グラフィックボード(GPU)の性能を語る上で、「CUDAコア数」という言葉を耳にすることがあるでしょう。このCUDAコアは、NVIDIA製GPUの並列処理能力を示す重要な指標の一つです。しかし、単にコア数が多いからといって、必ずしも最高の性能を発揮するわけではありません。GPUの性能は、CUDAコア数だけでなく、その世代のアーキテクチャやクロック周波数、メモリ容量など、さまざまな要素が複雑に絡み合って決定されます。
本記事では、CUDAコアの基本的な役割から、NVIDIA製GPUの世代ごとのCUDAコア数の違い、そしてコア数だけでは測れないGPU性能の真実までを詳しく解説します。さらに、AI開発、ゲーミング、クリエイティブ作業といった用途別に、最適なGPUを選ぶための具体的な方法もご紹介します。あなたのPC環境や目的に合ったGPU選びの参考にしてください。
CUDAコアとは?GPU性能を左右する重要な要素

CUDAコアとは、NVIDIAが開発したGPU(Graphics Processing Unit)に搭載されている並列処理を行うためのプロセッサユニットです。CPUが少数の強力なコアで複雑な処理を順次実行するのに対し、GPUは数千ものCUDAコアを搭載し、それぞれが単純な計算を同時に大量にこなすことで、圧倒的な並列処理性能を実現します。
この特性が、特にグラフィックスレンダリング、科学技術計算、そして近年注目されているAIやディープラーニングの分野でGPUが不可欠とされる理由です。
CUDAコアの存在は、GPUが単なる画像表示装置から、汎用的な計算処理を行う「GPGPU(General-purpose computing on Graphics Processing Units)」へと進化する上で決定的な役割を果たしました。これにより、開発者はCUDAというプラットフォームを通じて、GPUの計算能力を様々なアプリケーションで活用できるようになりました。
例えば、動画編集ソフトでの高速なエンコード処理や、3Dモデリングソフトでのリアルタイムレンダリングなど、私たちの身近な多くのシーンでCUDAコアの恩恵を受けています。
CUDAコアの基本的な役割
CUDAコアの基本的な役割は、大量のデータを同時に処理することです。例えば、画像処理ではピクセルごとに異なる計算を並行して実行したり、AIの学習では膨大な数の行列計算を同時に行ったりします。これにより、CPUだけでは時間がかかりすぎるような処理も、GPUのCUDAコアを使えば劇的に時間を短縮できます。
特に、同じ種類の計算を繰り返し行う必要があるタスクにおいて、CUDAコアはその真価を発揮します。
また、CUDAコアは単に計算を行うだけでなく、GPU内部の他のコンポーネントと連携しながら効率的に動作します。メモリコントローラやキャッシュメモリと協調し、必要なデータを素早く取得して処理し、結果を返すという一連の進め方を通じて、システム全体のパフォーマンス向上に貢献しているのです。
この連携の効率性も、GPUの総合的な性能に大きく影響します。
なぜCUDAコア数が重要なのか
CUDAコア数が多いほど、理論的にはGPUが同時に実行できる並列処理の量が増加します。これは、より多くの作業員が同時に作業できる工場のようなものです。例えば、ディープラーニングの学習において、大量のデータセットを処理する場合、CUDAコア数が多ければ多いほど、一度に多くの計算を並行して進められるため、学習時間を大幅に短縮できる可能性があります。
しかし、CUDAコア数だけが全てではありません。同じCUDAコア数であっても、GPUの世代やアーキテクチャが異なれば、コアあたりの処理能力や効率が大きく変わることもあります。新しい世代のGPUは、改良されたアーキテクチャによって、少ないコア数でも旧世代の多いコア数と同等かそれ以上の性能を発揮することが珍しくありません。
そのため、CUDAコア数は重要な指標ではあるものの、他の要素と合わせて総合的に判断することが大切です。
NVIDIA製GPUの世代別CUDAコア数比較

NVIDIAのGPUは、世代ごとに異なるアーキテクチャを採用し、それに伴いCUDAコア数も変化しています。新しい世代のGPUは、単にCUDAコア数が増えるだけでなく、コアあたりの処理効率も向上しているため、単純な数値比較だけでは性能の全てを把握することは難しいです。しかし、大まかな性能の目安として、各世代の主要なGPUにおけるCUDAコア数を比較することは、GPU選びの重要な手がかりとなります。
ここでは、特に人気の高いGeForce RTXシリーズを中心に、最新世代から前世代までのCUDAコア数を比較し、それぞれの特徴を解説します。これにより、各世代のGPUがどのような進化を遂げてきたのか、そしてどの程度の性能差があるのかを理解する助けとなるでしょう。ご自身の用途に合ったGPUを見つけるための第一歩として、この比較を参考にしてください。
最新世代のGeForce RTX 40シリーズ
NVIDIAの最新世代であるGeForce RTX 40シリーズは、Ada Lovelaceアーキテクチャを採用しており、前世代から大幅な性能向上を実現しています。このシリーズのGPUは、より多くのCUDAコアを搭載しているだけでなく、新しいアーキテクチャによる効率の改善も相まって、特にAI処理やレイトレーシング性能において優れた能力を発揮します。
以下に主要なモデルのCUDAコア数を示します。
- GeForce RTX 4090: 16384 CUDAコア
- GeForce RTX 4080 SUPER: 10240 CUDAコア
- GeForce RTX 4070 Ti SUPER: 8448 CUDAコア
- GeForce RTX 4070 SUPER: 7168 CUDAコア
- GeForce RTX 4060 Ti: 4352 CUDAコア
- GeForce RTX 4060: 3072 CUDAコア
これらのGPUは、最新のゲームを高解像度で快適にプレイしたい方や、AI開発、3Dレンダリングなどのプロフェッショナルな作業で最高のパフォーマンスを求める方に特におすすめです。特にRTX 4090は、圧倒的なCUDAコア数とアーキテクチャの進化により、現行世代で最も高い処理能力を誇ります。
前世代のGeForce RTX 30シリーズ
GeForce RTX 30シリーズは、Ampereアーキテクチャをベースにしており、RTX 40シリーズが登場するまでNVIDIAの主力製品でした。このシリーズも非常に高い性能を持っており、多くのユーザーにとって十分なパワーを提供します。特に、コストパフォーマンスを重視する場合には、今でも魅力的な選択肢となるでしょう。
以下に主要なモデルのCUDAコア数を示します。
- GeForce RTX 3090 Ti: 10752 CUDAコア
- GeForce RTX 3090: 10496 CUDAコア
- GeForce RTX 3080 Ti: 10240 CUDAコア
- GeForce RTX 3080: 8704 CUDAコア
- GeForce RTX 3070 Ti: 6144 CUDAコア
- GeForce RTX 3070: 5888 CUDAコア
- GeForce RTX 3060 Ti: 4864 CUDAコア
- GeForce RTX 3060: 3584 CUDAコア
RTX 30シリーズは、前世代のTuringアーキテクチャと比較して、CUDAコア数だけでなく、TensorコアやRTコアの性能も大幅に向上しました。これにより、ディープラーニングやレイトレーシング対応ゲームにおいても、優れた体験を提供できるのが強みです。現在でも多くのゲームやクリエイティブアプリケーションで十分に活躍できる性能を持っています。
その他のGeForceシリーズとCUDAコア数
GeForceシリーズには、RTX 40シリーズや30シリーズ以外にも、過去の世代の製品や、よりエントリーレベルの製品が存在します。例えば、GTX 16シリーズやGTX 10シリーズなどは、現在でも手頃な価格で入手可能であり、特定の用途では十分な性能を発揮します。これらのシリーズは、RTXシリーズのような専用のRTコアやTensorコアは搭載していませんが、CUDAコアによる並列処理能力は持っています。
- GeForce GTX 1660 SUPER: 1408 CUDAコア
- GeForce GTX 1650: 896 CUDAコア
- GeForce GTX 1080 Ti: 3584 CUDAコア
- GeForce GTX 1060: 1280 CUDAコア
これらのGPUは、最新のAAAタイトルを高設定でプレイするには力不足かもしれませんが、eスポーツ系のゲームや、比較的負荷の低いクリエイティブ作業であれば十分に対応できます。特に、予算を抑えつつPCを組みたい場合や、古いPCのアップグレードを考えている場合には、これらの選択肢も検討する価値があります。
QuadroシリーズとTeslaシリーズのCUDAコア数
NVIDIAは、GeForceシリーズの他に、プロフェッショナル向けのQuadroシリーズやデータセンター向けのTeslaシリーズも提供しています。これらのシリーズは、GeForceシリーズとは異なる設計思想に基づいており、特に高い信頼性、安定性、そして特定のプロフェッショナルアプリケーションでの最適化が図られています。
CUDAコア数も非常に多く、大規模な計算処理や複雑なシミュレーションに適しています。
- NVIDIA RTX 6000 Ada Generation (Quadro): 18176 CUDAコア
- NVIDIA A100 (Tesla): 6912 CUDAコア (FP32コア数)
- NVIDIA H100 (Tesla): 16896 CUDAコア (FP32コア数)
Quadroシリーズは、CAD/CAM、DCC(デジタルコンテンツ制作)、医療画像処理など、高い精度と安定性が求められる分野で利用されます。Teslaシリーズは、主にデータセンターでのAI学習、HPC(高性能計算)などに特化しており、膨大な計算リソースを提供します。これらのシリーズは、一般的なPCユーザーが選択することは稀ですが、プロフェッショナルな環境ではその真価を発揮します。
CUDAコア数だけでは語れないGPU性能の真実

GPUの性能を評価する際、CUDAコア数だけを見て判断するのは早計です。確かにCUDAコア数は並列処理能力の重要な指標ですが、それだけでGPUの総合的な性能が決まるわけではありません。実際には、GPUのアーキテクチャ、クロック周波数、メモリ帯域幅、VRAM容量など、多くの要素が複雑に絡み合い、最終的なパフォーマンスを形成しています。
これらの要素を理解することで、より賢明なGPU選びができるようになります。
例えば、新しい世代のGPUは、たとえ旧世代のGPUよりもCUDAコア数が少なくても、アーキテクチャの進化によってコアあたりの処理効率が向上しているため、結果的に高い性能を発揮することがよくあります。また、特定のアプリケーションでは、CUDAコア数よりもVRAM容量やメモリ帯域幅がボトルネックとなることもあります。
ここでは、CUDAコア数以外の重要な要素について詳しく見ていきましょう。
GPUアーキテクチャの違いが性能に与える影響
NVIDIAのGPUは、世代ごとに異なるアーキテクチャを採用しています。例えば、RTX 30シリーズはAmpereアーキテクチャ、RTX 40シリーズはAda Lovelaceアーキテクチャです。これらのアーキテクチャは、CUDAコアの設計、キャッシュメモリの構造、データフローの最適化など、GPU内部のあらゆる側面に影響を与えます。
新しいアーキテクチャは、通常、より効率的な計算方法や、特定のタスク(AI、レイトレーシングなど)に特化した機能改善を含んでいます。
このアーキテクチャの進化により、同じCUDAコア数であっても、新しい世代のGPUの方がより多くの命令をサイクルあたりに実行できる(IPCの向上)ため、実質的な処理能力が高まります。例えば、Ada Lovelaceアーキテクチャは、Ampereアーキテクチャと比較して、電力効率を向上させつつ、レイトレーシングやDLSS(Deep Learning Super Sampling)などの最新技術をより高速に処理できるよう設計されています。
そのため、GPUを選ぶ際には、CUDAコア数だけでなく、どのアーキテクチャに基づいているかも確認することが大切です。
クロック周波数やメモリ帯域幅との関係
GPUの性能は、CUDAコア数だけでなく、クロック周波数やメモリ帯域幅にも大きく左右されます。クロック周波数は、GPUコアが1秒間に実行できるサイクル数を示し、これが高いほど、各CUDAコアがより速く計算を実行できます。つまり、同じCUDAコア数でも、クロック周波数が高いGPUの方が、より多くの処理を短時間でこなせる可能性が高まります。
一方、メモリ帯域幅は、GPUがVRAM(ビデオメモリ)との間でデータをやり取りできる速度を示します。GPUが大量のデータを処理する際、VRAMからデータを高速に読み書きできる能力は非常に重要です。特に、高解像度のテクスチャを扱うゲームや、大規模なデータセットを扱うAI学習などでは、メモリ帯域幅がボトルネックとなり、CUDAコアの性能を十分に引き出せないことがあります。
そのため、CUDAコア数と合わせて、クロック周波数やメモリ帯域幅もバランス良く考慮することが、最適なGPU選びには欠かせません。
VRAM容量とバス幅の重要性
VRAM(ビデオメモリ)の容量とバス幅も、GPUの性能に大きな影響を与える要素です。VRAMは、GPUが処理する画像データやテクスチャ、AIモデルなどを一時的に保存する高速なメモリです。VRAM容量が不足すると、GPUはメインメモリからデータを読み込む必要が生じ、これがボトルネックとなって性能が低下します。
特に、高解像度でのゲーミング、複雑な3Dレンダリング、大規模なAIモデルの学習などでは、十分なVRAM容量が不可欠です。
また、VRAMバス幅は、VRAMとGPUコア間のデータ転送経路の広さを示します。バス幅が広いほど、一度に転送できるデータ量が増え、メモリ帯域幅が向上します。例えば、同じVRAM容量でも、バス幅が狭いGPUと広いGPUでは、データ転送速度に大きな差が生まれます。これにより、GPUコアがデータを待つ時間が減り、より効率的に処理を進められるようになります。
したがって、CUDAコア数だけでなく、VRAM容量とバス幅も、GPUの総合的な性能を判断する上で重要な指標となります。
用途別!最適なCUDAコア数を持つGPUの選び方

GPUを選ぶ際、最も大切なのは「何に使うか」という目的を明確にすることです。ゲーミング、AI・ディープラーニング、動画編集や3Dレンダリングといったクリエイティブ作業では、それぞれGPUに求められる性能や特性が異なります。闇雲にCUDAコア数が多いGPUを選んでも、必ずしもそれが最適な選択とは限りません。
予算と性能のバランスを考慮し、ご自身の用途に最も適したGPUを見つけることが重要です。
ここでは、主要な用途別に、どのようなGPUがおすすめなのか、そしてCUDAコア数やその他のスペックをどのように考慮すべきかを具体的に解説します。ご自身のPC利用目的に合わせて、最適なGPU選びの参考にしてください。適切なGPUを選ぶことで、作業効率が向上し、より快適なPC体験が得られるでしょう。
AI・ディープラーニング用途での選び方
AI・ディープラーニングの分野では、GPUの計算能力が学習速度に直結するため、非常に高い性能が求められます。特に重要なのは、CUDAコア数、Tensorコアの有無と数、そしてVRAM容量です。ディープラーニングの学習では、膨大な数の行列演算が繰り返されるため、これを高速に処理できるTensorコアが搭載されているNVIDIA RTXシリーズや、データセンター向けのTeslaシリーズが有力な選択肢となります。
また、AIモデルのサイズが大きくなるほど、より多くのVRAMが必要になります。VRAMが不足すると、モデルをメモリに収めきれず、学習が不可能になったり、極端に遅くなったりする可能性があります。そのため、最低でも12GB、可能であれば16GB以上のVRAMを持つGPUを選ぶことをおすすめします。CUDAコア数も多いほど学習速度は向上しますが、TensorコアとVRAM容量が特に重要な要素となることを覚えておきましょう。
ゲーミング用途での選び方
ゲーミング用途でGPUを選ぶ場合、CUDAコア数に加えて、クロック周波数、VRAM容量、そしてRTコアの性能が重要になります。最新のAAAタイトルを高解像度(4Kなど)や高フレームレートで快適にプレイしたいのであれば、GeForce RTX 40シリーズのような最新世代のハイエンドGPUがおすすめです。
これらのGPUは、多くのCUDAコアと高速なクロック周波数、そして十分なVRAM容量を備えています。
また、レイトレーシングに対応したゲームを楽しむのであれば、RTコアの性能も考慮に入れるべきです。RTXシリーズは、専用のRTコアを搭載しており、リアルタイムレイトレーシングによる美しいグラフィックスを体験できます。予算とプレイしたいゲームの要求スペックを考慮し、バランスの取れたGPUを選ぶことが、快適なゲーミング体験へのコツです。
ミドルレンジのGPUでも、フルHD環境であれば多くのゲームを十分に楽しめます。
クリエイティブ作業(動画編集・3Dレンダリング)での選び方
動画編集や3Dレンダリングといったクリエイティブ作業では、GPUの計算能力が作業効率に直結します。特に、高解像度の動画編集や複雑な3Dシーンのレンダリングでは、CUDAコア数、VRAM容量、そしてメモリ帯域幅が非常に重要です。CUDAコア数が多いほど、エンコードやレンダリングの処理速度が向上し、作業時間を短縮できます。
VRAM容量は、特に4K以上の動画編集や、多くのテクスチャやポリゴンを含む3Dモデルを扱う場合に重要です。VRAMが不足すると、プレビューがカクついたり、レンダリングに失敗したりする可能性があります。最低でも8GB、できれば12GB以上のVRAMを持つGPUを選ぶと良いでしょう。また、プロフェッショナルな用途であれば、GeForce RTXシリーズのハイエンドモデルや、安定性と信頼性に優れたQuadroシリーズも検討する価値があります。
ご自身の作業内容と予算に合わせて、最適なGPUを選びましょう。
よくある質問

- CUDAコア数が多いほど性能は上がりますか?
- AMDのGPUにもCUDAコアはありますか?
- CUDAコア数とTensorコア、RTコアの違いは何ですか?
- 自分のPCに最適なGPUの選び方は?
- 古いGPUでもCUDAは使えますか?
CUDAコア数が多いほど性能は上がりますか?
一般的に、CUDAコア数が多いほどGPUの並列処理能力は高まり、性能向上に繋がります。しかし、これはあくまで一つの指標であり、GPUの総合的な性能は、アーキテクチャ、クロック周波数、メモリ帯域幅、VRAM容量など、他の要素との組み合わせで決まります。新しい世代のGPUは、少ないCUDAコア数でも、アーキテクチャの進化により旧世代の多いコア数と同等かそれ以上の性能を発揮することがあります。
AMDのGPUにもCUDAコアはありますか?
いいえ、AMDのGPUにはCUDAコアは搭載されていません。CUDAはNVIDIA独自の並列コンピューティングプラットフォームです。AMDのGPUは、独自の「Stream Processors」という並列処理ユニットを使用しており、OpenCLなどのオープンスタンダードなAPIに対応しています。
CUDAコア数とTensorコア、RTコアの違いは何ですか?
CUDAコアは、GPUの汎用的な並列計算を行うプロセッサです。一方、TensorコアはAIやディープラーニングの行列演算を高速化するための専用コア、RTコアはリアルタイムレイトレーシング(光線追跡)処理を高速化するための専用コアです。これらはそれぞれ異なる役割を持ち、GPU全体の性能、特に特定の用途での性能に寄与します。
自分のPCに最適なGPUの選び方は?
最適なGPUを選ぶには、まずPCの主な用途(ゲーミング、AI、クリエイティブ作業など)を明確にすることが大切です。次に、予算と、現在使用しているCPUや電源ユニットとの互換性を確認します。そして、各GPUのCUDAコア数、アーキテクチャ、VRAM容量、クロック周波数などを比較検討し、ご自身の目的に合った性能を持つモデルを選びましょう。
レビューサイトやベンチマーク結果も参考にすると良いでしょう。
古いGPUでもCUDAは使えますか?
はい、古いGPUでもCUDAは利用可能です。NVIDIAは古いGPU向けにもCUDA Toolkitを提供しています。ただし、対応するCUDA Toolkitのバージョンが限定されたり、最新の機能が使えなかったりする場合があります。また、古いGPUでは当然ながら最新世代のGPUに比べて性能が劣るため、最新のAIモデルの学習や高負荷な計算には向かないことが多いです。
まとめ
- CUDAコアはNVIDIA製GPUの並列処理能力を示す重要な指標。
- CUDAコア数が多いほど理論的には並列処理能力が高まる。
- GPU性能はCUDAコア数だけでなくアーキテクチャも重要。
- RTX 40シリーズはAda Lovelace、RTX 30シリーズはAmpereアーキテクチャ。
- 新しいアーキテクチャはコアあたりの処理効率が向上。
- クロック周波数は各CUDAコアの計算速度に影響。
- メモリ帯域幅はGPUとVRAM間のデータ転送速度を示す。
- VRAM容量は高解像度や大規模データ処理で不可欠。
- VRAMバス幅はメモリ帯域幅を左右する要素。
- AI・ディープラーニングにはTensorコアと大容量VRAMが重要。
- ゲーミングにはCUDAコア数、クロック周波数、RTコアが鍵。
- クリエイティブ作業にはCUDAコア数とVRAM容量が特に必要。
- Quadro/Teslaシリーズはプロフェッショナル用途に特化。
- AMD製GPUにはCUDAコアは搭載されていない。
- GPU選びは用途と予算、他のスペックとのバランスが大切。
