福士蒼汰さん主演のクライムサスペンスドラマ「DIVER-特殊潜入班-」。スリリングな展開と福士さんのダークな演技が話題となりましたが、一部では「打ち切りだったのでは?」という声も上がっています。全5話という短い話数で完結したことから、そのような噂が広まったようです。
しかし、本当に打ち切りだったのでしょうか?この記事では、ドラマ「DIVER」が打ち切りと言われる理由、全5話で完結した真相、そして気になる続編の可能性について、徹底的に調査・解説していきます。
【結論】ドラマ「ダイバー」は打ち切りではない!

まず結論からお伝えすると、ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」は打ち切りではありません。全5話での完結は、放送開始前から決まっていたことであり、低視聴率や不祥事などが理由で短縮されたわけではないのです。では、なぜ全5話という短い構成になったのでしょうか。その背景には、制作側の特別な事情がありました。
全5話完結は当初からの予定だった
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」は、2020年9月22日から10月20日にかけて、カンテレ・フジテレビ系で「5週連続特別ドラマ」として放送されました。 このことからも分かるように、当初から全5話で完結することが予定されていたのです。
通常の連続ドラマは10話前後で構成されることが多いため、5話という話数に「短い」「打ち切り?」と感じてしまった視聴者が多かったようです。しかし、これは計画通りの放送形式であり、決してネガティブな理由によるものではありませんでした。
コロナ禍における特別な放送形式
全5話という短い話数になった大きな理由の一つに、2020年当時の新型コロナウイルス感染拡大の影響が挙げられます。 この時期、多くのテレビドラマが撮影スケジュールの大幅な変更を余儀なくされました。撮影の中断や延期が相次ぎ、放送枠の調整が非常に困難な状況だったのです。
「DIVER」も例外ではなく、感染対策を徹底しながら限られたスケジュールの中で撮影が行われました。 このような状況下で、制作陣は全5話に物語を凝縮し、密度の濃い作品を視聴者に届けるという決断をしたと考えられます。主演の福士蒼汰さんも、放送自体が中止になる可能性もあったと語っており、いかに厳しい状況だったかがうかがえます。
なぜドラマ「ダイバー」は打ち切りと言われたのか?3つの理由を考察

「DIVER」が打ち切りではなかったことは事実ですが、ではなぜこれほどまでに「打ち切り説」が広まってしまったのでしょうか。そこには、いくつかの要因が考えられます。視聴者が「打ち切りかも?」と勘違いしてしまった理由を3つの観点から考察します。
理由①:全5話という異例の短さ
やはり最も大きな理由は、全5話という話数の短さでしょう。前述の通り、日本の連続ドラマは1クール(3ヶ月)で10話前後放送されるのが一般的です。その半分である5話での完結は、多くの視聴者にとって「短すぎる」「何か問題があったのでは?」と憶測を呼ぶのに十分な理由となりました。
特に、物語が盛り上がりを見せ始めた矢先に「最終章突入」と告知されたため、「これから面白くなるのに、もう終わり?」と残念に感じた視聴者も少なくありませんでした。 この異例の短さが、打ち切りという誤解を生む最大の原因となったことは間違いないでしょう。
理由②:スピーディーすぎる展開と伏線回収
全5話という短い枠の中に物語を収めるため、ストーリー展開が非常にスピーディーだったことも、打ち切り説を後押しした一因と考えられます。物語は次々と進み、散りばめられた伏線も最終回で一気に回収されました。
この目まぐるしい展開に、「もっとじっくりキャラクターの背景や心情を描いてほしかった」「展開が早すぎてついていけない」と感じた視聴者もいたようです。 本来は濃密なストーリーテリングの結果なのですが、見方によっては「話を急いで終わらせようとしている」=「打ち切り」という印象を与えてしまったのかもしれません。
理由③:低迷した視聴率
ドラマの打ち切りを語る上で欠かせないのが視聴率です。「DIVER」の視聴率は、決して高いとは言えない数字で推移しました。
初回こそ9.6%とまずまずのスタートを切ったものの、第2話で6.1%、第3話では5.8%まで落ち込み、最終回も6.7%という結果でした。 この視聴率の低迷が、「視聴率が悪いから打ち切りになったのでは?」という憶測を呼ぶ一因となったことは否定できません。
あるテレビライターは、「通常の全10話のドラマであれば、打ち切りが検討されてもおかしくない数字」と指摘しており、視聴率だけを見れば打ち切りと思われても仕方がない状況だったと言えるでしょう。
ドラマ「ダイバー」の視聴率と評判・口コミ

打ち切り説の一因ともなった視聴率ですが、実際のところ視聴者の評価はどうだったのでしょうか。ここでは、全話の視聴率と、SNSなどに寄せられたリアルな評判・口コミをまとめてみました。
気になる全話の視聴率は?
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」の全話の視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は以下の通りです。
話数 | 放送日 | 視聴率 |
---|---|---|
第1話 | 2020年9月22日 | 9.6% |
第2話 | 2020年9月29日 | 6.1% |
第3話 | 2020年10月6日 | 5.8% |
第4話 | 2020年10月13日 | 6.6% |
第5話(最終回) | 2020年10月20日 | 6.7% |
初回は9.6%と好調な滑り出しでしたが、2話以降は苦戦を強いられたことが分かります。 しかし、視聴率が全てではありません。視聴者の満足度はどうだったのでしょうか。
視聴者のリアルな評判・口コミまとめ
視聴率は伸び悩んだ一方で、視聴者からの評判は決して悪くありませんでした。特に、福士蒼汰さんの新境地ともいえるダークヒーロー役は高く評価されています。
SNSやレビューサイトでは、以下のような声が多く見られました。
- 「ダークな福士蒼汰がかっこいい!」「こんな福士蒼汰見たことない」といった、福士さんの演技を称賛する声
- 「ストーリー展開が早くて面白い」「ハラハラドキドキした」など、スピーディーなサスペンス展開を楽しむ声
- 「5話で終わるのがもったいない」「もっと見たかった」と、話数の短さを惜しむ声
- 「福士蒼汰と野村周平のバディが最高」という、キャストの組み合わせを評価する声
一方で、「展開が急すぎて感情移入しにくい」「福士蒼汰の演技に迫力が足りない」といった厳しい意見も一部にはありました。 とはいえ、全体的には作品の世界観やキャストの演技に満足している視聴者が多かった印象です。視聴率という数字だけでは測れない魅力が、このドラマにはあったと言えるでしょう。
ドラマ「ダイバー」の作品情報まとめ

ここで改めて、ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」がどのような作品だったのか、基本的な情報を振り返ってみましょう。あらすじやキャスト、そして原作漫画についてご紹介します。
あらすじ
物語の舞台は兵庫県神戸市。急増する犯罪組織に対抗するため、兵庫県警は秘密裏に「潜入捜査官チーム(通称:D班)」を設立します。そのD班のメンバーである黒沢兵悟(福士蒼汰)は、かつては窃盗や暴力事件の常習犯でしたが、その高いIQと判断力、身体能力を買われ、潜入捜査官となりました。
兵悟は「悪を駆逐するためには手段を選ばない」という信念のもと、時に暴力的、時に冷徹に悪の組織へと潜入していきます。彼のやり方は危険極まりなく、仲間を欺くことさえ厭いません。果たして彼の行動は正義なのか、それとも悪なのか。ノンストップで繰り広げられるサスペンスドラマです。
キャスト
本作を彩った主なキャスト陣です。
- 黒沢 兵悟(くろさわ ひょうご):福士蒼汰
- 佐根村 将(さねむら しょう):野村周平
- 伊達 直哉(だて なおや):安藤政信
- 阿久津 洋子(あくつ ようこ):りょう
- 宮永 壮一(みやなが そういち):浜野謙太
- 鏡 光一(かがみ こういち):正名僕蔵
- 皆本 麗子(みなもと れいこ):片瀬那奈
- 上川 徹(うえかわ とおる):正門良規(Aぇ! group / 関西ジャニーズJr.)
主演の福士蒼汰さんをはじめ、実力派俳優たちが脇を固め、重厚な人間ドラマを織りなしました。特に、福士さん演じる兵悟と野村周平さん演じる将の、対立しながらも次第に信頼を深めていくバディ関係は大きな見どころの一つでした。
原作は人気漫画「DIVER-組対潜入班-」
このドラマには、大沢俊太郎さんによる漫画「DIVER-組対潜入班-」という原作が存在します。 集英社の「グランドジャンプ」などで連載されていた人気作品です。
ドラマ版は、原作の持つハードボイルドな世界観や、主人公・兵悟のキャラクター設定などを踏襲しつつも、ドラマオリジナルの展開が繰り広げられました。 原作漫画も、その唐突な終わり方から「打ち切りでは?」と噂されたことがあり、ドラマと原作の両方で「打ち切り説」が浮上するという珍しいケースとなっています。
ドラマ「ダイバー」の続編や映画化の可能性は?

「5話では物足りない!」「もっと兵悟の活躍が見たい!」と感じたファンにとって、最も気になるのは続編や映画化の可能性ではないでしょうか。ここでは、様々な角度からその可能性を探っていきます。
原作ストックは十分にあるのか?
続編を制作する上で重要になるのが、原作のストックです。原作漫画「DIVER-組対潜入班-」は全3巻が刊行されています。 ドラマ版は全5話で、オリジナルの要素も多く含まれていたため、原作にはまだ映像化されていないエピソードが残されていると考えられます。
そのため、原作をベースにした続編の制作は十分に可能です。新たな潜入捜査や、兵悟の過去にまつわる更なる深掘りなど、描ける物語の幅はまだまだ広いと言えるでしょう。
キャストや制作陣の意欲は?
続編制作には、キャストや制作陣の意欲も不可欠です。主演の福士蒼汰さんは、本作の兵悟役について「もっと兵悟という役を深掘りしていきたいと思いました。兵悟の魅力はまだまだあると信じています」と語っており、役への強い愛着と続編への意欲をのぞかせています。
初のダークヒーロー役が自身にとっても大きな挑戦であり、手応えを感じていたようです。 このような主演俳優の前向きな姿勢は、続編の企画を後押しする大きな力になる可能性があります。
ファンの声と期待
そして何より、続編を望むファンの声が大きな後押しとなります。放送終了後、SNSや公式サイトには「続編希望!」「映画化してほしい」といった声が数多く寄せられました。
「5話じゃ足りません」「もっと兵悟くんのダークっぷりを見ていたいです」といった熱烈なメッセージは、制作陣にも届いているはずです。 これだけ多くのファンが続編を待ち望んでいるという事実は、制作側にとっても大きな魅力であり、企画実現の可能性を高める要素と言えるでしょう。
現時点(2025年7月)で続編に関する公式な発表はありませんが、これらの要素を総合的に考えると、スペシャルドラマや映画といった形での復活は十分に期待できるのではないでしょうか。
よくある質問

ドラマ「ダイバー」は何話で完結ですか?
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」は、全5話で完結しました。 これは「5週連続特別ドラマ」として、当初から予定されていた話数です。
ドラマ「ダイバー」の再放送はありますか?
2025年7月現在、地上波での再放送の予定は発表されていません。しかし、放送終了後から再放送を希望する声は多く寄せられています。 今後の情報に期待しましょう。
ドラマ「ダイバー」はどこで見られますか?
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」は、動画配信サービスで視聴することが可能です。2025年7月現在、FOD(フジテレビオンデマンド)やU-NEXTなどで全話配信されています。 最新の配信状況については、各サービスの公式サイトをご確認ください。
ドラマ「ダイバー」の主題歌は何ですか?
ドラマ「DIVER-特殊潜入班-」の主題歌は、コブクロの「灯ル祈リ」です。 物語の持つシリアスで切ない世界観に寄り添い、ドラマを大いに盛り上げました。
まとめ

- ドラマ「ダイバー」は打ち切りではない。
- 全5話完結は当初からの予定だった。
- コロナ禍の影響で特別な放送形式となった。
- 打ち切りと言われた理由は話数の短さ。
- スピーディーな展開も打ち切り説の一因。
- 視聴率が低迷したことも噂を後押しした。
- 視聴率は苦戦したが、視聴者の評判は良かった。
- 特に福士蒼汰のダークヒーロー役が高評価。
- 原作は漫画「DIVER-組対潜入班-」。
- 原作ストックは続編制作に十分ある。
- 主演の福士蒼汰は続編に意欲的。
- ファンからの続編を望む声も多い。
- 現時点で続編の公式発表はない。
- 動画配信サービスで全話視聴可能。
- 主題歌はコブクロの「灯ル祈リ」。