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ブルーベリーにつく虫を徹底解説!被害と対策、無農薬での駆除方法まで

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ブルーベリーにつく虫を徹底解説!被害と対策、無農薬での駆除方法まで
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大切に育てているブルーベリーに虫がついてお困りではありませんか?「葉が食べられている」「実が落ちてしまう」など、虫による被害は本当に悩ましいですよね。でも、ご安心ください。本記事では、ブルーベリーに発生しやすい虫の種類から、それぞれの特徴や被害、そして具体的な対策方法まで、プロの視点で詳しく解説します。無農薬でできる対策もご紹介しますので、安心して美味しいブルーベリーを収穫するためにも、ぜひ最後までお読みください。

目次

ブルーベリーに発生しやすい主な害虫と被害の症状

ブルーベリーに発生しやすい主な害虫と被害の症状

ブルーベリーの栽培で特に注意したい害虫は、コガネムシ、カイガラムシ、イラガ、アブラムシなどです。これらの害虫は、それぞれ異なる被害をもたらし、放置するとブルーベリーの生育に深刻な影響を与える可能性があります。ここでは、代表的な害虫とその被害について詳しく見ていきましょう。

  • コガネムシの被害と見分け方
  • カイガラムシが引き起こす問題
  • イラガ(毛虫)による葉の食害
  • アブラムシの大量発生と影響
  • その他の注意すべき害虫

コガネムシの被害と見分け方

ブルーベリー栽培で最も警戒すべき害虫の一つがコガネムシです。成虫は葉や花、そしてまだ青い実まで食べてしまう厄介な存在です。 しかし、本当に恐ろしいのは幼虫による被害。幼虫は土の中でブルーベリーの細い根を食い荒らし、株を弱らせてしまいます。 根が食べられると、水や養分を十分に吸収できなくなり、葉が黄色くなったり、ひどい場合には株全体が枯れてしまうこともあります。 鉢植えの場合、株がぐらつくようになったら、根が食害されている可能性が高いでしょう。 早期発見が難しく、気づいた時には手遅れになっているケースも少なくありません。

カイガラムシが引き起こす問題

カイガラムシは、枝や葉に張り付いて樹液を吸う害虫です。 成虫になると硬い殻で覆われるため、薬剤が効きにくいのが特徴です。 カイガラムシが大量に発生すると、ブルーベリーの生育が悪くなるだけでなく、排泄物が原因で「すす病」という黒いカビが発生することがあります。 すす病は光合成を妨げるため、さらに株を弱らせる原因となります。 また、ミズキカタカイガラムシのように、収穫期に果実の上を歩き回り、商品価値を著しく下げる種類も存在します。

イラガ(毛虫)による葉の食害

イラガの幼虫、いわゆる毛虫は、ブルーベリーの葉を好んで食べます。 特に夏から秋にかけて発生し、葉を網目状に食い荒らすのが特徴です。 放置すると葉がすべて食べられてしまい、光合成ができなくなって株が枯れてしまうこともあります。 さらに、イラガの幼虫は毒針を持っており、触れると激しい痛みを伴うため、収穫作業などの際には特に注意が必要です。 刺された時の痛みは強烈で、大人でも思わず声を上げてしまうほどです。

アブラムシの大量発生と影響

アブラムシは、春になると新芽や若い葉にびっしりと群がって樹液を吸います。 樹液を吸われると、新芽の生育が悪くなったり、葉が縮れたりする被害が出ます。 また、アブラムシもカイガラムシと同様に、甘い排泄物を出し、それが原因ですす病を誘発します。 アブラムシは繁殖力が非常に高く、あっという間に増殖するため、見つけ次第、早急に対処することが重要です。

その他の注意すべき害虫

その他にも、ブルーベリーには様々な害虫がつきます。例えば、新芽の先端に卵を産み付け、内部を食害するシャシャンボツバメスガ(シンクイムシ)は、枝の成長を阻害します。 葉を巻いて中に潜むハマキムシや、葉を食べるミノムシシャクトリムシなども発生することがあります。 また、熟した果実に穴を開ける虫もおり、収穫間近の果実が被害にあうこともあります。 これらの害虫も、見つけ次第、適切に対処することが大切です。


【虫の種類別】ブルーベリーの害虫対策と駆除方法

【虫の種類別】ブルーベリーの害虫対策と駆除方法

ブルーベリーを害虫から守るためには、それぞれの虫の生態に合わせた対策が必要です。ここでは、主な害虫ごとに、具体的な駆除方法と予防策を詳しく解説します。農薬を使わない方法から、効果的な薬剤の使用法まで、状況に合わせて最適な対策を選びましょう。

  • コガネムシ対策:幼虫と成虫で異なるアプローチ
  • カイガラムシの駆除:物理的な除去と薬剤散布
  • イラガ(毛虫)の退治法:見つけ次第、安全に駆除
  • アブラムシ対策:天敵利用と手軽な駆除方法

コガネムシ対策:幼虫と成虫で異なるアプローチ

コガネムシ対策は、成虫と幼虫で方法が異なります。

成虫対策としては、見つけ次第捕殺するのが最も確実です。 また、夜行性で光に集まる習性があるため、夜間に捕獲するのも効果的です。 鉢植えの場合は、防虫ネットで土の表面を覆い、産卵を防ぐのが非常に有効な予防策となります。 ネットは100円ショップなどで手に入るもので十分で、鉢の大きさに合わせてカットし、U字ピンなどで固定します。

幼虫対策としては、もし発生してしまった場合、植え替え時に土を入れ替えて幼虫を取り除く方法があります。 薬剤を使用する場合は、「ダイアジノン粒剤5」などが有効です。 植え付け時や、コガネムシの発生時期である4月下旬から5月中旬頃に土に混ぜ込むことで、幼虫の発生を予防できます。

カイガラムシの駆除:物理的な除去と薬剤散布

カイガラムシの成虫は殻で覆われているため、薬剤が効きにくいという厄介な性質があります。 そのため、数が少ないうちは、歯ブラシやヘラなどでこすり落とす物理的な駆除が最も効果的です。 この作業は、カイガラムシが越冬している冬の間に行うのがおすすめです。

薬剤を使用する場合は、成虫になる前の幼虫が発生する時期(6月下旬頃)を狙うのがポイントです。 また、冬の休眠期にマシン油乳剤を散布することで、越冬中のカイガラムシを窒息させて駆除する方法も有効です。 マシン油乳剤は、新芽が出る前に散布する必要があり、使用時期には注意が必要です。

イラガ(毛虫)の退治法:見つけ次第、安全に駆除

イラガの幼虫は毒針を持つため、駆除する際は絶対に素手で触らないようにしましょう。 長袖、手袋を着用し、枝ごと切り取って処分するのが安全で確実です。 幼虫は集団でいることが多いので、葉がレース状に透けているのを見つけたら、その葉の裏を確認し、まとめて駆除しましょう。

予防策としては、冬の間に枝についている繭(まゆ)を取り除くことが非常に効果的です。 イラガの繭は特徴的な模様をしているので、落葉している時期に見つけやすくなります。 繭を一つ取り除くだけで、翌年の大量発生を防ぐことができます。 薬剤を使用する場合は、「デルフィン顆粒水和剤」など、ブルーベリーに適用のある殺虫剤を選びましょう。

アブラムシ対策:天敵利用と手軽な駆除方法

アブラムシは、数が少ないうちは粘着テープなどで貼り付けて取るのが手軽で効果的です。 この時、粘着力が強すぎないテープを選ぶのがポイントです。 また、牛乳や木酢液を薄めたスプレーを吹きかける方法もあります。

天敵であるテントウムシを利用するのも良い方法です。 テントウムシはアブラムシを食べてくれる益虫なので、見つけても駆除しないようにしましょう。 薬剤を使用する場合は、「ベニカ水溶剤」など、アブラムシに効果のある殺虫剤を散布します。 食酢を主成分とした「やさお酢」のような食品由来の成分でできたスプレーも市販されており、手軽に利用できます。

無農薬でブルーベリーの虫対策!自然の力を活かす方法

無農薬でブルーベリーの虫対策!自然の力を活かす方法

「できれば農薬は使いたくない」と考える方も多いでしょう。ブルーベリーは比較的病害虫に強い果樹なので、工夫次第で無農薬栽培も可能です。 ここでは、化学農薬に頼らずに害虫を防ぐための、環境にも優しい対策をご紹介します。

  • 防虫ネットの活用法
  • 天敵(益虫)を味方につける
  • 木酢液やニームオイルの効果的な使い方
  • コンパニオンプランツで害虫を遠ざける

防虫ネットの活用法

防虫ネットは、物理的に害虫の侵入を防ぐ最もシンプルで効果的な方法の一つです。特に、コガネムシの産卵防止には絶大な効果を発揮します。 鉢植えの場合は、土の表面を隙間なく覆うようにネットをかけましょう。 地植えの場合でも、株元をネットで覆うことで、コガネムシの幼虫被害を大幅に減らすことができます。

また、イラガの成虫やその他の飛来する害虫を防ぐためには、株全体を覆うように防虫ネットをかけるのも有効です。 鳥による食害対策も兼ねることができるので、一石二鳥です。 ネットの目は、対象とする害虫に合わせて細かいものを選ぶと良いでしょう。

天敵(益虫)を味方につける

自然界には、害虫を食べてくれる天敵(益虫)がたくさんいます。例えば、アブラムシを捕食するテントウムシやその幼虫、イラガの幼虫などを食べてくれるカマキリ、様々な虫を捕らえてくれるクモなどです。 これらの益虫が住みやすい環境を整えることで、害虫の発生を自然に抑えることができます。

農薬、特に殺虫剤は、害虫だけでなく益虫にも影響を与えてしまいます。 無農薬で栽培することは、これらの益虫を守り、畑の生態系のバランスを保つことにも繋がります。 畑の周りに多様な植物を植えたり、草をある程度残したりすることも、益虫の隠れ家や餌場となり、結果的に害虫抑制に繋がります。

木酢液やニームオイルの効果的な使い方

自然由来の資材を活用するのも、無農薬栽培の強い味方です。木酢液は、土壌改良効果とともに、害虫が嫌がる匂いで寄せ付けにくくする効果が期待できます。 定期的に薄めて散布することで、ブルーベリーの健康を保ちながら害虫予防ができます。

また、ニームオイルも害虫忌避効果が高いことで知られています。 ニームオイルを水で薄めて葉に噴霧することで、アブラムシやハダニなどの害虫の発生を予防する効果が期待できます。 これらの天然資材は、化学農薬と比べて効果は穏やかですが、定期的に使用することで、害虫が発生しにくい環境を作ることができます。

コンパニオンプランツで害虫を遠ざける

コンパニオンプランツとは、一緒に植えることで互いによい影響を与え合う植物のことです。ブルーベリーの近くに特定のハーブなどを植えることで、害虫を遠ざける効果が期待できます。

例えば、ニンニクチャイブなどのネギ類は、その強い香りでアブラムシなどを寄せ付けにくくすると言われています。また、マリーゴールドの根には、土中のネコブセンチュウという害虫を減らす効果があることが知られています。これらの植物をブルーベリーの株元や周りに植えることで、化学農薬に頼らずに害虫被害を減らす助けになります。

ブルーベリーの虫に関するよくある質問

ブルーベリーの虫に関するよくある質問

ここでは、ブルーベリーの虫に関して、初心者の方からよく寄せられる質問にお答えします。基本的な疑問から、少しマニアックなことまで、分かりやすく解説していきます。

ブルーベリーの葉を食べる虫は何ですか?

ブルーベリーの葉を食べる代表的な虫は、コガネムシの成虫イラガ(毛虫)ハマキムシシャクトリムシなどです。 コガネムシは葉をギザギザに食べ、イラガは葉脈を残してレース状に食害するのが特徴です。 ハマキムシは葉を巻いてその中で食害します。 見つけ次第、捕殺するか、被害が広がるようであれば適切な薬剤で対処しましょう。

ブルーベリーの実に虫がつくことはありますか?

はい、あります。コガネムシの成虫は、まだ青くて硬い実でも食べてしまいます。 また、収穫期にはオウトウショウジョウバエが熟した果実に卵を産み付け、被害を出すことがあります。 収穫が遅れた果実や傷ついた果実は発生源になりやすいので、こまめに収穫し、傷んだ果実は放置しないようにしましょう。

ブルーベリーの土の中にいる虫は何ですか?

土の中にいてブルーベリーに被害を与える最も代表的な虫は、コガネムシの幼虫です。 この幼虫が根を食べてしまうと、株が急に枯れてしまう原因になります。 もし株の元気がなくなったり、ぐらついたりするようなら、土の中を掘って幼虫がいないか確認してみることをお勧めします。

ブルーベリーの殺虫剤はいつ撒くのが効果的ですか?

殺虫剤を撒くタイミングは、対象とする害虫の種類や薬剤によって異なります。例えば、カイガラムシ対策のマシン油乳剤は、ブルーベリーが休眠している冬(発芽前)に散布します。 アブラムシやイラガなどは、発生を見つけ次第、なるべく初期の段階で散布するのが効果的です。 また、コガネムシの幼虫対策の粒剤は、成虫が産卵する前の春先に土に混ぜ込むのが一般的です。 農薬を使用する際は、必ずラベルに記載されている使用時期や回数、収穫前日数などを確認し、正しく使用してください。

ブルーベリーの虫食いは食べても大丈夫ですか?

虫に食べられた葉や、虫そのものを食べるのは避けるべきですが、虫食いの跡がある果実については、虫やフンなどをきれいに取り除けば、食べても問題ない場合が多いです。ただし、腐敗していたり、カビが生えていたりする場合は食べないでください。特に、オウトウショウジョウバエの幼虫が内部にいる可能性もあるため、気になる場合はその部分を切り取ってから食べるようにしましょう。

ブルーベリーに防虫ネットは必要ですか?

必須ではありませんが、使用することを強くおすすめします。特に鉢植えでのコガネムシ対策としては、土の表面を覆うだけで産卵を防げるため非常に効果的です。 また、株全体を覆うことで、イラガや鳥の被害も同時に防ぐことができます。 無農薬栽培を目指すのであれば、防虫ネットは非常に心強いアイテムと言えるでしょう。

まとめ

まとめ
  • ブルーベリーの最大の敵はコガネムシの幼虫。
  • カイガラムシはすす病を誘発する。
  • イラガは葉を食害し、毒針を持つので注意。
  • アブラムシは新芽に群がり生育を阻害する。
  • コガネムシ対策は成虫と幼虫で方法が違う。
  • カイガラムシは物理的な除去が効果的。
  • イラガは冬の間に繭を取り除くと効果大。
  • アブラムシは天敵のテントウムシが味方になる。
  • 無農薬栽培では防虫ネットが非常に有効。
  • 天敵(益虫)を活かす環境づくりが大切。
  • 木酢液やニームオイルは予防的に使う。
  • コンパニオンプランツも害虫対策になる。
  • 殺虫剤は使用時期と対象害虫を守ることが重要。
  • 土の中の虫はコガネムシの幼虫を疑う。
  • 虫の種類に合わせた対策で被害を最小限に。
ブルーベリーにつく虫を徹底解説!被害と対策、無農薬での駆除方法まで

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