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猫に噛まれた!塗り薬はどれがいい?市販薬の選び方と病院に行くべき危険なサインを徹底解説

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猫に噛まれた!塗り薬はどれがいい?市販薬の選び方と病院に行くべき危険なサインを徹底解説
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愛猫に噛まれてしまい、どう対処すればいいか分からず不安になっていませんか?「ちょっとした甘噛みだから大丈夫」「家にあった薬を塗っておけば治るだろう」と軽く考えてしまうのは危険です。猫の口の中には、人間にとって有害な菌がたくさん潜んでいます。

本記事では、猫に噛まれた際の正しい対処法、市販の塗り薬の選び方、そして何よりも大切な病院受診の目安について詳しく解説します。この記事を読めば、万が一の時にも落ち着いて行動でき、あなたと愛猫の健康を守ることにつながるでしょう。

目次

【まず結論】猫に噛まれたら塗り薬より病院受診が原則!

【まず結論】猫に噛まれたら塗り薬より病院受診が原則!

猫に噛まれてしまった時、多くの人がまず考えるのは「家に何か塗る薬はないか?」ということかもしれません。しかし、猫の咬み傷(こうしょう)に対して、自己判断で市販の塗り薬を使うことは原則として推奨されません。

なぜなら、猫の口内には多くの常在菌が存在し、噛まれた傷から体内に侵入して感染症を引き起こすリスクが非常に高いからです。特に「パスツレラ菌」は、猫の口腔内にほぼ100%存在すると言われており、感染すると数時間で傷口が赤く腫れあがり、激しい痛みを伴うことがあります。 この記事では、猫に噛まれた際の正しい対処法と、やむを得ず市販薬を使う場合の注意点について詳しく解説していきます。

  • なぜ市販薬の自己判断は危険なのか
  • 猫の咬み傷が危険な理由
  • 病院を受診する重要性

なぜ市販薬の自己判断は危険なのか

猫に噛まれた傷は、針で刺したように深くまで達することが多く、傷口がすぐに閉じてしまいがちです。 このため、傷の内部で細菌が繁殖しやすい環境が作られてしまいます。市販の塗り薬には様々な種類がありますが、傷の状態や原因菌に適していない薬を使用してしまうと、効果がないばかりか、かえって症状を悪化させてしまう可能性があります。

例えば、殺菌・消毒作用のみの薬では、傷の奥深くに侵入した細菌を十分に殺菌できないことがあります。また、ステロイド成分が含まれている薬を感染している傷に使用すると、免疫反応を抑制してしまい、細菌の増殖を助けてしまう危険性もあるのです。

猫の咬み傷が危険な理由

猫の歯は鋭く尖っているため、噛まれると傷は小さく見えても、皮膚の奥深く、時には筋肉や骨にまで達することがあります。 そして、猫の唾液に含まれる様々な細菌が、その深い傷の中に直接注入されてしまうのです。これが、猫の咬み傷が化膿しやすく、重篤な感染症を引き起こすリスクが高い理由です。

特に注意が必要なのが、パスツレラ症や破傷風といった感染症です。 パスツレラ症は、噛まれてから数時間という短時間で発症し、激しい痛みと腫れを引き起こします。 破傷風は、命に関わることもある非常に危険な感染症で、傷口から破傷風菌が侵入することで発症します。 これらのリスクを考えると、安易な自己判断がいかに危険かが分かります。

病院を受診する重要性

猫に噛まれた場合、たとえ小さな傷に見えても、必ず医療機関を受診することが最も安全で確実な対処法です。 医師は傷の深さや状態を正確に診断し、適切な洗浄や処置を行ってくれます。そして、感染症を予防するために、抗生物質の飲み薬や塗り薬を処方してくれます。

特に、傷が深い場合、出血が止まらない場合、ズキズキと強く痛む場合、腫れや赤みがひどい場合には、一刻も早く病院へ行く必要があります。 早期に適切な治療を受けることで、感染症の重症化を防ぎ、傷跡が残るリスクを最小限に抑えることができるのです。


猫に噛まれた時の正しい応急処置【病院に行く前に】

猫に噛まれた時の正しい応急処置【病院に行く前に】

猫に噛まれてしまったら、病院へ行く前に家庭でできる応急処置があります。パニックにならず、落ち着いて対処することが大切です。適切な応急処置は、感染のリスクを減らすために非常に重要です。ここでは、病院に行くまでに行うべき正しい手順を解説します。

  • すぐに流水で傷口を洗い流す
  • 出血がある場合は清潔なガーゼで圧迫止血
  • 消毒液の使用は慎重に

すぐに流水で傷口を洗い流す

猫に噛まれたら、何よりもまず、すぐに傷口を流水で十分に洗い流してください。 これは、傷口に入り込んだ猫の唾液や細菌を物理的に洗い流すために最も効果的な方法です。石鹸があれば、よく泡立てて優しく洗いましょう。 ゴシゴシと強くこする必要はありません。泡で汚れを浮かせるように、丁寧に洗浄します。最低でも5分以上は、蛇口から出る水で洗い流し続けることが推奨されます。

この初期対応が、後の感染症リスクを大きく左右します。痛みがあっても、この洗浄は必ず行ってください。

出血がある場合は清潔なガーゼで圧迫止血

傷口を十分に洗浄した後、出血が続いている場合は止血を行います。清潔なガーゼやタオルを傷口に直接当て、その上から手でしっかりと圧迫してください。 心臓より高い位置に傷口を保つと、血が止まりやすくなります。ほとんどの傷は、5分から15分ほど圧迫を続けることで止血できます。

止血のために、ティッシュペーパーを使うのは避けましょう。傷口に繊維が残ってしまう可能性があります。必ず清潔なガーゼなどを使用してください。もし、圧迫しても出血が止まらない、または血が噴き出すような場合は、太い血管を損傷している可能性があるため、圧迫を続けながら直ちに救急病院へ向かってください。

消毒液の使用は慎重に

傷口を洗浄した後、消毒液を使った方が良いのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、アルコール消毒液など刺激の強いものは、傷口の細胞を傷つけ、かえって治りを遅くしてしまう可能性があります。

基本的には、石鹸と流水による十分な洗浄が最も重要です。 もし消毒液を使用する場合は、刺激の少ないタイプのものを使い、傷の周りを拭く程度に留めましょう。傷口に直接流し込むような使い方は避けるべきです。最終的な消毒や処置は病院の医師に任せるのが最も安全です。

【危険】こんな症状はすぐ病院へ!受診の目安と診療科

【危険】こんな症状はすぐ病院へ!受診の目安と診療科

猫に噛まれた後、どのような症状が出たら病院へ行くべきか、迷うこともあるでしょう。しかし、感染症のサインを見逃すと重症化する恐れがあります。ここでは、すぐに医療機関を受診すべき危険な症状と、何科にかかればよいのかを具体的に解説します。自己判断で様子を見るのではなく、これらのサインに気づいたら速やかに行動することが重要です。

  • すぐに病院へ行くべき危険な症状リスト
  • 何科を受診すればいい?
  • 病院で伝えるべきこと

すぐに病院へ行くべき危険な症状リスト

以下の症状が一つでも見られる場合は、感染症を起こしている可能性が高いと考えられます。様子を見ずに、直ちに病院を受診してください。

  • 傷が深い、または大きい
  • 出血がなかなか止まらない
  • 噛まれた部分がズキズキと激しく痛む
  • 傷の周りが赤く、熱をもって腫れている
  • 傷口から膿が出ている
  • リンパ節(脇の下、足の付け根など)が腫れている
  • 発熱や悪寒、倦怠感がある

これらの症状は、体が細菌と戦っているサインです。特に、噛まれてから数時間~1日程度で急速に腫れや痛みが強くなる場合は、パスツレラ症などの急性の感染症が疑われます。

何科を受診すればいい?

猫に噛まれた場合、どの診療科を受診すればよいか迷うかもしれません。基本的には、以下の診療科が対応してくれます。

  • 皮膚科: 皮膚の傷や感染症の専門家です。最も一般的な選択肢と言えるでしょう。
  • 形成外科: 傷をきれいに治すことを専門としています。傷跡が心配な場合や、顔などを噛まれた場合におすすめです。
  • 外科・整形外科: 傷が深く、筋肉や骨、腱などに損傷が及んでいる可能性がある場合に適しています。

もし、夜間や休日などで専門のクリニックが開いていない場合は、救急外来を受診してください。 発熱や倦怠感など、全身の症状が強い場合は内科でも相談可能です。 まずは受診できる医療機関に連絡し、猫に噛まれた旨を伝えて指示を仰ぎましょう。

病院で伝えるべきこと

病院を受診したら、医師に以下の情報を正確に伝えることが、適切な診断と治療につながります。

  • いつ、どこで、どの猫に噛まれたか(飼い猫か、野良猫か)
  • 噛まれた直後に行った応急処置(洗浄の有無、時間など)
  • 現在の症状(痛み、腫れ、熱感、全身症状など)
  • ご自身の健康状態(持病の有無、特に糖尿病や免疫不全など)
  • 破傷風の予防接種歴(最後に受けた時期が分かれば伝える)

これらの情報をメモしておくと、診察時にスムーズに伝えられます。特に、野良猫に噛まれた場合や、ご自身に免疫力が低下するような持病がある場合は、重症化のリスクが高まるため、必ず医師に伝えてください。

【市販薬】どうしても病院に行けない場合の塗り薬の選び方と注意点

【市販薬】どうしても病院に行けない場合の塗り薬の選び方と注意点

原則として、猫に噛まれた場合は病院を受診することが最も重要です。しかし、深夜や休日、離島など、どうしてもすぐに医療機関へ行けない状況も考えられます。そのようなやむを得ない場合に限り、応急処置として市販の塗り薬を使用することを検討するかもしれません。ここでは、市販薬を選ぶ際のポイントと、使用上の注意点を詳しく解説します。

  • 市販薬を選ぶ際のポイント「抗生物質配合」
  • 使用を避けるべき市販薬
  • 市販薬はあくまで応急処置

市販薬を選ぶ際のポイント「抗生物質配合」

もし市販薬を使用するなら、必ず「抗生物質」が配合されている軟膏を選びましょう。 抗生物質は、細菌の増殖を抑える働きがあり、感染の拡大を防ぐ効果が期待できます。猫の咬み傷は細菌感染のリスクが非常に高いため、殺菌・消毒成分だけの薬よりも、抗生物質入りの方が適しています。

薬局やドラッグストアで薬剤師に相談し、「猫に噛まれた傷に使える、抗生物質入りの塗り薬が欲しい」と具体的に伝えるのが確実です。代表的な市販の抗生物質配合軟膏には、以下のようなものがあります。

  • ドルマイシン軟膏
  • クロマイ-N軟膏
  • テラマイシン軟膏a

これらの薬は、2種類の抗生物質を配合しているものもあり、幅広い細菌に対して効果が期待できます。

使用を避けるべき市販薬

一方で、猫の咬み傷への使用を避けた方がよい市販薬もあります。その代表が「オロナインH軟膏」です。オロナインは殺菌・消毒作用が主成分であり、切り傷やすり傷には有効ですが、猫の咬み傷のような深い傷の内部にいる細菌に対しては、十分な効果が期待できない場合があります。 また、傷口を塞いでしまうことで、内部で細菌が繁殖する「嫌気性菌」の増殖を助長してしまう可能性も指摘されています。

さらに、ステロイド配合の塗り薬も自己判断での使用は避けるべきです。ステロイドは炎症を抑える効果が強いですが、同時に免疫力も抑制してしまいます。もし傷がすでに感染している場合、ステロイドを使用すると細菌がさらに増殖し、症状を悪化させる危険性があります。

市販薬はあくまで応急処置

最も大切なことは、市販薬の使用は、あくまで病院へ行くまでの「応急処置」であると認識することです。 市販薬を塗ったからといって、安心はできません。薬を塗っても痛みが続く、腫れがひどくなる、赤みが増すなどの症状が見られたら、薬の使用を中止し、直ちに医療機関を受診してください。

市販薬で一時的に症状が和らいだように見えても、傷の奥深くでは感染が進行している可能性もあります。必ず翌日には病院へ行き、医師の診察を受けるようにしましょう。自己判断で治療を完結させてしまうことは、非常に危険な行為です。

猫の咬み傷で注意すべき怖い感染症

猫の咬み傷で注意すべき怖い感染症

猫に噛まれた傷が危険なのは、単に傷そのものの痛みや化膿だけが理由ではありません。猫の口内にいる細菌が原因で、時に命に関わるような重篤な感染症を引き起こす可能性があるからです。ここでは、特に注意すべき代表的な感染症について、その症状や危険性を解説します。これらの知識を持つことで、早期受診の重要性をより深く理解できるはずです。

  • パスツレラ症
  • 破傷風
  • 猫ひっかき病(バルトネラ症)
  • カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症

パスツレラ症

パスツレラ症は、猫の咬み傷で最も頻繁に見られる感染症です。原因となるパスツレラ菌は、健康な猫の口の中にほぼ100%、犬でも約75%存在すると言われています。 この菌は感染力が非常に強く、噛まれてから最短で30分~数時間という短い時間で症状が現れるのが特徴です。

主な症状は、噛まれた部分の急激な腫れ、発赤、そして激しい痛みです。 傷口から膿が出ることもあります。軽症で済むこともありますが、治療が遅れると、皮下組織の深いところで炎症が広がる蜂窩織炎(ほうかしきえん)や、骨にまで感染が及ぶ骨髄炎に進行することがあります。 特に糖尿病などの持病がある方や、高齢者など免疫力が低下している方は重症化しやすく、敗血症などを起こして命に関わる危険性もあるため、最大限の注意が必要です。

破傷風

破傷風は、死亡率が非常に高い、極めて危険な感染症です。原因となる破傷風菌は、土の中に広く存在しています。 猫が土の上を歩いたり、土に触れたりすることで口や爪に菌が付着し、その猫に噛まれたり引っかかれたりすることで感染します。

潜伏期間は3日~3週間ほどで、初期症状としては、口が開きにくい(開口障害)、首筋が張る、顔の筋肉がこわばるといった特徴的な症状が現れます。 症状が進行すると、全身の筋肉がけいれんし、体を弓なりに反らせるような強直性けいれん発作を起こし、呼吸困難に至ります。 発症すると治療は困難を極めるため、予防が何よりも重要です。日本では定期予防接種が行われていますが、ワクチンの効果は時間とともに弱まります。最後の接種から10年以上経過している場合は、追加接種を検討する必要があります。

猫ひっかき病(バルトネラ症)

猫ひっかき病は、その名の通り、猫に引っかかれることで感染することが多いですが、噛まれても感染します。 原因はバルトネラ・ヘンセラという細菌で、この菌はノミを介して猫から猫へと感染が広がります。

噛まれたり引っかかれたりしてから3~10日ほど経つと、傷口に赤い発疹や水ぶくれができます。その後、1~2週間すると、傷に近い部分のリンパ節(例えば、腕を噛まれた場合は脇の下のリンパ節)が腫れて痛むようになります。 発熱や倦怠感、頭痛を伴うこともあります。通常は自然に治ることが多いですが、免疫力が低下している人では、脳症など重篤な合併症を引き起こすこともあります。

カプノサイトファーガ・カニモルサス感染症

これはあまり聞きなれない名前の感染症かもしれませんが、犬や猫の口の中に常在するカプノサイトファーガ・カニモルサスという細菌によって引き起こされます。 パスツレラ症と同様に、噛まれたり引っかかれたりすることで感染します。

潜伏期間は1~14日で、発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などの症状が現れます。 この感染症の恐ろしい点は、傷口自体にはあまり強い炎症が起きないまま、数日後に突然、重篤な全身症状が現れることがある点です。 特に、脾臓を摘出した人、アルコール依存症の人、免疫不全の人は重症化しやすく、敗血症や播種性血管内凝固症候群(DIC)といった命に関わる状態に陥るリスクが高いため、注意が必要です。

猫に噛まれないために!普段からできる予防策

猫に噛まれないために!普段からできる予防策

猫に噛まれた後の対処法を知ることは重要ですが、そもそも噛まれないように予防することが最も大切です。愛猫との信頼関係を深め、お互いが安心して暮らすために、普段からできる予防策を心がけましょう。ここでは、猫が噛む理由を理解し、それを踏まえた具体的な対策について解説します。

  • 猫が噛む理由を理解する
  • 遊び方としつけのコツ
  • 猫のストレスサインを見逃さない

猫が噛む理由を理解する

猫が噛む行動には、様々な理由が隠されています。それを理解せず、ただ叱るだけでは問題の解決にはなりません。猫が噛む主な理由には以下のようなものがあります。

  • 遊びの延長(甘噛み): 子猫は兄弟猫とじゃれ合って噛む力加減を学びます。飼い主の手や足を遊び相手だと思い、じゃれて噛んでしまうことがあります。
  • 狩猟本能: 動くものを見ると、獲物と捉えて思わず噛みついてしまうことがあります。特に、素早く動く手や足は格好のターゲットになりがちです。
  • 不快感や拒絶のサイン: 「もう撫でないで」「そこは触られたくない」という気持ちの表れです。しつこく撫ですぎると、突然噛んで拒絶の意思を示すことがあります(愛撫誘発性攻撃行動)。
  • 恐怖やストレス: 大きな物音に驚いたり、環境の変化で不安を感じたりすると、恐怖心やストレスから攻撃的になり、噛みつくことがあります。
  • 痛みや体調不良: 体のどこかに痛みや不快感があると、触られたときに反射的に噛んでしまうことがあります。急に噛むようになった場合は、病気の可能性も考えましょう。

これらの理由を理解し、愛猫がなぜ噛むのかを見極めることが、適切な対策の第一歩となります。

遊び方としつけのコツ

猫との遊び方やしつけを少し工夫するだけで、噛み癖を大きく改善できます。

まず、絶対に手や足で遊ばないようにしましょう。手をおもちゃ代わりにすると、猫は「人の手は噛んでも良いもの」と学習してしまいます。 遊ぶときは必ず、猫じゃらしやボールなどのおもちゃを使うようにしてください。

もし遊びの最中に噛まれてしまったら、「痛い!」と短く、少し高めの声で伝えて、すぐに遊びを中断しましょう。 そして、その場を離れて猫を無視します。これを繰り返すことで、猫は「噛むと楽しい遊びが終わってしまう」と学び、力加減を覚えていきます。感情的に大声で怒鳴ったり、叩いたりするのは逆効果です。猫を怖がらせ、信頼関係を損なうだけなので絶対にやめましょう。

猫のストレスサインを見逃さない

猫はストレスを感じると、噛む以外にも様々なサインを出します。これらのサインに早めに気づき、原因を取り除いてあげることが大切です。

猫が不快感やイライラを感じているときに見せるサインには、以下のようなものがあります。

  • しっぽをパタパタと大きく、速く振る
  • 耳を横に倒す(イカ耳)
  • 瞳孔が開く
  • 「ウー」とうなる
  • 体を低くして緊張する

撫でている最中にこれらのサインが見られたら、それは「もうやめて」の合図です。すぐに撫でるのをやめて、猫を解放してあげましょう。猫の気持ちを尊重することが、不要な攻撃行動を防ぎ、良好な関係を築くための鍵となります。

よくある質問

よくある質問

猫に噛まれた際の塗り薬や対処法について、多くの方が抱く疑問にお答えします。

猫に噛まれたらオロナインは塗ってもいいですか?

猫に噛まれた傷に、自己判断でオロナインH軟膏を塗ることはおすすめできません。 オロナインの主成分は殺菌・消毒薬ですが、猫の咬み傷のように深くまで細菌が入り込む可能性のある傷には、抗生物質配合の軟膏の方が適しています。また、傷口を塞いでしまうことで、内部で細菌が繁殖するのを助長する可能性も指摘されています。原則として、まずは流水で十分に洗浄し、医療機関を受診してください。

猫に噛まれたら何科の病院に行けばいいですか?

皮膚科、形成外科、外科、整形外科などが主な選択肢です。 傷の状態に応じて選びましょう。皮膚の傷や感染が中心であれば皮膚科、傷跡をきれいに治したい場合は形成外科、傷が深く骨や腱への影響が心配な場合は整形外科や外科が適しています。 迷った場合や夜間・休日は、救急外来を受診して指示を仰ぐのが確実です。

猫に噛まれても病院に行かないとどうなりますか?

放置すると、重篤な感染症を引き起こす危険性があります。 猫の口内にはパスツレラ菌などの細菌が多く存在し、噛まれた傷から体内に侵入します。 軽度であれば自然に治ることもありますが、傷口が化膿して激しく痛んだり、腫れ上がったりすることが多いです。最悪の場合、パスツレラ症や破傷風、敗血症など、命に関わる病気に進行する可能性もあるため、必ず病院を受診してください。

猫の甘噛みでも病院に行くべきですか?

たとえ甘噛みであっても、皮膚に傷がつき、少しでも出血した場合は病院を受診することをおすすめします。猫の唾液には細菌が含まれているため、どんなに小さな傷からでも感染するリスクはゼロではありません。 特に、糖尿病などの持病がある方や、免疫力が低下している方は重症化しやすいため、注意が必要です。傷が全くない場合は受診の必要はありませんが、噛み癖自体を直すためのしつけを検討しましょう。

傷は絆創膏で覆った方がいいですか?

応急処置として傷口を保護するために、清潔な絆創膏やガーゼで覆うのは良いでしょう。ただし、これはあくまで一時的な処置です。傷口を密閉すると、内部で嫌気性菌(酸素を嫌う細菌)が繁殖しやすくなる可能性があります。病院を受診するまでの間、傷口を汚れなどから守る目的で使用し、自己判断で長期間貼り続けるのは避けてください。医師の指示に従うのが最も安全です。

まとめ

まとめ
  • 猫に噛まれたら、まず流水で5分以上傷を洗う。
  • 原則として、自己判断で塗り薬は使わず病院へ行く。
  • 猫の口内には感染症の原因となる菌が多く存在する。
  • 特にパスツレラ症は発症が速く、激しい痛みを伴う。
  • 破傷風は命に関わる危険な感染症である。
  • 深い傷、強い痛み、腫れ、発熱は危険なサイン。
  • 病院は皮膚科、形成外科、外科などを受診する。
  • やむを得ず市販薬を使うなら「抗生物質配合」を選ぶ。
  • オロナインやステロイド軟膏の自己判断での使用は避ける。
  • 市販薬はあくまで応急処置であり、翌日には受診する。
  • 猫が噛む理由(遊び、本能、拒絶など)を理解する。
  • 遊びでは手を使わず、おもちゃを使用する。
  • 噛まれたら「痛い」と伝え、遊びを中断する。
  • 猫のストレスサイン(イカ耳、しっぽの動き)に注意する。
  • 甘噛みでも出血したら、感染リスクのため受診を検討する。
猫に噛まれた!塗り薬はどれがいい?市販薬の選び方と病院に行くべき危険なサインを徹底解説

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