セルフガソリンスタンドでの給油は、初めての方にとって少し戸惑うかもしれません。しかし、正しい進め方といくつかの大切なコツを知っていれば、誰でも安心してスムーズに給油できます。本記事では、給油ポンプの基本的な使い方から、よくある疑問や注意点まで、失敗しないための方法を徹底解説します。この記事を読めば、もうセルフ給油で不安を感じることはありません。
セルフガソリンスタンドでの給油、不安を解消しましょう

最近では、スタッフが給油を行うフルサービス式のガソリンスタンドよりも、自分で給油するセルフ式のガソリンスタンドが増えています。料金が安価なメリットがある一方で、「操作が難しそう」「間違えたらどうしよう」といった不安を抱える方も少なくありません。しかし、セルフ給油は手順を覚えれば決して難しいものではなく、むしろ自分のペースで給油できる便利な方法です。
- 給油口の位置と油種を事前に確認する
- 車を安全に停車させ、エンジンを停止する
- 静電気除去シートに触れてから給油口を開ける
- 支払い方法と給油量・油種を選択する
- 正しい給油ノズルを奥までしっかり差し込む
- 給油を開始し、自動停止を待つ
- 給油ノズルを戻し、給油キャップを確実に閉める
- 精算を済ませて出発する
給油口の位置と油種を事前に確認する
セルフガソリンスタンドへ行く前に、まずはご自身の車の給油口が左右どちらにあるのか、そしてどの油種(レギュラー、ハイオク、軽油)を入れるべきかを確認しておきましょう。給油口の位置は、車種によって異なりますが、多くの車では燃料メーターの近くにあるガソリンポンプのマークの横に、三角の矢印(◀︎または▶︎)で示されています。
この矢印が指す方向が給油口のある側です。また、油種は給油口のカバーの裏側や車検証の「燃料の種類」欄で確認できます。誤った油種を給油すると、エンジンの故障につながる重大なトラブルになるため、必ず事前に確認することが大切です。
車を安全に停車させ、エンジンを停止する
ガソリンスタンドに到着したら、給油機側に給油口がくるように車を停めます。ホースが届かないと危険なため、適切な位置に停車することが重要です。停車後は、必ずパーキングブレーキをかけ、エンジンを停止させてください。ガソリンは非常に引火しやすい性質を持つため、エンジンをかけたままの給油は厳禁です。また、万が一の盗難防止のため、鍵を抜いておくことをおすすめします。
安全な給油のためには、エンジン停止が鉄則です。
静電気除去シートに触れてから給油口を開ける
車から降りたら、給油機に設置されている静電気除去シートに必ず触れて、体に帯電している静電気を取り除きましょう。静電気による火花がガソリンの蒸気に引火すると、火災や爆発につながる危険性があります。シートに触れるだけで静電気は地面に放電されるので、軽く触れるだけで十分です。静電気除去が完了したら、車の給油口を開けます。
給油口の開け方は、運転席のレバーを引くタイプ、ボタンを押すタイプ、給油口の蓋を直接押すタイプなど、車種によって様々です。安全確保のため、給油作業前には必ず静電気を除去しましょう。
支払い方法と給油量・油種を選択する
給油機の操作パネルで、支払い方法、給油する油種、給油量を順に選択します。支払い方法は、現金、クレジットカード、電子マネーなどがあります。油種は、レギュラー(赤)、ハイオク(黄)、軽油(緑)とノズルの色で区別されていることがほとんどです。給油量は、「満タン」「金額指定」「数量指定」から選べます。画面の案内に従って、落ち着いて操作を進めることが大切です。
正しい給油ノズルを奥までしっかり差し込む
選択した油種に対応する色のノズルを持ち、給油口の奥までしっかりと差し込みます。ノズルが浅いと、給油中にガソリンが吹きこぼれる原因となるため注意が必要です。ノズルを差し込んだら、給油口から外れないようにしっかりと固定しましょう。多くのノズルには、給油中に手を離しても給油が続くようにレバーを固定する機能が付いています。
ノズルは給油口の奥まで確実に差し込むことで、安全に給油できます。
給油を開始し、自動停止を待つ
給油ノズルのレバーを握ると給油が始まります。給油機に表示されるメーターで、給油量や金額を確認しながら進めましょう。満タンになったり、指定した量に達したりすると、給油ノズルに備わっている自動停止機能が作動し、「カチッ」という音とともに給油が自動的に止まります。この自動停止機能は、ノズル先端の小さな穴から空気が流れなくなり、内部のセンサーが真空状態を検知することで作動する仕組みです。
自動停止後は、それ以上無理に継ぎ足し給油をしないようにしてください。
給油ノズルを戻し、給油キャップを確実に閉める
給油が完了し、自動停止機能が作動したら、給油ノズルをゆっくりと引き抜き、元の位置に戻します。ノズルから数滴ガソリンが垂れることがありますが、備え付けのタオルで拭き取れば問題ありません。次に、給油キャップを「カチッ」と音がするまでしっかりと右に回して閉めましょう。キャップの閉め忘れは、ガソリン漏れや引火の危険性だけでなく、車の塗装を傷める原因にもなります。
給油キャップは、確実に閉まっていることを確認することが重要です。
精算を済ませて出発する
給油機の操作パネルで精算を済ませます。クレジットカードや電子マネーで支払った場合は、レシートを受け取り、現金で支払った場合は、お釣りを取り忘れないように注意しましょう。最後に、給油口のカバーを閉め、忘れ物がないか確認してから出発してください。全ての工程を終えたら、落ち着いて出発準備をしましょう。
給油ポンプを使う上での大切なコツと注意点

セルフ給油を安全かつスムーズに行うためには、いくつかの大切なコツと注意点があります。これらを知っておくことで、予期せぬトラブルを防ぎ、より安心して給油できるようになります。特に、油種の間違いや火気の取り扱い、給油キャップの閉め忘れは、重大な事故につながる可能性があるため、細心の注意を払いましょう。
油種の間違いは絶対に避ける
ガソリンスタンドには、レギュラー、ハイオク、軽油の3種類の燃料があります。レギュラーガソリンはオクタン価が89以上、ハイオクガソリンはオクタン価が96以上のガソリンを指し、軽油はディーゼルエンジン専用の燃料です。自分の車に指定された油種以外を給油すると、エンジンの性能低下や故障、最悪の場合は走行不能になる可能性があります。
特に「軽油」を「軽自動車に入れる燃料」と誤解するケースも少なくありませんが、軽自動車の多くはガソリン車です。給油ノズルの色(レギュラーは赤、ハイオクは黄、軽油は緑が一般的)と、給油口の表示を必ず確認し、間違いのないようにしましょう。
給油中の火気厳禁と携帯電話の使用禁止
ガソリンスタンド内は、ガソリンの蒸気が充満しているため、非常に引火しやすい環境です。給油中は、火気厳禁が徹底されており、タバコはもちろんのこと、ライターやマッチの使用も禁止されています。また、携帯電話の使用も、微弱な電波が静電気を発生させ、引火の原因となる可能性があるため禁止されています。給油中は、火の元となるものは一切使用せず、携帯電話も操作しないようにしましょう。
自動停止後の継ぎ足し給油はしない
給油ノズルには、タンクが満タンになると自動で給油を停止する機能が備わっています。この自動停止機能が作動したにもかかわらず、さらにガソリンを継ぎ足そうとすると、ガソリンが給油口から溢れ出す危険性があります。溢れたガソリンは、引火の危険があるだけでなく、車の塗装を傷める原因にもなります。自動停止は安全のための機能なので、作動したらそれ以上給油しないようにしましょう。
給油キャップの閉め忘れは重大なトラブルにつながる
給油後に給油キャップを閉め忘れたり、閉め方が不十分だったりすると、走行中にガソリンが漏れ出す危険性があります。ガソリンが漏れると、車のボディの塗装が変色したり剥がれたりするだけでなく、気化したガソリンが周囲に漂い、静電気や火花によって引火し、ガス爆発を引き起こす最悪の事態につながる可能性もあります。給油後は、給油キャップが「カチッ」と音がするまで確実に閉まっているか、必ず確認しましょう。
よくある質問

- 給油ノズルが途中で止まってしまうのはなぜですか?
- 給油中にガソリンがこぼれてしまったらどうすればいいですか?
- 軽油とガソリンを間違えて入れてしまったらどうなりますか?
- 給油口の開け方がわかりません。どうすれば良いですか?
- 給油量はどのように指定すればいいですか?
給油ノズルが途中で止まってしまうのはなぜですか?
給油ノズルが途中で止まるのは、主に自動停止機能が作動しているためです。タンク内の空気の抜けが悪い場合や、給油の勢いが良すぎてガソリンが泡立ち、ノズル先端のセンサーが液面と誤認してしまうことがあります。また、給油口から燃料タンクまでの形状によっては、ガソリンがスムーズに流れ込まず、途中で止まることもあります。
故障ではないことがほとんどなので、焦らず、少し給油速度を落として再度試してみてください。
給油中にガソリンがこぼれてしまったらどうすればいいですか?
もし給油中にガソリンがこぼれてしまったら、慌てずに給油を中止し、給油機に備え付けのタオルやダスターで速やかに拭き取ってください。ガソリンは引火性が高いため、放置すると危険です。大量にこぼしてしまった場合や、拭き取りきれない場合は、すぐにガソリンスタンドのスタッフを呼び、指示を仰ぎましょう。
軽油とガソリンを間違えて入れてしまったらどうなりますか?
軽油とガソリンを間違えて給油してしまった場合、すぐにエンジンをかけずに、ガソリンスタンドのスタッフに連絡してください。誤給油の量や走行距離にもよりますが、エンジンをかけてしまうと燃料ポンプやエンジン本体に深刻なダメージを与える可能性があります。燃料タンクのガソリンを抜き取る作業が必要になるため、専門業者に依頼することが不可欠です。
給油口の開け方がわかりません。どうすれば良いですか?
給油口の開け方は車種によって異なります。一般的には、運転席の足元にあるレバーを引く、ハンドルの右下にあるボタンを押す、または給油口の蓋を直接押して開けるタイプがあります。レンタカーや初めて乗る車の場合は、車の取扱説明書を確認するか、燃料メーターの給油ポンプマークの横にある矢印で給油口の位置を確認し、それでも分からない場合は、ガソリンスタンドのスタッフに尋ねるのが一番確実です。
給油量はどのように指定すればいいですか?
セルフガソリンスタンドでは、給油量を「満タン」「金額指定」「数量指定」の3つの方法で指定できます。「満タン」は、自動停止機能が作動するまで給油する方法です。「金額指定」は、例えば「2,000円分」のように金額を指定して給油する方法です。「数量指定」は、「10リットル」のように量を指定して給油する方法です。
操作パネルの指示に従って、ご自身の希望に合った方法を選んでください。
まとめ
- セルフ給油前には給油口の位置と油種を必ず確認しましょう。
- 車を停めたらエンジンを停止し、鍵を抜くことが安全の基本です。
- 給油前には静電気除去シートに触れて静電気を取り除きましょう。
- 操作パネルで支払い方法、油種、給油量を正確に選択してください。
- 正しい給油ノズルを給油口の奥までしっかりと差し込みましょう。
- 給油は自動停止機能が作動するまで行い、継ぎ足し給油は避けましょう。
- 給油後は給油キャップを「カチッ」と音がするまで確実に閉めましょう。
- 給油中の火気厳禁と携帯電話の使用禁止を徹底してください。
- 油種の間違いはエンジンの故障につながるため、細心の注意を払いましょう。
- 給油ノズルが途中で止まるのは、自動停止機能が作動しているためです。
- ガソリンがこぼれたら、すぐに拭き取り、必要に応じてスタッフを呼びましょう。
- 誤給油してしまったら、エンジンをかけずにスタッフに連絡してください。
- 給油口の開け方が不明な場合は、取扱説明書やスタッフに尋ねましょう。
- 給油量は「満タン」「金額指定」「数量指定」から選べます。
- セルフ給油のコツを覚えれば、安心して快適なカーライフを送れます。
