「今年こそ手帳を使いこなしたい！」そう意気込んで手帳を買ったものの、何を書けばいいか分からず、気づけば真っ白なページが続いている…。そんな経験はありませんか？手帳が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。多くの場合、自分に合った書き方や楽しみ方を知らないだけなのです。本記事では、手帳が続かない原因から、誰でも簡単に始められる基本的な書き方、そして毎日がもっと楽しくなるような具体的なアイデアまで、わかりやすく解説します。この記事を読めば、あなたもきっと手帳を開くのが楽しみになるはずです。
なぜ手帳が続かない？3つのよくある原因と解決策
多くの人が手帳を続けることに難しさを感じています。しかし、その原因は意外とシンプルかもしれません。ここでは、手帳が続かない代表的な3つの原因と、それぞれの解決策をご紹介します。自分に当てはまるものがないか、チェックしてみましょう。
- 完璧を目指しすぎている
- 書くことがないと感じてしまう
- 手帳を開く習慣がない
完璧を目指しすぎている
手帳を始めるとき、「毎日きれいに書かなきゃ」「全てのページを埋めなきゃ」と意気込んでいませんか？完璧を目指しすぎることは、手帳が続かなくなる大きな原因の一つです。 最初はやる気に満ちていても、忙しくて書けない日があったり、字が気に入らなかったりすると、途端にモチベーションが下がってしまいます。 完璧な手帳を作ることが目的になってしまうと、書くこと自体がプレッシャーになり、楽しめなくなってしまうのです。
大切なのは、「まあ、いっか」の精神です。書けない日があっても、字が汚くても、全く問題ありません。 空白のページがあっても気にせず、また書きたいと思った時から再開すれば良いのです。まずはハードルを下げて、殴り書きでも、一言だけでもいいので、気軽に書いてみることから始めてみましょう。 手帳はあなただけのもので、誰かに見せる必要はないのですから。
書くことがないと感じてしまう
「いざ手帳を開いても、何を書けばいいか分からない」というのも、よくある悩みです。 特に、毎日が同じようなルーティンの繰り返しだと感じていると、書くべき特別な出来事がないように思えてしまいます。 しかし、手帳に書くことは、なにも特別なイベントだけではありません。
例えば、その日食べたもの、見たテレビ番組の感想、感じたこと、思いついたアイデアなど、どんな些細なことでも記録してみましょう。 「今日のランチは美味しかった」「〇〇という言葉が心に残った」など、自分の心の動きをメモするだけでも立派なライフログになります。また、「寝る前にストレッチをする」「コップ一杯の水を飲む」といった小さな目標（ハビットトラッカー）を立てて、達成できたかどうかを記録するのもおすすめです。 書くことがないのではなく、何を書けばいいかを知らないだけかもしれません。
手帳を開く習慣がない
手帳を買ったことに満足してしまい、そもそも手帳を開くこと自体を忘れてしまうケースも少なくありません。 どんなに素晴らしい手帳でも、開かなければただのノートと同じです。手帳を生活の一部として取り入れるためには、意識的に習慣化する必要があります。
解決策として効果的なのは、手帳を開く時間と場所を決めてしまうことです。 例えば、「朝起きてすぐ、ダイニングテーブルで」「夜寝る前に、ベッドサイドで」というように、毎日の生活動線の中に手帳タイムを組み込んでみましょう。 最初は5分でも構いません。アラームをセットするなどして、強制的に時間を作るのも一つの手です。毎日決まった時間に手帳を開くことを繰り返すうちに、それが自然な習慣となり、生活に欠かせない存在になっていくでしょう。
【基本のキ】これだけ押さえればOK！わかりやすい手帳の書き方3ステップ
手帳を使いこなすための第一歩は、基本を押さえることです。難しく考える必要はありません。たった3つのステップを意識するだけで、あなたの手帳は格段にわかりやすく、そして続けやすくなります。さっそく、その具体的な方法を見ていきましょう。
- STEP1: 手帳を使う目的を決めよう
- STEP2: 自分に合った手帳を選ぼう
- STEP3: まずは簡単なことから書き始めよう
STEP1: 手帳を使う目的を決めよう
まず最初に、「何のために手帳を使うのか」という目的をはっきりさせることが非常に重要です。 目的が曖昧なままだと、何を書けばいいのか分からなくなり、挫折しやすくなります。 あなたは手帳を使って何をしたいですか？
例えば、以下のような目的が考えられます。
- 仕事のタスクやスケジュールを管理して、生産性を上げたい
- 日々の出来事や感じたことを記録するライフログをつけたい
- 夢や目標を書き出して、実現に向けての計画を立てたい
- 子どもの成長記録や家族の思い出を残したい
- 趣味や好きなこと（読書、映画、旅行など）の記録をまとめたい
目的は一つに絞る必要はありません。 複数あっても大丈夫です。大切なのは、自分が手帳に何を求めているのかを自覚することです。目的が明確になれば、書くべき内容も自然と決まってきます。
STEP2: 自分に合った手帳を選ぼう
手帳を使う目的が決まったら、次は自分に合った手帳を選びましょう。手帳には様々な種類があり、それぞれレイアウトや機能が異なります。 自分の目的に合わない手帳を選んでしまうと、使いにくさを感じてしまい、続けるのが難しくなります。
代表的な手帳のタイプには、以下のようなものがあります。
- マンスリータイプ: 見開きで1ヶ月の予定を把握できる。長期的なスケジュール管理に向いている。
- ウィークリータイプ: 1週間の予定を細かく管理できる。「バーチカル式（縦型）」や「レフト式（左ページに予定、右ページがメモ）」など種類が豊富。
- デイリータイプ: 1日1ページで、書き込めるスペースが広い。日記やライフログ、アイデア帳など自由な使い方ができる。
- バレットジャーナル: 決まった形式がなく、自分でノートに線や記号（バレット）を使ってタスクや予定を管理する手帳術。自由度が高い。
また、コクヨの「ジブン手帳」のように、「DIARY」「LIFE」「IDEA」の3冊がセットになったものや、NOLTYのようにビジネスシーンに特化したもの、ほぼ日手帳のように日々の言葉が書かれているものなど、各社から特色ある手帳が販売されています。 デザインやサイズ、紙質など、自分が「使いたい」と思えるお気に入りの一冊を見つけることが、手帳を続けるモチベーションに繋がります。
STEP3: まずは簡単なことから書き始めよう
お気に入りの手帳を手に入れたら、いよいよ書き始めます。ここでのポイントは、最初から完璧を目指さず、簡単なことから始めることです。 まずは、決まっている予定を書き込むだけでも十分です。誕生日や記念日、ゴミ出しの日など、確定している未来の予定を埋めてみましょう。
次に、日々の簡単な記録をつけてみるのがおすすめです。例えば、以下のような内容です。
- その日の天気
- 食べたもの
- 体重や体調
- 1日の歩数
- 一言日記
箇条書きや簡単な記号を使うのも良い方法です。 例えば、タスク管理で人気の「バレットジャーナル」では、「・」（タスク）、「〇」（イベント）、「－」（メモ）といった記号（KEY）を使って、素早く簡潔に情報を記録します。 このように、自分なりのルールを決めておくと、書く内容に迷わず、スムーズに記録を続けられます。まずは書くことを習慣にすることが大切です。
【目的別】真似したい！手帳の書き方アイデア10選
手帳の基本的な書き方がわかったところで、次はあなたの「目的」に合わせた具体的な書き方アイデアをご紹介します。仕事の効率化からプライベートの充実まで、今日からすぐに真似できるアイデアを集めました。ぜひ、あなたの手帳作りの参考にしてみてください。
- タスク管理で仕事の効率を上げる書き方
- 夢や目標を叶えるための書き方（バレットジャーナル風）
- 毎日の出来事を記録するライフログの書き方
- 趣味や好きなことを楽しむための書き方
- 心と体を整える健康管理の書き方
- 食事の記録でダイエットに活かす書き方
- 読書記録で知識を深める書き方
- 家族の予定を共有する書き方
- 感謝の気持ちを綴るハッピーログ
- 好きな言葉や名言を集める書き方
タスク管理で仕事の効率を上げる書き方
仕事の生産性を上げるためには、手帳を使ったタスク管理が非常に有効です。 まず、1日のタスクを全て書き出すことから始めましょう。ウィークリータイプのバーチカル手帳や、デイリータイプの広いスペースを使うのがおすすめです。書き出したタスクに優先順位をつけ、「今日必ずやること」「時間があればやること」などに分類します。
次に、それぞれのタスクにかかる時間を見積もり、時間軸に沿ってスケジュールに落とし込みます。この時、移動時間や休憩時間など、調整のための「余白時間」も確保しておくのがポイントです。 完了したタスクはチェックを入れたり、線で消したりすることで、達成感を得られ、モチベーション維持にも繋がります。 また、1週間の終わりや1ヶ月の終わりに振り返りの時間を設け、計画通りに進んだか、改善点はないかを確認することで、より効率的な働き方ができるようになります。
夢や目標を叶えるための書き方（バレットジャーナル風）
「将来こうなりたい」「こんなことを実現したい」という夢や目標があるなら、手帳に書き出して可視化することが第一歩です。 ここでは、自由度の高いバレットジャーナルの手法を取り入れるのがおすすめです。
まず、手帳の最初のページに、あなたの大きな夢や年間目標を書き出します。次に、その目標を達成するために必要なことを、月ごと、週ごと、日ごとの具体的なタスクに分解していきます。例えば、「資格を取得する」という目標なら、「今月はテキストの〇章まで終わらせる」「今週はこの問題を解く」「今日は単語を10個覚える」というように、ベイビーステップに細分化するのがコツです。日々のタスクをこなしていくことで、着実に目標に近づいていることを実感でき、挫折しにくくなります。
毎日の出来事を記録するライフログの書き方
特別なイベントがなくても、日々の暮らしの中には記録しておきたい瞬間がたくさんあります。ライフログとは、その名の通り「生活の記録」です。 デイリータイプや方眼ノートなど、自由に書けるスペースの広い手帳が向いています。
書く内容は本当に自由です。嬉しかったこと、悲しかったこと、食べたもの、観た映画の感想、子どもの面白い言動、心に残った言葉など、その日のうちに心に浮かんだことを書き留めておきましょう。写真やチケットの半券を貼ったり、イラストを描いたりするのも楽しいです。 後から見返したときに、その日の情景や感情が鮮やかによみがえり、自分だけの素敵な思い出のアルバムになります。毎日書けなくても、週末にまとめて書くなど、自分のペースで続けてみましょう。
趣味や好きなことを楽しむための書き方
手帳を、あなたの「好き」を詰め込む専用ノートにするのも素敵なアイデアです。読書、映画鑑賞、旅行、カフェ巡り、ガーデニングなど、あなたの趣味に合わせてカスタマイズしてみましょう。
例えば「読書ノート」なら、読んだ本のタイトル、著者、心に残った一文、感想などを記録します。 「映画ノート」なら、タイトル、監督、評価、感想、チケットの半券などを貼ります。「旅行ノート」なら、旅の計画から始まり、訪れた場所の記録、食べたもの、買ったもの、思い出などを写真と一緒にまとめます。 このようにテーマを一つに絞ることで、情報が整理され、後から見返すのがとても楽しくなります。趣味への愛情が深まるだけでなく、知識や経験の蓄積にも繋がります。
心と体を整える健康管理の書き方
日々の健康状態を記録することは、心と体の変化に気づき、セルフケアに繋げるためにとても重要です。手帳を使って、簡単なヘルスログをつけてみませんか？
記録する項目としては、以下のようなものが挙げられます。
- 睡眠時間（何時に寝て、何時に起きたか）
- その日の気分（簡単なイラストやシールで表現するのも良い）
- 体重・体脂肪率
- 運動の記録（歩数、トレーニング内容など）
- 飲んだ水の量
- 通院の記録や薬の服用履歴
これらの記録を続けることで、自分の体調の波や生活習慣の癖が見えてきます。「寝不足の日は気分が落ち込みがちだな」「運動した日はよく眠れるな」といった気づきが、より良い生活習慣への改善に繋がります。
食事の記録でダイエットに活かす書き方
ダイエットや体質改善を目指すなら、食事の記録（レコーディングダイエット）が効果的です。手帳に毎日の食事内容を書き出すことで、食生活を見直し、改善点を見つけやすくなります。
朝・昼・晩の食事内容はもちろん、間食や飲んだ飲み物まで、口にしたものを全て記録します。カロリー計算まで細かくする必要はありません。まずは「何を食べたか」を書き出すだけでOKです。マンスリー手帳の小さなマスに書き込んだり、ウィークリー手帳のメモ欄を活用したりするのが手軽でおすすめです。記録を続けるうちに、「意外と間食が多かった」「野菜が不足している」といった自分の食生活の傾向が客観的に把握でき、自然と食への意識が高まります。
読書記録で知識を深める書き方
読書好きの方には、読んだ本の内容を記録する「読書ノート」がおすすめです。ただ読むだけでなく、記録として残すことで、内容の理解が深まり、知識が定着しやすくなります。
手帳の専用ページやノートに、以下の項目を記録してみましょう。
- 読んだ日付
- 本のタイトル、著者名
- 心に残ったフレーズや文章の引用
- 本を読んで考えたこと、感じたこと（感想）
- 本から得た学びや、今後活かしたいこと（アクションプラン）
感想を書くのが苦手な人は、心に残った部分を書き写すだけでも効果があります。後から見返したときに、その本のエッセンスをすぐに思い出すことができ、自分だけの知識のデータベースになります。
家族の予定を共有する書き方
家族がいる場合、手帳は家族のスケジュールを管理・共有するツールとしても大活躍します。リビングなど、家族みんなが見える場所に手帳を置いておくのがポイントです。
マンスリータイプのカレンダーページに、家族それぞれの予定を色分けして書き込むのが分かりやすくておすすめです。 例えば、パパは青、ママは赤、子どもは緑、家族全員の予定は黒、といった具合です。学校行事、習い事、病院の予約、仕事の出張、親戚の集まりなど、全員の予定を一元管理することで、「うっかり忘れていた！」という事態を防ぐことができます。お互いの予定を把握することで、コミュニケーションが円滑になり、協力体制も築きやすくなります。
感謝の気持ちを綴るハッピーログ
毎日をポジティブな気持ちで過ごしたいなら、「ハッピーログ」や「感謝日記」をつけてみるのがおすすめです。やり方はとても簡単。1日の終わりに、その日にあった「嬉しかったこと」「楽しかったこと」「感謝したこと」を3つ書き出すだけです。
「天気が良くて気持ちよかった」「店員さんの笑顔が素敵だった」「家族が夕食を作ってくれた」など、どんなに小さなことでも構いません。日常の中に隠れている幸せに意識を向ける練習をすることで、物事のポジティブな側面に気づきやすくなり、自己肯定感が高まる効果も期待できます。 手帳の片隅に、毎日少しずつ幸せを書き溜めていきましょう。
好きな言葉や名言を集める書き方
本や映画、誰かの言葉の中に、心を動かされたり、勇気づけられたりする一文はありませんか？そんな「宝物のような言葉」を手帳に集めて、自分だけの名言集を作るのも素敵な使い方です。
手帳の最後のページや、専用のノートを用意して、心に響いた言葉を書き留めていきましょう。誰の言葉か、どの本に出てきたかなども一緒にメモしておくと、後から見返したときに背景を思い出しやすくなります。落ち込んだ時や迷った時にこのページを開けば、きっとあなたを励まし、進むべき道を照らしてくれるお守りのような存在になるでしょう。
もっと手帳が楽しくなる！おすすめ文房具＆デコレーションアイデア
手帳を続けるコツは、書くことを「楽しむ」こと。そして、その楽しさを倍増させてくれるのが、お気に入りの文房具や可愛いデコレーションです。ここでは、あなたの手帳タイムをさらに特別なものにするためのアイテムと、初心者でも簡単にできるデコレーションのアイデアをご紹介します。
- 気分が上がる！おすすめのペン・マーカー
- 貼るだけで可愛くなる！シール・マスキングテープ活用術
- 写真やイラストで彩るアイデア
気分が上がる！おすすめのペン・マーカー
手帳を書く上で欠かせないのがペンです。書き心地の良いペンや、好きな色のペンを使うだけで、手帳に向かう気分は格段に上がります。 ゲルインクボールペンは発色が良く、カラーバリエーションも豊富なので、予定ごとに色分けするのに便利です。
また、ラインマーカーも手帳デコの強い味方。重要な予定を囲んだり、タスクリストの項目を色分けしたりするだけでなく、ページの区切り線として使ったり、チェックボックスを作ったりと、アイデア次第で様々な使い方ができます。淡い色のマイルドライナーなどは、文字の上に引いても邪魔にならず、手帳全体を優しい雰囲気に仕上げてくれます。複数の色を使いすぎるとごちゃごちゃしてしまうので、3〜4色程度にテーマカラーを決めると、統一感が出ておしゃれに見えますよ。
貼るだけで可愛くなる！シール・マスキングテープ活用術
絵を描くのが苦手な人でも、シールやマスキングテープを使えば、誰でも簡単に手帳を可愛くデコレーションできます。 100円ショップなどでも、様々なデザインのものが手軽に手に入ります。
シールは、予定のアイコンとして使ったり、空いたスペースを埋めたりするのにぴったりです。マスキングテープは、ページの縁を飾ったり、見出しの背景にしたり、写真やチケットを貼るのに使ったりと、活用方法は無限大。 貼って剥がせるタイプのものなら、気軽に試せるのも嬉しいポイントです。テーマ（季節、色、キャラクターなど）を決めてデコレーションすると、ページに一体感が生まれます。
写真やイラストで彩るアイデア
手帳をよりパーソナルで思い出深いものにするなら、写真やイラストを取り入れてみましょう。スマホで撮った写真を小さくプリントして貼るだけで、その日の出来事が鮮やかによみがえります。家族や友人との写真、美味しかった料理の写真、美しい風景の写真など、お気に入りの一枚を貼ってみてください。
「絵心がないから…」と諦める必要はありません。簡単な棒人間や、天気マーク、気分の顔マークなど、シンプルなイラストでも、文字だけのページに温かみと個性を与えてくれます。スタンプを活用するのも良い方法です。 歯医者マークや飛行機マークなど、予定に合わせたスタンプを使えば、見やすくて可愛い手帳になります。大切なのは、上手に描くことではなく、楽しんで彩ることです。
【手帳タイプ別】書き方のコツとレイアウト例
手帳には様々なタイプがあり、それぞれに合った書き方のコツがあります。ここでは、代表的な「マンスリー」「ウィークリー」「デイリー」の3つのタイプ別に、効果的な使い方とレイアウトの例をご紹介します。自分の手帳のタイプに合わせて、最適な活用法を見つけてください。
- マンスリー手帳の書き方
- ウィークリー手帳の書き方
- デイリー手帳の書き方
マンスリー手帳の書き方
見開きで1ヶ月の予定を俯瞰できるマンスリー手帳は、長期的なスケジュール管理に最適です。 日々の大まかな予定（仕事の締め切り、友人との約束、家族のイベントなど）を書き込むのが基本的な使い方です。
スペースが限られているため、記号や略語、色分けをうまく活用するのがコツです。 例えば、「飲み会→🍻」「病院→🏥」のようにアイコンで示したり、仕事は青、プライベートは赤、家族は緑のように色分けしたりすると、一目で予定の種類が分かります。また、その月の目標やTO DOリストを付箋に書いて貼っておくと、常に意識することができて便利です。空いているスペースには、その月の収支をメモしたり、簡単なハビットトラッカー（習慣記録）を設けたりするのも良いでしょう。
ウィークリー手帳の書き方
1週間の予定を細かく管理できるウィークリー手帳は、仕事とプライベートの両立を目指す人に人気です。代表的なレイアウトには、時間軸が縦に並んだ「バーチカル式」と、左ページが1週間の予定、右ページがメモ欄になっている「レフト式」があります。
バーチカル式は、予定を時間単位で管理したい人向けです。 会議やアポイントメントなどの時間をブロックで囲み、空いている時間にタスクを書き込むことで、1日の時間の使い方が可視化されます。 睡眠時間や勉強時間を記録するライフログにも向いています。
レフト式は、予定管理とメモを両立させたい人に最適です。左ページにその週の予定を書き込み、右側のメモページには、タスクリスト、買い物メモ、その週の振り返り、心に残った言葉などを自由に書き込めます。 この自由なスペースをどう使うかで、個性を発揮できるのが魅力です。
デイリー手帳の書き方
1日1ページの広いスペースが特徴のデイリー手帳は、書き方の自由度が最も高いタイプです。 スケジュール管理はもちろん、日記、ライフログ、アイデア帳、勉強ノートなど、あらゆる用途に対応できます。
上半分にその日のタスクや時間ごとの予定を書き、下半分には日記や心に残ったことを書く、といったように自分なりにフォーマットを決めておくと、毎日書きやすくなります。食べたものの記録、観た映画の半券、子どもの写真などを貼って、スクラップブックのように楽しむのもおすすめです。 書くことがない日は、無理に埋めようとせず、お気に入りのシールを貼ったり、好きな言葉を書き写したりするだけでもOK。白紙のページも「何もなかった平和な日」の記録として、楽しんでしまいましょう。
よくある質問
手帳に何を書けばいいかわかりません。
手帳に何を書けばいいか分からない時は、まず手帳を使う目的を考えてみましょう。 仕事の管理、日々の記録、目標達成など、目的によって書く内容は変わってきます。それでも迷う場合は、以下のような簡単なことから始めるのがおすすめです。
- 決まっている予定（誕生日、記念日、約束）
- その日の天気や気温
- 食べたもの
- 簡単な一言日記
- 嬉しかったこと、感謝したこと（ハッピーログ）
特別なことを書こうと気負わず、自分の生活や感情の小さな記録から始めてみてください。
字が汚いのがコンプレックスです。きれいに書くコツはありますか？
字の綺麗さは手帳を続ける上で本質的な問題ではありません。大切なのは、自分が読めることです。とはいえ、気になる場合はいくつかのコツがあります。
- ゆっくり丁寧に書く: 急いで書くと字は乱れがちです。一文字ずつ意識して書いてみましょう。
- ペンの持ち方を見直す: 正しい持ち方をすると、力が入りすぎずスムーズにペンを運べます。
- 文字の大きさを揃える: マス目のある手帳や方眼ノートを使うと、大きさを揃えやすくなります。
- お気に入りのペンを見つける: 自分の手に馴染む、書きやすいペンを使うだけで字が変わることもあります。
また、無理に手書きにこだわらず、スタンプやシール、イラストなどを活用するのも一つの手です。
デジタルとアナログ、どちらの手帳がいいですか？
デジタル（スマホアプリなど）とアナログ（紙の手帳）、どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えません。それぞれの特徴は以下の通りです。
- デジタルのメリット:
- 荷物にならない、いつでも確認・編集できる
- リマインダー機能がある
- 家族や同僚と共有しやすい
- アナログのメリット:
- 書くことで記憶に定着しやすい
- 一覧性が高く、全体を俯瞰しやすい
- カスタマイズの自由度が高く、愛着が湧きやすい
- 充電切れの心配がない
両方を併用するのも賢い方法です。 例えば、変更の多いスケジュールはデジタルで管理し、日々の記録や思考の整理はアナログの手帳で行うなど、自分のライフスタイルに合わせて使い分けるのがおすすめです。
おすすめの手帳はありますか？
「おすすめの手帳」は、その人の目的やライフスタイルによって大きく異なります。 いくつか人気の高い手帳ブランドとその特徴をご紹介しますので、手帳選びの参考にしてください。
- ほぼ日手帳: 1日1ページが基本で、日々の言葉や使いやすい方眼が特徴。ライフログや日記に人気です。
- ジブン手帳 (コクヨ): 「DIARY」「LIFE」「IDEA」の3分冊スタイルで、一生使えるライフログ手帳がコンセプト。情報整理が得意です。
- NOLTY (能率手帳): ビジネスシーンでの使いやすさを追求した手帳。時間管理やタスク管理に定評があります。
- バレットジャーナル: 特定の商品ではなく、好きなノートで作る手帳術。究極のカスタマイズ性を求める人におすすめです。
文房具店などで実際に手に取って、紙質やサイズ感、レイアウトなどを確かめてから選ぶと失敗が少ないでしょう。
まとめ
- 手帳が続かない原因は「完璧主義」「書くことがない」「習慣がない」の3つ。
- まずは「手帳を使う目的」を明確にすることが大切。
- 自分の目的に合ったレイアウトの手帳を選ぼう。
- 最初は予定を書き込むだけ、一言だけでもOK。
- タスク管理、目標設定、ライフログなど目的別の書き方がある。
- 健康管理や食事記録にも手帳は活用できる。
- 読書や趣味の記録で「好き」を深めることができる。
- 家族の予定共有や感謝日記などアイデアは様々。
- ペンやシール、マステなど文房具にこだわるともっと楽しくなる。
- 写真や簡単なイラストでページを彩るのもおすすめ。
- マンスリーは長期的な予定、ウィークリーは週単位の管理に。
- デイリーは自由度が高く、日記や記録に最適。
- 字の綺麗さより、自分が読めることが重要。
- デジタルとアナログの併用も効果的。
- 完璧を目指さず、自分のペースで楽しむことが続ける一番のコツ。
