毎年恒例の年賀状のやり取り。しかし、近年ではライフスタイルの変化や高齢化、デジタル化の進展など、さまざまな理由から「年賀じまい」を検討する方が増えています。年賀じまいとは、これまで続けてきた年賀状のやり取りを終了することを相手に伝える大切なご挨拶です。単に年賀状を送るのをやめるだけでなく、これまでの感謝と今後のお付き合いへの配慮を伝えることで、相手との良好な関係を維持できます。本記事では、年賀じまいの意味から、送るべきタイミング、失礼のない書き方、そして相手別・状況別の具体的な文例まで、徹底的に解説します。年賀じまいを考えているけれど、どのように伝えたら良いか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
年賀じまいとは?その意味と目的

年賀じまいとは、長年にわたり続けてきた年賀状のやり取りを、今年限りで終了することを相手に伝えるご挨拶のことです。これは、決して人間関係を断ち切るという意味ではなく、これまでの感謝を伝え、今後の関係性を尊重しながら、年賀状の習慣に一区切りをつけるための前向きな選択と言えるでしょう。
年賀じまいを行う目的は多岐にわたります。最も多い理由の一つは、加齢に伴う体力的な負担の軽減です。 年賀状の準備や作成、投函には意外と手間と時間がかかり、特に高齢になるとその負担は大きくなります。また、終活の一環として身の回りの整理を進める中で、年賀状のやり取りを見直す方も少なくありません。 その他にも、SNSやメールなどデジタルコミュニケーションの普及により、年賀状の役割が変化したことや、はがきの価格高騰による経済的な負担も、年賀じまいを検討するきっかけとなっています。
年賀じまいを送る適切な時期と準備

年賀じまいは、相手に失礼なく、かつスムーズに伝えるために、適切な時期と準備が重要です。相手が年賀状の準備を始める前に伝えることが、余計な手間をかけさせないための配慮となります。
年賀じまいを送るベストなタイミング
年賀じまいを送る最も一般的なタイミングは、相手が年賀状の準備を始める前の12月上旬までです。 郵便局の年賀状受付が始まる12月15日よりも前に届くように投函するのが理想的と言えるでしょう。この時期に送ることで、新年のご挨拶と同時に年賀じまいの意思を伝えられ、相手も年賀状の準備を無駄にせずに済みます。
もし12月上旬までに間に合わなかった場合は、松の内(一般的に1月7日まで)が明けてから寒中見舞いとして送る方法もあります。 年賀状は新年を祝うおめでたいものなので、その中に「年賀状じまい」という内容を含めることに抵抗がある方もいるため、寒中見舞いで伝えるのは丁寧な方法です。
年賀状で伝える場合と寒中見舞いで伝える場合
年賀じまいを伝える方法は、主に「年賀状に添える」か「寒中見舞いで送る」の2つがあります。
- 年賀状で伝える場合:
最後の年賀状に、新年の挨拶とともに年賀じまいの旨を書き添えます。この方法は、これまで年賀状のやり取りをしていた全員に確実に伝えられるというメリットがあります。 また、相手の手元に年賀じまいのメッセージが残るため、後で確認しやすい点も利点です。 - 寒中見舞いで伝える場合:
年賀状を送っていなかった相手から年賀状が届いた場合や、年賀状に年賀じまいの内容を書くことに抵抗がある場合に適しています。 松の内が明けてから節分(2月3日頃)までに送るのが一般的です。 寒中見舞いでは、年賀状をいただいたことへのお礼を述べつつ、改めて年賀じまいの意思を丁寧に伝えます。
年賀じまいの基本的な書き方と構成要素

年賀じまいのメッセージは、相手に失礼なく、感謝の気持ちが伝わるように書くことが大切です。以下の5つの要素を盛り込むことで、丁寧な年賀じまいになります。
年賀じまいメッセージに含めるべき5つの要素
- 新年のご挨拶(または季節の挨拶):
まずは一般的な新年の挨拶から始めます。年賀状で伝える場合は「あけましておめでとうございます」など、寒中見舞いの場合は「寒中お見舞い申し上げます」など、状況に応じた挨拶を記載しましょう。 - これまでの感謝の気持ち:
長年にわたる年賀状のやり取りや、日頃のお付き合いに対する感謝の気持ちを伝えます。この一言があることで、年賀じまいがネガティブな理由ではないことが伝わりやすくなります。 - 年賀状じまいをする旨の明確な表明:
「本年をもちまして年賀状でのご挨拶を失礼させていただきます」など、来年以降は年賀状のやり取りを終了する旨を明確に伝えます。曖昧な表現は避け、全員に同じ内容を送っていることを示す言葉(例:「皆様へ」「どなた様にも」)を添えると、誤解を防げます。 - 年賀状じまいをする理由(任意):
差し支えない範囲で、年賀じまいをする理由を簡潔に添えると、相手に納得感が得られやすくなります。高齢、終活、ライフスタイルの変化などが主な理由です。 - 今後の変わらぬお付き合いのお願いと結びの言葉:
年賀状のやり取りは終了するものの、今後も変わらぬお付き合いを願う気持ちを伝えます。また、相手の健康や幸せを祈る結びの言葉で締めくくりましょう。
失礼にならないための言葉選びのコツ
年賀じまいのメッセージは、受け取る相手に「縁を切られた」という印象を与えないよう、言葉選びに細心の注意を払う必要があります。
- 丁寧で穏やかな表現を心がける:
「誠に勝手ながら」「恐縮ではございますが」といったクッション言葉を用いると、より丁寧な印象を与えられます。 - 感謝の気持ちを前面に出す:
これまでの感謝を伝える言葉を冒頭に持ってくることで、メッセージ全体が温かい印象になります。 - 代替の連絡手段を提案する:
年賀状以外の連絡手段(電話、メール、SNSなど)を提示することで、今後も関係を続けたいという意思を示せます。 - 全員に送っていることを明記する:
「皆様へ」「どなた様にも」といった言葉を使い、特定の相手にだけ年賀状じまいを伝えているわけではないことを明確にしましょう。
【相手別】年賀じまいの文例集

年賀じまいのメッセージは、相手との関係性によって適切な表現が異なります。ここでは、相手別の文例をご紹介しますので、ご自身の状況に合わせてアレンジしてご活用ください。
親戚への年賀じまい文例
親戚への年賀じまいは、親しみを持ちつつも、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。今後の家族としての付き合いが変わらないことを伝える一文を添えると良いでしょう。
文例1:高齢を理由にする場合
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は大変お世話になりありがとうございました
さて 私も齢を重ねまして
寄る年波には勝てず
誠に勝手ながら本年をもちまして
皆様への年賀状でのご挨拶は
失礼させていただきたく存じます
今後は電話やメールなどで
ご連絡を頂戴できましたら幸いです
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
文例2:終活の一環として
あけましておめでとうございます
昨年中は格別のご厚情を賜り
厚く御礼申し上げます
私事ではございますが
この度 終活の一環として
年賀状でのご挨拶を本年限りとさせていただきたく存じます
皆様には大変恐縮ではございますが
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いを
どうぞよろしくお願い申し上げます
友人・知人への年賀じまい文例
友人や知人には、親しみを込めた表現で、今後の交流は変わらないことを伝えるのがポイントです。
文例1:シンプルな年賀じまい
あけましておめでとう!
昨年もいろいろとありがとうね
さて 誠に勝手ながら
今年で年賀状でのご挨拶は最後にしようと思います
今後はLINEやSNSなどで
気軽に連絡を取り合えたら嬉しいな
今年もどうぞよろしくね!
文例2:ライフスタイルの変化を伝える場合
Happy New Year!
いつも元気にしてるかな?
私事ですが 昨年からライフスタイルが変わり
年賀状の準備が難しくなってきました
つきましては 本年をもちまして
年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます
また近いうちに会ってゆっくり話したいね
今年もどうぞよろしく!
仕事関係・取引先への年賀じまい文例
ビジネス関係の相手には、簡潔かつ丁寧な言葉遣いを心がけ、今後の業務上の関係に影響がないことを明確に伝える必要があります。
文例1:会社方針として
謹賀新年
旧年中は格別のご高配を賜り
厚く御礼申し上げます
さて 弊社では環境への配慮と業務効率化のため
本年をもちまして
年賀状によるご挨拶を控えさせていただくことになりました
誠に恐縮ではございますが
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます
今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます
文例2:個人として(退職を機に)
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は大変お世話になり
誠にありがとうございました
私事ではございますが
昨年〇月〇日をもちまして
〇〇株式会社を退職いたしました
つきましては 本年をもちまして
年賀状でのご挨拶を控えさせていただきたく存じます
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
恩師・目上の方への年賀じまい文例
恩師や目上の方には、最大限の敬意を払い、丁寧な言葉遣いを徹底することが重要です。
文例1:基本の丁寧な形
謹賀新年
旧年中は格別のご厚情を賜り
心より御礼申し上げます
さて 私事ではございますが
誠に勝手ながら本年をもちまして
年賀状でのご挨拶を失礼させていただきたく存じます
皆様には大変恐縮ではございますが
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます
今後とも変わらぬご指導ご鞭撻を賜りますよう
よろしくお願い申し上げます
文例2:高齢を理由に
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
昨年中は大変お世話になりありがとうございました
私も齢を重ね
年賀状の準備が負担になってまいりました
つきましては 誠に恐縮ではございますが
本年をもちまして年賀状でのご挨拶を
控えさせていただきたく存じます
今後も変わらぬお付き合いを
どうぞよろしくお願い申し上げます
【状況別】年賀じまいの文例集

年賀じまいをする理由は人それぞれです。ここでは、特定の状況に合わせた文例をご紹介します。
終活を理由とする年賀じまい文例
終活は、人生の終わりに向けた準備であり、年賀じまいもその一環として行われることがあります。前向きな意思表示として伝えることが大切です。
謹んで新年のご挨拶を申し上げます
旧年中は大変お世話になりありがとうございました
さて 私も人生の節目を迎え
終活の一環として
年賀状でのご挨拶を本年限りとさせていただきたく存じます
皆様には大変恐縮ではございますが
何卒ご理解いただけますようお願い申し上げます
今後も変わらぬお付き合いを
どうぞよろしくお願い申し上げます
体調不良・高齢を理由とする年賀じまい文例
体調不良や高齢を理由にする場合は、無理なく年賀状のやり取りを終えるという意思を、穏やかな言葉で伝えましょう。
あけましておめでとうございます
昨年中は格別のご厚情を賜り
厚く御礼申し上げます
私事ではございますが
近年 体力の衰えを感じ
年賀状の準備が難しくなってまいりました
つきましては 誠に勝手ながら
本年をもちまして年賀状でのご挨拶を
控えさせていただきたく存じます
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
喪中期間中の年賀じまい文例
喪中はがきで年賀じまいを伝えることも可能ですが、喪中のご挨拶がメインであることを忘れず、簡潔に添えるようにしましょう。
喪中につき新年のご挨拶は失礼させていただきます
本年〇月〇日に 祖父 〇〇が永眠いたしました
生前のご厚情に深く感謝申し上げます
なお 私事ではございますが
本年をもちまして皆様への年賀状でのご挨拶を
控えさせていただきたく存じます
今後とも変わらぬお付き合いを
どうぞよろしくお願い申し上げます
ライフスタイルの変化を理由とする年賀じまい文例
子育ての一段落やSNSへの移行など、ライフスタイルの変化を理由にする場合は、前向きな姿勢で伝えることが大切です。
あけましておめでとうございます
昨年中は大変お世話になりありがとうございました
さて 私事ではございますが
この度 ライフスタイルが大きく変化し
年賀状の準備が難しくなってまいりました
つきましては 誠に勝手ながら
本年をもちまして年賀状でのご挨拶を
控えさせていただきたく存じます
今後はメールやSNSなどで
引き続き交流させていただければ幸いです
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます
年賀じまいを送る際のマナーと注意点

年賀じまいは、相手との関係性を考慮し、細やかな配慮を持って行うことが大切です。いくつかのマナーと注意点を押さえておきましょう。
「縁を切る」と誤解されないための配慮
年賀じまいのメッセージは、受け取る相手によっては「縁を切られた」と誤解される可能性があります。 このような誤解を避けるためには、感謝の気持ちを丁寧に伝え、今後も変わらぬお付き合いを願う一文を添えることが重要です。 また、「皆様へ」「どなた様にも」といった言葉を使い、特定の相手にだけ年賀状じまいを伝えているわけではないことを明確にすることで、相手の不安を和らげられます。
年賀状じまいは、あくまで年賀状という形式での挨拶を終えるだけであり、人間関係そのものを終わらせるものではないという意思表示をしっかりと行いましょう。 丁寧な言葉遣いと、相手への心遣いが伝わる文面を心がけることが、円満な年賀じまいにつながります。
代替の連絡手段を伝える重要性
年賀状じまいをする際には、今後も連絡を取り続けたい相手に対して、年賀状以外の連絡手段を具体的に伝えることが非常に重要です。 例えば、「今後はメールやSNSなどでご連絡させていただければ幸いです」といった一文を添えることで、相手は「年賀状は来ないけれど、連絡は取れるのだな」と安心できます。
特に、年賀状が唯一の連絡手段だった相手に対しては、代替手段を提示しないと、関係が途切れてしまう可能性があります。 電話番号やメールアドレス、SNSのアカウントなどを記載することで、今後も良好な関係を継続したいという意思を明確に伝えられるでしょう。
年賀状じまい後の対応
年賀じまいのはがきを送った後も、いくつか注意すべき点があります。
- 年賀状が届いた場合:
年賀じまいのはがきを送ったにもかかわらず、相手から年賀状が届くこともあります。この場合、無視するのは失礼にあたるため、松の内が明けてから寒中見舞いとして返信するのが丁寧です。 寒中見舞いでは、年賀状へのお礼とともに、改めて年賀じまいの旨を穏やかに伝えましょう。 - 住所録の整理:
年賀じまいをした相手の住所は、住所録から削除するか、年賀状を送らないリストとして管理するなど、整理しておくことをおすすめします。翌年うっかり送ってしまうことを防げます。
年賀じまいを受け取った側の対応

自分が年賀じまいのはがきを受け取った場合、どのように対応すれば良いか迷うこともあるでしょう。ここでは、受け取った側の適切な対応について解説します。
返信は基本的に不要
年賀じまいのお知らせを受け取った場合、基本的には返信は不要です。 相手は年賀状のやり取りを辞退する意思を伝えているため、それに対して年賀状や返信はがきを送ると、かえって相手に気を使わせてしまう可能性があります。
相手の意図を尊重し、無理に返信する必要はありません。これが、相手への配慮となるでしょう。
返信する場合の注意点
ただし、今後も変わらずお付き合いを続けたい大切な相手であれば、返信を検討しても良いでしょう。その際の注意点は以下の通りです。
- 寒中見舞いで返信する:
年賀状ではなく、松の内が明けてから寒中見舞いとして返信するのが適切です。 - 感謝と理解の気持ちを伝える:
年賀じまいのお知らせをいただいたことへの感謝と、相手の意思を理解する旨を伝えます。例えば、「年賀状じまいのお知らせ拝受いたしました。長年にわたる温かいお心遣いに感謝申し上げます。今後は年賀状でのご挨拶は控えさせていただきますが、変わらぬお付き合いをお願いいたします」といった内容が良いでしょう。 - 今後の交流を促す言葉を添える:
相手が代替の連絡手段を提示している場合は、その手段で今後も連絡を取りたい旨を伝えると、より関係が深まる可能性があります。
年賀じまいに関するよくある質問

年賀じまいについて、多くの方が疑問に思う点にお答えします。
- 年賀じまいはがきはいつまでに送ればいいですか?
- 年賀じまいの返信は必要ですか?
- 年賀じまいの理由は何と書けばいいですか?
- 年賀じまいを出すと二度と年賀状は送れませんか?
- 年賀じまいを出す相手の範囲はどこまでですか?
- 喪中はがきで年賀じまいを伝えてもいいですか?
- 年賀じまいをSNSやメールで伝えてもいいですか?
- 年賀じまいをして後悔することはありますか?
年賀じまいはがきはいつまでに送ればいいですか?
年賀じまいはがきは、相手が年賀状の準備を始める前の12月上旬までに送るのが理想的です。 郵便局の年賀状受付が始まる12月15日よりも前に届くように投函すると、相手に余計な手間をかけさせずに済みます。
年賀じまいの返信は必要ですか?
年賀じまいのお知らせを受け取った場合、基本的に返信は不要です。 相手は年賀状のやり取りを辞退する意思を伝えているため、返信することでかえって相手に気を使わせてしまう可能性があります。ただし、今後も親しいお付き合いを続けたい相手には、寒中見舞いなどで感謝と理解の気持ちを伝えるのも良いでしょう。
年賀じまいの理由は何と書けばいいですか?
年賀じまいの理由は、差し支えない範囲で簡潔に伝えると、相手に納得感が得られやすくなります。 一般的には、高齢による体力的な負担、終活の一環、ライフスタイルの変化などが挙げられます。 「誠に勝手ながら」といったクッション言葉を添え、相手に不快感を与えないよう配慮しましょう。
年賀じまいを出すと二度と年賀状は送れませんか?
年賀じまいを出したからといって、二度と年賀状を送れないわけではありません。 しかし、一度年賀じまいを伝えた相手に再び年賀状を送る場合は、相手が驚いたり、混乱したりする可能性があります。もし再開したい場合は、事前に連絡を取るなど、丁寧な配慮が必要です。
年賀じまいを出す相手の範囲はどこまでですか?
年賀じまいを出す相手の範囲は、これまで年賀状のやり取りをしていたすべての方に送るのが丁寧です。 特定の相手にだけ送ると、誤解を招く可能性があります。 ただし、疎遠になっている相手や、年賀状だけの付き合いだった相手であれば、自然にフェードアウトしても問題ない場合もあります。 相手との関係性を考慮して判断しましょう。
喪中はがきで年賀じまいを伝えてもいいですか?
喪中はがきで年賀じまいを伝えることは、マナーとして問題ありません。 喪中はがきは新年の挨拶を控える旨を伝えるものなので、これを機に翌年以降の年賀状も辞退する旨を書き添えるのは合理的です。 ただし、喪中のご挨拶がメインであることを忘れず、簡潔に添えるようにしましょう。
年賀じまいをSNSやメールで伝えてもいいですか?
相手が同級生や後輩、親しい友人など、普段からSNSやメールで頻繁にやり取りしている相手であれば問題ありません。 しかし、目上の方や、書面でのやり取りが主流の相手には、書面(年賀状や寒中見舞い)で伝えるのがマナーです。 相手の年代や関係性に合わせて、適切な方法を選びましょう。
年賀じまいをして後悔することはありますか?
年賀じまいをして後悔するケースも存在します。 例えば、年賀状が唯一の連絡手段だった相手との関係が途切れてしまったり、元旦に年賀状が届かないことに寂しさを感じたりすることがあります。 また、失礼と思われなかったか気になってしまうという声もあります。 年賀じまいをする際は、これらの可能性も考慮し、慎重に検討することが大切です。
まとめ

- 年賀じまいは、年賀状のやり取りを終了する大切なご挨拶です。
- 加齢や終活、ライフスタイルの変化などが主な理由です。
- 相手が年賀状準備前の12月上旬までに送るのが理想的です。
- 年賀状に添えるか、寒中見舞いで伝えるかの2つの方法があります。
- 新年の挨拶、感謝、年賀じまいの意思、理由、今後の付き合いのお願いが基本構成です。
- 相手別(親戚、友人、仕事関係、恩師)に文例を使い分けましょう。
- 状況別(終活、体調不良、喪中、ライフスタイル変化)の文例も参考にしてください。
- 「縁を切る」と誤解されないよう、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。
- 今後も交流したい相手には、メールやSNSなど代替の連絡手段を伝えることが重要です。
- 年賀じまいを受け取った場合、基本的に返信は不要です。
- 返信する際は、寒中見舞いで感謝と理解の気持ちを伝えましょう。
- 喪中はがきで年賀じまいを伝えることも可能です。
- SNSやメールでの年賀じまいは、相手との関係性に応じて判断します。
- 年賀じまい後に後悔しないよう、慎重に検討することが大切です。
- 年賀じまいは、人間関係を整理し、新たな交流のきっかけにもなります。
- 相手への配慮を忘れず、円満な年賀じまいを目指しましょう。
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