多くの旅好きを魅了したテレビ東京の人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」。俳優の田中要次さんと芥川賞作家の羽田圭介さんという異色のコンビが、路線バスだけを乗り継いでゴールを目指すガチンコ旅は、ハラハラドキドキの展開で人気を集めました。しかし、2022年夏、惜しまれつつも最終回を迎えることに。突然の番組終了に「なぜ?」「打ち切り理由は?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか。本記事では、バス旅Zの打ち切り理由の真相から、失敗と言われた点、視聴率、そして気になる後継番組まで、詳しく解説していきます。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」打ち切りの真相とは?
約5年間にわたり放送された「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」。多くのファンに愛された番組がなぜ終了してしまったのでしょうか。その背景には、番組特有の厳しいルールや、取り巻く環境の変化など、いくつかの要因が考えられます。
本章では、打ち切りに至ったとされる主な理由を深掘りしていきます。
- 最大の理由は「負け越し」!シビアなルールが引き金に
- 視聴率の低迷も影響?元祖シリーズとの比較
- 失敗続きやマンネリ化?視聴者から寄せられた声
- 地方路線バス網の縮小という現実的な壁
最大の理由は「負け越し」!シビアなルールが引き金に
バス旅Zの打ち切りにおける最も直接的な理由は、番組内で設けられた「負け越しルール」です。当初、太川陽介さんと蛭子能収さんの元祖「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」を引き継ぐ形で始まったZシリーズですが、第8弾終了時点でコンビの成績は4勝4敗の五分でした。
この状況を受け、番組側は第9弾から新たなルールを追加。それは、「シリーズ通算で負け越し(失敗が成功を上回る)となった場合、または勝ち越していても3連敗した場合はコンビ解散(事実上の打ち切り)」という非常に厳しいものでした。このルールが、番組の運命を大きく左右することになります。
田中要次さんと羽田圭介さんコンビは、この新ルール適用後も奮闘を見せますが、第17弾、第18弾と連敗。そして迎えた2022年8月20日放送の第19弾「愛媛・道後温泉~山口・周防大島」編でも、残念ながらゴールにたどり着くことができず失敗。これで3連敗となり、シリーズ通算成績も9勝10敗と負け越しが確定しました。
この結果、番組で定められたルールに基づき、コンビの解散、そして「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」シリーズの終了が決定したのです。番組の最後に、田中さんと羽田さん自身から番組終了が告げられ、多くの視聴者に衝撃を与えました。
視聴率の低迷も影響?元祖シリーズとの比較
「負け越し」が直接的な打ち切り理由であることは間違いありませんが、その背景には視聴率の問題も無視できない要因として考えられます。元祖「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(太川・蛭子コンビ)は、安定して高い視聴率を獲得し、時には15%を超えることもあった人気シリーズでした。
一方、バス旅Zシリーズの視聴率は、回によって変動はあるものの、概ね7%〜9%台で推移することが多く、最高でも9.4%(第4回 岐阜城~鳥取砂丘編)と、元祖シリーズほどの数字を記録するには至りませんでした。もちろん、放送時間帯や社会状況の変化もあるため単純比較はできませんが、テレビ局としては、看板シリーズの後継として、より高い視聴率を期待していた可能性は否めません。
特に、厳しい「負け越しルール」が導入された背景には、視聴率のテコ入れや番組への注目度を高めたいという制作側の意図があったとも考えられます。結果的にルールによって番組は終了しましたが、視聴率の伸び悩みが、ルールの厳格化やシリーズ継続判断に影響を与えた可能性は十分に考えられるでしょう。
失敗続きやマンネリ化?視聴者から寄せられた声
番組が長く続くと、どうしても避けられないのが「マンネリ化」という課題です。バス旅Zも例外ではなく、一部の視聴者からは、旅の展開やコンビのやり取りに対して、マンネリ感や既視感を指摘する声も聞かれました。
特に、元祖コンビ(太川・蛭子)の絶妙な掛け合いや、リーダーシップを発揮する太川さんと自由奔放な蛭子さんという明確なキャラクター設定と比較して、Zコンビ(田中・羽田)の関係性が掴みづらい、あるいは二人の意見が合わずに停滞してしまう場面が多いと感じる視聴者もいたようです。
また、負け越しルールの導入以降、失敗が許されないプレッシャーからか、旅の雰囲気が以前よりギスギスしているように感じられたという意見も見られました。ガチンコ旅ならではの厳しさが、かえって視聴者にストレスを与えてしまった側面もあったのかもしれません。「失敗続きで見ていてつらい」「もっと楽しそうな旅が見たい」といった声も、少なからず存在していました。
地方路線バス網の縮小という現実的な壁
バス旅Zが放送されていた期間は、日本の地方における路線バス網が急速に縮小・衰退していった時期と重なります。人口減少やマイカー普及、運転手不足などを背景に、バス路線の減便や廃止が全国的に相次ぎました。
これは、路線バスだけを乗り継いでゴールを目指すという番組の根幹を揺るがす、非常に大きな問題です。かつては繋がっていたはずのルートが分断され、乗り継ぎはより困難になり、長距離の徒歩を強いられる場面も増えていきました。番組の難易度は、客観的に見ても年々上昇していたと言えるでしょう。
制作側も、ルート設定に苦慮する場面が増えていたと推測されます。どんなに魅力的なコンビや企画であっても、乗り継げるバス路線自体が存在しなければ、番組として成立させることが難しくなります。この地方交通インフラの衰退という、番組の力だけではどうにもならない外部要因も、シリーズ継続を困難にした一因と考えられます。
バス旅Zはなぜ失敗と言われるのか?つまらないとの声も
「打ち切り」という結果に加え、一部では「バス旅Zは失敗だった」「つまらなかった」という厳しい評価も聞かれます。なぜ、そのような声が上がってしまうのでしょうか。元祖シリーズとの比較や、Zシリーズならではの特性から、その理由を探ります。
ここでは、バス旅Zが「失敗」や「つまらない」と評されることがある背景について掘り下げます。
- コンビの不協和音?田中要次と羽田圭介の関係性
- 元祖コンビとの違いと期待値の高さ
- 徒歩区間の長さや難易度の上昇
- 時刻表を隠す(ように見える)演出
コンビの不協和音?田中要次と羽田圭介の関係性
バス旅Zの評価を語る上で、田中要次さんと羽田圭介さんのコンビネーションは欠かせない要素です。個性的な二人ですが、その関係性については賛否両論がありました。
一部の視聴者からは、二人の意見がなかなか一致せず、ルート決めに時間がかかったり、時には険悪なムードになったりする場面に対して、「見ていて疲れる」「もっとスムーズに進めてほしい」といった不満の声が上がっていました。特に、リーダーシップを発揮するタイプが明確でなかったため、迷走しているように見えてしまうことがあったようです。日刊ゲンダイデジタルの記事「テレ東「バス旅Z」田中要次わがままぶりに大ブーイング」でも、田中さんの振る舞いに対する批判的な声が紹介されています。
一方で、その予測不能なやり取りや、時にぶつかり合いながらもゴールを目指す姿に、人間味やリアリティを感じて好感を持つ視聴者もいました。しかし、元祖コンビのような安定感や分かりやすい役割分担を期待していた層にとっては、Zコンビの関係性が「不協和音」に映り、「つまらない」と感じる一因になった可能性はあります。
元祖コンビとの違いと期待値の高さ
バス旅Zが常に比較されたのは、やはり太川陽介さんと蛭子能収さんの元祖「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」です。10年近く続いたこのシリーズは、「バス旅」というジャンルを確立し、多くの熱狂的なファンを生み出しました。
太川さんの的確なリーダーシップと地理への詳しさ、蛭子さんのマイペースで自由奔放なキャラクターと毒舌、そして二人の絶妙な掛け合いは、唯一無二の魅力を持っていました。そのため、後継シリーズであるバス旅Zには、否応なく高い期待値がかけられていました。
しかし、田中・羽田コンビは、元祖コンビとは全く異なる個性と旅のスタイルを持っていました。それはZシリーズ独自の魅力でもありましたが、元祖シリーズのフォーマットや雰囲気を強く求めていた視聴者にとっては、期待外れに感じられた部分もあったでしょう。「やっぱり太川・蛭子コンビじゃないと」「あのハラハラ感が足りない」といった声は、シリーズ終了まで常に聞かれました。この偉大な前シリーズの存在と比較される宿命が、「失敗」「つまらない」という評価に繋がった側面は大きいと考えられます。
徒歩区間の長さや難易度の上昇
前述の通り、地方の路線バス網縮小の影響を受け、バス旅Zでは乗り継ぎ地点まで長距離を歩かざるを得ない場面が顕著に増えました。時には1日で10km以上、シリーズによっては合計で数十kmも歩くこともありました。
もちろん、これもガチンコ旅のリアルな側面であり、出演者の体力や精神力が試される見どころの一つではあります。しかし、あまりにも徒歩区間が長くなると、「バス旅なのに歩いてばかり」「バスの乗り継ぎ要素が薄れている」と感じる視聴者も出てきます。
また、難易度が上がりすぎると、ゴールできる可能性が低くなり、失敗が続くことで番組全体のカタルシスが得られにくくなるという側面もあります。「どうせまた失敗するのでは?」という諦めの雰囲気が漂ってしまうと、視聴意欲の低下に繋がりかねません。
バス旅Zのコンビは健脚で知られていましたが、それでも限界はあります。この過酷すぎる状況が、番組の面白さよりも辛さを際立たせてしまい、「つまらない」と感じる要因の一つになった可能性も考えられます。
時刻表を隠す(ように見える)演出
時刻表の情報が制限されることで、以前のシリーズにあった「視聴者も一緒にルートを考える楽しみ」が減少し、それがフラストレーションにつながっている、と感じる方は少なくないようです。
番組側が意図する「 Spannung (緊張感)」の演出と、視聴者が求める「情報共有による共感・参加」との間にギャップが生じているのかもしれません。結果として、番組の魅力を削いでいるようです。
バス旅Zの基本情報と軌跡
ここで改めて、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」がどのような番組だったのか、その基本的な情報とこれまでの歩みを振り返ってみましょう。約5年間の歴史の中で、数々のドラマが生まれました。
この章では、バス旅Zの概要、全19回の戦績、そして旅を彩ったマドンナたちについてご紹介します。
- 番組概要とルールをおさらい
- 全19回の戦績と印象的なエピソード
- 歴代マドンナと旅のハイライト
番組概要とルールをおさらい
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」は、テレビ東京系列で2017年3月25日から2022年8月20日まで、主に「土曜スペシャル」枠で不定期に放送された旅バラエティ番組です。
基本的なルールは以下の通りです。
- 出演者:田中要次、羽田圭介、マドンナ(女性ゲスト)1名
- 目的:指定されたスタート地点からゴール地点まで、3泊4日の制限時間内に路線バスのみを乗り継いで到達すること。
- 移動手段:原則としてローカル路線バスのみ。高速バス、特急バス、長距離バス、コミュニティバス(一部例外あり)、タクシー、鉄道、飛行機、船、自転車、ヒッチハイクなどは利用不可。
- 情報収集:インターネット(スマートフォンなど)による情報収集は禁止。バスの路線や時刻は、紙の時刻表や地図、案内所、地元の人への聞き込みによって調べる。
- 宿泊:宿泊場所は自分たちで探し、交渉する(アポなし)。
- 負け越しルール(第9弾以降):シリーズ通算で負け越し、または3連敗した場合、コンビ解散。
このシンプルなルールのもと、台本なし、仕込みなし、アポなしのガチンコ旅が繰り広げられました。ルート選択の難しさ、乗り継ぎのタイミング、地元の人々とのふれあい、そしてゴールできるかどうかのサスペンスが、番組の大きな魅力でした。
全19回の戦績と印象的なエピソード
バス旅Zは、全19回のシリーズを通して、9勝10敗という結果で幕を閉じました。まさに、手に汗握る接戦の連続だったと言えるでしょう。
主な戦績(放送日とルート、結果)
- 第1回(2017/3/25):伊豆下田~知多半島師崎 ⇒ 成功
- 第2回(2017/7/8):山梨精進湖~栃木那須岳 ⇒ 失敗
- 第3回(2017/10/7):秋田県由利本荘~青森県大間崎 ⇒ 成功
- 第4回(2017/12/16):岐阜城~鳥取砂丘 ⇒ 失敗
- (中略)
- 第8回(2018/12/29):茨城大洗~神奈川箱根 ⇒ 成功(この時点で4勝4敗)
- 第9回(2019/3/16):和歌山潮岬~三重伊勢神宮 ⇒ 成功(負け越しルール適用開始)
- 第10回(2019/6/22):静岡沼津~愛知豊田市 ⇒ 成功
- (中略)
- 第16回(2021/5/15):愛媛松山城~長崎平戸 ⇒ 成功(この時点で9勝7敗)
- 第17回(2021/12/25):栃木佐野~静岡清水 ⇒ 失敗
- 第18回(2022/5/7):京都仁和寺~兵庫姫路城 ⇒ 失敗
- 第19回(2022/8/20):愛媛道後温泉~山口周防大島 ⇒ 失敗(3連敗・負け越し決定)
※詳細なデータは「エンタメの殿堂」様のnote記事「「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」全データ」などで確認できます。
印象的なエピソードとしては、ゴール目前でのタイムアップ、予想外の長距離歩行、地元の方々の温かい協力、そして時にはコンビ間の意見の衝突など、枚挙にいとまがありません。特に負け越しルール適用後は、一回一回の旅がよりシビアになり、成功した時の喜び、失敗した時の悔しさが際立っていました。
歴代マドンナと旅のハイライト
バス旅Zのもう一つの魅力は、毎回異なる「マドンナ」の存在です。女優、タレント、アイドル、アスリートなど、様々なジャンルの女性ゲストが旅に参加し、田中・羽田コンビとの化学反応を見せてくれました。
歴代マドンナ(一部抜粋)
- IMALU(第1回)
- 舟山久美子(くみっきー)(第2回)
- 村井美樹(第4回)- 後に「バスVS鉄道」で活躍
- 小野真弓(第5回)
- 大島麻衣(第6回)
- 秋本奈緒美(第7回)
- 鈴木杏樹(第8回)
- 真琴つばさ(第9回)
- 東ちづる(第13回)
- 神田愛花(第15回)
- 馬場典子(第16回)
- 北原里英(第18回)
- 加藤紀子(第19回 – 最終回)
マドンナたちは、時に二人を励まし、時に的確な判断でルート選択を助け、また時には疲れ切った二人を和ませるムードメーカーとして、旅に彩りを加えてくれました。特に、村井美樹さんのように、後に「水バラ」の別企画で活躍するきっかけとなったケースもあります。
過酷な旅の中で見せるマドンナたちの意外な一面や頑張りも、バス旅Zの見どころの一つでした。
後継番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」とは?
バス旅Zの終了後、ファンが気になったのは「バス旅シリーズはもう終わってしまうのか?」ということでした。しかし、ご安心ください。テレビ東京は新たな形でバス旅シリーズを継続しています。それが「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」です。
ここでは、Zシリーズの後を継ぐ「W」シリーズについてご紹介します。
- 新たな旅人たち:赤江珠緒・三船美佳・高城れに
- 「W」のルールとZシリーズとの違い
- 「W」の放送状況と今後の展望
新たな旅人たち:赤江珠緒・三船美佳・高城れに
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W(ダブリュ)」は、2023年7月からスタートした新しいバス旅シリーズです。最大の特徴は、旅人が男性コンビから女性3人になったこと。
記念すべき第1弾のメンバーは、
- 赤江珠緒さん(フリーアナウンサー)
- 三船美佳さん(タレント)
- 高城れにさん(ももいろクローバーZ)
という、世代もキャラクターも異なる3名でした。この斬新な人選は大きな話題を呼びました。
その後も、回ごとにメンバー構成を変えながらシリーズは継続されています。例えば、2024年10月放送の第4弾では、元スピードスケート選手の高木菜那さん、元体操選手の村上茉愛さん、元BiSHのハシヤスメ・アツコさんというアスリート&アーティスト系の3名が出演し、新たな化学反応を見せてくれました。
「W」のルールとZシリーズとの違い
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」の基本的なルールは、Zシリーズを踏襲しています。
- 3泊4日で路線バスのみを乗り継ぎゴールを目指す。
- 高速バスやタクシーなどの利用は不可。
- ネット検索禁止、アポなしガチンコ旅。
といった点は共通です。
Zシリーズとの主な違いは以下の点です。
- 旅人が女性3人になった:これにより、旅の雰囲気やメンバー間のやり取りが大きく変化しました。女子旅ならではの華やかさや、協力し合う姿が印象的です。
- 「負け越しルール」の有無:現在のところ、「W」シリーズにはZシリーズのような厳しい「負け越し=即終了」ルールは導入されていません。(今後の変更可能性はあります)
- メンバー構成:Zシリーズは田中・羽田コンビ固定+マドンナでしたが、「W」は回ごとにメンバーが変わる可能性があります。
ガチンコ旅の厳しさはそのままに、より和やかで協力的な雰囲気が「W」シリーズの特徴と言えるかもしれません。
「W」の放送状況と今後の展望
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」は、Zシリーズ同様、主にテレビ東京の「土曜スペシャル」枠で不定期に放送されています。
2023年7月の第1弾(日光~会津若松)は見事成功。その後も、第2弾(山形~青森)、第3弾(千葉~福島)、第4弾(姫路~松山)とシリーズは継続しており、2024年10月時点で第4弾まで放送されています。
女性3人という新しい試みは、視聴者にも概ね好意的に受け入れられているようです。Zシリーズ終了を惜しむ声は依然としてありますが、「W」シリーズも新たなバス旅の形として定着しつつあります。
今後も、様々なメンバー構成で、日本の美しい景色と路線バスの旅の魅力を伝えてくれることでしょう。テレビ東京の看板旅番組シリーズとして、今後の展開にも期待が集まります。
バス旅Z打ち切りに関するよくある質問
ここでは、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の打ち切りに関して、多くの方が疑問に思うであろう点をQ&A形式でまとめました。
Q. バス旅Zの最終回はいつ放送されましたか?
A. 「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の最終回(第19弾)は、2022年8月20日(土)に放送されました。ルートは愛媛県の道後温泉から山口県の周防大島を目指す旅でした。
Q. 打ち切りの公式発表はありましたか?
A. 番組内で「打ち切り」という言葉が明確に使われたわけではありません。しかし、最終回の放送終盤で、田中要次さんと羽田圭介さん本人たちの口から、第9弾から適用された「負け越しまたは3連敗でコンビ解散」というルールに基づき、今回の失敗(3連敗および通算負け越し)をもってコンビ解散となる旨が発表されました。これが事実上のシリーズ終了宣言となりました。
Q. 田中要次と羽田圭介はなぜ降板したのですか?
A. 「降板」というよりは、前述の通り、番組で定められたルール(負け越しまたは3連敗でコンビ解散)により、コンビを解散することになったためです。第19弾の失敗により、この条件を満たしてしまったことが直接的な理由です。
Q. バス旅Zの最高視聴率は?
A. 調査した範囲では、バス旅Zシリーズの最高視聴率(関東地区・ビデオリサーチ調べ)は、2017年12月16日放送の第4回「岐阜城~鳥取砂丘」編で記録した9.4%とされています。
Q. バス旅Zの後番組は?
A. バス旅Zシリーズの直接的な後継番組として、2023年7月から「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W(ダブリュ)」がスタートしました。こちらは女性3人が旅をする形式で、不定期に放送されています。
Q. バス旅Zと太川陽介・蛭子能収のバス旅の違いは?
A. 主な違いは以下の点です。
・出演者:Zは田中要次・羽田圭介+マドンナ、元祖は太川陽介・蛭子能収+マドンナ。
・雰囲気:Zはマイペースで時に意見衝突も、元祖は太川リーダーシップと蛭子の自由奔放さ。
・ルール:Zには終盤に厳しい「負け越しルール」が追加された。
・視聴率:元祖の方が全体的に高い視聴率を記録していた。
・放送期間:元祖は約10年、Zは約5年。
Q. 水バラとは何ですか?
A. 「水バラ(みずバラ)」は、テレビ東京で主に水曜日のゴールデンタイムに放送されている単発特別番組枠の通称です。「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」シリーズの派生企画である「バスVS鉄道 乗り継ぎ対決旅」や「陣取り合戦」、「鬼ごっこ」など、様々な旅バラエティ対決企画が人気を集めています。バス旅Z自体は主に「土曜スペシャル」枠での放送でしたが、「水バラ」枠でバス旅関連企画が放送されることも多いです。
Q. バス旅シリーズは今後も続きますか?
A. はい、形を変えながら続いています。2024年現在、「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」がZシリーズの後継として放送されています。また、「水バラ」枠でも「バスVS鉄道」などの対決旅企画が継続的に放送されており、バス旅というジャンル自体はテレビ東京の人気コンテンツとして今後も続いていくと考えられます。
まとめ
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の打ち切り理由と、それにまつわる様々な情報について解説してきました。最後に、本記事の要点を箇条書きでまとめます。
- バス旅Zの打ち切り理由は「負け越しルール」抵触が直接原因。
- 第19弾で3連敗し、通算成績も9勝10敗で負け越し確定。
- 番組内でコンビ解散が発表され、事実上のシリーズ終了となった。
- 背景には視聴率低迷(元祖シリーズ比較)も影響した可能性。
- 一部視聴者からはマンネリ化やコンビ関係への指摘もあった。
- 地方路線バス網の縮小による難易度上昇も無視できない要因。
- 「失敗」「つまらない」との声は元祖コンビとの比較が大きい。
- 田中・羽田コンビの不協和音を指摘する声も一部にあった。
- 徒歩区間の長さや過酷さも、評価が分かれる点だった。
- バス旅Zは2017年から約5年間、全19回放送された。
- ルールは3泊4日、路線バス限定、ネット検索禁止のガチンコ旅。
- 歴代マドンナが旅に彩りを加え、見どころの一つだった。
- 後継番組は「ローカル路線バス乗り継ぎの旅W」。
- 「W」は女性3人旅で、赤江・三船・高城らが初代メンバー。
- バス旅シリーズ自体は「W」や「水バラ」企画で継続中。
バス旅Zは、多くの困難に直面しながらも、約5年間にわたり私たちに旅の魅力と厳しさを伝えてくれました。田中要次さん、羽田圭介さん、そして歴代マドンナの奮闘に感謝しつつ、今後のバス旅シリーズの展開にも期待したいですね。