「Party Rock Anthem」で世界中を踊らせた、あのお祭りデュオ・LMFAO。「そういえば最近見ないけど、解散しちゃったの?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。ピークの最中に突然活動を止めた彼らには、一体何があったのでしょうか。本記事では、LMFAOが解散したのかという疑問から、活動休止に至った本当の理由、噂される不仲説、そしてメンバーであるRedfooとSky Bluの気になる「今」まで、ファンの誰もが知りたい情報を徹底的に掘り下げていきます。
LMFAOは解散していない!真相は「無期限の活動休止」

まず結論からお伝えすると、LMFAOは「解散」したわけではありません。彼らは2012年9月に「無期限の活動休止」を発表しました。 当時、人気が最高潮だっただけに、このニュースは世界中のファンに大きな衝撃を与えました。しかし、両メンバーとも「解散ではない」と明言しており、あくまで一時的なお休みというスタンスを強調していました。 この突然の活動休止宣言が、後に様々な憶測を呼ぶことになります。
では、なぜ彼らは人気の絶頂で活動を止めるという道を選んだのでしょうか。公式に語られた理由と、その裏で囁かれる本当の理由について、次章から詳しく見ていきましょう。
【結論】LMFAOが活動休止した3つの理由

LMFAOの活動休止には、表向きの理由と、後にメンバーの口から語られた複雑な内情が存在します。ここでは、考えられる3つの大きな理由を深掘りしていきます。
- 理由①:創造性の枯渇と方向性の違い(公式発表)
- 理由②:叔父と甥の関係悪化と不仲説(Sky Bluの暴露)
- 理由③:金銭トラブルの噂
理由①:創造性の枯渇と方向性の違い(公式発表)
活動休止を発表した当初、メンバーのRedfoo(レッドフー)はメディアに対し、その理由を「自然な流れ」だと説明しました。 約5、6年にわたる活動の中で、常に一緒にいることが当たり前になっていたけれど、それぞれが個人として新しいことに挑戦し、探求する時期が来たと感じたようです。 音楽に対する考え方にも、少しずつ違いが生まれてきたと語っています。
甥のSky Blu(スカイブルー)もこの意見に同調し、「解散ではない。次のアルバムを作るまでの間、お互いに興味のある音楽やエンターテインメントを追求するだけだ」とコメント。 当初は、あくまでポジティブなソロ活動期間であり、デュオとしてのエネルギーを再充電するための前向きな決断だと説明されていました。
Redfooは後のインタビューで、関係性の変化についてより具体的に語っています。昔は同じ部屋に住み、親友のように毎日過ごしていたからこそLMFAOが生まれたが、人気が出て環境が変わり、かつてのようなダイナミズム(力強い関係性)が失われてしまった、と。 物理的な距離だけでなく、心の距離も離れてしまったことが、活動休止の一因となったようです。
理由②:叔父と甥の関係悪化と不仲説(Sky Bluの暴露)
公式発表から数年後、Sky Bluの口から衝撃的な事実が語られました。彼によれば、活動休止の本当の理由は、もっと根深い問題にあったというのです。その一つが、叔父であるRedfooとの関係悪化でした。
Sky Bluは、デュオが成功するにつれてRedfooがより多くのコントロールを求めるようになり、自分を意図的に蚊帳の外に置こうとした、と感じていたことを暴露しました。 さらに、2011年のツアー中に背中をひどく痛めてしまったことも、2人の溝を深める原因となります。怪我で思うようにパフォーマンスできないSky Bluに対し、Redfooの態度は冷たかったとされています。この出来事が、叔父と甥という家族でありながら、ビジネスパートナーとしての関係に大きな亀裂を生んでしまったのです。
理由③:金銭トラブルの噂
関係悪化に拍車をかけたとされるのが、金銭的なトラブルです。Sky Bluは2016年に、RedfooがLMFAOの印税(ロイヤリティ)を正当に分配していないと主張し、法的な措置も辞さない構えを見せました。 具体的な金額や契約内容は明らかにされていませんが、成功によって生じた莫大な利益の分配を巡り、2人の間に対立があったことは想像に難くありません。
家族経営のビジネスで起こりがちな問題が、彼らの間でも起きてしまったのかもしれません。音楽性の違いや関係性の変化に加え、金銭問題が絡み合ったことで、LMFAOとしての活動継続が困難になったというのが、活動休止のより深い真相と言えるでしょう。
LMFAOってどんなグループ?メンバーの関係性

活動休止の理由を理解するために、LMFAOがどのようなグループで、メンバー2人がどんな関係だったのかを改めておさらいしておきましょう。
- メンバープロフィール紹介
- 音楽界のサラブレッド!モータウン創設者との関係
- 世界を席巻した代表曲「Party Rock Anthem」
メンバープロフィール紹介
LMFAOは、RedfooとSky Bluの2人からなるエレクトロホップデュオです。驚くべきことに、この2人は叔父と甥という関係なのです。
- Redfoo(レッドフー)
- 本名:Stefan Kendal Gordy(ステファン・ケンダル・ゴーディ)
- 叔父にあたる。アフロヘアと奇抜なサングラスがトレードマーク。
- Sky Blu(スカイブルー)
- 本名:Skyler Austen Gordy(スカイラー・オースティン・ゴーディ)
- 甥にあたる。Redfooと共にパーティーを盛り上げる。
音楽界のサラブレッド!モータウン創設者との関係
彼らの血筋は、ただの叔父と甥ではありません。実は、Redfooは伝説的なレコードレーベル「モータウン・レコード」の創設者ベリー・ゴーディの息子(末子)であり、Sky Bluはその孫にあたります。 つまり、音楽界のサラブレッド一家なのです。幼い頃から音楽に囲まれた環境で育ったことが、彼らのユニークな音楽性の基盤となっているのかもしれません。
世界を席巻した代表曲「Party Rock Anthem」
LMFAOの名を世界に轟かせたのが、2011年にリリースされた「Party Rock Anthem」です。 この曲は、キャッチーなメロディと「シャッフルダンス」が世界中で大流行し、なんと世界51カ国以上の音楽チャートで1位を獲得するという驚異的な大ヒットを記録しました。 YouTubeのミュージックビデオは数十億回再生され、2010年代初頭のEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)ブームを象徴する一曲となりました。 彼らの音楽は、理屈抜きで人々をハッピーにする力を持っていました。
LMFAOメンバーの現在の活動はどうなってる?

活動休止から10年以上が経過した今、RedfooとSky Bluはそれぞれどのような活動をしているのでしょうか。2人の「今」を追ってみました。
- Redfooの現在:ソロでもパーティー番長は健在!
- Sky Bluの現在:「8ky 6lu」への改名と音楽性の変化
Redfooの現在:ソロでもパーティー番長は健在!
叔父のRedfooは、活動休止後もソロアーティストとして精力的に活動を続けています。2016年にはソロアルバム『Party Rock Mansion』をリリース。 特に、先行シングル「New Thang」は、セクシーなサックスの音色が印象的で、日本でもクラブやSNSで大ヒットしました。
彼の音楽スタイルはLMFAO時代を色濃く受け継いでおり、聴くだけで気分が上がるパーティーチューンが中心です。 相変わらずのパーティー番長ぶりで、ファンを安心させてくれています。現在も世界中のイベントやフェスに出演し、オーディエンスを盛り上げています。
Sky Bluの現在:「8ky 6lu」への改名と音楽性の変化
一方、甥のSky Bluは、活動休止後に「8ky 6lu(スカイ・ブルーと読む)」とアーティスト名義を変更し、全く新しい音楽の道へと進みました。 彼はLMFAO時代のEDMサウンドとは一線を画し、よりアンダーグラウンドなTrap Rap(トラップ・ラップ)やHip Hopといったジャンルに挑戦しています。
彼のソロ作品を聴くと、LMFAOのイメージとは大きく異なる、ダークで内省的な世界観に驚くかもしれません。これは、彼がLMFAO時代に表現しきれなかった、自身のアーティストとしての本質的な部分を追求した結果なのでしょう。この音楽性の大きな違いも、2人が別々の道を歩むことになった理由の一つと考えられます。
LMFAOの再結成の可能性は?

ファンにとって最も気になるのが、「再結成の可能性」でしょう。2人の発言から、その可能性を探ってみます。
- Redfooの慎重な姿勢
- Sky Bluの前向きな発言
- ファンが待ち望む「いつか」は来るのか?
Redfooの慎重な姿勢
Redfooは活動休止後のインタビューで、再結成について慎重な姿勢を見せています。2013年の時点では「安直に『また戻ってくる』とは言えない。その時になるまでわからない」と語り、無期限の休止であることを強調していました。 かつてのダイナミズムが失われたまま、形だけLMFAOを名乗ることはできないという、彼の誠実さがうかがえます。
Sky Bluの前向きな発言
対照的に、Sky Bluは再結成に対して前向きな発言をしています。「まずはお互いが個人として世界に認められることが重要だ。そうなってから快適に再結成できる」と語り、「僕らがまた一緒になったら、ダイナマイトみたいになるぜ」と、将来的な復活に意欲を見せています。 彼は、ソロ活動での成功が、LMFAOの再結成に繋がると考えているようです。
ファンが待ち望む「いつか」は来るのか?
両者のスタンスには温度差があるものの、2人とも再結成の可能性を完全に否定しているわけではありません。特にSky Bluが抱えるわだかまりが解消され、お互いがアーティストとしてリスペクトし合える関係に戻れた時、再び世界を揺るがすパーティーが始まるかもしれません。時間はかかるかもしれませんが、ファンとしてはその「いつか」を信じて待ちたいところです。
よくある質問

LMFAOの読み方は?
LMFAOは「エル・エム・エフ・エー・オー」と読みます。
LMFAOの意味は?
LMFAOは、インターネットスラングの「Laughing My Fucking Ass Off」の頭文字をとったもので、「大爆笑」や「クソワロタ」といった意味合いで使われます。 彼らの陽気なキャラクターにぴったりの名前です。
LMFAOの代表曲は何ですか?
最も有名な代表曲は、世界中で大ヒットした「Party Rock Anthem」です。 その他にも、「Sexy and I Know It」や「Sorry for Party Rocking」、「Shots」などもクラブアンセムとして知られています。
LMFAOのメンバーは兄弟ですか?
兄弟ではありません。Redfooが叔父で、Sky Bluが甥の関係にあたります。 Redfooの父(Sky Bluの祖父)は、伝説の音楽プロデューサー、ベリー・ゴーディです。
まとめ

- LMFAOは解散ではなく「無期限の活動休止」中である。
- 活動休止の公式理由は「創造性の探求」と「方向性の違い」。
- 裏には叔父と甥の関係悪化や不仲説、金銭トラブルがあった。
- Sky BluはRedfooの支配的な態度や印税問題に不満を抱いていた。
- メンバーのRedfooとSky Bluは叔父と甥の関係である。
- 2人はモータウン創設者ベリー・ゴーディの息子と孫にあたる。
- 代表曲「Party Rock Anthem」は世界51カ国で1位を獲得した。
- RedfooはソロでもLMFAOの音楽性を継承し活動中。
- ヒット曲「New Thang」は日本でも人気を博した。
- Sky Bluは「8ky 6lu」に改名し、音楽性を大きく変えた。
- 現在はTrap RapやHip Hopを中心に活動している。
- Redfooは再結成に慎重な姿勢を見せている。
- Sky Bluは将来的な再結成に前向きな発言をしている。
- 関係が修復されれば、再結成の可能性はゼロではない。
- ファンは今も彼らの復活を心待ちにしている。