「手囲い」という言葉を聞いたことはありますか?手袋やグローブを選ぶ際に、この手囲いのサイズが非常に重要になります。しかし、正しい測り方を知らないと、せっかく購入したアイテムが手にフィットせず、使い心地が悪くなってしまうことも少なくありません。
本記事では、手囲いの基本的な知識から、誰でも簡単にできる正確な測り方、そして測った手囲いを元にしたグローブ選びのコツまで、詳しく解説します。自分にぴったりのアイテムを見つけて、快適な毎日を送りましょう。
手囲いとは?なぜ正確に測る必要があるのか

手囲いとは、手のひらの周囲の長さを示す重要な指標です。特に手袋やグローブを選ぶ際には、この手囲いのサイズがフィット感を大きく左右します。正確に測ることで、快適な装着感とパフォーマンスの向上につながるでしょう。
手囲いの定義と測る位置
手囲いとは、親指の付け根を除いた、手のひらの最も幅広い部分の周囲の長さを指します。具体的には、親指の第一関節とほぼ同じ位置にある生命線の始点と、小指の付け根と手首を結んだ線の、手首から3分の1の距離にある点を結んだ手のひらの周りの長さを測ります。 この部分をメジャーでぐるりと一周測ることで、手囲いのサイズが求められます。
手の大きさは、長さや幅だけでなく、厚みや全体のボリュームによっても異なります。手囲いはこれらを総合的に測ることができ、よりフィット感のある手袋選びに適しているとされています。
手囲いを測るメリットと活用シーン
手囲いを正確に測る最大のメリットは、自分にぴったりの手袋やグローブを選べることです。サイズが合わない手袋は、作業効率の低下や快適さの損なわれる原因となります。
例えば、ゴルフグローブでは、手囲いが合っていないとスイングが安定しにくくなったり、マメができやすくなったりします。 また、野球グローブや作業用手袋、自転車用グローブなど、様々なシーンで手の保護やパフォーマンス向上のために手囲いの測定が役立ちます。 特に革手袋のように手にしっかり馴染ませて使うアイテムでは、サイズ選びが非常に重要です。
正しい手囲いを知ることで、オンラインでの購入時にも失敗するリスクを減らせるでしょう。
失敗しない!手囲いの正しい測り方ステップバイステップ

手囲いを正確に測ることは、自分にぴったりの手袋やグローブを見つけるための第一歩です。ここでは、誰でも簡単にできる手囲いの測り方を、準備から具体的な手順、そして正確な数値を出すためのコツまで、ステップバイステップで解説します。
測る前に準備するもの
手囲いを測るために必要なものは、以下の2点です。
- 柔らかいメジャー(裁縫用メジャーなど): 硬い定規では手の曲線に沿って測ることが難しいため、柔らかい素材のメジャーを用意しましょう。
- メモとペン: 測った数値を記録するために使います。
もしメジャーがない場合は、紐やリボン、紙などを手のひらに巻きつけ、その長さを定規で測る方法でも代用できます。
測る際の姿勢と注意点
正確な手囲いを測るためには、測る際の姿勢といくつかの注意点があります。
- 利き手で測る: 一般的に、利き手の方がやや大きい傾向があるため、利き手を測るのがおすすめです。
- 指先を軽く開いた状態にする: 手を真横に向け、指先を軽く開いた状態で測りましょう。
- メジャーをきつく締めすぎない: メジャーは手のひらに沿わせるように巻き付けますが、きつく締めすぎると実際のサイズよりも小さく測定されてしまいます。快適に着用できる程度のゆとりを持たせることが大切です。
- 複数回測定し平均値を出す: 測定する時刻や測定者を変えて何度か測定し、その平均値を出すことで、より正確なサイズを把握できます。
これらの点に注意することで、より信頼性の高い手囲いの数値を得られます。
メジャーを使った具体的な測り方
それでは、具体的な手囲いの測り方を見ていきましょう。
- 手を真横に向け、指先を軽く開いた状態にします。
- メジャーの始点を、親指の第一関節とほぼ同位置にある生命線の始点に合わせます。
- メジャーを手のひらの最も幅広い部分(親指の付け根を除いた部分)を通るように、手のひらをぐるりと一周させます。
- 小指の付け根と手首を結んだ線の、手首から3分の1の距離にある点を通るようにメジャーを巻き付け、数値を読み取ります。
- 測った数値をメモに記録します。
この手順を参考に、落ち着いて測定を進めてみてください。メジャーが斜めにならないように注意するのが、正確な測定のコツです。
正確な数値を出すためのコツ
さらに正確な手囲いの数値を出すためのコツをいくつかご紹介します。
- リラックスした状態で測る: 手に力が入っていると、筋肉が張ってしまい、正確なサイズが測れないことがあります。リラックスした状態で測定しましょう。
- 数回測って平均を取る: 測定する時間帯や手の状態によって、わずかに数値が変動することがあります。数回測定し、その平均値を採用することで、より信頼性の高いデータが得られます。
- 家族や友人に手伝ってもらう: 自分一人で測るのが難しい場合は、誰かに手伝ってもらうと、メジャーがずれにくく、正確に測りやすくなります。
- 朝と夜で測り比べる: 手はむくみなどにより、時間帯で大きさが変わることがあります。朝と夜で測り比べて、より平均的なサイズを把握するのも良い方法です。
これらのコツを実践することで、より自分に合った手囲いのサイズを知ることができ、グローブ選びの失敗を防ぐことにつながります。
手囲いからわかる!グローブサイズの選び方
手囲いを正確に測れたら、いよいよ自分にぴったりのグローブを選ぶ段階です。グローブの種類によってサイズ表記や選び方のポイントが異なるため、それぞれの特徴を理解しておくことが大切です。ここでは、手囲いを基準にした各種グローブの選び方について詳しく解説します。
野球グローブのサイズ目安と手囲いの関係
野球グローブは、ポジションや年齢によって適切なサイズが異なります。多くのメーカーでは、グローブのサイズをインチや独自の数字で表記していますが、これらは手囲いや手の長さを考慮して作られています。
例えば、ミズノのグローブでは、サイズが1上がるごとに指の長さが5mm変わるという法則があります。 一般的に、少年用はインチ表記(10.75、11など)、一般用はインチ表記(11.5~12.75など)や数字表記(1~9など)が用いられます。 手囲いを測ることで、各メーカーのサイズ表と照らし合わせ、自分に合ったグローブの目安をつけられます。
ただし、メーカーによってサイズ表記の基準が異なる場合があるため、可能であれば試着してフィット感を確かめるのが最も確実な方法です。
ゴルフグローブのサイズ目安と手囲いの関係
ゴルフグローブは、手囲いの長さに基づいてサイズが表記されるのが一般的です。 多くのゴルフグローブは「23cm」「24cm」といったセンチ表記で、これは手のひらの周囲(手囲い)のサイズを指します。
ゴルフグローブは、スイングの安定性やフィーリングに大きく影響するため、ジャストフィットするサイズを選ぶことが非常に重要です。 指先が余ってしまうと、密着感が低下し、繊細なタッチが出しにくくなったり、フルスイングしにくくなったりする原因になります。 手囲いを測り、メーカーのサイズチャートと照らし合わせることで、最適なサイズを見つけられます。
また、手のひらはぴったりなのに指先が余るという悩みには、指の長さだけを短く設計した「ショートスペック」と呼ばれるグローブも存在します。
その他のグローブ(作業用、自転車用など)のサイズ選び
野球やゴルフ以外のグローブでも、手囲いの測定はサイズ選びに役立ちます。例えば、作業用手袋や自転車用グローブ、防刃グローブなども、手囲いを基準にサイズが展開されています。
これらのグローブを選ぶ際も、基本的には手囲いを測り、各製品のサイズ表と照らし合わせるのが良い方法です。特に、安全性が求められる作業用や防刃グローブでは、フィット感が非常に重要になります。サイズが合わないと、保護性能が十分に発揮されなかったり、作業の妨げになったりする可能性があります。 素材の伸縮性も考慮し、用途に合ったフィット感のグローブを選びましょう。
左右の手でサイズが違う場合の対処法
左右の手にわずかなサイズの違いがあることは珍しくありません。一般的には、利き手の方がやや大きい傾向があります。 もし左右の手囲いが異なる場合は、大きい方のサイズに合わせてグローブを選ぶのがおすすめです。 小さい方の手に合わせてしまうと、大きい方の手が窮屈になり、不快感やパフォーマンスの低下につながる可能性があります。
特に、片手のみ装着するゴルフグローブなどは、利き手と反対の手に装着することが多いため、その手のサイズを正確に測ることが重要です。両手で使うグローブの場合は、両方の手を測り、大きい方に合わせて選ぶことで、より快適に使えるでしょう。
よくある質問

手囲いの測り方やグローブ選びに関して、多くの方が抱える疑問にお答えします。
- 手囲いの平均サイズはどれくらいですか?
- メジャーがない場合、手囲いはどうやって測れますか?
- 子供の手囲いの測り方は大人と違いますか?
- 手囲いを測る時間帯によって数値は変わりますか?
- グローブのサイズ表記はメーカーによって違いますか?
手囲いの平均サイズはどれくらいですか?
日本人の手囲いの平均サイズは、性別によって異なります。国立研究開発法人産業技術総合研究所の調査によると、成人男性の平均手囲いは20.25cm、成人女性の平均手囲いは17.91cmです。 ただし、これはあくまで平均値であり、個人差が大きいため、ご自身の正確な手囲いを測ることが大切です。
メジャーがない場合、手囲いはどうやって測れますか?
メジャーがない場合でも、手囲いを測る方法はあります。紐やリボン、細長く切った紙などを手のひらの最も幅広い部分に巻き付け、その長さに印をつけます。その後、印をつけた紐や紙を定規で測ることで、手囲いの長さを知ることができます。 スマートフォンのアプリで実寸定規を表示して測る方法もあります。
子供の手囲いの測り方は大人と違いますか?
子供の手囲いの測り方も、基本的な方法は大人と同じです。柔らかいメジャーを使い、親指の付け根を除いた手のひらの最も幅広い部分を測ります。ただし、子供は大人よりもじっとしているのが難しい場合があるため、保護者が手伝ってあげると良いでしょう。また、子供用の手袋やグローブは、年齢や身長を基準にしたサイズ表記がされていることもあります。
手囲いを測る時間帯によって数値は変わりますか?
手囲いの数値は、時間帯によってわずかに変動する可能性があります。特に、朝起きたばかりの時間帯や、長時間手を使い続けた後などは、むくみなどにより手がわずかに大きくなることがあります。より正確なサイズを知るためには、異なる時間帯に数回測定し、その平均値を取ることをおすすめします。
グローブのサイズ表記はメーカーによって違いますか?
はい、グローブのサイズ表記はメーカーによって異なる場合があります。 例えば、野球グローブでは、ミズノやZETT、SSKなどのメーカーがそれぞれ独自のサイズ表記や基準を持っています。 同じ「Mサイズ」と表記されていても、メーカーが異なれば実際のサイズ感に違いが生じることもあります。そのため、購入を検討しているメーカーのサイズチャートを確認したり、可能であれば試着したりすることが、失敗しないグローブ選びには重要です。
まとめ
- 手囲いは手袋やグローブ選びに欠かせない手のひらの周囲の長さです。
- 手囲いを測ることで、自分に合ったフィット感のアイテムを選べます。
- 測る際は柔らかいメジャーとメモ、ペンを用意しましょう。
- 利き手を使い、指先を軽く開いた状態で測るのが基本です。
- 親指の付け根を除いた手のひらの最も幅広い部分を一周測ります。
- メジャーはきつく締めすぎず、手のひらに沿わせるように巻き付けます。
- 複数回測定し、平均値を取ることでより正確な数値が得られます。
- メジャーがない場合は紐や紙で代用し、定規で測る方法もあります。
- 野球グローブはポジションやメーカーでサイズ表記が異なります。
- ゴルフグローブは手囲い表記が一般的で、ジャストフィットが重要です。
- 左右の手にサイズ差がある場合は、大きい方に合わせるのがおすすめです。
- 日本人の手囲い平均は男性約20.25cm、女性約17.91cmです。
- 子供の手囲い測り方も大人と同様ですが、年齢や身長も目安になります。
- 時間帯によって手囲いは変動するため、複数回測ると良いでしょう。
- メーカーごとのサイズ表記の違いに注意し、試着を推奨します。
