人気漫画『シャーマンキング』の正統続編として連載されていた『シャーマンキング THE SUPER STAR』。「打ち切りになったのでは?」という噂がファンの間で広がっています。
本記事では、その真相、休載に至った理由、そして今後の連載再開の見込みについて、最新情報を交えながら詳しく解説します。気になる単行本情報やよくある質問にもお答えするので、ぜひ最後までご覧ください。
シャーマンキング THE SUPER STARは打ち切りではない!休載の真相
多くのファンが心配している『シャーマンキング THE SUPER STAR』の今後について。結論から言うと、本作は打ち切りではありません。
現在は「休載」という扱いになっています。その背景には、連載されていた雑誌の事情が大きく関わっています。まずは、打ち切りではない理由と休載の真相を詳しく見ていきましょう。
結論:打ち切りではなく「休載」
『シャーマンキング THE SUPER STAR』は、2023年10月発売の『少年マガジンエッジ 2023年11月号』への掲載を最後に、現在連載がストップしています。しかし、これは作品の人気低迷や作者の都合による「打ち切り」ではありません。
講談社からの公式な発表や、作者である武井宏之先生のコメントからも、作品自体が終了したわけではないことが確認されています。あくまで、連載を続けるための媒体が一時的になくなったことによる「休載」状態なのです。
「打ち切り」と聞くと、物語が未完のまま強制的に終了させられたというネガティブなイメージが強いですが、今回は状況が異なります。ファンとしては一安心ですが、同時に今後の展開が気になるところでしょう。
休載の主な理由:掲載誌『少年マガジンエッジ』の休刊
『シャーマンキング THE SUPER STAR』が休載となった最大の理由は、連載されていた月刊誌『少年マガジンエッジ』が休刊したことです。同誌は2023年8月17日に、同年10月17日発売の11月号をもって休刊することが発表されました。
『少年マガジンエッジ』は2015年に創刊され、個性的な作品を多く輩出してきましたが、残念ながら約8年の歴史に幕を下ろすことになりました。休刊の具体的な理由は明らかにされていませんが、近年の出版業界を取り巻く環境の変化(電子書籍の普及、雑誌販売部数の減少など)が影響した可能性が考えられます。
この休刊に伴い、『シャーマンキング THE SUPER STAR』を含む連載作品の多くが、今後の掲載について未定の状態となりました。つまり、作品自体の問題ではなく、連載する「場所」がなくなってしまったというのが休載の直接的な原因なのです。
作者・武井宏之先生のコメント
『少年マガジンエッジ』の休刊発表に際し、作者の武井宏之先生もコメントを発表しています。その中で、先生は連載継続への意欲を示されています。
具体的なコメント内容は割愛しますが、休刊は残念であるとしつつも、作品を届け続ける方法を模索している旨が語られていました。このコメントは、ファンにとって大きな希望となったはずです。
武井先生は過去にも、掲載誌の休刊や移籍を経験されています(詳細は後述)。そうした経験も踏まえ、今回の事態にも冷静に対応し、ファンに向けて前向きなメッセージを発信してくれたことは、『シャーマンキング THE SUPER STAR』の物語がまだ終わらないことを強く示唆しています。
掲載誌『少年マガジンエッジ』休刊の詳細
『シャーマンキング THE SUPER STAR』休載の直接的な原因となった『少年マガジンエッジ』の休刊。ここでは、その経緯や他の連載作品の状況についてもう少し詳しく見ていきましょう。この出来事が、いかに『シャーマンキング THE SUPER STAR』の今後に影響を与えたかが分かります。
休刊発表の経緯
『少年マガジンエッジ』の休刊は、2023年8月17日に講談社より正式に発表されました。発表によると、「読者のニーズの多様化や、それに伴うメディア環境の変化などを総合的に検討した結果」休刊を決定したとのことです。
最終号となったのは、2023年10月17日発売の『少年マガジンエッジ 2023年11月号』。この号の誌面や公式サイトでも、読者や作家への感謝とともに休刊の告知が掲載されました。
突然の発表は、多くの読者や連載作家にとって驚きをもって受け止められました。『シャーマンキング』シリーズのファンにとっても、ようやく軌道に乗ってきた続編の連載がストップしてしまう事態に、大きなショックが走ったことは想像に難くありません。
他の連載作品の動向
『少年マガジンエッジ』で連載されていた作品は、『シャーマンキング THE SUPER STAR』だけではありません。休刊に伴い、他の作品も今後の掲載について対応を迫られました。
一部の作品については、講談社の他の漫画雑誌やウェブコミック配信サイト(例えば「コミックDAYS」など)への移籍が発表されています。しかし、全ての作品の移籍先がすぐに決まったわけではなく、『シャーマンキング THE SUPER STAR』のように、移籍先や再開時期が未定となっている作品も少なくありません。
各作品のファンは、それぞれの作品の公式発表を待つ状況が続いています。この状況は、『シャーマンキング THE SUPER STAR』の今後を考える上でも参考になるでしょう。講談社としても、人気作品の連載を継続させるための調整を進めていると考えられます。
シャーマンキング THE SUPER STAR 今後の連載はどうなる?
ファンにとって最も気になるのは、『シャーマンキング THE SUPER STAR』が今後どこで、いつ連載を再開するのか、という点でしょう。ここでは、移籍の可能性や具体的な候補、そして再開時期に関する最新情報について考察します。
移籍掲載の可能性について
結論から言うと、移籍して連載が再開される可能性は非常に高いと考えられます。その根拠は以下の通りです。
- 作者・武井宏之先生の連載継続意欲: 前述の通り、武井先生自身が作品を続けたいという意思を示しています。
- 作品の人気とブランド力: 『シャーマンキング』は国内外で高い人気を誇る作品であり、その続編である『THE SUPER STAR』も多くのファンを抱えています。出版社としても、この有力コンテンツを手放すとは考えにくいでしょう。
- 過去の移籍実績: 『シャーマンキング』シリーズは、過去にも掲載誌の変更を経験しています(後述)。この経験は、今回の移籍をスムーズに進める上でプラスに働く可能性があります。
- 講談社内の受け皿: 講談社は多くの漫画雑誌やウェブコミックサイトを運営しており、移籍先の選択肢は豊富にあります。
これらの点から、適切な移籍先が見つかり次第、連載は再開されると見るのが自然です。問題は、それが「どこで」「いつ」になるか、という点です。
具体的な移籍先候補は?
現時点で公式な発表はありませんが、移籍先の候補として考えられるのは、主に講談社が運営する以下の媒体です。
- コミックDAYS: 講談社のウェブコミック配信サイト。マガジンエッジから移籍した他の作品も掲載されており、最も有力な候補の一つと考えられます。ウェブ媒体であれば、掲載ペースやページ数の自由度も高まります。
- 月刊少年マガジン: 『シャーマンキング』の初代アニメ放送時にコラボレーション企画を行ったこともある雑誌。読者層も比較的近い可能性があります。
- 週刊少年マガジン: 講談社の看板雑誌ですが、週刊連載のペースに合わせる必要があり、現在の『THE SUPER STAR』の制作体制に合うかは未知数です。
- 別冊少年マガジン: 『進撃の巨人』などを輩出した雑誌。月刊ペースであり、候補の一つとなり得ます。
これらの他にも、新たなウェブ媒体やアプリでの展開なども考えられます。どの媒体に移籍するにしても、作品の世界観や読者層に合った場所が選ばれることが期待されます。現時点では「コミックDAYS」が最有力候補と見る向きが多いようです。
連載再開はいつ頃?最新情報まとめ
残念ながら、2025年4月現在、連載再開の具体的な時期に関する公式発表はありません。
移籍先の決定や、それに伴う編集体制の構築、作者の準備期間などを考慮すると、再開までにはある程度の時間が必要となるでしょう。休刊から半年以上が経過しましたが、続報がない状況が続いています。
ファンとしてはやきもきする状況ですが、焦らず公式発表を待つしかありません。武井宏之先生のX (旧Twitter)アカウントや、講談社の公式サイト、コミックDAYSなどの情報を定期的にチェックすることをおすすめします。
情報が更新され次第、本記事でも追記していく予定ですが、現時点では「未定」としか言えないのが実情です。しかし、前述の通り再開の可能性は高いので、希望を持って待ちましょう!
そもそも『シャーマンキング THE SUPER STAR』とは?
ここで改めて、『シャーマンキング THE SUPER STAR』がどのような作品なのか、基本情報をおさらいしておきましょう。前作との繋がりや魅力的なキャラクターを知ることで、連載再開への期待がさらに高まるはずです。
作品概要とあらすじ
『シャーマンキング THE SUPER STAR』(SHAMAN KING THE SUPER STAR)は、武井宏之先生による日本の漫画作品。『シャーマンキング』シリーズの続編にあたり、『少年マガジンエッジ』にて2018年1月号から連載を開始しました。(※創刊号からの連載ではなく、当初はプロローグ掲載。本格連載は2018年6月号から)
物語の舞台は、前作『シャーマンキング』から十数年後の世界。主人公は、三代目イタコのアンナこと「アルミ・ニウムバーチ」。彼女が、シャーマンファイト(S.F.)とは異なる、神々の代理戦争「フラワー・オブ・メイズ(F.O.M.)」に巻き込まれていく…というのが大筋のストーリーです。
『シャーマンキング』の世界観を引き継ぎつつ、新たな脅威や謎、魅力的な新キャラクターが登場し、壮大な物語が展開されています。シリアスな展開の中にも、武井先生らしいユーモアや独特のセンスが光る作品です。
前作『シャーマンキング』との繋がり
『THE SUPER STAR』は、前作『シャーマンキング』の正統な続編であり、物語や設定、キャラクターにおいて密接な繋がりがあります。
主人公のアルミ・ニウムバーチは、前作のヒロインである恐山アンナと何か関係があるのか? 麻倉葉やハオといった前作の人気キャラクターたちは登場するのか? など、前作ファンにとっては気になる要素が満載です。
もちろん、前作を読んでいなくても楽しめるように作られていますが、『シャーマンキング』本編や、その後の物語を描いた『シャーマンキングFLOWERS』を読んでおくと、より深く物語を理解し、楽しめることは間違いありません。特に『FLOWERS』の出来事は、『THE SUPER STAR』の物語に直接的に関わってきます。
主要キャラクター紹介
『シャーマンキング THE SUPER STAR』を彩る魅力的なキャラクターの一部を紹介します。
- アルミ・ニウムバーチ: 本作の主人公。三代目イタコのアンナを名乗る少女。ある目的のためにデスゼロ(死零)を探している。クールな見た目とは裏腹に、内に秘めた強い意志を持つ。
- 麻倉葉羽(あさくら よはね): 前作主人公・麻倉葉の息子。『シャーマンキングFLOWERS』の主人公でもある。父譲りの「なんとかなる」精神を持つが、まだ未熟な面も。本作でも重要な役割を担う。
- 伊吹ガッコ(いぶき ガッコ): アルミの護衛を務める少年シャーマン。真面目で忠誠心が強い。アルミや葉羽との関係性も見どころ。
- デスゼロ(死零): 物語の鍵を握る謎の存在。アルミが探す目的とは?
- その他: 前作でお馴染みのキャラクターたちも登場(または言及)されることがあり、ファンにとっては嬉しいポイントとなっています。
これらのキャラクターたちが、新たな神々の戦い「フラワー・オブ・メイズ」でどのような運命を辿るのか、目が離せません。
過去にもあった?シャーマンキングシリーズの休載・打ち切り騒動
実は、『シャーマンキング』シリーズが休載や打ち切り(に近い状況)を経験するのは、今回が初めてではありません。過去の事例を知ることで、今回の休載に対する見方も少し変わるかもしれません。
『シャーマンキングFLOWERS』の事例
『シャーマンキング THE SUPER STAR』の前日譚にあたる『シャーマンキングFLOWERS』は、集英社の『ジャンプ改』で連載されていました。しかし、こちらも掲載誌である『ジャンプ改』が2014年に休刊。
これにより、『FLOWERS』は物語の途中で連載が中断されることとなりました。当時は明確な移籍先も発表されず、事実上の打ち切り状態ではないかとファンを心配させました。
しかし、その後、講談社への移籍が決定。『シャーマンキング』本編の新装版刊行などを経て、『THE SUPER STAR』として物語が再開されるに至ったのです。この『FLOWERS』の休刊から『THE SUPER STAR』開始までには、約3年半の期間がありました。今回の休載期間を考える上で、一つの参考になるかもしれません。
『シャーマンキング』本編の過去
さらに遡ると、初代『シャーマンキング』本編も、週刊少年ジャンプでの連載時、物語のクライマックスを前に、やや駆け足気味の展開で最終回を迎えたという経緯があります。(いわゆる「打ち切りエンド」と捉えるファンもいました)
しかし、これも後に「真の完結編」として、単行本最終巻で大幅な加筆が行われ、完全版として物語が補完されました。これもまた、作者である武井先生の作品への強い想いと、ファンの熱意が生んだ結果と言えるでしょう。
このように、『シャーマンキング』シリーズは、掲載媒体の事情に翻弄されながらも、形を変えながら物語を紡いできた歴史があります。今回の『THE SUPER STAR』の休載も、シリーズが乗り越えてきた試練の一つと捉え、必ず復活してくれると信じて待ちたいものです。
シャーマンキング THE SUPER STARに関するよくある質問
ここでは、『シャーマンキング THE SUPER STAR』に関して、ファンからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q. シャーマンキング スーパースターの単行本 最新刊は何巻?
A. 2024年12月現在、『シャーマンキング THE SUPER STAR』の単行本は第8巻まで発売されています。
第8巻は2023年12月15日に発売されました。これには『少年マガジンエッジ』休刊前の連載分までが収録されていると考えられます。連載が再開されれば、続きが第9巻として発売されることになるでしょう。
Q. シャーマンキング スーパースターはどこで読める?
A. 現在、連載は休止中ですが、過去の連載分を読む方法はいくつかあります。
- 単行本: 既刊の8巻までを書店や電子書籍ストアで購入する。
- 電子書籍ストア: Kindle、コミックシーモア、ebookjapanなどの主要な電子書籍ストアで配信されています。
- コミックDAYSなどのアプリ(一部): 講談社の漫画アプリで一部話数が無料で読める場合があります(期間や範囲は変動します)。
連載再開後は、移籍先の媒体(雑誌やウェブサイト、アプリなど)で最新話を読むことができるようになります。
Q. 武井宏之先生の他の作品は?
A. 武井宏之先生は『シャーマンキング』シリーズ以外にも、多くの魅力的な作品を手掛けています。
代表的なものとしては、『仏ゾーン』、『重機人間ユンボル』、『機巧童子ULTIMO』(スタン・リーとの共作)、『猫ヶ原』などがあります。独特の世界観、メカニックデザイン、キャラクター造形は、他の作品でも健在です。『THE SUPER STAR』の再開を待つ間、これらの作品に触れてみるのも良いでしょう。
Q. マガジンエッジの代わりにどこで連載される可能性が高い?
A. 現時点で確定情報はありませんが、最も可能性が高いと考えられているのは講談社のウェブコミックサイト「コミックDAYS」です。
マガジンエッジから移籍した他の作品が掲載されている実績や、ウェブ媒体の自由度の高さなどを考慮すると有力候補と言えます。ただし、他の月刊誌や新たな媒体の可能性もゼロではありません。公式発表を待ちましょう。
Q. シャーマンキングのアニメはどこまでやった?
A. 2021年から2022年にかけて放送された完全新作TVアニメ『SHAMAN KING』は、原作の最終決戦(真完結版の内容を含む)までを描き切りました。
全52話で構成され、初代アニメでは描かれなかった物語の結末までがアニメ化されています。さらに、続編として『シャーマンキングFLOWERS』のアニメ化も決定し、2024年1月から放送されました。こちらは『FLOWERS』の物語を描いています。『THE SUPER STAR』のアニメ化については、現時点では発表されていません。
Q. シャーマンキング スーパースターの主人公は誰?
A. 『シャーマンキング THE SUPER STAR』の主人公は、三代目イタコのアンナを名乗る少女「アルミ・ニウムバーチ」です。
前作主人公・麻倉葉の息子である「麻倉葉羽」も主要キャラクターとして登場しますが、物語の中心はアルミです。彼女の視点を通して、新たな神々の戦い「フラワー・オブ・メイズ」の謎が描かれていきます。
まとめ
最後に、本記事で解説した『シャーマンキング THE SUPER STAR』の打ち切り・休載に関する情報をまとめます。
- 『シャーマンキング THE SUPER STAR』は打ち切りではない。
- 現在は「休載」という状態。
- 休載の主な理由は掲載誌『少年マガジンエッジ』の休刊。
- 作者の武井宏之先生は連載継続の意向を示している。
- 今後の移籍先や連載再開時期は未定(2025年4月現在)。
- 移籍先候補としては「コミックDAYS」が有力視されている。
- 単行本は第8巻まで発売中(2023年12月)。
- 『シャーマンキングFLOWERS』も過去に掲載誌休刊で中断した経験がある。
- 初代『シャーマンキング』もジャンプ連載時は完結まで描かれなかった。
- シリーズは媒体を変えながらも物語を繋いできた歴史がある。
- 主人公は三代目イタコのアンナ「アルミ・ニウムバーチ」。
- 麻倉葉の息子「麻倉葉羽」も重要キャラクター。
- 物語は神々の代理戦争「フラワー・オブ・メイズ」を描く。
- 完全新作アニメ『SHAMAN KING』は原作最終話まで映像化済み。
- 続編『シャーマンキングFLOWERS』も2024年にアニメ化された。
以上、『シャーマンキング THE SUPER STAR』の現状と今後の見通しについて解説しました。休載は残念ですが、作品が終わったわけではありません。連載再開の吉報を信じて待ちましょう!