「女子旅のパッキング、何を持っていけばいいか分からない…」「機内持ち込みのルールが複雑で、特に化粧品が心配…」そんな悩みを抱えていませんか?せっかくの旅行、空港の保安検査で慌てたり、機内で「あれがあれば良かった!」と後悔したりするのは避けたいですよね。特に女性は、スキンケアやメイク道具など、液体物の持ち物が多くなりがちで、パッキングに頭を悩ませる方も多いはずです。
本記事では、そんな女子旅の不安を解消するため、機内持ち込みの必需品から、あると格段に快適度がアップする便利グッズまでを網羅した完全リストを作成しました。分かりにくい液体物のルールや、意外と知らないLCCの注意点も徹底解説します。この記事を読めば、もう持ち物に迷うことはありません。万全の準備で、最高の空の旅をスタートさせましょう!
【これだけは必須】女子旅の機内持ち込みマストアイテム7選

まずはじめに、どんな旅行スタイルであっても「これだけは絶対に機内持ち込みバッグに入れておきたい!」という必須アイテムをご紹介します。万が一のロストバゲージに備え、貴重品や無くなると困るものは必ず手荷物として機内に持ち込みましょう。ここでは、特に女性が持っておくと安心なアイテムを厳選しました。
- 貴重品(パスポート、航空券、現金、クレジットカード)
- スマートフォンとモバイルバッテリー
- ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
- 常備薬・コンタクトレンズ用品
- マスク
- 羽織もの(カーディガンやストール)
- エコバッグ
貴重品(パスポート、航空券、現金、クレジットカード)
パスポートや航空券(eチケット控え)、現金、クレジットカードは、言うまでもなく最も重要なアイテムです。これらを忘れると、そもそも飛行機に乗ることすらできません。絶対にスーツケースには入れず、すぐに取り出せるバッグのポケットなどにまとめて保管しておきましょう。
特に海外旅行では、パスポートは身分証明書代わりになります。 紛失や盗難に備え、コピーやスマホで写真を撮っておくとさらに安心です。クレジットカードは、万が一使えない場合に備えて、VISAやMastercardなど異なる国際ブランドのものを2枚以上持っていくのがおすすめです。
スマートフォンとモバイルバッテリー
今や旅行に欠かせないスマートフォン。地図アプリや翻訳アプリ、eチケットの表示など、あらゆる場面で活躍します。しかし、電池が切れてしまっては元も子もありません。そこでモバイルバッテリーは必需品です。
ただし、モバイルバッテリーの取り扱いには注意が必要です。発火のリスクがあるため、預け入れ荷物に入れることは禁止されており、必ず機内に持ち込む必要があります。 また、持ち込める容量や個数にも制限があります。一般的には100Wh以下のものは個数制限なく持ち込めますが、100Whを超え160Wh以下のものは2個までとされていることが多いです。 2025年7月からは新ルールが適用され、機内では座席上の収納棚に入れず、常に手の届く範囲で保管することが義務付けられました。 ご自身のバッテリーの容量を確認し、航空会社の最新ルールを必ずチェックしてください。
ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
ハンカチやティッシュは、身だしなみの基本アイテム。加えて、除菌効果のあるウェットティッシュがあると非常に便利です。機内のテーブルやひじ掛けを拭いたり、食事の前に手を拭いたりと、衛生面が気になるときに大活躍します。
特に海外では、日本のようにおしぼりが出てくる文化は稀です。ちょっとした汚れを拭き取りたい場面は意外と多いもの。かさばらないので、ぜひバッグに忍ばせておきましょう。
常備薬・コンタクトレンズ用品
普段から服用している薬がある方は、必ず機内に持ち込みましょう。飲み慣れた薬は、海外では手に入りにくい場合があります。頭痛薬や胃腸薬、酔い止めなど、基本的な常備薬も持っておくと、急な体調不良の際に安心です。
コンタクトレンズを使用している方は、洗浄液や保存ケース、予備のレンズも忘れずに。機内は非常に乾燥しているため、目が乾きやすくなります。メガネや目薬も一緒に持っていくと、より快適に過ごせますよ。
マスク
機内は空気が乾燥しており、多くの人が長時間同じ空間で過ごすため、感染症対策としてもマスクは有効です。 また、すっぴんでいるときや睡眠中の顔を隠したいという女性にとっても、マスクは心強い味方になります。
特に長距離フライトでは、保湿効果のある「濡れマスク」がおすすめです。 喉の乾燥を防ぎ、快適な睡眠をサポートしてくれます。数枚予備を持っていると、汚れたりなくしたりしたときも安心です。
羽織もの(カーディガンやストール)
機内は空調が効きすぎていて、夏場でも肌寒く感じることがよくあります。 特に窓側の席は冷えやすい傾向に。サッと羽織れるカーディガンや大判のストールが1枚あると、体温調節に非常に役立ちます。
ストールは、羽織るだけでなく、首に巻いたり、ひざ掛けにしたり、腰に巻いてクッション代わりにしたりと、様々な使い方ができる万能アイテム。薄手でかさばらないものを選ぶのがポイントです。
エコバッグ
意外と活躍するのが、折りたたみ式のエコバッグです。 空港の免税店や売店で買ったお土産や飲み物をまとめたり、機内で使う細々としたものを入れて座席のフックに掛けておいたりと、様々なシーンで役立ちます。
機内では、大きな手荷物から必要なものだけを取り出してエコバッグにまとめておけば、足元がすっきりして快適。旅先での買い物にも使えるので、1つ持っていくと重宝しますよ。
【機内でも美しく】乾燥とむくみを撃退!美容・リラックスグッズ

長時間同じ姿勢で過ごし、乾燥した空気にさらされる機内は、女性にとってお肌や身体のコンディションが気になる場所。でも、ちょっとしたアイテムを用意しておくだけで、その悩みは大きく軽減できます。ここでは、機内でも美しさをキープし、快適に過ごすための美容・リラックスグッズをご紹介します。「こんなものまで?」と思うかもしれませんが、あるとないとでは大違いですよ!
- 乾燥対策は最優先!うるおいキープアイテム
- メイク直しはスマートに!厳選コスメ
- 長時間フライトの味方!むくみ&リラックスグッズ
乾燥対策は最優先!うるおいキープアイテム
機内の湿度は、砂漠並みの10~20%程度と言われています。お肌や唇、喉の乾燥は避けられません。到着したときにカサカサ…なんてことにならないよう、徹底的に保湿しましょう。
まず欠かせないのが、ミスト化粧水です。 メイクの上からでも手軽に水分補給ができ、リフレッシュにもなります。国際線に持ち込む際は、100ml以下の容器に入れ替えるのを忘れずに。 リップクリームやハンドクリームも、こまめに塗り直せるよう手元に置いておきましょう。 小さなチューブタイプやスティックタイプが持ち運びに便利です。
さらにスペシャルケアとして、シートマスクもおすすめ。 消灯時間など、周りが気にならないタイミングで使えば、翌朝のお肌のコンディションが見違えるはずです。個包装のものを選べば衛生的でかさばりません。
メイク直しはスマートに!厳選コスメ
長時間のフライト後、そのまま観光に出かけることもありますよね。そんなときのために、最低限のメイク直しアイテムは持っておきたいもの。ただし、フルメイクの道具を持っていくのは大変なので、多機能コスメやミニサイズのコスメを厳選するのが賢い選択です。
おすすめは、BBクリームやクッションファンデーション。これ一つで下地とファンデーションの役割を果たしてくれます。眉毛を描くためのアイブロウペンシル、顔色を良く見せるリップ&チーク、そして目元をはっきりさせるマスカラがあれば、基本的なメイク直しは完璧です。
ポイントは、液体やクリーム状のものは100ml以下の容器というルールを守ること。 パウダータイプのファンデーションやアイシャドウは液体物には含まれないので、うまく組み合わせてポーチを軽量化しましょう。
長時間フライトの味方!むくみ&リラックスグッズ
ずっと同じ姿勢でいると、足がパンパンにむくんでしまいがち。そんな悩みを解決してくれるのが、着圧ソックスです。 飛行機に乗る前に履いておくだけで、足の疲れやだるさがかなり軽減されます。医療用のものが効果は高いですが、ドラッグストアなどで手軽に購入できるものでも十分です。
また、靴を脱いでリラックスするために、携帯用のスリッパがあると非常に快適です。 100円ショップなどで手に入る薄手の折りたたみスリッパで十分。海外のホテルではスリッパがないことも多いので、持っていくと滞在中も役立ちます。
さらにリラックス度を高めたいなら、お気に入りの香りのアロマオイルやハンドクリームもおすすめ。 手首やこめかみに少しつけるだけで、気分が落ち着き、リフレッシュできます。周りの乗客への配慮も忘れずに、香りが強すぎないものを選びましょう。
【意外と知らない?】液体物の機内持ち込みルールを徹底解説

飛行機に乗る際のパッキングで、多くの女性が最も頭を悩ませるのが「液体物」のルールではないでしょうか。「化粧水は?」「クリームは大丈夫?」「どこまでが液体物なの?」など、疑問は尽きません。特に国際線ではルールが厳しく、知らずに保安検査で大切なコスメを没収…なんて悲劇は避けたいですよね。ここでは、国内線と国際線の違いから、具体的なパッキング方法まで、液体物のルールを分かりやすく解説します。
- 国内線と国際線の違いは?基本ルールをおさらい
- 100ml以下の容器ってどんなもの?
- ジッパー付き透明袋の準備とパッキングのコツ
- 【裏技】液体物扱いにならない優秀アイテムを活用しよう
国内線と国際線の違いは?基本ルールをおさらい
まず大前提として、液体物のルールは国内線と国際線で大きく異なります。この違いをしっかり理解しておくことが重要です。
【国内線の場合】
国内線の液体物ルールは比較的緩やかです。
- 飲料:お茶やジュースなどのペットボトル飲料は、開封済みでも未開封でも持ち込み可能です。
- 化粧品・医薬品:1容器あたり0.5L(または0.5kg)以下で、1人あたり合計2L(または2kg)まで持ち込めます。 スプレー缶もこの規定内であればOKです。
- アルコール飲料:アルコール度数24%以下は制限なし。24%超~70%以下は1人5Lまで。70%超は持ち込みも預け入れも不可です。
【国際線の場合】
一方、国際線ではテロ対策のため、非常に厳しいルールが設けられています。 これが通称「100mlルール」です。
- あらゆる液体物(ジェル、ペースト、クリーム、エアゾール類なども含む)は、100ml(g)以下の容器に入れなければなりません。
- それらの容器を、容量1リットル以下のジッパー付き透明プラスチック袋に余裕をもって入れます。
- 透明プラスチック袋の持ち込みは、1人1袋のみです。
重要なのは、容器そのもののサイズが100ml以下でなければならないという点です。 例えば、200mlのボトルに50mlしか液体が入っていなくても、容器が100mlを超えているため持ち込みはできません。
100ml以下の容器ってどんなもの?
国際線のルールを守るためには、化粧品などを100ml以下の容器に移し替える必要があります。こうしたトラベル用の小分け容器は、100円ショップやドラッグストア、無印良品などで手軽に購入できます。
ポンプタイプ、スプレータイプ、チューブタイプ、クリームケースなど、中身に合わせて様々な種類があります。シャンプーや化粧水はポンプやスプレー、クリーム状のものはチューブやケースに入れると使いやすいでしょう。液漏れが心配なものは、蓋の部分にラップを挟んでから閉めると安心です。
最近では、元々トラベルサイズで販売されているスキンケアセットやコスメも充実しています。お気に入りのブランドから出ていないかチェックしてみるのも良いでしょう。
ジッパー付き透明袋の準備とパッキングのコツ
液体物を入れた容器をまとめるための「ジッパー付き透明プラスチック袋」にも規定があります。サイズは縦横の合計が40cm以内(目安:縦20cm×横20cm)で、マチがないものが推奨されています。 ジップロックなどのフリーザーバッグがちょうど良いサイズです。
この袋は保安検査の際に、カバンから出して他の手荷物とは別にトレーに乗せて検査を受ける必要があります。そのため、手荷物の中でも取り出しやすい場所に入れておくのがポイントです。
パッキングのコツは、袋にパンパンに詰め込みすぎないこと。検査員が中身を確認しやすように、余裕を持たせるのがマナーです。また、万が一の液漏れに備え、袋の口はしっかりと閉めておきましょう。
【裏技】液体物扱いにならない優秀アイテムを活用しよう
液体物の制限をクリアするための裏技として、固形タイプのアイテムを上手に活用する方法があります。これらは液体物としてカウントされないため、ジッパー付きの袋に入れる必要がありません。
- 固形石鹸・固形シャンプー:液体ではないので制限対象外。LUSHなどでは様々な種類のものが販売されています。
- シートタイプのメイク落とし・洗顔料:液体が染み込ませてありますが、これは液体物には含まれません。
- パウダータイプのファンデーションや日焼け止め:粉末状のものは液体ではないので安心です。
- 練り香水:アルコールベースの液体香水の代わりに。コンパクトで持ち運びにも便利です。
これらのアイテムをうまく組み合わせることで、1リットルの袋の容量を節約し、より多くの必要な液体アイテムを持ち込むことが可能になります。賢くパッキングして、スマートに保安検査を通過しましょう!
【長距離フライトも怖くない】暇つぶし&快適睡眠グッズ

10時間を超えるような長距離フライトでは、いかに快適に過ごし、上手に時間を使うかが旅の満足度を左右します。映画を観るだけでは飽きてしまうし、なかなか寝付けないと到着後の体調にも影響が…。ここでは、長いフライト時間を有意義に変える「暇つぶしグッズ」と、エコノミークラスでも快適な眠りを誘う「安眠グッズ」をご紹介します。しっかり準備して、空の旅を自分だけのリラックス空間に変えましょう。
- オフラインで楽しむ!エンタメグッズ
- 周りを気にせず快眠できる安眠グッズ
- 小腹が空いたときに!おすすめのお菓子
オフラインで楽しむ!エンタメグッズ
機内エンターテイメントも充実していますが、「観たい映画がなかった」「日本語吹き替えがない」なんてことも。 そんな時に備えて、自分だけのエンタメを用意しておくと安心です。Wi-Fiが使えないオフライン環境でも楽しめるものを準備するのがポイントです。
スマートフォンやタブレットに、お気に入りの映画やドラマ、YouTube動画を事前にダウンロードしておきましょう。 音楽配信サービスのプレイリストをオフライン保存しておくのも忘れずに。また、電子書籍なら何冊持って行ってもかさばらず、読書好きにはたまりません。
機内の騒音を気にせずコンテンツに集中するためには、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンやヘッドホンが非常に役立ちます。 飛行機のエンジン音を大幅にカットしてくれるので、驚くほど快適に過ごせますよ。ワイヤレスイヤホンは預け入れ荷物に入れられないことが多いので、必ず機内に持ち込みましょう。
周りを気にせず快眠できる安眠グッズ
長距離フライトで最も重要なのは、質の良い睡眠をとること。時差ボケを軽減し、到着後すぐに活動するためにも、しっかり体を休ませたいものです。
まず揃えたいのが、ネックピロー、アイマスク、耳栓の「三種の神器」。 ネックピローは首を安定させ、寝違えを防ぎます。 空気で膨らませるタイプならコンパクトに収納できて便利。アイマスクは機内の照明や窓からの光を遮断し、睡眠ホルモンの分泌を助けます。 耳栓は周りの話し声や物音をシャットアウト。気圧変動に対応した高機能なものもあります。
服装も重要です。体を締め付けない、ゆったりとした服装やパジャマに着替えるだけで、リラックス度が格段にアップします。 前述の羽織ものやスリッパと合わせれば、まるで自分の部屋のようにくつろげるはずです。
小腹が空いたときに!おすすめのお菓子
機内食の合間や、ちょっと口寂しくなった時に、好きなお菓子があると気分が上がります。ただし、何でも持ち込んで良いわけではありません。
選ぶ際のポイントは、匂いが強くないもの、ボロボロこぼれにくいものです。 チョコレートや飴、グミ、クッキーなどが定番。 特に喉の乾燥対策にもなるのど飴やグミはおすすめです。 国際線の場合、プリンやゼリー、ヨーグルトなどは液体物とみなされ、100ml以下の容器でなければ持ち込めないので注意が必要です。
また、渡航先によっては肉製品(肉エキスを含むカップ麺など)や果物の持ち込みが禁止されている場合があります。 特にアメリカ(ハワイ含む)やオーストラリアなどは検疫が厳しいことで知られています。機内で食べきる分には問題ありませんが、持ち込む食品については渡航先のルールを事前に確認しておくと安心です。
【LCC利用者は必読】機内持ち込みのサイズ・重さ・個数の注意点

「航空券が安いから」という理由でLCC(格安航空会社)を選ぶ人も多いでしょう。しかし、LCCを利用する際に最も注意しなければならないのが、機内持ち込み手荷物のルールです。大手航空会社と同じ感覚でいると、空港カウンターで高額な追加料金を請求されることも…。 ここでは、LCC利用者が後悔しないために、手荷物ルールの基本と、超過料金を避けるためのパッキングの工夫について解説します。
- 主要LCCの機内持ち込み手荷物ルール比較
- サイズや重さオーバーは追加料金!パッキングの工夫
主要LCCの機内持ち込み手荷物ルール比較
LCCの機内持ち込み手荷物のルールは、航空会社によって様々です。 一般的には、「身の回り品1個」と「手荷物1個」の合計2個まで、総重量が7kgまでという規定が多いですが、これも会社ごとに異なります。 出発前に、利用する航空会社の公式サイトで最新の情報を必ず確認することが鉄則です。
以下に、日本で主要なLCCの一般的なルールをまとめましたが、これはあくまで目安です。運賃プランによってもルールが変わることがあるので注意してください。
航空会社 | 個数 | 合計重量 | サイズ(目安) |
---|---|---|---|
Peach(ピーチ) | 合計2個 | 7.0kgまで | 3辺の合計が115cm以内 |
Jetstar(ジェットスター) | 合計2個 | 7.0kgまで | 高さ56cm×幅36cm×奥行23cm以内 |
Spring Japan(春秋航空日本) | 合計2個 | 7.0kgまで | 3辺の合計が115cm以内 |
AirAsia(エアアジア) | 合計2個 | 7.0kgまで | 高さ56cm×幅36cm×奥行23cm以内 |
LCCは搭乗ゲートで、抜き打ちで荷物の重さやサイズをチェックすることがあります。 シールを貼られていない手荷物は、計測の対象になりやすいです。ここで規定を超えていると、その場で高額な受託手荷物料金を支払うか、荷物の一部を放棄するしかありません。楽しい旅のスタートでつまずかないよう、ルールは厳守しましょう。
サイズや重さオーバーは追加料金!パッキングの工夫
7kgという重量制限は、女性にとってはかなりシビアに感じるかもしれません。化粧品やヘアアイロンなど、どうしても荷物が多くなりがちです。そこで、LCCの厳しいルールをクリアするためのパッキングの工夫が重要になります。
- 衣類は圧縮袋を活用:かさばる衣類は圧縮袋でコンパクトに。スペースだけでなく、重量もわずかに減らせる可能性があります。
- 重いものは身につける:ジャケットやジーンズ、スニーカーなど、重さのある衣類や靴は当日に着用してしまいましょう。
- ポケットを有効活用:着ていくジャケットのポケットに、モバイルバッテリーや文庫本など、小さくて重いものを入れるのも一つの手です。
- デジタル化を進める:ガイドブックは電子書籍に、書類はPDF化してスマホやタブレットに入れれば、紙の分の重さを削減できます。
- トラベルサイズの活用:シャンプーや化粧品は、詰め替え容器やトラベルサイズを徹底活用し、必要最低限の量に。
- お土産は帰りに買う:行きからお土産で荷物を重くするのは避けましょう。空港の免税店などを利用するのが賢明です。
もし、どうしても荷物が多くなりそうな場合は、航空券を予約する際に、事前に受託手荷物オプションを追加しておくのが最も安上がりです。 当日空港で支払う料金は、事前予約の数倍になることがほとんどなので、計画的に準備を進めましょう。
【忘れ物ゼロへ】旅行タイプ別!機内持ち込み完全チェックリスト

パッキングの最後に「何か忘れていないかな?」と不安になることはありませんか?そんな不安を解消するために、旅行のタイプ別にカスタマイズした機内持ち込みのチェックリストをご用意しました。短距離フライトと長距離フライトでは、必要なものが少し変わってきます。このリストを使って最終確認をすれば、忘れ物の心配なく、安心して出発できるはずです。ぜひ印刷したり、スクリーンショットを撮ったりして活用してください。
- 短距離フライト(国内・近距離アジア)向け
- 長距離フライト(欧米・ハワイなど)向け
短距離フライト(国内・近距離アジア)向け
フライト時間が5時間未満の短距離旅行では、荷物はできるだけコンパクトにまとめたいもの。必需品を中心に、少しの快適グッズがあれば十分です。
【貴重品・必需品】
- ☐ パスポート・ビザ(国際線の場合)
- ☐ 航空券(eチケット控え)
- ☐ 現金・クレジットカード
- ☐ スマートフォン
- ☐ モバイルバッテリー&充電ケーブル
- ☐ 自宅の鍵
- ☐ 常備薬・コンタクト用品
- ☐ ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
- ☐ マスク
【快適・美容グッズ】
- ☐ 羽織もの(カーディガンなど)
- ☐ 暇つぶしグッズ(本、ダウンロード済み動画など)
- ☐ イヤホン
- ☐ ミスト化粧水・リップクリーム
- ☐ 簡単なメイク直し道具
- ☐ エコバッグ
- ☐ 飲み物・軽食
長距離フライト(欧米・ハワイなど)向け
10時間を超える長距離フライトでは、いかに機内を快適な空間にするかが重要です。必需品に加えて、安眠グッズやリラックスアイテムを充実させましょう。
【貴重品・必需品】(短距離と同じ)
- ☐ パスポート・ビザ
- ☐ 航空券(eチケット控え)
- ☐ 現金・クレジットカード
- ☐ スマートフォン
- ☐ モバイルバッテリー&充電ケーブル
- ☐ 自宅の鍵
- ☐ 常備薬・コンタクト用品
- ☐ ハンカチ・ティッシュ・ウェットティッシュ
- ☐ マスク(複数枚あると安心)
【快適・美容グッズ】
- ☐ 羽織もの(ストールや薄手のダウンなど)
- ☐ 暇つぶしグッズ(複数用意すると◎)
- ☐ ノイズキャンセリングイヤホン
- ☐ ネックピロー
- ☐ アイマスク
- ☐ 耳栓
- ☐ 携帯用スリッパ
- ☐ 着圧ソックス
- ☐ 歯ブラシセット
- ☐ メイク落としシート
- ☐ 保湿グッズ(ミスト、クリーム、シートマスクなど)
- ☐ 簡単なメイク直し道具
- ☐ エコバッグ
- ☐ 筆記用具(入国カード記入用)
よくある質問

ここでは、機内持ち込みに関して特に女性から多く寄せられる質問にお答えします。判断に迷いやすいアイテムのルールをしっかり確認して、保安検査でのトラブルを防ぎましょう。
機内にヘアアイロンやコテは持ち込める?
はい、種類によっては持ち込み可能です。ポイントは電源のタイプです。
- コンセント式:問題なく機内持ち込みも預け入れも可能です。
- 電池式(リチウムイオン電池以外):電池を取り外せば、本体は機内持ち込みも預け入れも可能です。
- ガス式:炭化水素ガスが充填されたもので、熱源に安全カバーが付いていれば1人1個まで持ち込み・預け入れが可能です。補充用のガスカートリッジは持ち込めません。
- 充電式(リチウムイオン電池):最も注意が必要です。電池が取り外せないタイプは、機内持ち込みも預け入れも不可です。 電池が取り外せるタイプであれば、本体は持ち込み・預け入れが可能で、取り外した電池は機内持ち込みのみ可能です。
ご自身のヘアアイロンがどのタイプか、事前に必ず確認しましょう。
モバイルバッテリーの持ち込みに制限はある?
はい、厳しい制限があります。モバイルバッテリーは発火の危険性があるため、預け入れ荷物に入れることは絶対にできず、必ず機内持ち込み手荷物に入れる必要があります。
容量にも制限があり、一般的に以下のようになっています。
- 100Wh以下:個数制限なしで持ち込み可能(ただし、航空会社によっては常識的な範囲での個数制限を設けている場合があります)。
- 100Whを超え160Wh以下:1人2個まで持ち込み可能。
- 160Wh超:持ち込み不可。
また、2025年7月からの新ルールで、機内では座席上の収納棚に入れず、常に手の届く範囲(座席の下や前の座席ポケットなど)で保管することが義務付けられました。
飲み物は持ち込めますか?
国内線と国際線でルールが異なります。
- 国内線:はい、持ち込めます。ペットボトルのお茶やジュースなど、アルコール以外は基本的に制限なく持ち込み可能です。
- 国際線:いいえ、100mlを超える容器に入った飲み物は持ち込めません。 ただし、保安検査を通過した後の免税店や売店で購入したペットボトル飲料は、そのまま機内に持ち込むことができます。 空の水筒を持ち込んで、保安検査後に給水機で水を入れるのも良い方法です。
ハサミやカミソリは持ち込める?
刃物類の持ち込みには注意が必要です。
- ハサミ:刃体の長さが6cm以下で、先端が尖っていないものであれば、眉毛用の小さなハサミなどは持ち込み可能です。しかし、検査員の判断による部分も大きいため、預け入れ荷物に入れるのが無難です。
- カミソリ:T字カミソリや電動シェーバーなど、化粧用の小さなものは持ち込み可能です。刃がむき出しの一枚刃などは持ち込めません。
機内でコンセントは使えますか?
航空会社や機材によります。新しい機材や国際線の長距離路線では、各座席にUSBポートや電源コンセントが設置されていることが多くなっています。しかし、LCCや国内線の古い機材では設置されていない場合も多いです。搭乗前に利用する航空会社のウェブサイトで、機内設備について確認しておくことをおすすめします。コンセントがない場合に備え、モバイルバッテリーは必須と言えるでしょう。
赤ちゃん用のミルクや離乳食は持ち込めますか?
はい、持ち込み可能です。乳幼児を同伴する場合に限り、ベビーミルクやベビーフードは国際線の100ml液体物ルールの適用外となります。 保安検査の際に、乳幼児用の食事であることを申告すれば、機内で必要と判断される量に限って持ち込むことができます。粉ミルク用のお湯も、客室乗務員にお願いすればもらえることがほとんどです。
まとめ

- 貴重品や必需品は必ず機内持ち込みにする。
- モバイルバッテリーは預け入れ禁止、ルールを確認。
- 機内は乾燥するので保湿グッズは必須アイテム。
- むくみ対策に着圧ソックスやスリッパが有効。
- 液体物のルールは国内線と国際線で大きく違う。
- 国際線は100ml以下の容器で透明袋に入れる。
- 容器自体のサイズが100ml以下でないとダメ。
- 固形タイプのコスメを活用して液体物を減らす。
- 長距離線では安眠グッズで睡眠の質を上げる。
- 暇つぶしはオフラインで楽しめるものを用意。
- LCCは手荷物の重さとサイズに特に注意する。
- 重量オーバーしそうな場合は事前予約が割安。
- ヘアアイロンは電源タイプによってルールが違う。
- 充電式で電池が外せないタイプは持ち込み不可。
- 旅行タイプ別のチェックリストで最終確認を。