IntelモバイルCPU性能比較早見表:Core iシリーズとCore Ultraの違いと最適な選び方を徹底解説

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新しいノートPCを選ぶ際、CPUの選択は非常に重要です。しかし、IntelのモバイルCPUにはCore iシリーズや最新のCore Ultraシリーズがあり、さらに世代や型番によって性能が大きく異なるため、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。本記事では、そんなあなたの悩みを解決するため、IntelモバイルCPUの性能を分かりやすく比較できる早見表とともに、各シリーズの特徴や用途別の選び方を徹底的に解説します。

目次

IntelモバイルCPU選びの重要性とは?

IntelモバイルCPU選びの重要性とは?

ノートPCの心臓部とも言えるCPUは、パソコン全体の処理速度や快適性を大きく左右する重要なパーツです。Webブラウジングや文書作成といった日常的な作業から、動画編集、ゲーム、プログラミングなどの高負荷な作業まで、CPUの性能が不足していると動作が遅くなったり、フリーズしたりする原因となります。

特にノートPCの場合、CPUは後から交換することが非常に難しいため、購入時に用途に合ったCPUを選ぶことが成功するためのコツです。

適切なCPUを選ぶことで、作業効率が向上し、ストレスなく快適にPCを使用できます。また、バッテリー駆動時間にも影響を与えるため、モバイル用途が多い場合は省電力性能も考慮に入れる必要があります。


IntelモバイルCPU性能比較早見表の見方と活用方法

IntelモバイルCPU性能比較早見表の見方と活用方法

IntelモバイルCPUの性能を比較する上で、いくつかの重要なポイントがあります。ここでは、早見表を最大限に活用するための見方と、CPU選びのコツをご紹介します。

Core iシリーズとCore Ultraシリーズの基本を理解する

IntelのモバイルCPUは、長らく「Core i」シリーズが主流でしたが、2023年12月にAI処理に特化した新ブランド「Core Ultra」が登場しました。

  • Core iシリーズ(Core i3, i5, i7, i9): 汎用的な処理性能に優れ、幅広い用途に対応します。数字が大きいほど高性能で、i3はエントリー、i5はミドルレンジ、i7はハイエンド、i9は最上位モデルという位置づけです。
  • Core Ultraシリーズ(Core Ultra 5, 7, 9): 最新の「Meteor Lake」アーキテクチャをベースとし、AI処理専用のNPU(Neural Processing Unit)を搭載している点が最大の特徴です。 これにより、AI関連のタスクをCPUやGPUに負荷をかけずに、より低い消費電力で実行できるようになりました。 また、内蔵グラフィックスも「Intel Arc Graphics」へと進化し、従来のIris Xe Graphicsから大幅な性能向上が図られています。

Core Ultraは、CPU性能、グラフィック性能、電力効率、バッテリー持続時間、AI機能など、あらゆる面でCore iシリーズからアップグレードされています。

世代による性能差を把握するコツ

IntelのCPUは、同じCore iシリーズであっても「世代」によって性能が大きく異なります。新しい世代ほど、製造プロセスやアーキテクチャが進化し、処理性能や電力効率が向上しています。

例えば、第12世代以降のCoreプロセッサーやCore Ultraプロセッサーでは、高性能コア(Pコア)と高効率コア(Eコア)を組み合わせる「ハイブリッド構成」を採用しており、処理内容に応じて最適な動作を自動制御することで、応答性と電力効率の両立を実現しています。

CPUの型番にある数字の最初の1桁または2桁が世代を表します(例: Core i7-13700Hなら第13世代)。一般的に、新しい世代のCore i5が古い世代のCore i7を上回る性能を持つことも珍しくありません。そのため、シリーズ名だけでなく、必ず世代も確認するようにしましょう。

ベンチマークスコアの読み解き方

CPUの客観的な性能を測るには、ベンチマークスコアが役立ちます。代表的なベンチマークソフトには、Cinebench、PassMark、Geekbenchなどがあります。これらのスコアは、CPUの処理能力を数値化したもので、高ければ高いほど高性能であることを示します。

特に、シングルコア性能は一般的なアプリケーションの応答速度に、マルチコア性能は動画編集や3Dレンダリングなどの並列処理能力に影響します。早見表では、これらのベンチマークスコアを参考に、各CPUの相対的な性能を把握できます。

主要IntelモバイルCPUシリーズ徹底比較

ここでは、Intelの主要なモバイルCPUシリーズについて、それぞれの特徴と最適な用途を詳しく見ていきましょう。

Core i3:日常使いに十分な性能

Core i3は、IntelモバイルCPUのエントリーモデルです。Webブラウジング、メール、文書作成、動画視聴といった日常的なタスクを快適にこなすのに十分な性能を持っています。価格も手頃なため、コストを抑えたい方や、初めてのノートPC、サブ機として利用する方におすすめです。

最新世代のCore i3であれば、以前のCore i5に匹敵する性能を発揮することもあります。

しかし、複数のアプリケーションを同時に起動したり、負荷の高い作業を行ったりする場合には、処理速度の低下を感じる可能性があります。そのため、用途が限定的で、高いパフォーマンスを求めないユーザーに適しています。

Core i5:バランスの取れた万能モデル

Core i5は、性能と価格のバランスが最も取れたミドルレンジモデルです。ビジネス用途からプライベートでの利用まで、幅広いシーンで快適な動作を実現します。多くのノートPCに搭載されており、Web会議、Officeソフトでの作業、写真の簡単な編集、軽めのゲームなど、様々なタスクをスムーズに処理できます。

特に、最新世代のCore i5は、高性能コアと高効率コアを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャにより、マルチタスク性能も向上しています。迷ったらCore i5を選ぶと、後悔する可能性が低いでしょう。

Core i7:高性能を求めるユーザーへ

Core i7は、Core iシリーズのハイエンドモデルに位置づけられ、より高い処理性能を求めるユーザーに最適です。動画編集、画像加工、プログラミング、中程度のゲーミングなど、負荷の高い作業を頻繁に行う場合にその真価を発揮します。

Core i5よりも多くのコア数や高いクロック周波数を持つことが多く、複雑な計算や複数のアプリケーションを同時に扱う際にも安定したパフォーマンスを維持します。クリエイティブな作業や、将来的にPCで様々なことに挑戦したいと考えている方におすすめです。

Core i9:究極のパフォーマンスを追求

Core i9は、Core iシリーズの最上位モデルであり、究極のパフォーマンスを追求するプロフェッショナルユーザー向けです。非常に高い処理能力を誇り、4K動画編集、3Dレンダリング、大規模なデータ分析、最新のPCゲームなど、最も負荷の高い作業を快適にこなすことができます。

その分、価格も高くなり、発熱量も大きいため、高性能な冷却システムを備えたノートPCに搭載されることがほとんどです。最高のパフォーマンスを求める方や、プロフェッショナルなクリエイター、ゲーマーにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

Core Ultra:AI時代をリードする新世代CPU

Core Ultraシリーズは、IntelがAI時代の到来を見据えて投入した新しいCPUブランドです。従来のCore iシリーズとは一線を画す特徴を持ち、特にAI処理とグラフィックス性能が大幅に強化されています。

Core UltraのNPUとは?

Core Ultraの最大の特徴は、AI処理専用の「NPU(Neural Processing Unit)」を搭載していることです。 このNPUは、AI推論処理を専門に行うプロセッサーであり、CPUやGPUよりも高い電力効率でAI処理を実行できます。 例えば、Web会議での背景ぼかしやノイズ除去、AIアシスタントの応答速度向上、画像生成AIアプリの利用など、AIを活用した機能をより低消費電力で高速に処理することが可能になります。

NPUは、CPUやGPUとは異なる得意分野を持っており、継続的にバックグラウンドで動作するAI処理(テキスト変換、セキュリティ機能など)に適しています。 これにより、AI PCとしての体験が向上し、今後のAIアプリケーションの普及とともにその価値はさらに高まるでしょう。

Core Ultraのグラフィックス性能

Core Ultraシリーズでは、内蔵グラフィックス機能も「Intel Arc Graphics」へと進化し、従来のIris Xe Graphicsから大幅な性能向上が図られています。 特にHシリーズのCore Ultraでは、内蔵GPUがIntel Arcグラフィックスにアップグレードされ、従来のIris Xeグラフィックスと比べて最大2倍近くの性能向上が見られることもあります。

これにより、外付けグラフィックスボードなしでも、軽めのゲームやクリエイティブ作業(写真・動画編集など)がより快適に行えるようになりました。 一部のモデルでは、AMDのRadeon Graphicsに匹敵、あるいは凌駕する場面も出てきています。 グラフィック性能を重視するなら、「H」または「V」サフィックスのCore Ultraがおすすめです。

用途別!あなたに最適なIntelモバイルCPUの選び方

用途別!あなたに最適なIntelモバイルCPUの選び方

CPU選びは、どのような目的でノートPCを使うかによって大きく変わります。ここでは、主要な用途別におすすめのIntelモバイルCPUをご紹介します。

ビジネス・学習用途におすすめのCPU

ビジネスや学習用途では、文書作成、表計算、プレゼンテーション作成、Web会議、オンライン学習などが主な作業となるでしょう。これらの用途であれば、Core i3またはCore i5の最新世代モデルで十分快適に利用できます。特に、Core i5は多くのアプリケーションを同時に開いても安定した動作が期待でき、コストパフォーマンスにも優れています。

Web会議でのAI機能(背景ぼかし、ノイズ除去など)を頻繁に利用するなら、NPUを搭載したCore Ultra 5やCore Ultra 7も良い選択肢です。バッテリー駆動時間を重視するなら、Uシリーズ(低消費電力モデル)を選ぶと良いでしょう。

クリエイティブ作業(動画編集・画像加工)におすすめのCPU

動画編集や画像加工、音楽制作などのクリエイティブ作業には、高い処理性能とグラフィックス性能が求められます。この場合、Core i7またはCore Ultra 7以上のモデルがおすすめです。特に、Core UltraシリーズのArc Graphicsは、動画編集や画像処理において十分に実用的な性能を発揮します。

4K動画編集や複雑な3Dレンダリングを行うプロフェッショナルな用途であれば、Core i9やCore Ultra 9のHシリーズ(高性能モデル)を検討すると良いでしょう。メモリも16GB以上を推奨します。

ゲーミング用途におすすめのCPU

ノートPCでゲームを楽しみたい場合、CPUだけでなくグラフィックス性能が非常に重要になります。軽めのゲームやeスポーツタイトルであれば、Core i5やCore Ultra 5以上のモデルに搭載されているIris Xe GraphicsやArc Graphicsでも十分にプレイ可能です。

しかし、高負荷な3Dゲームや最新のAAAタイトルを快適にプレイしたい場合は、CPU性能の高いCore i7やCore i9、Core Ultra 7やCore Ultra 9のHシリーズに加えて、NVIDIA GeForce RTXシリーズなどの外部グラフィックスボードを搭載したゲーミングノートPCを選ぶことを強くおすすめします。

バッテリー駆動時間を重視するなら

外出先での利用が多い方や、電源のない場所で長時間作業をする必要がある方にとって、バッテリー駆動時間は非常に重要な要素です。バッテリー駆動時間を重視するなら、末尾に「U」が付く低消費電力モデルのCPUを選ぶのが基本です。

また、Intel Evoプラットフォームに準拠したノートPCは、バッテリー駆動時のパフォーマンス向上を重視しており、フル充電から9.5時間以上快適に動作することが求められています。 Core Ultraシリーズも、低消費電力高効率コア(LPEコア)の搭載により、アイドル時や低負荷時の消費電力を大幅に抑え、長時間のバッテリー駆動が可能となっています。

Intel Evoプラットフォームとは?

「Intel Evoプラットフォーム」は、Intelが定めた厳しい基準を満たしたプレミアムノートPCに与えられる認証ブランドです。 このプラットフォームに準拠したノートPCは、単にベンチマークスコアが高いだけでなく、実際の利用シーンでユーザーがストレスなく快適に使えることを重視して設計されています。

具体的には、以下のようなメリットがあります。

  • 高速応答性: スリープからの復帰が1秒以内と高速で、スマホのように素早く作業を再開できます。
  • 長時間バッテリー駆動: フルHDディスプレイ搭載モデルで9.5時間以上の実駆動時間を実現します。
  • 高速充電: USB Type-Cでの高速充電に対応しています。
  • 高速通信: 最新のWi-Fi 6/6Eに対応し、高速で安定した無線通信が可能です。
  • 高画質・高音質: Web会議などで活躍する高画質カメラやノイズキャンセリング機能付きマイクを搭載しています。
  • Thunderbolt 4対応: 高速データ転送や外部ディスプレイ接続が可能なThunderbolt 4ポートを搭載しています。

Intel Evoバッジが付いているノートPCは、これらの厳しい要件をクリアしているため、高性能で快適なモバイル体験を求める方にとって、信頼できる選択肢となるでしょう。

よくある質問

よくある質問

IntelのモバイルCPUとAMD RyzenのモバイルCPU、どちらが良いですか?

IntelとAMDのモバイルCPUは、それぞれ異なる強みを持っています。一般的に、Intel CPUは幅広いラインナップと統合グラフィックス性能、そしてAI機能の強化(Core Ultra)が強みです。一方、AMD Ryzenプロセッサーは、単一コア当たりの処理効率が高く、特に3Dレンダリングや動画のエンコードなど、高負荷な作業で優れたパフォーマンスを発揮する傾向があります。

どちらが良いかは、あなたの用途や重視するポイントによって異なります。最新のベンチマークスコアやレビューを参考に、比較検討することをおすすめします。

古い世代のCore i7と新しい世代のCore i5ではどちらが高性能ですか?

一般的に、新しい世代のCore i5が古い世代のCore i7よりも高性能であるケースは少なくありません。CPUの性能は、シリーズ名だけでなく、世代によるアーキテクチャの進化が大きく影響するためです。 例えば、第12世代以降のCore i5は、高性能コアと高効率コアを組み合わせたハイブリッドアーキテクチャを採用しており、古い世代のCore i7を上回るマルチタスク性能を発揮することがあります。

必ず世代を確認し、可能であればベンチマークスコアを比較して判断しましょう。

CPUのTDP(熱設計電力)は性能にどう影響しますか?

TDP(Thermal Design Power:熱設計電力)は、CPUが設計上想定される最大発熱量を表す指標です。 TDPが高いCPUほど多くの熱を発生させるため、より強力な冷却システムが必要になります。 ノートPCの場合、TDPが高いCPUは高性能である傾向がありますが、同時に発熱も大きくなるため、冷却性能が不足するとCPUが本来の性能を発揮できない「サーマルスロットリング」が発生する可能性があります。

また、TDPはバッテリー駆動時間にも影響するため、省電力性を重視するモバイル用途ではTDPの低いCPUが選ばれることが多いです。 Intelの最新CPUでは、TDPを「PBP(プロセッサーベースパワー)」、ターボブースト時の最大電力を「MTP(最大ターボパワー)」と表現しています。

内蔵グラフィックス(Iris Xeなど)でゲームはできますか?

はい、内蔵グラフィックスでもゲームは可能です。特にIntel Iris Xe GraphicsやCore Ultraシリーズに搭載されているIntel Arc Graphicsは、従来のIntel HD GraphicsやUHD Graphicsから大幅に性能が向上しています。

軽めのゲームやeスポーツタイトル(例: ドラゴンクエスト10、VALORANTなど)であれば、グラフィック設定を調整することで快適にプレイできるでしょう。 しかし、高負荷な3Dゲームや最新のAAAタイトルを最高設定でプレイするには、NVIDIA GeForce RTXシリーズなどの外部グラフィックスボードを搭載したゲーミングノートPCが依然として推奨されます。

ノートPCのCPUは後から交換できますか?

ノートPCのCPU交換は、基本的に推奨されませんし、ほとんどのモデルで非常に困難です。 ノートPCのCPUには、マザーボードに直接はんだ付けされている「はんだ付け式」と、デスクトップPCのようにソケットに差し込む「ソケット式」の2つのタイプがあります。 最新の薄型ノートPCの多くははんだ付け式であり、ユーザー自身での交換はほぼ不可能です。

ソケット式であっても、メーカー保証がなくなる、互換性のあるCPUの入手が困難、冷却性能の不足などの問題があるため、現実的な選択肢とは言えません。 CPUの性能に不満がある場合は、新しいノートPCへの買い替えを検討するのが賢明です。

まとめ

  • IntelモバイルCPUの選択はノートPCの快適性に直結する。
  • Core iシリーズは汎用性が高く、Core UltraはAI処理とグラフィックスが強化されている。
  • CPU選びではシリーズだけでなく「世代」も確認することが重要。
  • ベンチマークスコアは客観的な性能比較の目安となる。
  • Core i3は日常使い、Core i5は万能、Core i7は高性能、Core i9は最上位向け。
  • Core UltraはNPU搭載でAI処理に優れ、Arc Graphicsでグラフィック性能も向上。
  • 用途に合わせて最適なCPUを選ぶことが大切。
  • ビジネス・学習にはCore i3/i5、クリエイティブにはCore i7/Ultra 7以上がおすすめ。
  • ゲーミングには高性能CPUと外部グラフィックスボードが理想的。
  • バッテリー重視ならUシリーズやIntel Evoプラットフォーム準拠モデルを。
  • Intel Evoプラットフォームは高速応答性、長時間バッテリー、高速通信などを保証。
  • IntelとAMDのCPUはそれぞれ強みが異なるため、用途で比較検討する。
  • 古い世代のCore i7より新しい世代のCore i5の方が高性能な場合がある。
  • TDPはCPUの発熱量と冷却システムの目安であり、バッテリー駆動時間にも影響する。
  • Iris Xe GraphicsやArc Graphicsで軽めのゲームは可能だが、高負荷ゲームには外部グラフィックス推奨。
  • ノートPCのCPU交換は基本的に困難であり、買い替えが現実的。
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