料理中の切り傷、やっかいなささくれ、つらいあかぎれ…。日常のふとした瞬間にできる小さな傷は、地味に痛くて気になりますよね。特に水仕事が多いと、絆創膏を貼ってもすぐに剥がれてしまって困る、という方も多いのではないでしょうか。そんな時に頼りになるのが、サッと塗れて傷口を保護してくれる「塗り薬タイプの止血剤」です。本記事では、市販で手軽に購入できる塗り薬タイプの止血剤、特に主流の液体絆創膏について、その効果や選び方、正しい使い方を詳しく解説します。あなたにぴったりの一本を見つけて、小さな傷の悩みを解決しましょう。
切り傷やすり傷に!塗り薬タイプの止血剤とは?

「止血剤の塗り薬」と聞いて、皆さんはどんなものを思い浮かべますか?多くの方がイメージするのは、おそらく「液体絆創膏」と呼ばれる製品でしょう。ここでは、その正体と特徴について詳しく見ていきます。
この章では以下の内容を解説します。
- 液体絆創膏が主流!その仕組みと効果
- 塗り薬タイプ(液体絆創膏)のメリット・デメリット
液体絆創膏が主流!その仕組みと効果
現在、市販されている塗り薬タイプの止血剤のほとんどは、「液体絆創膏」というカテゴリーの製品です。 これは、粘り気のある液体を傷口に直接塗ることで、乾燥後に薄い膜を形成し、傷口を物理的に保護する仕組みになっています。 主成分である「ピロキシリン」などが、溶剤(エタノールなど)とともに配合されており、塗布すると溶剤が蒸発してピロキシリンの膜が残るのです。
この膜が傷口をぴったりと覆うことで、いくつかの重要な効果を発揮します。まず、外部からの水や細菌、ホコリなどの侵入を防ぎ、傷口を清潔に保ちます。 これにより、化膿のリスクを減らし、傷の治癒をサポートするのです。また、膜が傷口を固定することで、痛みの原因となる刺激から守ってくれます。特に、指の関節などよく動かす部分の傷は、動くたびに痛みが走りがちですが、液体絆創膏がその動きをサポートし、痛みを和らげてくれるでしょう。
塗り薬タイプ(液体絆創膏)のメリット・デメリット
塗り薬タイプの止血剤(液体絆創膏)には、従来の絆創膏にはない多くのメリットがありますが、一方で知っておくべきデメリットも存在します。両方を理解して、上手に活用しましょう。
メリット
- 水に強い:最大のメリットは、その優れた防水性です。 膜が水をしっかり弾くため、炊事や洗濯、シャワー、プールなど、水に触れる機会が多い場面でも剥がれにくく、傷口が水にしみるのを防いでくれます。
- 剥がれにくい:関節部分や指先など、よく動かして絆創膏が剥がれやすい部位にもぴったりフィットします。 一度固まれば、家事や仕事に集中できるでしょう。
- 目立ちにくい:ほとんどの製品が透明または半透明の液体で、乾燥後も目立ちません。 接客業など、見た目が気になる方でも安心して使えます。
- 殺菌成分配合のものもある:製品によっては殺菌消毒成分が含まれており、傷口の保護と同時に消毒も行えるタイプもあります。
デメリット
- 塗る時にしみる:溶剤としてエタノールなどが含まれているため、塗った瞬間に強い刺激(しみるような痛み)を感じることがあります。 この痛みは乾燥すれば治まりますが、苦手な方もいるかもしれません。
- 使える傷が限られる:液体絆創膏は、あくまで小さな切り傷やささくれ、あかぎれなどのためのものです。 深い傷、大きな傷、出血が多い傷、化膿している傷などには使用できません。
- 独特のニオイがある:溶剤に由来する、接着剤のようなツンとしたニオイがあります。ニオイに敏感な方は気になるかもしれません。
【2025年最新】市販で人気!おすすめの止血剤(塗り薬)5選を徹底比較

ドラッグストアには様々な種類の液体絆創膏が並んでいて、どれを選べばいいか迷ってしまいますよね。そこで、市販で特に人気が高く、おすすめの5つの製品をピックアップし、それぞれの特徴を徹底比較しました。あなたの使い方に合った一本を見つけるための参考にしてください。
この章で紹介する商品はこちらです。
- 【小林製薬】サカムケアa|ハケ付きで塗りやすい
- 【東京甲子社】コロスキン|昔ながらの定番商品
- 【タイヘイ薬品】エキバンA|粘着力と速乾性が特徴
- 【ロート製薬】メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏|殺菌成分配合
- 【大木製薬】ウォーターエイド|ヘラ付きで塗りやすい
- 【比較表】人気止血剤(塗り薬)5商品の違い
【小林製薬】サカムケアa|ハケ付きで塗りやすい
「サカムケア」は、マニキュアのようなハケ付きキャップが特徴的な液体絆創膏です。 このハケのおかげで、指先のささくれのような細かい部分にも、靴擦れのような広めの範囲にも、手を汚さずに簡単に塗ることができます。 塗った後の膜は薄く、関節部分に塗ってもゴワゴワしにくいのが嬉しいポイント。透明で目立ちにくいため、仕事中や外出先でも気兼ねなく使えます。 傷口をしっかり保護し、水仕事や入浴中でもはがれにくいと評判です。初めて液体絆創膏を使う方や、塗りやすさを重視する方におすすめの定番商品です。
【東京甲子社】コロスキン|昔ながらの定番商品
「コロスキン」は、液体絆創膏の草分け的存在ともいえるロングセラー商品です。 昔から愛用しているという方も多いのではないでしょうか。チューブから直接塗るタイプで、粘度が高めの液体が傷に密着し、丈夫な膜を形成して水や刺激から強力にガードしてくれます。 その保護力の高さから、特に水仕事が多い主婦の方や、ハードな作業をする方に根強い人気があります。 塗った直後はしみる感じが強いという声もありますが、その分、乾いた後の安心感は格別です。長年の信頼と実績で選ぶなら、コロスキンは間違いのない選択肢の一つでしょう。
【タイヘイ薬品】エキバンA|粘着力と速乾性が特徴
「エキバンA」もまた、古くから信頼されている液体絆創膏の一つです。 その特徴は、優れた粘着力と速乾性。塗ってから乾くまでの時間が短いため、忙しい時でもサッと手当てを済ませることができます。チューブの先が細くなっており、量の調節がしやすく、小さな傷にも的確に塗ることが可能です。 しっかりとした硬めの膜ができるため、外部からの刺激をシャットアウトしたい場合に特に向いています。アウトドアやスポーツなど、アクティブなシーンでの急なケガに備えて、救急箱に一つ入れておくと安心なアイテムです。
【ロート製薬】メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏|殺菌成分配合
「メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏」は、傷口の保護だけでなく、殺菌消毒も同時に行いたいというニーズに応えた製品です。 殺菌成分「トリクロロカルバニリド」が配合されており、傷口を清潔に保ちながらカバーします。 ドーム型のチューブヘッドを採用しており、そのまま患部に広く塗ることができます。また、指で塗り広げることもできるため、傷の大きさや場所に合わせて使い方を調整できるのが便利です。冬場のつらいひびやあかぎれなど、繰り返し傷みやすい部分のケアにおすすめです。
【大木製薬】ウォーターエイド|ヘラ付きで塗りやすい
「ウォーターエイド」は、チューブの先端にヘラが付いているのがユニークな製品です。 チューブから出した液体を、このヘラを使って均一に塗り広げられるため、ムラなくきれいに仕上げることができます。 膜の厚さも調整しやすく、二度塗りすればより強固な保護膜を作ることも可能です。殺菌成分も配合されており、傷口を衛生的に保ちます。 塗りやすさと機能性を両立させたい方や、液体絆創膏を使い慣れていない方でも扱いやすい製品と言えるでしょう。
【比較表】人気止血剤(塗り薬)5商品の違い
ここまで紹介した5つの製品の特徴を、分かりやすく表にまとめました。選ぶ際の参考にしてください。
商品名 | 販売会社 | 剤形 | 主な特徴 | 殺菌成分 |
---|---|---|---|---|
サカムケアa | 小林製薬 | ハケ付き瓶 | 細かい部分も広い範囲も塗りやすい | なし |
コロスキン | 東京甲子社 | チューブ | 保護力が高い丈夫な膜、ロングセラー | なし |
エキバンA | タイヘイ薬品 | チューブ | 速乾性と粘着力に優れる | なし |
メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏 | ロート製薬 | ドーム型チューブ | ドーム型ヘッドで塗りやすい | あり |
ウォーターエイド | 大木製薬 | ヘラ付きチューブ | ヘラで均一に塗り広げられる | あり |
【シーン別】あなたに合った止血剤(塗り薬)の選び方

液体絆創膏は、製品ごとに皮膜の硬さや塗り口の形状、殺菌成分の有無などが異なります。自分のライフスタイルや、どのような傷に使うことが多いかを考えることで、最適な一品が見つかります。ここでは、具体的なシーンごとにおすすめの選び方をご紹介します。
この章では、以下のシーンに合わせた選び方を解説します。
- 水仕事や料理中の切り傷には
- 指先のささくれ・あかぎれには
- 靴擦れなどの広範囲の傷には
水仕事や料理中の切り傷には
水仕事が多い方や、料理中によく指を切ってしまう方には、防水性と密着性が高い製品がおすすめです。 具体的には、「コロスキン」や「エキバンA」のように、比較的硬くて丈夫な膜を作るタイプが適しています。これらの製品は、水に濡れてもふやけにくく、剥がれにくいのが特徴です。 頻繁に塗り直す手間が省けるため、家事や仕事の効率を落としたくない方にぴったりです。また、殺菌成分が配合された「メンソレータム ヒビプロ」や「ウォーターエイド」も、食品を扱う際の衛生面を考えると良い選択肢となるでしょう。
指先のささくれ・あかぎれには
指先のささくれや、冬場にできやすいあかぎれなど、細かいけれど痛みが強い傷には、ピンポイントで塗りやすい製品が重宝します。「サカムケアa」のハケは、まさにこうした小さな傷に最適です。 狙った場所に的確に塗れるため、健康な皮膚に余計な液体が付くのを防げます。また、指の関節など、よく曲げる部分にできた傷には、柔軟性のある薄い膜を作るタイプがおすすめです。「サカムケアa」や「コロスキン」は、膜が薄くてもしっかりフィットし、動きを妨げにくいとされています。
靴擦れなどの広範囲の傷には
新しい靴でできてしまった靴擦れなど、ある程度広さのある擦り傷には、一度に広範囲をカバーできる製品が便利です。 「サカムケアa」は大きめのハケなので、サッと広めに塗布できます。 また、「メンソレータム ヒビプロ」のドーム型ヘッドや、「ウォーターエイド」のヘラ付きチューブも、広い面に均一に塗り広げるのに役立ちます。 こうした傷は衣類や靴下で擦れて悪化しやすいため、しっかりとした保護膜で覆うことが大切です。透明で目立ちにくい製品を選べば、サンダルなどを履く際にも安心です。
知らないと損!止血剤(塗り薬)の正しい使い方と注意点

液体絆創膏は非常に便利なアイテムですが、その効果を最大限に引き出し、トラブルを避けるためには、正しい使い方を知っておくことが重要です。簡単なステップと、いくつか注意点を確認しておきましょう。
この章では、以下の使い方と注意点を解説します。
- ステップ1:傷口を清潔にする
- ステップ2:適量を素早く塗る
- ステップ3:しっかりと乾かす
- 使用する際の注意点
ステップ1:傷口を清潔にする
まず最も大切なことは、塗る前に傷口をきれいにすることです。 傷口に砂やホコリなどの異物が残っていたり、汚れていたりすると、それを閉じ込める形で膜ができてしまい、化膿の原因になる可能性があります。水道水などのきれいな流水で傷口の汚れを優しく洗い流しましょう。その後、清潔なガーゼやティッシュで水分を完全に拭き取ってください。傷口やその周りに水分や油分(ハンドクリームなど)が残っていると、液体絆創膏がうまく付着せず、剥がれやすくなってしまいます。
ステップ2:適量を素早く塗る
傷口の準備ができたら、液体絆創膏を塗っていきます。ポイントは、傷口を完全に覆うように、少し広めに塗ることです。傷の大きさギリギリに塗るのではなく、傷の周りの健康な皮膚に少しはみ出すくらいが目安です。ハケ付きのタイプはハケで、チューブタイプはチューブの先や清潔な綿棒などを使って、薄く均一に塗り広げましょう。液体はすぐに乾き始めるので、手早く作業するのがコツです。厚く塗りすぎると、乾燥に時間がかかったり、ひび割れしやすくなったりすることがあるので注意してください。
ステップ3:しっかりと乾かす
塗り終わったら、液体が完全に乾くまでじっと待ちます。 乾くまでの時間は製品によって異なりますが、数十秒から1分程度が一般的です。乾くまでは、塗った部分が何かに触れないように注意しましょう。特に、塗った直後はしみるような痛みを感じることがありますが、これは溶剤が蒸発している証拠です。 ぐっとこらえて、完全に乾くのを待ってください。膜がしっかりと固まれば、痛みは治まり、水や刺激から傷口を守るバリアが完成します。
使用する際の注意点
液体絆創膏を使用する際には、いくつか注意すべき点があります。まず、目や目の周り、唇などの粘膜部分には絶対に使用しないでください。また、ただれ、化膿している患部、大きな傷、深い傷、出血の多い傷への使用も避けましょう。 もし使用中に発疹やかゆみ、かぶれなどの異常が現れた場合は、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。製品を衛生的に保つため、ハケ付きのタイプは使用後にハケをティッシュなどで軽く拭き取ってから容器に戻すと良いでしょう。
これはNG!塗り薬タイプの止血剤が使えない傷とは?

手軽で便利な液体絆創膏ですが、万能ではありません。間違った使い方をすると、かえって傷の治りを遅らせたり、症状を悪化させたりする可能性があります。どのような傷には使えないのか、しっかり確認しておきましょう。自己判断が難しい場合は、迷わず医療機関を受診してください。
この章では、使用を避けるべき傷の種類について解説します。
- 深い傷や大きな傷
- 出血が止まらない傷
- 化膿している・熱を持っている傷
- 顔や目の周り、粘膜など
深い傷や大きな傷
液体絆創膏は、あくまで表面的な小さな傷のための応急処置用品です。ナイフで深く切ってしまった、転んで広範囲に皮膚がえぐれてしまった、といった深い傷や大きな傷には使用できません。このような傷を液体絆創膏で覆ってしまうと、傷の内部に細菌を閉じ込めてしまい、感染症を引き起こすリスクが高まります。また、傷の治癒に必要な体液(滲出液)の流れを妨げてしまう可能性もあります。傷の深さや大きさが気になる場合は、自己判断せず、病院で適切な処置を受けてください。
出血が止まらない傷
液体絆創膏には、血液を凝固させるような強い止血作用はありません。 あくまで傷口を物理的に保護することで、軽微な出血が自然に止まるのを助けるものです。そのため、圧迫してもなかなか血が止まらないような傷には不向きです。まずは清潔なガーゼなどで傷口を5分以上しっかりと圧迫し、止血を試みてください。それでも出血が続く場合は、血管が傷ついている可能性も考えられるため、速やかに医療機関を受診する必要があります。
化膿している・熱を持っている傷
すでに傷口の周りが赤く腫れていたり、ズキズキと痛んだり、膿が出ていたり、熱感があったりする場合は、細菌に感染して化膿しているサインです。このような状態の傷に液体絆創膏を塗るのは絶対にやめてください。傷口を密閉することで、内部で細菌がさらに増殖し、症状を急激に悪化させる危険性があります。感染を起こした傷は、抗生物質の投与など、専門的な治療が必要です。すぐに皮膚科や外科を受診しましょう。
顔や目の周り、粘膜など
液体絆創膏に含まれる成分は、皮膚が薄くデリケートな部分には刺激が強すぎます。特に、目や目の周り、鼻の穴、口の中や唇といった粘膜への使用は厳禁です。万が一、目に入ってしまった場合は、すぐに大量の水で洗い流し、眼科医の診察を受けてください。顔にできた小さな切り傷なども、跡が残るリスクを考えると、安易に液体絆創膏を使わず、専用の治療薬を使ったり、医師に相談したりすることをおすすめします。
よくある質問

ここでは、止血剤の塗り薬(液体絆創膏)に関して、多くの方が疑問に思う点についてお答えします。
Q. 塗り薬の止血剤はどこで買えますか?
A. 本記事で紹介したような市販の液体絆創膏は、全国のドラッグストアや薬局で購入できます。 また、Amazonや楽天市場などのオンラインストアでも手軽に購入することが可能です。 店舗によっては取り扱っている製品が異なるため、特定の製品を探している場合は、事前に店舗に問い合わせるか、オンラインストアを利用すると確実です。
Q. 液体絆創膏はなぜしみるのですか?痛みを和らげる方法は?
A. 液体絆創膏がしみる主な原因は、溶剤として含まれているエタノール(アルコール)が傷口を刺激するためです。 残念ながら、このしみる痛みを完全になくす方法はありません。しかし、痛みを少しでも和らげるコツはあります。それは、塗る前に息を吸い、塗りながらゆっくり息を吐くことです。また、「フッ」と息を吹きかけながら塗ると、溶剤の蒸発が早まり、痛む時間が短くなるという声もあります。痛いのは乾くまでの数十秒間だけと割り切って、一気に塗ってしまうのがポイントです。
Q. 液体絆創膏の上から普通の絆創膏を貼ってもいいですか?
A. 基本的には、液体絆創膏がしっかりと乾いて保護膜ができていれば、その上からさらに絆創膏を貼る必要はありません。しかし、傷口への衝撃が特に心配な場合(例えば、スポーツをする時など)に、クッション代わりとして上からパッド付きの絆創膏を貼ることは問題ありません。ただし、蒸れやすくなる可能性はあるため、長時間の使用は避け、こまめに様子を見るようにしましょう。
Q. 剥がしたいときはどうすればいいですか?
A. 液体絆創膏の膜は、自然に剥がれてくるのを待つのが基本です。無理に剥がそうとすると、治りかけの皮膚まで一緒に剥がしてしまい、傷を悪化させる可能性があります。 どうしても剥がしたい場合は、製品の上からもう一度同じ液体絆創膏を塗り、膜が柔らかくなったところをティッシュなどで拭き取るという方法が推奨されています。 または、お風呂などで皮膚がふやけたタイミングで、端から優しく剥がすこともできます。
Q. 使用期限はありますか?
A. はい、医薬品や医薬部外品である液体絆創膏には使用期限があります。製品の箱や容器に記載されているので、必ず確認してください。期限を過ぎたものは、成分が変質していたり、期待される効果が得られなかったりする可能性があるため、使用しないでください。また、開封後はなるべく早めに使い切ることが推奨されます。長期間放置すると、中身が固まって使えなくなることもあります。
まとめ

- 塗り薬タイプの止血剤は「液体絆創膏」が主流です。
- 傷口を膜で覆い、水や細菌から保護する仕組みです。
- メリットは防水性が高く、剥がれにくい点です。
- デメリットは塗る時にしみること、使える傷が限られる点です。
- 「サカムケアa」はハケ付きで塗りやすいのが特徴です。
- 「コロスキン」は保護力の高い丈夫な膜が作れます。
- 「エキバンA」は速乾性と粘着力に優れています。
- 「ヒビプロ」や「ウォーターエイド」は殺菌成分を配合しています。
- 選ぶ際は利用シーン(水仕事、ささくれ等)を考えましょう。
- 使用前には必ず傷口を洗浄・乾燥させることが大切です。
- 傷口より少し広めに、手早く塗るのがコツです。
- 深い傷、大きな傷、出血が止まらない傷には使えません。
- 化膿している傷や顔・粘膜への使用は厳禁です。
- ドラッグストアやオンラインストアで購入可能です。
- 使用期限を守り、開封後は早めに使い切りましょう。