A3サイズを折らずに郵送する方法|料金や梱包方法も徹底解説

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A3サイズを折らずに郵送する方法|料金や梱包方法も徹底解説
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「A3サイズの書類やポスターを、折り目を付けずにキレイに郵送したいけど、どうすれば良いのだろう?」とお悩みではありませんか?大切な書類や作品だからこそ、相手に失礼なく、美しい状態で届けたいですよね。本記事では、A3サイズを折らずに郵送するための具体的な方法や、気になる料金、そして丁寧な梱包方法まで、詳しく解説します。これを読めば、あなたもA3郵送マスターになれるはずです!

目次

A3サイズとは? まずは基本情報を確認

A3サイズを折らずに郵送する方法を考える前に、まずはA3サイズが具体的にどのくらいの大きさなのか、どのような用途で使われることが多いのか、基本情報を確認しておきましょう。知っているようで意外と知らないA3サイズの世界を覗いてみませんか?

この章では、以下の点について解説します。

  • A3サイズの具体的な寸法
  • A3サイズの主な用途
  • A3サイズを折らずに郵送するメリット

A3サイズの具体的な寸法

A3サイズの寸法は、297mm × 420mmです。これは国際規格(ISO)で定められており、日本国内だけでなく海外でも広く使われているサイズです。身近なA4サイズ(210mm × 297mm)と比較すると、ちょうど2倍の大きさになります。A4用紙を2枚横に並べた状態をイメージすると分かりやすいでしょう。

A3サイズは、A判と呼ばれる規格の一つで、A0サイズ(面積が1平方メートルの長方形)を基準に、半分に折るごとにA1、A2、A3…と数字が大きくなっていきます。つまり、A3サイズはA0サイズの8分の1の大きさということになります。

オフィスやコンビニのプリンターでも印刷可能な最大サイズであることが多く、比較的扱いやすい大きな紙と言えるでしょう。

A3サイズの主な用途

A3サイズは、その大きさを活かして様々な用途で活用されています。代表的なものとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • ポスター・広告: 店舗の告知やイベント案内など、人目を引きたい場合に効果的です。
  • パンフレット・カタログ: 商品やサービス紹介など、多くの情報を掲載したい場合に適しています。二つ折りにするとA4サイズになるため、持ち運びにも便利です。
  • 図面・設計図: 建築図面や設計図など、詳細な情報を分かりやすく表示する必要がある場合に用いられます。
  • 飲食店のメニュー: 写真や文字を大きく掲載できるため、見やすく魅力的なメニューを作成できます。
  • プレゼンテーション資料: 図表やグラフを大きく表示することで、視覚的に分かりやすい資料を作成できます。
  • その他: 見開きの履歴書、ポートフォリオ、カレンダーなどにも利用されます。

A4サイズよりも多くの情報を掲載でき、かつ視覚的なインパクトも与えやすいため、ビジネスシーンからクリエイティブな用途まで幅広く活躍するサイズと言えるでしょう。

A3サイズを折らずに郵送するメリット

A3サイズのものを郵送する際、折りたたんで送ることも可能ですが、あえて折らずに送ることにはいくつかのメリットがあります。

まず最も大きなメリットは、受け取った相手にキレイな状態で届けられることです。特に、ポスターや図面、賞状、デザインカンプなど、折り目をつけたくないものにとっては非常に重要です。折り目があると、見た目の美しさが損なわれるだけでなく、内容が読み取りにくくなったり、価値が下がってしまったりする可能性もあります。

また、折らずに送ることで、相手に対する丁寧な印象を与えることができます。特にビジネスシーンにおいては、書類の扱い方一つで相手に与える印象が大きく変わることもあります。大切な書類を折らずに送ることは、相手への配慮を示すことにも繋がるでしょう。

さらに、作品などを送る場合には、制作者の意図を損なわずに届けられるというメリットもあります。折り目によって作品の印象が変わってしまうことを避け、オリジナルの状態で見てもらうことができます。

このように、A3サイズを折らずに郵送することは、内容物の種類や目的によっては非常に有効な手段と言えるでしょう。


A3を折らずに郵送する方法【手段別メリット・デメリット】

A3サイズのものを折らずに郵送したいと考えたとき、いくつかの方法が考えられます。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、送るものの内容や予算、求めるサービスによって最適な選択肢は異なります。大切なA3サイズの郵送で失敗しないために、各方法の特徴をしっかり理解しておきましょう。

この章では、以下の郵送方法について詳しく解説します。

  • 定形外郵便(規格外)で送る
  • 宅配便(ゆうパック・宅急便など)で送る
  • その他の方法(ポスターケースなど)

定形外郵便(規格外)で送る

A3サイズを折らずに郵送する最も一般的な方法の一つが、日本郵便の定形外郵便(規格外)を利用する方法です。 定形外郵便には「規格内」と「規格外」の2種類があり、A3サイズを折らずに送る場合は、サイズが大きいため基本的に「規格外」の扱いとなります。

メリット:

  • 比較的料金が安い: 他の宅配サービスと比較して、重量によっては安価に送れる場合があります。 料金は荷物の重さによって決まります。
  • 手軽に利用できる: 郵便窓口や一部の郵便ポストから発送できます。

デメリット:

  • 追跡サービスがない(基本): オプションを付けない限り、荷物が今どこにあるのかを確認できません。
  • 補償がない(基本): 配送中に万が一、紛失や破損があった場合の補償がありません。
  • 配達日数がかかる場合がある: 宅配便に比べて配達に時間がかかることがあります。
  • 梱包に注意が必要: 折り曲げを防ぐために、厚紙で補強するなどの工夫が必要です。 封筒に「折り曲げ厳禁」と目立つように記載することも推奨されます。

定形外郵便(規格外)のサイズ制限は、長辺60cm以内、縦・横・厚さの合計が90cm以内です。 A3サイズ(297mm × 420mm)は、この規格内に収まるため、適切な梱包をすれば郵送可能です。

料金を抑えたいけれど、ある程度の信頼性も欲しい場合は、特定記録(+160円)を付ければ引き受けの記録が残り、配達状況も追跡できます。ただし、損害賠償はありません。より安心を求めるなら、簡易書留(+350円)を付けると、引き受けと配達を記録し、万一の場合の損害賠償(原則として5万円まで)も付きます。

宅配便(ゆうパック・宅急便など)で送る

より確実性や安心感を求めるのであれば、日本郵便の「ゆうパック」やヤマト運輸の「宅急便」、佐川急便の「飛脚宅配便」といった宅配便サービスを利用するのがおすすめです。

メリット:

  • 追跡サービスがある: 荷物の配送状況をリアルタイムで確認できます。
  • 補償がある: 配送中の紛失や破損に対する補償が付いています(上限額あり)。 例えば、ゆうパックや宅急便では、通常30万円までの補償があります。
  • 配達が比較的早い: 定形外郵便に比べてスピーディーに届けられることが多いです。
  • 配達日時指定が可能(一部): 受け取る側の都合に合わせて配達日時を指定できる場合があります。
  • 梱包材が用意されている場合がある: 配送業者によっては、ポスターや書類に適した梱包材(例:三角ケース)を販売していることがあります。

デメリット:

  • 料金が比較的高め: 定形外郵便に比べると、料金は高くなる傾向があります。 料金は、荷物のサイズ(縦・横・高さの合計)と配送地域によって決まります。

A3サイズを折らずに送る場合、梱包後のサイズが60サイズや80サイズになることが一般的です。 例えば、A3サイズのポスターを段ボールシートで挟んで梱包した場合、80サイズの宅急便またはゆうパックで送ることができます。

各社のサービス比較(A3サイズを折らずに送る場合):

  • ゆうパック(日本郵便): 荷物のサイズ(縦・横・高さの合計)と宛先によって料金が決まります。 郵便局やコンビニから発送可能です。 ポスター用の三角ケースなども販売されています。
  • 宅急便(ヤマト運輸): こちらも荷物のサイズと宛先で料金が決まります。 ヤマト運輸の営業所やコンビニから発送できます。三角ケースなどの梱包材も用意されています。
  • 飛脚宅配便(佐川急便): サイズと重量、配送エリアによって料金が決定されます。 追跡サービスと30万円までの補償が付いています。

重要な書類や高価な作品など、確実に届けたい場合には宅配便の利用を検討しましょう。

その他の方法(ポスターケースなど)

定形外郵便や宅配便以外にも、A3サイズを折らずに送るための便利なアイテムや方法があります。特にポスターやカレンダーなど、丸めることが可能なものであれば、専用の筒(ポスターケース、紙管)を利用するのが非常に有効です。

ポスターケース(筒)を利用するメリット:

  • 折り曲げに非常に強い: 筒状になっているため、外部からの圧力で内容物が折れ曲がるのを効果的に防ぎます。
  • 比較的安価に入手可能: 100円ショップや文房具店、オンラインショップなどで手軽に購入できます。 配送業者が専用の三角ケースを販売していることもあります。
  • 軽量: 紙製やプラスチック製のものが多く、郵送時の重量を抑えやすいです。

ポスターケース(筒)を利用する際の注意点:

  • 丸まり癖がつく可能性: 長時間丸めた状態にすると、取り出した際に丸まり癖がついてしまうことがあります。
  • 内容物によっては不向き: 厚みのあるものや、丸めることで破損する恐れのあるものには使用できません。
  • 郵送方法の確認: 筒状の荷物は、定形外郵便(規格外)や宅配便で送ることができますが、サイズや料金の規定を事前に確認しましょう。

また、A3サイズに対応した硬質カードケース厚紙封筒も有効な梱包材です。 硬質カードケースは100円ショップでも入手可能で、書類を挟んで保護し、それをさらに袋に入れることで、折らずに郵送できます。 厚紙封筒は、封筒自体にある程度の強度があるため、書類をそのまま入れて送ることができます。

フリマアプリなどでA3サイズのものを送る際には、これらの梱包材を活用し、適切な配送方法を選ぶことが大切です。メルカリなどでは、A3サイズ対応の配送用ビニールバッグなども販売されています。

どのような方法を選ぶにしても、送るものの価値や重要度、予算などを総合的に考慮して、最適な郵送方法と梱包方法を選択しましょう。

A3を折らずに郵送する際の梱包方法【完全ガイド】

A3サイズのものを折らずに、かつキレイな状態で相手に届けるためには、適切な梱包が不可欠です。郵送中の衝撃や水濡れから大切な書類や作品を守るための具体的な梱包手順と、必要なアイテムについて詳しく解説します。これであなたも梱包上手!

この章では、以下の内容についてご紹介します。

  • 必要な梱包材とその選び方
  • 【書類・薄いもの向け】封筒と厚紙を使った梱包手順
  • 【ポスター・丸められるもの向け】筒を使った梱包手順
  • 梱包時の注意点と「折り曲げ厳禁」の記載

必要な梱包材とその選び方

A3サイズを折らずに郵送するためには、まず適切な梱包材を揃えることから始めましょう。送るものの種類や郵送方法によって最適な梱包材は異なります。ここでは、代表的な梱包材とその選び方のポイントをご紹介します。

1. 封筒・袋:

  • 角形A3号封筒(角A3封筒): A3サイズ(297mm × 420mm)が折らずにそのまま入るサイズの封筒です。 一般的に定形外郵便(規格外)扱いとなります。 文房具店やオンラインショップで購入できます。
  • 宅配ビニール袋(A3対応): 防水性があり、中身が透けにくいものがおすすめです。 フリマアプリの発送などでよく利用されます。100円ショップでも手に入ります。
  • OPP袋(A3対応): 透明度が高く、書類やポスターを水濡れや汚れから保護するのに役立ちます。

2. 補強材:

  • 厚紙・ダンボールシート: A3サイズ以上のものを用意し、書類やポスターを挟んで折れ曲がりを防ぎます。 100円ショップや画材店、オンラインショップで購入可能です。 自作する場合は、ある程度の厚みと硬さがあるものを選びましょう。
  • 硬質カードケース(A3対応): 書類を挟むことで、より確実に折れを防ぎます。 100円ショップでも入手できます。
  • ポスターケース・紙管(筒): ポスターやカレンダーなど、丸められるものを送る際に使用します。 郵便局やヤマト運輸、佐川急便などでも専用の三角ケースが販売されていることがあります。

3. 緩衝材:

  • エアキャップ(プチプチ): 衝撃から内容物を保護します。 ポスターを丸めて筒に入れる際や、箱との隙間を埋めるのに使います。

4. その他:

  • テープ類(セロハンテープ、ガムテープ、養生テープなど): 封筒を閉じたり、補強材を固定したりするのに必要です。
  • カッター・はさみ: 厚紙や緩衝材をカットする際に使用します。

選び方のポイント:

  • 送るものの種類: 書類なのか、ポスターなのか、厚みはあるのかなどを考慮します。
  • 郵送方法: 定形外郵便なのか、宅配便なのかによって、梱包の頑丈さの度合いも変わってきます。
  • 予算: 100円ショップのアイテムをうまく活用するなど、予算に合わせて選びましょう。

これらの梱包材を適切に組み合わせることで、A3サイズのものを安全に郵送することができます。

【書類・薄いもの向け】封筒と厚紙を使った梱包手順

契約書や図面、薄手のポスターなど、折り曲げたくないA3サイズの書類や薄いものを送る際には、封筒と厚紙(またはダンボールシート)を使った梱包が基本となります。丁寧な梱包で、相手に良い印象を与えましょう。

用意するもの:

  • A3サイズの書類・薄いもの
  • 角形A3号封筒(またはA3対応の宅配ビニール袋)
  • A3サイズ以上の厚紙またはダンボールシート2枚
  • OPP袋(A3対応、任意)
  • テープ類(セロハンテープ、ガムテープなど)
  • 「折り曲げ厳禁」シールまたは赤ペン

梱包手順:

  1. 水濡れ対策(任意): まず、送るA3サイズのものをOPP袋に入れます。 これにより、万が一の雨などによる水濡れを防ぐことができます。
  2. 厚紙で挟む: 用意した2枚の厚紙またはダンボールシートの間に、A3サイズのものを挟みます。 このとき、A3のものよりも少し大きめの厚紙を使用すると、角の保護にもなり効果的です。
  3. 固定する: 厚紙で挟んだものが中で動かないように、四隅などを軽くセロハンテープで固定します。ただし、直接A3のものにテープが付かないように注意しましょう。
  4. 封筒に入れる: 厚紙で保護したA3サイズのものを、角形A3号封筒またはA3対応の宅配ビニール袋に入れます。 スムーズに入るか確認しながら、丁寧に入れましょう。
  5. 封をする: 封筒の口をしっかりとテープで閉じます。剥がれないように、ガムテープなどで補強するとより安心です。
  6. 「折り曲げ厳禁」の表示: 封筒の表面、目立つ位置に「折り曲げ厳禁」と赤ペンで大きく書くか、専用のシールを貼ります。 これは配送員の方に注意を促すために非常に重要です。

この方法であれば、比較的簡単に、かつ効果的にA3サイズの書類などを折らずに郵送することができます。特に、賞状などを送る際にも応用できる梱包方法です。 メルカリなどでA3サイズのポスターを送る際にも、この方法を参考に、段ボールシートで挟んで梱包することが推奨されています。

【ポスター・丸められるもの向け】筒を使った梱包手順

カレンダーやポスターなど、丸めることができるA3サイズのものを送る場合は、専用の筒(ポスターケース、紙管)を使った梱包が最も安全で確実です。 折り目を気にせず、きれいな状態で届けたい場合に最適です。

用意するもの:

  • A3サイズのポスターなど(丸められるもの)
  • ポスターケース・紙管(A3サイズより少し長めのもの)
  • OPP袋またはビニール袋(A3対応、任意)
  • エアキャップ(プチプチ、任意)
  • テープ類(セロハンテープ、ガムテープなど)
  • 「水濡れ注意」「折り曲げ厳禁」シールまたは赤ペン(任意)

梱包手順:

  1. 水濡れ・汚れ対策(任意): まず、ポスターをOPP袋やビニール袋に入れます。 これで配送中の雨や汚れから保護します。
  2. ポスターを丸める: ポスターを丁寧に丸めます。このとき、絵柄や印刷面を内側にするか外側にするかは、紙質や印刷方法によって最適な方が異なりますが、一般的には印刷面を内側にすると傷がつきにくいと言われています。きつく巻きすぎると癖がつきやすいので、筒の直径に合わせて適度に丸めましょう。ラップの芯などを中心に入れると、潰れにくくなります。
  3. 丸めたポスターを固定する: 丸めたポスターが広がらないように、セロハンテープで軽く数カ所留めます。この際、テープが直接ポスターに付かないように、細長い紙を巻いてその上からテープを貼るなどの工夫をすると、ポスターを傷めません。
  4. 筒に入れる: 丸めたポスターをポスターケース(筒)に入れます。 筒の中でポスターがガタガタ動くようであれば、両端にエアキャップなどの緩衝材を軽く詰めて固定します。ただし、詰めすぎるとポスターが圧迫されるので注意が必要です。
  5. 筒のフタを閉じる: ポスターケースのフタをしっかりと閉め、テープで固定します。プラスチック製のキャップの場合は、輸送中に外れないようにテープで留めるのが確実です。
  6. 宛名ラベルを貼る: 筒の側面に宛名ラベルを貼り付けます。
  7. 注意書き(任意): 必要であれば、「水濡れ注意」「折り曲げ厳禁」などのシールを貼るか、赤ペンで記載します。筒状なので折られる心配は少ないですが、念のため記載しておくとより丁寧です。

この方法で梱包すれば、A3サイズのポスターなどを安全に郵送できます。郵便局や宅配便業者によっては、専用の三角ケースを販売している場合もあるので、それを利用するのも良いでしょう。

梱包時の注意点と「折り曲げ厳禁」の記載

A3サイズを折らずに郵送するための梱包が無事に終わっても、安心してはいけません。最後の仕上げとして、いくつかの重要な注意点と、「折り曲げ厳禁」の表示について確認しておきましょう。これらを怠ると、せっかくの丁寧な梱包も水の泡になってしまう可能性があります。

梱包時の一般的な注意点:

  • 内容物が中で動かないようにする: 封筒や箱の中で内容物が動くと、角が潰れたり、擦れて傷がついたりする原因になります。隙間がある場合は、緩衝材で埋めるか、厚紙などでしっかりと固定しましょう。
  • 水濡れ対策を忘れずに: 特に紙製品は水濡れに弱いため、OPP袋に入れるなどして対策をしましょう。 宅配ビニール袋など、防水性のある外装材を選ぶのも有効です。
  • 封筒や箱はしっかりと閉じる: 輸送中に開いてしまわないように、テープで確実に封をしましょう。粘着力の強いテープを選ぶと安心です。
  • 重さを測っておく(定形外郵便の場合): 定形外郵便は重量によって料金が変わるため、梱包後の総重量を事前に測っておくとスムーズに発送できます。
  • 信書を送る場合の注意: 請求書や納品書、証明書といった「信書」に該当するものは、日本郵便のサービス(定形郵便、定形外郵便、レターパック、ゆうメールの一部など)でしか送ることができません。宅配便業者では信書の配送はできないため、送るものが信書に当たるかどうかを確認し、適切な配送方法を選びましょう。

「折り曲げ厳禁」の記載について:

A3サイズを折らずに送りたい場合、この表示は非常に重要です。

  • 記載場所: 荷物の表面、宛名ラベルの近くなど、配送員の方が一目で確認できる目立つ場所に記載します。
  • 記載方法:
    • 赤色の油性ペンで、太く、大きく、はっきりと「折り曲げ厳禁」と書きます。
    • 市販の「折り曲げ厳禁」シールを利用するのも効果的です。100円ショップなどでも手に入ります。
    • 「取扱注意」や「大切なお届けものです」といった文言を併記するのも良いでしょう。
  • 効果: この表示があることで、配送員の方が荷物の取り扱いに注意を払ってくれる可能性が高まります。ただし、これはあくまで注意喚起であり、100%折り曲げられないことを保証するものではありません。そのため、やはり中身の補強梱包が最も重要です。

これらの注意点を守り、丁寧な梱包と明確な表示を心がけることで、A3サイズのものをより安全に、そして相手に気持ちよく届けることができるでしょう。

A3郵送の料金比較|安く送るには?

A3サイズを折らずに郵送する場合、気になるのがその料金です。できるだけコストを抑えたいけれど、安全性も確保したい…というのは誰もが思うことでしょう。ここでは、代表的な郵送方法の料金体系や、少しでも安く送るためのポイントについて解説します。

この章では、以下の点について詳しく見ていきます。

  • 定形外郵便(規格外)の料金目安
  • 宅配便(ゆうパック・宅急便など)の料金目安
  • 料金を抑えるためのポイント

定形外郵便(規格外)の料金目安

A3サイズを折らずに郵送する場合、最も安価な選択肢となり得るのが日本郵便の定形外郵便(規格外)です。 料金は、梱包後の荷物の重さによって決まります。

以下は、2024年5月現在の定形外郵便(規格外)の主な料金です。最新の料金は必ず日本郵便の公式サイトでご確認ください。

重量料金
50g以内200円
100g以内220円
150g以内300円
250g以内350円
500g以内510円
1kg以内710円
2kg以内1,040円
4kg以内1,350円

※上記料金は2024年5月現在のものです。2024年秋頃に郵便料金改定が予定されていますので、発送時には必ず最新情報をご確認ください。

A3用紙1枚の重さは約10g~20g程度(紙の厚さによります)、角A3封筒が約30g~40g、補強用の厚紙がA3サイズ1枚あたり約50g~100g程度です。これらを合計した総重量で料金が決まります。

例えば、A3用紙2枚(約30g)を角A3封筒(約35g)に入れ、厚紙2枚(計約150g)で補強した場合、総重量は約215gとなり、250g以内の料金(350円)で送れる計算になります。

メリット:

  • 軽量であれば、他の配送方法に比べて安価に送れる可能性が高いです。

デメリット:

  • 追跡・補償サービスは基本的にはありません(オプションで追加可能)。
  • 重量が重くなると、宅配便の方が安くなる場合もあります。

A3サイズを折らずに送る場合、封筒のサイズが大きくなるため、定形外郵便の中でも「規格外」の料金が適用されます。

宅配便(ゆうパック・宅急便など)の料金目安

追跡サービスや補償が付いている安心感を求めるなら、宅配便(ゆうパック、宅急便など)が選択肢となります。 宅配便の料金は、主に荷物のサイズ(縦・横・高さの3辺合計)配送先の地域によって決まります。

A3サイズ(297mm × 420mm)のものを折らずに梱包すると、一般的に60サイズ(3辺合計60cm以内)または80サイズ(3辺合計80cm以内)になることが多いです。

ゆうパック(日本郵便)の料金例(関東から関東へ送る場合、2024年5月現在):

  • 60サイズ: 870円~
  • 80サイズ: 1,100円~

宅急便(ヤマト運輸)の料金例(関東から関東へ送る場合、2024年5月現在):

  • 60サイズ: 940円~
  • 80サイズ: 1,230円~

※上記はあくまで一例です。正確な料金は、各社の公式サイトで荷物のサイズ、発送元、発送先を入力してご確認ください。割引サービス(持ち込み割、アプリ利用など)が適用される場合もあります。

メリット:

  • 追跡・補償サービスが標準で付いているため安心です。
  • 配達が比較的スピーディーです。

デメリット:

  • 定形外郵便(規格外)と比較すると、料金は高くなる傾向があります。

メルカリなどのフリマアプリを利用する場合は、独自の配送サービス(例:らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便)を利用すると、全国一律料金で通常よりも安く送れることがあります。A3サイズを折らずに送る場合、梱包後のサイズによってはこれらのサービスも検討してみましょう。

料金を抑えるためのポイント

A3サイズを折らずに郵送する際に、少しでも料金を抑えるためのポイントをいくつかご紹介します。

  • 梱包材を軽量化する: 定形外郵便(規格外)で送る場合、料金は重量で決まるため、梱包材はできるだけ軽く、かつ必要な強度を保つものを選びましょう。 例えば、重いダンボール板ではなく、軽くて丈夫な厚紙や発泡スチロール板を利用するなどの工夫が考えられます。
  • 適切なサイズの梱包を選ぶ: 宅配便の場合、荷物のサイズが料金に影響します。 内容物に対して大きすぎる梱包材を使用すると、不必要に高い料金区分になってしまうことがあります。A3サイズに合った、なるべくコンパクトな梱包を心がけましょう。
  • 割引サービスを活用する:
    • 郵便局・営業所への持ち込み: ゆうパックや宅急便では、郵便局や営業所に直接荷物を持ち込むと割引が適用される場合があります。
    • オンライン決済・アプリ利用: 各社の提供するオンラインサービスや専用アプリを利用して発送手続きを行うと、割引が受けられることがあります。
    • 往復割引・複数口割引など: 特定の条件を満たすと適用される割引制度もあります。
  • フリマアプリの連携サービスを利用する: メルカリやラクマなどのフリマアプリで商品を発送する場合、アプリと連携した配送サービス(らくらくメルカリ便、ゆうゆうメルカリ便など)を利用すると、全国一律の割安な料金で送れることが多いです。 A3サイズを折らずに送る場合でも、サイズによってはこれらのサービスが最もお得になる可能性があります。
  • 金券ショップで切手や梱包材を安く購入する(非推奨の場合あり): 切手を額面より安く購入できる場合がありますが、使用済み切手や偽造切手のリスクも考慮し、信頼できる店舗を選びましょう。梱包材も安く手に入る場合があります。
  • 不要なオプションは付けない: 定形外郵便の場合、追跡や補償はオプションです。 送るものの価値や重要度に応じて、本当に必要なオプションだけを選びましょう。ただし、万が一の事故を考えると、高価なものや再発行が難しいものは、補償付きの宅配便を利用するのが賢明です。

これらのポイントを参考に、ご自身の状況に合わせて最適な郵送方法と料金プランを検討してみてください。

A3郵送に関するQ&A|よくある質問

A3サイズを折らずに郵送する際に、多くの方が疑問に思うことや、知っておくと便利な情報をQ&A形式でまとめました。これで、あなたのA3郵送に関する不安や疑問もスッキリ解消するはずです。

A3サイズの封筒はどこで買える?

A3サイズを折らずに入れることができる角形A3号封筒(角A3封筒)は、以下のような場所で購入できます。

  • 文房具店: 大型の文房具店であれば、事務用品コーナーに置かれていることが多いです。 品揃えは店舗によって異なります。
  • ホームセンター: 事務用品や梱包資材を扱っているホームセンターでも見かけることがあります。
  • オンライン通販サイト: Amazonや楽天市場などの大手通販サイトでは、様々な種類や枚数単位でA3封筒が販売されています。 まとめ買いでお得になることもあります。
  • 100円ショップ: 店舗によっては取り扱いがない場合もありますが、探してみる価値はあります。 ただし、A3サイズぴったりの封筒ではなく、A3対応の宅配用ビニール袋などが見つかる可能性の方が高いかもしれません。
  • オフィス用品通販サイト: アスクルやたのめーるなどの法人向け通販サイトでは、確実に手に入ります。 個人でも購入可能な場合があります。
  • 郵便局: 基本的にA3サイズの封筒の販売はしていませんが、ゆうパック用の箱やポスターケース(三角)などを扱っている場合があります。

急ぎで必要な場合は、事前に店舗に電話で在庫を確認するか、オンラインショップで注文するのが確実です。 価格は1枚あたり数十円からで、枚数や材質によって異なります。

コンビニからA3サイズを折らずに送れる?

はい、コンビニエンスストアからもA3サイズを折らずに郵送することは可能です。ただし、利用できるサービスや条件があります。

主に以下の方法が考えられます。

  • 宅配便(ゆうパック、宅急便)の取り扱いがあるコンビニ:
    • セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど多くの主要コンビニでは、ゆうパックや宅急便の発送サービスを取り扱っています。
    • A3サイズを折らずに梱包した荷物(例えば、A3対応の箱や、厚紙で補強してA3封筒に入れたもの)を持ち込み、伝票を記入して発送手続きを行います。
    • 料金は、荷物のサイズ(縦・横・高さの合計)と配送地域によって決まります。
    • コンビニで梱包材(A3対応の箱など)を販売していることは稀なので、梱包は自宅で済ませてから持ち込む必要があります。
  • フリマアプリの連携サービス(一部コンビニ対応):
    • メルカリの「らくらくメルカリ便(ヤマト運輸提携)」や「ゆうゆうメルカリ便(日本郵便提携)」は、一部コンビニ(セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンなど)から発送可能です。
    • A3サイズを折らずに梱包した商品が、これらのサービスのサイズ規定内であれば利用できます。例えば、梱包後のサイズが宅急便の60サイズや80サイズに収まる場合などです。
    • アプリで発行される2次元コードなどをコンビニの端末にかざして伝票を発行し、レジで手続きを行います。

注意点:

  • 定形外郵便の発送: コンビニの店頭で定形外郵便の受付は基本的に行っていません。定形外郵便で送りたい場合は、郵便ポストに投函するか、郵便局の窓口に持ち込む必要があります。ただし、一部のローソンには郵便ポストが設置されています。
  • 梱包材の販売: コンビニでは、A3サイズを折らずに梱包できるような専用の封筒や箱は、通常販売されていません。 ネコポスやゆうパケット用の薄型段ボール箱などは見かけますが、A3をそのまま入れるには小さいです。

したがって、コンビニからA3サイズを折らずに送る場合は、事前に自宅でしっかりと梱包を済ませ、宅配便サービスを利用するのが一般的です。

A3を折らずに送る場合、信書は送れる?

A3サイズを折らずに郵送する場合でも、送るものが「信書」に該当するかどうかは非常に重要なポイントです。信書を送ることができるのは、法律で定められた特定の事業者(主に日本郵便)に限られています。

信書とは?

「特定の受取人に対し、差出人の意思を表示し、又は事実を通知する文書」と定義されています。具体的には以下のようなものが該当します。

  • 手紙
  • 請求書、納品書、領収書、見積書
  • 契約書、申込書、承諾書
  • 証明書類(戸籍謄本、住民票の写し、履歴書など)
  • 会議招集通知などのビジネス文書
  • その他、特定の相手に意思や事実を伝えるための文書全般

A3サイズを折らずに信書を送る方法:

信書に該当するA3サイズの書類を折らずに送りたい場合は、以下の日本郵便のサービスを利用する必要があります。

  • 定形外郵便(規格外): A3サイズを折らずに入れられる角A3封筒などで梱包し、郵便局の窓口から発送するか、対応する郵便ポストに投函します。
  • レターパックプラス/レターパックライト: 専用封筒(A4サイズまで)に入るものであれば利用できますが、A3サイズを折らずに入れることはできません。A3を二つ折りにしてA4サイズにすれば入ります。
  • ゆうパック: ゆうパックで信書を送ることはできません。(ただし、貨物に添付する無封の添え状・送り状は例外的に信書と見なされません)

ヤマト運輸の宅急便や佐川急便の飛脚宅配便などの民間宅配便業者は、法律により信書の配送を行うことができません。 もし誤って宅配便で信書を送ってしまった場合、差出人や宅配業者が罰せられる可能性があります。

したがって、A3サイズの図面や契約書、証明書などを折らずに郵送する場合は、それが信書に該当するかどうかをまず確認し、信書であれば必ず日本郵便の定形外郵便(規格外)などの適切なサービスを利用するようにしましょう。

「これは信書かな?」と迷った場合は、総務省のガイドラインを確認するか、日本郵便に問い合わせるのが確実です。

A3のポスターやカレンダーを丸めて送る時の注意点は?

A3サイズのポスターやカレンダーを丸めて送る方法は、折り目をつけずに済むため非常に有効ですが、いくつか注意しておきたい点があります。これらを押さえておけば、より安全かつキレイに相手へ届けることができます。

  • 丸め方と癖のつきにくさ:
    • 緩めに巻く: あまりきつく巻きすぎると、開封時に強い丸まり癖がついてしまい、平らに戻りにくくなります。 筒の直径に合わせて、適度な緩やかさで巻きましょう。
    • 印刷面を内側か外側か: 一般的には、印刷面を内側にして巻くと、表面の傷や擦れを防ぎやすいと言われています。しかし、紙質やインクの種類によっては、外側にした方が良い場合もあります。事前に目立たない部分で試してみるのが理想です。
    • 芯を入れる: ラップの芯や厚紙で作った芯などを中心に入れて巻くと、輸送中の圧力で潰れにくくなり、ポスター自体の折れも防げます。
  • 固定方法:
    • 直接テープを貼らない: 丸めたポスターが広がらないようにテープで留める際、直接ポスターにテープを貼ると、剥がすときに表面を傷めたり、糊が残ったりする可能性があります。 ポスターの周りに細長い紙(コピー用紙など)を一周巻き、その上からテープで留めるようにしましょう。
  • 筒の選び方と梱包:
    • 適切なサイズの筒を選ぶ: ポスターの長さよりも少し長めの筒を選びましょう。両端に少し余裕があると、端が傷つくのを防げます。
    • 防水対策: 筒に入れる前に、ポスターをビニール袋やOPP袋に入れると、万が一の雨などによる水濡れを防げます。
    • 筒の中で動かないように: 筒の中でポスターがガタガタと動くようであれば、両端に軽くエアキャップ(プチプチ)などの緩衝材を詰めて固定します。ただし、詰めすぎるとポスターを圧迫するので注意が必要です。
    • 筒のフタはしっかりと: 輸送中にフタが外れないように、テープで確実に固定しましょう。
  • 郵送方法の確認:
    • 筒状の荷物は、定形外郵便(規格外)や宅配便(ゆうパック、宅急便など)で送ることができます。 サイズや重量によって料金が異なるため、事前に確認しましょう。
    • メルカリなどのフリマアプリでは、筒状のものの配送に対応した方法があるか確認が必要です。
  • 受け取り側への配慮:
    • 可能であれば、受け取る相手に「丸めて送ります」と一言伝えておくと、開封時に丁寧に取り扱ってもらいやすくなります。
    • 丸まり癖がついている場合の戻し方(重しを乗せてしばらく置くなど)を添えても親切です。

これらの点に注意して梱包・発送すれば、大切なポスターやカレンダーを美しい状態でお届けできるでしょう。

まとめ

  • A3サイズは297mm × 420mm。
  • ポスターや図面、パンフレット等に利用。
  • 折らずに送るとキレイな状態で届けられる。
  • 定形外郵便(規格外)は比較的安価。
  • 定形外郵便は追跡・補償が基本なし。
  • 宅配便は追跡・補償があり安心。
  • 宅配便は料金が高めになる傾向。
  • ポスターケース(筒)は丸めて送るのに便利。
  • 梱包時は厚紙や段ボールで補強する。
  • 水濡れ対策にOPP袋などが有効。
  • 封筒には「折り曲げ厳禁」と明記する。
  • 料金は重量(定形外)やサイズ(宅配便)で変動。
  • コンビニからは宅配便で発送可能。
  • 信書は日本郵便の特定サービスで送る。
  • 丸めて送る際は巻き方や固定に注意。
A3サイズを折らずに郵送する方法|料金や梱包方法も徹底解説

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