大切に育てているきゅうりの葉が、いつの間にか穴だらけになっていてショックを受けた経験はありませんか?まるでレースのようにスカスカになった葉を見ると、がっかりしてしまいますよね。その犯人は、オレンジ色の小さな害虫「ウリハムシ」かもしれません。この厄介な害虫を放置すると、きゅうりの生育が悪くなるだけでなく、最悪の場合枯れてしまうこともあります。本記事では、そんなウリハムシの生態から、今すぐできる駆除方法、そして今後の発生を防ぐための予防策まで、家庭菜園を楽しむあなたの悩みに寄り添いながら、徹底的に解説していきます。
まずは敵を知ろう!きゅうりの大敵「ウリハムシ」とは?

効果的な対策を行うためには、まず相手のことをよく知ることが重要です。きゅうりを始めとするウリ科の野菜を専門的に狙う「ウリハムシ」とは、一体どのような害虫なのでしょうか。その生態や被害の特徴を詳しく見ていきましょう。
この章では、以下の点について解説します。
- ウリハムシの見た目と生態
- ウリハムシの発生時期と活動サイクル
- ウリハムシが引き起こす深刻な被害
ウリハムシの見た目と生態
ウリハムシは、コウチュウ目ハムシ科に属する昆虫です。 成虫は体長7〜9mmほどの大きさで、光沢のあるオレンジ色や黄褐色の体が特徴です。 その見た目から「ウリバエ」と呼ばれることもありますが、ハエの仲間ではありません。 危険を察知すると、素早く飛び去ったり、地面にポトッと落ちて死んだふりをしたりと、意外とすばしっこい一面も持っています。
一方、幼虫は土の中で生活しており、体長は最大10mm程度。 黄色がかった白色の細長い見た目をしています。 成虫は葉や花、果実を食害しますが、幼虫は土の中で根を食べて成長するため、被害に気づきにくいのが厄介な点です。 越冬した成虫は春になると活動を開始し、ウリ科植物の株元に産卵します。 1匹のメスが産む卵の数は100〜500個にも及ぶと言われており、繁殖力が非常に高い害虫です。
ウリハムシの発生時期と活動サイクル
ウリハムシは、春から秋にかけての長い期間活動します。 具体的には4月頃から10月頃まで発生し、特に活動が活発になるのは5月〜8月です。 越冬した成虫が活動を始める5月頃と、新しい成虫が発生する8月頃に被害のピークを迎えることが多いです。
春に活動を始めた成虫は、きゅうりなどのウリ科植物に飛来し、葉を食べて栄養を蓄えながら産卵します。 卵から孵化した幼虫は、土の中で3〜5週間かけて根を食害しながら成長し、蛹になります。 その後、7月下旬から8月中旬にかけて羽化して新成虫となり、再び葉や果実を食害し始めます。 そして、9月下旬頃になると、成虫の姿で草むらや石垣の隙間などで越冬の準備に入ります。 このように、年に1回の発生サイクルですが、温暖な地域では2世代発生することもあります。
ウリハムシが引き起こす深刻な被害
ウリハムシによる被害は、成虫と幼虫で異なりますが、どちらもきゅうりの生育に深刻な影響を与えます。
成虫による被害で最も特徴的なのは、葉の食害です。 まるでコンパスで描いたかのように、円を描くように葉を食べるため、葉に丸い穴がたくさん開きます。 被害が進行すると、葉脈だけを残して網目のようにスカスカの状態(レース状)になってしまうこともあります。 葉は光合成を行って株全体の栄養を作る重要な部分なので、ここが食害されると生育不良に直結します。 特に、植え付けたばかりの若い苗が被害にあうと、ダメージが大きく、枯れてしまう原因にもなります。 また、葉だけでなく、花や果実の表面を食べることもあり、品質の低下につながります。
幼虫による被害は、土の中で起こるため発見が遅れがちです。 幼虫はきゅうりの根を食害するため、株は水分や養分を十分に吸収できなくなります。 その結果、日中に葉がしおれたり、生育が著しく悪くなったりします。 被害が深刻化すると、根だけでなく茎の中にまで侵入し、株全体が突然枯れてしまうという壊滅的な被害につながることも少なくありません。
今すぐできる!ウリハムシの駆除方法【見つけたら即実行】

ウリハムシを見つけたら、被害が広がる前に迅速に対処することが大切です。ここでは、農薬を使わない手軽な方法から、効果的な農薬の使用まで、具体的な駆除方法をご紹介します。ご自身の栽培スタイルに合わせて、最適な方法を選んでください。
この章では、以下の駆除方法について解説します。
- 【農薬を使わない】手軽にできる駆除方法
- 【農薬を使う】効果的な殺虫剤と使い方
【農薬を使わない】手軽にできる駆除方法
「できるだけ農薬は使いたくない」と考える方は多いでしょう。ここでは、化学薬品に頼らずにウリハムシを駆除する方法をいくつかご紹介します。地道な作業ですが、発生初期であればこれらの方法でも十分に対応可能です。
朝一番が狙い目!手で捕まえて駆除
最もシンプルで直接的な方法が、手で捕殺することです。 ウリハムシは、気温が低い早朝は動きが鈍いため、捕まえやすくなります。 日中は素早く飛び去ってしまうので、朝の涼しい時間帯に畑を見回り、葉の上にいる成虫を見つけ次第、捕まえましょう。逃げるときに下に落ちる習性があるので、ペットボトルや袋などを下に構えておくと、効率よく捕獲できます。
ペットボトルで簡単トラップ作成
手で捕まえるのが苦手な方には、ペットボトルを使ったトラップがおすすめです。 これは、ウリハムシを誘い込んで捕獲するものではなく、捕獲するための容器として使用します。 500mlのペットボトルの上部3分の1を切り取り、逆さにして本体にはめ込むだけで簡単に作れます。 ウリハムシは危険を感じると下に落ちる習性があるため、このトラップをウリハムシの下にそっと差し出し、軽く葉を揺らすだけで面白いように中に落ちていきます。一度入ると出にくいため、簡単に駆除することができます。
キラキラ光るもので撃退
ウリハムシは光の反射を嫌う性質があります。 この習性を利用して、きゅうりの株元や支柱に、使い終わったCDやアルミホイルを短冊状に切ったものを吊るしておくと、忌避効果が期待できます。風でキラキラと揺れることで、ウリハムシが寄り付きにくくなります。これは予防策としても有効な方法です。
【農薬を使う】効果的な殺虫剤と使い方
ウリハムシが大量に発生してしまい、手作業での駆除が追いつかない場合は、農薬の使用も有効な手段です。 適切な農薬を選び、正しく使用することで、被害を最小限に抑えることができます。
おすすめの農薬・殺虫剤
ウリハムシに効果のある農薬はいくつか市販されています。選ぶ際のポイントは、「浸透移行性」を持つ薬剤です。 浸透移行性の薬剤は、根や葉から吸収されて植物全体に行き渡るため、葉を食べる成虫だけでなく、土の中にいる幼虫にも効果を発揮します。
- オルトランDX粒剤・オルトラン液剤: 植え付け時の土壌混和や株元への散布で、幼虫と成虫の両方に効果があります。 特に幼虫対策として有効です。
- マラソン乳剤: 希釈して葉面に散布することで、成虫を駆除します。 即効性が期待できる薬剤の一つです。
- トレボン粉剤・乳剤: 粉剤はそのまま、乳剤は希釈して散布します。 幅広い害虫に効果があり、即効性と持続性に優れています。
- ベニカ水溶剤・ベニカスプレー: 家庭菜園でも使いやすいスプレータイプや水に溶かすタイプがあります。 手軽に使えるのが魅力です。
これらの農薬は、ホームセンターや園芸店、オンラインショップなどで購入できます。
農薬を使う際の注意点
農薬を使用する際は、必ず製品のラベルに記載されている使用方法、希釈倍率、使用時期、使用回数を厳守してください。 間違った使い方をすると、きゅうりに薬害が出たり、人体や環境に悪影響を及ぼしたりする可能性があります。また、同じ農薬を連続して使用すると、ウリハムシがその薬剤に対する抵抗性を持ってしまい、効きにくくなることがあります。 これを防ぐため、系統の異なる複数の農薬をローテーションして使用することが推奨されます。
散布する時間帯は、風のない早朝や夕方が適しています。また、ミツバチなどの益虫への影響を避けるため、開花時期の散布には特に注意が必要です。安全のために、マスクや手袋を着用して作業を行いましょう。
発生させないのが一番!ウリハムシの徹底予防策

ウリハムシの被害に悩まされないためには、駆除と同時に、そもそも発生させないための「予防」が非常に重要です。植え付けの段階から少し工夫するだけで、ウリハムシが寄り付きにくい環境を作ることができます。ここでは、誰でも簡単に実践できる予防策をご紹介します。
この章では、以下の予防策について解説します。
- 植え付け時からできる物理的な予防
- 自然の力を借りる予防法
- 畑の環境を整える
植え付け時からできる物理的な予防
ウリハムシの成虫は外部から飛んできます。物理的に侵入を防ぐことが、最も確実な予防策の一つです。
防虫ネット・あんどんの活用
植え付け直後のまだ苗が小さいうちは、目の細かい防虫ネットや寒冷紗(かんれいしゃ)でトンネル掛けをして、きゅうりの株全体を覆ってしまうのが非常に効果的です。 これにより、成虫の飛来と産卵を物理的にシャットアウトできます。支柱を立ててネットが葉に直接触れないようにすると、ネット越しに葉を食べられる心配もありません。 また、昔ながらの方法ですが、苗の周りをビニールなどで囲う「あんどん仕立て」も、特に幼苗期の保護に有効です。
シルバーマルチで飛来を防ぐ
畑の畝(うね)をシルバーマルチで覆うのもおすすめの予防策です。 ウリハムシはキラキラとした光の反射を嫌うため、シルバーマルチが張られた畑には近づきにくくなります。 この忌避効果により、成虫の飛来が減り、結果的に株元への産卵を防ぐことにも繋がります。 シルバーマルチには、地温の上昇を抑えたり、雑草の発生を防いだりする効果もあるため、一石二鳥です。ただし、きゅうりが生長して葉が茂ってくると、マルチの反射効果が薄れる点には注意が必要です。
自然の力を借りる予防法
他の植物の力を借りたり、天敵をうまく利用したりすることで、農薬に頼らずに害虫の発生を抑えることができます。
コンパニオンプランツ(ネギ類)を一緒に植える
きゅうりの近くに特定の植物を植えることで、害虫を遠ざける効果が期待できる「コンパニオンプランツ」という方法があります。ウリハムシ対策として特に有名なのが、ネギ類(長ネギ、玉ねぎ、ニラなど)です。 ウリハムシはネギ特有の強い香りを嫌うため、きゅうりの株元や畝の間にネギを混植することで、飛来を抑制する効果が期待できます。 また、ネギ類の根に共生する微生物が土壌の病原菌を減らし、きゅうりの病気を予防する効果も報告されています。
天敵を味方につける
ウリハムシには、クモやカマキリ、テントウムシといった天敵が存在します。 畑の周りの雑草を全て刈り取ってしまうのではなく、ある程度残しておくことで、これらの天敵が住みやすい環境を作ることができます。殺虫剤をむやみに使用しないことも、天敵を守ることにつながります。自然の生態系のバランスを活かして、害虫の異常発生を抑えることも大切な視点です。
畑の環境を整える
日頃の畑の管理も、害虫予防において重要な役割を果たします。
雑草をなくして隠れ家を奪う
ウリハムシの成虫は、雑草の茂みや枯れ葉の下などで越冬します。 そのため、畑の周りや畝間をきれいに保ち、雑草をこまめに除去することが、越冬場所や隠れ家を奪い、翌年の発生源を減らすことに繋がります。 特に、秋の収穫が終わった後の畑の片付けは重要です。栽培が終わった株や雑草は放置せず、適切に処理しましょう。
農薬に頼らない!自然由来のアイテム活用術

「化学農薬は使いたくないけれど、手作業での駆除だけでは不安…」という方のために、自然由来の素材を使った害虫対策をご紹介します。環境への負担が少なく、家庭でも手軽に試せるのが魅力です。効果の現れ方には差がありますが、予防策と組み合わせて試してみる価値は十分にあります。
この章では、以下のアイテムの活用法について解説します。
- 木酢液・竹酢液スプレーの効果と作り方
- 草木灰やコーヒーかすの活用法
- 酢を使ったスプレーは効果ある?
木酢液・竹酢液スプレーの効果と作り方
木酢液や竹酢液は、木炭や竹炭を作る際に出る煙を冷却して液体にしたもので、独特の燻製のような香りが特徴です。この香りを害虫が嫌うため、忌避剤としての効果が期待できます。 また、土壌の有用な微生物を増やし、植物の成長を助ける効果もあるとされています。
【作り方と使い方】
作り方はとても簡単です。市販の木酢液を、製品に記載されている希釈倍率(一般的には水で200〜500倍程度)に薄めてスプレーボトルに入れます。 これを、ウリハムシの活動が活発になる朝や夕方に、きゅうりの葉の表と裏にまんべんなく散布します。 雨が降ると流れてしまうため、定期的に散布を繰り返すことが効果を持続させるコツです。土壌に散布することで、土の中にいる幼虫への効果も期待できる場合があります。
草木灰やコーヒーかすの活用法
草木を燃やした後に残る「草木灰」も、ウリハムシ対策に利用できます。 草木灰をきゅうりの葉に薄く振りかけたり、株元に撒いたりすることで、ウリハムシが寄り付きにくくなります。 これは、灰のアルカリ性やザラザラした感触を嫌うためと考えられています。ただし、殺虫効果はないため、あくまで忌避剤として、また予防的に使用するのが良いでしょう。 草木灰はカリウムを豊富に含む肥料としての効果もありますが、撒きすぎると土壌がアルカリ性に傾きすぎる可能性があるので注意が必要です。
また、コーヒーを淹れた後の「かす」も、その香りでウリハムシを遠ざける効果が期待できると言われています。 よく乾燥させたコーヒーかすを株元にパラパラと撒いてみましょう。土壌改良の効果も期待でき、手軽に試せる方法の一つです。
酢を使ったスプレーは効果ある?
家庭にある食酢を使ったスプレーも、害虫対策として紹介されることがあります。酢に含まれる酢酸の匂いや成分が、ウリハムシの忌避や弱体化に繋がる可能性があるとされています。
【作り方と使い方】
一般的な穀物酢や米酢を、水で10〜20倍程度に薄めてスプレーします。 濃度が濃すぎると、きゅうりの葉が傷んでしまう「葉焼け」の原因になることがあるため、まずは薄めの濃度から試してみるのが安全です。 木酢液と同様に、効果は永続的ではないため、こまめな散布が必要です。確実な効果が科学的に証明されているわけではありませんが、化学薬品を使わない対策の一つとして試してみる価値はあるでしょう。
よくある質問

ここでは、きゅうりのウリハムシ対策に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。
ウリハムシの幼虫はどうやって駆除する?
ウリハムシの幼虫は土の中にいるため、直接捕まえるのは困難です。 対策としては、植え付け時に土に混ぜ込むタイプの殺虫剤(オルトラン粒剤など)を使用するのが最も効果的です。 これにより、根を食べに来た幼虫を駆除できます。農薬を使わない場合は、成虫を徹底的に駆除・予防して産卵させないことが、結果的に幼虫の発生を防ぐことに繋がります。また、木酢液の希釈液を土壌に潅水する方法も、一定の効果が期待できる場合があります。
ウリハムシに天敵はいる?
はい、ウリハムシにも天敵は存在します。具体的には、クモ、カマキリ、テントウムシ、鳥類などがウリハムシの成虫や幼虫を捕食します。 畑の生物多様性を保ち、これらの天敵が活動しやすい環境を整えることも、害虫の異常発生を抑える上で重要です。むやみに殺虫剤を使わないことが、天敵を守ることにも繋がります。
きゅうり以外の野菜にも同じ対策は有効?
はい、有効です。ウリハムシは名前の通り、きゅうり、カボチャ、スイカ、メロン、ゴーヤ、ズッキーニといったウリ科の植物を好んで食害します。 したがって、本記事で紹介した駆除方法や予防策は、これらのウリ科野菜全般に応用することができます。ご自身の育てている野菜に合わせて対策を講じてください。
木酢液はどんな効果がありますか?
木酢液には主に2つの効果が期待されます。一つは、独特の燻製のような香りによる害虫の忌避効果です。 ウリハムシはこの香りを嫌うため、寄り付きにくくなります。もう一つは、土壌環境の改善効果です。 木酢液に含まれる成分が土の中の有用な微生物の働きを活発にし、植物の根の張りを良くしたり、生育を促進したりする効果が期待できます。 これにより、植物自体が健康になり、病害虫への抵抗力が高まる間接的な効果も見込めます。
ウリハムシの発生時期はいつですか?
ウリハムシは春から秋(4月〜11月頃)にかけて発生します。 特に活動が活発になり、被害が目立つのは、越冬した成虫が活動を始める5月〜6月と、新しい成虫が出現する7月〜8月です。 この時期は特に注意深くきゅうりを観察し、早期発見・早期対策を心がけることが重要です。
ウリハムシに似た虫はいますか?
はい、ウリハムシにはよく似た虫がいます。代表的なのは「クロウリハムシ」と「ウリハムシモドキ」です。クロウリハムシは名前の通り体が黒色で、ウリハムシと同様にウリ科植物を食害します。 ウリハムシモドキは、体色が黄色いものから黒いものまで様々で、ウリハムシよりも食性が広く、マメ科やアブラナ科の植物も食べることがあります。 いずれも対策方法はウリハムシとほぼ同じです。
まとめ

- ウリハムシはオレンジ色の体長7-9mmの甲虫です。
- 成虫は葉を円形に食べ、幼虫は土中で根を食害します。
- 発生時期は春から秋で、特に5月と8月に被害が増えます。
- 放置すると株が弱り、最悪の場合は枯れてしまいます。
- 駆除は動きが鈍い早朝に手で捕まえるのが効果的です。
- 農薬を使わない方法としてペットボトルトラップも有効です。
- 大量発生時はオルトラン等の浸透移行性農薬がおすすめです。
- 農薬は複数の種類をローテーションして使用しましょう。
- 予防策として防虫ネットやあんどんが非常に有効です。
- 光を嫌う習性を利用しシルバーマルチを敷くのも良い方法です。
- コンパニオンプランツとしてネギ類を一緒に植えましょう。
- 畑の周りの雑草を除去し、越冬場所をなくすことが重要です。
- 木酢液や竹酢液のスプレーは忌避効果が期待できます。
- 草木灰やコーヒーかすを株元に撒くのも手軽な予防策です。
- 対策はきゅうり以外のウリ科野菜にも応用可能です。