大切に育てている植物に、白い小さな虫がびっしりと付いていて驚いた経験はありませんか?もしかしたら、それは「オンシツコナジラミ」という厄介な害虫かもしれません。繁殖力が強く、あっという間に増えて植物を弱らせてしまうため、見つけたらすぐに対処が必要です。本記事では、オンシツコナジラミの生態から、農薬を使わない安全な駆除方法、効果的な薬剤、そして二度と発生させないための予防策まで、具体的かつ丁寧に解説していきます。この記事を読めば、あなたもオンシツコナジラミ対策の専門家になれるはずです。
まずは知っておきたい!厄介な害虫オンシツコナジラミの正体

敵を知ることが、勝利への第一歩です。まずは、オンシツコナジラミがどのような虫なのか、その生態や特徴をしっかりと把握しましょう。正しい知識を持つことで、より効果的な対策を立てることができます。
この章では、以下の点について詳しく解説します。
- オンシツコナジラミの生態と特徴【画像あり】
- タバココナジラミとの見分け方
- オンシツコナジラミが発生しやすい時期と環境
オンシツコナジラミの生態と特徴
オンシツコナジラミは、カメムシ目コナジラミ科に属する昆虫です。 成虫の体長は約1mmから2mm程度と非常に小さく、体は淡い黄色ですが、翅が白いワックス状の粉で覆われているため、全体が白く見えます。 その名の通り、温室などの施設栽培で多く発生しますが、家庭のベランダや室内でも十分に発生する可能性があります。
彼らは植物の葉の裏に寄生し、口針を突き刺して汁を吸います。 繁殖力が非常に旺盛で、雌1匹が一生のうちに100個以上の卵を産むこともあります。 気温が20℃から25℃程度の環境を好み、この条件下では卵から成虫になるまで1ヶ月もかかりません。 そのため、気づいた時には大量発生しているケースが少なくないのです。
特に厄介なのは、多くの殺虫剤に対して抵抗性を持ちやすい性質です。 同じ薬剤を使い続けると、だんだん効かなくなってしまうことがあるため、対策には工夫が必要となります。
タバココナジラミとの見分け方
オンシツコナジラミとよく似た害虫に「タバココナジラミ」がいます。 どちらも植物に被害を与える点では同じですが、生態や被害の様相が少し異なります。見分けるポイントは、葉にとまっている時の翅(はね)のたたみ方です。
- オンシツコナジラミ: 翅を葉に対してほぼ平行に、屋根のようにたたみます。体全体が隠れて三角形に見えるのが特徴です。
- タバココナジラミ: 翅を体に対して45度から垂直に近い角度で、立てるようにたたみます。翅の間に隙間ができ、体が見えるのが特徴です。
なぜ見分ける必要があるかというと、タバココナジラミは「トマト黄化葉巻病」などの深刻なウイルス病を媒介することで知られているからです。 もちろんオンシツコナジラミもウイルスを媒介することはありますが、タバココナジラミの方がより警戒が必要な害虫と言えるでしょう。
オンシツコナジラミが発生しやすい時期と環境
オンシツコナジラミは、特定の時期や環境を好んで発生します。その条件を知っておくことで、予防に繋げることができます。
発生しやすい時期は、春(4月~6月)と秋(9月~11月)です。 彼らは20℃前後の比較的涼しい気温を好むため、この時期に活動が活発になります。 真夏の30℃を超えるような高温は苦手で、死亡率が上がるとされています。
また、風通しが悪く、湿度の高い環境を好みます。 温室やビニールハウスはもちろんのこと、室内で観葉植物を密集させて置いていたり、ベランダの風通しが悪い場所は格好の住処となります。雨が当たらない場所も発生しやすい傾向にあります。
【即実践】オンシツコナジラミの駆除方法8選

オンシツコナジラミを見つけたら、とにかく迅速な対応が肝心です。ここでは、すぐに実践できる駆除方法を、物理的な方法から農薬を使わない安全な方法、そして効果的な薬剤まで幅広くご紹介します。ご自身の状況に合わせて、最適な方法を選んでください。
この章で紹介する駆除方法は以下の通りです。
- 粘着シートで捕獲する
- 水で洗い流す
- 被害にあった葉を取り除く
- 牛乳スプレー
- 重曹スプレー
- でんぷんスプレー
- 効果的な農薬(殺虫剤)で駆除する
- 天敵を利用した生物的防除
物理的に駆除する方法
まずは、薬剤を使わずに物理的に数を減らす方法です。発生初期や、薬剤を使いたくない場合に有効です。
粘着シートで捕獲する
オンシツコナジラミの成虫は、黄色い色に誘引される習性があります。 この習性を利用したのが、黄色の粘着シートです。園芸店やホームセンターで手軽に購入できます。
使い方は簡単で、植物の近くに吊るしておくだけ。 飛んでいる成虫が黄色に引き寄せられてシートに付着し、物理的に捕獲できます。発生状況の確認(モニタリング)にも役立ちますし、発生初期であればこれだけで発生を抑えることも可能です。
水で洗い流す
発生している数が少ない場合や、水に強い植物であれば、ホースなどで水を勢いよくかけて洗い流すのも一つの手です。特に葉の裏を重点的に狙いましょう。 ただし、卵や幼虫はしっかりと葉に付着しているため、完全な駆除は難しいかもしれません。あくまで応急処置的な方法と考えましょう。
被害にあった葉を取り除く
オンシツコナジラミが大量に発生している葉や、すす病で黒くなってしまった葉は、思い切って取り除いてしまいましょう。 卵や幼虫、蛹(さなぎ)が集中している葉を除去することで、全体の密度を効果的に下げることができます。取り除いた葉は、ビニール袋などに入れてしっかりと口を縛り、他の植物に広がらないように処分してください。
農薬を使わない!家庭でできる安全な駆除方法
「野菜やハーブに農薬は使いたくない」「小さな子供やペットがいるから心配」という方のために、家庭にあるものでできる安全な駆除方法をご紹介します。
牛乳スプレー
意外に思われるかもしれませんが、牛乳はオンシツコナジラミの駆除に効果があります。 水と牛乳を1:1の割合で混ぜたものをスプレーボトルに入れ、オンシツコナジラミが発生している葉の裏を中心に、植物全体に吹きかけます。
牛乳が乾く過程で膜ができ、コナジラミの気門(呼吸するための穴)を塞いで窒息させるという仕組みです。 吹きかけた後は、そのまま放置すると牛乳が腐って悪臭の原因になったり、カビが発生したりすることがあるため、数時間後には水でしっかりと洗い流すようにしましょう。
重曹スプレー
掃除などで活躍する重曹も、害虫駆除に利用できます。 水500mlに対して重曹小さじ1杯程度をよく溶かし、スプレーボトルで散布します。重曹は、コナジラミの体を乾燥させる効果があると言われています。こちらも散布後は水で洗い流すことをおすすめします。
でんぷんスプレー
市販されている農薬の中には、でんぷんを主成分としたものがあります。これは牛乳スプレーと同じ原理で、でんぷんの膜で害虫を窒息させるというものです。 食品由来の成分なので安全性が高く、野菜の収穫前日まで使える製品も多いのが特徴です。自作することも可能ですが、品質の安定した市販品を利用するのが手軽でおすすめです。
効果的な農薬(殺虫剤)で駆除する方法
大量に発生してしまい、物理的・自然的な方法では追いつかない場合は、農薬(殺虫剤)の使用を検討しましょう。正しく使えば、非常に高い効果が期待できます。
おすすめの殺虫剤と選び方のポイント
オンシツコナジラミに効果のある殺虫剤は数多く販売されています。 選ぶ際のポイントは、作用性の異なる薬剤をローテーションで使用することです。 前述の通り、オンシツコナジラミは薬剤抵抗性を発達させやすいため、同じ系統の薬剤を連続して使用すると効果が薄れてしまいます。
代表的な薬剤としては、以下のようなものがあります。
- オルトラン粒剤・DX粒剤: 土に混ぜ込むタイプの殺虫剤。根から成分が吸収され、植物全体に行き渡るため、葉の裏に隠れている害虫にも効果があります。効果の持続期間が長いのが特徴です。
- ベニカXファインスプレー: 殺虫成分と殺菌成分が両方入ったスプレー剤。コナジラミだけでなく、アブラムシやうどんこ病など、様々な病害虫に効果があります。
- モスピラン: 浸透移行性があり、速効性と持続性を兼ね備えています。
- ディアナSC: 微生物由来の成分で、人や動物への安全性が高いとされています。
どの薬剤を使用する場合でも、必ず対象作物として登録されているかを確認し、ラベルに記載されている使用方法、希釈倍率、使用回数を厳守してください。
天敵を利用した生物的防除
化学農薬に頼らない方法として、天敵を利用する「生物的防除」という選択肢もあります。これは、害虫の天敵となる虫を放すことで、害虫の密度を抑制する方法です。
オンシツコナジラミの有力な天敵としては、オンシツツヤコバチやタバコカスミカメなどが知られています。 オンシツツヤコバチは、オンシツコナジラミの幼虫に卵を産み付け、内部から食べて成長します。 これらの天敵は「天敵製剤」として市販されており、購入して施設内に放すことで利用できます。
ただし、天敵製剤は化学農薬との併用が難しい場合が多く、使用には専門的な知識が必要です。 また、害虫の密度が高くなりすぎてからでは効果が薄いため、発生初期に導入する必要があります。 家庭菜園で手軽に、というよりは、施設栽培などで本格的に減農薬に取り組む方向けの方法と言えるでしょう。
なぜ発生する?オンシツコナジラミの発生原因

駆除と同時に考えたいのが、「なぜオンシツコナジラミが発生してしまったのか」という原因の究明です。原因が分かれば、再発を防ぐための具体的な対策を立てることができます。主な発生原因は、大きく分けて3つ考えられます。
この章では、以下の原因について解説します。
- 購入した苗に付着していた
- 屋外からの侵入
- 風通しの悪い環境
購入した苗に付着していた
最も多い原因の一つが、購入した植物の苗や鉢植えに、もともと卵や幼虫が付着していたというケースです。 肉眼では見つけにくいほど小さいため、気づかずに家に持ち込んでしまい、そこで繁殖してしまいます。
特に、トマト、ナス、キュウリなどの野菜苗や、ポインセチア、フクシア、ハイビスカスといった花き類はオンシツコナジラミが付きやすいことで知られています。 植物を購入する際は、ただ元気かどうかを見るだけでなく、葉の裏まで念入りにチェックする習慣をつけましょう。
屋外からの侵入
オンシツコナジラミは、成虫になると飛ぶことができます。そのため、窓やドアの開閉時、換気扇、あるいは人の衣服に付着して屋外から侵入してくることがあります。
特にマンションのベランダなどでは、下の階や隣のベランダで発生したものが飛来してくる可能性も考えられます。完全にシャットアウトするのは難しいですが、網戸をしっかり閉める、防虫ネットを利用するなどの対策が有効です。
風通しの悪い環境
前述の通り、オンシツコナジラミは風通しが悪く、湿度の高い場所を好みます。 植物を密集させて置いていると、葉と葉が重なり合って風通しが悪くなり、彼らにとって快適な環境を作り出してしまいます。
また、室内で管理している観葉植物も注意が必要です。エアコンの風が直接当たらない、空気のよどみやすい場所に置いていると、いつの間にか発生していることがあります。定期的な剪定や、鉢の配置を見直すことで、発生しにくい環境を整えることが大切です。
オンシツコナジラミが引き起こす深刻な被害

「小さい虫だから、少しぐらいいても大丈夫だろう」と侮ってはいけません。オンシツコナジラミの被害は、単に見た目が悪いというだけにとどまらず、植物の生育に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
この章では、具体的な被害内容について解説します。
- 吸汁による生育不良
- 「すす病」を誘発する
- 人体への影響は?
吸汁による生育不良
オンシツコナジラミの最も直接的な被害は、植物の汁を吸うこと(吸汁)による生育不良です。 幼虫と成虫が葉の裏にびっしりと寄生し、養分を奪っていきます。
被害を受けた植物は、葉緑素が抜けて白いカスリ状の斑点ができたり、葉が縮れたりします。 被害が進行すると、光合成が正常に行えなくなり、株全体の元気がなくなって成長が著しく悪化します。最悪の場合、枯れてしまうこともあるのです。
「すす病」を誘発する
オンシツコナジラミの被害で、もう一つ深刻なのが「すす病」の誘発です。 オンシツコナジラミは、吸汁した際に出る余分な糖分を含んだ甘い排泄物(甘露)を出します。この甘露を栄養源にして、空気中のカビ(糸状菌)が繁殖したものが「すす病」です。
すす病になると、葉や茎、果実の表面が黒いすすで覆われたようになります。 これにより、植物の見た目が損なわれるだけでなく、光合成が妨げられて生育がさらに悪化するという悪循環に陥ります。 果実が黒く汚れて商品価値がなくなるなど、農業においても大きな問題となっています。
人体への影響は?
植物にとっては天敵のようなオンシツコナジラミですが、幸いなことに人体に直接的な害はありません。 毒を持っていたり、人を刺したりすることはありません。また、すす病の菌も人体には無害とされています。
ただし、大量に発生すると、飛び回る成虫が不快に感じられることはあるでしょう。また、すす病で汚れた野菜や果物を食べるのに抵抗があるかもしれませんが、よく洗えば食べても問題はないとされています。
もう発生させない!オンシツコナジラミの徹底予防策

一度発生すると駆除が大変なオンシツコナジラミ。最も重要なのは、そもそも発生させないための「予防」です。日頃のちょっとした心がけで、発生リスクを大幅に減らすことができます。
この章では、効果的な予防策を具体的にご紹介します。
- 購入時の苗をしっかりチェック
- 防虫ネットで侵入を防ぐ
- 風通しを良くし、多湿を避ける
- 雑草をこまめに除去する
- オンシツコナジラミが付きにくい植物を選ぶ
購入時の苗をしっかりチェック
予防の基本は、「持ち込まない」ことです。園芸店やホームセンターで新しい植物を購入する際は、必ず葉の状態を細かくチェックしましょう。
特に、葉の裏側は念入りに確認してください。 白い小さな虫や、半透明の卵、黄色っぽい幼虫が付いていないか、よく見ます。少しでも怪しいと感じたら、その苗の購入は避けるのが賢明です。この一手間が、後の大きな被害を防ぎます。
防虫ネットで侵入を防ぐ
屋外からの成虫の飛来を防ぐためには、物理的なバリアが有効です。ベランダ菜園や畑では、目の細かい防虫ネットをトンネル状にかけたり、プランター全体を覆ったりすることで、侵入を大幅に防ぐことができます。
室内で植物を管理している場合は、窓を開ける際に網戸を必ず閉めることを徹底しましょう。わずかな隙間からでも侵入することがあるので油断は禁物です。
風通しを良くし、多湿を避ける
オンシツコナジラミが好むジメジメした環境を作らないことが重要です。
- 適切な株間を保つ: 植物同士を密集させず、風が通り抜けるスペースを確保しましょう。
- 定期的な剪定: 混み合った枝や葉を剪定して、株内部の風通しを良くします。
- 水やりの工夫: 水やりは株元に行い、葉に水が長時間残らないように注意します。特に夕方の葉水は、湿度を高める原因になるので避けましょう。
- 鉢の置き場所: 室内の場合は、空気がよどみがちな場所ではなく、サーキュレーターなどで空気を循環させるのも効果的です。
雑草をこまめに除去する
畑や庭、プランターの周りの雑草は、オンシツコナジラミの隠れ家や発生源になることがあります。 特に、オオアレチノギクやヒメジョオンといったキク科の雑草は好んで寄生することが知られています。 栽培している植物の周りは常に清潔に保ち、雑草はこまめに抜くように心がけましょう。
オンシツコナジラミが付きにくい植物を選ぶ
すべての植物が同じように被害に遭うわけではありません。もしこれからガーデニングを始めるのであれば、比較的オンシツコナジラミが付きにくいとされる植物を選ぶのも一つの手です。一般的に、ハーブ類(ミント、ローズマリー、ラベンダーなど)や、葉が硬い植物は比較的被害に遭いにくいと言われています。逆に、トマト、キュウリ、ナスなどのナス科・ウリ科の野菜や、ハイビスカス、ポインセチアなどは好まれやすいので、栽培する際は特に注意が必要です。
よくある質問

ここでは、オンシツコナジラミの駆除に関して、多くの方が抱く疑問にお答えします。
オンシツコナジラミは室内でも発生しますか?
はい、発生します。 名前に「オンシツ(温室)」と付いていますが、家庭の室内でも十分に発生し、繁殖することが可能です。観葉植物などを室内に置いている場合は特に注意が必要です。購入した植物に付着して侵入したり、窓の開閉時に屋外から入ってきたりすることが主な原因です。室内の風通しが悪い場所は、特に発生しやすくなります。
大量発生してしまったらどうすればいいですか?
大量発生してしまった場合は、複数の駆除方法を組み合わせることが効果的です。まず、被害がひどい葉や枝を剪定して、全体の密度を物理的に減らします。 その後、薬剤を散布するのが最も確実です。この時、一度だけでなく、数日間隔をあけて2〜3回散布すると、卵から孵化した幼虫も駆除できるため効果が高まります。作用性の異なる薬剤をローテーションで使うと、薬剤抵抗性の発達を防ぐことができます。
駆除した後の植物の手入れはどうすればいいですか?
無事に駆除できた後は、植物の体力を回復させるためのケアが重要です。まず、すす病が発生していた場合は、濡らした布などで黒いすすを優しく拭き取ってあげましょう。 その後、植物の状況に応じて、活力剤や薄めの液体肥料を与えて栄養を補給します。そして最も大切なのは、再発させないために、風通しの良い場所に置くなど、栽培環境を見直すことです。
牛乳スプレーは本当に効果がありますか?注意点は?
はい、効果は期待できます。 牛乳が乾く際の膜でコナジラミを窒息させるという物理的な作用なので、薬剤抵抗性のある個体にも有効です。 ただし、注意点がいくつかあります。まず、効果があるのは成虫や幼虫で、卵には効果がありません。また、散布後に洗い流さないと、牛乳が腐敗して悪臭やカビの原因となる可能性があります。 散布から数時間後には、必ず水でしっかりと洗い流してください。
天敵製剤はどこで買えますか?
オンシツツヤコバチなどの天敵製剤は、専門の農業資材会社や、一部のオンラインショップなどで購入することができます。 「オンシツツヤコバチ 販売」や「天敵製剤 通販」といったキーワードで検索すると、取り扱い業者を見つけることができます。ただし、生きた昆虫であるため、取り扱いや使用方法には注意が必要です。購入前に、使用環境が天敵の活動に適しているかなどをよく確認することをおすすめします。
まとめ

- オンシツコナジラミは白く小さい害虫で繁殖力が強い。
- 葉裏に寄生し吸汁して植物を弱らせる。
- 排泄物が原因で「すす病」を誘発する。
- 駆除には物理的、化学的、生物的な方法がある。
- 黄色の粘着シートは成虫の捕獲に有効。
- 牛乳や重曹のスプレーは農薬を使わない駆除法。
- 大量発生時は農薬のローテーション散布が効果的。
- 天敵(オンシツツヤコバチ等)を利用する方法もある。
- 発生原因は苗からの持ち込みや屋外からの侵入が多い。
- 風通しが悪く湿度の高い環境を好む。
- 予防の基本は「持ち込まない」「侵入させない」。
- 購入時の苗チェックと防虫ネットが重要。
- 風通しを良くし、株周りの雑草を除去する。
- 人体への直接的な害はない。
- 駆除後は植物のケアと環境改善で再発を防ぐ。