広まってしまったのでしょうか。考えられる理由はいくつかあります。ファンが「打ち切り？」と勘違いしてしまった背景には、連載形態の変更や物語の大きな区切りが関係しているようです。ここでは、その主な理由を5つに絞って詳しく解説していきます。
理由1：掲載誌の移籍
打ち切り説が流れた最大の理由として考えられるのが、掲載誌の移籍です。『魔法使いの嫁』は、長らくマッグガーデン社の「月刊コミックガーデン」およびウェブ漫画サイト「MAGCOMI」で連載されていました。 しかし、2023年12月21日から、ブシロードワークス社が新しく創刊したウェブマガジン「コミックグロウル」へと移籍し、連載を再開したのです。
この移籍は、もともと『魔法使いの嫁』の初代担当編集者であった新福恭平氏が、ブシロードワークスで新雑誌『コミックグロウル』の編集長に就任したことがきっかけです。 作者のヤマザキコレ先生と編集者の強い信頼関係から、作品ごと移籍するという形になりました。 しかし、この「月刊コミックガーデンでの連載終了」という情報だけが独り歩きしてしまい、「雑誌での連載が終わった＝打ち切り」と誤解した読者が多くいたようです。 出版社自体が変わったわけではなく、あくまで掲載される媒体が変わっただけなのですが、この大きな変化が打ち切り説の温床となってしまいました。
理由2：アニメSEASON2の放送終了
アニメ版の動向も、打ち切り説に拍車をかけた一因と考えられます。待望のアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』が2023年12月に最終回を迎えました。 物語の大きな区切りである「学院篇」が完結したことで、一部の視聴者が「これで物語が全て終わった」「原作も完結したのでは？」と勘違いしてしまった可能性があります。
特に、アニメから作品のファンになった層にとっては、アニメの終了が作品全体の終了、つまり「打ち切り」という印象に繋がりやすかったのかもしれません。原作漫画がまだ続いていることを知らないと、アニメの最終回が打ち切りのサインだと捉えてしまうのも無理はないでしょう。実際には物語は続いており、アニメの続きも期待できる状況です。
理由3：一部電子書籍サイトでの配信停止
過去には、一部の電子書籍サイトで『魔法使いの嫁』の配信が停止された時期がありました。 2020年末頃、出版元であるマッグガーデンの意向により、pixivコミックなどの複数のプラットフォームで作品が読めなくなるという事態が発生しました。
この配信停止の詳細な理由は公表されていませんが、出版社の経営方針の変更などが関係しているのではないかと推測されています。 理由が不透明だったこともあり、読者の間では「何か問題があったのでは？」「このまま打ち切りになるのでは？」といった不安や憶測が広がりました。現在では多くのサイトで配信が再開されていますが、この時の出来事が打ち切り説の火種の一つになったことは間違いないでしょう。
理由4：過去の休載
『魔法使いの嫁』は、2023年3月に「学院篇」が完結したタイミングで、新章準備のための長期休載期間に入っていました。 作者のヤマザキコレ先生は、この期間を「休暇」と「新編への準備期間」と説明しており、決してネガティブな理由での休載ではありませんでした。
しかし、長期連載作品において「休載」という言葉は、時にファンの不安を煽ります。特に復帰時期が明言されていなかったため、「もしかしてこのまま連載が終わってしまうのでは…」と心配する声が上がり、それが「打ち切り」の噂に繋がった可能性があります。 幸いにも、この休載期間を経て、前述の通り「コミックグロウル」にて無事に連載が再開されています。
理由5：検索候補に「打ち切り」と表示される
最後に、非常にシンプルですが影響力の大きい理由として、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで「魔法使いの嫁」と入力すると、関連キーワードとして「打ち切り」が表示されることが挙げられます。 これは、ここまでに挙げたような理由から「魔法使いの嫁は打ち切りなの？」と検索する人が一定数いるため、検索エンジンが「多くの人がこのキーワードで検索していますよ」と候補を出しているに過ぎません。
しかし、作品について調べようとした際にこのサジェストキーワードを目にすると、「え、打ち切りの噂があるの？」と気になってクリックしてしまい、噂がさらに拡散していくという悪循環が生まれてしまいます。検索候補に表示されるからといって、それが事実であるとは限らないという典型的な例と言えるでしょう。
『魔法使いの嫁』の現在の連載状況まとめ
打ち切りの噂がデマであることはご理解いただけたかと思います。では、現在『魔法使いの嫁』はどこで、どのように連載されているのでしょうか。ファンとしては、最新話をどこで追いかければいいのか、単行本はいつ発売されるのか、気になるところですよね。ここでは、現在の連載状況について詳しくまとめていきます。
現在の掲載誌はウェブ漫画サイト「コミックグロウル」
前述の通り、『魔法使いの嫁』は2023年12月21日より、ブシロードワークスが運営するウェブ漫画サイト「コミックグロウル」にて連載中です。 これまでの「月刊コミックガーデン」での紙媒体での連載から、完全なウェブ連載へと移行しました。
「コミックグロウル」は、基本的に無料で最新話を読むことができるプラットフォームです。 更新は定期的に行われており、2025年7月18日には第113話の②が更新予定となっています。 これからは「コミックグロウル」をチェックすれば、チセとエリアスの新たな物語を追いかけることができます。移籍に伴い、単行本のレーベルもマッグガーデンの「ブレイドコミックス」から、KADOKAWAの「ブシロードコミックス」に変更されています。
最新刊・単行本の発売情報
ファンにとって楽しみな単行本ですが、最新刊である第20巻は2024年4月12日に発売されました。 移籍後初の単行本となり、通常版に加えてドラマCD付きの初回限定版も同時発売されています。 さらに、2025年4月には22巻も発売されています。
移籍に伴い、過去に発売された1巻から19巻も「ブシロードコミックス」版として新装版が順次刊行されています。 内容自体に変更はありませんが、これから集め始める方は「ブシロードコミックス」版で統一することができますね。
今後の連載ペースについて
「コミックグロウル」での連載は、現在、月に2回程度の更新ペースで進んでいるようです。 例えば、第112話は6月6日、13日、20日に分けて更新されており、第113話は7月4日、18日に更新予定となっています。 これまでの月刊連載と比べると、より短いスパンで続きを読むことができるのは嬉しいポイントです。
物語は「学院篇」を終え、新たな「獣狩り篇」に突入しています。 チセとエリアスの関係性も新たなステージに進み、物語はさらに深みを増しています。これからも目が離せない展開が続くことでしょう。定期的に「コミックグロウル」の公式サイトや公式Xをチェックして、最新の更新情報を見逃さないようにしましょう。
アニメ『魔法使いの嫁』SEASON3（3期）の可能性は？
原作漫画がまだまだ続いているとなると、次に気になるのはアニメの続編、SEASON3（3期）の制作可能性ですよね。SEASON2の美しい映像と心に響くストーリーの続きを、アニメでも見たいと願うファンは非常に多いはずです。ここでは、様々な角度からアニメ3期の可能性について考察していきます。
原作ストックは十分か？
アニメの続編を制作する上で最も重要な要素の一つが、原作のストックが十分にあるかどうかです。アニメSEASON2は、原作漫画の「学院篇」の終わりまで、具体的には単行本19巻までの内容を描いています。 一方、原作は2024年4月に20巻が発売され、その後も連載は続いています。
現時点（2025年7月）では、アニメ1クール分（12話～13話）を制作するには、まだ少しストックが足りない状況かもしれません。 アニメの制作には時間がかかるため、原作がもう少し進んだ段階で、3期制作の発表がされる可能性が高いと考えられます。しかし、物語が続いている限り、ストックの問題はいずれ解消されるため、希望は大きいと言えるでしょう。
円盤売上や配信人気は？
続編制作を後押しするもう一つの大きな要因が、作品の人気、特にBlu-ray/DVDなどの円盤売上や、動画配信サービスでの再生数です。『魔法使いの嫁』は、SEASON1の円盤が平均6,100枚以上を売り上げる大ヒットを記録しました。 これは続編が制作されるには十分な数字です。
SEASON2では円盤の売上は少し落ち着いたものの、各種動画配信サービスでは常にランキング上位に入るなど、配信での人気は非常に高いものがあります。 近年のアニメ業界では、円盤売上だけでなく配信での人気も重要視される傾向にあるため、この高い人気は3期制作の大きな追い風になるはずです。国内外問わず多くのファンに支持されていることが、制作陣のモチベーションにも繋がることでしょう。
公式からの発表はある？
では、肝心の公式からの発表はどうなっているのでしょうか。現時点（2025年7月）で、アニメ『魔法使いの嫁』SEASON3の制作に関する公式な発表はまだありません。
しかし、悲観する必要はありません。前述の通り、原作ストックや人気の面では続編制作の条件は整いつつあります。アニメSEASON2の最終回からまだそれほど時間も経っていないため、水面下で企画が進行している可能性も十分に考えられます。ファンとしては、原作漫画を応援しつつ、気長に吉報を待つのが良さそうです。公式Xなどをフォローして、最新情報を見逃さないようにしましょう。
『魔法使いの嫁』を無料で読めるアプリやサービスはある？
「『魔法使いの嫁』を読んでみたいけど、どこで読めるの？」「できればお得に楽しみたい！」そう考える方も多いでしょう。打ち切りの噂も晴れ、物語の続きが気になりますよね。ここでは、『魔法使いの嫁』を読むことができる正規のプラットフォームや、お得に楽しむ方法についてご紹介します。
【公式】コミックグロウルなら最新話が追える！
まず、最新の連載を追いかけたいなら、公式の連載サイトである「コミックグロウル」一択です。 「コミックグロウル」は、ブシロードワークスが運営するウェブ漫画サイトで、会員登録などをしなくてもブラウザ上ですぐに作品を読むことができます。
連載中の多くの作品が「待てば無料」のシステムを採用しており、『魔法使いの嫁』も一定期間待つことで無料で読み進めることが可能です。 また、サイトリニューアルなどを記念して、過去の話数が大量に無料公開されるキャンペーンが実施されることもあります。 アプリのインストールも不要で手軽にアクセスできるので、まずは公式サイトをチェックしてみるのがおすすめです。
お得に読むなら電子書籍ストアのキャンペーンを狙おう！
「単行本で一気に読みたい！」という方には、各種電子書籍ストアのキャンペーンを利用するのが最もお得です。 例えば、ebookjapanやブックライブといった大手電子書籍ストアでは、新規会員登録者向けに「70%OFFクーポン」などを配布していることが多く、これを利用すれば1巻から最新刊までを非常にお得に購入できます。
また、これらのストアでは不定期にセールやポイント還元キャンペーンも開催されます。そうしたタイミングを狙えば、さらにお得に全巻を揃えることも夢ではありません。複数のストアを比較検討して、自分に合った最もお得な方法を見つけてみてください。
違法サイトでの閲覧は絶対にNG！
インターネット上には、漫画を違法にアップロードしている、いわゆる「海賊版サイト」が存在します。無料で読めるからといって、こうしたサイトを利用することは絶対にやめましょう。
違法サイトでの閲覧は、作者や出版社に正当な利益が還元されず、漫画文化そのものを衰退させる行為に加担することになります。 それだけでなく、ウイルス感染や個人情報の漏洩といったリスクも非常に高いです。大切な作品を応援するためにも、そして自分自身を守るためにも、必ず「コミックグロウル」や正規の電子書籍ストアといった公式のプラットフォームを利用して、安全に作品を楽しみましょう。
よくある質問
『魔法使いの嫁』は完結したのですか？
いいえ、『魔法使いの嫁』はまだ完結していません。 2023年に物語の大きな区切りである「学院篇」が完結しましたが、その後「獣狩り篇」という新章が始まっています。 2025年7月現在も、ウェブ漫画サイト「コミックグロウル」にて絶賛連載中です。
『魔法使いの嫁』の作者は誰ですか？
作者は、ヤマザキコレ先生です。 北海道在住の女性漫画家で、『魔法使いの嫁』の他にも『ふたりの恋愛書架』や『フラウ・ファウスト』などの作品を手掛けています。 緻密な世界観設定と、心に深く響く物語で多くの読者を魅了しています。
『魔法使いの嫁』の出版社が変わったのはなぜですか？
厳密には出版社が変わったわけではありません。もともとマッグガーデンから刊行されていましたが、2023年12月より、作者のヤマザキコレ先生と初代担当編集者であった新福恭平氏がタッグを組む形で、新福氏が編集長を務めるブシロードワークスの「コミックグロウル」へ掲載誌を移籍しました。 この移籍に伴い、単行本のレーベルも変更されています。
アニメの続きは漫画の何巻から読めばいいですか？
2023年12月まで放送されたアニメ『魔法使いの嫁 SEASON2』は、原作漫画の19巻、「学院篇」の完結までを描いています。 そのため、アニメの続きから読みたい場合は、2024年4月に発売された単行本20巻から読み始めるのがおすすめです。 20巻からは新章「獣狩り篇」がスタートし、新たな物語が展開されます。
まとめ
- 『魔法使いの嫁』の打ち切り説は完全なデマ。
- 打ち切りの噂は掲載誌の移籍が最大の原因。
- アニメSEASON2の終了も噂の一因となった。
- 一部電子書籍サイトでの配信停止も不安を煽った。
- 過去の休載や検索候補表示も噂の拡散に影響。
- 現在はウェブ漫画サイト「コミックグロウル」で連載中。
- 連載は新章「獣狩り篇」に突入している。
- 単行本の最新刊は22巻が発売済み（2025年4月時点）。
- 単行本のレーベルはブシロードコミックスに変更。
- アニメ3期の公式発表はまだない。
- 原作ストックや人気から3期の可能性は高い。
- アニメの続きは漫画20巻から読める。
- 最新話は「コミックグロウル」で追うのがおすすめ。
- 単行本は電子書籍ストアのセールがお得。
- 違法サイトでの閲覧は絶対にやめるべき。
