英検の合否を大きく左右するライティングセクション。「何から書き始めたらいいかわからない…」「時間が足りなくて最後まで書けない!」そんな悩みを抱えていませんか?実は、英検のライティングには、誰でも高得点を狙える「型」が存在します。それが定型文(テンプレート)の活用です。本記事では、プロの視点から、コピペするだけで使える級別の万能定型文と、それを使いこなして合格を掴むための具体的な方法を徹底解説します。
なぜ英検ライティングに定型文が必須なのか?3つのメリット

「定型文の丸暗記って、本当に効果があるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。しかし、英検のライティングにおいて定型文の活用は、単なる時短術にとどまらない、合格に不可欠な戦略と言えます。その理由は、大きく分けて3つのメリットがあるからです。
本章では、なぜ定型文が必須なのか、その具体的なメリットについて詳しく解説します。
- 時間内に質の高い文章を書き上げるため
- 論理的な構成で減点を防ぐため
- 語彙や文法のミスを最小限に抑えるため
時間内に質の高い文章を書き上げるため
英検のライティング試験で最も大きな壁となるのが「時間制限」です。特に準2級以上になると、限られた時間の中で自分の意見をまとめ、理由を2つ挙げ、規定の語数で記述する必要があります。試験本番の緊張感の中で、ゼロから構成を考え、適切な英語表現を探し出すのは至難の業です。
しかし、定型文を覚えておけば、文章の骨格を瞬時に組み立てることができます。「導入はこう書く」「理由の1つ目はこう始める」「結論はこう締めくくる」という型が決まっているだけで、思考の負担が大幅に軽減され、貴重な時間を「意見や理由の中身を考える」という最も重要な部分に集中させることができるのです。これにより、焦りからくる凡ミスを防ぎ、時間内に質の高い文章を完成させることが可能になります。
論理的な構成で減点を防ぐため
英検のライティングは、「内容」「構成」「語彙」「文法」の4つの観点で採点されます。 この中でも特に重要なのが、「構成」です。意見がどれだけ素晴らしくても、文章の構成が分かりにくく、論理的でなければ高得点は望めません。
英語のエッセイは、「結論(意見)→理由→具体例→結論」というPREP法に基づいた論理的な構成が基本です。 定型文は、この理想的な構成に沿って作られています。そのため、定型文に当てはめて書くだけで、自然と論理的で分かりやすい文章構成になり、「構成」の項目で安定して得点できるようになるのです。思いつくままに書き進めてしまい、話があちこちに飛んでしまうという失敗を防ぐための、強力なガイドラインとなってくれます。
語彙や文法のミスを最小限に抑えるため
ライティングで意外と多いのが、ケアレスミスによる減点です。例えば、三単現の「s」の付け忘れ、時制の不一致、前置詞の誤りなど、自分では気づきにくい小さなミスが積み重なり、評価を下げてしまうことがあります。
その点、定型文は文法的に完成されたフレーズです。これを活用することで、少なくとも文章の土台部分においては、文法的なミスを心配する必要がなくなります。もちろん、自分で考える意見や理由の部分でミスをする可能性は残りますが、文章全体のミスを大幅に減らせることは大きなアドバンテージです。語彙に関しても、定型文で使われている接続詞や副詞(e.g., Therefore, For these reasons, In conclusion)は、文章を論理的に見せる効果があり、「語彙」の評価アップにも繋がります。
【コピペで使える】英検ライティング万能定型文テンプレート(級別)

お待たせしました!ここからは、実際に英検のライティングでそのまま使える万能定型文を、文章の構成に沿ってご紹介します。まずは基本の型を覚え、その後で自分のレベルや書きたい内容に合わせてアレンジしていくのがおすすめです。3級から準1級まで、幅広く使える表現を集めましたので、ぜひあなたの「武器」にしてください。
- 意見を表明する【導入編】
- 理由を述べる【本論編】
- 締めくくる【結論編】
- 【級別】アレンジで差がつく表現
意見を表明する【導入編】
ライティングの第一印象を決める最も重要な部分です。ここでトピックに対する自分の立場を明確に示します。
【基本形:賛成・反対を表明する】
- I think that [TOPIC]. (~だと思います。)
- I agree with the idea that [TOPIC]. (~という考えに賛成です。)
- I do not think that [TOPIC]. (~だとは思いません。)
- I disagree with the idea that [TOPIC]. (~という考えに反対です。)
【理由が2つあることを示す】
- I have two reasons for this. (これには2つの理由があります。)
- There are two reasons why I think so. (そう思う理由は2つあります。)
(例文:2級)
TOPIC: Some people say that young people should spend more time in the countryside. Do you agree with this opinion?
I agree with the opinion that young people should spend more time in the countryside. I have two reasons for this.
理由を述べる【本論編】
導入で示した意見をサポートするための、具体的な理由を2つ述べるパートです。接続詞を効果的に使うことで、文章の流れがスムーズになります。
【1つ目の理由】
- First, / Firstly, / First of all, (第一に、)
- One reason is that … (理由の1つは~です。)
- To begin with, … (まず初めに、)
【2つ目の理由】
- Second, / Secondly, (第二に、)
- Another reason is that … (もう1つの理由は~です。)
- In addition, / Moreover, / Furthermore, (さらに、)
【具体例を挙げる】
- For example, / For instance, (例えば、)
(例文:準2級)
QUESTION: Do you think it is a good idea for students to have a smartphone?
First, they can contact their family easily when they are in trouble. Second, they can use it to study. For example, they can look up words they don’t know right away.
締めくくる【結論編】
最後に、これまで述べてきたことをまとめ、自分の意見を再度主張して締めくくります。導入と同じ内容の繰り返しにならないよう、少し表現を変えるのがポイントです。
- For these reasons, I think that [TOPIC]. (これらの理由から、私は~だと思います。)
- In conclusion, I believe that [TOPIC]. (結論として、私は~だと信じています。)
- Therefore, it is a good idea to [TOPIC]. (したがって、~するのは良い考えです。)
(例文:3級)
QUESTION: Which do you like better, reading books or playing video games?
For these reasons, I like reading books better than playing video games.
【級別】アレンジで差がつく表現
基本の定型文を覚えたら、次は級に合わせて表現をレベルアップさせてみましょう。少し難しい単語や構文を使うだけで、採点者への印象がぐっと良くなります。
【準2級・2級向け】
- It is important for people to … (人々にとって~することは重要です。)
- It allows us to … (それは私たちが~することを可能にします。)
- Thanks to …, we can … (~のおかげで、私たちは~できます。)
【準1級・1級向け】
- It is often said that … (~だとよく言われます。)
- From an economic/environmental point of view, … (経済的な/環境的な観点から言うと、)
- There is no doubt that … (~であることは疑いようがありません。)
- Taking these points into consideration, … (これらの点を考慮に入れると、)
これらの表現をストックしておき、トピックに合わせて使い分けることで、「この受験者は高い英語力を持っているな」とアピールすることができます。
要注意!定型文の使いすぎは減点対象?失敗しないための3つのルール

定型文は非常に強力なツールですが、使い方を間違えると逆効果になることもあります。ただ闇雲に暗記したフレーズを並べるだけでは、高得点は期待できません。ここでは、定型文を使いこなし、減点を避けるための重要な3つのルールを解説します。これらのポイントを押さえることで、あなたのライティングはより自然で説得力のあるものになるでしょう。
- ルール1:丸暗記に頼らず「自分の言葉」を加える
- ルール2:トピックとズレた定型文は使わない
- ルール3:同じ表現の繰り返しは避ける
ルール1:丸暗記に頼らず「自分の言葉」を加える
定型文の最大の落とし穴は、それに頼りすぎてしまうことです。導入から結論まで、全てを定型文で埋め尽くした文章は、中身が伴わず、採点者に「自分の意見がない」という印象を与えてしまいます。定型文はあくまで文章の「骨格」です。その骨格に、「自分の意見や経験」という肉付けをすることが不可欠です。
例えば、「First, it is good for our health.」という理由を書いたとします。これだけでは非常に抽象的です。ここに、「For example, we can get fresh air and relieve stress by walking in the park.」のように、具体的な行動や結果を自分の言葉で付け加えることで、文章に深みと説得力が生まれます。定型文は思考のショートカットツールであり、思考を停止させるためのものではない、ということを肝に銘じておきましょう。
ルール2:トピックとズレた定型文は使わない
便利な定型文をたくさん覚えると、つい色々な場面で使いたくなってしまうかもしれません。しかし、トピックの内容と定型文のニュアンスが合っていないと、文章全体が不自然になってしまいます。
例えば、「環境問題」という深刻なトピックについて書いているのに、「It is fun for us to…(~するのは楽しい)」といった表現を使うのは不適切です。また、準1級などで提示されるPOINTS(論点)と関係のない理由を、無理やり定型文に当てはめて展開するのもNGです。 常に「このトピックに対して、この表現はふさわしいか?」と自問自答する癖をつけましょう。定型文は万能薬ではなく、あくまで状況に応じて使い分けるべき道具の一つです。
ルール3:同じ表現の繰り返しは避ける
ライティングの評価項目には「語彙」があり、同じ単語や表現の繰り返しは減点の対象となります。 これは定型文にも当てはまります。例えば、理由を述べる際に「I think…」を連発したり、結論で導入と全く同じ文章を使ったりすると、語彙力が低いと判断されかねません。
これを避けるためには、同じ意味を持つ複数の表現をストックしておくことが有効です。例えば、「I think」の代わりに「I believe」や「In my opinion」を使う。「For example」の代わりに「For instance」を使う。「In conclusion」の代わりに「For these reasons」や「Therefore」を使う、といった具合です。 このような小さな工夫が、文章の質を格段に向上させ、採点者に良い印象を与えるのです。
「書くことがない…」を解決!ライティングのアイデアを生み出す思考法

「定型文は覚えたけど、肝心の理由が全く思いつかない…」これは多くの受験者が抱える深刻な悩みです。特に、馴染みのないトピックが出題された場合、頭が真っ白になってしまうこともあります。しかし、心配は無用です。アイデアを生み出すための思考法を知っていれば、どんなトピックにも対応できるようになります。ここでは、あなたの頭の中にある引き出しを増やすための具体的な方法をご紹介します。
- 視点を変えて多角的に考える
- 「5W1H」で具体的に掘り下げる
- 賛成・反対の両方の立場から考えてみる
視点を変えて多角的に考える
アイデアが浮かばない時、多くの場合は自分の視点だけで考えようとしています。そんな時は、意識的に視点を切り替えてみましょう。英検でよく出題されるトピックには、いくつかの共通した切り口があります。
【アイデア出しの9つの視点】
- 経済・お金 (Economy/Money): コストはかかるか?節約になるか?経済を活性化させるか?
- 健康 (Health): 体に良いか?悪いか?ストレスは増えるか?減るか?
- 環境 (Environment): 地球に優しいか?公害に繋がらないか?
- 教育 (Education): 子供たちの学びに繋がるか?教育の機会は増えるか?
- 技術 (Technology): 便利になるか?新しい問題は生まれないか?
- 社会・地域 (Society/Community): 地域社会は良くなるか?人々の交流は増えるか?
- 時間 (Time): 時間の節約になるか?時間を奪われないか?
- 安全 (Safety): 安全性は高まるか?危険はないか?
- 国際関係 (International Relations): 他国との関係は良くなるか?
例えば、「オンラインショッピングはもっと普及すべきか?」というトピックが出たら、「経済の視点(店に行かなくても買えて便利、地方の店も全国に売れる)」「時間の視点(買い物に行く時間が節約できる)」「環境の視点(配送によるCO2排出が増える)」など、複数の切り口から理由を考えることができます。
「5W1H」で具体的に掘り下げる
漠然としたアイデアしか浮かばない時は、「5W1H」を使って掘り下げてみましょう。
- Who(誰が): 子供?高齢者?学生?社会人?
- When(いつ): 将来?現在?昔?
- Where(どこで): 学校で?家庭で?社会で?
- What(何を): 具体的に何をするのか?
- Why(なぜ): なぜそれが重要なのか?
- How(どのように): どのように実現するのか?
例えば、「学生はもっとボランティア活動をすべきだ」という意見に対して、「Why?」と問いかけると、「社会経験を積めるから」という理由が浮かびます。さらに「How?」と考えると、「地域の清掃活動に参加したり、老人ホームを訪問したりする」といった具体例が出てきます。このように、自問自答を繰り返すことで、アイデアが具体的になり、説得力のある文章を書く材料が揃います。
賛成・反対の両方の立場から考えてみる
ライティングで最も重要なのは、論理的に一貫した文章を書くことであり、必ずしも自分の本心を書く必要はありません。 自分が書きやすい方の立場で書くのが高得点のコツです。
そのため、アイデア出しの段階では、まず賛成・反対の両方の立場で理由を2つずつ書き出してみることをお勧めします。
(例)トピック:学生は制服を着るべきか?
- 賛成の理由:
- 毎朝服を選ぶ必要がなく、時間が節約できる。
- 生徒間の経済的な格差が見えにくくなる。
- 反対の理由:
- 個性を表現する機会が失われる。
- 高価であり、家庭の経済的負担になる。
このように両方の意見を並べてみることで、「どちらの理由の方が、自分にとって英語で説明しやすいか」「具体例を挙げやすいか」を客観的に判断できます。書きやすい方を選べば、途中で筆が止まってしまうリスクを減らすことができます。
定型文を自分の武器にするための具体的な勉強法

定型文やアイデア出しの方法を学んだだけでは、まだ宝の持ち腐れです。それらを本番で自在に使いこなせる「自分の武器」にするためには、日々のトレーニングが欠かせません。ここでは、インプットとアウトプットを効果的に組み合わせた、具体的な勉強法をご紹介します。このステップを実践することで、あなたのライティング力は飛躍的に向上するはずです。
- ステップ1:良質な例文をインプットする
- ステップ2:時間を計って実際に書いてみる
- ステップ3:必ず添削を受けて改善点を知る
ステップ1:良質な例文をインプットする
まずは、質の高い英文にたくさん触れることが全ての基本です。過去問や問題集に掲載されている模範解答は、語彙、文法、構成の全てにおいて優れた教材です。
ただ読むだけでなく、「なぜこの表現が使われているのか」「この接続詞はどんな効果があるのか」を考えながら分析的に読み込みましょう。気に入った表現や使えそうな定型文があれば、専用のノートに書き出して「マイ・フレーズ集」を作成するのも非常に効果的です。 このインプットの量が、あなたのアウトプットの質を決めます。音読して、英語のリズムや構成を体で覚えるのもおすすめです。
ステップ2:時間を計って実際に書いてみる
インプットがある程度できたら、次はアウトプットの練習です。ここで重要なのは、必ず本番と同じ制限時間を設けて書くことです。時間を意識することで、どの部分に時間がかかっているのか、アイデア出しと記述のどちらがボトルネックになっているのかを把握できます。
最初はうまく書けなくても全く問題ありません。大切なのは、完璧な文章を目指すことではなく、時間内に自分の意見を構成し、最後まで書ききる練習を繰り返すことです。このトレーニングを積むことで、時間配分の感覚が身につき、本番での焦りをなくすことができます。週に1〜2回でも良いので、継続して取り組むことが重要です。
ステップ3:必ず添削を受けて改善点を知る
ライティング学習において、独学には限界があります。自分で書いた文章は、客観的に見ることが難しく、自分では気づけない文法ミスや不自然な表現が必ずあるからです。
書いた文章は、学校や塾の先生、英語が得意な友人など、信頼できる第三者に必ず添削してもらいましょう。 添削を受けることで、自分では気づかなかった弱点や改善点が明確になります。指摘された箇所を修正し、再度書き直すというサイクルを繰り返すことで、あなたの文章は着実に洗練されていきます。もし周りに頼める人がいない場合は、オンラインの英会話サービスやライティング添削サービスを利用するのも一つの有効な手段です。客観的なフィードバックこそが、あなたを合格へと導く最短の道しるべとなります。
よくある質問

定型文だけで合格点は取れますか?
定型文はあくまで文章の骨格を作るためのツールです。定型文だけを並べただけでは、内容が伴わないため高得点は望めません。合格点を取るためには、定型文で骨格を作った上で、そのトピックに対する自分の具体的な意見や理由を「自分の言葉」で肉付けすることが不可欠です。定型文は、思考を整理し、論理的な構成を助けるためのものと考えましょう。
オリジナルの文章の方が評価は高いですか?
必ずしもそうとは限りません。英検のライティングで評価されるのは、独創性や奇抜なアイデアではなく、「課題で求められている内容が含まれているか」「論理的な構成か」「適切な語彙・文法が使えているか」という点です。 オリジナリティにこだわりすぎて、文法ミスが多かったり、構成が分かりにくくなったりするよりは、定型文を活用して減点の少ない安定した文章を書く方が、結果的に高い評価に繋がることが多いです。
どの参考書で定型文を学ぶのがおすすめですか?
多くの英検対策の参考書には、ライティングで使える定型文や模範解答が掲載されています。特におすすめなのは、旺文社の「英検ライティング問題 完全制覇」シリーズや「英検 過去6回全問題集」などです。これらの参考書は、豊富な模範解答と詳しい解説が掲載されており、どのような定型文が効果的に使われているかを学ぶのに最適です。 自分のレベルに合ったものを選び、繰り返し学習することが大切です。
ライティングのアイデアが思いつきません。どうすればいいですか?
アイデアが浮かばない時は、本記事で紹介した「視点を変えて多角的に考える」方法を試してみてください。「経済」「健康」「環境」「教育」など、いくつかの決まった切り口からトピックを眺めることで、理由のヒントが見つかりやすくなります。 また、日頃からニュースや新聞を読んで社会問題に関心を持っておくことや、賛成・反対の両方の立場から物事を考える癖をつけておくことも、アイデアの引き出しを増やす上で非常に有効です。
まとめ

- 英検ライティングは定型文の活用が合格の鍵。
- 定型文は時間短縮と論理構成の安定に繋がる。
- 文法や語彙のミスを減らす効果も期待できる。
- 導入・本論・結論の基本テンプレートを覚えよう。
- 級に合わせて表現をアレンジすると高評価に。
- 定型文の丸暗記に頼らず自分の言葉を加えること。
- トピックに合わない定型文の使用は避けるべき。
- 同じ表現の繰り返しは語彙評価を下げるので注意。
- アイデアは多角的な視点(経済・健康など)で考える。
- 5W1Hでアイデアを具体的に掘り下げよう。
- 書きやすい方の立場で書くのが高得点のコツ。
- 良質な模範解答をインプットすることが重要。
- 本番同様に時間を計って書く練習を繰り返す。
- 独学には限界あり、必ず第三者の添削を受けること。
- 定型文を武器に、自信を持ってライティングに臨もう。