「最近、髪のパサつきや広がりが気になる」「自宅でサロン帰りのようなツヤ髪を叶えたい」そうお悩みの方も多いのではないでしょうか。毎日のヘアケアの中でも、お風呂の中で使うインバストリートメントは、髪の内部に直接アプローチし、ダメージを補修する大切な役割を担っています。本記事では、美容師がおすすめするインバストリートメントの選び方から、効果を最大限に引き出す正しい使い方まで、詳しく解説します。
あなたの髪質や悩みにぴったりの一本を見つけて、理想の美髪を手に入れるための参考にしてください。
インバストリートメントとは?その魅力と効果

インバストリートメントとは、シャンプー後に髪に塗布し、洗い流すタイプのヘアケアアイテムです。お風呂の中で使うことから「インバス(In-bath)」と呼ばれています。髪の内部に栄養成分を浸透させ、ダメージを補修することが主な目的です。シャンプーでキューティクルが開いた状態の髪に使うため、成分が浸透しやすいのが大きな魅力と言えるでしょう。
インバストリートメントは、カラーやパーマで失われたタンパク質を補い、髪の内部からうるおいを与えます。これにより、指通りの改善やまとまり感のアップ、傷んだ毛先の補修とツヤの回復が期待できます。 髪のダメージが気になる方にとって、日々のケアに欠かせないアイテムです。
インバストリートメントの基本的な役割
インバストリートメントの基本的な役割は、髪の内部に補修成分や保湿成分を届け、ダメージをケアすることです。髪の主成分であるタンパク質(ケラチン)や、水分を保持するCMC(細胞膜複合体)などが、カラーやパーマ、ドライヤーの熱などで失われると、髪はパサつきや広がり、切れ毛などのダメージを受けやすくなります。
インバストリートメントは、これらの失われた成分を補い、髪を健康な状態に近づける助けとなります。
特に、髪の内部に浸透しやすいように設計されているため、髪の芯からうるおいと栄養を与え、しなやかで強い髪へと導きます。定期的に使用することで、髪本来の美しさを取り戻し、外部からのダメージに強い髪を育むことが可能です。
アウトバストリートメントとの違い
インバストリートメントとよく比較されるのが、アウトバストリートメントです。アウトバストリートメントは、お風呂上がりのタオルドライ後や乾いた髪に使う、洗い流さないタイプのトリートメントを指します。
主な違いは、その役割と使用するタイミングにあります。インバストリートメントが髪の内部補修を目的とするのに対し、アウトバストリートメントは髪の表面をコーティングし、ドライヤーの熱や紫外線、摩擦などの外部刺激から髪を保護する役割が大きいです。 また、ツヤ出しや手触りの向上、まとまり感の維持にも役立ちます。
どちらか一方だけを使うのではなく、インバストリートメントで髪の内部をしっかりケアし、アウトバストリートメントで外部を保護する「Wケア」が、美髪を育むためのコツと言えるでしょう。
美容師がインバストリートメントをおすすめする理由

多くの美容師がインバストリートメントを推奨するのには、明確な理由があります。それは、髪のプロだからこそ知る、その効果の高さと、自宅でのヘアケアにおける重要性です。美容室でのトリートメントは即効性が期待できますが、日々のホームケアでその効果を維持し、さらに高めるためにはインバストリートメントが欠かせません。
美容師は、お客様の髪質やダメージの状態を細かく診断し、最適なケア方法を提案します。その中で、髪の内部に直接働きかけるインバストリートメントは、根本的な髪質改善を目指す上で非常に有効な手段だと考えているのです。
プロが重視するポイント
美容師がインバストリートメントを選ぶ際に重視するのは、主に以下のポイントです。まず、髪のダメージレベルに合わせた補修成分がしっかりと配合されているかどうか。ケラチン、コラーゲン、セラミド、ヒアルロン酸などの成分は、髪の内部に浸透し、傷んだ部分を効果的に補修します。
次に、髪質や悩みに対応できるかという点です。例えば、ハイダメージ毛には内部補修と外部保護の両方に優れたもの、くせ毛にはまとまりを良くする成分が配合されたものなど、目的に合った製品を選びます。 また、シャンプーとライン使いすることで、より相乗効果が期待できる場合も多いです。
自宅でサロン級ケアを叶えるコツ
自宅でサロン級のケアを叶えるためには、インバストリートメントを正しく使うことが大切です。美容師が教えるコツは、まずシャンプー後にしっかりと水気を切ること。髪が濡れすぎていると、トリートメント成分が薄まり、浸透しにくくなります。
次に、毛先から中間にかけて丁寧に塗布し、目の粗いコームで全体になじませることで、ムラなく成分を行き渡らせます。 そして、製品に記載された放置時間を守り、じっくりと浸透させることが重要です。 時間に余裕があれば、蒸しタオルで髪を包むと、さらに浸透力が高まります。
髪の悩み別!美容師が選ぶおすすめインバストリートメント

インバストリートメントは、髪の悩みや求める仕上がりによって選ぶべき種類が変わります。ここでは、美容師がそれぞれの髪の悩みに合わせておすすめするインバストリートメントのタイプをご紹介します。自分の髪の状態をよく理解し、最適なアイテムを見つけることが、美髪への第一歩です。
ダメージヘア向け
カラーやパーマ、ドライヤーの熱などで深刻なダメージを受けた髪には、集中的な補修効果が期待できるインバストリートメントがおすすめです。ケラチンやCMC補修成分、加水分解シルク、コラーゲンなど、髪の内部構造を強化し、失われた栄養を補給する成分が豊富に配合されているものを選びましょう。 濃厚なテクスチャーで、髪一本一本をしっかりと包み込み、内部から修復するタイプが効果的です。
例えば、サロン専売品では、髪の結合を強化する成分が配合されたものや、高濃度の補修成分が特徴の製品が多くあります。市販品でも、ハイダメージに特化した「濃厚美容液」のような製品を選ぶと良いでしょう。
乾燥・パサつき向け
乾燥やパサつきが気になる髪には、高い保湿力を持つインバストリートメントが適しています。ヒアルロン酸、セラミド、スクワラン、植物オイル(アルガンオイル、ホホバオイルなど)といった保湿成分が豊富に配合されている製品を選びましょう。 これらの成分が髪の水分バランスを整え、しっとりとした潤いを与えます。
特に、髪の内部に水分を閉じ込める働きのある成分は、乾燥によるごわつきを和らげ、なめらかな手触りへと導きます。軽やかな仕上がりを好む方は、ミルクタイプやジェルタイプ、しっとり感を重視する方はクリームタイプがおすすめです。
くせ毛・広がり向け
くせ毛や広がりやすい髪には、髪の水分と油分のバランスを整え、まとまりを良くするインバストリートメントが効果的です。シリコンなどのコーティング成分や、髪をしなやかにするバオバブ種子油、シアバター、コラーゲンなどが配合されている製品を選びましょう。 髪の表面をなめらかに整えることで、湿気による広がりを抑え、扱いやすい髪へと導きます。
また、髪の内部のゆがみを整える成分が配合された製品も、くせ毛ケアに役立ちます。 しっとりとした重めのテクスチャーの製品を選ぶと、髪が落ち着きやすくなります。
エイジングケア向け
年齢とともに髪のハリやコシが失われ、ボリュームダウンが気になる方には、エイジングケアに特化したインバストリートメントがおすすめです。髪の内部にハリ・コシを与える成分(ケラチンなど)や、頭皮環境を整える成分が配合されているものを選びましょう。
頭皮の血行を促進するマッサージと併用できるタイプや、髪の根元からふんわりと立ち上げる効果が期待できる製品も有効です。 髪だけでなく、頭皮の健康も意識したケアが、エイジングサインにアプローチするコツです。
頭皮ケアもできるタイプ
髪の健康は頭皮の状態に大きく左右されます。頭皮の乾燥やかゆみ、ベタつきが気になる方には、頭皮ケアも同時にできるインバストリートメントがおすすめです。スカルプケア成分や、天然由来の保湿成分、抗炎症成分などが配合されている製品を選びましょう。
頭皮に直接塗布してマッサージすることで、血行促進やうるおい補給、健やかな頭皮環境の維持が期待できます。 ただし、頭皮に直接つけることを想定していない製品もあるため、使用方法をよく確認することが大切です。
あなたにぴったりの一本を見つける!インバストリートメントの選び方

数多くのインバストリートメントの中から、自分に最適な一本を見つけるのは難しいと感じるかもしれません。しかし、いくつかのポイントを押さえることで、あなたの髪の悩みを解決し、理想の髪へと導く製品を選ぶことができます。美容師がアドバイスする選び方のコツを参考に、賢くアイテムを選びましょう。
髪質や悩みに合わせた成分選び
インバストリートメントを選ぶ上で最も重要なのが、髪質や抱えている悩みに合わせた成分を選ぶことです。 例えば、ハイダメージで髪の傷みが気になる場合は、ケラチン、コラーゲン、セラミド、アミノ酸などの補修成分が充実している製品を選びましょう。 これらの成分は、髪の内部に浸透し、ダメージを根本からケアします。
乾燥やパサつきが気になる場合は、ヒアルロン酸、グリセリン、植物オイルなどの保湿成分が豊富なものがおすすめです。 くせ毛や広がりを抑えたい場合は、髪のまとまりを良くするシリコンや、しなやかさを与えるバオバブ種子油などが配合された製品に注目してください。 自分の髪が今、何を求めているのかを理解することが、最適な成分選びの第一歩です。
テクスチャーと香りで選ぶ
インバストリートメントのテクスチャー(質感)は、仕上がりの印象を大きく左右します。 しっとりとしたまとまり感が欲しい場合は、濃厚なクリームタイプやミルクタイプがおすすめです。 一方、軽やかな仕上がりやサラサラ感を求める場合は、ジェルタイプやウォータータイプを選ぶと良いでしょう。
また、毎日のバスタイムを心地よく過ごすために、香りも大切な要素です。 フローラル系、シトラス系、ハーブ系など、様々な香りがありますので、自分の好みに合ったものを選びましょう。香りはリラックス効果も期待できるため、お気に入りの香りを見つけることで、ヘアケアの時間がより充実したものになります。
予算と継続性も考慮する
インバストリートメントは、毎日または定期的に使用することで効果を実感できるアイテムです。そのため、無理なく続けられる予算の製品を選ぶことも重要になります。
ドラッグストアなどで手軽に購入できるプチプラ製品から、美容室専売の高品質な製品まで、価格帯は幅広いです。 プチプラでも効果の高い製品はたくさんありますし、サロン専売品も大容量タイプや詰め替え用を選ぶことで、コスパ良く継続できる場合があります。 大切なのは、一度購入して終わりではなく、継続して使用できるかどうかです。
効果を最大化!インバストリートメントの正しい使い方

せっかく良いインバストリートメントを選んでも、使い方が間違っていては効果を十分に実感できません。美容師が教える正しい使い方をマスターして、トリートメントの効果を最大限に引き出し、理想のツヤ髪を手に入れましょう。
シャンプー後の準備
インバストリートメントを使う前の準備が、効果を左右する大切なポイントです。まず、シャンプーをしっかりと洗い流した後、髪の水分を丁寧に切ることが重要です。 髪がびしょびしょの状態だと、トリートメントの成分が水で薄まってしまい、髪の内部に浸透しにくくなります。
手で髪を軽く絞ったり、タオルで優しく押さえるようにして、水気をしっかりと取り除きましょう。 髪を握っても水滴が落ちてこないくらいが目安です。このひと手間を加えるだけで、トリートメントの浸透力が格段にアップします。
塗布のコツと放置時間
トリートメントを塗布する際は、適量を守り、毛先から中間部分を中心に丁寧になじませるのがコツです。 髪のダメージは毛先に集中していることが多いため、まずは毛先にたっぷりとつけ、手に残った分を中間部分に広げましょう。根元や頭皮に直接つけると、ベタつきの原因になることがあるので注意が必要です。
塗布後は、目の粗いコームや手ぐしで髪全体を優しくとかし、トリートメント成分をムラなく行き渡らせます。 その後、製品に記載されている放置時間を守りましょう。一般的には3~10分程度が目安ですが、長時間放置しすぎると、かえって髪の油分を奪ったり、ヘアカラーの色落ちの原因になる可能性もあります。 湯船に浸かりながら放置したり、シャワーキャップをかぶったりすると、温熱効果で浸透がさらに高まります。
洗い流しのポイント
トリートメントの放置時間が終わったら、ぬるま湯でしっかりと洗い流します。 ぬめり感が完全になくなるまで、丁寧にすすぐことが大切です。 洗い残しがあると、頭皮トラブルの原因になったり、髪がベタついたりする可能性があります。
特に、髪の生え際や耳の後ろ、首筋などは洗い残しが多い部分なので、意識してすすぎましょう。ただし、洗いすぎも髪に必要な油分まで奪ってしまうことがあるため、指で髪を触ってぬめりがなくなったらOKです。
インバストリートメントに関するよくある質問

インバストリートメントについて、多くの方が抱える疑問にお答えします。正しい知識を持つことで、より効果的なヘアケアができるようになります。
- インバストリートメントとコンディショナーの違いは?
- インバストリートメントは毎日使っていい?
- インバストリートメントはどれくらい置く?
- 美容師が使っているトリートメントは?
- インバストリートメントは洗い流さないとどうなる?
- インバストリートメントの後にリンスは必要?
- インバストリートメントとヘアマスクの違いは?
インバストリートメントとコンディショナーの違いは?
インバストリートメントとコンディショナーは、どちらもシャンプー後に使うアイテムですが、その役割には違いがあります。コンディショナーは主に髪の表面をコーティングし、指通りを良くしたり、静電気を抑えたりする役割があります。 一方、インバストリートメントは髪の内部に栄養成分を浸透させ、ダメージを補修することが主な目的です。
髪の根本的なダメージケアを重視するなら、トリートメントの使用がおすすめです。
インバストリートメントは毎日使っていい?
一般的に、インバストリートメントは毎日の使用で問題ありません。 特にダメージが気になる方や、ブリーチをしている方は、毎日使うことで髪の補修効果を高められます。 ただし、製品によっては「週に1~3回」など、使用頻度が指定されている集中ケアタイプもあるため、パッケージの記載を確認することが大切です。
インバストリートメントはどれくらい置く?
インバストリートメントの放置時間は、製品によって異なりますが、一般的には3分から10分程度が目安です。 髪に成分を浸透させるためには、ある程度の置き時間が必要です。ただし、長時間放置しすぎると、かえって髪や頭皮に負担をかける可能性もあるため、製品の指示に従いましょう。
美容師が使っているトリートメントは?
美容師が実際に使っているトリートメントは、サロン専売品であることが多いです。 オージュア、コタ、N.(エヌドット)、ケラスターゼ、ミルボン、ハホニコ、TOKIOインカラミなどが人気ブランドとして挙げられます。 これらの製品は、プロの視点で選ばれた高い補修力や保湿力、髪質に合わせた細やかなラインナップが特徴です。
最近では、一部のサロン専売品がバラエティショップなどでも購入できるようになっています。
インバストリートメントは洗い流さないとどうなる?
インバストリートメントは洗い流すことを前提に作られているため、洗い流さないと髪や頭皮に悪影響を及ぼす可能性があります。洗い流さないことで、髪がベタついたり、重くなったりするだけでなく、頭皮に残った成分が毛穴を詰まらせ、フケやかゆみ、炎症などの頭皮トラブルの原因になることもあります。 必ずぬめりがなくなるまでしっかりと洗い流しましょう。
インバストリートメントの後にリンスは必要?
インバストリートメントの後にリンスやコンディショナーを使うかどうかは、髪の状態や求める仕上がりによって判断が分かれます。トリートメントだけでも十分な効果が得られる場合が多いですが、より指通りを良くしたい、髪の表面を保護したいという場合は、リンスやコンディショナーを重ねて使うのも良いでしょう。 ただし、重ね付けしすぎると髪が重くなったり、ベタついたりすることもあるため、少量に留めるか、髪の状態を見て使い分けましょう。
インバストリートメントとヘアマスクの違いは?
インバストリートメントとヘアマスクは、どちらも洗い流すタイプの集中ケアアイテムですが、ヘアマスクの方がより高濃度な補修成分が配合されており、集中的なダメージケアを目的としていることが多いです。 ヘアマスクは週に1~2回のスペシャルケアとして、インバストリートメントは毎日のデイリーケアとして使うのが一般的です。
髪のダメージが特に気になる時に、ヘアマスクを取り入れると良いでしょう。
まとめ
- インバストリートメントはシャンプー後に使う洗い流すタイプのヘアケアアイテムです。
- 髪の内部に栄養成分を浸透させ、ダメージを補修する役割があります。
- アウトバストリートメントは髪の表面を保護し、外部刺激から守ります。
- 美容師は髪の根本的な改善のためインバストリートメントを推奨します。
- 髪質や悩みに合わせた成分選びが重要です。
- ダメージヘアにはケラチンやコラーゲン配合の製品がおすすめです。
- 乾燥髪にはヒアルロン酸や植物オイルなどの保湿成分が効果的です。
- くせ毛にはまとまりを良くするシリコンやバオバブ種子油配合の製品が良いでしょう。
- テクスチャーや香りも、継続して使う上で大切な選び方のコツです。
- シャンプー後はしっかりと水気を切ってから塗布しましょう。
- 毛先から中間を中心に塗布し、コームでなじませるのが効果的です。
- 製品に記載された放置時間を守り、ぬるつきがなくなるまで洗い流しましょう。
- インバストリートメントは毎日使用しても問題ありません。
- 美容師はオージュア、コタ、N.などのサロン専売品を愛用しています。
- インバストリートメントとヘアマスクは集中ケアの度合いが異なります。
