家の中で、ふと緑色で小さい、足がたくさんある虫を見つけて「これってムカデ?」「毒はあるの?」と不安に感じていませんか。その虫、もしかしたら危険なムカデかもしれませんし、見た目が似ているだけの無害な虫かもしれません。突然の遭遇で、どう対処すれば良いか分からず、パニックになってしまいますよね。
でも、ご安心ください。本記事を読めば、その緑色で小さい虫の正体から、毒性の有無、安全な駆除方法、そして二度と家の中で出会わないための予防策まで、全ての疑問が解決します。落ち着いて正しい知識を身につけ、冷静に対処できるようになりましょう。
緑で小さいムカデの正体は?考えられる種類

「緑色で小さいムカデ」と聞いて、まず思い浮かべるべきはいくつかの種類です。日本には多くのムカデが生息していますが、特徴に合致するものは限られます。ここでは、その代表的な候補とそれぞれの危険性について詳しく解説します。
- アオズムカデ:青緑色の危険なムカデ
- アカズムカデ:体は暗緑色、小さいが毒は強い
- トビズムカデの幼体や緑色個体
- イッスンムカデ:比較的小さく毒は弱い
アオズムカデ:青緑色の危険なムカデ
もしあなたが見かけた虫が鮮やかな青緑色をしていたら、それはアオズムカデの可能性が高いです。 アオズムカデは体長7cm~12cmほどで、トビズムカデよりは一回り小さいものの、日本に生息するムカデの中では2番目に毒が強いと言われています。
その名の通り、頭部や胴体が青みがかった色をしているのが特徴です。 森林や草むらだけでなく、家の周りなど人里近くにも生息しているため、家の中に侵入してくることも珍しくありません。 噛まれると激しい痛みを伴い、大きく腫れ上がるため、見つけても絶対に素手で触らないようにしてください。
アカズムカデ:体は暗緑色、小さいが毒は強い
次に考えられるのがアカズムカデです。このムカデは体長4cm~8cmほどと比較的小さい種類ですが、その名前とは裏腹に、体は暗緑色をしていることが多いです。 頭部と脚が赤いのが特徴で、このコントラストからアカズムカデと呼ばれています。
小さいからといって油断は禁物。アカズムカデも強い毒を持っており、噛まれると激しい痛みに襲われます。 本州、四国、九州に広く分布しており、アオズムカデ同様、注意が必要な種類と言えるでしょう。
トビズムカデの幼体や緑色個体
日本最大級のムカデであるトビズムカデも、緑色に見えることがあります。 通常、トビズムカデは黒光りした体に黄色い脚が特徴ですが、中には緑色がかった個体も存在します。
また、成体ではなく幼体の可能性も考えられます。ムカデの幼体は成体よりも色が薄かったり、透明感があったりするため、光の加減で緑っぽく見えることがあります。トビズムカデは非常に攻撃的で毒も強力なため、たとえ小さくても緑色に見えた場合は、この可能性も頭に入れておくべきです。
イッスンムカデ:比較的小さく毒は弱い
「小さい」という特徴から、イッスンムカデの可能性も考えられます。体長は名前の通り3cm程度と非常に小さく、色は赤茶色っぽいですが、湿った場所にいるため、体が濡れて緑がかって見えることもあります。
イッスンムカデは毒を持っていますが、その毒性は弱く、人間を積極的に噛むことはほとんどないとされています。 主に屋外の落ち葉の下などに生息しており、家屋内で見かけることは比較的稀です。 しかし、他の危険なムカデとの見分けが難しい場合は、安易に触らないのが賢明です。
それ、本当にムカデ?似ている虫との見分け方

「足がたくさんあるからムカデだ!」と決めつけてしまうのは、少し早いかもしれません。世の中にはムカデとよく似た虫が存在し、その代表格が「ヤスデ」と「ゲジゲジ」です。これらの虫は見た目が似ているだけで、危険性は全く異なります。ここで、それぞれの特徴と簡単な見分け方をマスターして、冷静に正体を見極められるようになりましょう。
- ムカデ・ヤスデ・ゲジゲジの違い一覧表
- ヤスデとの見分け方
- ゲジゲジとの見分け方
ムカデ・ヤスデ・ゲジゲジの違い一覧表
まずは、3者の違いを一覧表で比較してみましょう。ポイントは「脚の生え方」「動きの速さ」「体の形」です。
特徴 | ムカデ | ヤスデ | ゲジゲジ |
---|---|---|---|
体の形 | 平べったい | 丸みのある筒状 | 平たく、脚が目立つ |
脚の生え方 | 1つの節から1対(2本) | 1つの節から2対(4本) | 1つの節から1対(2本) |
脚の長さ | 比較的短い | 非常に短い | 非常に長く、細い |
動き | 非常に素早い | ゆっくり、遅い | 極めて素早い |
危険性(毒) | あり(有毒) | なし(ただし臭い液を出す) | なし(益虫) |
刺激への反応 | 攻撃してくる | 丸くなる(ダンゴムシのように) | 素早く逃げる |
ヤスデとの見分け方
ムカデと最も間違えやすいのがヤスデです。しかし、見分けるポイントは明確です。一番の違いは、1つの節から生えている脚の数です。体を横から見て、1つの節から2対(4本)の脚が生えていれば、それはヤスデです。 ムカデは1対(2本)しかありません。
また、動き方も全く違います。ムカデがクネクネと体を波打たせながら素早く動くのに対し、ヤスデはたくさんの脚を細かく動かして、比較的ゆっくりと直進します。 危険を感じるとダンゴムシのように丸くなるのもヤスデの特徴です。 ヤスデに毒はなく、人を噛むこともないので、もしヤスデだと分かれば少し安心できますね。
ゲジゲジとの見分け方
ゲジゲジ(正式名称:ゲジ)は、その見た目のインパクトから不快に思う人も多いですが、実はゴキブリなどを捕食してくれる益虫です。 ムカデとの最大の違いは、異常に長い脚と触角です。 体よりも脚の方が目立つほど長く、その姿は一度見たら忘れられません。
動きもムカデ以上に俊敏で、壁や天井をすごい速さで走り回ります。ムカデのように人を噛むことはなく、毒も持っていません。見た目は少し怖いかもしれませんが、家を守ってくれる存在だと考えれば、少し見方が変わるかもしれませんね。
小さいムカデでも毒はある!危険性と症状

「小さいから大丈夫だろう」そんな油断は禁物です。ムカデは、その大きさに関わらず、孵化したての赤ちゃん(幼体)であっても、成虫と同じように毒を持っています。ここでは、小さいムカデが持つ危険性と、万が一噛まれてしまった場合に現れる症状について、正しく理解しておきましょう。
- 小さいからと油断は禁物!ムカデの毒について
- 噛まれた時の主な症状
- アナフィラキシーショックの危険性
小さいからと油断は禁物!ムカデの毒について
ムカデの赤ちゃんや幼体は、体長が1cmに満たないこともありますが、成虫と同じ成分の毒を持っています。 もちろん、体の大きさに比例して毒の量は少ないですが、それでも噛まれれば激しい痛みを引き起こすには十分です。
特に注意したいのが、1匹見つけたら近くに親や兄弟がいる可能性が高いということです。 ムカデは一度にたくさんの卵を産み、しばらくの間は母ムカデが子どもたちを守って育てる習性があります。小さいムカデを1匹見つけたということは、その周辺に「ムカデ一家」が潜んでいるサインかもしれないのです。
噛まれた時の主な症状
ムカデに噛まれると、毒に含まれるヒスタミン様物質や酵素の働きにより、以下のような症状が現れます。
- 激しい痛み:針で刺されたような、焼けるような激痛が走ります。この痛みは数時間続くこともあります。
- 赤みと腫れ:噛まれた箇所を中心に、赤く大きく腫れ上がります。
- かゆみやしびれ:痛みが引いた後も、かゆみやしびれが数日間残ることがあります。
これらの症状は、体の小さいお子さんやアレルギー体質の方の場合、より強く出ることがあるため、特に注意が必要です。
アナフィラキシーショックの危険性
最も注意すべきなのが、アナフィラキシーショックです。これは、ハチに刺された際に起こることで有名ですが、ムカデの毒でも同様の症状を引き起こす可能性があります。
アナフィラキシーショックは、過去にムカデに噛まれたことがある人が、再び噛まれた際に発症しやすいとされています。 体が一度目の毒を抗原として記憶し、二度目の侵入で過剰なアレルギー反応を起こしてしまうのです。
症状としては、全身のじんましん、呼吸困難、血圧低下、めまい、吐き気などがあり、最悪の場合は命に関わることもあります。 噛まれた後にこのような全身症状が現れた場合は、ためらわずに救急車を呼び、医療機関を受診してください。
家の中で緑の小さいムカデを見つけた時の駆除方法

家の中でムカデに遭遇してしまったら、パニックにならず、冷静かつ安全に対処することが何よりも大切です。素手で触るのは絶対にNG。ここでは、家庭にあるものや市販のグッズを使って、確実にムカデを駆除するための具体的な方法をいくつかご紹介します。
- 安全第一!駆除する前の注意点
- 熱湯を使う方法
- 殺虫剤を使う方法
- 叩いて駆除する方法
安全第一!駆除する前の注意点
駆除を始める前に、まず落ち着いてください。ムカデは素早い動きで反撃してくることがあります。駆除に失敗して逃げられると、家具の隙間などに隠れてしまい、後で大変なことになります。
駆除の際は、厚手のゴム手袋やトングなどを用意し、直接肌に触れないように万全の準備をしましょう。また、小さなお子さんやペットがいる場合は、駆除作業中に近づかないように別の部屋へ移動させてください。ムカデは頭部を潰されても、しばらくは体が動いていることがあるため、完全に動かなくなるまで油断は禁物です。
熱湯を使う方法
殺虫剤が手元にない場合や、使いたくない場合に有効なのが熱湯です。ムカデは熱に非常に弱く、50℃以上のお湯をかければ駆除することができます。
ただし、床や壁に直接熱湯をかけると、床材を傷めたり火傷をしたりする危険があります。おすすめは、トングや長い菜箸でムカデを捕まえて、バケツや洗面器に入れ、そこへ熱湯を注ぐ方法です。 この方法なら、安全かつ確実に仕留めることができます。
殺虫剤を使う方法
最も手軽で確実なのは、やはり殺虫剤を使う方法です。最近では、ムカデ専用のスプレーが数多く販売されています。
- ムカデ専用殺虫スプレー:即効性が高く、直接吹きかければすぐに動きを止めることができます。侵入されそうな場所に予めスプレーしておくことで、予防効果が期待できるタイプもあります。
- 凍結タイプのスプレー:殺虫成分を含まないため、お子さんやペットがいるご家庭でも比較的安心して使えます。マイナスの冷気で瞬時に凍らせて動きを止めます。
- くん煙剤:ムカデを見失ってしまった場合に有効です。部屋の隅々まで殺虫成分が行き渡り、家具の裏などに隠れているムカデや、そのエサとなる他の害虫も一緒に駆除できます。
叩いて駆除する方法
最終手段として、スリッパや丸めた新聞紙などで叩いて駆除する方法もあります。この場合、狙うべきは急所である頭部です。 中途半端に胴体を叩いても、ムカデはなかなか死にません。
ただし、この方法は反撃されるリスクが最も高いため、十分に注意が必要です。叩き潰した際に体液が飛び散る可能性もあります。頭を潰して動きを弱らせた後、念のために熱湯をかけるなどして、とどめを刺すのが確実です。
もう見たくない!ムカデの侵入を防ぐ徹底対策

一度ムカデを駆除しても、安心はできません。なぜなら、ムカデが侵入できる環境である限り、第二、第三のムカデがやってくる可能性があるからです。「もう二度と家の中で遭遇したくない!」そう思うなら、徹底した侵入防止対策が不可欠です。ここでは、ムカデを寄せ付けない家づくりのための具体的な方法をご紹介します。
- 侵入経路を断つ
- ムカデが好む環境をなくす
- エサとなる虫を駆除する
- 忌避剤やハーブを活用する
侵入経路を断つ
ムカデは驚くほど平たい体をしており、数ミリのわずかな隙間からでも侵入してきます。 まずは、家中の隙間を徹底的に塞ぎましょう。
- 窓や網戸の隙間:隙間テープを貼って密閉度を高める。
- ドアの隙間:ドア下の隙間にも隙間テープを貼る。
- エアコンのドレンホース:ホースの先端に防虫キャップやストッキングを被せる。
- 換気扇や通気口:目の細かいフィルターやネットを取り付ける。
- 壁のひび割れ:パテなどで埋める。
これらの対策は、物理的にムカデの通り道をなくす最も効果的な方法です。
ムカデが好む環境をなくす
ムカデは、暖かくてジメジメした暗い場所を好みます。 家の中や周りに、ムカデにとって居心地の良い場所を作らないことが重要です。
- 湿気対策:浴室やキッチンなどの水回りは使用後にしっかり換気する。押入れやクローゼットには除湿剤を置く。
- 家の周りの整理整頓:庭の落ち葉や枯れ葉はこまめに掃除する。植木鉢やプランターの下はムカデの絶好の隠れ家になるため、定期的に動かしてチェックする。
- 段ボールや木材を放置しない:湿気を吸いやすい段ボールなども、屋外に放置しないようにしましょう。
家の内外を問わず、風通しを良くし、清潔に保つことがムカデを遠ざける第一歩です。
エサとなる虫を駆除する
ムカデがわざわざ家の中に侵入してくる大きな理由の一つが、エサを探すためです。ムカデの好物は、ゴキブリやクモ、小さな昆虫など。 つまり、家にこれらの虫がいると、それを目当てにムカデが引き寄せられてしまうのです。
ゴキブリ対策を徹底することは、結果的にムカデ対策にも繋がります。食べ物のカスを放置しない、生ゴミは密閉して捨てるなど、エサとなる虫を発生させない環境づくりを心がけましょう。
忌避剤やハーブを活用する
侵入防止の仕上げとして、ムカデが嫌がるものを活用するのも効果的です。
- 市販の忌避剤(粉剤・固形タイプ):家の基礎周りや窓際、玄関先など、ムカデが侵入しそうな場所に帯状に撒いておくと、侵入を防ぐバリアになります。
- ハーブやアロマオイル:ムカデはヒノキやハッカ(ミント)などの香りを嫌うと言われています。これらのアロマスプレーを網戸や玄関に吹きかけたり、乾燥させたハーブを置いたりするのも良いでしょう。
ただし、忌避剤やハーブの効果は永続的ではないため、定期的に交換・散布することが大切です。
もしムカデに噛まれたら?正しい応急処置

どんなに注意していても、不意にムカデに噛まれてしまうことがあるかもしれません。その時にパニックにならず、適切な応急処置ができるかどうかで、その後の痛みや腫れの度合いが大きく変わってきます。ここでは、万が一の事態に備えて、正しい応急処置の手順を詳しく解説します。
- すぐにやるべきこと
- 43℃以上のお湯で温めて毒を中和
- 薬の選び方
- やってはいけないNG行動
- こんな時は病院へ!受診の目安
すぐにやるべきこと
ムカデに噛まれたと気づいたら、まず第一に流水で患部をよく洗い流すことが重要です。 可能であれば、石鹸を使ってください。これは、傷口に付着した毒を洗い流し、細菌による二次感染を防ぐためです。
このとき、傷口から毒を絞り出すようにしながら洗うとより効果的です。ただし、口で吸い出すのは絶対にやめてください。口の中に傷があった場合、そこから毒が入ってしまう危険性があります。
43℃以上のお湯で温めて毒を中和
ムカデの毒の主成分である酵素は、熱に弱いという性質があります。そのため、噛まれてすぐであれば、患部を温めることで毒の働きを弱め、痛みを和らげることができます。
具体的には、42℃~43℃程度のお湯(お風呂より少し熱いくらい)を、洗面器などにためて患部を10分~20分ほど浸すか、シャワーでかけ続けます。 ただし、熱すぎるお湯は火傷の原因になるので注意してください。また、噛まれてから時間が経って腫れがひどくなっている場合は、温めると逆に炎症を悪化させる可能性があるので、この方法は避けてください。
薬の選び方
患部を洗浄し、温めた後は、炎症を抑えるために薬を塗りましょう。ムカデの毒による炎症には、抗ヒスタミン成分やステロイド成分が含まれた軟膏が有効です。
薬局やドラッグストアで「虫刺され用」として販売されている薬の中から、ステロイドの強さが比較的強いものを選ぶと良いでしょう。 薬を塗った後も、痛みや腫れが引かない場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。
やってはいけないNG行動
間違った処置は症状を悪化させる可能性があります。以下の行動は避けてください。
- 口で毒を吸い出す:前述の通り、口内から毒が吸収されるリスクがあります。
- 冷やす(噛まれた直後):噛まれた直後に冷やすと、毒が体内に留まり、痛みが長引くことがあります。ただし、時間が経って腫れがひどい場合は、冷やすことで炎症を和らげる効果があります。
- アンモニア水を塗る:昔からの迷信ですが、ムカデの毒は酸性ではないため、アンモニア水を塗っても中和されず、効果はありません。
こんな時は病院へ!受診の目安
基本的には応急処置で対応できますが、以下のような場合は速やかに皮膚科や内科を受診してください。
- 噛まれたのが小さな子どもや赤ちゃんの場合
- 噛まれた後の痛みが異常に強い、または腫れが全く引かない場合
- 全身にじんましん、吐き気、めまい、呼吸困難などの全身症状(アナフィラキシーショックの疑い)が現れた場合(この場合は迷わず救急車を呼んでください)
自分の判断で大丈夫だと思わず、少しでも不安があれば専門医に相談することが大切です。
よくある質問

緑色のムカデの正体は何ですか?
緑色に見えるムカデの正体として、主に「アオズムカデ」「アカズムカデ(体が暗緑色の個体)」「トビズムカデ(緑色の個体や幼体)」などが考えられます。 いずれも毒性が強いため、見つけても素手で触らず、慎重に対処する必要があります。
小さいムカデに毒はありますか?
はい、あります。ムカデは孵化したての幼虫であっても、成虫と同じ成分の毒を持っています。 体が小さい分、毒の量は少ないですが、噛まれれば激しい痛みを伴いますので、小さいからといって油断は禁物です。
ムカデとヤスデの見分け方は?
最も簡単な見分け方は、脚の生え方です。体を横から見て、1つの節から脚が1対(2本)生えていればムカデ、2対(4本)生えていればヤスデです。 また、動きが素早いのがムカデ、比較的ゆっくりなのがヤスデという違いもあります。
ムカデはどこから入ってくるの?
ムカデは数ミリの隙間があればどこからでも侵入します。主な侵入経路は、窓や網戸の隙間、ドアの下の隙間、エアコンのドレンホース、換気口、壁のひび割れなどです。 これらの隙間を徹底的に塞ぐことが侵入防止の基本となります。
ムカデに噛まれたらどうすればいいですか?
まず、流水と石鹸で患部をよく洗い流します。 次に、噛まれてすぐであれば43℃程度のお湯で温めると毒の働きが弱まります。 その後、ステロイド成分配合の軟膏を塗りましょう。 全身に異常が出た場合は、すぐに医療機関を受診してください。
まとめ

- 緑で小さいムカデはアオズムカデ等の毒性が強い種類が多い。
- ムカデは幼虫でも成虫と同じ毒を持っているため油断は禁物。
- ヤスデやゲジゲジなど、見た目が似た無害な虫もいる。
- 見分けるポイントは脚の生え方と動きの速さ。
- 家で見つけたら熱湯や殺虫剤で安全に駆除すること。
- 駆除の際は素手で触らず、トングなどを使用する。
- 侵入防止には家の隙間を徹底的に塞ぐことが最も重要。
- ムカデが好む湿気の多い環境を作らないようにする。
- エサとなるゴキブリなどを駆除することもムカデ対策になる。
- 家の周りの落ち葉や植木鉢の下はこまめに掃除する。
- 忌避剤やハーブの活用も侵入防止に効果的。
- 噛まれたら、まず流水で毒を洗い流すこと。
- 噛まれた直後なら43℃のお湯で温めると痛みが和らぐ。
- 薬はステロイド配合の軟膏がおすすめ。
- アナフィラキシーショックの症状が出たら即病院へ。