理想の間取りと鬼門、どう付き合う?家相の基本から対策まで徹底解説

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理想の間取りと鬼門、どう付き合う?家相の基本から対策まで徹底解説
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マイホームを計画するとき、多くの人が「理想の間取り」を思い描きます。しかし、同時に「鬼門」という言葉が頭をよぎり、不安に感じる方も少なくないのではないでしょうか。「鬼門は避けるべきと聞くけれど、具体的にどうすればいいの?」「理想の間取りを優先したいけど、運気が下がるのは嫌だ…」そんな悩みを抱えていませんか?

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本記事では、鬼門の基本的な知識から、現代の家づくりにおける考え方、そして具体的な対策方法まで、プロの視点から分かりやすく解説します。鬼門を正しく理解し、過度に恐れることなく、あなたにとって本当に快適で理想的な住まいを実現するためのお手伝いができれば幸いです。

目次

そもそも鬼門とは?家相の基本を知ろう

そもそも鬼門とは?家相の基本を知ろう

家づくりを始めると耳にする「鬼門」という言葉。なんとなく不吉なイメージを持つ方も多いかもしれませんが、その意味や由来を正しく知ることで、過度に恐れる必要はなくなります。ここでは、鬼門と家相の基本的な知識について解説します。

この章では以下の内容について詳しく見ていきましょう。

  • 鬼門・裏鬼門の基礎知識
  • なぜ鬼門は避けられるのか?その由来と歴史的背景
  • 家相と風水の違い
  • 現代の家づくりにおける鬼門の考え方

鬼門・裏鬼門の基礎知識

鬼門(きもん)とは、家の中心から見て北東(艮:うしとら)の方角を指します。 古くから、この方角は鬼(邪気)が出入りする道とされ、忌むべき方角として扱われてきました。 そして、鬼門と対角線上の南西(坤:ひつじさる)の方角を裏鬼門(うらきもん)と呼び、こちらも同様に注意が必要な方角とされています。 陰陽道では、北東と南西は陰と陽の気が入れ替わる不安定な方角と考えられており、気の流れが激しくなるため、特に注意が払われてきました。

家相では、この鬼門と裏鬼門のライン上(鬼門線)に、玄関やキッチン、トイレなどの「三備」を設けることは避けるべきだとされています。

なぜ鬼門は避けられるのか?その由来と歴史的背景

鬼門が忌み嫌われるようになった由来は、古代中国の思想に遡ります。 古代中国では、北東から異民族が侵攻してくることが多く、災いをもたらす方角とされていました。 また、一年の季節の変わり目である丑寅(うしとら)の時期は、病気や災害が起こりやすいと信じられていたことも関係しています。

この考えが日本に伝わり、陰陽道と結びついて独自の「家相」として発展しました。 平安京の造営の際には、鬼門の方角である北東に比叡山延暦寺を建立し、都を守護させたことは有名な話です。 このように、歴史的に見ても、鬼門は人々にとって特別な意味を持つ方角だったのです。

家相と風水の違い

鬼門とともによく聞かれるのが「風水」です。家相と風水は混同されがちですが、実は異なるものです。 どちらも古代中国の思想がルーツですが、発展の仕方が異なります。

風水は、土地のエネルギー(気)の流れを読み解き、環境全体を整えることで運気を上げようとする考え方です。 山や川、道路の配置など、家だけでなく周辺環境まで含めて吉凶を判断します。 一方、家相は、日本独自の気候風土や生活様式に合わせて発展したもので、主に家の間取りや方位の吉凶を判断します。 土地の良し悪しを判断する風水を、より日本の住まいに特化させたものが家相と考えると分かりやすいでしょう。 家相は、凶を避けることを重視する傾向があるのに対し、風水は吉を探すという側面が強い点も違いと言えます。

現代の家づくりにおける鬼門の考え方

伝統的な家相では鬼門は厳しく扱われますが、現代の家づくりにおいては、その考え方も少しずつ変化しています。昔の家と違い、現代の住宅は高気密・高断熱で、24時間換気システムも備わっています。 そのため、かつて鬼門が避けられた理由の一つである「日当たりの悪さによる湿気や寒さ」といった問題は、技術の進歩によってかなり解消できるようになりました。

もちろん、昔からの知恵を完全に無視する必要はありません。しかし、鬼門を気にしすぎるあまり、生活動線が悪くなったり、使い勝手の悪い間取りになったりしては本末転倒です。 大切なのは、家相の考え方を一つの参考としつつも、それに縛られすぎず、自分たちのライフスタイルに合った快適な住まいを追求することです。 現代では、鬼門対策として掃除や整理整頓を徹底する、お札や盛り塩を置くといった方法も広く知られています。


【間取り別】鬼門に配置すると良くないとされる場所と対策

【間取り別】鬼門に配置すると良くないとされる場所と対策

家相では、鬼門や裏鬼門に特定の部屋や設備を配置することは避けるべきだとされています。しかし、土地の形状や理想の間取りを追求する上で、どうしても避けられない場合もあるでしょう。ここでは、間取り別に鬼門にあると良くないとされる場所とその理由、そして現代的な対策方法について解説します。

この章で取り上げる主な間取りは以下の通りです。

  • 玄関:気の入り口だからこそ注意したい
  • キッチン:火と水を扱う場所の注意点
  • トイレ・お風呂:不浄な場所とされる水回り
  • 寝室・子供部屋:長時間過ごす部屋の考え方
  • 鬼門の「欠け」と「張り」とは?

玄関:気の入り口だからこそ注意したい

玄関は、家の中に良い気も悪い気も取り込む「入り口」と考えられています。 そのため、鬼門や裏鬼門に玄関を配置すると、邪気が入り込みやすくなるとされ、古くから避けられてきました。 鬼門の玄関は、不動産や財産に関するトラブル、親族間の問題などを招きやすいと言われています。

【対策方法】
もし玄関が鬼門や裏鬼門にある場合は、常に清潔で明るい状態を保つことが最も重要です。 靴は出しっぱなしにせず、こまめに掃除をしてホコリや汚れを溜めないようにしましょう。照明を明るくして、陽の気を呼び込むのも効果的です。また、玄関マットを敷いて外からの悪い気を払い、観葉植物を置くことで気の流れを良くすることもできます。災難が「去る」にかけた猿の置物や、魔除けのお札を飾るのも良いでしょう。

キッチン:火と水を扱う場所の注意点

キッチンは火と水を同時に使う場所であり、家相では気のバランスが乱れやすい場所とされています。 特に裏鬼門(南西)は、西日が強く当たり、昔は食べ物が腐りやすい方角だったため、キッチンを置くのは凶とされてきました。 鬼門(北東)のキッチンも、気の流れが乱れやすく、家族の健康や金運に影響が出やすいと言われています。

【対策方法】
鬼門や裏鬼門にキッチンがある場合も、まずは清潔を第一に考えましょう。 生ゴミを溜めず、コンロ周りの油汚れやシンクの水垢をこまめに掃除することが大切です。換気を十分に行い、気の滞りをなくすことも重要です。 また、コンロとシンクが向かい合っている場合は、気の衝突を避けるために観葉植物を間に置くと良いとされています。盛り塩などの浄化アイテムを置くのも一つの方法です。

トイレ・お風呂:不浄な場所とされる水回り

トイレやお風呂などの水回りは、家相において「不浄な場所」とされ、汚れや悪い気が溜まりやすいと考えられています。 そのため、鬼門や裏鬼門に水回りを配置するのは最も避けるべきことの一つとされています。 鬼門(北東)は日当たりが悪く湿気がこもりやすいため、衛生面でもカビなどが発生しやすく、健康運に悪影響を及ぼすと考えられてきました。

【対策方法】
水回りが鬼門にある場合は、何よりも換気と掃除を徹底することが不可欠です。 窓を開けたり換気扇を常に回したりして、湿気を溜めないようにしましょう。便器や浴槽は常に清潔に保ち、悪臭の発生を防ぎます。 トイレには蓋をする習慣をつけ、悪い気が広がるのを防ぎましょう。白や淡い色のインテリアでまとめ、清潔感を演出するのもおすすめです。 また、観葉植物や炭などを置いて、空間を浄化するのも良い方法です。

寝室・子供部屋:長時間過ごす部屋の考え方

意外に思われるかもしれませんが、家相では寝室や子供部屋が鬼門にあること自体は、それほど問題視されません。 むしろ、北東は変化や成長を促す方位とも考えられており、子供部屋には適しているという説もあります。ただし、長時間過ごす部屋だからこそ、清潔で落ち着ける環境を整えることが大切です。

【対策方法】
鬼門の方角に寝室や子供部屋がある場合も、基本は清潔に保ち、整理整頓を心がけることです。 鬼門は気の流れが激しい場所なので、ごちゃごちゃしていると落ち着かない空間になってしまいます。ベッドの位置を鬼門線上から少しずらす、枕の向きを調整するといった工夫も良いでしょう。北枕は風水では縁起が良いとされています。

鬼門の「欠け」と「張り」とは?

家の間取りを考える上で、「欠け」と「張り」という概念も重要です。 「欠け」とは、建物の角が内側にへこんでいる部分を指し、凶相とされています。 特に鬼門の方角が欠けていると、その方位の持つ悪い影響が強まると言われています。 逆に「張り」とは、建物の一部が出っ張っている部分を指し、基本的には吉相とされますが、鬼門の張りは凶相に転じることがあるため注意が必要です。

【対策方法】
鬼門に「欠け」がある場合は、その部分に観葉植物を置いたり、照明を当てて明るくしたりすることで、凶作用を和らげることができます。鏡を置いて空間を広く見せるのも一つの方法です。設計段階であれば、鬼門に欠けや大きな張りを作らないように計画することが最も望ましい対策と言えるでしょう。

鬼門が気になるときの具体的な対策方法

鬼門が気になるときの具体的な対策方法

理想の間取りを考えた結果、どうしても鬼門の方角に玄関や水回りが来てしまう…。そんな時でも、適切な対策を講じることで、過度に心配する必要はありません。昔ながらの知恵と現代的な工夫を組み合わせることで、鬼門の持つとされる影響を和らげることができます。大切なのは、清潔を保ち、気の流れを良くすることです。

この章では、今日からでも実践できる具体的な鬼門対策をご紹介します。

  • 伝統的な鬼門対策(盛り塩・お札・植物)
  • 間取りの工夫でできる対策
  • 清潔に保つことが最大の対策

伝統的な鬼門対策(盛り塩・お札・植物)

古くから伝わる鬼門対策には、手軽に取り入れられるものが多くあります。

盛り塩:
塩には穢れを清める力があるとされ、鬼門対策として最もポピュラーな方法の一つです。 鬼門や裏鬼門の方角、または気になる水回りや玄関に、小皿に盛った塩を置きます。 塩は湿気を吸いやすいので、こまめに取り替えることが大切です。

お札:
神社やお寺で授与される「鬼門除け」のお札を貼るのも効果的な方法です。 鬼門や裏鬼門の方角の壁や柱など、目線より高い清浄な場所に貼りましょう。 お札は1年ごとに新しいものと交換するのが一般的です。

植物:
植物には、悪い気を吸って良い気に変えてくれる効果があると言われています。特に、トゲのある植物は魔除けの効果が高いとされ、鬼門対策に適しています。 柊(ヒイラギ)やサボテン、アロエなどが代表的です。 また、「難を転ずる」ということから南天(なんてん)も縁起が良いとされています。 観葉植物はインテリアとしても楽しめるので、気軽に取り入れやすい対策です。

間取りの工夫でできる対策

家を建てる前であれば、間取りの工夫で鬼門の影響を最小限に抑えることができます。

窓の配置:
鬼門の方角には、大きな窓や扉を設けない方が良いとされています。 もし窓を設置する場合は、常に閉めておくか、遮光カーテンなどで外からの気を遮断する工夫をすると良いでしょう。 換気は必要ですが、開けっ放しにしないように心がけます。

鬼門線を避ける:
家の中心から鬼門(北東)と裏鬼門(南西)を結んだ線を「鬼門線」と呼びます。 この線上には、トイレの便器やキッチンのコンロ、お風呂の排水口などが直接かからないように配置を工夫するだけでも、影響を和らげることができます。

清潔に保つことが最大の対策

どのような対策を講じるにしても、最も重要で効果的な鬼門対策は「常に清潔で整理整頓された状態を保つこと」です。 鬼門は邪気が溜まりやすい場所と言われていますが、裏を返せば、神様が通る神聖な道と考えることもできます。 その通り道を汚れたままにしておくのは、やはり良くありません。

玄関はホコリを溜めず、水回りはカビや水垢を発生させないようにこまめに掃除する。不要なものを置かず、スッキリとした空間を保つ。こうした日々の心がけこそが、悪い気を寄せ付けず、家全体の運気を向上させる最善の方法と言えるでしょう。どんなに高価な風水グッズを置いても、家が汚れていては効果は半減してしまいます。 まずは掃除と整理整頓から始めてみましょう。

理想の間取りと鬼門、どうバランスを取る?

理想の間取りと鬼門、どうバランスを取る?

家づくりにおいて、家族の暮らしやすさを考えた「理想の間取り」と、古くからの言い伝えである「鬼門」を、どのように両立させていけば良いのでしょうか。どちらか一方を優先すれば、もう一方が犠牲になる…そんなジレンマに悩む方も多いはずです。ここでは、後悔しない家づくりのために、鬼門と上手に付き合っていくための考え方をご紹介します。

この章のポイントは以下の通りです。

  • 優先順位を決めることが大切
  • 鬼門を気にしすぎるデメリットとは?
  • ハウスメーカーや設計士に相談してみよう

優先順位を決めることが大切

家づくりで考慮すべきことは、鬼門だけではありません。日々の生活動線、収納の量、採光や風通し、家族構成の変化への対応、そしてもちろん予算など、様々な要素が複雑に絡み合います。これら全てを100%満たす完璧な間取りというのは、現実的には非常に難しいものです。

そこで重要になるのが、「自分たち家族にとって、何を最も大切にしたいか」という優先順位を決めることです。 例えば、「家族が自然とリビングに集まるような、開放的なLDKが絶対条件」「共働きだから、洗濯から収納までがスムーズな家事動線は譲れない」といった、暮らしの核となる部分を明確にしましょう。その上で、家相の考え方を「より良い家にするためのスパイス」として取り入れる、というスタンスがおすすめです。理想の暮らしを実現することを第一に考え、その上で可能な範囲で鬼門対策を講じる、という柔軟な姿勢が大切です。

鬼門を気にしすぎるデメリットとは?

鬼門を過度に意識しすぎると、かえって住みにくい家になってしまう可能性があります。例えば、鬼門を避けるために水回りを家の中心に集めた結果、湿気がこもりやすくなったり、配管の都合でコストが上がったりすることもあります。また、不自然な廊下が多くなったり、部屋の形がいびつになったりして、生活動線が悪くなるケースも少なくありません。

科学的根拠が明確でない言い伝えのために、日々の暮らしの快適性が損なわれては本末転倒です。 現代の住宅は、建材の性能向上や換気システムの導入により、昔の家が抱えていた問題を技術的に解決できるようになっています。 「なんとなく不安だから」という理由だけで、暮らしやすさを犠牲にしないように注意しましょう。

ハウスメーカーや設計士に相談してみよう

鬼門と間取りのことで悩んだら、一人で抱え込まずに家づくりのプロであるハウスメーカーや設計士に相談してみましょう。彼らは、これまでに数多くの家づくりを手がけてきた経験から、様々な施主の要望に応えてきた実績があります。

「鬼門は気になるけれど、こんな暮らしがしたい」というあなたの想いを率直に伝えてみてください。プロの視点から、あなたの理想を叶えつつ、鬼門への配慮も取り入れた代替案や、効果的な対策方法を提案してくれるはずです。 例えば、鬼門に窓を設置せざるを得ない場合でも、断熱性の高い窓を選んだり、換気計画を工夫したりすることで、デメリットを最小限に抑えることが可能です。多くの実績を持つプロならではの、柔軟な発想や解決策にきっと助けられるでしょう。

よくある質問

よくある質問

鬼門や間取りに関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。

鬼門に窓を設置しても大丈夫?

鬼門の方角に窓を設置することは、伝統的な家相ではあまり推奨されていません。 鬼門から邪気が入ってくると考えられているためです。しかし、現代の住宅において採光や換気は非常に重要です。もし鬼門の方角に窓を設置せざるを得ない場合は、対策を講じることで問題ありません。 例えば、窓は開けっ放しにせず、普段は閉めておくことを心がけましょう。 また、レースのカーテンやブラインドを設置して、直接外からの気が入り込むのを和らげるのも良い方法です。断熱性や気密性の高い窓を選ぶことで、冬の寒さ対策にもなり、家相で言われるデメリットを物理的に解消することもできます。

マンションでも鬼門は関係ありますか?

はい、マンションであっても鬼門の考え方は当てはまります。家相は建物全体だけでなく、自分が住む専有部分(各住戸)に対しても見ることができます。マンションの間取り図を用意し、部屋の中心を出して方位を当てはめれば、自宅の鬼門・裏鬼門を知ることができます。ただし、マンションは構造上、水回りの位置などを自由に変更することはできません。そのため、盛り塩を置いたり、観葉植物を飾ったり、掃除を徹底したりといった、住みながらできる対策を実践することが中心となります。

鬼門の方角の調べ方を教えてください。

鬼門の方角を調べるには、まず家の(または部屋の)正確な中心点を割り出す必要があります。

  1. 間取り図を用意する:正確な間取り図を手元に準備します。
  2. 家の中心を出す:家の外周を四角で囲み、その対角線が交わった点が中心となります。複雑な形状の家の場合は、専門家やハウスメーカーに確認するのが確実です。
  3. 方位を合わせる:方位磁石やスマートフォンのアプリを使って、正確な北(磁北)を調べ、間取り図の中心と合わせます。
  4. 鬼門・裏鬼門を確認する:家の中心から見て、北東(真北を0度として15度〜75度の範囲)が鬼門南西(195度〜255度の範囲)が裏鬼門となります。 流派によって角度の定義が若干異なる場合もあります。

鬼門対策グッズは効果がありますか?

盛り塩、お札、水晶、猿の置物など、様々な鬼門対策グッズがあります。 これらのグッズが持つとされる効果は、科学的に証明されているわけではありません。しかし、古くからの言い伝えや風習として、多くの人々の心の拠り所となってきたことも事実です。大切なのは、「これを置いたから大丈夫」という安心感を得て、気持ちを前向きに保つことです。グッズを置くことに加えて、その場所を清潔に保つといった日々の心がけを組み合わせることで、より良い効果が期待できるでしょう。

鬼門以外に気をつけるべき家相はありますか?

鬼門・裏鬼門の他に、家相で重要視されるのが「正中線(せいちゅうせん)」と「四隅線(しぐうせん)」です。

  • 正中線:家の中心を通る「南北」と「東西」のライン。神聖な線とされ、この線上には火気(コンロなど)や不浄なもの(トイレなど)を置くべきではないとされています。
  • 四隅線:家の中心を通る「北東ー南西(鬼門線)」と「北西ー南東」のライン。特に鬼門線は注意が必要です。

また、家の中心(宅心)も重要な場所です。家の中心にトイレや階段、大きな吹き抜けなどを設けるのは、家のエネルギーが不安定になるとして避けるべきとされています。

まとめ

まとめ
  • 鬼門は北東、裏鬼門は南西の方角を指す。
  • 鬼門は邪気の通り道とされ、古くから忌み嫌われてきた。
  • 家相は日本の風土に合わせて発展した住まいの知恵。
  • 現代住宅では技術の進歩で鬼門のデメリットは軽減可能。
  • 玄関や水回りを鬼門に置くのは避けるのが基本。
  • 鬼門対策の基本は「清潔」と「整理整頓」。
  • 盛り塩、お札、植物などの伝統的な対策も有効。
  • 鬼門を気にしすぎると住みにくい間取りになることも。
  • 家づくりの優先順位を明確にすることが大切。
  • 理想の間取りと鬼門のバランスは柔軟に考える。
  • プロ(設計士など)に相談して解決策を探るのがおすすめ。
  • 窓の配置や鬼門線を避けるなど間取りの工夫も可能。
  • マンションでも鬼門の考え方は当てはまる。
  • 鬼門対策は心の安心を得るためのものでもある。
  • 鬼門以外に正中線や家の中心も家相では重要。
理想の間取りと鬼門、どう付き合う?家相の基本から対策まで徹底解説

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