「デジタルで絵を描いてみたいけれど、どのタブレットを選べば良いか分からない」「高価なイメージがあるけれど、安く手に入るタブレットはないの?」と悩んでいませんか?絵を描くためのタブレットは種類が豊富で、初心者の方にとっては選び方が難しいものです。しかし、最近では手頃な価格でも高性能なモデルが増えており、予算を抑えつつも本格的なお絵かきを楽しめるようになりました。
本記事では、絵が描ける安いタブレットを選ぶための大切なコツから、初心者におすすめのコスパ最強モデルまでを徹底解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの一台を見つけ、デジタルイラストの世界へスムーズに踏み出せるでしょう。
絵が描ける安いタブレットを選ぶための大切なコツ
デジタルで絵を描くためのタブレットを選ぶ際、価格だけでなく、いくつかの重要なポイントを押さえることが大切です。これらのコツを知ることで、後悔のない一台を選び、快適な創作活動を始められます。
液タブと板タブ、あなたに合うのはどっち?
絵を描くタブレットには、大きく分けて液晶タブレット(液タブ)と板タブレット(板タブ)の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分のスタイルに合った方を選びましょう。液タブは画面に直接絵を描けるため、紙に描く感覚に近く、直感的に操作できるのが大きなメリットです。特に初心者の方にとっては、アナログからデジタルへの移行がスムーズに進むでしょう。
しかし、液タブは板タブに比べて価格が高く、重量もあるため持ち運びには不向きな場合があります。
一方、板タブはディスプレイが搭載されておらず、パソコンの画面を見ながら板状のタブレットにペンで描画するタイプです。 画面がないぶん低価格で、軽量・コンパクトなモデルが多く、省スペースで作業できるのが魅力です。 手元が隠れないため全体を見ながら作業でき、長時間の作業でも疲れにくいというメリットもあります。
ただし、手元と画面が離れているため、慣れるまでに時間がかかるかもしれません。 どちらが良いか迷う場合は、液タブであれば板タブとしても使えるモデルもあるため、両方の使い心地を試すことも可能です。
筆圧感知レベルで表現力が大きく変わる
デジタルイラストの表現力を左右する重要な要素の一つが、筆圧感知レベルです。このレベルが高いほど、ペンの強弱を細かく感知し、線の太さや濃淡、色の濃淡をより豊かに表現できます。 一般的に、筆圧感知レベルは2048レベル以上が推奨されており、4096レベルあれば趣味で描くには十分な表現力があると言われています。
プロのイラストレーターの中には8192レベル以上の高精度なペンを好む人もいますが、初心者であれば4096レベルでも快適に絵を描けるでしょう。 安いタブレットを選ぶ際も、この筆圧感知レベルがどの程度かを確認することが大切です。
画面サイズと解像度で描き心地が変わる
タブレットの画面サイズと解像度は、絵を描く際の作業効率と描き心地に直結します。画面サイズは、持ち運びやすさや作業スペース、描きたいイラストの細かさによって選び方が変わります。 一般的に、10~13インチ程度の液タブは持ち運びやすく、初心者にも扱いやすいサイズです。 より緻密なイラスト制作や、複数のウィンドウを開いて作業したい場合は、12インチ以上、または16インチ以上の大画面が適しています。
ただし、サイズが大きくなるほど価格も高くなる傾向があります。
解像度については、フルHD(1920×1080ドット)以上であれば、十分きれいに表示され、快適に作業できます。 色域カバー率も重要で、sRGB90%以上を目安に選ぶと、より正確な色でイラストを表現できるでしょう。 画面が小さいと細かな作業がしにくい場合もあるため、自分の描きたい絵のスタイルや作業環境に合わせて、最適なサイズと解像度を選ぶことが大切です。
OSと対応アプリで広がる表現の幅
タブレットを選ぶ上で、搭載されているOS(オペレーティングシステム)と対応するお絵かきアプリも重要なポイントです。主なOSには、Windows、macOS、iOS(iPadOS)、Androidがあります。WindowsやmacOSを搭載したタブレットやPCに接続して使う液タブ・板タブは、Clip Studio Paintなどの高機能なプロ向けソフトをフル機能で利用できるのが強みです。
一方、iPadOSを搭載したiPadは、Procreateなど直感的で使いやすいお絵かきアプリが豊富に揃っており、初心者からプロまで幅広いユーザーに人気です。 Androidタブレットも近年お絵かきに適したモデルが増えており、ibisPaint Xなどの無料アプリも充実しています。 パソコン不要で単体で使える液タブの中には、Android OSを搭載しているものもあります。
どのOSを選ぶかは、普段使っているデバイスや、利用したいお絵かきアプリによって決定すると良いでしょう。
予算別!コスパ重視のおすすめ選び方
「安い」といっても、予算は人それぞれです。ここでは、予算に応じたタブレットの選び方を解説します。数千円から1万円台で手に入るのは、主に板タブレットや、子ども向けのお絵かきボード、またはエントリークラスのAndroidタブレットです。 これらはデジタルイラストの入門として気軽に試したい方におすすめです。
2万円から5万円程度の予算であれば、高性能な板タブや、中国メーカー製のコスパに優れた液タブ、または型落ちのiPadやAndroidタブレットが選択肢に入ってきます。 この価格帯であれば、筆圧感知レベルも高く、快適な描き心地のモデルが見つかりやすいでしょう。特に液タブは数年前まで10万円以上が一般的でしたが、今では3万円前後から購入できるモデルも増えています。
予算と相談しながら、必要な機能と性能のバランスが良い一台を見つけることが大切です。
初心者におすすめ!コスパ最強の安い絵描きタブレットモデル
ここからは、絵を描きたい初心者に特におすすめしたい、コストパフォーマンスに優れたタブレットモデルを具体的にご紹介します。それぞれの特徴を比較して、あなたにぴったりの一台を見つけてください。
- Wacom One (ワコムワン)
- XP-Pen Decoシリーズ (板タブ)
- Huion Kamvasシリーズ (液タブ)
- iPad (無印) とApple Pencil
- Androidタブレット (Samsung Galaxy Tabなど)
Wacom One (ワコムワン)
デジタルイラストの定番ブランドであるWacomから、初心者にも手が出しやすい価格帯で提供されている液晶タブレットがWacom Oneです。 Wacom Oneは、13.3インチのフルHDディスプレイを搭載し、4096レベルの筆圧感知に対応したペンが付属しています。 紙に近い描き心地を実現するアンチグレア加工が施されており、直感的に画面に描けるため、アナログからデジタルへの移行を考えている方にもおすすめです。
パソコンや対応するAndroidデバイスに接続して使用します。 信頼性の高いWacom製品を比較的安価に手に入れたい方に最適な選択肢と言えるでしょう。
XP-Pen Decoシリーズ (板タブ)
XP-PenのDecoシリーズは、高性能ながらも手頃な価格で手に入る板タブレットとして人気を集めています。 特にDeco FunやDeco miniシリーズは、数千円から1万円台で購入できるモデルが多く、デジタルイラストの入門機として最適です。 筆圧感知レベルは8192段階に対応しているモデルもあり、繊細な表現が可能です。
パソコンの画面を見ながら描くスタイルに慣れる必要はありますが、手元が隠れないため、広い視野で作業を進められます。 軽量で持ち運びやすいモデルも多く、自宅だけでなく外出先でも気軽に絵を描きたい方におすすめです。
Huion Kamvasシリーズ (液タブ)
HuionのKamvasシリーズは、高機能な液晶タブレットを比較的安価に提供しており、Wacomの強力な対抗馬として注目されています。 特にKamvas 13 (Gen 3)などのモデルは、フルHD解像度のディスプレイと、8192段階または16384段階の筆圧感知に対応した充電不要ペンが付属し、3万円台から購入できることがあります。
フルラミネーションディスプレイにより視差が少なく、紙のような描き心地を実現しているモデルもあります。 コストを抑えつつも、液タブならではの直感的な描き心地を体験したい初心者の方にぴったりのシリーズです。
iPad (無印) とApple Pencil
AppleのiPad(無印モデル)とApple Pencilの組み合わせは、直感的な操作性と豊富なアプリで、多くのクリエイターに選ばれています。 iPadは単体で動作するため、パソコンに接続する必要がなく、どこでも気軽に絵を描けるのが大きな魅力です。 特に「Procreate」はiPad専用の高性能お絵かきアプリとして非常に人気があり、多くのプロも愛用しています。
iPad(無印)は比較的手頃な価格で購入でき、Apple Pencil(第1世代またはUSB-C)を組み合わせることで、高い筆圧感知と傾き検知に対応した描画が可能です。 中古のiPadや型落ちモデルを狙えば、さらに安く手に入れることもできます。 お絵かきだけでなく、Webブラウジングや動画視聴など、幅広い用途で活用したい方におすすめです。
Androidタブレット (Samsung Galaxy Tabなど)
Androidタブレットも、近年ではお絵かきに適したモデルが増えてきています。特にSamsungのGalaxy Tab Sシリーズは、Sペンが付属し、高い筆圧感知に対応しているため、お絵かきにも十分活用できます。 また、XiaomiのRedmi Pad 2やLenovo Tab M10 Plusのような、2万円台から手に入る比較的安価なモデルでも、お絵かきアプリをインストールすればデジタルイラストを楽しめます。
Androidタブレットは、Google Playストアから様々なお絵かきアプリをダウンロードできるため、選択肢が豊富です。 コストを抑えつつ、手軽にデジタルイラストを始めたい方や、普段Androidスマートフォンを使っている方には、操作に慣れやすいというメリットもあります。
中古や型落ちモデルも選択肢に!安く手に入れる方法

新品のタブレットは予算オーバーだと感じる場合でも、絵を描く環境を手に入れる方法は他にもあります。中古品や型落ちモデルを賢く選ぶことで、高性能なタブレットを安く手に入れられる可能性があります。
中古品購入時の注意点と確認すべきポイント
中古品は新品よりも安く手に入る魅力的な選択肢ですが、購入時にはいくつかの注意点があります。まず、バッテリーの劣化具合を確認しましょう。タブレットのバッテリーは消耗品であり、中古品では新品時よりも駆動時間が短くなっている可能性があります。次に、画面に傷やドット抜けがないか、ペンが正常に動作するかを必ずチェックしてください。
特に液タブの場合、画面の傷は描き心地に大きく影響します。
また、付属品(ペン、ケーブル、充電器など)が全て揃っているか、保証期間が残っているか、または販売店独自の保証があるかどうかも重要なポイントです。フリマアプリや個人間取引よりも、専門の中古販売店や大手家電量販店の中古品コーナーを利用する方が、品質やサポートの面で安心できるでしょう。 初期不良時の返品対応についても事前に確認しておくことをおすすめします。
セール時期を狙って賢く購入するコツ
新品のタブレットでも、特定の時期を狙えば通常よりも安く購入できることがあります。家電量販店では、年末年始や3月・9月の決算期に大規模なセールが開催されることが多いです。 また、Amazonのプライムデーや楽天スーパーセールなどのオンラインセールイベントも、タブレットが割引価格で販売される絶好の機会です。
新しいモデルが発表される時期には、旧モデルが型落ち品として値下げされる傾向があります。例えば、Appleが新しいiPadを発表した後には、旧モデルの価格が下がる可能性があります。 これらのセール時期や新製品の発表時期を把握し、計画的に購入することで、予算内でより良いタブレットを手に入れられるでしょう。
絵が描けるタブレットに関するよくある質問

液タブと板タブ、どちらが初心者向けですか?
液タブは画面に直接描けるため、紙に描く感覚に近く、直感的に操作できます。そのため、デジタルイラストが初めての方でも比較的早く慣れることができます。 一方、板タブは手元と画面が離れているため、慣れるまでに時間がかかる場合がありますが、安価で姿勢が楽というメリットがあります。 どちらが良いかは個人の好みや慣れによりますが、直感的な操作を重視するなら液タブ、コストを抑えたいなら板タブがおすすめです。
スマホでも絵は描けますか?
はい、スマホでも絵を描くことは可能です。近年はスマホの画面も大きくなり、高性能なペンに対応したモデルも増えています。ibisPaint Xなどの無料お絵かきアプリも充実しており、気軽にデジタルイラストを始めることができます。 ただし、画面サイズが小さいため、細かな作業には不向きな場合もあります。本格的に描きたい場合は、やはりタブレットの方が適しているでしょう。
無料のお絵かきアプリはありますか?
はい、無料で高機能なお絵かきアプリは多数存在します。代表的なものとしては、Windows/macOS/iPad/Androidに対応している「MediBang Paint」や「ibisPaint X」、Windows/macOS/iPadに対応している「Krita」などがあります。 これらのアプリは、レイヤー機能や豊富なブラシ、素材などが無料で利用でき、初心者でも十分にデジタルイラストを楽しめます。
タブレット以外に必要なものはありますか?
タブレットの種類にもよりますが、いくつかあると便利なものがあります。液タブや板タブの場合、多くはパソコンへの接続が必要です。 また、快適な作業のために、タブレットスタンドや保護フィルム、描画用の手袋などがあると良いでしょう。 iPadやAndroidタブレットの場合は、スタイラスペンが必須です。 さらに、イラストデータを保存するための十分なストレージ容量や、クラウドストレージサービスの利用も検討すると良いでしょう。
安いタブレットでもプロになれますか?
はい、安いタブレットでもプロの絵描きになることは十分に可能です。大切なのは、機材の価格よりも、どれだけ練習を重ね、技術を磨くかです。 安価な板タブや液タブでも、筆圧感知などの基本的な機能は備わっており、プロのイラストレーターも最初は安価な機材から始めることが多いです。 重要なのは、継続して描き続けることと、デジタルツールの特性を理解し、使いこなすことです。
安いタブレットで始めて、上達に合わせてより高性能な機材にステップアップしていくのが良い方法と言えるでしょう。
まとめ
- 絵が描ける安いタブレットを選ぶ際は、液タブか板タブか、自分の描画スタイルに合う種類を選ぶことが大切です。
- 液タブは直感的に描けるが比較的高価、板タブは安価で姿勢が楽ですが慣れが必要です。
- 筆圧感知レベルは表現力を左右する重要な要素で、4096レベル以上がおすすめです。
- 画面サイズと解像度は作業効率と描き心地に影響し、フルHD以上が望ましいです。
- OSと対応アプリの確認は、使いたいお絵かきソフトによって決定します。
- Wacom Oneは信頼性が高く、初心者にも手が出しやすい液タブです。
- XP-Pen Decoシリーズは、コスパに優れた板タブとして人気があります。
- Huion Kamvasシリーズは、安価ながら高機能な液タブを提供しています。
- iPad(無印)とApple Pencilの組み合わせは、直感的な操作と豊富なアプリが魅力です。
- Androidタブレットも、手頃な価格でデジタルイラストを楽しめる選択肢です。
- 中古品や型落ちモデルは、予算を抑えつつ高性能なタブレットを手に入れる方法です。
- 中古品購入時は、バッテリー状態や画面の傷、付属品の有無を必ず確認しましょう。
- セール時期を狙うことで、新品のタブレットも安く購入できる可能性があります。
- 液タブと板タブはどちらも初心者向けですが、慣れの早さでは液タブに軍配が上がります。
- 安いタブレットでも、練習次第でプロの絵描きを目指すことは十分に可能です。
