大切に育てている家庭菜園の野菜や、お庭のきれいな花にびっしりと付くアブラムシ。見つけるたびに憂鬱な気分になりますよね。化学農薬は使いたくないけれど、どう対策すればいいのかお困りではありませんか?実は、その厄介なアブラムシ対策に、身近な野草であるドクダミが役立つことをご存知でしょうか。ドクダミには、虫が嫌がる成分が含まれており、古くから天然の虫除けとして活用されてきました。本記事では、ドクダミを使ったアブラムシ撃退スプレーの作り方から、その効果を最大限に引き出す使い方、そして「効かない」と感じた時の原因と対処法まで、詳しく解説していきます。
ドクダミがアブラムシに効くって本当?その驚きの効果とは

庭の隅で独特の香りを放つドクダミ。繁殖力が強く、厄介な雑草として扱われがちですが、実はアブラムシ対策の強い味方になってくれるんです。なぜドクダミがアブラムシに効果があるのか、その秘密に迫ってみましょう。
本章では、以下の内容について詳しく解説します。
- ドクダミの虫除け成分「デカノイルアセトアルデヒド」
- アブラムシを寄せ付けない忌避効果
- 殺虫効果はあるの?
ドクダミの虫除け成分「デカノイルアセトアルデヒド」
ドクダミのあの独特な強い香りの正体は、「デカノイルアセトアルデヒド」や「ラウリルアルデヒド」といった精油成分です。 これらの成分には強い抗菌作用があるだけでなく、多くの昆虫が嫌う香りでもあります。 特にデカノイルアセトアルデヒドは、アブラムシやカメムシなどの害虫を寄せ付けない忌避効果を発揮することが知られています。
化学薬品を使わずに、植物が本来持つ力で害虫対策ができるのは、とても安心ですよね。この天然のバリアが、あなたの大切な植物をアブラムシから守ってくれるのです。
アブラムシを寄せ付けない忌避効果
ドクダミの主な効果は、アブラムシを殺す「殺虫効果」というよりも、その香りでアブラムシを寄せ付けない「忌避効果」が中心です。 アブラムシは、ドクダミの香りを嫌ってその植物に寄り付かなくなります。そのため、ドクダミスプレーを植物に散布しておくことで、アブラムシの発生を未然に防ぐ予防効果が期待できるのです。
すでにアブラムシが発生してしまった場合でも、スプレーすることでアブラムシが逃げていく効果も報告されています。 定期的に散布を続けることで、アブラムシが住みにくい環境を作り出すことができます。
殺虫効果はあるの?
ドクダミスプレーに直接的な殺虫効果は、市販の化学農薬ほど強くはありません。 あくまで主役は忌避効果です。しかし、全く殺虫効果がないわけではありません。
ドクダミの成分がアブラムシの体に付着することで、気門(呼吸するための穴)を塞ぎ、窒息させる効果も多少は期待できると言われています。ただし、これは補助的な効果と考えるのが良いでしょう。アブラムシを確実に駆除したい場合は、後述する他の自然農薬と組み合わせるか、天敵であるテントウムシなどを活用するのがおすすめです。
【決定版】ドクダミアブラムシ撃退スプレーの作り方3選

ドクダミを使ったアブラムシ対策スプレーは、ご家庭で簡単に作ることができます。ここでは、代表的な3つの作り方をご紹介します。それぞれの特徴を理解して、ご自身のスタイルに合った方法を試してみてください。
本章で紹介する作り方は以下の通りです。
- 煮出して作る!即効性が期待できるドクダミスプレー
- 焼酎漬けでじっくり抽出!長期保存可能なドクダミチンキ
- お酢を加えて効果アップ!ドクダミ酢スプレー
煮出して作る!即効性が期待できるドクダミスプレー
「今すぐアブラムシ対策をしたい!」という方におすすめなのが、ドクダミを煮出して作る方法です。思い立ったらすぐに作れて、その日のうちに使える手軽さが魅力です。
【用意するもの】
- 生のドクダミの葉:20~30枚(約250g)
- 水:1リットル
- 鍋
- こし器(ガーゼやキッチンペーパーでも可)
- スプレーボトル
【作り方】
- ドクダミの葉を水でよく洗い、細かく刻みます。エキスが出やすくなります。
- 鍋に水と刻んだドクダミを入れ、火にかけます。
- 沸騰させないように弱火で5分ほど煮出します。有効成分が飛んでしまうのを防ぐためです。
- 火を止めて、そのまま冷まします。
- 冷めたら、こし器で葉をこして液体だけをスプレーボトルに移して完成です。
この方法は、ドクダミの成分を素早く抽出できるのが最大のメリットです。ただし、保存期間は冷蔵庫で数日程度と短いので、使う分だけ作るようにしましょう。
焼酎漬けでじっくり抽出!長期保存可能なドクダミチンキ
時間をかけてじっくり成分を抽出し、長期保存したい方には焼酎漬け(ドクダミチンキ)がおすすめです。一度作っておけば、シーズンを通していつでも使えるので非常に便利です。
【用意するもの】
- 生のドクダミ(花や葉、茎):瓶に詰められるだけ
- ホワイトリカー(35度以上):ドクダミが浸る量
- 密閉できるガラス瓶
【作り方】
- ドクダミをきれいに洗い、水気をしっかりと拭き取ります。カビの原因になるので、水分は禁物です。
- ガラス瓶にドクダミをぎゅっと詰めます。
- ドクダミが完全に浸るまでホワイトリカーを注ぎ入れます。
- 蓋をしっかりと閉め、冷暗所で保存します。
- 時々瓶を振り、1ヶ月ほど熟成させたら完成です。液体が琥珀色になってきます。
使用する際は、この原液を水で2~3倍に薄めてスプレーします。 アルコールに漬けることで、ドクダミ特有の香りが和らぎ、扱いやすくなるのも特徴です。
お酢を加えて効果アップ!ドクダミ酢スプレー
ドクダミの効果をさらに高めたいなら、お酢を組み合わせる方法も効果的です。お酢には殺菌効果や、アブラムシの体を柔らかくして窒息させやすくする効果が期待できます。
【用意するもの】
- ドクダミの煮出し液またはドクダミチンキの希釈液
- 食用酢:煮出し液や希釈液の1/10程度の量
【作り方】
- ドクダミの煮出し液、または水で薄めたドクダミチンキを用意します。
- そこにお酢を加えて、よく混ぜ合わせれば完成です。
お酢を加えることで、忌避効果に加えて、より直接的なダメージをアブラムシに与えることができます。 ただし、お酢の濃度が高すぎると植物にダメージを与える可能性があるので、最初は薄めから試してみるのが良いでしょう。
効果を最大限に引き出す!ドクダミスプレーの正しい使い方

せっかく作ったドクダミスプレーも、使い方が間違っていると効果が半減してしまいます。ここでは、ドクダミスプレーの効果を最大限に引き出すための正しい使い方と、注意点について解説します。
効果的な使い方をマスターして、アブラムシをしっかり撃退しましょう。
- 散布するタイミングと頻度
- 葉の裏までしっかり散布するのがコツ
- 雨の日は避けるべき?
散布するタイミングと頻度
ドクダミスプレーを散布するのに最適なタイミングは、アブラムシの活動が活発になる前の午前中です。日中の高温時に散布すると、スプレー液がレンズの役割をして葉が焼けてしまう「葉焼け」を起こす可能性があるので避けましょう。
頻度については、週に1回程度を目安に定期的に散布するのがおすすめです。 アブラムシの発生が見られる場合は、2~3日に1回と頻度を上げて様子を見てください。 大切なのは、継続して散布することで、アブラムシが寄り付きにくい環境を維持することです。
葉の裏までしっかり散布するのがコツ
アブラムシは、天敵から身を守るために葉の裏や新芽の付け根など、見えにくい場所に隠れていることが非常に多いです。スプレーを散布する際は、植物の表面だけでなく、葉をめくって裏側まで念入りに吹きかけるようにしましょう。
特に、新芽や若い葉はアブラムシが好む場所なので、重点的に散布することが重要です。霧吹きのノズルを調整して、細かい霧状で植物全体を包み込むように散布すると、ムラなく行き渡らせることができます。
雨の日は避けるべき?
はい、雨の日や雨が降りそうな日の散布は避けるべきです。せっかく散布したドクダミの有効成分が、雨によって流されてしまい、効果がほとんどなくなってしまいます。
天気予報をよく確認し、晴れた日が続くタイミングで散布するのが最も効果的です。散布後、数時間は雨が降らない日を選んで作業しましょう。もし散布後に雨が降ってしまった場合は、天気が回復してから再度散布することをおすすめします。
ドクダミスプレーが効かない?考えられる原因と対処法

「ドクダミスプレーを試したけど、アブラムシが一向に減らない…」そんな経験はありませんか?効果がないと感じるのには、いくつかの原因が考えられます。諦めてしまう前に、一度原因を探ってみましょう。
ここでは、ドクダミスプレーが効かない場合の主な原因と、その対処法について解説します。
- 原因1:ドクダミの成分が薄い
- 原因2:アブラムシが大量発生している
- 原因3:ドクダミの収穫時期が違う
- 対処法:他の自然農薬との併用
原因1:ドクダミの成分が薄い
効果が感じられない最も多い原因は、スプレー液の濃度が薄すぎることです。特に、ドクダミチンキを希釈して使う場合、薄めすぎると忌避効果が十分に発揮されません。
また、煮出して作る場合も、ドクダミの量が少なかったり、煮出す時間が短かったりすると、有効成分が十分に抽出されません。もし効果が薄いと感じたら、少し濃度を濃くして再度試してみてください。ただし、濃すぎると植物を傷める可能性もあるため、様子を見ながら少しずつ調整することが大切です。
原因2:アブラムシが大量発生している
ドクダミスプレーは、主に忌避効果によってアブラムシを遠ざけるものです。そのため、すでにアブラムシが大量に繁殖してしまっている状況では、追い払うだけでは追いつかないことがあります。
このような場合は、まず物理的にアブラムシの数を減らすことが先決です。粘着テープで貼り付けて取り除いたり、水で勢いよく洗い流したりする方法があります。 ある程度数を減らしてからドクダミスプレーを散布することで、残ったアブラムシを追い払い、新たな侵入を防ぐ効果が期待できます。
原因3:ドクダミの収穫時期が違う
ドクダミの薬効成分は、植物の生育ステージによって含有量が変わります。一般的に、開花期である5月~7月頃に収穫したドクダミが、最も成分が豊富で効果が高いと言われています。
特に、白い花が咲いている時期のドクダミは、虫除け成分であるデカノイルアセトアルデヒドを多く含んでいます。 もし、開花期以外の時期に収穫したドクダミを使っている場合は、効果が弱まっている可能性があります。効果的なスプレーを作るためには、収穫時期にもこだわることが大切です。
対処法:他の自然農薬との併用
ドクダミスプレーだけで効果が見られない場合は、他の自然農薬と組み合わせて使うのが非常に効果的です。それぞれ異なる作用を持つ農薬を併用することで、より高い防除効果が期待できます。
例えば、牛乳スプレーはアブラムシを窒息させる効果があり、唐辛子スプレーは強い刺激で害虫を寄せ付けません。 ドクダミの忌避効果とこれらの方法を組み合わせることで、アブラムシに対して多角的にアプローチすることができます。次の章で、代表的な自然農薬をいくつかご紹介します。
ドクダミだけじゃない!アブラムシに効果的な自然農薬

ドクダミの他にも、私たちの身近にあるものでアブラムシ対策ができる自然農薬がたくさんあります。化学薬品に頼りたくない方は、ぜひこれらの方法も試してみてください。複数の方法を組み合わせることで、より効果的な対策が可能です。
ここでは、手軽に試せる代表的な自然農薬をご紹介します。
- 牛乳スプレー
- 木酢液・竹酢液
- 唐辛子スプレー
- 天敵(テントウムシ)を利用する
牛乳スプレー
牛乳スプレーは、手軽に作れて効果も高い、人気の自然農薬の一つです。牛乳をアブラムシに吹きかけると、乾燥する過程で牛乳の膜がアブラムシの気門を塞ぎ、窒息させて駆除することができます。
作り方は非常に簡単で、牛乳と水を1:1の割合で混ぜてスプレーボトルに入れるだけ。散布後は、牛乳が腐敗して臭いが出たり、カビの原因になったりすることがあるため、数時間後に水で洗い流すのがポイントです。即効性があるので、大量発生してしまった場合に試す価値ありです。
木酢液・竹酢液
木酢液や竹酢液は、木炭や竹炭を作る際に出る煙を冷却して液体にしたものです。独特の燻製のような香りがあり、この香りをアブラムシなどの害虫が嫌うため、忌避効果が期待できます。
また、木酢液には土壌の微生物を活性化させる効果もあり、植物自体の健康を促進する働きもあります。 使用する際は、製品に記載されている希釈倍率(通常は500倍~1000倍)を必ず守ってください。 濃度が濃すぎると植物に害を与えることがあるので注意が必要です。
唐辛子スプレー
唐辛子に含まれる辛味成分「カプサイシン」は、人間だけでなく多くの昆虫にとっても強い刺激となります。この刺激を利用して、アブラムシを寄せ付けなくするのが唐辛子スプレーです。
作り方は、乾燥唐辛子を数本、焼酎やホワイトリカーに漬け込んで成分を抽出する方法が一般的です。 1ヶ月ほど漬け込んだら、その液体を水で500倍程度に薄めて使用します。ドクダミと同様に、お酢に漬け込む方法もあります。 目や皮膚への刺激が強いので、取り扱いには十分注意してください。
天敵(テントウムシ)を利用する
農薬を使うのではなく、自然の生態系を利用する方法もあります。アブラムシの天敵であるテントウムシを味方につけるのです。 ナナホシテントウの成虫は、1日に100匹以上のアブラムシを食べると言われています。
庭でテントウムシを見つけたら、アブラムシが発生している植物の近くにそっと移してあげましょう。また、テントウムシはキク科の植物などを好むため、コンパニオンプランツとして近くに植えておくと、自然と集まってきてくれるかもしれません。化学薬品を使わない、最も環境に優しい対策方法です。
そもそもアブラムシを発生させないための予防策

アブラムシ対策で最も重要なのは、発生してしまってから駆除することよりも、そもそもアブラムシが発生しにくい環境を作ることです。日頃のちょっとした心がけで、アブラムシの被害を大幅に減らすことができます。
ここでは、誰でも簡単にできるアブラムシの予防策をいくつかご紹介します。
- 風通しを良くする
- 窒素肥料をやりすぎない
- 黄色い粘着シートを設置する
- コンパニオンプランツを植える
風通しを良くする
アブラムシは、湿気が多くて風通しの悪い場所を好みます。 植物の葉が密集して茂りすぎていると、アブラムシにとって絶好の隠れ家となり、繁殖しやすくなってしまいます。
定期的に剪定を行い、枝や葉が混み合っている部分をすっきりさせましょう。株元までしっかりと風が通るようにすることで、湿度を下げ、アブラムシが住みにくい環境を作ることができます。また、植物同士の間隔を適切に保つことも重要です。
窒素肥料をやりすぎない
植物の成長に欠かせない肥料ですが、与えすぎは禁物です。特に、葉や茎の成長を促す窒素成分の多い肥料を過剰に与えると、植物の組織が柔らかくなり、アブラムシが汁を吸いやすくなります。
また、窒素過多になると植物体内のアミノ酸が増加し、これを好むアブラムシを呼び寄せてしまう原因にもなります。 肥料は規定量を守り、バランスの取れたものを使用するように心がけましょう。
黄色い粘着シートを設置する
アブラムシには、黄色い色に引き寄せられる習性があります。 この習性を利用したのが、市販されている黄色い粘着シートです。
植物の近くにこのシートを設置しておくと、飛来してきた羽のあるアブラムシが引き寄せられて捕獲されます。これにより、アブラムシが植物に到達する前に数を減らし、繁殖を防ぐことができます。物理的なトラップなので、薬剤を使いたくない方にもおすすめの方法です。
コンパニオンプランツを植える
コンパニオンプランツとは、一緒に植えることでお互いによい影響を与え合う植物のことです。アブラムシ対策として有名なコンパニオンプランツには、マリーゴールドやミント、ローズマリーなどがあります。
これらの植物が放つ特定の香りをアブラムシが嫌うため、メインで育てたい植物の近くに植えておくだけで、自然な忌避効果が期待できます。 見た目も華やかになり、ガーデニングをより一層楽しむことができるでしょう。
よくある質問

ドクダミスプレーはどんな植物に使えますか?
ドクダミスプレーは天然成分から作られているため、野菜、ハーブ、草花など、基本的にほとんどの植物に使用できます。 ただし、植物によっては特定の成分に弱い場合も考えられます。特に、育て始めたばかりの若い苗や、デリケートな植物に使用する際は、まず葉の一部に少量スプレーしてみて、数日様子を見る「パッチテスト」を行うとより安心です。葉焼けなどの異常が見られなければ、全体に散布するようにしましょう。
ドクダミスプレーの保存期間はどのくらいですか?
保存期間は作り方によって異なります。ドクダミを煮出して作ったスプレーは、保存料が入っていないため傷みやすく、冷蔵庫で保存して2~3日中に使い切るようにしてください。 一方、ホワイトリカーなどのアルコールに漬けて作ったドクダミチンキは、冷暗所で保存すれば約1年間は持ちます。 長期間使う予定がある場合は、チンキを作っておくと便利です。
ドクダミはどこで手に入りますか?
ドクダミは繁殖力が非常に強い植物で、日本全国の道端や庭、公園、林などの半日陰で湿った場所に自生しています。 ご自宅の周りを探してみると、意外と簡単に見つかるかもしれません。ただし、排気ガスが多い道路沿いや、犬の散歩コースになっているような場所のドクダミは衛生的に好ましくないため、避けた方が良いでしょう。もし身近に見つからない場合は、山野草を扱っている園芸店などで苗が販売されていることもあります。
ドクダミを植えるだけでもアブラムシ対策になりますか?
はい、ドクダミを植えておくだけでも一定の忌避効果が期待できます。 ドクダミが放つ独特の香りをアブラムシが嫌うため、他の植物の近くに植えておくことで、アブラムシが寄り付きにくくなるコンパニオンプランツとしての役割を果たしてくれます。ただし、ドクダミは地下茎でどんどん増える非常に繁殖力の強い植物です。庭植えにする際は、根が広がらないようにブロックで囲ったり、大きな鉢に植えたりするなどの対策が必要です。
ドクダミスプレーに副作用はありますか?ペットや子供への影響は?
ドクダミスプレーは、化学薬品を含まない天然由来のものなので、基本的には安全性が高く、ペットやお子様がいるご家庭でも比較的安心して使用できます。 ただし、アルコール(焼酎など)を使って作る場合は、アルコールにアレルギーがある方や肌が弱い方は注意が必要です。 また、どんなものでもアレルギー反応が起こる可能性はゼロではありません。使用する際は、直接吸い込んだり、目に入ったりしないように注意し、念のためペットや子供が散布したばかりの植物に触れないように配慮すると、より安心でしょう。
まとめ

- ドクダミの香り成分にはアブラムシを遠ざける忌避効果がある。
- ドクダミスプレーは煮出すか焼酎漬けで簡単に作れる。
- 効果を高めるにはお酢を加えるのもおすすめ。
- 散布は午前中に行い、葉の裏までしっかりかけるのがコツ。
- – 雨の日の散布は効果が流れるため避ける。
- 効果がない時はスプレーの濃度やドクダミの収穫時期を見直す。
- アブラムシが大量発生した場合は物理的な駆除も併用する。
- 牛乳や木酢液など他の自然農薬との組み合わせも有効。
- 予防策として風通しを良くし、窒素肥料を控える。
- 黄色い粘着シートやコンパニオンプランツも予防に役立つ。
- ドクダミスプレーはほとんどの植物に安全に使える。
- 煮出し液は短期保存、焼酎漬けは長期保存が可能。
- ドクダミは身近な場所に自生していることが多い。
- ドクダミを植えるだけでもアブラムシ除けになる。
- 天然成分だが、アルコール使用時やアレルギーには注意が必要。