パチスロ「甲鉄城のカバネリ」は、その独特のゲーム性と高い出玉性能で多くのスロッターを魅了し続けています。本記事では、カバネリで勝利を目指すために不可欠な期待値表の活用方法から、具体的な狙い目、ゾーン、やめどき、さらには設定判別要素まで、網羅的に解説します。期待値に基づいた立ち回りを習得し、勝率を高めるための知識を深めましょう。
パチスロ甲鉄城のカバネリとは?基本スペックとゲーム性

サミーから登場したパチスロ「甲鉄城のカバネリ」は、人気アニメとのタイアップ機として、6.5号機時代の先駆けとなりました。この機種は、ST(サバイバルタイム)とボーナスをループさせることで出玉を増やすゲーム性が特徴です。特に、有利区間完走後もSTへ即突入する「ツラヌキSPEC」は、従来のパチスロの常識を覆す画期的なシステムとして注目を集めました。
機種概要と基本スペック
「甲鉄城のカバネリ」は、純増約6.0枚/Gのエピソードボーナスと、純増約2.8枚/Gの駿城ボーナスを搭載したAT機です。ST「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」中にボーナスを引くことで、継続率約80%のSTをループさせ、出玉を伸ばすことを目指します。 また、上位STである「裏美馬ST」は継続率約95%、期待獲得枚数約3,500枚と、本機最強のトリガーとして知られています。
STとATのゲームフロー
通常時は、規定ゲーム数到達やチャンス目からのCZ(カバネリチャンス)成功でボーナスに当選します。ボーナスは「駿城ボーナス」と「エピソードボーナス」の2種類があり、エピソードボーナス当選でST「KABANERI OF THE IRON FORTRESS」が確定します。 ST中は、チャンス目を引いてボーナスに当選させることでSTゲーム数がリセットされ、連チャンを狙うゲーム性です。ボーナス中の技術介入やチャンス目によって規定ポイントを貯めると、次回STがボーナス高確状態となる「カバネリ高確」でスタートすることもあり、さらなる出玉に期待が持てます。
カバネリの天井と恩恵を理解する

カバネリには、ゲーム数天井とボーナススルー天井の2種類が存在し、それぞれの天井到達時には強力な恩恵があります。これらの天井を理解し、適切に狙うことが期待値稼働の基本となります。
天井ゲーム数と到達時の恩恵
通常時のゲーム数天井は、ST間1000G+α消化でエピソードボーナスに当選し、ST突入が確定します。 しかし、設定変更後、ST駆け抜け後、美馬ST後は天井ゲーム数が650G+αに短縮されるため、これらの状況は狙い目となります。 短縮天井発動時は、設定1でも機械割100%オーバーとなるため、積極的に狙うべきでしょう。 また、駿城ボーナスが4回連続でST非当選だった場合、5回目のボーナスでエピソードボーナスが確定する「ボーナススルー天井」も存在します。
有利区間リセットのタイミング
カバネリは6.5号機であり、有利区間のゲーム数上限は4000G、差枚数上限は2400枚です。 有利区間がリセットされる主な条件は、差枚数がプラス域で2400枚を獲得できない状態、有利区間の残りゲーム数が少ない場合、そしてエンディング到達時です。 有利区間がリセットされると、ST終了後の天井ゲーム数が650Gに短縮される恩恵があります。 ただし、カバネリには有利区間ランプが搭載されていないため、ランプの点灯・消灯でリセットを判別することはできません。 そのため、ST終了後の挙動やゲーム数の進行、サブ液晶のゲーム数表示などを注意深く観察し、有利区間の引き継ぎを推測する必要があります。
カバネリ期待値表の活用方法と具体的な狙い目

カバネリで期待値を追うためには、期待値表を正しく理解し、状況に応じた狙い目を把握することが重要です。ここでは、ゲーム数別、ゾーン別、ボーナス後など、様々な状況での期待値と狙い方を解説します。
ゲーム数別期待値表の見方
カバネリの期待値表は、通常時のゲーム数に応じて期待収支が変動することを示しています。一般的に、ゲーム数が深くハマるほど期待値は高くなります。 例えば、等価交換であれば450Gから、5.6枚交換であれば600Gからが狙い目とされています。 短縮天井が適用される場合は、等価交換で150Gから、5.6枚交換で250Gから狙うのがおすすめです。 期待値表を見る際は、自身の遊技環境(交換率、時間効率など)に合わせてボーダーラインを調整することが大切です。
ゾーン狙いの詳細と期待値
カバネリには、ボーナスに当選しやすい「規定ゲーム数ゾーン」が存在します。特に100G、250G、450G、650Gがチャンスゾーンとして知られており、中でも100G~150G、250G~300Gのゾーンはボーナス当選期待度が高いです。 特に100Gのゾーンは当選しやすく、3割強が大当たりに繋がるというデータもあります。 ゾーン狙いでは、これらのゲーム数に到達する手前から打ち始め、前兆演出の発生に注目しましょう。千本鳥居ステージへの移行や、前兆ゲーム数が24~25G続く場合は、本前兆の期待度が高まります。
駿城ボーナス後の立ち回り
駿城ボーナスはST当選期待度が約20%と低めですが、ST非当選の場合は有利区間が引き継がれるため、ゲーム数天井がリセットされません。 そのため、駿城ボーナス後は、次のボーナス当選まで打ち続けるのが基本的な立ち回りとなります。特に、駿城ボーナスを複数回スルーしている台は、ボーナススルー天井が近づいているため、積極的に狙う価値があります。 また、駿城ボーナス失敗時は「花鳥風月ステージ」へ移行し、ツラヌキシステムが発動して通常ゲーム数やCZストック、黒煙りポイントが引き継がれる可能性があります。
ST終了後の期待値と判断基準
ST終了後は即やめが推奨されないケースが多いです。ST終了後は100G以内のボーナス当選率が約50%以上、250G以内の当選期待度が約75%と高いため、最低でも100G、可能であれば250Gまで様子を見るのが賢明です。 特に、ST終了直後にCZの保有を示唆するランプが点灯している場合は、CZを消化するまで打ち続けるべきでしょう。 また、ST駆け抜け後や美馬ST後は天井が650Gに短縮されるため、これらの状況でSTが終了した場合は、残りゲーム数次第で天井狙いを検討することも重要です。
カバネリの最適なやめどきを徹底解説

パチスロ「甲鉄城のカバネリ」では、適切なやめどきを見極めることが、無駄な投資を抑え、収支を安定させる上で非常に重要です。状況に応じた判断基準を把握し、効率的な遊技を心がけましょう。
基本的なやめどきと注意点
カバネリの基本的なやめどきは、ST終了後100G消化してATに突入しなかった時です。 ST終了後はAT引き戻し確率が約50%あるほか、規定ゲーム数によるAT当選も期待できるため、最低でも100Gは様子を見るのがおすすめです。 また、250Gのゾーンまでには約75%のボーナス当選期待度があるため、持ちメダルに余裕があれば250Gまでフォローする選択肢も考えられます。 ただし、時間や財布事情と相談し、状況によってはAT後即やめも考慮に入れる柔軟な判断が求められます。
有利区間ランプによる判別
カバネリは6.5号機であるため、有利区間ランプの点灯・消灯によるリセット判別はできません。 しかし、ST終了後の挙動やサブ液晶のゲーム数表示、黒煙りポイントの蓄積状況などから、有利区間の引き継ぎを推測することは可能です。 特に、サブ液晶のゲーム数が0からスタートしている場合は有利区間がリセットされたと判断でき、ゲーム数が引き継がれている場合は有利区間が継続している可能性が高いです。 有利区間が引き継がれている場合は、黒煙りポイントも引き継がれるため、次回STが上位STに昇格する可能性も考慮して継続を検討するのも良いでしょう。
高設定示唆時の継続判断
ST終了画面で特定の女性キャラが出現したり、サミートロフィーが出現したりした場合は、高設定を示唆している可能性があります。 また、ボーナス中の獲得表示枚数で「666枚OVER」が出現した場合は設定6確定となるなど、様々な設定示唆演出が存在します。 これらの高設定示唆が出現した場合は、やめどきを延長し、設定狙いに切り替えることも検討しましょう。高設定は初当たりが軽く、ハマりにくい傾向があるため、粘ることで大きな収益に繋がる可能性が高まります。
設定判別要素で勝率を高める

パチスロ「甲鉄城のカバネリ」で期待値を最大限に活かすためには、設定判別要素を理解し、高設定台を見抜くことが重要です。ここでは、ボーナス確率や小役確率、演出による示唆など、設定判別に役立つポイントを解説します。
ボーナス確率と小役確率
カバネリでは、ATやST合算確率に設定差が存在します。 ただし、低設定でも連チャンによって高設定以上の数値が出ることがあるため、合算確率だけで判断するのは危険です。 より信頼性の高い設定判別要素として、規定ゲーム数到達時のボーナス当選率に注目しましょう。特に450G到達時のボーナス当選率には設定1と設定6で約1.7倍の差があるなど、大きな設定差が設けられています。 また、平行ベルなど、全状態でカウント可能な小役確率にも設定差がある可能性が示唆されていますが、詳細は判明していないため、他の要素と合わせて総合的に判断することが大切です。
演出による設定示唆
カバネリには、様々な演出による設定示唆が存在します。通常時のサブ液晶でおみくじ演出が発生した際に設定示唆パターンが出現したり、ST終了画面で特定の女性キャラやサミートロフィーが出現したりする場合があります。 特に、ボーナス消化中に「666枚OVER」の表示が出現した場合は設定6確定となるなど、特定の獲得表示枚数による示唆も存在します。 これらの演出は、高設定台を見抜くための重要な手がかりとなるため、見逃さないように注意しましょう。また、無名CZや生駒CZ失敗時のBBランク昇格率にも設定差があり、高設定ほど昇格に期待できます。
高設定確定パターン
カバネリにおける高設定確定パターンは、主に以下の通りです。
- ボーナス中の獲得表示枚数で「666枚OVER」が出現
- ST終了画面でサミートロフィー(キリン柄や虹色)が出現
これらの確定演出が出現した場合は、その台が高設定であると断定できます。確定演出が出現した際は、閉店まで打ち切ることを強くおすすめします。ただし、確定演出は出現率が低いため、他の設定示唆演出やボーナス確率、ゾーン当選率などを総合的に判断し、高設定の可能性が高いと判断した場合は、積極的に粘る立ち回りが重要です。
よくある質問

- カバネリの期待値はいくらから打てますか?
- 朝一のリセット恩恵はありますか?
- 駿城ボーナス後はどうすればいいですか?
- カバネリのゾーンはどこですか?
- カバネリの期待値は高いですか?
- 美馬STの期待値はどのくらいですか?
- 貫きスペックとは何ですか?
カバネリの期待値はいくらから打てますか?
カバネリの期待値がプラスに転じるのは、等価交換であれば450Gから、5.6枚交換であれば600Gからが目安とされています。 ただし、設定変更後やST駆け抜け後、美馬ST後など、天井が650Gに短縮されている場合は、等価交換で150Gから、5.6枚交換で250Gからでも期待値がプラスになります。 自身の遊技環境やリスク許容度に合わせて、打ち出しゲーム数を調整することが大切です。
朝一のリセット恩恵はありますか?
はい、カバネリには朝一のリセット恩恵が存在します。設定変更時は、天井ゲーム数が650G+αに短縮されるほか、内部的なゲーム数がランダムで加算される抽選が行われます。 これにより、データカウンター上のゲーム数と内部の規定ゲーム数にズレが生じ、本来のゾーンとは異なるゲーム数で前兆が始まることがあります。 朝一の早い段階(液晶1G~30G程度)で千本鳥居ステージへ移行した場合は、リセットの可能性が高いサインと言えるでしょう。 設定変更時はST当選まで打ち切ると設定1でも機械割100%オーバーとなるため、積極的に狙うべきです。
駿城ボーナス後はどうすればいいですか?
駿城ボーナスでSTに非当選だった場合、ゲーム数天井はリセットされずに引き継がれます。 そのため、基本的には次のボーナス当選まで打ち続けるのがおすすめです。特に、駿城ボーナスを複数回スルーしている台は、ボーナススルー天井が近づいているため、期待値が高まります。 また、駿城ボーナス失敗時は黒煙りポイントが引き継がれる可能性もあるため、黒煙りポイントの蓄積状況も考慮して立ち回りを判断しましょう。
カバネリのゾーンはどこですか?
カバネリの主なチャンスゾーンは、100G、250G、450G、650Gです。 特に100G~150Gと250G~300Gのゾーンはボーナス当選期待度が高く、狙い目となります。 ST終了後も100Gと250Gのゾーンは引き戻し期待度が高いため、やめどきを判断する際の重要な要素となります。 ゾーン狙いでは、これらのゲーム数に到達する手前から打ち始め、前兆演出の発生に注目しましょう。
カバネリの期待値は高いですか?
カバネリは6.5号機の中でも期待値の高い機種の一つと言えます。特に、天井短縮時の恩恵や、ゾーン狙い、リセット狙いなど、期待値に基づいた立ち回りを実践することで、安定した収支を目指すことが可能です。 また、ツラヌキSPECによる一撃の出玉性能も高く、上位STである裏美馬ST突入時の期待獲得枚数は約3,500枚と非常に魅力的です。 ただし、期待値はあくまで理論値であり、実際の収支は運に左右されることもありますので、無理のない範囲で遊技を楽しむことが大切です。
美馬STの期待値はどのくらいですか?
美馬STは、継続率約80%超の上位STとして知られています。 さらに、最上位STである裏美馬STは継続率約95%、期待獲得枚数約3,500枚と、本機最強のトリガーです。 美馬ST終了後は天井が650G+αに短縮される恩恵がありますが、実践データに基づくと、美馬ST後は他の短縮状態に比べて100Gや250Gのゾーンでのボーナス当選率が低く、期待値が冷遇されているという解析もあります。 そのため、美馬ST後の立ち回りには注意が必要です。
貫きスペックとは何ですか?
「貫きスペック」とは、6.5号機に搭載された有利区間システムの特徴を指す言葉です。 従来の6号機では有利区間が終了するとATも強制終了していましたが、カバネリなどの貫きスペック機では、有利区間完走後やエンディング終了後も、STへ即突入するなどして連チャンが継続する可能性があります。 これにより、一撃2400枚の壁を越えて、さらなる出玉を獲得できる可能性が広がりました。 カバネリは、この貫きスペックの第一弾として登場し、パチスロ新時代の到来を告げた機種と言えるでしょう。
まとめ

- パチスロ甲鉄城のカバネリはサミーが製造・販売する6.5号機です。
- STとボーナスをループさせるゲーム性が魅力です。
- 通常時のゲーム数天井は1000G+αでエピソードボーナス確定です。
- 設定変更後、ST駆け抜け後、美馬ST後は天井が650G+αに短縮されます。
- 駿城ボーナス4回スルーで5回目のボーナスがエピソードボーナス確定です。
- 有利区間リセット時は天井が650Gに短縮される恩恵があります。
- 有利区間ランプは搭載されていませんが、サブ液晶でゲーム数を確認できます。
- 等価交換なら450Gから、5.6枚交換なら600Gからが狙い目です。
- 短縮天井時は等価150Gから、5.6枚交換250Gから狙えます。
- 100G、250G、450G、650Gがチャンスゾーンです。
- ST終了後は100Gまで、可能なら250Gまで様子見が推奨されます。
- ボーナス中の「666枚OVER」表示は設定6確定です。
- ST終了画面のサミートロフィーも高設定示唆となります。
- 朝一のリセット時は天井短縮とゲーム数加算抽選の恩恵があります。
- 貫きスペックにより、有利区間完走後もST継続の可能性があります。
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