フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(以下、フロリダディズニー)の広大さは、訪れる人々を圧倒します。本記事では、その具体的な広さ、東京ドームや他のディズニーパークとの比較、そして広大な敷地を遊び尽くすためのポイントを徹底解説します。フロリダディズニーへの旅行を計画中の方も、いつか行ってみたいと思っている方も、ぜひ参考にしてください。
フロリダディズニーの驚きの広さとは?
フロリダディズニーは、アメリカ合衆国フロリダ州オーランドに位置する世界最大のディズニーリゾートです。その広さは、想像を絶するほど。まずは、その全体像を把握しましょう。
本章では、以下の内容について詳しく解説します。
- フロリダディズニーの総面積
- 東京ドームと比較すると?
- 山手線内側の面積と比較すると?
- 他の有名な場所との比較
フロリダディズニーの総面積
フロリダディズニーの敷地面積は、なんと約122平方キロメートルにも及びます。 これは、日本の都市と比較してもその広大さが際立ちます。例えば、サンフランシスコ市全体や、マンハッタン島の約2倍に匹敵すると言われています。この広大な敷地の中に、テーマパーク、ウォーターパーク、ホテル、商業施設などが点在しているのです。
このとてつもない広さは、単にアトラクションが多いというだけでなく、自然保護区やゴルフコースなども含んでいるためです。そのため、リゾート全体が一つの都市のような機能を持っていると言えるでしょう。
東京ドームと比較すると?
日本の皆さんにとって馴染み深い比較対象といえば、東京ドームでしょう。フロリダディズニーの広さを東京ドームと比較すると、約2,400個~2,500個分に相当します。 東京ドーム1個分の広さでも十分に大きいと感じますが、その2400倍以上と聞くと、そのスケールの大きさに改めて驚かされますね。
この比較からも、フロリダディズニーがいかに広大で、計画的な移動が重要になるかがお分かりいただけるでしょう。
山手線内側の面積と比較すると?
都心に住んでいる方なら、山手線内側の面積と比較するとよりイメージしやすいかもしれません。フロリダディズニーの広さは、山手線内側の面積(約63平方キロメートル)の約1.5倍から1.6倍です。 普段利用している駅や街がすっぽりと収まってしまうほどの広さだと考えると、その壮大さを実感できるのではないでしょうか。
これだけの広さがあるため、パーク間の移動だけでもかなりの時間を要することを覚えておきましょう。
他の有名な場所との比較
さらにイメージを深めるために、他の有名な場所とも比較してみましょう。
- 香川県の約6~7%:日本で一番面積の小さい香川県と比較しても、その一部に相当する広さです。
- 東京23区の約5分の1:東京23区全体の面積と比較すると、約5分の1にもなります。
これらの比較からも、フロリダディズニーが単なるテーマパークではなく、一つの広大なリゾートエリアであることが理解できるでしょう。
フロリダディズニーの4つのテーマパークと2つのウォーターパーク
広大なフロリダディズニーには、それぞれ異なるテーマを持つ4つのメインテーマパークと、2つのウォーターパークがあります。それぞれのパークが独自の魅力を持っており、一日中楽しめること間違いなしです。
本章では、以下のパークについてご紹介します。
- マジックキングダム・パーク
- エプコット
- ディズニー・ハリウッド・スタジオ
- ディズニー・アニマルキングダム
- ディズニー・タイフーン・ラグーン・ウォーターパーク
- ディズニー・ブリザード・ビーチ・ウォーターパーク
マジックキングダム・パーク
「おとぎ話の夢が叶う場所」をテーマにした、フロリダディズニーの象徴ともいえるパークです。 シンデレラ城を中心に、6つのテーマランド(メインストリートUSA、アドベンチャーランド、フロンティアランド、リバティースクエア、ファンタジーランド、トゥモローランド)が広がっています。 日本の東京ディズニーランドのモデルにもなったパークで、クラシックなアトラクションから最新技術を駆使したものまで、幅広い世代が楽しめます。 パレードや花火ショーも必見です。
特に「七人のこびとのマイントレイン」や「トロン・ライトサイクル・ラン」などの人気アトラクションは、早めにチェックしておきましょう。
エプコット
未来のテクノロジーと世界の文化を体験できる、ユニークなテーマパークです。 大きく分けて、革新的なアトラクションが集まる「フューチャー・ワールド」と、世界11カ国のパビリオンが並ぶ「ワールド・ショーケース」の2つのエリアで構成されています。 ワールド・ショーケースでは、各国の料理や文化に触れることができ、まるで世界一周旅行をしているかのような気分を味わえます。
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:コズミック・リワインド」や「レミーのおいしいレストラン・アドベンチャー」など、最新のアトラクションも人気です。
ディズニー・ハリウッド・スタジオ
映画の世界をテーマにしたパークで、ハリウッド黄金時代の華やかさを感じることができます。 人気映画「スター・ウォーズ」のエリア「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」や、「トイ・ストーリー・ランド」など、映画ファンにはたまらないエリアが充実しています。 スリル満点のライドアトラクションや、迫力満点のショーも楽しめます。
「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」や「ミッキーとミニーのランナウェイ・レイルウェイ」は、絶対に外せないアトラクションです。
ディズニー・アニマルキングダム
動物たちとの出会いや自然の素晴らしさをテーマにした、ユニークなパークです。 パークのシンボルである「ツリー・オブ・ライフ」を中心に、アジアやアフリカなど、世界各地の動物たちが暮らすエリアが広がっています。 サファリツアーや、映画「アバター」の世界を再現した「パンドラ:ザ・ワールド・オブ・アバター」など、ここでしか体験できないアトラクションが満載です。
「アバター・フライト・オブ・パッセージ」や「キリマンジャロ・サファリ」は、圧倒的なスケールと感動を体験できるでしょう。
ディズニー・タイフーン・ラグーン・ウォーターパーク
熱帯の楽園をテーマにしたウォーターパークです。巨大な波のプールやスリル満点のスライダー、流れるプールなど、大人から子供まで楽しめるアトラクションが揃っています。 南国の雰囲気の中で、思いっきり水遊びを満喫できます。
特に、サーフィンも楽しめるほどの大きな波が押し寄せる「サーフプール」は圧巻です。
ディズニー・ブリザード・ビーチ・ウォーターパーク
溶けかけたスキーリゾートをテーマにした、ユニークな設定のウォーターパークです。 雪山をイメージしたスライダーや、チェアリフトを模した乗り物など、遊び心あふれるアトラクションが特徴です。世界最速・最長のフリースライダーの一つ「サミット・プラメット」は、スリルを求める方におすすめです。
暑いフロリダで、ひんやりとした雪の世界をテーマにしたウォーターパークは、新鮮な体験となるでしょう。
世界のディズニーパークと広さを比較
フロリダディズニーの広大さは際立っていますが、世界には他にも魅力的なディズニーパークがたくさんあります。ここでは、世界の主要なディズニーリゾートとフロリダディズニーの広さを比較してみましょう。
本章では、以下のリゾートとの比較を行います。
- 東京ディズニーリゾートとの比較
- カリフォルニア ディズニーランド・リゾートとの比較
- ディズニーランド・パリとの比較
- 上海ディズニーリゾートとの比較
- 香港ディズニーランド・リゾートとの比較
東京ディズニーリゾートとの比較
日本の東京ディズニーリゾートは、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの2つのパークで構成されており、総面積は約2.01平方キロメートルです。 これに対してフロリダディズニーは約122平方キロメートルなので、フロリダディズニーは東京ディズニーリゾートの約60倍もの広さを誇ります。 パーク単体で見ても、マジックキングダム・パークだけでも東京ディズニーランド(約0.51平方キロメートル)より少し小さいくらいですが、リゾート全体の規模で比較するとその差は歴然です。
カリフォルニア ディズニーランド・リゾートとの比較
世界で最初にオープンしたディズニーランドがあるカリフォルニア ディズニーランド・リゾートは、ディズニーランド・パークとディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークの2つのパークがあり、総面積は約2.1平方キロメートルです。 フロリダディズニーと比較すると、フロリダディズニーの方が圧倒的に広いことがわかります。 カリフォルニアは2つのパークが隣接しており徒歩での移動が可能ですが、フロリダではパーク間の移動に交通機関が必須です。
ディズニーランド・パリとの比較
ヨーロッパ唯一のディズニーリゾートであるディズニーランド・パリは、ディズニーランド・パークとウォルト・ディズニー・スタジオ・パークの2つのパークがあり、総面積は約22.3平方キロメートルです。 これはフロリダディズニーに次ぐ広さですが、それでもフロリダディズニーの約5分の1程度です。 パリならではの美しい景観や、ヨーロッパの文化を取り入れたアトラクションが魅力です。
上海ディズニーリゾートとの比較
2016年にオープンした上海ディズニーリゾートは、現在1つのテーマパーク(上海ディズニーランド)で構成されており、総面積は約4.1平方キロメートルです。 フロリダディズニーと比較するとかなりコンパクトですが、1つのディズニー・パークとしては世界最大級の広さを誇ります。 中国の文化を取り入れた独自の魅力があり、今後の拡張も期待されています。
香港ディズニーランド・リゾートとの比較
香港ディズニーランド・リゾートは、1つのテーマパーク(香港ディズニーランド)で構成されており、総面積は約1.26平方キロメートルと、世界のディズニーリゾートの中では最もコンパクトです。 フロリダディズニーと比較すると、その差は非常に大きいです。しかし、その分効率的にパークを回りやすいというメリットもあります。
フロリダディズニーを効率よく楽しむためのポイント
広大なフロリダディズニーを最大限に楽しむためには、事前の計画と効率的な移動が不可欠です。ここでは、フロリダディズニーを満喫するためのいくつかのポイントをご紹介します。
本章では、以下のポイントについて解説します。
- 滞在日数と計画の立て方
- パーク間の移動手段
- 公式アプリ「My Disney Experience」の活用
- ジーニー・プラス(有料ファストパス)の利用
- 子連れで楽しむための注意点
滞在日数と計画の立て方
フロリダディズニーを十分に楽しむためには、最低でも4日間、できれば7泊9日以上の日程を確保することをおすすめします。 4つのテーマパークを1日1パークずつ巡るだけでも4日間必要です。ウォーターパークやディズニー・スプリングス(ショッピングやダイニングエリア)も楽しみたい場合は、さらに日数が必要になります。
事前にどのパークを重点的に回りたいか、どのアトラクションに乗りたいかをリストアップし、大まかなスケジュールを立てておくとスムーズです。特に人気のレストランは予約が必須なので、早めに予約状況を確認しましょう。
パーク間の移動手段
広大な敷地内の移動には、ディズニーが提供する無料の交通手段が便利です。
- バス:各テーマパーク、ウォーターパーク、ホテル、ディズニー・スプリングスを結んでいます。最も広範囲をカバーしている移動手段です。
- モノレール:マジックキングダムとエプコット、一部の直営ホテルを結んでいます。
- ボート(フェリー):マジックキングダム周辺のホテルや、エプコットとハリウッドスタジオ間などで運行されています。
- ディズニー・スカイライナー(ゴンドラ):エプコットとハリウッドスタジオ、一部の直営ホテルを結んでいます。 空からの景色も楽しめます。
これらの交通手段をうまく組み合わせることで、効率的にパーク間を移動できます。ただし、移動には時間がかかる場合もあるため、余裕を持った計画を立てましょう。 また、Lyftなどのライドシェアサービスも利用可能です。
公式アプリ「My Disney Experience」の活用
フロリダディズニーを満喫するためには、公式アプリ「My Disney Experience」のダウンロードが必須です。 このアプリでは、以下のことができます。
- パークチケットの管理、入園予約
- アトラクションの待ち時間確認
- レストランの予約、モバイルオーダー
- ジーニー・プラス(有料ファストパス)の購入・予約
- パークマップの確認
- フォトパス(プロのカメラマンによる写真サービス)の写真確認
アプリを使いこなすことで、パーク内での時間をより有効に活用できます。
ジーニー・プラス(有料ファストパス)の利用
人気アトラクションの待ち時間を短縮したい場合は、ジーニー・プラス(Disney Genie+)の利用を検討しましょう。 これは有料のサービスで、特定のアトラクションのライトニング・レーン(優先入場レーン)を予約できます。1日に利用できる回数には限りがありますが、うまく活用すればより多くのアトラクションを体験できます。
特に混雑が予想される日や、絶対に乗りたいアトラクションがある場合には有効な手段です。
子連れで楽しむための注意点
小さなお子様連れの場合は、いくつか注意しておきたい点があります。
- ベビーカーのレンタル:各パークでベビーカーのレンタルが可能です。 広大なパークを移動するには必須アイテムと言えるでしょう。
- ベビーケアセンター:各パークには、授乳やおむつ替えができるベビーケアセンターが設置されています。
- ライダー・スイッチ(チャイルド・スワップ):身長制限などでアトラクションに乗れないお子様がいる場合、保護者が交代でアトラクションを利用できるシステムです。
- 迷子対策:万が一はぐれてしまった場合に備えて、連絡先を書いたカードを持たせておくなどの対策をしておくと安心です。
- 食事:お子様向けのメニューがあるレストランや、アレルギー対応をしてくれるレストランもあります。事前に調べておくと良いでしょう。
無理のないスケジュールを立て、休憩をこまめに取りながら楽しむことが大切です。
フロリダディズニーの広さに関するよくある質問
ここでは、フロリダディズニーの広さに関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
フロリダディズニーワールドの広さは東京ドーム何個分ですか?
フロリダディズニーワールドの広さは、東京ドーム約2,400個~2,500個分に相当します。 この広大な敷地の中に、4つのテーマパーク、2つのウォーターパーク、ホテル、商業施設などが点在しています。
フロリダディズニーワールドの広さは山手線内側の何倍ですか?
フロリダディズニーワールドの広さは、山手線内側の面積(約63平方キロメートル)の約1.5倍から1.6倍です。 都心部がすっぽり収まってしまうほどの広大なリゾートエリアです。
フロリダディズニーワールドの4つのパークで一番広いのはどこですか?
フロリダディズニーワールドの4つのテーマパークの中で、一般的にディズニー・アニマルキングダムが最も広いと言われています。広大な敷地の中に、動物たちが暮らすエリアや自然をテーマにしたアトラクションが配置されています。
フロリダディズニーワールドを全部回るには何日かかりますか?
フロリダディズニーワールドの全てのアトラクションやショーを網羅し、じっくり楽しむためには、最低でも7泊9日、理想を言えばそれ以上の日数があると良いでしょう。 4つのテーマパークそれぞれに1日ずつ割り当てても4日間、さらにウォーターパークやディズニー・スプリングスなども楽しむとなると、かなりの日数が必要になります。移動時間も考慮し、余裕を持った計画を立てることが大切です。
フロリダディズニーワールドの移動手段は何がありますか?
フロリダディズニーワールド内の主な移動手段は、ディズニーが提供する無料の交通機関です。具体的には、バス、モノレール、ボート(フェリー)、ディズニー・スカイライナー(ゴンドラ)があります。 これらを目的地やホテルの場所に応じて使い分けることになります。また、有料ですがLyftなどのライドシェアサービスも利用可能です。
フロリダディズニーワールドと東京ディズニーリゾートの広さの違いは?
フロリダディズニーワールドの総面積は約122平方キロメートルであるのに対し、東京ディズニーリゾートの総面積は約2.01平方キロメートルです。 つまり、フロリダディズニーワールドは東京ディズニーリゾートの約60倍もの広さを誇ります。 この差は、リゾート全体の規模感やパーク間の移動方法などに大きな違いを生んでいます。
まとめ
- フロリダディズニーの総面積は約122平方キロメートル。
- 東京ドーム約2400~2500個分の広さに相当。
- 山手線内側の面積の約1.5~1.6倍。
- 4つのテーマパークと2つのウォーターパークがある。
- マジックキングダムは夢と魔法の王国。
- エプコットは未来と世界の文化を体験。
- ハリウッドスタジオは映画の世界がテーマ。
- アニマルキングダムは動物と自然がテーマ。
- 世界のディズニーパークの中で圧倒的な広さ。
- 東京ディズニーリゾートの約60倍の広さ。
- 効率よく楽しむには最低4日、推奨7泊9日以上。
- パーク間の移動は無料のバス、モノレール等が便利。
- 公式アプリ「My Disney Experience」は必須。
- ジーニー・プラスで待ち時間を短縮可能。
- 子連れ向けサービスも充実している。