家庭菜園で人気の茄子。しかし、愛情を込めて育てている茄子に虫がついてしまうと、本当にがっかりしますよね。「葉っぱに穴が…」「実が傷だらけ…」そんな経験はありませんか?茄子は美味しいだけに、害虫にとってもご馳走です。本記事では、茄子に発生しやすい害虫の種類から、農薬に頼らない駆除方法、そして害虫を寄せ付けないための予防策まで、あなたの茄子栽培を成功に導くための情報を網羅的に解説します。大切な茄子を害虫から守り、美味しい収穫を目指しましょう。
まずは敵を知ろう!茄子に発生しやすい代表的な害虫10選

茄子の害虫対策を始めるにあたり、まずはどんな敵がいるのかを知ることが重要です。害虫の種類によって、その生態や効果的な対策は異なります。ここでは、茄子の栽培で特に注意すべき代表的な10種類の害虫について、その特徴と被害のサインを写真付きで詳しく解説します。あなたの茄子を悩ませている害虫の正体を突き止めましょう。
- アブラムシ
- テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)
- ハダニ
- アザミウマ(スリップス)
- ヨトウムシ
- コナジラミ
- カメムシ
- ハモグリバえ(エカキムシ)
- オオタバコガ
- チャノホコリダニ
アブラムシ
体長1mm~4mmほどの小さな虫で、緑色や黒色など様々な色をしています。新芽や葉の裏にびっしりと群生するのが特徴です。 繁殖力が非常に高く、気づいたときには大量発生していることも少なくありません。
アブラムシは植物の汁を吸って株を弱らせるだけでなく、その排泄物が原因で「すす病」という黒いカビが発生したり、ウイルス病を媒介したりと、二次的な被害も引き起こします。 葉が縮れたり、黄色く変色したりしていたら、アブラムシの発生を疑いましょう。
テントウムシダマシ(ニジュウヤホシテントウ)
益虫であるナナホシテントウによく似ていますが、こちらは茄子の葉や実を食べる厄介な害虫です。 名前の通り、背中に28個の黒い斑点があり、ナナホシテントウよりも光沢がなく、くすんだ色合いをしています。
幼虫も成虫も、葉の裏側から表皮を残して網目状に食害するのが特徴です。 被害を受けた葉は、レースのように透けた状態になり、やがて枯れてしまいます。 ジャガイモの近くで茄子を栽培すると発生しやすい傾向があるため注意が必要です。
ハダニ
体長0.3mm~0.5mmと非常に小さく、肉眼での確認が難しい害虫です。 蜘蛛の仲間に分類され、高温で乾燥した環境を好みます。 梅雨明けから夏にかけて特に発生が増える傾向にあります。
葉の裏に寄生して汁を吸い、葉の表面に白い小さな斑点が現れます。 被害が進行すると葉全体がかすれたようになり、光合成ができなくなってしまいます。 大量発生するとクモの巣のような糸を張るのも特徴の一つです。
アザミウマ(スリップス)
体長1mm~2mmほどの細長い虫で、花の中や葉の付け根に潜んでいます。 茄子ではミカンキイロアザミウマやミナミキイロアザミウマなどが問題となります。
アザミウマに汁を吸われると、葉や実に銀白色のかすり傷のような跡が残ったり、花が変色して開かなくなったりします。 また、ウイルス病を媒介することもあるため、早期の発見と駆除が重要です。
ヨトウムシ
ヨトウガ(夜盗蛾)の幼虫で、その名の通り夜間に活動して葉や実を食い荒らす害虫です。 昼間は株元や土の中に隠れているため、見つけにくいのが特徴です。
若い幼虫は葉の裏から集団で食害し、葉を白っぽく変色させます。成長すると分散し、葉に大きな穴を開けたり、実に侵入したりするようになります。 被害が大きいと、収穫が皆無になることもある恐ろしい害虫です。
コナジラミ
体長1mm~2mmほどの白い小さな虫で、カメムシの仲間です。 葉を揺らすと白い粉のようなものが一斉に飛び立つのが特徴です。
アブラムシと同様に葉の裏に寄生して汁を吸い、株を弱らせます。 排泄物が原因で「すす病」を引き起こす点もアブラムシと共通しています。 トマトやきゅうりなど、様々な野菜で発生するため、他の野菜からの飛来にも注意が必要です。
カメムシ
独特の臭いを放つことで知られるカメムシも、茄子の害虫の一つです。様々な種類のカメムシが茄子に被害を与えます。
成虫も幼虫も、果実から汁を吸うため、吸われた部分は硬くなったり、変色したりして商品価値が著しく低下します。 飛来してきて被害を与えるため、完全に防ぐのは難しいですが、見つけ次第捕殺することが重要です。
ハモグリバエ(エカキムシ)
体長2mmほどの小さなハエの幼虫が、葉の内部を食い進むことで被害をもたらします。 その食害の跡が、葉に白いペンで絵を描いたような筋状になることから「エカキムシ」とも呼ばれています。
食害された部分は光合成ができなくなり、被害が広がると葉が枯れてしまいます。直接的に実を害するわけではありませんが、株全体の生育が悪くなる原因となります。
オオタバコガ
ヨトウムシと同じく、ガの幼虫です。名前の通り、タバコだけでなく、茄子やトマト、ピーマンなど多くの野菜の果実を好んで食害します。
この害虫の最も厄介な点は、実に穴を開けて内部に侵入し、中から食い荒らすことです。 外から見ると小さな穴しかなくても、中が糞で汚染されていることが多く、被害果は食べられなくなってしまいます。
チャノホコリダニ
ハダニよりもさらに小さい、体長0.2mmほどのダニです。肉眼での発見はほぼ不可能です。
新芽や若い葉、果実の表面から汁を吸います。被害を受けた部分は、成長が止まって硬化し、表面が茶色くザラザラしたコルク状になるのが特徴です。 生育初期に被害を受けると、株全体の成長が著しく阻害されます。
【農薬を使いたくない方へ】今日からできる!茄子の害虫駆除&予防(自然派編)

「家庭菜園だから、できるだけ農薬は使いたくない」そう考える方は多いでしょう。幸いなことに、農薬に頼らなくても茄子の害虫を駆除したり、発生を予防したりする方法はたくさんあります。ここでは、体や環境に優しい自然派の対策を「物理的に防ぐ」「自然由来のアイテムを活用する」「天敵や他の植物の力を借りる」という3つのアプローチからご紹介します。
- 物理的に防ぐ・駆除する方法
- 自然由来のアイテムを活用する方法
- 天敵や他の植物の力を借りる方法
物理的に防ぐ・駆除する方法
まずは、害虫の侵入そのものを防いだり、見つけた害虫を直接取り除いたりする物理的な方法です。原始的に見えますが、非常に効果的な対策です。
防虫ネット・寒冷紗で侵入を防ぐ
アブラムシ、アザミウマ、コナジラミ、ガの仲間など、多くの害虫は飛んできて茄子に卵を産み付けます。そこで効果的なのが、植え付け後すぐに防虫ネットや寒冷紗でトンネルを作ってあげることです。 物理的に侵入経路を断つことで、被害を大幅に減らすことができます。特にアザミウマやコナジラミのような小さな虫を防ぐには、0.4mm以下の目の細かいネットを選ぶのがおすすめです。
キラキラ光るもので遠ざける(シルバーマルチなど)
アブラムシなどの一部の害虫は、キラキラとした光の反射を嫌う性質があります。 この性質を利用して、株元にシルバーマルチやアルミホイルを敷いたり、銀色のテープを張ったりすると、害虫の飛来を抑制する効果が期待できます。 地温の上昇を抑える効果もあるため、夏の栽培にも適しています。
見つけ次第、手やテープで取り除く
最もシンプルで確実な方法が、見つけた害虫を手で捕殺することです。ヨトウムシやテントウムシダマシなど、比較的大きな害虫にはこの方法が有効です。
アブラムシのように小さな虫が群生している場合は、粘着テープ(ガムテープなど)をペタペタと貼り付けて取り除くのも良い方法です。 葉を傷つけないように、粘着力の弱いテープを使うのがコツです。
水で洗い流す
アブラムシやハダニは水に弱い性質があります。 発生初期であれば、ホースやスプレーで勢いよく水をかけ、葉の裏を中心に洗い流すだけでもかなりの数を減らすことができます。 ただし、病気の原因になることもあるため、水やり後は葉が早く乾くように、風通しの良い晴れた日の午前中に行うのがおすすめです。
自然由来のアイテムを活用する方法
身近にあるものや、自然由来の資材を使って害虫を遠ざける方法もあります。手軽に試せるのが魅力です。
木酢液・竹酢液スプレー
木酢液や竹酢液は、炭を焼くときに出る煙を冷やして液体にしたものです。 これ自体に殺虫効果はありませんが、その独特の燻製のような香りを害虫が嫌うため、忌避効果が期待できます。 商品の表示に従って水で500倍~1000倍程度に薄め、定期的に葉の表裏に散布します。 土壌改良効果も期待できる優れものです。
牛乳スプレー・石鹸水スプレー
アブラムシやハダニなど、体の小さい害虫に効果的な方法です。牛乳を水で1:1に薄めたものや、水500mlに食器用洗剤を2~3滴混ぜたものをスプレーします。
乾くと膜ができて害虫を窒息させる仕組みです。 散布後、乾いたら水で洗い流さないと、植物の気孔を塞いだり、カビの原因になったりするので注意しましょう。
ニームオイル
ニームというインド原産の木の実から抽出されるオイルで、天然の忌避・殺虫成分を含んでいます。 アブラムシをはじめ、幅広い害虫に対して効果があるとされています。 水で薄めて散布しますが、展着剤(石鹸など)を少し加えると、葉への付着が良くなり効果が高まります。
天敵や他の植物の力を借りる方法
自然の生態系を利用して、害虫をコントロールする方法です。化学物質に頼らない、持続可能な菜園づくりにつながります。
天敵を利用する(益虫)
アブラムシの天敵であるテントウムシやヒラタアブの幼虫は、たくさんのアブラムシを食べてくれる頼もしい存在です。 むやみに殺虫剤を使うと、こうした益虫まで殺してしまうことになります。畑に多様な虫がいる環境を大切にしましょう。また、アザミウマの天敵であるスワルスキーカブリダニなどの天敵製剤を利用する方法もあります。
コンパニオンプランツを植える
コンパニオンプランツとは、一緒に植えることでお互いに良い影響を与えあう植物のことです。茄子の近くに特定の植物を植えることで、害虫を遠ざける効果が期待できます。
例えば、マリーゴールドの根にいる微生物は、土壌中のセンチュウを減らす効果があります。また、ネギやニラ、ニンニクなどの強い香りのするユリ科の植物は、アブラムシなどの害虫を遠ざける効果があると言われています。 彩りも豊かになり、一石二鳥です。
どうしても駆除できない…そんな時のための農薬(殺虫剤)活用術

自然派の対策を試しても、害虫の勢いが止まらない。そんな時は、最終手段として農薬(殺虫剤)の使用を検討しましょう。正しく使えば、被害を最小限に食い止め、大切な茄子を守ることができます。ここでは、農薬を選ぶ際のポイントや安全な使い方について解説します。
- 農薬選びのポイント
- 茄子に使えるおすすめの殺虫剤
- 農薬を安全に使うための注意点
農薬選びのポイント
ホームセンターなどに行くと、たくさんの種類の農薬が並んでいてどれを選べば良いか迷ってしまいますよね。農薬を選ぶ際は、以下の2つのポイントを必ず確認しましょう。
一つ目は「適用作物」です。その農薬が「なす」に使用できるか、必ずラベルを確認してください。 登録のない作物に使うことは法律で禁止されています。
二つ目は「対象害虫」です。アブラムシに効く薬、ハダニに効く薬など、農薬によって効果のある害虫は異なります。 駆除したい害虫の名前がラベルに記載されているかを確認しましょう。
茄子に使えるおすすめの殺虫剤
家庭菜園で使いやすい、代表的な殺虫剤をいくつかご紹介します。
- スプレータイプ: ベニカベジフルスプレー、アーリーセーフなど。 購入してすぐに使える手軽さが魅力です。発生初期や、限られた範囲の駆除に向いています。
- 希釈タイプ: モスピラン液剤、ダントツ水溶剤、アドマイヤーフロアブルなど。 自分で水で薄めて使うタイプで、広範囲に散布する場合や、コストを抑えたい場合に適しています。
- 天然成分由来: コロマイト乳剤(有機JAS対応)、ロハピなど。 食品成分や天然由来の成分で作られており、化学合成農薬に抵抗がある方におすすめです。
特に、同じ系統の農薬を連続して使用すると、害虫に抵抗性がついて効きにくくなることがあります。 作用の異なる複数の薬剤を順番に使う「ローテーション散布」を心がけましょう。
農薬を安全に使うための注意点
農薬は正しく使ってこそ効果を発揮し、安全性も保たれます。使用する際は、以下の点を必ず守ってください。
- ラベルをよく読む: 希釈倍率、使用時期、使用回数、収穫前日数などの記載事項を必ず守りましょう。
- 適切な服装で行う: 長袖、長ズボン、マスク、手袋、メガネなどを着用し、薬剤が皮膚や目、口に入らないように保護します。
- 風のない日に行う: 風が強い日に散布すると、薬剤が飛散して自分にかかったり、近隣の畑に影響を与えたりする恐れがあります。
- 散布は葉の裏までたっぷりと: 害虫は葉の裏に隠れていることが多いです。 葉の表だけでなく、裏側にもしっかりと薬剤がかかるように散布しましょう。
そもそも害虫を寄せ付けない!栽培環境づくりのコツ

害虫が発生してから駆除するのは大変な労力がかかります。最も理想的なのは、そもそも害虫が発生しにくい環境を作ってあげることです。日々の少しの工夫で、害虫のリスクを大きく減らすことができます。ここでは、茄子を健康に育て、害虫を寄せ付けないための栽培環境づくりのコツをご紹介します。
- 風通しを良くする(剪定・整枝)
- 適切な水やりと肥料管理
- 土壌の健康を保つ
- 連作を避ける
風通しを良くする(剪定・整枝)
葉が密集して茂りすぎると、株内部の風通しが悪くなります。湿気がこもりやすくなり、病気や害虫、特にアブラムシやハダニが発生しやすい環境になってしまいます。
これを防ぐために、定期的な剪定や整枝が欠かせません。内側に向かって伸びている枝や、混み合っている部分の葉を摘み取る「葉かき」を行いましょう。株全体に太陽の光がまんべんなく当たり、風が通り抜けるようにしてあげることで、害虫の隠れ家をなくし、健康な生育を促します。
適切な水やりと肥料管理
植物の健康状態は、害虫の発生に大きく影響します。特に肥料の与えすぎには注意が必要です。
肥料の中でも、葉や茎の成長を促す「窒素」成分が過剰になると、植物体が軟弱になり、アブラムシなどの害虫を呼び寄せやすくなります。 肥料は規定の量を守り、与えすぎないようにしましょう。また、水やりも重要です。土が乾燥しすぎるとハダニが発生しやすくなりますが、逆に過湿になると根腐れの原因になります。土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。
土壌の健康を保つ
健康な土壌で育った作物は、病害虫に対する抵抗力も強くなります。植え付け前には、堆肥などの有機物を十分にすき込み、水はけと水持ちの良い、ふかふかの土を作ってあげましょう。
また、ヨトウムシの幼虫などは土の中に潜んでいることがあります。 植え付け前に土をよく耕し、もし幼虫を見つけたら取り除いておくと、後の被害を減らすことができます。
連作を避ける
同じ場所で毎年同じ科の野菜(茄子、トマト、ピーマン、ジャガイモなど)を栽培することを「連作」といいます。連作を続けると、その作物を好む特定の病原菌や害虫が土の中に増え、「連作障害」が起こりやすくなります。
これを避けるためには、一度ナス科の野菜を植えた場所では、3~4年は別の科の野菜を育てる「輪作」を心がけることが大切です。 どうしても同じ場所で栽培したい場合は、接ぎ木苗を利用したり、土壌消毒を行ったりする対策が必要になります。
よくある質問

茄子の葉に白い斑点があるのは何ですか?
茄子の葉に白い斑点ができる原因はいくつか考えられます。
- ハダニ: 葉の裏を吸汁されると、表側に小さな白い斑点が無数に現れます。
- アザミウマ: 吸汁された跡が、かすれたような白い筋や斑点になります。
- うどんこ病: 白い粉をまぶしたようなカビが葉の表面に広がります。
葉の裏をよく観察し、小さな虫や糸がいないか確認してみてください。虫がいればハダニやアザミウマの可能性が高く、粉っぽいカビであればうどんこ病が疑われます。
茄子の実に穴が開いている原因は何ですか?
茄子の実に穴が開いている場合、主にヨトウムシやオオタバコガといったガの幼虫による食害が考えられます。 これらの害虫は夜間に活動し、実に穴を開けて内部を食い荒らします。 被害が疑われる場合は、夜間に株を観察したり、株元の土を少し掘ってみたりすると幼虫を発見できることがあります。
虫食いの茄子は食べられますか?
虫食いの程度によります。テントウムシダマシが表面を少し食べたような跡であれば、その部分を大きく取り除けば食べることは可能です。しかし、オオタバコガのように内部に侵入している場合、中が糞で汚染されている可能性が高いため、食べるのは避けた方が安全です。 切ってみて、内部の状態を確認してから判断しましょう。
テントウムシは益虫ではないのですか?
一般的に知られている、背中の星が7つの「ナナホシテントウ」や星が2つの「フタホシテントウ」は、アブラムシを食べてくれる益虫です。しかし、茄子に害を与えるのは「ニジュウヤホシテントウ」という種類で、通称「テントウムシダマシ」と呼ばれています。 こちらは草食性で、茄子の葉や実を食べてしまう害虫です。 見た目が似ているので間違えないように注意しましょう。
木酢液の作り方と効果的な使い方は?
木酢液は市販のものを購入するのが一般的です。 使用する際は、必ず水で希釈します。虫除け目的であれば、500倍から1000倍に薄めるのが目安です。 これをスプレーボトルに入れ、週に1~2回程度、葉の表と裏にまんべんなく散布します。雨が降ると流れてしまうので、雨上がりに再度散布すると効果が持続します。殺虫効果ではなく、あくまで害虫を寄せ付けにくくする忌避効果が目的です。
アブラムシが大量発生したらどうすればいいですか?
アブラムシが大量発生してしまった場合は、複数の対策を組み合わせるのが効果的です。
- まず、ホースなどで強い水流を当てて、できるだけ多くのアブラムシを物理的に洗い流します。
- その後、牛乳スプレーや石鹸水スプレー、農薬などを散布して残ったアブラムシを駆除します。
- 被害がひどい葉や枝は、思い切って切り取って処分することも大切です。
一度で全滅させるのは難しいので、数日間隔で何度か対策を繰り返す必要があります。
まとめ

- 茄子の害虫はアブラムシやテントウムシダマシなど多岐にわたる。
- 害虫対策の第一歩は、敵の種類と被害のサインを知ること。
- 農薬を使わない駆除方法も多く、物理的防除が基本となる。
- 防虫ネットは多くの飛来害虫に効果的で、予防の要。
- アブラムシやハダニには水や牛乳スプレーが有効。
- 木酢液やニームオイルは自然派の忌避剤として活用できる。
- コンパニオンプランツは害虫を遠ざけ、菜園を豊かにする。
- 害虫の発生には、風通しや肥料管理が大きく関わっている。
- 窒素肥料の与えすぎはアブラムシを呼び寄せる原因になる。
- 剪定や整枝で風通しを良くし、害虫の隠れ家をなくす。
- 連作を避け、土壌の健康を保つことが根本的な対策になる。
- 農薬は最終手段とし、ラベルの指示を必ず守って安全に使う。
- 同じ系統の農薬の連用は薬剤抵抗性を生むため避ける。
- 虫食いの茄子は、内部まで被害が及んでいなければ食べられる。
- 日々の観察を怠らず、害虫の早期発見・早期対策を心がける。
