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【完全版】トウモロコシの無農薬栽培|害虫対策の決定版!もうアワノメイガに悩まない

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【完全版】トウモロコシの無農薬栽培|害虫対策の決定版!もうアワノメイガに悩まない
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家庭菜園で採れたての甘いトウモロコシ、想像しただけでよだれが出てしまいますよね。でも、「無農薬で育てたいけど、害虫が心配…」と一歩踏み出せない方も多いのではないでしょうか。特に、トウモロコシの大敵アワノメイガの被害に頭を悩ませている方は少なくありません。本記事では、そんなあなたのために、農薬に頼らないトウモロコシの害虫対策を徹底解説します。予防策から発生後の対処法まで、この記事を読めば、あなたも無農薬で美味しいトウモロコシを収穫できるようになりますよ。

目次

まずは敵を知ろう!トウモロコシを狙う主な害虫

まずは敵を知ろう!トウモロコシを狙う主な害虫

無農薬で害虫対策を成功させるための第一歩は、敵を知ることから始まります。トウモロコシには、実にやっかいな害虫たちが集まってきます。ここでは、特に注意すべき代表的な害虫とその特徴をご紹介します。それぞれの生態や被害の様子をしっかり把握して、的確な対策につなげましょう。

  • 最重要害虫!アワノメイガの恐怖
  • 実を食い荒らす!オオタバコガ
  • 汁を吸う厄介者!カメムシ
  • びっしり発生!アブラムシ
  • 苗をなぎ倒す!ネキリムシ

最重要害虫!アワノメイガの恐怖

トウモロコシ栽培で最も警戒すべき害虫がアワノメイガです。 この蛾の幼虫は、トウモロコシの雄穂(てっぺんのフサフサした花)の匂いに引き寄せられて飛来し、葉の裏などに卵を産み付けます。 孵化した幼虫は、まず雄穂や茎の内部に侵入して食害し、その後、雌穂(実の部分)に移動して中を食い荒らしてしまうのです。

被害に遭うと、収穫したトウモロコシの皮をむいたら、中に虫がいてガッカリ…なんて悲劇に見舞われます。 茎の内部から侵入するため、外から見ても被害に気づきにくく、発見が遅れがちになるのが非常に厄介な点です。フンが穴から出ているのを見つけたら、すでに内部で食害が進行しているサインです。 発生時期は6月から8月頃で、この間に複数回ピークが来ると言われています。

実を食い荒らす!オオタバコガ

オオタバコガもアワノメイガと同様に、幼虫がトウモロコシの実を食害する厄介な害虫です。 こちらは主に雌穂の先端、絹糸(ヒゲ)の部分から侵入し、実の先端部分を食べてしまいます。

アワノメイガと違い、比較的実の先端部分に被害が集中する傾向がありますが、放置すれば奥まで食べ進められてしまいます。幼虫は緑色やオレンジ色など体色の変異が多く、見つけ次第捕殺することが基本の対策となります。 トウモロコシだけでなく、トマトやナスなど多くの野菜に被害を及ぼすため、畑全体で注意が必要な害虫です。

汁を吸う厄介者!カメムシ

独特の臭いを放つことで知られるカメムシも、トウモロコシにとっては大敵です。 成虫や幼虫が実に口針を突き刺して汁を吸うことで、吸われた部分の粒が変色したり、うまく育たなくなったりします。

特に、実が大きくなる時期に被害を受けると、品質が大きく低下してしまいます。カメムシは雑草地を好むため、畑の周りの草刈りをこまめに行うことが、飛来を防ぐための重要な対策の一つです。 見つけたらすぐに捕殺するのが一番ですが、臭いが強烈なので、ペットボトルを使った捕獲器などを用意しておくと便利です。

びっしり発生!アブラムシ

アブラムシは、トウモロコシの葉や茎、穂にびっしりと群生し、汁を吸って株を弱らせる害虫です。 大量に発生すると、生育不良を引き起こすだけでなく、アブラムシの排泄物が原因で「すす病」という黒いカビが発生し、光合成を妨げてしまいます。

さらに、ウイルス病を媒介することもあり、二次的な被害も深刻です。 窒素肥料が多すぎると発生しやすくなるため、適切な施肥管理が予防につながります。 天敵であるテントウムシを味方につけるのも良い方法です。

苗をなぎ倒す!ネキリムシ

ネキリムシは、その名の通り、植え付けたばかりの若い苗の地際部分を食いちぎってしまう、非常にタチの悪い害虫です。 夜行性で、昼間は土の中に隠れているため、姿を見つけるのが難しいのが特徴です。

朝、畑に行ってみたら苗がポッキリと倒れていた、という場合はネキリムシの仕業を疑いましょう。被害株の周りの土を少し掘ってみると、丸まった幼虫が見つかることがあります。一度に多くの苗が被害に遭うこともあるため、植え付け時には注意が必要です。


【予防が肝心】無農薬で害虫を寄せ付けない!5つの鉄壁対策

【予防が肝心】無農薬で害虫を寄せ付けない!5つの鉄壁対策

無農薬栽培の成功は、いかに害虫を寄せ付けないか、つまり「予防」にかかっています。害虫が発生してから慌てるのではなく、先手を打って鉄壁の防御を築きましょう。ここでは、誰でも実践できる5つの効果的な予防策をご紹介します。これらを組み合わせることで、害虫被害のリスクを大幅に減らすことができます。

  • 対策①:物理的にシャットアウト!防虫ネット活用術
  • 対策②:自然の力で守る!コンパニオンプランツ
  • 対策③:害虫の発生源を断つ!栽培の工夫
  • 対策④:昔ながらの知恵!木酢液・食酢スプレー
  • 対策⑤:土づくりと品種選び

対策①:物理的にシャットアウト!防虫ネット活用術

最も確実で効果的な予防策が、防虫ネットを使って物理的に害虫の侵入を防ぐ方法です。 特に、最大の敵であるアワノメイガは、ネットで飛来を防ぐことが非常に有効です。

トウモロコシ全体を覆うようにトンネル状にネットを張るのが理想的です。 設置のタイミングは、植え付け直後からがおすすめです。 雄穂が出始めるとアワノメイガが寄ってくるため、それまでには必ず設置を完了させましょう。 ネットの裾に隙間ができないよう、土でしっかり埋めるか、重しを置くのがポイントです。 また、雌穂(実)が大きくなってきたら、実の一つひとつにストッキングタイプの排水溝ネットなどを被せる方法も手軽で効果的です。 この方法なら、受粉の邪魔にもならず、ピンポイントで実を守ることができます。

対策②:自然の力で守る!コンパニオンプランツ

コンパニオンプランツとは、一緒に植えることでお互いに良い影響を与え合う植物のことです。トウモロコシの無農薬栽培において、これは非常に強力な味方になります。

特におすすめなのが、エダマメやインゲンなどのマメ科の植物です。 マメ科の植物は、アワノメイガを寄せ付けにくくする効果があると言われています。 さらに、根に共生する根粒菌が空気中の窒素を固定し、トウモロコシの肥料分を補ってくれるという嬉しいおまけ付きです。

植え方としては、トウモロコシの株間にエダマメを植えるのが一般的です。また、カボチャやスイカなどのウリ科植物も、地面を覆うように広がるため、雑草を抑制し、土の乾燥を防ぐ効果が期待できます。 逆に、トマトやナスなどのナス科の植物は、肥料の取り合いになるため相性が悪いので注意しましょう。

対策③:害虫の発生源を断つ!栽培の工夫

日々のちょっとした栽培の工夫も、害虫予防には欠かせません。特に重要なのが、アワノメイガ対策としての「雄穂の除去」です。

アワノメイガは雄穂の匂いに引き寄せられます。 そのため、受粉が終わったら、不要になった雄穂を切り取ってしまうのが非常に効果的です。 タイミングが重要で、雌穂のヒゲが茶色く枯れ始めたら受粉完了のサインです。 このタイミングで雄穂を切り取ることで、アワノメイガの産卵場所をなくすことができます。

また、栽培時期をずらすという方法もあります。 アワノメイガの発生ピーク(6月~8月)を避けて、早まきや遅まき栽培をすることで、被害を軽減できる可能性があります。 収穫後の株を畑に残しておくと、害虫の越冬場所になってしまうため、速やかに片付けることも忘れないようにしましょう。

対策④:昔ながらの知恵!木酢液・食酢スプレー

農薬は使いたくないけれど、何か散布できるものはないか、とお探しの方には木酢液や食酢がおすすめです。これらは殺虫剤ではありませんが、害虫が嫌う匂いで寄せ付けにくくする「忌避効果」が期待できます。

木酢液は、木炭を作る際に出る煙を液体にしたもので、独特の燻製のような香りがします。 これを水で500倍~1000倍程度に薄めて、定期的に葉や茎に散布します。 土壌の微生物を活性化させる効果もあり、植物自体の健康促進にもつながります。

食酢も同様に、水で薄めてスプレーすることでアワノメイガなどの害虫を遠ざける効果が報告されています。 ただし、どちらも濃度が濃すぎると植物に害を与える可能性があるため、必ず薄めて使用し、まずは一部で試してから全体に散布するようにしてください。

対策⑤:土づくりと品種選び

全ての基本となるのが、健康なトウモロコシを育てるための土づくりです。植物が健康であれば、病害虫に対する抵抗力も自然と高まります。

堆肥などの有機物を十分にすき込み、水はけと水持ちの良いふかふかの土を目指しましょう。前述の通り、窒素過多はアブラムシの発生を助長するため、肥料のやりすぎには注意が必要です。 バランスの取れた土壌で育ったトウモロコシは、害虫の被害を受けにくくなります。

また、品種選びも一つの手です。最近では、比較的病害虫に強いとされる品種も開発されています。絶対的な効果はありませんが、栽培環境や目的に合わせて、そうした品種を選んでみるのも良いでしょう。

もし害虫が発生してしまったら?初期対応と駆除方法

もし害虫が発生してしまったら?初期対応と駆除方法

どんなに予防策を徹底していても、害虫の被害を100%防ぐのは難しいかもしれません。大切なのは、害虫を発見したときに、いかに迅速かつ適切に対応するかです。被害を最小限に食い止めるための初期対応と、農薬を使わない駆除方法について解説します。

見つけ次第、捕殺!地道な手作業が効果的

無農薬栽培における害虫駆除の基本は、「見つけ次第、手で取り除く」ことです。原始的な方法に思えるかもしれませんが、これが最も確実で環境に優しい方法です。

特に、アワノメイガやオオタバコガの幼虫は、数が少ない初期段階であれば、手で捕まえて駆除するのが一番です。 葉の裏や茎、雌穂の先端などをこまめにチェックする習慣をつけましょう。 アブラムシが一部の葉に集中して発生している場合は、その葉ごと切り取って処分するのも効果的です。カメムシは臭いが厄介なので、空のペットボトルに洗剤を少し入れたものを用意し、その中に落として捕獲すると、臭いに悩まされずに済みます。

被害にあったトウモロコシはどうする?食べられる部分の見分け方

収穫したトウモロコシに虫食いの跡を見つけると、がっかりしてしまいますよね。でも、すぐに全てを諦める必要はありません。

アワノメイガやオオタバコガの被害は、実の先端部分に集中していることが多いです。その場合、虫やフン、食害された部分をきれいに取り除けば、残りの部分は問題なく食べることができます。包丁で被害部分を大胆に切り落としてしまいましょう。

ただし、カビが生えていたり、広範囲にわたって変色・腐敗していたりする場合は、残念ですが食べるのは避けた方が安全です。どこまで食べられるか、よく観察して判断してください。少しの虫食いは、無農薬で美味しく育った証拠、と前向きに捉える心の余裕も大切かもしれませんね。

よくある質問

よくある質問

Q. 雄穂はいつ切るのがベスト?

雄穂を切るベストタイミングは、受粉が完了した後です。 トウモロコシの雌穂から出ている絹糸(ヒゲ)が、茶色く縮れてきたら受粉完了のサインです。 このタイミングで、アワノメイガを誘き寄せる原因となる雄穂を切り取ることで、産卵を防ぐ効果が期待できます。 早すぎると受粉不良で実がスカスカになる可能性があるので、ヒゲの状態をよく観察することが重要です。

Q. 100均のネットでも代用できる?

はい、代用可能です。特に、雌穂(実)一つひとつに被せる対策として、100円ショップなどで売られているストッキングタイプの排水溝ネットは非常に有効です。 伸縮性があり、トウモロコシの実にフィットさせやすく、アワノメイガなどの侵入を物理的に防ぐことができます。ただし、目が粗すぎると小さな虫が侵入する可能性があるので、目の細かいものを選びましょう。

Q. カラス対策も一緒にできますか?

はい、防虫ネットはカラスなどの鳥害対策にもなります。 トウモロコシ全体を覆うようにネットを張ることで、害虫だけでなくカラスのくちばしが届かなくなり、食害を防ぐことができます。ネットを張る際は、カラスがこじ開けられないように、裾をしっかりと固定することが大切です。

Q. 虫食いのトウモロコシ、食べても大丈夫?

虫が食べた部分やフンなどをきれいに取り除けば、残りの部分は食べても問題ありません。被害が先端部分だけであれば、その部分を切り落として調理しましょう。ただし、広範囲にわたって腐敗していたり、カビが生えていたりする場合は、安全のために食べるのを控えてください。

Q. アブラムシには牛乳スプレーが効くって本当?

はい、効果が期待できます。 牛乳を水で薄めずにそのまま、あるいは少し水で薄めてアブラムシに直接スプレーすると、牛乳が乾く際に膜を作り、アブラムシの気門(呼吸する穴)を塞いで窒息させる効果があります。 ただし、散布後に牛乳が腐敗して臭いが出ることがあるため、散布後しばらくしたら水で洗い流すのがおすすめです。家庭にあるもので手軽にできる対策の一つです。

まとめ

まとめ
  • トウモロコシの最重要害虫はアワノメイガ。
  • 予防の基本は防虫ネットでの物理的防御。
  • コンパニオンプランツ(特にマメ科)は有効。
  • 受粉後の雄穂除去はアワノメイガ対策になる。
  • 木酢液や食酢スプレーは忌避効果が期待できる。
  • 健康な土作りが害虫に強い株を育てる。
  • 害虫発生時は手で捕殺するのが基本。
  • カメムシ対策には草刈りが重要。
  • アブラムシには窒素肥料のやりすぎに注意。
  • ネキリムシは植え付け直後の苗を狙う。
  • 実のネット掛けは手軽で効果的な方法。
  • 栽培時期をずらすことも害虫対策になる。
  • 虫食い部分は取り除けば食べられることが多い。
  • カラス対策も防虫ネットで同時に行える。
  • 諦めずに複合的な対策を続けることが成功のコツ。
【完全版】トウモロコシの無農薬栽培|害虫対策の決定版!もうアワノメイガに悩まない

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