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きゅうりをナメクジから守る!農薬を使わない安全な対策と食害後の対処法

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きゅうりをナメクジから守る!農薬を使わない安全な対策と食害後の対処法
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家庭菜園で大切に育てているきゅうり。みずみずしい実がなるのを楽しみにしていたのに、気づけばナメクジの被害に…!そんな経験はありませんか?ナメクジは見た目が不快なだけでなく、きゅうりの生育を妨げたり、病気の原因になったりすることもある厄介な存在です。本記事では、大切なきゅうりをナメクジから守るための具体的な対策を、農薬を使わない安全な方法を中心にご紹介します。食害にあってしまった場合の対処法も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

きゅうりがナメクジに狙われる理由と潜む危険性

きゅうりがナメクジに狙われる理由と潜む危険性

家庭菜園で人気のきゅうりですが、なぜナメクジの被害に遭いやすいのでしょうか。まずは、その理由とナメクジがもたらす被害、そして知っておくべき危険性について解説します。

  • ナメクジがきゅうりを好むわけ
  • ナメクジの食害跡の見分け方
  • 【要注意】ナメクジが媒介する寄生虫のリスク

ナメクジがきゅうりを好むわけ

ナメクジは、柔らかく水分を多く含む植物を好んで食べます。きゅうりの果実はもちろん、葉や茎、特に新しい芽はナメクジにとって格好のごちそうです。 ナメクジは夜行性で、湿度の高い環境を好むため、日中は土の中やプランターの下、落ち葉の陰などに隠れています。 そして、夜になると活動を開始し、きゅうりの株元から這い上がってきて食害を加えるのです。特に梅雨の時期や雨上がりの夜は、ナメクジの活動が活発になるため注意が必要です。

ナメクジの食害跡の見分け方

きゅうりがナメクジの被害にあうと、葉や実に不規則な形の穴が開いたり、削り取られたような跡が残ったりします。 また、ナメクジが這った後には、キラキラと光る粘液の跡が残っているのが特徴的です。 この粘液の跡を見つけたら、近くにナメクジが潜んでいる可能性が高いでしょう。被害は、地面に近い葉や実から始まることが多いです。 苗が小さい時期に茎を食べられてしまうと、そこから折れて枯れてしまうこともあるため、早期の発見と対策が重要になります。

【要注意】ナメクジが媒介する寄生虫のリスク

ナメクジによる被害は、食害だけではありません。最も注意すべきなのが、広東住血線虫(かんとんじゅうけつせんちゅう)という寄生虫を媒介する可能性があることです。 この寄生虫が人間の体内に入ると、髄膜炎などを引き起こし、重篤な場合は死に至るケースも報告されています。 ナメクジそのものや、ナメクジが這った野菜を生で食べることによって感染するリスクがあります。 そのため、ナメクジを駆除する際は素手で触らず、食害にあった野菜を食べる際にも十分な注意が必要です。


【農薬を使わない】きゅうりのナメクジ駆除・撃退法7選

【農薬を使わない】きゅうりのナメクジ駆除・撃退法7選

「家族が食べるきゅうりだから、できるだけ農薬は使いたくない」そう考える方は多いでしょう。ここでは、家庭で手軽に試せる、農薬を使わないナメクジの駆除・撃退方法を7つご紹介します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、ご自身の菜園環境に合わせて試してみてください。

  • ビールトラップを仕掛ける
  • コーヒーかすを撒く
  • 重曹や塩で撃退する
  • 熱湯をかけて駆除する
  • 木酢液や竹酢液で寄せ付けない
  • 銅製品で侵入を防ぐ
  • 夜間に見つけて捕殺する

ビールトラップを仕掛ける

ナメクジはビールの酵母の匂いが大好きです。 この習性を利用したのがビールトラップです。浅めの容器(ペットボトルの底や牛乳パックなど)にビール(発泡酒でも可)を注ぎ、きゅうりの株元などナメクジが出そうな場所に設置します。 匂いにつられてやってきたナメクジが容器の中に落ちて溺死するという仕組みです。手軽に作れて効果も高いですが、雨が降るとビールが薄まって効果が落ちるため、こまめな交換が必要です。 また、駆除した後の死骸の処理が少し面倒かもしれません。

コーヒーかすを撒く

ナメクジは、コーヒーに含まれるカフェインを嫌います。 そのため、乾燥させたコーヒーかすをきゅうりの株元やプランターの周りにぐるりと撒いておくと、ナメクジの侵入を防ぐ忌避効果が期待できます。 コーヒーかすは土壌改良の効果も期待できるため、一石二鳥の方法と言えるでしょう。ただし、効果は永続的ではないため、雨が降った後や、かすが土に混ざってしまったら、その都度撒き直す必要があります。

重曹や塩で撃退する

ナメクジに塩をかけると縮んで溶けるように見えるのは、浸透圧によって体内の水分が急激に奪われるためです。 重曹にも同様の効果があります。 見つけたナメクジに直接振りかければ駆除できますが、畑やプランターの土に直接撒くのは避けるべきです。塩分やアルカリ性が土壌に影響を与え、きゅうりの生育を阻害してしまう可能性があるからです。あくまで、見つけた個体を駆除するための最終手段と考えましょう。

熱湯をかけて駆除する

50℃以上のお湯をかければ、ナメクジを駆除することができます。 薬剤を使わないため安全な方法ですが、注意点があります。それは、熱湯がきゅうりの株や根にかからないようにすることです。 植物も熱湯には弱く、かかってしまうと枯れてしまいます。鉢の裏やコンクリートの上などにいるナメクジに対してピンポイントで使うのが良いでしょう。火傷にも十分注意してください。

木酢液や竹酢液で寄せ付けない

木酢液や竹酢液は、木炭や竹炭を作る際に出る煙を冷却して液体にしたもので、独特の燻製のような匂いがします。この匂いをナメクジが嫌うため、忌避剤として利用できます。規定の倍率に水で薄めたものを、きゅうりの株元や葉にスプレーしたり、土に撒いたりして使います。土壌の有用な微生物を増やす効果も期待できますが、濃度が濃すぎると植物に害を与える可能性があるので、使用方法をよく守りましょう。

銅製品で侵入を防ぐ

ナメクジは、銅に触れると微弱な電流を感じて嫌がります。この性質を利用して、銅線や銅板、銅箔テープなどをプランターの縁や支柱に巻き付けておくと、物理的なバリアとなり侵入を防ぐことができます。 一度設置すれば効果が持続するのが大きなメリットです。ただし、銅製品が土に触れていたり、葉っぱが橋渡しになっていたりすると、そこから侵入されてしまうので設置方法には工夫が必要です。

夜間に見つけて捕殺する

最も原始的ですが、確実な方法です。ナメクジは夜行性なので、日没後や雨上がりの夜に懐中電灯を持って畑を見回り、きゅうりの葉や茎についているナメクジを割り箸などで捕まえて駆除します。 前述の通り、寄生虫のリスクがあるため、絶対に素手では触らないようにしてください。捕まえたナメクジは、塩や熱湯を入れた容器で処理すると良いでしょう。

今後の被害を防ぐ!きゅうりをナメクジから守る徹底予防策

今後の被害を防ぐ!きゅうりをナメクジから守る徹底予防策

ナメクジ対策は、駆除と同時に予防を行うことが非常に重要です。ナメクジにとって居心地の悪い環境を作ることで、被害を未然に防ぎましょう。ここでは、きゅうりをナメクジから守るための予防策を具体的に解説します。

  • 風通しを良くして湿気を溜めない
  • 雑草や落ち葉はこまめに掃除する
  • プランターや鉢の置き方を工夫する
  • コンパニオンプランツを活用する

風通しを良くして湿気を溜めない

ナメクジが最も好むのは、暗くてジメジメした湿気の多い場所です。 きゅうりの葉が茂りすぎていると、株元の風通しが悪くなり、湿度が高い状態が保たれてしまいます。これはナメクジにとって絶好の隠れ家になります。適度に葉を整理(摘葉)して、株元まで風と光が当たるようにしましょう。また、水のやりすぎも土壌の過湿につながるため、土の表面が乾いてから水やりをするなど、適切な管理を心がけることが大切です。

雑草や落ち葉はこまめに掃除する

畑やプランターの周りに雑草が生い茂っていたり、落ち葉が溜まっていたりすると、そこがナメクジの隠れ家や産卵場所になってしまいます。 日中はそうした場所に潜み、夜になるときゅうりの方へ移動してきます。畑の周りは常に清潔に保ち、ナメクジの隠れ場所をなくすことが、効果的な予防策となります。 定期的に草むしりを行い、風通しの良い環境を維持しましょう。

プランターや鉢の置き方を工夫する

プランターや植木鉢を地面に直接置いていると、鉢の底がナメクジの格好の隠れ家になります。 日中の暑さや乾燥から身を守るのに最適な場所だからです。対策として、プランタースタンドやレンガなどの上に鉢を置くことをおすすめします。 これにより、鉢底の風通しが良くなり、ナメクジが住み着きにくくなります。また、定期的に鉢を移動させて、下にナメクジがいないかチェックするのも良いでしょう。

コンパニオンプランツを活用する

コンパニオンプランツとは、一緒に植えることで互いによい影響を与え合う植物のことです。ナメクジ対策として、きゅうりの近くにナメクジが嫌う匂いを放つ植物を植えるのも一つの方法です。例えば、アブラナ科の植物や、強い香りを持つハーブ類(ミント、ローズマリー、ラベンダーなど)は、ナメクジを寄せ付けにくくする効果が期待できると言われています。ただし、効果は限定的な場合もあるため、他の予防策と組み合わせて行うのがおすすめです。

もし食べられてしまったら?ナメクジ被害にあったきゅうりの対処法

もし食べられてしまったら?ナメクジ被害にあったきゅうりの対処法

丹精込めて育てたきゅうりがナメクジに食べられてしまったら、ショックですよね。しかし、がっかりするのはまだ早いかもしれません。被害の程度によっては、食べられる可能性があります。ここでは、食害にあったきゅうりをどうすればよいか、食べる際の注意点などを解説します。

ナメクジに食べられたきゅうりは食べられる?

結論から言うと、ナメクジに食べられた部分を取り除き、よく洗えば食べることは可能です。 ナメクジが食べたからといって、きゅうり全体が毒になるわけではありません。しかし、最も重要なのは寄生虫のリスクを避けることです。ナメクジが這った跡の粘液にも寄生虫がいる可能性があるため、生で食べるのは避けた方が賢明です。

安全に食べるための洗浄と調理のポイント

食害にあったきゅうりを食べる場合は、以下の点に注意してください。

  1. 被害部分を大きく切り取る
    ナメクジが食べた穴や、かじられた部分は、少し大きめに包丁で切り取って廃棄しましょう。
  2. 流水で念入りに洗う
    残った部分も、流水で念入りに洗い流します。特に、ナメクジが這った可能性のある表面は、しっかりとこすり洗いしてください。
  3. 加熱調理する
    最も安全なのは、加熱調理することです。 広東住血線虫は熱に弱いため、炒め物やスープ、煮物など、十分に火を通せば感染のリスクはほぼなくなります。きゅうりは炒めても美味しくいただけます。

これらの処理をすれば、被害にあったきゅうりも無駄にすることなく食べることができます。ただし、少しでも不安が残る場合は、無理に食べずに処分することも検討してください。

【最終手段】市販のナメクジ駆除剤を使う場合の注意点

【最終手段】市販のナメクジ駆除剤を使う場合の注意点

様々な対策をしてもナメクジの被害が収まらない場合は、最終手段として市販の駆除剤の使用を検討することになります。家庭菜園で使う場合は、成分や特徴をよく理解し、安全性の高いものを選ぶことが大切です。

家庭菜園でも使いやすい駆除剤の選び方

家庭菜園でナメクジ駆除剤を選ぶ際は、有効成分が「リン酸第二鉄」のものがおすすめです。 この成分は、天然の土壌にも含まれるもので、ナメクジやカタツムリには効果がありますが、犬や猫などのペットや人間、ミミズなどの他の生物への影響が少ないとされています。 JAS(日本農林規格)が定める有機農産物栽培でも使用が認められている製品もあり、安心して使いやすいのが特徴です。 食べたナメクジは食欲をなくし、人目につかない場所で死ぬため、死骸の処理が不要な点もメリットです。

駆除剤の正しい使い方と注意点

駆除剤を使用する際は、必ず製品のパッケージに記載されている使用方法、使用量、使用時期を守ってください。 一般的には、粒状の薬剤をきゅうりの株元やナメクジが出没する場所にパラパラと撒いて使用します。 雨や湿気に強いタイプのものを選ぶと、効果が長持ちします。 薬剤を এক箇所に山盛りにするのではなく、広範囲に均一に撒くのが効果的です。お子様やペットがいるご家庭では、誤って口にしないように、容器タイプの毒餌剤を選ぶなどの配慮も重要です。

よくある質問

よくある質問

ナメクジはどこからやってくるのですか?

ナメクジは、隣接する草むらや畑、庭の植木鉢の下など、湿気の多い場所からやってきます。 わずか数ミリの隙間でも侵入できるため、どこからでもやってくる可能性があります。 卵は土の中や落ち葉の下などに産み付けられ、条件が揃うと繁殖します。

ナメクジの活動が活発になる時間帯はいつですか?

ナメクジは夜行性で、主に夜間に活動します。 日中はプランターの下や石の下など、暗く湿った場所に隠れています。特に雨が降った後や湿度の高い夜は活動が活発になるため、駆除や観察を行うならその時間帯が狙い目です。

塩を畑に撒くのは効果的ですか?

ナメクジに直接塩をかければ駆除できますが、畑の土に塩を撒くのは絶対にやめてください。 土壌の塩分濃度が上がると、きゅうりをはじめとする多くの植物が育たなくなってしまいます(塩害)。駆除には他の安全な方法を選びましょう。

ナメクジの天敵はいますか?

ナメクジの天敵として知られているのは「コウガイビル」です。 見た目はヒルに似ていますが、血は吸わず、ナメクジやカタツムリを捕食します。 しかし、コウガイビルを積極的に増やすのは難しいため、天敵に頼るよりも、ナメクジが住みにくい環境を作ることが現実的な対策となります。

まとめ

まとめ
  • ナメクジは湿った環境と柔らかい植物を好む。
  • きゅうりの葉や実、新芽が食害の対象となる。
  • ナメクジは寄生虫を媒介する危険性がある。
  • 駆除の際は絶対に素手で触らないこと。
  • 農薬を使わない駆除法にはビールトラップが有効。
  • コーヒーかすや木酢液には忌避効果が期待できる。
  • 銅製品は物理的な侵入防止に役立つ。
  • 予防の基本は、風通しを良くし湿気を溜めないこと。
  • 雑草や落ち葉はこまめに掃除して隠れ家をなくす。
  • プランターは台の上に置き、風通しを確保する。
  • 食害されたきゅうりは、被害部を除き加熱すれば食べられる。
  • 生で食べるのは寄生虫のリスクから避けるべき。
  • 市販の駆除剤は「リン酸第二鉄」成分がおすすめ。
  • 駆除剤は使用方法を必ず守って正しく使うこと。
  • 駆除と予防の両面から対策を行うことが重要。
きゅうりをナメクジから守る!農薬を使わない安全な対策と食害後の対処法

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