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【観葉植物のハダニ対策】室内の白い点々はハダニかも?原因と簡単な駆除・予防法を徹底解説

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【観葉植物のハダニ対策】室内の白い点々はハダニかも?原因と簡単な駆除・予防法を徹底解説
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大切に育てている室内の観葉植物に、なんだか元気がない…。葉っぱをよく見ると、白い点々ができていたり、まるでクモの巣のような細い糸が張られていたりしませんか?もし心当たりがあるなら、それはハダニの仕業かもしれません。この記事では、厄介なハダニの正体から、誰でも簡単にできる駆除方法、そして二度と発生させないための予防策まで、あなたの悩みを解決する全てを詳しく解説します。

目次

あなたの観葉植物は大丈夫?ハダニの被害と初期症状

あなたの観葉植物は大丈夫?ハダニの被害と初期症状

ハダニは非常に小さく、肉眼での発見が難しい害虫です。しかし、彼らが出すサインを見逃さなければ、早期発見・早期対策が可能です。まずは、ご自身の観葉植物に以下のような症状が出ていないか、じっくり観察してみてください。

  • 葉に白い斑点やかすり傷ができていませんか?
  • 葉の裏にクモの巣のようなものが張られていませんか?
  • ハダニを放置すると観葉植物はどうなる?

葉に白い斑点やかすり傷ができていませんか?

ハダニ被害の最も代表的な初期症状が、葉に現れる白い小さな斑点です。 これは、ハダニが葉の裏に寄生し、口針を突き刺して葉の栄養分(葉緑素)を吸った跡です。 はじめはポツポツと小さな点ですが、数が増えるにつれて、点が繋がり、葉全体が白っぽく「かすれた」ように見えてきます。 光沢がなくなり、元気がなさそうに見えるのは、この吸汁被害が原因なのです。植物の種類によっては、葉が黄色く変色することもあります。

葉の裏にクモの巣のようなものが張られていませんか?

ハダニは、実はクモの仲間です。 そのため、英語では「Spider mite(スパイダーマイト)」と呼ばれ、クモのように糸を出します。 大量に発生すると、葉の裏や茎、新芽の周りに、まるでクモの巣のような細い網を張り巡らせます。 この糸は、ハダニが移動したり、卵を産み付けたり、外敵から身を守ったりするためのものです。もし植物にクモの巣のようなものを見つけたら、それはハダニが大量発生しているサインかもしれません。

ハダニを放置すると観葉植物はどうなる?

「小さい虫だし、少しくらい大丈夫だろう」と油断してはいけません。ハダニは非常に繁殖力が強く、気温が25℃程度の環境下では、わずか10日ほどで卵から成虫になります。 1匹のメスが生涯に産む卵の数は50個から100個にもなり、あっという間に増殖してしまうのです。
被害が進行すると、栄養を奪われた葉は光合成ができなくなり、次々と枯れて落葉します。 さらに、植物全体の生育が悪くなり、最悪の場合、株全体が弱って枯れてしまうこともあります。 大切な観葉植物を守るためにも、ハダニを見つけたらすぐに対処することが何よりも重要です。


【今すぐできる】室内観葉植物のハダニ駆除方法5選

【今すぐできる】室内観葉植物のハダニ駆除方法5選

ハダニを見つけても、慌てる必要はありません。初期段階であれば、ご家庭にあるものや簡単な方法で十分に駆除することが可能です。ここでは、誰でもすぐに実践できる5つの駆除ステップをご紹介します。被害の状況に合わせて試してみてください。

  • ステップ1:水で洗い流す(葉水・シャワー)
  • ステップ2:身近なもので撃退!牛乳・酢スプレー
  • ステップ3:テープで物理的に除去する
  • ステップ4:被害がひどい葉は思い切って剪定
  • ステップ5:最終手段!殺ダニ剤・農薬を使う

ステップ1:水で洗い流す(葉水・シャワー)

ハダニは水に非常に弱いという性質を持っています。 そのため、最も手軽で効果的な初期対策は、水で直接洗い流してしまうことです。霧吹きを使って、葉の表だけでなく、ハダニが潜んでいる葉の裏側を中心に、植物全体が濡れるくらいたっぷりと水を吹きかけましょう。 これを「葉水(はみず)」と呼びます。
被害が少し広がっている場合は、お風呂場やベランダで、シャワーの水を優しくかけて洗い流すのがおすすめです。 水圧で葉を傷めないように注意しながら、葉の裏までしっかりと洗い流してください。これを数日間続けるだけで、かなりの数のハダニを駆除できます。

ステップ2:身近なもので撃退!牛乳・酢スプレー

薬剤を使いたくない方におすすめなのが、牛乳やお酢を使った方法です。

牛乳スプレー
牛乳と水を1:1の割合で混ぜたものをスプレーし、乾燥させます。 乾いた牛乳の膜がハダニの気門(呼吸する穴)を塞ぎ、窒息させる効果が期待できます。 ただし、牛乳をかけたまま放置すると腐敗して臭いやカビの原因になるため、数時間後に必ず水でキレイに洗い流してください。

お酢スプレー
お酢を水で10倍程度に薄めたスプレーも効果的です。 お酢に含まれる酢酸には殺菌効果や害虫の忌避効果があり、ハダニの成虫だけでなく卵にも効果があると言われています。 こちらも使用後は軽く水で流すか、拭き取っておくと安心です。

ステップ3:テープで物理的に除去する

ハダニの発生が局所的で、まだ数が少ない場合には、セロハンテープやガムテープなどの粘着テープでペタペタと貼り付けて取り除くという物理的な方法も有効です。 葉を傷つけないように、そっと葉の裏にテープを貼り、ゆっくり剥がしてハダニを捕獲します。簡単で確実な方法ですが、植物を傷つけないよう力加減には注意が必要です。

ステップ4:被害がひどい葉は思い切って剪定

残念ながら、ハダニが大量に発生し、葉が真っ白になってしまったり、枯れかかっていたりする場合は、その葉を元に戻すことは困難です。 そうした被害のひどい葉は、他の健康な葉に被害が広がるのを防ぐためにも、思い切って剪定してしまいましょう。 切り取った葉は、ハダニが残っている可能性があるため、すぐにビニール袋などに入れて密閉し、処分することが大切です。

ステップ5:最終手段!殺ダニ剤・農薬を使う

上記の方法を試してもハダニが減らない場合や、被害が広範囲に及んでしまっている場合は、最終手段として殺ダニ剤(農薬)の使用を検討しましょう。

おすすめの殺ダニ剤(ベニカXファインスプレーなど)

室内で使いやすいスプレータイプの殺虫殺菌剤がおすすめです。例えば、住友化学園芸の「ベニカXファインスプレー」は、ハダニを含む幅広い害虫や病気に効果があり、速効性と持続性(アブラムシで約1ヶ月)を兼ね備えています。 1本持っておくと、いざという時に安心です。他にも、食品成分由来の「やさお酢」や「カダンセーフ」など、化学殺虫成分を含まない、より安全性の高い商品もあります。

薬剤を使う際の注意点

薬剤を使用する際は、必ず商品の説明書をよく読み、用法・用量を守ってください。 ハダニは薬剤に対する抵抗性を持ちやすいという特徴があるため、同じ薬剤を繰り返し使用すると効果が薄れることがあります。 もし薬剤を継続して使用する場合は、系統の異なる複数の薬剤をローテーションで使うと、より効果的です。 また、散布する際は、風通しの良い屋外やベランダで行い、葉の裏までしっかりとかかるようにしましょう。

なぜ?室内の観葉植物にハダニが発生する3つの原因

なぜ?室内の観葉植物にハダニが発生する3つの原因

ハダニを駆除できても、発生する原因を知らなければ、また同じことの繰り返しになってしまいます。なぜ、閉め切ったはずの室内にハダニが現れるのでしょうか。主な3つの原因を知り、根本的な対策につなげましょう。

  • 原因1:高温で乾燥した環境
  • 原因2:風通しの悪さ
  • 原因3:外部からの侵入

原因1:高温で乾燥した環境

ハダニが最も好むのは、気温が20℃~30℃で、乾燥した環境です。 まさに、春から秋にかけての過ごしやすい季節や、冬場のエアコンで乾燥しがちな室内は、ハダニにとって天国のような場所なのです。 特に梅雨明けの高温でカラッとした時期は、爆発的に繁殖する可能性があるので最大限の注意が必要です。 逆に、ハダニは湿気を嫌うため、雨が多い時期や湿度が高い環境では活動が鈍ります。

原因2:風通しの悪さ

風通しが悪い場所も、ハダニが発生しやすくなる原因の一つです。 空気の流れが滞ると、葉の周りの湿度が下がり、ホコリが溜まりやすくなります。 このような環境はハダニにとって居心地が良く、繁殖の温床となってしまいます。 観葉植物を部屋の隅や壁際にぴったりとつけて置いている場合は、注意が必要です。また、植物の葉が密集しすぎている場合も、内部の風通しが悪くなり、ハダニが隠れる場所を提供してしまいます。

原因3:外部からの侵入

「室内だから大丈夫」と思っていても、ハダニは様々なルートで侵入してきます。最も多いのが、風に乗って窓やドアの隙間から入ってくるケースです。 ハダニは非常に軽く、自ら出した糸を使って風に乗り、長距離を移動することができるのです。
また、外出時に私たちの衣服やカバンに付着して室内に持ち込まれることもあります。 さらに、新しく購入した観葉植物の苗に、すでにハダニやその卵が付着している可能性も少なくありません。

もう発生させない!今日からできるハダニの徹底予防策

もう発生させない!今日からできるハダニの徹底予防策

ハダニは、一度発生すると駆除が大変です。最も効果的な対策は、そもそもハダニを発生させないこと。日々のちょっとした心がけで、ハダニが住みにくい環境を作ることができます。今日からできる予防策を実践して、大切な観葉植物を守りましょう。

  • こまめな葉水で乾燥を防ぐ
  • 風通しの良い場所に置く
  • 葉のほこりを定期的に拭き取る
  • 購入時にハダニがいないかチェックする

こまめな葉水で乾燥を防ぐ

ハダニ予防の基本中の基本は、こまめな葉水です。 ハダニは乾燥を嫌うため、霧吹きで葉の表裏に水をかけて湿度を保つことで、発生を大幅に抑えることができます。 特にエアコンなどで空気が乾燥しやすい時期は、毎日行うのが理想的です。葉水はハダニ予防になるだけでなく、葉の上のホコリを洗い流し、植物の光合成を助ける効果もあるので、一石二鳥です。

風通しの良い場所に置く

植物を健康に保ち、害虫を防ぐためには風通しが非常に重要です。 部屋の窓を定期的に開けて換気したり、サーキュレーターを使って室内の空気を循環させたりするだけでも効果があります。 植物を置く際は、壁から少し離したり、植物同士の間隔をあけたりして、風の通り道を確保してあげましょう。 これにより、ハダニが好むジメジメとした環境を防ぐことができます。

葉のほこりを定期的に拭き取る

観葉植物の葉に積もったホコリは、見た目が悪いだけでなく、ハダニの隠れ家や温床になります。 濡らした布やティッシュで、定期的に葉の表面を優しく拭き取ってあげましょう。 これにより、ハダニだけでなく、その卵やエサとなるホコリも除去することができます。植物の状態をチェックする良い機会にもなりますので、ぜひ習慣にしてみてください。

購入時にハダニがいないかチェックする

新たなハダニを室内に持ち込まないために、観葉植物を購入する際のチェックは欠かせません。園芸店やホームセンターで植物を選ぶときは、葉の裏側や新芽の部分をよく観察し、白い点々やクモの巣のようなものがないかを確認しましょう。少しでも怪しいと感じたら、その株の購入は避けるのが賢明です。家に持ち帰る前に、最後の砦としてしっかりと確認する癖をつけましょう。

ハダニに強い・弱い観葉植物の種類

ハダニに強い・弱い観葉植物の種類

実は、観葉植物の中にもハダニがつきやすい種類と、比較的つきにくい種類があります。もちろん、どんな植物でも管理状況によっては発生する可能性はありますが、今後の植物選びの参考にしてみてください。

ハダニがつきやすい観葉植物の例

一般的に、葉が薄くて柔らかい植物はハダニの被害に遭いやすい傾向があります。

  • ウンベラータ
  • ディフェンバキア
  • ヤシ類(テーブルヤシなど)
  • フィロデンドロン
  • アイビー

これらの植物を育てている方は、特にこまめな葉水と観察を心がけましょう。

比較的ハダニに強い観葉植物の例

一方で、葉が硬かったり、肉厚だったり、あるいは独特の香りを持つ植物は、ハダニがつきにくいと言われています。

  • サンスベリア
  • Z.Z.プラント(ザミオクルカス)
  • 多肉植物・サボテン類
  • ローズマリーなどのハーブ類

ただし、「強い」からといって絶対に発生しないわけではありません。油断せず、基本的な予防策は続けるようにしてください。

よくある質問

よくある質問

ハダニは人体に害がありますか?

ハダニは植物の汁を吸うダニであり、人を刺したり、血を吸ったりすることはありません。 そのため、直接的な健康被害は基本的にないと考えてよいでしょう。 ただし、ダニの死骸やフンがアレルギーの原因となる可能性はゼロではありません。 ダニアレルギーをお持ちの方や、心配な方は、駆除作業の際に手袋やマスクを着用するとより安心です。

ハダニはどこからやってくるのですか?

ハダニは非常に小さく軽いため、様々な経路で室内に侵入します。主な侵入経路は、①風に乗って窓や網戸の隙間から入ってくる②外出時の衣服や持ち物に付着して持ち込まれる③新しく購入した植物に元々付いていた、の3つです。 完全に侵入を防ぐことは難しいですが、これらの経路を意識することで、予防策を講じやすくなります。

牛乳スプレーや酢スプレーの作り方と注意点は?

牛乳スプレーは、牛乳と水を1:1で混ぜるだけです。 ポイントは、使用後必ず水で洗い流すこと。放置すると腐敗し、悪臭やカビの原因になります。
酢スプレーは、穀物酢などを水で10倍~30倍程度に薄めて作ります。 濃度が濃すぎると植物を傷める可能性があるので注意してください。こちらも使用後は軽く拭き取るか洗い流すと良いでしょう。

殺ダニ剤はどれくらいの頻度で使えばいいですか?

使用する薬剤の種類によって異なりますので、必ず製品のラベルに記載された使用方法・使用回数を守ってください。 一般的なスプレー剤の場合、効果の持続期間は1週間~1ヶ月程度です。 ハダニは薬剤への抵抗性を持ちやすいため、同じ薬剤を何度も連続して使用するのは避け、異なる成分の薬剤をローテーションで使うことが推奨されます。

ハダニの天敵はいますか?

はい、自然界にはハダニを食べてくれる天敵がいます。カブリダニ類やテントウムシ、ケシハネカクシなどが有名です。 農薬としてこれらの天敵製剤が販売されていることもありますが、一般家庭の室内で利用するのは少しハードルが高いかもしれません。まずは葉水などの物理的な対策から始めるのがおすすめです。

まとめ

まとめ
  • ハダニは高温乾燥を好み、室内でも発生する。
  • 葉の白い斑点やクモの巣状の糸が被害のサイン。
  • 放置すると繁殖し、植物が枯れることもある。
  • 初期駆除は葉水やシャワーでの洗い流しが有効。
  • 薬剤を使わないなら牛乳やお酢のスプレーも試す価値あり。
  • 被害がひどい葉は剪定して処分する。
  • 最終手段として殺ダニ剤を使用する。
  • 予防の基本はこまめな葉水と風通しの確保。
  • 葉のホコリは定期的に拭き取って清潔に保つ。
  • 新しい植物は購入時によくチェックする。
  • ハダニは人を刺さないが、アレルギーには注意。
  • 葉が薄く柔らかい植物はハダニがつきやすい。
  • 葉が硬く肉厚なサンスベリアなどは比較的強い。
  • 薬剤は説明書を読み、ローテーション使用が効果的。
  • ハダニ対策は早期発見と継続的な予防が鍵。
【観葉植物のハダニ対策】室内の白い点々はハダニかも?原因と簡単な駆除・予防法を徹底解説

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